説明

レンズ用防汚処理剤およびそれを用いた不織布

【課題】 レンズの汚れを落とし、レンズに透明性および防汚性を付与することができる、レンズ用防汚処理剤およびそれを用いた不織布を提供すること。
【解決手段】 2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体、フッ素系界面活性剤および溶媒を含有し、レンズ用防汚処理剤の全重量に対する、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体の含有量が、1重量%以下であるレンズ用防汚処理剤を調製して、不織布に含浸させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ用防汚処理剤およびそれを用いた不織布に関し、詳しくは、メガネレンズなどに、透明性および防汚性を与えるレンズ用防汚処理剤およびそれを用いた不織布に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ホスホリルコリン類似基含有(メタ)アクリレートの単独重合体、若しくは前記ホスホリルコリン類似基含有(メタ)アクリレートと共重合可能な他のビニルモノマーとの共重合体0.001〜50重量%と、平均粒径0.1〜10マイクロメーターの固体粒子の研磨剤0.1〜30重量%と、界面活性剤0〜40重量%と、溶媒30〜99重量%とを含むハードコンタクトレンズ用洗浄溶液が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2000−206471号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献1に記載されるハードコンタクトレンズ用洗浄溶液では、ハードコンタクトレンズ以外のレンズ、例えば、メガネレンズに対しては、十分な透明性および防汚性を付与することができないという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、レンズの汚れを落とし、レンズに透明性および防汚性を付与することができる、レンズ用防汚処理剤およびそれを用いた不織布を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明のレンズ用防汚処理剤は、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体、フッ素系界面活性剤および溶媒を含有することを特徴としている。
また、本発明のレンズ用防汚処理剤は、レンズ用防汚処理剤の全重量に対する、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体の含有量が、1重量%以下であることが好適である。
【0005】
また、本発明の不織布は、前記レンズ用防汚処理剤が含浸されている。
【発明の効果】
【0006】
本発明のレンズ用防汚処理剤によれば、レンズの汚れを落とし、レンズに透明性および防汚性を付与することができる。そのため、本発明のレンズ用防汚処理剤が含浸されている不織布でレンズを拭けば、レンズの汚れを落とし、レンズに透明性および防汚性を付与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明のレンズ用防汚処理剤は、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体、フッ素系界面活性剤および溶媒を含有している。
本発明において、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体は、ホスファチジルコリンの極性基を有する2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと、これに共重合可能なモノマーとの共重合体である。2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに共重合可能なモノマーとしては、分子中に共重合可能な二重結合を有するモノマー、好ましくは、アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステルのエステル部位が疎水性部位、静電的相互作用部位、水素結合部位などであるモノマーが挙げられる。例えば、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに共重合可能なモノマーが、メタクリル酸エステルである場合には、下記一般式(1)で示される。
【0008】
【化1】

【0009】
(aは1〜20000の整数、b、c、dはそれぞれ0〜20000の整数を示す。)
上記式において、疎水性部位としては、例えば、アシル基、ベンジル基などを含む部位が挙げられる。静電的相互作用部位としては、例えば、アミノ基、カルボキシル基、アンモニウム基などを含む部位が挙げられる。水素結合性部位としては、例えば、水酸基、、ポリオキシエチレンエーテル基、エチレンオキシド基などを含む部位が挙げられる。アシル基を含む部位を有するメタクリル酸エステルとして、より具体的には、例えば、ジメタクリル酸エチレングリコール、ジメタクリル酸トリエチレングリコール、ジメタクリル酸テトラエチレングリコールが挙げられる。ベンジル基を含む部位を有するメタクリル酸エステルとして、より具体的には、例えば、メタクリル酸ベンジルが挙げられる。アミノ基を含む部位を有するメタクリル酸エステルとして、より具体的には、例えば、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチルが挙げられる。水酸基を含む部位を有するメタクリル酸エステルとして、より具体的には、例えば、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピルが挙げられる。ポリオキシエチレンエーテル基を含む部位を有するメタクリル酸エステルとして、より具体的には、例えば、ポリエチレングリコールメタアクリレートが挙げられる。
