説明

ワイヤレス・デバイス間で情報を共有するシステムおよび方法

ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスで受信する方法が提供される。方法は、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をワイヤレス・デバイスで受信するステップと、要求の承諾を送信するステップと、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスで受信するステップと、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスに保存するステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、データ・ネットワークの動作に関し、より詳細には、ワイヤレス・デバイス間で情報を共有するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
技術の進歩が、広域データ・ネットワークの開発および配備をもたらした。これらのネットワークは、インターネットなどの公衆データ・ネットワークと、ワイヤレス遠隔通信ネットワークなどの特化されたネットワークとを含む。これらのネットワークのユーザは、ネットワーク・リソースとして利用可能な多種多様な情報およびサービスにアクセスする能力を有する。
【0003】
ネットワーク・リソースに対する需要増大の一例は、ワイヤレス・ネットワーク環境において見られる。ワイヤレス環境では、ワイヤレス電話、携帯情報端末(PDA)、およびページング・デバイスなど、様々なワイヤレス・デバイスが、ワイヤレス・ネットワークを介して通信する。ワイヤレス・ネットワークは、様々なネットワーク・リソースをワイヤレス・デバイスに提供するように動作するネットワーク・サーバも含むことができる。さらに、ワイヤレス・ネットワークは、公衆ネットワーク上のリソースがワイヤレス・ネットワーク上のワイヤレス・デバイスから利用可能になるように、インターネットなどの公衆ネットワークに結合することもできる。
【0004】
ワイヤレス電話など、デバイスの中には、不適切なユーザの行動が原因で、社会秩序を乱すと見なされているものもある。例えば、会議中に電話に応答することを不適切と考える人もいる。加えて、ワイヤレス・デバイスに保存されるコンタクト情報は、ワイヤレス電話の所有者によって作成することはできるが、コンタクト情報に関連するコンタクト相手によって作成することはできない。さらに、これらのワイヤレス・デバイスの多くは、1日に24時間、1週間に7日間(24/7)、電源が入れられたままであり、そのため、デバイス・プレゼンス(device presence)は、すなわちネットワークに接続されているかどうかは、ほとんど意味をもたない。
【0005】
したがって、これらの難点に対処するためのシステムおよび方法が必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下では、1つまたは複数の態様についての基本的な理解が得られるように、そのような態様の簡略化された要約が提示される。この「課題を解決するための手段」は、企図される態様のすべてにわたる広範な概要ではなく、すべての態様の主要な要素または必須の要素を識別することも、態様のいずれかまたはすべての範囲を詳しく説明することも意図していない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明のための予備知識として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形式で提示することである。
【0007】
一態様によれば、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスで受信する方法が提供される。方法は、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をワイヤレス・デバイスで受信するステップと、要求の承諾を送信するステップと、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスで受信するステップと、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスに保存するステップとを含む。
【0008】
別の態様では、ワイヤレス・デバイスが提供される。ワイヤレス・デバイスは、プロセッサと、プロセッサからアクセス可能なメモリとを含む。メモリは、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をワイヤレス・デバイスで受信するための少なくとも1つの命令と、要求の承諾を送信するための少なくとも1つの命令と、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスで受信するための少なくとも1つの命令と、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスに保存するための少なくとも1つの命令とを含む。
【0009】
また別の態様では、別のワイヤレス・デバイスが提供される。ワイヤレス・デバイスは、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をワイヤレス・デバイスで受信するための手段と、要求の承諾を送信するための手段と、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスで受信するための手段と、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスに保存するための手段とを含む。
