レソルビン:治療処置用のバイオテンプレート
【課題】生理学における物質の機能の理解の改善、ならびに、種々の疾患状態もしくは条件を排除または減少するように機能する生物活性薬剤であるレソルビンの提供。
【解決手段】一般に、レソルビンと呼ばれる単離した新規治療薬に関し、これは、食用オメガ−3多価不飽和脂肪酸(PUFA)(例えば、エイコサペンタエン酸(EPA)またはドコサヘキサエン酸(DHA))、シクロオキシゲナーゼ−II(COX−2)および鎮痛薬(例えば、アスピリン(ASA))から生成される。適当な環境にて、成分の組合せから生成された化合物を注意深く単離すると、独特の構造特性および生理学的特性を有するジ−およびトリ−ヒドロキシEPAまたはDHA化合物が得られる。化合物の例を下記に示す。
【解決手段】一般に、レソルビンと呼ばれる単離した新規治療薬に関し、これは、食用オメガ−3多価不飽和脂肪酸(PUFA)(例えば、エイコサペンタエン酸(EPA)またはドコサヘキサエン酸(DHA))、シクロオキシゲナーゼ−II(COX−2)および鎮痛薬(例えば、アスピリン(ASA))から生成される。適当な環境にて、成分の組合せから生成された化合物を注意深く単離すると、独特の構造特性および生理学的特性を有するジ−およびトリ−ヒドロキシEPAまたはDHA化合物が得られる。化合物の例を下記に示す。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式の構造を有する化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化1−1】
【化1−2】
【化1−3】
【化1−4】
【化1−5】
ここで、P1、P2およびP3は、それぞれ個々に、ヒドロキシル保護基、または水素原子である;
R1およびR2は、もし存在するなら、それぞれ個々に、水素原子、置換もしくは非置換の分枝もしくは非分枝のアルキル基、置換もしくは非置換のアリール基、置換もしくは非置換の分枝もしくは非分枝のアルキルアリール基、またはハロゲン原子である;
Zは、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(O)H、−C(NH)NRcRc、−C(S)H、−C(S)ORd、−C(S)NRcRc、または−CNである;
各Raは、別個に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C8)シクロアルキル、シクロヘキシル、(C4〜C11)シクロアルキルアルキル、(C5〜C10)アリール、フェニル、(C6〜C16)アリールアルキル、ベンジル、2〜6員ヘテロアルキル、3〜8員シクロヘテロアルキル、モルホリニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ピペリジニル、4〜11員シクロヘテロアルキルアルキル、5〜10員ヘテロアリールおよび6〜16員ヘテロアリールアルキルから選択される;
各Rbは、=O、−ORd、(C1〜C3)ハロアルキルオキシ、−OCF3、=S、−SRd、=NRd、=NORd、−NRcRc、ハロゲン、−CF3、−CN、−NC、−OCN、−SCN、−NO、−NO2、=N2、−N3、−S(O)Rd、−S(O)2Rd、−S(O)2ORd、−S(O)NRcRc、−S(O)2NRcRc、−OS(O)Rd、−OS(O)2Rd、−OS(O)2ORd、−OS(O)2NRcRc、−C(O)Rd、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(NH)NRcRc、−C(NRa)NRcRc、−C(NOH)Ra、−C(NOH)NRcRc、−OC(O)Rd、−OC(O)ORd、−OC(O)NRcRc、−OC(NH)NRcRc、−OC(NRa)NRcRc、−[NHC(O)]nRd、−[NRaC(O)]nRd、−[NHC(O)]nORd、−[NRaC(O)]nORd、−[NHC(O)]nNRcRc、−[NRaC(O)]nNRcRc、−[NHC(NH)]nNRcRcおよび−[NRaC(NRa)]nNRcRcから別個に選択される適当な基である;
各Rcは、別個に、保護基またはRaであるか、あるいは、各Rcは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜8員シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールを形成し、該シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールは、必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なる追加ヘテロ原子を含有し得、そして必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なるRa基または適当なRb基で置換され得る;
各Rdは、別個に、保護基またはRaである;
Xは、もし存在するなら、置換もしくは非置換のメチレン、酸素原子、置換もしくは非置換の窒素原子、またはイオウ原子である;
Qは、1個またはそれ以上の置換基を表わし、そして各Qは、個々に、もし存在するなら、ハロゲン原子、分枝もしくは非分枝の置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシまたはアミノカルボニル基である;
Uは、分枝もしくは非分枝の置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルコキシカルボニルオキシまたはアリールオキシカルボニルオキシ基である;
各nは、別個に、0〜3の整数である、
任意の炭素−炭素二重結合は、シスまたはトランスのいずれかであり得る、
化合物。
【請求項2】
