説明

ロール支持具

【課題】支持するロールの積み上げ段数に応じて無駄な嵩張りを抑えることが可能なロール支持具を提供する。
【解決手段】ロール支持具10は、ロール90の積み上げ段数が最大積上段数よりを少ない中間段数である場合には、その中間段数分の支持プレート11を縦溝29に沿って積み上げたところでプレート支持盤30における上側プレート支持盤41を支持プレート11上に折り曲げることができる。これにより、ロール90を最大積上段数まで積み上げた場合に比べてロール支持具10全体を低くすることができる。即ち、ロール支持具10によれば、支持するロール90の積み上げ段数に応じて無駄な嵩張りを抑えることができる。また、プレート縁部固定機構によって支持プレート11の縁部とプレート支持盤30とが固定されるので、ロール支持具10の搬送中のがたつきが防がれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水平に延びたロールの両端部を支持するロール支持具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のロール支持具として、ロールの両端部を支持した1組の支持プレートをベース盤から起立した1対のプレート支持盤の間に配置して積み上げ、それら支持プレートを介してロールを上下複数段(例えば、2段)に積み上げて支持可能な多段型ロール支持具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3599539号公報(第1図、第4図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した多段型ロール支持具では、実際のロールの積上段数が最大数に達していない場合に、未使用の積上段数分の嵩張りが無駄になる。これに対し、ロールを1段のみを支持可能な単段型ロール支持具を複数用意して、必要に応じた段数だけ単段型ロール支持具を積み上げて使用すれば上記した無駄な嵩張りを無くすことができるが、積み上げ段数が増えた場合に、単段型ロール支持具の方が上記した多段型ロール支持具より上方に嵩張ることになる。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、支持するロールの積み上げ段数に応じて無駄な嵩張りを抑えることが可能なロール支持具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るロール支持具は、水平に延びたロールの両端部を支持して対向する1組の支持プレートの各両側縁部を、ベース盤から起立して対向する1対のプレート支持盤の対向面に備えた縦溝に上方から挿入して支持プレートを積み上げることで、それら支持プレートを介して複数のロールを最大積上段数まで積み上げ可能なロール支持具において、プレート支持盤のうち、最大積上段数より少ない中間段数分の支持プレートの上端部と対応する位置に、プレート支持盤を折り曲げ可能とする中間ヒンジ部を設けて、縦溝に挿入された支持プレートが中間段数分である場合に、プレート支持盤のうち中間ヒンジ部より上側の上側プレート支持盤を支持プレート上に倒した状態に折り曲げ可能とすると共に、折り曲げられた上側プレート支持盤の縦溝に支持プレートの上縁部を受容した状態に固定するための上縁固定機構を備えたところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のロール支持具において、起立状態の上側プレート支持盤の縦溝に支持プレートの側縁部を挿入した状態に固定するための側縁固定機構を備えたところに特徴を有する。
【0008】
請求項1に係る上縁固定機構及び請求項2に係る側縁固定機構としては、例えば、上側プレート支持盤の外面のうち縦溝の裏側部分を膨出させて、縦溝の内側面に、上側プレート支持盤の外面に連通する溝側面貫通孔を貫通形成すると共に、前記溝側面貫通孔を通して縦溝内に出没するロック部材を上側プレート支持盤の外面に往復動可能に連結した構造とし、支持プレートのうち縦溝内で溝側面貫通孔と対向する部分にロック部材が係合可能なロック係合部を設けた構成が一例として考えられる。また、上側プレート支持盤を倒した状態で上縁固定機構となる部位が、上側プレート支持盤が起立状態で側縁固定機構になるようにしてもよい。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のロール支持具において、ロールの軸長に応じて変わり得る支持プレート同士の間隔に対応して、各プレート支持盤に3つ以上の縦溝を形成したところに特徴を有する。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載のロール支持具において、プレート支持盤のうち中間ヒンジ部より下側の下側プレート支持盤と、上側プレート支持盤とが着脱可能となるように中間ヒンジ部を構成したところに特徴を有する。
【0011】