【0010】
また、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体は、市販品として入手可能であり、例えば、リピジュア−CF72(弱カチオン性の親水性リン脂質ポリマー、日本油脂社製)、リピジュア−R05(ポリアルキレングリコール誘導体配合の親水性リン脂質ポリマー、日本油脂社製)などが挙げられる。これら2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
【0011】
また、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体の配合割合(市販品の場合には有効成分量)は、本発明のレンズ用防汚処理剤100重量部に対して、1重量部(1重量%に相当)以下、好ましくは、0.7重量部(0.7重量%に相当)以下である。
本発明のレンズ用防汚処理剤100重量部に対して、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体の配合割合が、1重量部(1重量%に相当)を超えると、透明性が低下するという不具合がある。
【0012】
本発明において、フッ素系界面活性剤は、フッ素原子を有する界面活性剤であれば、特に制限されず、例えばカチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、および、両性界面活性剤などに分類されるが、本発明においては、いずれをも用いることができ、その目的および用途によって、適宜選択される。フッ素系界面活性剤を用いることで、表面張力を低くすることができるが、所望の表面張力を得るためには、フッ素系界面活性剤の中でも、好ましくは、表面張力の低い非イオン系界面活性剤が用いられる。
【0013】
フッ素系非イオン界面活性剤としては、例えば、フッ素化アルキルエステル、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド、パーフルオロアルキルポリオキシエチレンエタノール、パーフルオロアルキルアミンオキサイドなどが挙げられる。
また、フッ素系界面活性剤は、市販品として入手可能であり、例えば、メガファックF−1405(フッ素系非イオン界面活性剤(パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物)、有効成分100%、0.1%水溶液における表面張力:18mN/m、大日本インキ化学工業社製)、エフトップEF−122B(フッ素系非イオン界面活性剤、(N−ポリオキシエチレン−N−プロピルパーフルオロオクタンスルホンアミド)、有効成分82%、0.1%水溶液における表面張力:18mN/m、ジェムコ社製)、サーフロンS−141(フッ素系非イオン界面活性剤、有効成分30%、0.1%水溶液における表面張力:15.5mN/m、セイミケミカル社製)、サーフロンS−145(フッ素系非イオン界面活性剤、有効成分30%、0.1%水溶液における表面張力:17.0mN/m、セイミケミカル社製)、フタージェント250(フッ素系非イオン界面活性剤(パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物)、有効成分100%、0.1%水溶液における表面張力:26mN/m、ネオス社製)、フタージェント251(フッ素系非イオン界面活性剤(パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物)、有効成分100%、0.1%水溶液における表面張力:21mN/m、ネオス社製)、フロラードFC−4430(フッ素系非イオン界面活性剤(フッ素系脂肪族系ポリマーエステル)、有効成分100%、0.1%水溶液における表面張力:21mN/m、住友スリーエム社製)、ユニダインDS−401(フッ素系非イオン界面活性剤(パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物)、有効成分100%、0.1%水溶液における表面張力:17.4mN/m、ダイキン工業社製)などが挙げられる。これらフッ素系界面活性剤は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
【0014】
また、本発明において、フッ素系界面活性剤の0.1%水溶液における表面張力は、例えば、28mN/m以下、好ましくは、25mN/m以下である。フッ素系界面活性剤の0.1%水溶液における表面張力が、28mN/mを超えると、レンズ面に全く付着せず、防汚性を得ることができないという不具合を生じる。
また、フッ素系界面活性剤の配合割合は、本発明のレンズ用防汚処理剤100重量部に対して、0.01〜25重量部、好ましくは、0.1〜10重量部である。
【0015】