次式の構造を有する化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化2−1】
【化2−2】
ここで、P1、P2およびP3は、それぞれ個々に、ヒドロキシル保護基、または水素原子である;
R1、R2およびR3は、もし存在するなら、それぞれ個々に、水素原子、置換もしくは非置換の分枝もしくは非分枝のアルキル基、置換もしくは非置換のアリール基、置換もしくは非置換の分枝もしくは非分枝のアルキルアリール基、またはハロゲン原子であり、但しR1、R2およびR3のうちの少なくとも1つは、水素ではない;
Zは、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(O)H、−C(NH)NRcRc、−C(S)H、−C(S)ORd、−C(S)NRcRc、または−CNである;
各Raは、別個に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C8)シクロアルキル、シクロヘキシル、(C4〜C11)シクロアルキルアルキル、(C5〜C10)アリール、フェニル、(C6〜C16)アリールアルキル、ベンジル、2〜6員ヘテロアルキル、3〜8員シクロヘテロアルキル、モルホリニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ピペリジニル、4〜11員シクロヘテロアルキルアルキル、5〜10員ヘテロアリールおよび6〜16員ヘテロアリールアルキルから選択される;
各Rbは、=O、−ORd、(C1〜C3)ハロアルキルオキシ、−OCF3、=S、−SRd、=NRd、=NORd、−NRcRc、ハロゲン、−CF3、−CN、−NC、−OCN、−SCN、−NO、−NO2、=N2、−N3、−S(O)Rd、−S(O)2Rd、−S(O)2ORd、−S(O)NRcRc、−S(O)2NRcRc、−OS(O)Rd、−OS(O)2Rd、−OS(O)2ORd、−OS(O)2NRcRc、−C(O)Rd、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(NH)NRcRc、−C(NRa)NRcRc、−C(NOH)Ra、−C(NOH)NRcRc、−OC(O)Rd、−OC(O)ORd、−OC(O)NRcRc、−OC(NH)NRcRc、−OC(NRa)NRcRc、−[NHC(O)]nRd、−[NRaC(O)]nRd、−[NHC(O)]nORd、−[NRaC(O)]nORd、−[NHC(O)]nNRcRc、−[NRaC(O)]nNRcRc、−[NHC(NH)]nNRcRcおよび−[NRaC(NRa)]nNRcRcから別個に選択される適当な基である;
各Rcは、別個に、保護基またはRaであるか、あるいは、各Rcは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜8員シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールを形成し、該シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールは、必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なる追加ヘテロ原子を含有し得、そして必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なるRa基または適当なRb基で置換され得る;
各Rdは、別個に、保護基またはRaである;
Uは、分枝もしくは非分枝の置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルコキシカルボニルオキシまたはアリールオキシカルボニルオキシ基である;
各nは、別個に、0〜3の整数である、
任意の炭素−炭素二重結合は、シスまたはトランスのいずれかであり得る、
化合物。
【請求項3】
次式の構造を有する化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化3−1】
【化3−2】
ここで、P1、P2およびP3は、それぞれ個々に、ヒドロキシル保護基、または水素原子である;
Zは、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(O)H、−C(NH)NRcRc、−C(S)H、−C(S)ORd、−C(S)NRcRc、または−CNであり、但しP1、P2およびP3が、もし存在するなら、各々水素である場合、ZはCO2Hではない;
各Raは、別個に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C8)シクロアルキル、シクロヘキシル、(C4〜C11)シクロアルキルアルキル、(C5〜C10)アリール、フェニル、(C6〜C16)アリールアルキル、ベンジル、2〜6員ヘテロアルキル、3〜8員シクロヘテロアルキル、モルホリニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ピペリジニル、4〜11員シクロヘテロアルキルアルキル、5〜10員ヘテロアリールおよび6〜16員ヘテロアリールアルキルから選択される;
各Rbは、=O、−ORd、(C1〜C3)ハロアルキルオキシ、−OCF3、=S、−SRd、=NRd、=NORd、−NRcRc、ハロゲン、−CF3、−CN、−NC、−OCN、−SCN、−NO、−NO2、=N2、−N3、−S(O)Rd、−S(O)2Rd、−S(O)2ORd、−S(O)NRcRc、−S(O)2NRcRc、−OS(O)Rd、−OS(O)2Rd、−OS(O)2ORd、−OS(O)2NRcRc、−C(O)Rd、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(NH)NRcRc、−C(NRa)NRcRc、−C(NOH)Ra、−C(NOH)NRcRc、−OC(O)Rd、−OC(O)ORd、−OC(O)NRcRc、−OC(NH)NRcRc、−OC(NRa)NRcRc、−[NHC(O)]nRd、−[NRaC(O)]nRd、−[NHC(O)]nORd、−[NRaC(O)]nORd、−[NHC(O)]nNRcRc、−[NRaC(O)]nNRcRc、−[NHC(NH)]nNRcRcおよび−[NRaC(NRa)]nNRcRcから別個に選択される適当な基である;