また、請求項4に係る中間ヒンジ部の一例としては、例えば、上側プレート支持盤の下端面から突出した複数のヒンジアームと、各前記ヒンジアームの両側面の先端寄り位置から相反する方向に突出した1対の回動支点突起と、プレート支持盤のうち中間ヒンジ部より下側の下側プレート支持盤の上端部に前記複数のヒンジアームに対応させて形成されかつ下側プレート支持盤の上端部内面と上面とに開口した複数のヒンジ溝と、前記各ヒンジ溝の1対の内側面に形成された1対の溝内側面溝と、各ヒンジ溝のうち下側プレート支持盤の上端部内面の開口縁の一部を切り欠いて形成され、1対の回動支点突起を1対の溝内側面溝に受容するための1対の突起通過部とを備えた構成が考えられる。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載のロール支持具において、各ロールの端部を支持する支持プレートを、それら各ロールの中心軸を含む水平分割面で上下に2分割して、その水平分割面に対する上側と下側の支持プレートを同一形状にしたところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0013】
[請求項1の発明]
請求項1のロール支持具では、縦溝に沿って支持プレートを積み上げることで複数のロールを最大積上段数まで積み上げることができる。そして、ロールの積み上げ段数が最大積上段数より少ない中間段数である場合には、その中間段数分の支持プレートを縦溝に沿って積み上げたところで、プレート支持盤における上側プレート支持盤を支持プレート上に折り曲げることができる。これにより、ロールを最大積上段数まで積み上げた場合に比べてロール支持具全体を低くすることができる。即ち、本発明のロール支持具によれば、支持するロールの積み上げ段数に応じて無駄な嵩張りを抑えることができる。また、折り曲げられた上側プレート支持盤の縦溝に支持プレートの上縁部が受容されて上縁固定機構にて固定されるので、ロール支持具の搬送中のがたつきが防がれると共に、上側プレート支持盤と支持プレートとが互いに補強し合って強度アップが図られる。
【0014】
[請求項2の発明]
請求項2のロール支持具では、起立状態の上側プレート支持盤の縦溝に支持プレートの側縁部を挿入して側縁固定機構にて固定することができるので、このことによってもロール支持具の搬送中のがたつきが防がれると共に、上側プレート支持盤と支持プレートとが互いに補強し合って強度アップが図られる。
【0015】
[請求項3の発明]
請求項3のロール支持具では、各プレート支持盤に備えた3つ以上の縦溝のうち任意の2つの縦溝を選択して1組の支持プレートの各両側縁部を挿入することで、軸長が異なる複数種類のロールに対応することができる。
【0016】
[請求項4の発明]
請求項4のロール支持具では、ロールの積み上げ段数が最大積上段数より少ない中間段数である場合に、上側プレート支持盤を下側プレート支持盤から外して、ロール支持具の軽量化を図ることができる。
【0017】
[請求項5の発明]
請求項5のロール支持具では、各ロールの端部を支持する支持プレートを上下に2分割して上側と下側の支持プレートを同一形状にしたので、部品の共通化によるコストダウンが図られる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態に係るロール支持具の斜視図
【図2】ロールを6つ支持したロール支持具の斜視図
【図3】ロールを9つ支持したロール支持具の斜視図
【図4】上側プレート支持盤が折り畳まれたロール支持具の斜視図
【図5】ロール支持具を積み上げた状態の斜視図
【図6】ロール支持具を積み上げた状態の斜視図
【図7】比較的長いロールを9つ支持したロール支持具の斜視図
【図8】比較的長いロールを6つ支持したロール支持具の斜視図
【図9】折り畳まれたロール支持具の斜視図
【図10】折り畳まれたロール支持具を積み上げた状態の斜視図
【図11】支持プレートの斜視図
【図12】ベース部及びプレート支持盤の斜視図
【図13】ベース部及びプレート支持盤の斜視図
【図14】下端プレート支持盤と中間プレート支持盤との連結部分の斜視図
【図15】下端プレート支持盤と中間プレート支持盤との連結部分の斜視図
【図16】中間プレート支持盤と上側プレート支持盤との連結部分の斜視図
【図17】縁部固定機構の斜視図
【図18】縁部固定機構の一部破断斜視図
【図19】中間プレート支持盤の外面の斜視図
【図20】ロック部材の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の一実施形態を図1〜図20に基づいて説明する。図1に示されたロール90は、例えば円筒状のロール芯91にシートを巻回してなり、シート巻回部92の両端面からロール芯91が突出した構造になっている。このロール90を水平に延びた状態にしてロール芯91の両端部を支持するために、本実施形態のロール支持具10には支持プレート11が備えられている。
【0020】
支持プレート11は、ロール90の両端部に2つずつ配置されて計4枚で1組になっている。それら4枚の支持プレート11は、全て同一形状になっていて、1対ずつの支持プレート11,11が上下対称に配置されて、それら上下の支持プレート11,11の間にロール芯91の端部が挟持される。