【0010】
さらに別の態様では、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータ・プログラム製品が提供される。コンピュータ可読媒体は、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をワイヤレス・デバイスで受信するための少なくとも1つの命令と、要求の承諾を送信するための少なくとも1つの命令と、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスで受信するための少なくとも1つの命令と、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスに保存するための少なくとも1つの命令とを含む。
【0011】
別の態様では、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスに送信する方法が提供される。方法は、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をリモート・ワイヤレス・デバイスに送信するステップと、応答をリモート・ワイヤレス・デバイスから受信するステップと、要求が承諾されたかどうかを判定するステップと、要求が承諾された場合、ユーザ・プロファイルを送信するステップとを含む。
【0012】
また別の態様では、ワイヤレス・デバイスが提供される。ワイヤレス・デバイスは、プロセッサと、プロセッサからアクセス可能なメモリとを含む。メモリは、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をリモート・ワイヤレス・デバイスに送信するための少なくとも1つの命令と、応答をリモート・ワイヤレス・デバイスから受信するための少なくとも1つの命令と、要求が承諾されたかどうかを判定するための少なくとも1つの命令と、要求が承諾された場合、ユーザ・プロファイルを送信するための少なくとも1つの命令とを含む。
【0013】
さらに別の態様では、別のワイヤレス・デバイスが提供される。ワイヤレス・デバイスは、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をリモート・ワイヤレス・デバイスに送信するための手段と、応答をリモート・ワイヤレス・デバイスから受信するための手段と、要求が承諾されたかどうかを判定するための手段と、要求が承諾された場合、ユーザ・プロファイルを送信するための手段とを含む。
【0014】
またさらに別の態様では、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータ・プログラム製品が提供される。コンピュータ可読媒体は、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をリモート・ワイヤレス・デバイスに送信するための少なくとも1つの命令と、応答をリモート・ワイヤレス・デバイスから受信するための少なくとも1つの命令と、要求が承諾されたかどうかを判定するための少なくとも1つの命令と、要求が承諾された場合、ユーザ・プロファイルを送信するための少なくとも1つの命令とを含む。
【0015】
別の態様では、ユーザ・プロファイルをサーバで管理する方法が提供される。方法は、ユーザ・プロファイルを第1のワイヤレス・デバイスから受信するステップと、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求を第2のワイヤレス・デバイスが承諾した旨の通知を受信するステップと、ユーザ・プロファイルを第2のワイヤレス・デバイスに送信するステップとを含む。
【0016】
また別の態様では、プロセッサと、プロセッサからアクセス可能なメモリとを含む、ワイヤレス・デバイスに関連するユーザ・プロファイルを管理するためのサーバが提供される。メモリは、ユーザ・プロファイルを第1のワイヤレス・デバイスから受信するための少なくとも1つの命令と、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求を第2のワイヤレス・デバイスが承諾した旨の通知を受信するための少なくとも1つの命令と、ユーザ・プロファイルを第2のワイヤレス・デバイスに送信するための少なくとも1つの命令とを含む。
【0017】
さらに別の態様では、ワイヤレス・デバイスに関連するユーザ・プロファイルを管理するためのサーバが提供される。サーバは、ユーザ・プロファイルを第1のワイヤレス・デバイスから受信するための手段と、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求を第2のワイヤレス・デバイスが承諾した旨の通知を受信するための手段と、ユーザ・プロファイルを第2のワイヤレス・デバイスに送信するための手段とを含む。
【0018】
さらにまた別の態様では、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータ・プログラム製品が提供される。コンピュータ可読媒体は、ユーザ・プロファイルを第1のワイヤレス・デバイスから受信するための少なくとも1つの命令と、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求を第2のワイヤレス・デバイスが承諾した旨の通知を受信するための少なくとも1つの命令と、ユーザ・プロファイルを第2のワイヤレス・デバイスに送信するための少なくとも1つの命令とを含む。別の態様では、1つまたは複数のワイヤレス・デバイスと通信する方法が提供される。方法は、第1の目標ワイヤレス・デバイスの選択を受け取るステップと、第1の目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態を決定するステップと、第1の目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態に少なくとも部分的に基づいて、第1の目標ワイヤレス・デバイスとどのようにコンタクトを取るかについて決定するステップとを含む。