各Rcは、別個に、保護基またはRaであるか、あるいは、各Rcは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜8員シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールを形成し、該シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールは、必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なる追加ヘテロ原子を含有し得、そして必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なるRa基または適当なRb基で置換され得る;
各Rdは、別個に、保護基またはRaである;
Xは、もし存在するなら、置換もしくは非置換のメチレン、酸素原子、置換もしくは非置換の窒素原子、またはイオウ原子である;
Uは、分枝もしくは非分枝の置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルコキシカルボニルオキシまたはアリールオキシカルボニルオキシ基である;
各nは、別個に、0〜3の整数である、
任意の炭素−炭素二重結合は、シスまたはトランスのいずれかであり得る、
化合物。
【請求項4】
次式の構造を有する精製された化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化4−1】
【化4−2】
ここで、P1、P2およびP3は、それぞれ個々に、ヒドロキシル保護基、または水素原子である;
Zは、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(O)H、−C(NH)NRcRc、−C(S)H、−C(S)ORd、−C(S)NRcRc、または−CNである;
各Raは、別個に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C8)シクロアルキル、シクロヘキシル、(C4〜C11)シクロアルキルアルキル、(C5〜C10)アリール、フェニル、(C6〜C16)アリールアルキル、ベンジル、2〜6員ヘテロアルキル、3〜8員シクロヘテロアルキル、モルホリニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ピペリジニル、4〜11員シクロヘテロアルキルアルキル、5〜10員ヘテロアリールおよび6〜16員ヘテロアリールアルキルから選択される;
各Rbは、=O、−ORd、(C1〜C3)ハロアルキルオキシ、−OCF3、=S、−SRd、=NRd、=NORd、−NRcRc、ハロゲン、−CF3、−CN、−NC、−OCN、−SCN、−NO、−NO2、=N2、−N3、−S(O)Rd、−S(O)2Rd、−S(O)2ORd、−S(O)NRcRc、−S(O)2NRcRc、−OS(O)Rd、−OS(O)2Rd、−OS(O)2ORd、−OS(O)2NRcRc、−C(O)Rd、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(NH)NRcRc、−C(NRa)NRcRc、−C(NOH)Ra、−C(NOH)NRcRc、−OC(O)Rd、−OC(O)ORd、−OC(O)NRcRc、−OC(NH)NRcRc、−OC(NRa)NRcRc、−[NHC(O)]nRd、−[NRaC(O)]nRd、−[NHC(O)]nORd、−[NRaC(O)]nORd、−[NHC(O)]nNRcRc、−[NRaC(O)]nNRcRc、−[NHC(NH)]nNRcRcおよび−[NRaC(NRa)]nNRcRcから別個に選択される適当な基である;
各Rcは、別個に、保護基またはRaであるか、あるいは、各Rcは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜8員シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールを形成し、該シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールは、必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なる追加ヘテロ原子を含有し得、そして必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なるRa基または適当なRb基で置換され得る;
各Rdは、別個に、保護基またはRaである;
Xは、もし存在するなら、置換もしくは非置換のメチレン、酸素原子、置換もしくは非置換の窒素原子、またはイオウ原子である;
Uは、分枝もしくは非分枝の置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルコキシカルボニルオキシまたはアリールオキシカルボニルオキシ基である;
各nは、別個に、0〜3の整数である、
任意の炭素−炭素二重結合は、シスまたはトランスのいずれかであり得る、
化合物。
【請求項5】
次式を有する請求項4に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化5】