【0021】
より詳細には、支持プレート11は、樹脂成形品であって、図11(A)に示すように、全体が横長の長方形の板状をなし、外面全体に補強リブ12が格子状に張り巡らされている。一方、支持プレート11の内面全体は、図11(B)に示すように平坦面になっている。
【0022】
支持プレート11の長方形の外縁部における一方の長辺には、ロール芯91の外径と同じ内径を有した半円形の芯保持溝13が複数形成されている。具体的には、これら芯保持溝13は、支持プレート11の一方の長辺の中央と両端寄り位置との計3箇所に左右対称に配置されている。そして、1対の支持プレート11,11を上下対称に配置したときに、図2に示すように上下の支持プレート11,11の間で芯保持溝13,13が対向して円形貫通孔13Aが形成される。
【0023】
図11(A)に示すように、支持プレート11の長方形の外縁部における両短辺には、その短辺の縁部に配置された補強リブ12の内面に沿って縦長の箱形構造壁14Kがそれぞれ1つずつ設けられている。各箱形構造壁14Kは、図11(B)に示すように、支持プレート11の内面に開放した開口14Aを有している。また、図18に示すように、支持プレート11の外側面寄りの開口14Aの開口縁からは、開口14Aを狭くする側に係止突部14Tが突出している。そして、開口14Aから箱形構造壁14Kの内側部分が短辺側ロック係合部14になっている。
【0024】
図11(B)に示すように、支持プレート11の長方形の外縁部のうち芯保持溝13を有しない他方の長辺には、複数の長辺側ロック係合部15が設けられている。この長辺側ロック係合部15は、上記した短辺側ロック係合部14を90度回転させた構造をなして、外側を図11(A)に示した箱形構造壁15Kで覆われると共に、図11(B)に示した横長の開口15Aを有している。また、その開口15Aの開口縁には、前記した係止突部14T(図18参照)と同形状の図示しない係止突部を備えている。
【0025】
長辺側ロック係合部15は、支持プレート11の他方の長辺のうち左右対称となる例えば計4箇所に配置されている。そして、左右1対ずつの長辺側ロック係合部15,15同士の間隔が、支持プレート11,11を上下対称に配置して接合した状態で上下に並んだ1対の短辺側ロック係合部14,14同士と同じになっている。
【0026】
図1に示すように、各支持プレート11は、ロール支持具10に備えた1対のプレート支持盤30,30の間に配置されて、それらプレート支持盤30,30によって両側縁部を支持される。また、それら1対のプレート支持盤30,30は、ロール支持具10に備えたベース部20によって下端部を支持されている。
【0027】
ベース部20は、樹脂成形品であって、図12に示すように、フォーク挿入孔20Fを有したパレット構造をなしている。また、ベース部20の上面における4辺の外縁部のうち対向した2辺の外縁部からは、1対の下端プレート支持盤22,22が突出している。そして、ベース部20の上面における残りの2辺の外縁部から下端プレート支持盤22より低い1対の連絡補強壁21,21が突出して、下端プレート支持盤22,22の両端部の間に差し渡されている。なお、図13に示すように、下端プレート支持盤22及び連絡補強壁21の外面には、補強リブ22L,21Lが格子状に張り巡らされている。
【0028】
各下端プレート支持盤22の上端部には、中間プレート支持盤31が回動可能に連結され、それら下端プレート支持盤22と中間プレート支持盤31とから、本発明に係る下側プレート支持盤32が構成されている。また、下側プレート支持盤32の上端部(即ち、中間プレート支持盤31の上端部)には上側プレート支持盤41が回動可能に連結され、これら下側プレート支持盤32と上側プレート支持盤41とから本発明に係るプレート支持盤30が構成されている。
【0029】
中間プレート支持盤31を回動可能に連結するために下端プレート支持盤22には、複数のヒンジ溝23が形成されている。それらヒンジ溝23は、例えば各下端プレート支持盤22の中央と両端部とに配置され、図14に拡大して示すように、下端プレート支持盤22の上端部内面と上面とに開口した内面開口23A及び上面開口23Bを有している。
【0030】
各ヒンジ溝23の1対の内側面には、上下方向の下端寄り位置から中間位置に亘る範囲に溝内側面溝23M,23M(図14には一方の溝内側面溝23Mのみが示されている)が形成されている。そして、溝内側面溝23M,23Mの上端部が、内面開口23Aの両開口縁の一部を切り欠いてなる1対の突起通過部23S,23Sを通して下端プレート支持盤22の内面に開放している。
【0031】
図12に示すように、各下端プレート支持盤22のうち隣り合ったヒンジ溝23,23の間には、それぞれ起立固定溝24が形成されている。各起立固定溝24は、図14に示すように、ヒンジ溝23と同様に下端プレート支持盤22の上端部内面と上面とに開口した内面開口24A及び上面開口24Bを有している。また、起立固定溝24の下端部はヒンジ溝23の上端寄り位置に配置され、起立固定溝24の内部底面は、下端プレート支持盤22の外側に開放した下端開口24Eになっている。
