説明

ロータリーダイカッター

【課題】リチウムイオン2次電池の電極シートのように金属箔を有するワークを切断しても、ヒゲやカエリが発生することなく、かつ、確実に切断することが可能なロータリーダイカッターを提供する。
【解決手段】外周面から径方向外側に向けて突出した刃型を有するダイカットロールと、外周面が平滑に形成されたアンビルロール30とが、それぞれの軸線が平行に、かつ、互いの外周面が対向するように配置され、ダイカットロールとアンビルロール30との間にワークを挿通させることにより、ワークに加工を施すロータリーダイカッターであって、アンビルロール30の外周面30Aに、アンビルロール30の外周面30Aよりも硬度が低い樹脂からなる樹脂フィルム層35が形成されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダイカットロールの外周面に形成された刃型とアンビルロールとにより、シート状のワークに加工を施すロータリーダイカッターに関するものであり、特に、リチウムイオン2次電池の電極シートのように金属箔を有するワークを切断するのに適したロータリーダイカッターに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、不織布、紙、フィルムなどのシート状のワークを所定形状に切断加工するものとして、例えば特許文献1に開示されているように、外周面に凸状の刃型が形成されたダイカットロールとアンビルロールとを有するロータリーダイカッターが提供されている。
このようなロータリーダイカッターでは、ダイカットロールに形成された刃型の先端をアンビルロールの外周面に押し付けることで、ダイカットロールとアンビルロールとの間に介在するワークを切断するものである。
【0003】
近年、ノートパソコンや携帯電話等に広く使用されているリチウムイオン2次電池においては、アルミニウムや銅などからなる金属箔の表面にカーボンやマンガン酸リチウムなどの電極材料が塗布された電極シートが用いられている。このような電極シートを所定形状に効率良く切断する方法として、前述のロータリーダイカッターが注目されている(例えば特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平07−22798号公報
【特許文献2】特開2002−110146号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ロータリーダイカッターにおいては、切れ味を良くするために刃型の先端を尖らすように加工することになるが、加工精度の関係から刃型の先端には、例えば0.01mmから0.1mm程度の幅のフラット部が必ず形成されてしまうことになる。このような刃型でアルミニウムや銅などの延性を有する金属箔を切断しようとすると、金属箔がせん断によって破断せず、刃型の先端とアンビルロールの外周面との間で押し潰されるように変形してしまい、良好に切断できなくなってしまうことがあった。
また、刃型の先端とアンビルロールの外周面とで押し潰された部分が欠片となって、ワークの切断面に付着してヒゲとなったり、切断面にカエリが発生したりするといった問題があった。
このように、金属箔を有するワークをロータリーダイカッターで切断することは非常に困難であった。
【0005】
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、例えばリチウムイオン2次電池の電極シートのように金属箔を有するワークを切断しても、ヒゲやカエリが発生することなく、かつ、確実に切断することが可能なロータリーダイカッターを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明のロータリーダイカッターは、外周面から径方向外側に向けて突出した刃型を有するダイカットロールと、外周面が平滑に形成されたアンビルロールとが、それぞれの軸線が平行に、かつ、互いの外周面が対向するように配置され、前記ダイカットロールと前記アンビルロールとの間にワークを挿通させることにより、前記ワークに加工を施すロータリーダイカッターであって、前記アンビルロールの外周面に、前記アンビルロールの外周面よりも硬度が低い樹脂からなる樹脂フィルム層が形成されていることを特徴とする。
【0007】
この構成のロータリーダイカッターによれば、ダイカットロールに形成された刃型がアンビルロールの樹脂フィルム層にまで入り込むことで、金属箔を有するワークを刃型形状に確実に切り抜くことが可能となる。また、刃型の先端のフラット部で押し潰されたワークの欠片が樹脂フィルム層に押し込まれてワークの切断面に付着することがなくなり、ヒゲやカエリの発生を抑制することができる。
【0008】
ここで、前記樹脂フィルム層を、前記アンビルロールの外周面に着脱可能に装着された樹脂フィルム材としてもよい。
この場合、樹脂フィルム層が、刃型によって切断されたりワークの欠片が埋め込まれたりして劣化した際に、簡単に樹脂フィルム層を交換することが可能となり、良好な切断条件を常に確保して、ワークの切断を確実に行うことができる。
【0009】