【0019】
さらに別の態様では、プロセッサと、プロセッサからアクセス可能なメモリとを含む、ワイヤレス・デバイスが提供される。メモリは、第1の目標ワイヤレス・デバイスの選択を受け取るための少なくとも1つの命令と、第1の目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態を決定するための少なくとも1つの命令と、第1の目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態に少なくとも部分的に基づいて、第1の目標ワイヤレス・デバイスとどのようにコンタクトを取るかについて決定するための少なくとも1つの命令とを含む。
【0020】
また別の態様では、ワイヤレス・デバイスが提供される。ワイヤレス・デバイスは、第1の目標ワイヤレス・デバイスの選択を受け取るための手段と、第1の目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態を決定するための手段と、第1の目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態に少なくとも部分的に基づいて、第1の目標ワイヤレス・デバイスとどのようにコンタクトを取るかについて決定するための手段とを含む。
【0021】
またさらに別の態様では、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータ・プログラム製品が提供される。コンピュータ可読媒体は、第1の目標ワイヤレス・デバイスの選択を受け取るための少なくとも1つの命令と、第1の目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態を決定するための少なくとも1つの命令と、第1の目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態に少なくとも部分的に基づいて、第1の目標ワイヤレス・デバイスとどのようにコンタクトを取るかについて決定するための少なくとも1つの命令とを含む。
【0022】
別の態様では、ワイヤレス・デバイスとのコンタクトを開始する方法が提供される。方法は、一群の目標ワイヤレス・デバイスの選択を受け取るステップと、一群の目標ワイヤレス・デバイスのうちの各々に関連する現在の状態を決定するステップと、一群の目標ワイヤレス・デバイスのうちの各々に関連する現在の状態に少なくとも部分的に基づいて、一群の目標ワイヤレス・デバイスの中から最も近い目標ワイヤレス・デバイスを決定するステップとを含む。
【0023】
また別の態様では、ワイヤレス・デバイスが提供される。ワイヤレス・デバイスは、プロセッサと、プロセッサからアクセス可能なメモリとを含む。メモリは、一群の目標ワイヤレス・デバイスの選択を受け取るための少なくとも1つの命令と、一群の目標ワイヤレス・デバイスのうちの各々に関連する現在の状態を決定するための少なくとも1つの命令と、一群の目標ワイヤレス・デバイスのうちの各々に関連する現在の状態に少なくとも部分的に基づいて、一群の目標ワイヤレス・デバイスの中から最も近い目標ワイヤレス・デバイスを決定するための少なくとも1つの命令とを含む。
【0024】
さらに別の態様では、ワイヤレス・デバイスが提供される。ワイヤレス・デバイスは、一群の目標ワイヤレス・デバイスの選択を受け取るための手段と、一群の目標ワイヤレス・デバイスのうちの各々に関連する現在の状態を決定するための手段と、一群の目標ワイヤレス・デバイスのうちの各々に関連する現在の状態に少なくとも部分的に基づいて、一群の目標ワイヤレス・デバイスの中から最も近い目標ワイヤレス・デバイスを決定するための手段とを含む。
【0025】
またさらに別の態様では、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータ・プログラム製品が提供される。コンピュータ可読媒体は、一群の目標ワイヤレス・デバイスの選択を受け取るための少なくとも1つの命令と、一群の目標ワイヤレス・デバイスのうちの各々に関連する現在の状態を決定するための少なくとも1つの命令と、一群の目標ワイヤレス・デバイスのうちの各々に関連する現在の状態に少なくとも部分的に基づいて、一群の目標ワイヤレス・デバイスの中から最も近い目標ワイヤレス・デバイスを決定するための少なくとも1つの命令とを含む。
【0026】
別の態様では、少なくとも1つのワイヤレス・デバイスとのコンタクトを開始する方法が提供される。方法は、現在の状態の選択を受け取るステップと、コンタクト・リスト内のいずれかのワイヤレス・デバイスが選択された現在の状態とマッチする現在の状態を有するかどうかを判定するステップとを含む。
【0027】
さらに別の態様では、プロセッサと、プロセッサからアクセス可能なメモリとを含む、ワイヤレス・デバイスが提供される。メモリは、現在の状態の選択を受け取るための少なくとも1つの命令と、コンタクト・リスト内のいずれかのワイヤレス・デバイスが選択された現在の状態とマッチする現在の状態を有するかどうかを判定するための少なくとも1つの命令とを含む。
【0028】