【0032】
中間プレート支持盤31は、樹脂成形品であって、図13に示すように、全体が横長の長方形の板状をなし、外面全体に補強リブ31Lが格子状に張り巡らされている。また、上側プレート支持盤41も、樹脂成形品であって、図13に示すように、全体が中間プレート支持盤31と同じ横幅で中間プレート支持壁31より上下方向が小さい長方形の板状をなし、外面全体に補強リブ41Lが格子状に張り巡らされた構造になっている。なお、中間及び上側のプレート支持壁31,41の補強リブ31L,41Lの格子パターンは、下端プレート支持盤22の補強リブ22Lと略同一になっている。
【0033】
中間プレート支持盤31の下端面からは、下端プレート支持盤22のヒンジ溝23に向けて複数のヒンジアーム33が突出すると共に、下端プレート支持盤22の起立固定溝24に向けて複数の固定アーム35が突出している。ヒンジアーム33は、中間プレート支持盤31の下端面から突出した突片の外面にリブを備えた構造をなしている。また、図14に示すように、ヒンジアーム33は、ヒンジ溝23の上面開口23Bの縦横と略同一の幅及び厚さをなし、ヒンジアーム33の先端部の両側面からは、相反する方向に1対の回動支点突起34,34が突出している。そして、ヒンジアーム33とヒンジ溝23とから下端プレート支持盤22と中間プレート支持盤31とを着脱可能かつ回動可能に連結する下端ヒンジ部80が構成されている。具体的には、図15に示すように、これら1対の回動支点突起34,34を突起通過部23S,23Sに挿通させて溝内側面溝23M,23Mに係合することで、下端プレート支持盤22に対して中間プレート支持盤31が回動可能に連結される。
【0034】
図13に示すように、固定アーム35は、ヒンジアーム33と同様に突片の外面にリブを備えた構造をなし、ヒンジアーム33より短くなっている。また、図14に示すように、固定アーム35の内面における下端寄り位置には段差部が形成され、その段差部より下側部分が下端嵌合部36になっている。そして、図15に示すように、ヒンジアーム33の回動支点突起34,34を溝内側面溝23Mの上端部に係合させた状態にして中間プレート支持盤31を下端プレート支持盤22の上方に起立させると、起立固定溝24内で下端嵌合部36が下端開口24Eに上方から臨んだ状態になり、この状態で中間プレート支持盤31を下端プレート支持盤22に向けて押し下げると、下端嵌合部36が起立固定溝24の下端開口24Eに嵌合して、中間プレート支持盤31が起立姿勢に保持される。
【0035】
図12及び図13に示すように、中間プレート支持盤31の上端部と上側プレート支持盤41の下端部との間には、上記した下端プレート支持盤22と中間プレート支持盤31との連結構造と同じ連結構造が備えられている。具体的には、中間プレート支持盤31の上端部には、下端プレート支持盤22の上端部と同じ複数のヒンジ溝23と複数の起立固定溝24とが形成され、これらに対応して上側プレート支持盤41の下端部には、中間プレート支持盤31の下端部と同じ複数のヒンジアーム33と複数の固定アーム35とが設けられている。これにより、上側プレート支持盤41を中間プレート支持盤31とを着脱可能かつ回動可能に連結する中間ヒンジ部81(図16参照)が構成されると共に、中間プレート支持盤31の上方に上側プレート支持盤41を起立させた状態に固定することができるようになっている。
【0036】
上述したように下端プレート支持盤22と中間プレート支持盤31とから下側プレート支持盤32が構成され、その下側プレート支持盤32と上側プレート支持盤41とから本発明に係るプレート支持盤30が構成されている。そして、プレート支持盤30の内面には、図12に示すように、左右の両端部に1対ずつ計4つの縦溝29がプレート支持盤30の上下方向全体に亘って形成されている。具体的には、各縦溝29は、プレート支持盤30の左右方向の両端部の各ヒンジ溝23の両隣に隣接するように配置されている。また、図16に示すように、各縦溝29は、断面四角形の角溝構造をなし、図13に示すように、プレート支持盤30の外面では縦溝29の裏面に当たる部分が角柱状をなして延びている(図19参照)。さらには、図12に示すように、1対のプレート支持盤30,30の間で互いに対向する縦溝29の下端部間を連絡するようにベース部20の上面に4つの横溝28が形成されている。そして、図1に示すように、両プレート支持盤30,30の各中間プレート支持盤31及び各上側プレート支持盤41を起立状態にすれば、支持プレート11の両側縁部を両プレート支持盤30,30の間で対向する任意の1対の縦溝29,29に上方から挿入することができる。
【0037】