また、前記樹脂フィルム層の厚さtを、前記刃型の先端幅Wに対して1×W≦t≦20×Wの範囲内に設定してもよい。
この場合、前記樹脂フィルム層の厚さtが前記刃型の先端幅Wに対してt≧1×Wとされているので、アンビルロールに押し付けられる刃型の先端幅Wよりも、刃型とアンビルロールの外周面との間に介在するワーク及び樹脂フィルム層の合計厚さが厚くなる。これにより、ワーク及び樹脂フィルム層のうち刃型によって押圧される部分の断面(せん断応力が作用する断面)は、押圧方向(ワーク及び樹脂フィルム層の厚さ方向)の長さが刃型の先端幅Wよりも長くなって、押圧方向に縦長の長方形形状となる。すると、押圧される部分の断面(せん断応力が作用する断面)の断面係数Zが横長の長方形状である場合に比べて大きくなり、ワークに加わる応力が大きくなる。よって、ワークが変形せずに破断することになり、バリやカエリの発生をさらに確実に抑制することが可能となる。
さらに、前記樹脂フィルム層の厚さtが前記刃型の先端幅Wに対してt≦20×Wとされているので、刃型によってワークを押圧した際にワークが樹脂フィルム層に逃げて切断できなくなることを防止できる。つまり、樹脂フィルム層よりも硬度の高いアンビルロールの外周面と刃型とでワーク及び樹脂フィルム層を挟み込むことで、ワークを確実に切断できるのである。
【0010】
さらに、前記ダイカットロールには、径方向外方に突出してアンビルロールの外周面に摺接するベアラー部が形成されており、 前記ベアラー部の突出高さを前記刃型の突出高さよりも高く設定してもよい。
この場合、刃型がベアラー部よりも径方向内方に後退することになり、アンビルロールの外周面に形成された樹脂フィルム層に対して刃型が厚さ方向に貫通することがなくなり、樹脂フィルム層の劣化を抑制することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、リチウムイオン2次電池の電極シートのように金属箔を有するワークを切断しても、ヒゲやカエリが発生することなく、かつ、確実に切断することが可能なロータリーダイカッターを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の実施形態について添付した図面を用いて説明する。
図1から図5に本発明の実施形態であるロータリーダイカッターを示す。このロータリーダイカッター10は、アルミニウムや銅等の金属箔の表面に電極材料が塗布されたリチウムイオン2次電池の電極シートSを所定形状に切断するものである。なお、この電極シートS(金属箔)の厚さXは、約0.01mmとされている。
本実施形態であるロータリーダイカッター10は、図1に示すように、それぞれ軸線M、Nに沿って延びる多段円柱状をなすダイカットロール20とアンビルロール30とを備えている。
【0013】
ダイカットロール20は、超硬合金等で構成されており、その両端部に軸線Mに沿って延びる軸部21が形成されている。ダイカットロール20の外周面20Aには、凸状の刃型22が形成されており、この刃型22の両端側に間隔をあけて、外周面20A部分の外径よりも一段大径とされたベアラー部24が形成されている。
【0014】
刃型22は、超硬合金等の硬質材料で構成されており、本実施形態では、図2に示すように概略正方形状をなしている。この刃型22の断面形状は、図3に示すように、ダイカットロール20の径方向外側(先端側)に向かうにしたがいその厚みが漸次小さくなるように形成され、その径方向外側端(先端)には幅Wのフラット部23が設けられている。このフラット部23の幅Wは、0.01mmから0.1mm程度とされており、本実施形態では、例えばW=0.02mmとされている。
【0015】
ベアラー部24は、ダイカットロール20の外周面20Aから径方向外側に突出するようにして構成されており、ダイカットロール20の外周面20Aからの突出高さは、刃型22の突出高さに対してわずかに高く設定されている。本実施形態においては、ベアラー部24の突出高さと刃型22の突出高さとの差が、後述する樹脂フィルム層35の厚さtよりも小さく設定されている。
【0016】
アンビルロール30は、超硬合金又は一般鋼材等で構成され、その外周面30Aが軸線Nを中心とした円筒状に形成されるとともに平滑な面とされている。アンビルロール30の両端部には、アンビルロール30の軸線Nに沿って延びる軸部31が形成されている。また、アンビルロール30の外周面30Aには、ベアラー部24と摺接されるベアラー受け部34が形成されている。
そして、アンビルロール30の外周面30Aには、アンビルロール30の外周面30Aよりも硬度が低い樹脂からなる厚さtの樹脂フィルム層35が形成されている。
なお、この樹脂フィルム層35は樹脂フィルム材がアンビルロール30の外周面30Aに着脱可能に装着されたものであり、本実施形態では、フッ素樹脂製の熱収縮チューブを用いてアンビルロール30の外周面30Aに樹脂フィルム層35を形成している。
【0017】
ここで、樹脂フィルム層35の厚さtは、ダイカットロール20の刃型22の先端に設けられたフラット部23の幅Wに対して、1×W≦t≦20×Wの範囲内となるように設定されている。なお、本実施形態では、樹脂フィルム層35の厚さtは、0.02mmとされ、t=1×Wとされている。