ここで、任意の炭素−炭素二重結合は、シスまたはトランスのいずれかであり得る;
化合物。
【請求項6】
P1、P2およびP3は、それぞれ、水素原子である、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩。
【請求項7】
Zは、カルボン酸もしくはカルボン酸エステルである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩。
【請求項8】
Zは、COORaであり、Raは、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C8)シクロアルキル、(C4〜C11)シクロアルキルアルキル、または(C6〜C16)アリールアルキルである、請求項7に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩。
【請求項9】
Zは、カルボン酸塩である、請求項7に記載の化合物。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれかに記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項11】
次式:
【化6−1】
【化6−2】
【化6−3】
【化6−4】
の構造を有する化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩を含む医薬組成物であって、
ここで、P1、P2およびP3は、それぞれ個々に、ヒドロキシル保護基、または水素原子である;
R1、R2およびR3は、もし存在するなら、それぞれ個々に、水素原子、置換もしくは非置換の分枝もしくは非分枝のアルキル基、置換もしくは非置換のアリール基、置換もしくは非置換の分枝もしくは非分枝のアルキルアリール基、またはハロゲン原子である;
Zは、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(O)H、−C(NH)NRcRc、−C(S)H、−C(S)ORd、−C(S)NRcRc、または−CNである;
各Raは、別個に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C8)シクロアルキル、シクロヘキシル、(C4〜C11)シクロアルキルアルキル、(C5〜C10)アリール、フェニル、(C6〜C16)アリールアルキル、ベンジル、2〜6員ヘテロアルキル、3〜8員シクロヘテロアルキル、モルホリニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ピペリジニル、4〜11員シクロヘテロアルキルアルキル、5〜10員ヘテロアリールおよび6〜16員ヘテロアリールアルキルから選択される;
各Rbは、=O、−ORd、(C1〜C3)ハロアルキルオキシ、−OCF3、=S、−SRd、=NRd、=NORd、−NRcRc、ハロゲン、−CF3、−CN、−NC、−OCN、−SCN、−NO、−NO2、=N2、−N3、−S(O)Rd、−S(O)2Rd、−S(O)2ORd、−S(O)NRcRc、−S(O)2NRcRc、−OS(O)Rd、−OS(O)2Rd、−OS(O)2ORd、−OS(O)2NRcRc、−C(O)Rd、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(NH)NRcRc、−C(NRa)NRcRc、−C(NOH)Ra、−C(NOH)NRcRc、−OC(O)Rd、−OC(O)ORd、−OC(O)NRcRc、−OC(NH)NRcRc、−OC(NRa)NRcRc、−[NHC(O)]nRd、−[NRaC(O)]nRd、−[NHC(O)]nORd、−[NRaC(O)]nORd、−[NHC(O)]nNRcRc、−[NRaC(O)]nNRcRc、−[NHC(NH)]nNRcRcおよび−[NRaC(NRa)]nNRcRcから別個に選択される適当な基である;
各Rcは、別個に、保護基またはRaであるか、あるいは、各Rcは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜8員シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールを形成し、該シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールは、必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なる追加ヘテロ原子を含有し得、そして必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なるRa基または適当なRb基で置換され得る;
各Rdは、別個に、保護基またはRaである;
Xは、もし存在するなら、置換もしくは非置換のメチレン、酸素原子、置換もしくは非置換の窒素原子、またはイオウ原子である;
Uは、分枝もしくは非分枝の置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルコキシカルボニルオキシまたはアリールオキシカルボニルオキシ基である;
各nは、別個に、0〜3の整数である、
任意の炭素−炭素二重結合は、シスまたはトランスのいずれかであり得る、
医薬組成物。
【請求項12】
被験体における炎症を処置または予防するための、請求項1〜5および8〜15のいずれか1項に記載の化合物を含む組成物、または請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
被験体における炎症を処置または予防するための、請求項7に記載の化合物を含む組成物。
【請求項14】
本明細書中に記載の発明。
【請求項1】