また別の態様では、ワイヤレス・デバイスが提供される。ワイヤレス・デバイスは、現在の状態の選択を受け取るための手段と、コンタクト・リスト内のいずれかのワイヤレス・デバイスが選択された現在の状態とマッチする現在の状態を有するかどうかを判定するための手段とを含む。
【0029】
さらにまた別の態様では、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータ・プログラム製品が提供される。コンピュータ可読媒体は、現在の状態の選択を受け取るための少なくとも1つの命令と、コンタクト・リスト内のいずれかのワイヤレス・デバイスが選択された現在の状態とマッチする現在の状態を有するかどうかを判定するための少なくとも1つの命令とを含む。
【0030】
図においては、別途指摘がない限り、様々な図にわたって、同じ参照番号は同じ部分を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】一態様による、データ・ネットワークの図である。
【図2】別の態様による、ワイヤレス・デバイスの図である。
【図3】また別の態様による、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスで受信する方法を説明するフローチャートである。
【図4】さらに別の態様による、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスに送信する方法を説明するフローチャートである。
【図5】さらに別の態様による、ユーザ・プロファイルをサーバで管理する方法を説明する例示的なフローチャートである。
【図6】また別の態様による、1つまたは複数のワイヤレス・デバイスのうちの各々に関連する現在の状態に基づいて、1つまたは複数のワイヤレス・デバイスと通信する方法を説明する例示的なフローチャートである。
【図7】また別の態様による、ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態に基づいて、ワイヤレス・デバイスとのコンタクトを開始する方法を説明する例示的なフローチャートである。
【図8】一態様による、1つまたは複数のワイヤレス・デバイスのうちの各々に関連する現在の状態に基づいて、1つまたは複数のワイヤレス・デバイスとのコンタクトを開始する方法を説明する例示的なフローチャートである。
【図9】別の態様による、ワイヤレス・デバイスをセットアップする方法を説明する例示的なフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本開示の様々な態様が以下で説明される。本明細書の教示が多種多様な形態で具現できること、また本明細書で開示される任意の具体的な構造、機能、またはその両方は単に代表的なものにすぎないことを明白にしておかなければならない。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示される態様が他の任意の態様とは独立に実施できること、またこれらの態様の2つ以上を様々な方法で組み合わせることができることを当業者は理解されたい。例えば、本明細書で説明される任意の数の態様を使用して、装置を実装することができ、または方法を実施することができる。加えて、本明細書で説明される態様の1つまたは複数に加えて、またはそれら以外の、他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置を実装することができ、またはそのような方法を実施することができる。さらに、態様は、請求項の少なくとも1つの要素を含むことができる。
【0033】
以下の説明では、説明の目的で、1つまたは複数の態様の完全な理解が得られるように、数々の具体的な詳細が説明される。しかし、そのような態様がこれらの具体的な詳細なしに実施できることを明らかにすることができる。他の例では、良く知られた構造およびデバイスは、1つまたは複数の態様の説明を容易にするために、ブロック図形式で示される。
【0034】
本説明では、「アプリケーション」という用語は、オブジェクト・コード、スクリプト、バイト・コード、マークアップ言語ファイル、およびパッチなどの、実行可能コンテンツを有するファイルも含むことができる。加えて、本明細書で言及される「アプリケーション」は、オープンの必要があることもあるドキュメント、またはアクセスの必要がある他のデータ・ファイルなどの、本質的に実行可能ではないファイルも含むことができる。
【0035】
「コンテンツ」という用語は、オブジェクト・コード、スクリプト、バイト・コード、マークアップ言語ファイル、およびパッチなどの、実行可能コンテンツを有するファイルも含むことができる。加えて、本明細書で言及される「コンテンツ」は、オープンの必要があることもあるドキュメント、またはアクセスの必要がある他のデータ・ファイルなどの、本質的に実行可能ではないファイルも含むことができる。
【0036】
本説明では、「通信デバイス」、「ワイヤレス・デバイス」、および「ワイヤレス通信デバイス」という用語は、交換可能に使用される。第3世代(3G)ワイヤレス技術の出現により、より多くの帯域幅が利用可能になったことで、ワイヤレス機能を備えるより多くの電子デバイスが使用可能になった。したがって、非限定的な態様では、ワイヤレス・デバイスは、セルラ電話、ページャ、PDA、スマートフォン、ナビゲーション・デバイス、ワイヤレス接続を備えるコンピュータ、またはプロセッサ、メモリ、およびワイヤレス・ネットワーク・インタフェースを有する他の任意のモバイル・デバイスとすることができる。
【0037】