縦溝29内に支持プレート11を固定するために、図12に示すように、中間プレート支持盤31には、各縦溝29に沿ってそれぞれ複数ずつのプレート縁部固定機構50が設けられている。各プレート縁部固定機構50は、図14に示すように、縦溝29の一側面に貫通形成された溝側面貫通孔51と、図18に示すように、溝側面貫通孔51を通して中間プレート支持盤31の外面から縦溝29内に出没可能なロック部材55等と、次述するガイド突条52、抜け止め片53等を備えている。
【0038】
詳細には、図19に示すように、中間プレート支持盤31の外面においては、横方向に延びた1対の補強リブ31L,31Lが溝側面貫通孔51の上端部と下端部とに隣接している。そして、それら1対の補強リブ31L,31Lの互いの対向面のうち溝側面貫通孔51に臨んだ部分には、横方向に延びたガイド突条52がそれぞれ形成されている(図19には、一方の補強リブ31Lのガイド突条52のみが示されている。また、中間プレート支持盤31の外面のうち1対の補強リブ31L,31Lの間の中央に位置して溝側面貫通孔51に臨んだ部分には、中間プレート支持盤31の一部を片持ち梁状に切り離して抜け止め片53が形成されている。抜け止め片53は、溝側面貫通孔51に向かって延び、その先端部外面にストッパ突部54を備えている。ストッパ突部54は、抜け止め片53の長手方向に対して直交したストッパ面54Aを溝側面貫通孔51側に備え、抜け止め片53の長手方向に対して傾斜したガイド面54Bを溝側面貫通孔51と反対側に備えている。
【0039】
図20(A)に示すように、ロック部材55は、操作部56から第1と第2のロック片58,59を突出させてなる。操作部56は、矩形板壁56Bを矩形枠壁56Aで囲んだ構造をなして、図17(A)に示すように、溝側面貫通孔51の上下の補強リブ31L,31Lの間に収容されている。また、図20(A)に示すように、操作部56の上面と下面には、横方向に延びたガイド突条56Gが形成され(図20には一方のガイド突条56Gのみが示されている)、それらガイド突条56Gが中間プレート支持盤31におけるガイド突条52の奥側面にスライド可能に係合している。
【0040】
図17(A)に示すように、矩形枠壁56Aのうち溝側面貫通孔51から離れた側の縦辺の中央には、中間プレート支持盤31の外面側の縁部に、ストッパ突部54を通過可能とするための切り欠き部56Cが形成されている。また、図20(B)に示すように、矩形板56Bは、矩形枠壁56Aのうち切り欠き部56Cを形成した部分の厚さ方向の中央に位置し、その矩形板壁56Bの内面に、上下方向の中央にリブ56Lが形成されて、そのリブ56Lと切り欠き部56Cの奥面とが面一になっている。
【0041】
第1と第2のロック片58,59は、操作部56のうち溝側面貫通孔51との対向面から突出している。第1ロック片58は、上下に脚部58K,58Kを有した門形構造をなし、それら脚部58K,58Kの間に第2ロック片59が配置されている。また、第1ロック片58の表裏の両面には、ロック部材55の直動方向の延びた複数の補強リブ58Tが備えられている。図18に示すように、第2ロック片59の先端部外面からはロック突部60が設けられている。ロック突部60は、第1ロック片58の外面よりさらに外側まで突出している。また、ロック突部60は、第2ロック片59の長手方向に対して比較的緩やかに傾斜したガイド面60Aを操作部56から離れた側に備える一方、比較的急角度で傾斜した係止面60Bを操作部56側に備えている。
【0042】
ロック部材55を中間プレート支持盤31に組み付けるには、ロック部材55のガイド突条56Gをガイド突条52より溝側面貫通孔51から離しかつストッパ突部54に第2ロック片59を対向させて操作部56を中間プレート支持盤31の外面に押し付けた状態にして、ロック部材55を溝側面貫通孔51側にスライドさせる。すると、矩形枠壁56Aにおける溝側面貫通孔51側の縦辺がストッパ突部54のガイド面54Bに摺接して抜け止め片53が撓み、ガイド突条52の奥面側にガイド突条56Gが係合したところで、抜け止め片53が復元する。これにより、図18に示すように、ストッパ突部54のストッパ面54Aが矩形枠壁56Aにおける溝側面貫通孔51側の縦辺に対して溝側面貫通孔51と反対側から対向して、ロック部材55の直動範囲が規制され、中間プレート支持盤31からのロック部材55の脱落が防がれる。そして、図17(A)に示すように、ロック部材55を直動可能範囲の後端側に配置すると、第1ロック片58及び第2ロック片59は溝側面貫通孔51の外側に配置され、ロック部材55を直動可能範囲の前端側に移動すると、第1ロック片58及び第2ロック片59が溝側面貫通孔51を介して縦溝29内に突入する。
【0043】