次式の構造を有する化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化1−1】
【化1−2】
【化1−3】
【化1−4】
【化1−5】
ここで、P1、P2およびP3は、それぞれ個々に、ヒドロキシル保護基、または水素原子である;
R1およびR2は、もし存在するなら、それぞれ個々に、水素原子、置換もしくは非置換の分枝もしくは非分枝のアルキル基、置換もしくは非置換のアリール基、置換もしくは非置換の分枝もしくは非分枝のアルキルアリール基、またはハロゲン原子である;
Zは、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(O)H、−C(NH)NRcRc、−C(S)H、−C(S)ORd、−C(S)NRcRc、または−CNである;
各Raは、別個に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C8)シクロアルキル、シクロヘキシル、(C4〜C11)シクロアルキルアルキル、(C5〜C10)アリール、フェニル、(C6〜C16)アリールアルキル、ベンジル、2〜6員ヘテロアルキル、3〜8員シクロヘテロアルキル、モルホリニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ピペリジニル、4〜11員シクロヘテロアルキルアルキル、5〜10員ヘテロアリールおよび6〜16員ヘテロアリールアルキルから選択される;
各Rbは、=O、−ORd、(C1〜C3)ハロアルキルオキシ、−OCF3、=S、−SRd、=NRd、=NORd、−NRcRc、ハロゲン、−CF3、−CN、−NC、−OCN、−SCN、−NO、−NO2、=N2、−N3、−S(O)Rd、−S(O)2Rd、−S(O)2ORd、−S(O)NRcRc、−S(O)2NRcRc、−OS(O)Rd、−OS(O)2Rd、−OS(O)2ORd、−OS(O)2NRcRc、−C(O)Rd、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(NH)NRcRc、−C(NRa)NRcRc、−C(NOH)Ra、−C(NOH)NRcRc、−OC(O)Rd、−OC(O)ORd、−OC(O)NRcRc、−OC(NH)NRcRc、−OC(NRa)NRcRc、−[NHC(O)]nRd、−[NRaC(O)]nRd、−[NHC(O)]nORd、−[NRaC(O)]nORd、−[NHC(O)]nNRcRc、−[NRaC(O)]nNRcRc、−[NHC(NH)]nNRcRcおよび−[NRaC(NRa)]nNRcRcから別個に選択される適当な基である;
各Rcは、別個に、保護基またはRaであるか、あるいは、各Rcは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜8員シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールを形成し、該シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールは、必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なる追加ヘテロ原子を含有し得、そして必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なるRa基または適当なRb基で置換され得る;
各Rdは、別個に、保護基またはRaである;
Xは、もし存在するなら、置換もしくは非置換のメチレン、酸素原子、置換もしくは非置換の窒素原子、またはイオウ原子である;
Qは、1個またはそれ以上の置換基を表わし、そして各Qは、個々に、もし存在するなら、ハロゲン原子、分枝もしくは非分枝の置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシまたはアミノカルボニル基である;
Uは、分枝もしくは非分枝の置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルコキシカルボニルオキシまたはアリールオキシカルボニルオキシ基である;
各nは、別個に、0〜3の整数である、
任意の炭素−炭素二重結合は、シスまたはトランスのいずれかであり得る、
化合物。
【請求項2】
次式の構造を有する化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化2−1】
【化2−2】
ここで、P1、P2およびP3は、それぞれ個々に、ヒドロキシル保護基、または水素原子である;
R1、R2およびR3は、もし存在するなら、それぞれ個々に、水素原子、置換もしくは非置換の分枝もしくは非分枝のアルキル基、置換もしくは非置換のアリール基、置換もしくは非置換の分枝もしくは非分枝のアルキルアリール基、またはハロゲン原子であり、但しR1、R2およびR3のうちの少なくとも1つは、水素ではない;
Zは、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(O)H、−C(NH)NRcRc、−C(S)H、−C(S)ORd、−C(S)NRcRc、または−CNである;
各Raは、別個に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C8)シクロアルキル、シクロヘキシル、(C4〜C11)シクロアルキルアルキル、(C5〜C10)アリール、フェニル、(C6〜C16)アリールアルキル、ベンジル、2〜6員ヘテロアルキル、3〜8員シクロヘテロアルキル、モルホリニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ピペリジニル、4〜11員シクロヘテロアルキルアルキル、5〜10員ヘテロアリールおよび6〜16員ヘテロアリールアルキルから選択される;