図1は、本明細書で説明される方法の1つまたは複数に従って、複数のワイヤレス・デバイスが互いに通信できる、例示的な通信システム100を示している。システム100は、無線通信チャネル106を介してワイヤレスデータ・ネットワーク104と通信できる第1のワイヤレス・デバイス102を含むことができる。システム100は、ワイヤレス・デバイス102およびネットワーク104と通信する他のエンティティにサービスを提供するように動作するサーバ108を含むこともできる。サーバ108は、プロセッサ122と、メモリ120とを含むことができる。本明細書で説明される方法ステップの1つまたは複数は、メモリに保存することができる。さらに、プロセッサは、メモリに保存される1つまたは複数の方法ステップを実行するための手段として動作することができる。
【0038】
サーバ108は、リンク110によってネットワーク104に結合することができ、リンク110は、任意のタイプの有線または無線リンクとすることができる。例えば、一態様では、ワイヤレス・デバイス102は、ワイヤレス電話とすることができ、サーバ108は、アプリケーション、マルチメディア・コンテンツ、ユーザ・プロファイル、現在の状態、またはそれらの組み合わせを第1のワイヤレス・デバイス102に提供する、全国的な遠隔通信ネットワークの部分とすることができる。
【0039】
第2のワイヤレス・デバイス112も、ネットワーク104に結合することができる。第2のワイヤレス・デバイス112は、第1のワイヤレス・デバイス102からリモートに所在することができるが、第2のワイヤレス・デバイス112は、ワイヤレス・ネットワーク104を介して、第1のワイヤレス・デバイス102によってアクセスすることができ、また第1のワイヤレス・デバイス102と通信することができる。図1は、サーバ108に接続できるデータベース114も示している。データベース114は、アプリケーション、マルチメディア・コンテンツ、ユーザ・プロファイル116、現在の状態118、またはそれらの組み合わせを含むことができる。
【0040】
一態様によるシステムの動作中、第2のワイヤレス・デバイス112のユーザは、ユーザ・プロファイル116を作成することができる。その後、第2のワイヤレス・デバイス112のユーザは、ユーザ・プロファイル116を受け入れるよう求める要求を第1のワイヤレス・デバイス102のユーザに送信することができる。第1のワイヤレス・デバイス102のユーザが承諾した場合、ユーザ・プロファイルを、ワイヤレス・ネットワーク104を介して、第2のワイヤレス・デバイス112から第1のワイヤレス・デバイス102に直接的に送信することができる。代替として、ユーザ・プロファイル116は、ワイヤレス・ネットワーク104を介して、サーバ108から第1のワイヤレス・デバイス102に送信することもできる。さらに、第1のワイヤレス・デバイス102は、以下で説明される、第2のワイヤレス・デバイス112に関連する現在の状態を定期的に受信することができる。現在の状態は、ワイヤレス・ネットワーク104を介して、第2のワイヤレス・デバイス112から直接的に受信することができる。代替として、現在の状態は、ワイヤレス・ネットワーク104を介して、サーバ108から受信することもできる。
【0041】
図2を参照すると、一態様による、ワイヤレス・デバイスの例示的で非限定的な態様が示されており、全体として220で指示されている。示されるように、ワイヤレス・デバイス220は、オンチップ・システム222を含み、オンチップ・システム222は、互いに結合されたデジタル信号プロセッサ224およびアナログ・ベースバンド・プロセッサ226を含む。プロセッサ224・226は、本明細書で説明される方法ステップの1つまたは複数を実行するための手段として、単独または共同で機能することができる。各方法は、単独で、または本明細書で説明される他の方法もしくは他の方法のステップと組み合わせて実行することができる。図2に示されるように、ディスプレイ・コントローラ228およびタッチスクリーン・コントローラ230が、デジタル信号プロセッサ224に結合される。次に、オンチップ・システム222の外部にあるタッチスクリーン・ディスプレイ232が、ディスプレイ・コントローラ228およびタッチスクリーン・コントローラ230に結合される。
【0042】
図2は、例えば、位相反転線(PAL: phase alternating line)エンコーダ、順次式カラーメモリ(SECAM: sequential couleur a memoire)エンコーダ、または米国テレビジョンシステム委員会(NTSC: national television system(s) committee)エンコーダなどの、ビデオ・エンコーダ234が、デジタル信号プロセッサ224に結合されることをさらに示している。さらに、ビデオ増幅器236が、ビデオ・エンコーダ234およびタッチスクリーン・ディスプレイ232に結合される。また、ビデオポート238が、ビデオ増幅器236に結合される。図2に示されるように、ユニバーサル・シリアルバス(USB)コントローラ240が、デジタル信号プロセッサ224に結合される。また、USBポート242が、USBコントローラ240に結合される。メモリ244および加入者識別モジュール(SIM: subscriber identity module)カード246も、デジタル信号プロセッサ224に結合することができる。さらに、図2に示されるように、デジタル・カメラ248を、デジタル信号プロセッサ224に結合することができる。例示的な一態様では、デジタル・カメラ248は、電荷結合素子(CCD: charge-coupled device)カメラまたは相補型金属酸化膜半導体(CMOS: complementary metal-oxide semiconductor)カメラである。
【0043】