図12に示すように、上記したプレート縁部固定機構50は、中間プレート支持盤31の各縦溝29に例えば3つずつ備えられている。また、中間プレート支持盤31のプレート縁部固定機構50と同じプレート縁部固定機構50が、上側プレート支持盤41における各縦溝29にも例えば2つずつ備えられている。上側プレート支持盤41におけるプレート縁部固定機構50が、本発明に係る「上縁固定機構」兼「側縁固定機構」になっている。そして、縦溝29に支持プレート11を挿入して積み上げていくと、その縦溝29の各プレート縁部固定機構50における溝側面貫通孔51に、支持プレート11の短辺側ロック係合部14の開口14Aが重なった状態になる。その状態で、図18に示すように、第1ロック片58及び第2ロック片59を溝側面貫通孔51を介して短辺側ロック係合部14内に突入させると、短辺側ロック係合部14の係止突部14Tがロック突部60のガイド面60Aに摺接して第2ロック片59が撓み、係止突部14Tより奥側にロック突部60が達したところで、第2ロック片59が復元してロック突部60の係止面60Bが係止突部14Tに係止する。そして、第1ロック片58と短辺側ロック係合部14との凹凸係合により支持プレート11の抜け止めが図られる。
【0044】
本実施形態のロール支持具10に係る構成に関する説明は以上である。次に、このロール支持具10の作用効果について説明する。図3に示すように、本実施形態のロール支持具10では、支持プレート11は縦溝29に挿入した状態で最大、例えば6つまで積み上げることができる。これにより、ロール支持具10は、例えば、3つずつ横並び配置されたロール90を上下方向に最大3段(本発明に係る「最大積上段数」に相当する)に積み上げた状態で計9つのロール90を支持することができる。
【0045】
このように、ロール90を3つずつ3段に積み上げるには、以下の手順で行う。まず、支持対象となるロール90の長さに応じて、下端プレート支持盤22の左右の両端部で縦溝29を選択する。そして、第1段目の3つのロール90の各ロール芯91を下方から支持するための第1段目下側の1対の支持プレート11,11の両側縁部を、選択した1対ずつの縦溝29,29に挿入する。このとき第1段目下側の1対の支持プレート11,11は、共に芯保持溝13を上側に配置しかつ補強リブ12を外面側に配置して縦溝29,29に挿入する。すると、それら支持プレート11,11が、ベース部20の横溝28(図12参照)の底面に当接して互いに対向した状態に固定され、両支持プレート11,11の間で芯保持溝13,13同士が同軸上に配置される。そこで、例えば、ロール90のロール芯91内に図示しないシャフトを貫通させてそのシャフトの両端部にロープを掛け、ロール90を吊り下げて、ロール芯91の両端部を支持プレート11,11の芯保持溝13,13に納める。このようにして、3つのロール90を支持プレート11,11の間に差し渡すと、それらロール90のシート巻回部92が空中に浮いた状態に保持され、各シート巻回部92がベース部20にも隣のロール90及びプレート支持盤30にも接触していない状態になる。
【0046】
次いで、第1段目上側の1対の支持プレート11,11の両側縁部を縦溝29,29に挿入して、第1段目下側の1対の支持プレート11,11の上に積み上げる。このとき、第1段目上側の1対の支持プレート11,11は、共に芯保持溝13を下側に配置しかつ補強リブ12を外面側に配置して縦溝29,29に挿入する。すると、第1段目下側と第1段目上側の両支持プレート11,11の芯保持溝13,13の内面間にロール芯91の端部が挟まれ、第1段目下側の支持プレート11の上面に、第1段目上側の支持プレート11の下面が当接する。このとき、第1段目上側の支持プレート11の短辺側ロック係合部14の開口14Aがプレート支持盤30のプレート縁部固定機構50における溝側面貫通孔51に対向するので、ロック部材55を溝側面貫通孔51側に移動して短辺側ロック係合部14に係合させて支持プレート11とプレート支持盤30とを固定する。そして、上記した手順と同様にして、第2段目及び第3段目の上下の支持プレート11の両側縁部を縦溝29に挿入してロック部材55により支持プレート11とプレート支持盤30とを固定する。これにより、3つずつ横並び配置されたロール90を3段まで積み上げて支持することができる。
【0047】
さて、ロール支持具10によって支持するロール90が少ないために2段(本発明に係る「中間段数」に相当する)で足りる場合には、図2に示すように、第2段目上側の支持プレート11,11まで縦溝29に挿入する。ここで、第2段目上側の支持プレート11,11の上面は、中間プレート支持盤31の上面より若干下方に配置される。これにより、図4に示すように、上側プレート支持盤41,41を中間プレート支持盤31に対して内側に折り曲げることができる。上側プレート支持盤41を中間プレート支持盤31に対して折り曲げるには、中間プレート支持盤31の上面から起立した状態の上側プレート支持盤41を上方に引き上げることで、固定アーム35の下端嵌合部36を起立固定溝24の下端開口24Eから抜いてから(図15及び図16参照)、ヒンジアーム33の回動支点突起34を中心にして支持プレート11上に倒すように回動させればよい。すると、上側プレート支持盤41の縦溝29内に第2段目上側の支持プレート11,11の上縁部が受容されて、支持プレート11の上面が縦溝29の奥面に当接し、上側プレート支持盤41,41が水平姿勢になる。このとき、縦溝29に受容された支持プレート11の上縁部に備えた複数の長辺側ロック係合部15の開口15Aが、上側プレート支持盤41の複数の溝側面貫通孔51に対向する。そこで、上側プレート支持盤41に備えたロック部材55を溝側面貫通孔51側に移動して長辺側ロック係合部15に凹凸係合し、上側プレート支持盤41と支持プレート11の上縁部とを固定することができる。これにより、ロール90をロール支持具10において2段に配置して支持することができる。