各Rbは、=O、−ORd、(C1〜C3)ハロアルキルオキシ、−OCF3、=S、−SRd、=NRd、=NORd、−NRcRc、ハロゲン、−CF3、−CN、−NC、−OCN、−SCN、−NO、−NO2、=N2、−N3、−S(O)Rd、−S(O)2Rd、−S(O)2ORd、−S(O)NRcRc、−S(O)2NRcRc、−OS(O)Rd、−OS(O)2Rd、−OS(O)2ORd、−OS(O)2NRcRc、−C(O)Rd、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(NH)NRcRc、−C(NRa)NRcRc、−C(NOH)Ra、−C(NOH)NRcRc、−OC(O)Rd、−OC(O)ORd、−OC(O)NRcRc、−OC(NH)NRcRc、−OC(NRa)NRcRc、−[NHC(O)]nRd、−[NRaC(O)]nRd、−[NHC(O)]nORd、−[NRaC(O)]nORd、−[NHC(O)]nNRcRc、−[NRaC(O)]nNRcRc、−[NHC(NH)]nNRcRcおよび−[NRaC(NRa)]nNRcRcから別個に選択される適当な基である;
各Rcは、別個に、保護基またはRaであるか、あるいは、各Rcは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜8員シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールを形成し、該シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールは、必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なる追加ヘテロ原子を含有し得、そして必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なるRa基または適当なRb基で置換され得る;
各Rdは、別個に、保護基またはRaである;
Uは、分枝もしくは非分枝の置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルコキシカルボニルオキシまたはアリールオキシカルボニルオキシ基である;
各nは、別個に、0〜3の整数である、
任意の炭素−炭素二重結合は、シスまたはトランスのいずれかであり得る、
化合物。
【請求項3】
次式の構造を有する化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化3−1】
【化3−2】
ここで、P1、P2およびP3は、それぞれ個々に、ヒドロキシル保護基、または水素原子である;
Zは、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(O)H、−C(NH)NRcRc、−C(S)H、−C(S)ORd、−C(S)NRcRc、または−CNであり、但しP1、P2およびP3が、もし存在するなら、各々水素である場合、ZはCO2Hではない;
各Raは、別個に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C8)シクロアルキル、シクロヘキシル、(C4〜C11)シクロアルキルアルキル、(C5〜C10)アリール、フェニル、(C6〜C16)アリールアルキル、ベンジル、2〜6員ヘテロアルキル、3〜8員シクロヘテロアルキル、モルホリニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ピペリジニル、4〜11員シクロヘテロアルキルアルキル、5〜10員ヘテロアリールおよび6〜16員ヘテロアリールアルキルから選択される;
各Rbは、=O、−ORd、(C1〜C3)ハロアルキルオキシ、−OCF3、=S、−SRd、=NRd、=NORd、−NRcRc、ハロゲン、−CF3、−CN、−NC、−OCN、−SCN、−NO、−NO2、=N2、−N3、−S(O)Rd、−S(O)2Rd、−S(O)2ORd、−S(O)NRcRc、−S(O)2NRcRc、−OS(O)Rd、−OS(O)2Rd、−OS(O)2ORd、−OS(O)2NRcRc、−C(O)Rd、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(NH)NRcRc、−C(NRa)NRcRc、−C(NOH)Ra、−C(NOH)NRcRc、−OC(O)Rd、−OC(O)ORd、−OC(O)NRcRc、−OC(NH)NRcRc、−OC(NRa)NRcRc、−[NHC(O)]nRd、−[NRaC(O)]nRd、−[NHC(O)]nORd、−[NRaC(O)]nORd、−[NHC(O)]nNRcRc、−[NRaC(O)]nNRcRc、−[NHC(NH)]nNRcRcおよび−[NRaC(NRa)]nNRcRcから別個に選択される適当な基である;
各Rcは、別個に、保護基またはRaであるか、あるいは、各Rcは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜8員シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールを形成し、該シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールは、必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なる追加ヘテロ原子を含有し得、そして必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なるRa基または適当なRb基で置換され得る;
各Rdは、別個に、保護基またはRaである;
Xは、もし存在するなら、置換もしくは非置換のメチレン、酸素原子、置換もしくは非置換の窒素原子、またはイオウ原子である;