図2にさらに示されるように、ステレオ・オーディオCODEC 250を、アナログ・ベースバンド・プロセッサ226に結合することができる。さらに、オーディオ増幅器252を、ステレオ・オーディオCODEC 250に結合することができる。例示的な一態様では、第1のステレオ・スピーカ254および第2のステレオ・スピーカ256が、オーディオ増幅器252に結合される。図2は、マイクロフォン増幅器258もステレオ・オーディオCODEC 250に結合できることを示している。加えて、マイクロフォン260を、マイクロフォン増幅器258に結合することができる。特定の一態様では、周波数変調(FM)ラジオ・チューナ262を、ステレオ・オーディオCODEC 250に結合することができる。また、FMアンテナ264も、FMラジオ・チューナ262に結合される。さらに、ステレオ・ヘッドフォン266を、ステレオ・オーディオCODEC 250に結合することができる。
【0044】
図2は、無線周波数(RF)トランシーバ268をアナログ・ベースバンド・プロセッサ226に結合できることをさらに示している。RFスイッチ270を、RFトランシーバ268およびRFアンテナ272に結合することができる。図2に示されるように、キーパッド274を、アナログ・ベースバンド・プロセッサ226に結合することができる。また、マイクロフォンを備えるモノラル・ヘッドセット276も、アナログ・ベースバンド・プロセッサ226に結合することができる。さらに、バイブレータ・デバイス278を、アナログ・ベースバンド・プロセッサ226に結合することができる。図2は、電源280をオンチップ・システム222に結合できることも示している。特定の一態様では、電源280は、電力を必要とするワイヤレス・デバイス220の様々なコンポーネントに電力を供給する直流(DC)電源である。さらに、特定の一態様では、電源は、充電可能なDCバッテリ、またはAC電源に接続された交流(AC)/DC変成器から取り出されるDC電力供給である。
【0045】
特定の一態様では、ワイヤレス・デバイス220は、DSP 224またはアナログ・ベースバンド・プロセッサ226に結合された全地球測位システム(GPS: global positioning system)モジュール282を含むことができる。GPSモジュール282ならびにプロセッサ224およびプロセッサ226の少なくとも一方は、ワイヤレス・デバイス220の所在地を見出すための手段を提供することができる。
【0046】
さらに、図2に示されるように、ワイヤレス・デバイス220は、1つまたは複数のコンタクト相手に関連する1つまたは複数のユーザ・プロファイルの保存、そのようなユーザ・プロファイルへのアクセスなどを行えるようにする、ユーザ・プロファイル・テーブル284を含むことができる。また、ワイヤレス・デバイス220は、1つまたは複数のコンタクト相手のワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態の保存、そのような現在の状態へのアクセスなどを行えるようにする、現在状態テーブル286も含むことができる。
【0047】
図2に示されるように、タッチスクリーン・ディスプレイ232、ビデオポート238、USBポート242、カメラ248、第1のステレオ・スピーカ254、第2のステレオ・スピーカ256、マイクロフォン260、FMアンテナ264、ステレオ・ヘッドフォン266、RFスイッチ270、RFアンテナ272、キーパッド274、モノラル・ヘッドセット276、バイブレータ278、および電源280は、オンチップ・システム222の外部に存在する。
【0048】
図3を参照すると、一実施による、ユーザ・プロファイルまたはコンタクト情報を受信する方法が示されており、ブロック302において開始する。特定の一態様では、ユーザ・プロファイルは、自宅電話の電話番号、職場の電話番号、モバイル電話番号、ファックス電話番号、職場の電子メール・アドレス、個人的な電子メール・アドレス、インスタント・メッセージング(IM)ネーム、ソーシャル・ネットワークのコンタクト相手、またはそれらの組み合わせを含むことができる。ユーザ・プロファイルは、自宅の住所、職場の住所、またはそれらの組み合わせを含むことができる。さらに、ユーザ・プロファイルは、ユーザが作成または選択した写真、ユーザが作成または選択したアバタ、またはそれらの組み合わせを含むことができる。また、ユーザ・プロファイルは、テキスト、カレンダ・イベント、やることリスト、またはそれらの組み合わせなど、追加的なコンテンツも含むことができる。ユーザ・プロファイルは、ユーザ・プロファイルに関連付けられたユーザ・デバイスに関連する現在の状態も含むことができる。
【0049】
方法の説明に戻ると、ブロック302において、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求を、ワイヤレス・デバイスで受信することができる。要求は、開始ワイヤレス・デバイスから送信すること、または別の方法で伝えることができ、受信ワイヤレス・デバイスで受信することができる。304において、受信ワイヤレス・デバイスのユーザが、要求の承諾を望むかどうかを判定することができる。例えば、受信ワイヤレス・デバイスのディスプレイを介して、ユーザにプロンプトを提示することができ、ユーザは、例えば、YESに対応する第1のボタンを切り換えることによって、またはNOに対応する第2のボタンを切り換えることによって、自分が要求の承諾を望むかどうかを通知することができる。304において、ユーザがユーザ・プロファイルの受け入れを望まない場合、方法は、ブロック306に進むことができ、受信ワイヤレス・デバイスは、拒否を、すなわち、ユーザが受信ワイヤレス・デバイスへのユーザ・プロファイルの追加を望まない旨の通知を送信することができる。その後、方法は、308において終了することができる。
【0050】