【0048】
ところで、図4に示すように、上側プレート支持盤41,41を水平姿勢に折り曲げた状態では、それら上側プレート支持盤41,41より中間プレート支持盤31,31の上面が若干上方に位置するので、この場合は、図6に示すように、中間プレート支持盤31,31の上面に別のロール支持具10を載置してロール支持具10を複数積み上げることができる。また、上記したように第3段目上側の支持プレート11,11まで縦溝29に挿入すると、図3に示すように、それら第3段目上側の支持プレート11,11の上面より上側プレート支持盤41,41の上面が若干上方に位置するので、この場合は、図5に示すように上側プレート支持盤41,41の上面に別のロール支持具10を載置してロール支持具10を複数積み上げることができる。
【0049】
また、ロール支持具10は、不使用時に図9に示すように折り畳むことができる。ロール支持具10を折り畳むためには、縦溝29から全て支持プレート11を抜き取り、それら支持プレート11を2枚重ねにしてベース部20上に載置し、下端プレート支持盤22,22の対向方向に並べる。すると、図示しないが支持プレート11が上下6枚ずつ2枚重ねになってベース部20の上面のうち連絡補強壁21,21と下端プレート支持盤22,22とに囲まれた空間に収まる。次いで、各上側プレート支持盤41を各中間プレート支持盤31上で起立姿勢にして、一方の中間プレート支持盤31を下端プレート支持盤22に対して折り曲げる。すると、中間プレート支持盤31及び上側プレート支持盤41が、連絡補強壁21,21の上面に当接して水平姿勢になる。そして、他方の中間プレート支持盤31を下端プレート支持盤22に対して折り曲げると、一方の中間プレート支持盤31及び上側プレート支持盤41に当接して水平姿勢になり、ロール支持具10の折り畳み作業が完了する。
【0050】
また、ロール支持具10が折り畳み状態になると、下端プレート支持盤22,22の上面が重ねられた中間プレート支持盤31及び上側プレート支持盤41より上方に位置する。これにより、図10に示すように、下端プレート支持盤22,22の上面に別のロール支持具10を載置して複数のロール支持具10を積み上げることができる。
【0051】
なお、ロール支持具10を積み上げるには、図示しないフォークリフトのフォークをベース部20のフォーク挿入孔20Fに挿入すればよい。また、図1〜図6には、支持プレート11を挿入するための縦溝29として、各プレート支持盤30の左右の両端部で共に中央寄りに配置された縦溝29を選択した例が示され、図7,8には、共に外寄りに配置された縦溝29を選択した例が示されているが、各プレート支持盤30の左右の一端部では中央寄りに配置された縦溝29を選択し、他端部では外寄りに配置された縦溝29を選択してもよい。
【0052】
上記したように本実施形態のロール支持具10では、ロール90の積み上げ段数が最大積上段数(例えば、3段)より少ない中間段数(例えば、2段)である場合には、その中間段数分の支持プレート11を縦溝29に沿って積み上げたところでプレート支持盤30における上側プレート支持盤41を支持プレート11上に折り曲げることができる。これにより、ロール90を最大積上段数まで積み上げた場合に比べてロール支持具10全体を低くすることができる。即ち、本実施形態のロール支持具10によれば、支持するロール90の積み上げ段数に応じて無駄な嵩張りを抑えることができる。また、プレート縁部固定機構50によって支持プレート11の縁部とプレート支持盤30とが固定されるので、ロール支持具10の搬送中のがたつきが防がれると共に、支持プレート11の縁部とプレート支持盤30とが補強し合って強度アップが図られる。しかも、上側プレート支持盤41が起立姿勢であるときに支持プレート11の側縁部とプレート支持盤30とを固定するプレート縁部固定機構50によって、上側プレート支持盤41が水平姿勢であるときに支持プレート11の上縁部とプレート支持盤30とを固定することができるので、プレート縁部固定機構50の有効利用が図られる。
【0053】
また、本実施形態のロール支持具10には、各プレート支持盤30に3つ以上の縦溝29が備えられているの、それらから任意の2つの縦溝29を選択して1組の支持プレート11,11を挿入することで、軸長が異なる複数種類のロール90に対応することができる。また、中間プレート支持盤31に対して上側プレート支持盤41が着脱可能であるので、支持するロール90が少ない場合に、不要な上側プレート支持盤41を中間プレート支持盤31から外して、ロール支持具10の軽量化を図ることができる。さらには、複数の支持プレート11が全て同一形状であるので、部品の共通化によるコストダウンが図られる。