Uは、分枝もしくは非分枝の置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルコキシカルボニルオキシまたはアリールオキシカルボニルオキシ基である;
各nは、別個に、0〜3の整数である、
任意の炭素−炭素二重結合は、シスまたはトランスのいずれかであり得る、
化合物。
【請求項4】
次式の構造を有する精製された化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化4−1】
【化4−2】
ここで、P1、P2およびP3は、それぞれ個々に、ヒドロキシル保護基、または水素原子である;
Zは、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(O)H、−C(NH)NRcRc、−C(S)H、−C(S)ORd、−C(S)NRcRc、または−CNである;
各Raは、別個に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C8)シクロアルキル、シクロヘキシル、(C4〜C11)シクロアルキルアルキル、(C5〜C10)アリール、フェニル、(C6〜C16)アリールアルキル、ベンジル、2〜6員ヘテロアルキル、3〜8員シクロヘテロアルキル、モルホリニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ピペリジニル、4〜11員シクロヘテロアルキルアルキル、5〜10員ヘテロアリールおよび6〜16員ヘテロアリールアルキルから選択される;
各Rbは、=O、−ORd、(C1〜C3)ハロアルキルオキシ、−OCF3、=S、−SRd、=NRd、=NORd、−NRcRc、ハロゲン、−CF3、−CN、−NC、−OCN、−SCN、−NO、−NO2、=N2、−N3、−S(O)Rd、−S(O)2Rd、−S(O)2ORd、−S(O)NRcRc、−S(O)2NRcRc、−OS(O)Rd、−OS(O)2Rd、−OS(O)2ORd、−OS(O)2NRcRc、−C(O)Rd、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(NH)NRcRc、−C(NRa)NRcRc、−C(NOH)Ra、−C(NOH)NRcRc、−OC(O)Rd、−OC(O)ORd、−OC(O)NRcRc、−OC(NH)NRcRc、−OC(NRa)NRcRc、−[NHC(O)]nRd、−[NRaC(O)]nRd、−[NHC(O)]nORd、−[NRaC(O)]nORd、−[NHC(O)]nNRcRc、−[NRaC(O)]nNRcRc、−[NHC(NH)]nNRcRcおよび−[NRaC(NRa)]nNRcRcから別個に選択される適当な基である;
各Rcは、別個に、保護基またはRaであるか、あるいは、各Rcは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜8員シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールを形成し、該シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールは、必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なる追加ヘテロ原子を含有し得、そして必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なるRa基または適当なRb基で置換され得る;
各Rdは、別個に、保護基またはRaである;
Xは、もし存在するなら、置換もしくは非置換のメチレン、酸素原子、置換もしくは非置換の窒素原子、またはイオウ原子である;
Uは、分枝もしくは非分枝の置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルコキシカルボニルオキシまたはアリールオキシカルボニルオキシ基である;
各nは、別個に、0〜3の整数である、
任意の炭素−炭素二重結合は、シスまたはトランスのいずれかであり得る、
化合物。
【請求項5】
次式を有する請求項4に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化5】
ここで、任意の炭素−炭素二重結合は、シスまたはトランスのいずれかであり得る;
化合物。
【請求項6】
P1、P2およびP3は、それぞれ、水素原子である、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩。
【請求項7】
Zは、カルボン酸もしくはカルボン酸エステルである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩。
【請求項8】
Zは、COORaであり、Raは、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C8)シクロアルキル、(C4〜C11)シクロアルキルアルキル、または(C6〜C16)アリールアルキルである、請求項7に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩。
【請求項9】
Zは、カルボン酸塩である、請求項7に記載の化合物。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれかに記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項11】
次式:
【化6−1】
【化6−2】
【化6−3】
【化6−4】
の構造を有する化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩を含む医薬組成物であって、