反対に、304において、ユーザが要求の承諾を望み、受信ワイヤレス・デバイスへのユーザ・プロファイルの追加を望む場合、方法は、ブロック310に進むことができる。ブロック310において、受信ワイヤレス・デバイスは、承諾通知を開始ワイヤレス・デバイスに送信することができる。その後、ブロック312において、受信ワイヤレス・デバイスは、ユーザ・プロファイルを開始ワイヤレス・デバイスから受信することができる。代替的に、受信ワイヤレス・デバイスは、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・ネットワークに接続されたサーバから受信することができる。そのような場合、サーバには、開始ワイヤレス・デバイスによって、ユーザ・プロファイルを受信ワイヤレス・デバイスに送信するよう命令することができる。
【0051】
ブロック314において、受信ワイヤレス・デバイスは、プライバシ設定を開始ワイヤレス・デバイスから受信することができる。代替として、受信ワイヤレス・デバイスは、プライバシ設定をワイヤレス・ネットワークに接続されたサーバから受信することができる。そのような場合、サーバには、開始ワイヤレス・デバイスによって、プライバシ設定を受信ワイヤレス・デバイスに送信するよう命令することができる。プライバシ設定は、受信ワイヤレス・デバイスが、開始ワイヤレス・デバイスへの、例えば、開始ワイヤレス・デバイスに保存された、または開始ワイヤレス・デバイスに関連付けられた、ファイル、コンテンツ、カレンダ情報、コンタクト情報、またはそれらの組み合わせへの、どんなアクセス・レベルを有することができるかを示すことができる。
【0052】
ブロック316に進み、受信ワイヤレス・デバイスは、開始ワイヤレス・デバイスから受信したユーザ・プロファイルを保存することができる。さらに、ブロック318において、受信ワイヤレス・デバイスは、開始ワイヤレス・デバイスからのプライバシ設定も保存することができる。320において、受信ワイヤレス・デバイスは、ユーザ・プロファイルに対するアップデートが利用可能であるかどうかを判定することができる。例えば、受信ワイヤレス・デバイスは、何らかのアップデートが利用可能であるかどうかを判定するために、ユーザ・プロファイルを保存するサーバとのコンタクトを開始することができる。アップデートが利用可能でない場合、方法は、308において終了することができる。他方、アップデートが利用可能である場合、方法は、ブロック322に進むことができ、受信ワイヤレス・デバイスは、アップデートを受信することができる。ブロック324において、受信ワイヤレス・デバイスは、アップデートを保存することができる。その後、方法は、308において終了することができる。
【0053】
図4は、ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスに送信する方法を示している。ブロック402において開始し、開始ワイヤレス・デバイスは、受信ワイヤレス・デバイスへのユーザ・プロファイルの追加を求める要求を受信ワイヤレス・デバイスに送信することができる。ブロック404において、開始ワイヤレス・デバイスは、応答を受信することができる。406に進み、開始ワイヤレス・デバイスは、受信ワイヤレス・デバイスへのユーザ・プロファイルの追加を求める要求が承諾されたかどうかを判定することができる。承諾されなかった場合、方法は、408において終了することができる。反対に、要求が承諾された場合、方法は、410に進むことができ、開始ワイヤレス・デバイスは、例えば、ユーザに入力を促すことによって、トランザクションを続行すべきかどうかを決定することができる。トランザクションを続行しないと決定された場合、方法は、ブロック412に進むことができ、開始ワイヤレス・デバイスは、トランザクションをキャンセルする旨の通知を受信ワイヤレス・デバイスに送信することができる。その後、方法は、408において終了することができる。
【0054】
410に戻ると、トランザクションを続行すると決定された場合、方法は、ブロック414に進むことができる。ブロック414において、プライバシ設定を、開始ワイヤレス・デバイスにおいて確立することができる。プライバシ設定は、受信ワイヤレス・デバイスが、開始ワイヤレス・デバイスへの、例えば、開始ワイヤレス・デバイスに保存されたファイルまたはコンテンツへの、どんなアクセス・レベルを有することができるかを示すことができる。例えば、低いプライバシ設定は、受信ワイヤレス・デバイスが、開始ワイヤレス・デバイスに保存されたファイルまたはコンテンツのすべてにアクセスすることを可能にすることができる。中間のプライバシ設定は、開始ワイヤレス・デバイスに保存されたファイルまたはコンテンツの一部にアクセスすることを可能にすることができる。高いプライバシ設定は、開始ワイヤレス・デバイスに保存されたすべてのファイルまたはコンテンツにアクセスすることを阻止することができる。
【0055】
ブロック416に進み、受信デバイスに関連するプライバシ設定を、開始デバイスに保存することができる。さらに、ブロック418において、開始デバイスは、受信デバイスが要求を承諾した旨の通知をサーバに送信することができる。通知は、ユーザ・プロファイル、および指定された受信ワイヤレス・デバイスに関連するプライバシ設定を含むことができる。ブロック420において、ユーザ・プロファイルを、受信ワイヤレス・デバイスに送信することができる。ユーザ・プロファイルは、開始デバイスから受信ワイヤレス・デバイスに直接的に送信することができる。また、ユーザ・プロファイルは、開始ワイヤレス・デバイスからサーバに送信することができ、例えば、開始ワイヤレス・デバイスによって命令された後、サーバから受信ワイヤレス・デバイスに送信することができる。