本発明のレンズ用防汚処理剤100重量部に対して、フッ素系界面活性剤の配合割合が0.01重量部未満では、十分な定着性が得られないという不具合があり、また、25重量部を超えると、透明性が低下するという不具合がある。
また、本発明のレンズ用防汚処理剤は、上記した成分を、溶媒などに配合することにより、適宜調製することができる。
【0016】
溶媒としては、例えば、水;メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコールなどのアルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、などのグリコール;グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリンなどのポリオール、アセトンなどのケトンなどが挙げられる。これらのうち、好ましくは、水、エチルアルコールおよびイソプロピルアルコールが挙げられる。また、これらの溶媒は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
【0017】
溶媒の配合割合は、本発明のレンズ用防汚処理剤100重量部に対して、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体およびフッ素系界面活性剤が配合された残余の重量部である。
本発明において、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体、フッ素系界面活性剤および溶媒を調製するには、特に制限されず、上記した割合で、配合して混合すればよく、公知の混合機で混合してもよい。
【0018】
また、本発明のレンズ用防汚処理剤には、その他に、本発明の優れた効果を阻害しない範囲において、洗浄剤または保護剤として一般に慣用されている、例えば、研磨剤、分散剤、防腐剤、粘度調整剤、紫外線吸収剤、水溶性溶剤などの添加剤を、必要に応じて適宜、配合することができる。
また、本発明の不織布は、本発明のレンズ用防汚処理剤が含浸されている。
【0019】
本発明において、不織布とは、例えば、湿式不織布、乾式パルプ不織布、乾式不織布、スパンボンド式不織布、メルトブロー式不織布、フラッシュ紡糸式不織布などが挙げられる。
また、不織布の繊維材質としては、パルプ、コットン、ポリエステル、レーヨン、ナイロン、アクリル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ビニロン、キュープラなどが挙げられる。これら不織布の繊維材質は、単独で用いてもよく、また、2種以上を混紡してもよい。
【0020】
不織布の秤量(目付け量)は、特に制限されず、10〜200g/m2、好ましくは、20〜100g/m2である。
そして、本発明の不織布に、レンズ用防汚処理剤を含浸させる方法としては、例えば、ディップロールコーター法、グラビアロールコーター法、スプレーコート法、リバースロールコーター法、ダイレクトロールコーター法、キスロールコーター法、インバースナイフコーター法、エアナイフコーター法、オポジットナイフコーター法、ハケ塗り法などを用いることができる。なお、シャワー状にレンズ用防汚処理剤を不織布の上にかける方法がよく用いられており、このような方法は、シャワー方式とも呼ばれている。
【0021】
また、レンズ用防汚処理剤を含浸する割合は、例えば、不織布の重量に対して、0.2〜3.5倍量、好ましくは、0.4〜1.5倍量である。
このようにして得られた本発明のレンズ用防汚処理剤およびそれを用いた不織布は、何ら制限されることなく、ガラス製品やプラスチック製品に用いることができ、より具体的には、メガネレンズ、カメラレンズ、顕微鏡レンズなどの防汚処理に用いることができる。
【0022】
本発明のレンズ用防汚処理剤をレンズなどに処理するには、特に制限されないが、例えば、本発明のレンズ用防汚処理剤を、レンズに滴下し、布やティッシュペーパーなどでレンズ面に塗布する方法;本発明のレンズ用防汚処理剤を、エアゾールやポンプなどで霧状にして、レンズ面に噴射し、塗布する方法など、適宜公知の方法が用いられる。また、本発明の不織布で、レンズ面を擦る方法などが用いられる。
【0023】
なお、本発明のレンズ用防汚処理剤の使用割合は、例えば、レンズ10cm2あたり、約0.01〜0.2g、好ましくは、0.03〜0.1gである。
そして、本発明のレンズ用防汚処理剤およびそれを用いた不織布では、レンズの汚れを落とし、レンズに透明性および防汚性することができる。
【実施例】
【0024】
以下に、実施例および比較例を挙げて、本発明を詳細に説明するが、本発明は、何らこれに限定されない。
実施例1
リピジュア−CF72 1.0重量部
(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体、有効成分4%)
メガファックF−1405 4.0重量部
(フッ素系非イオン界面活性剤(パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物))
(有効成分100%、0.1%水溶液における表面張力:18mN/m)
エチルアルコール 95.0重量部
上記の成分および割合において、混合、攪拌することにより、レンズ用防汚処理剤を得た。
【0025】
実施例2
リピジュア−R05 2.0重量部
(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体、有効成分22%)
メガファックF−1405 4.0重量部