さらに、この樹脂フィルム層35の硬さは、鉛筆硬度で2H以上に設定されている。
【0018】
前述のダイカットロール20とアンビルロール30とは、互いの外周面20A,30A同士が対向し、かつ、互いの軸線M、Nが平行になるように配置される。そして、ダイカットロール20の軸部21とアンビルロール30の軸部31とが、それぞれベアリングボックス(図示せず)に回転可能に支持されるとともに、駆動装置(図示せず)に連結されていて、この駆動装置により、ダイカットロール20及びアンビルロール30は、それぞれ図1に示す矢印X、Y方向に回転駆動される。
【0019】
この構成のロータリーダイカッター10においては、ダイカットロール20とアンビルロール30とが図1に示す矢印X,Y方向にそれぞれ回転され、ダイカットロール20とアンビルロール30との間に前記回転方向X,Yの接線方向に沿って電極シートSが挿入され、電極シートSから刃型22がなす形状と同じ形状(本実施形態では、概略正方形状)をした部分が切断される。
【0020】
ここで、刃型22によって電極シートSを切断する際の模式図を図6に示す。なお、図6(a)が本実施形態であるロータリーダイカッター10による切断状況を示しており、図6(b)が樹脂フィルム層35を有さない従来のロータリーダイカッター110による切断状況を示している。
従来のロータリーダイカッター110では、図6(b)に示すように、電極シートSの厚さX=0.01mmに対して、刃型122の先端に形成されたフラット部123の幅W=0.02mmとされているので、電極シートSのうち刃型122の先端(フラット部123)で押圧される部分の断面P(せん断応力が作用する断面)は、横長の長方形形状となる。このとき、この押圧される部分の断面P(せん断応力が作用する断面)の断面係数Zは、Z=W×X/6となる。また、刃型122によって押圧された電極シートSが変形することで、せん断力による破断が、押圧される部分の断面Pの両端の2箇所(図6(b)においてC1、C2)で発生することになる。
【0021】
これに対して、本実施形態のロータリーダイカッター10では、図6(a)に示すように、電極シートSの厚さX=0.01mm及び樹脂フィルム層35の厚さt=0.02mmの合計厚さ0.03mmに対して、刃型22の先端に形成されたフラット部23の幅W=0.02mmとされているので、電極シートS及び樹脂フィルム層35のうち刃型22の先端(フラット部23)で押圧される部分の断面P(せん断応力が作用する断面)は、縦長の長方形形状となる。このとき、この押圧される部分の断面P(せん断応力が作用する断面)の断面係数Zは、Z=W×(X+t)/6となり、従来のロータリーダイカッター110で切断するときよりも大きくなる。断面係数Zが大きいと、この断面に加わる応力も大きくなるため、押圧力が逃げることなくこの断面に作用することになる。また、刃型22によって押圧された電極シートSに大きなせん断応力が作用するので、破断が1箇所(図6(a)においてC0)で発生することになる。
【0022】
このようにして切断された電極シートSは、ダイカットロール20及びアンビルロール30の後方に配置されたサクションロール(図示せず)に巻きかけられ、これにより、切断された部分の内側が抜き取られるとともに、電極シートSの残りの部分が巻き取られて処理される。
【0023】
前述のような構成とされた本実施形態であるロータリーダイカッター10によれば、ダイカットロール20に形成された刃型22が、アンビルロール30の外周面30Aよりも硬度の低い樹脂フィルム層35にまで入り込むことで、金属箔を有する電極シートSを刃型22の形状に確実に切り抜くことが可能となる。また、刃型22の先端のフラット部23で押し潰された電極シートS(金属箔)の欠片が樹脂フィルム層35に押し込まれることになり、電極シートSの切断面に付着することがなく、電極シートSの切断面にヒゲやカエリが発生することを抑制できる。
【0024】
また、樹脂フィルム層35がアンビルロール30の外周面30Aに着脱可能に装着された樹脂フィルム材とされているので、樹脂フィルム層35が、刃型22が入り込むことによって切断されたり、電極シートS(金属箔)の欠片が埋め込まれたりして劣化した際に、簡単に樹脂フィルム層35を交換することが可能となり、良好な切断条件を常に確保して、電極シートSの切断を長期間にわたって良好に行うことができる。
【0025】
また、樹脂フィルム層35の厚さtが、刃型22の先端に形成されたフラット部23の幅Wに対して1×W≦t≦20×Wの範囲内に、本実施形態では、t=1×W(0.02mm)に設定されているので、アンビルロール30に押し付けられる刃型22の先端(フラット部23)の幅Wよりも、刃型22とアンビルロール30の外周面30Aとの間に介在する電極シートSの厚さX及び樹脂フィルム層の厚さtの合計厚さt+Xが厚くなり、電極シートS及び樹脂フィルム層35のうち刃型22の先端(フラット部23)で押圧される部分の断面P(せん断応力が作用する断面)は、縦長の長方形形状となる。これにより、押圧される部分の断面Pに大きなせん断応力を作用させて電極シートSを変形せずに破断することが可能となる。また、押圧される部分の断面Pに大きなせん断応力が作用することで、破断が1箇所(図6(a)においてC0)で発生することになる。よって、電極シートSの切断面にバリやカエリが発生することを確実に抑制することが可能となる。