ここで、P1、P2およびP3は、それぞれ個々に、ヒドロキシル保護基、または水素原子である;
R1、R2およびR3は、もし存在するなら、それぞれ個々に、水素原子、置換もしくは非置換の分枝もしくは非分枝のアルキル基、置換もしくは非置換のアリール基、置換もしくは非置換の分枝もしくは非分枝のアルキルアリール基、またはハロゲン原子である;
Zは、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(O)H、−C(NH)NRcRc、−C(S)H、−C(S)ORd、−C(S)NRcRc、または−CNである;
各Raは、別個に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C8)シクロアルキル、シクロヘキシル、(C4〜C11)シクロアルキルアルキル、(C5〜C10)アリール、フェニル、(C6〜C16)アリールアルキル、ベンジル、2〜6員ヘテロアルキル、3〜8員シクロヘテロアルキル、モルホリニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ピペリジニル、4〜11員シクロヘテロアルキルアルキル、5〜10員ヘテロアリールおよび6〜16員ヘテロアリールアルキルから選択される;
各Rbは、=O、−ORd、(C1〜C3)ハロアルキルオキシ、−OCF3、=S、−SRd、=NRd、=NORd、−NRcRc、ハロゲン、−CF3、−CN、−NC、−OCN、−SCN、−NO、−NO2、=N2、−N3、−S(O)Rd、−S(O)2Rd、−S(O)2ORd、−S(O)NRcRc、−S(O)2NRcRc、−OS(O)Rd、−OS(O)2Rd、−OS(O)2ORd、−OS(O)2NRcRc、−C(O)Rd、−C(O)ORd、−C(O)NRcRc、−C(NH)NRcRc、−C(NRa)NRcRc、−C(NOH)Ra、−C(NOH)NRcRc、−OC(O)Rd、−OC(O)ORd、−OC(O)NRcRc、−OC(NH)NRcRc、−OC(NRa)NRcRc、−[NHC(O)]nRd、−[NRaC(O)]nRd、−[NHC(O)]nORd、−[NRaC(O)]nORd、−[NHC(O)]nNRcRc、−[NRaC(O)]nNRcRc、−[NHC(NH)]nNRcRcおよび−[NRaC(NRa)]nNRcRcから別個に選択される適当な基である;
各Rcは、別個に、保護基またはRaであるか、あるいは、各Rcは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜8員シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールを形成し、該シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールは、必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なる追加ヘテロ原子を含有し得、そして必要に応じて、1個またはそれ以上の同一または異なるRa基または適当なRb基で置換され得る;
各Rdは、別個に、保護基またはRaである;
Xは、もし存在するなら、置換もしくは非置換のメチレン、酸素原子、置換もしくは非置換の窒素原子、またはイオウ原子である;
Uは、分枝もしくは非分枝の置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルコキシカルボニルオキシまたはアリールオキシカルボニルオキシ基である;
各nは、別個に、0〜3の整数である、
任意の炭素−炭素二重結合は、シスまたはトランスのいずれかであり得る、
医薬組成物。
【請求項12】
被験体における炎症を処置または予防するための、請求項1〜5および8〜15のいずれか1項に記載の化合物を含む組成物、または請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
被験体における炎症を処置または予防するための、請求項7に記載の化合物を含む組成物。
【請求項14】
本明細書中に記載の発明。
【図1−1】
【図1−2】
【図1−3】
【図1−4】
【図2】
【図3−1】
【図3−2】
【図4】
【図5−1】
【図5−2】
【図5−3】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図1−2】
【図1−3】
【図1−4】
【図2】
【図3−1】
【図3−2】
【図4】
【図5−1】
【図5−2】
【図5−3】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2010−132675(P2010−132675A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−12499(P2010−12499)
【出願日】平成22年1月22日(2010.1.22)
【分割の表示】特願2004−528101(P2004−528101)の分割
【原出願日】平成15年8月12日(2003.8.12)
【出願人】(500115022)ザ ブライハム アンド ウイメンズ ホスピタル,インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年1月22日(2010.1.22)
【分割の表示】特願2004−528101(P2004−528101)の分割
【原出願日】平成15年8月12日(2003.8.12)
【出願人】(500115022)ザ ブライハム アンド ウイメンズ ホスピタル,インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】
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