【0054】
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0055】
(1)前記実施形態の支持プレート11は、対をなしてロール芯91の端部を上下から挟む構成であったが、それら上下の支持プレート11,11を一体化にした大きさの支持プレートの中心に支持孔を貫通形成するか、支持突部を突出形成し、ロール芯の端部を支持孔又は支持突部に嵌合して支持プレートにてロールを支持する構成にしてもよい。
【0056】
(2)前記実施形態のロール支持具10において、中間プレート支持盤31を上下方向の中間部で2分割して着脱可能かつ回動可能に連結し、ロール90を2段だけ支持する場合に上側プレート支持盤41を折り曲げることができることに加えて、ロール90を1段だけ支持する場合に、上側プレート支持盤41を中間プレート支持盤31から離脱して、中間プレート支持壁31の上側半分を折り曲げるか又は中間プレート支持盤31の上側半分を下側半分から離脱できる構成にしてもよい。
【0057】
(3)前記実施形態のロール支持具10は、支持プレート11の積み上げ方向で中間プレート支持盤31と上側プレート支持盤41とを合わせた大きさが下端プレート支持盤22,22の間隔より小さくなっていて、中間プレート支持盤31と上側プレート支持盤41とを連結した状態で下端プレート支持盤22,22の間に折り畳むことができたが、支持プレート11の積み上げ方向で中間プレート支持盤31と上側プレート支持盤41とを合わせた大きさが下端プレート支持盤22,22の間隔より大きくなっていて、上側プレート支持盤41を中間プレート支持盤31から分離し、中間プレート支持盤31と上側プレート支持盤41とを重ねて下端プレート支持盤22,22の間に収容する構成にしてもよい。
【符号の説明】
【0058】
10 ロール支持具
11 支持プレート
12 補強リブ
20 ベース部
22 下端プレート支持盤
23 ヒンジ溝
29 縦溝
30 プレート支持盤
35 固定アーム
36 下端嵌合部
41 上側プレート支持盤
50 プレート縁部固定機構
51 溝側面貫通孔
52 ガイド突条
55 ロック部材
81 中間ヒンジ部
90 ロール
91 ロール芯

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水平に延びたロールの両端部を支持して対向する1組の支持プレートの各両側縁部を、ベース盤から起立して対向する1対のプレート支持盤の対向面に備えた縦溝に上方から挿入して前記支持プレートを積み上げることで、それら支持プレートを介して複数の前記ロールを最大積上段数まで積み上げ可能なロール支持具において、
前記プレート支持盤のうち、前記最大積上段数より少ない中間段数分の前記支持プレートの上端部と対応する位置に、前記プレート支持盤を折り曲げ可能とする中間ヒンジ部を設けて、前記縦溝に挿入された前記支持プレートが前記中間段数分である場合に、前記プレート支持盤のうち前記中間ヒンジ部より上側の上側プレート支持盤を前記支持プレート上に倒した状態に折り曲げ可能とすると共に、折り曲げられた前記上側プレート支持盤の前記縦溝に前記支持プレートの上縁部を受容した状態に固定するための上縁固定機構を備えたことを特徴とするロール支持具。
【請求項2】
起立状態の前記上側プレート支持盤の前記縦溝に前記支持プレートの側縁部を挿入した状態に固定するための側縁固定機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載のロール支持具。
【請求項3】
前記ロールの軸長に応じて変わり得る前記支持プレート同士の間隔に対応して、各前記プレート支持盤に3つ以上の前記縦溝を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のロール支持具。
【請求項4】
前記プレート支持盤のうち前記中間ヒンジ部より下側の下側プレート支持盤と、前記上側プレート支持盤とが着脱可能となるように前記中間ヒンジ部を構成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載のロール支持具。
【請求項5】
各前記ロールの端部を支持する前記支持プレートを、それら各ロールの中心軸を含む水平分割面で上下に2分割して、その水平分割面に対する上側と下側の支持プレートを同一形状にしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載のロール支持具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2011−255918(P2011−255918A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−130993(P2010−130993)
【出願日】平成22年6月8日(2010.6.8)
【出願人】(591006944)三甲株式会社 (380)
【Fターム(参考)】