また、樹脂フィルム層35の厚さtがt≦20×Wとされているので、刃型22によって電極シートSを押圧した際に電極シートSが樹脂フィルム層35に逃げて切断できなくなることを防止できる。
【0026】
さらに、ベアラー部24の外周面20Aからの突出高さが、刃型22の突出高さに対してわずかに高く設定されているので、刃型22がベアラー部24よりも径方向内方に後退することになり、アンビルロール30の外周面30Aに形成された樹脂フィルム層35に対して刃型22が厚さ方向に貫通することがなく、樹脂フィルム層35の劣化を抑制することができる。なお、本実施形態では、ベアラー部24の突出高さと刃型22の突出高さとの差が、後述する樹脂フィルム層35の厚さtよりも小さく設定されているので、刃型22を樹脂フィルム層35の表面に入り込ませることができ、電極シートSを確実に切断することができる。
【0027】
また、本実施形態では、フッ素樹脂製の熱収縮チューブを用いてアンビルロール30の外周面30Aに樹脂フィルム層35を形成しているので、比較的簡単に樹脂フィルム層35を形成することが可能となる。
さらに、樹脂フィルム層35の硬さが、鉛筆硬度で2H以上に設定されているので、樹脂フィルム層35表面の傷つきを抑制することができる。
【0028】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、樹脂フィルム層をフッ素樹脂で構成したものとして説明したが、これに限定されることはなく、例えば、PET、PVC、OPP、CPP、PE、OPS等の他の樹脂材料であってもよい。また、フッ素樹脂として、PTFE、PFA、FEP等を使用してもよい。
【0029】
また、フッ素樹脂製の熱収縮チューブをアンビルロールの外周面に装着したものとして説明したが、これに限定されることはなく、樹脂材料をアンビルロールの外周面に塗布して硬化させたものであってもよい。
さらに、リチウムイオン2次電池用の電極シートSを切断するものとして説明したが、これに限定されることはなく、その他のシート材の切断に用いても良い。
【0030】
また、本実施形態においては、刃型を正方形形状としたが、この形状はその目的に合わせて任意に決定することが好ましい。また、切刃を断続的に設けることにより、シート状のワークに任意の形状のミシン目を入れることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施形態であるロータリーダイカッターの斜視図である。
【図2】図1に示すロータリーダイカッターに備えられたダイカットロールの正面図である。
【図3】図2に示すダイカットロールに形成された刃型の断面図である。
【図4】図1に示すロータリーダイカッターに備えられたアンビルロールの正面図である。
【図5】図4に示すアンビルロールのZ−Z断面図である。
【図6】本実施形態及び従来のロータリーダイカッターでワークを切断する状態を示す模式図である。
【符号の説明】
【0032】
10 ロータリーダイカッター
20 ダイカットロール
20A 外周面
22 刃型
23 フラット部
30 アンビルロール
30A 外周面
35 樹脂フィルム層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周面から径方向外側に向けて突出した刃型を有するダイカットロールと、外周面が平滑に形成されたアンビルロールとが、それぞれの軸線が平行に、かつ、互いの外周面が対向するように配置され、前記ダイカットロールと前記アンビルロールとの間にワークを挿通させることにより、前記ワークに加工を施すロータリーダイカッターであって、
前記アンビルロールの外周面に、前記アンビルロールの外周面よりも硬度が低い樹脂からなる樹脂フィルム層が形成されていることを特徴とするロータリーダイカッター。
【請求項2】
前記樹脂フィルム層は、前記アンビルロールの外周面に着脱可能に装着された樹脂フィルム材であることを特徴とする請求項1に記載のロータリーダイカッター。
【請求項3】
前記樹脂フィルム層の厚さtが、前記刃型の先端幅Wに対して1×W≦t≦20×Wの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロータリーダイカッター。
【請求項4】
前記ダイカットロールには、径方向外方に突出してアンビルロールの外周面に摺接するベアラー部が形成されており、
前記ベアラー部の突出高さが前記刃型の突出高さよりも高く設定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のロータリーダイカッター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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