(フッ素系非イオン界面活性剤(パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物))
(有効成分100%、0.1%水溶液における表面張力:18mN/m)
エチルアルコール 64.0重量部
イソプロピルアルコール 20.0重量部
精製水 10.0重量部
上記の成分および割合において、混合、攪拌することにより、レンズ用防汚処理剤を得た。
【0026】
実施例3
リピジュア−R05 6.0重量部
(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体、有効成分22%)
エフトップEF−122B 5.0重量部
(フッ素系非イオン界面活性剤(N−ポリオキシエチレン−N−プロピルパーフルオロオクタンスルホンアミド))
(有効成分82%、0.1%水溶液における表面張力:18mN/m)
エチルアルコール 70.0重量部
精製水 19.0重量部 上記の成分および割合において、混合、攪拌することにより、レンズ用防汚処理剤を得た。
【0027】
比較例1
リピジュア−R05 2.0重量部
(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体、有効成分22%)
ノニオンNS−210 1.0重量部
(非イオン界面活性剤(ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテル))
(有効成分100%、0.1%水溶液における表面張力:30.8mN/m)
精製水 97.0重量部
上記の成分および割合において、混合、攪拌することにより、レンズ用防汚処理剤を得た。
【0028】
比較例2
リピジュア−CF72 5.0重量部
(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体、有効成分4%)
エチルアルコール 45.0重量部
精製水 50.0重量部 上記の成分および割合において、混合、攪拌することにより、レンズ用防汚処理剤を得た。
【0029】
比較例3
エフトップEF−122B 2.0重量部
(フッ素系非イオン界面活性剤(パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物))
(有効成分82%、0.1%水溶液における表面張力:18mN/m)
精製水 98.0重量部 上記の成分および割合において、混合、攪拌することにより、レンズ用防汚処理剤を得た。
【0030】
試験例1(透明性試験)
メガネレンズとして、市販のマルチコートレンズ(東海光学フォルテHMC−1.5)および撥水コートレンズ(セイコーエプソン PRIME UV 1.6)を使用した。
秤量30g/m2のアクリル繊維からなる不織布(10cm×10cm)に、各実施例および各比較例で得たレンズ用防汚処理剤を、それぞれ0.2gずつ含浸させて、メガネレンズに塗布した後、メガネレンズ表面の透明性を、目視にて評価した。その結果を表1に示す。なお、目視による評価は下記の基準による。
【0031】
◎:未処理の新しいレンズ面と比較し、ほぼ同等の透明性であった。
○:透明性がわずかに低下した。
△:透明性がかなり低下した。
×:透明性が非常に著しく低下し、実用に耐えられない状態となった。
試験例2(防汚性A試験)
上記処理後のメガネレンズ表面を手の指で触り、メガネレンズ表面に肌脂を付着させた。この汚れたメガネレンズを乾いたティッシュペーパーで拭いた後、メガネレンズの表面の汚れを、目視にて評価した。その結果を表1に示す。なお、目視による評価は下記の基準による。
【0032】
◎:曇りやギラツキが全くなく、透明感があった。
○:曇りやギラツキがほとんどなく、透明感があった。
△:曇りやギラツキがわずかにあった。
×:曇りやギラツキが著しくあった。
試験例3(防汚性B試験)
試験例1の処理後のメガネレンズ表面を、オリーブオイルを含浸させたティッシュペーパーで擦り、メガネレンズ表面にオリーブオイルを付着させた。この汚れたメガネレンズを乾いたティッシュペーパーで拭いた後、メガネレンズの表面の汚れを、目視にて評価した。その結果を表1に示す。なお、目視による評価は下記の基準による。
【0033】
◎:曇りやギラツキが全くなく、透明感があった。
○:曇りやギラツキがほとんどなく、透明感があった。
△:曇りやギラツキがわずかにあった。
×:曇りやギラツキが著しくあった。
【0034】
【表1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体、フッ素系界面活性剤および溶媒を含有することを特徴とする、レンズ用防汚処理剤。
【請求項2】
レンズ用防汚処理剤の全重量に対する、前記2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体の含有量が、1重量%以下であることを特徴とする、請求項1に記載のレンズ用防汚処理剤。
【請求項3】
請求項1または2に記載のレンズ用防汚処理剤が含浸されていることを特徴とする、不織布。

【公開番号】特開2006−106246(P2006−106246A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−291137(P2004−291137)
【出願日】平成16年10月4日(2004.10.4)
【出願人】(000227331)株式会社ソフト99コーポレーション (84)
【Fターム(参考)】