【0056】
ブロック422において、プライバシ設定を、受信ワイヤレス・デバイスに送信することができる。プライバシ設定は、開始デバイスから受信ワイヤレス・デバイスに直接的に送信することができる。また、プライバシ設定は、開始ワイヤレス・デバイスからサーバに送信することができ、例えば、開始ワイヤレス・デバイスによって命令された後、サーバから受信ワイヤレス・デバイスに送信することができる。424に進み、開始ワイヤレス・デバイスは、開始ワイヤレス・デバイスのユーザによって、何らかの変更がユーザ・プロファイルに施されたかどうかを判定することができる。変更が施されていない場合、方法は、408において終了することができる。他方、変更が施されている場合、方法は、ブロック426に進むことができ、開始ワイヤレス・デバイスは、ユーザ・プロファイルに対するアップデートを、1つまたは複数のユーザ・プロファイルを保存するサーバに送信することができる。その後、サーバは、ユーザ・プロファイルを受信するよう開始ワイヤレス・デバイスによって指定されたすべてのワイヤレス・デバイスに、アップデートを配信することができる。アップデートは、開始ワイヤレス・デバイスから、前にユーザ・プロファイルを受け入れた受信ワイヤレス・デバイス、または複数の受信ワイヤレス・デバイスに、直接的に送信することもできる。方法は、408において終了することができる。
【0057】
今度は図5を参照すると、一態様による、サーバでユーザ・プロファイルを管理する方法が示されており、ブロック502において開始する。ブロック502において、サーバは、ユーザ・プロファイルを、例えば、開始ワイヤレス・デバイスから受信することができる。ブロック504において、サーバは、ユーザ・プロファイルを保存することができる。サーバは、ユーザ・プロファイルを、関連するユーザ名、電話番号、または他の類似の識別子とともに保存することができる。また、サーバは、ユーザ・プロファイルを、関連する通信識別子(CommID)とともに保存することもできる。CommIDを使用して、サーバは、ユーザが自分の名前、電話番号、通信業者、またはそれらの組み合わせを変更した場合にも、ユーザを追跡する能力を有することができる。ブロック506において、サーバは、1つまたは複数のリモート・ワイヤレス・デバイスがユーザ・プロファイルを受け入れた旨の通知を開始ワイヤレス・デバイスから受信することができる。通知は、プライバシ設定、ならびにユーザ・プロファイルおよびプライバシ設定を指定された受信ワイヤレス・デバイスに配信させるための命令も含むことができる。
【0058】
ブロック508において、サーバは、ユーザ・プロファイルを選択された受信ワイヤレス・デバイスに送信することができる。510に進み、サーバは、ユーザ・プロファイルに対する何らかのアップデートを受信したかどうかを判定することができる。アップデートを受信していない場合、方法は、512において終了することができる。反対に、アップデートを受信した場合、方法は、ブロック514に進むことができ、サーバは、ユーザ・プロファイルをアップデートすることができる。特定の一態様では、アップデートは、直近のアップデートを正確に追跡するために、タイムスタンプを含むことができる。したがって、受信ワイヤレス・デバイスが一連のアップデートを受信していない場合、受信ワイヤレス・デバイスは、ユーザ・プロファイルの直近バージョンのみを受信することができる。ブロック516に進み、サーバは、アップデートされたユーザ・プロファイルを保存することができる。その後、ブロック518において、サーバは、アップデートされたプロファイルを、ユーザ・プロファイルに関連し、前にオリジナルのユーザ・プロファイルを受信するように指定された、選択された受信ワイヤレス・デバイスまたはリモート・ワイヤレス・デバイスに送信することができる。その後、方法は、508において終了することができる。
【0059】
図6は、一態様による、1つまたは複数のワイヤレス・デバイスと通信する方法を示している。ブロック602において開始し、目標ワイヤレス・デバイスの選択を、開始ワイヤレス・デバイスで受け取ることができる。言い換えると、開始ワイヤレス・デバイスのユーザは、コンタクト・リストから目標ワイヤレス・デバイスを選択し、目標ワイヤレス・デバイスとのコンタクトを開始しようと試みることができる。ブロック604において、目標デバイスに関連する現在の状態を決定することができる。
【0060】
現在の状態は、現在の所在地、システム設定のステータス(例えば、ネットワーク非接続など)、ムード(悲しい、楽しい、退屈など)、カスタマイズされたメッセージ、ユーザ設定のステータス(例えば、着信拒否など)、ロケーション設定のステータス(例えば、着信音オフ)、時間ベースの(すなわち、スケジュールに基づいた)ステータス、カレンダ・ベースのステータス、現在の電話設定(例えば、音声オフ)、最近の行動(例えば、直近に掛けた電話に出なかった、直近のメッセージを無視した、ボイス・メールをチェックしていないなど)、天気、またはそれらの組み合わせを含むことができる。開始ワイヤレス・デバイスは、目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態を反映して変化する、ユーザが選択、作成、カスタマイズ、または購入したアバタを含むことができる、静的なまたはアニメーションの視覚的表現を介して、現在の状態から情報を提示することができる。アバタは、静的なアバタとすることができ、または現在の状態に基づいて変化する動的な、すなわちアニメーションのアバタとすることができる。
【0061】
現在の状態は、ランダムな変更またはテーマ・ベースの変更(例えば、テーマ・パークでの興奮した表情など、スポンサが付いた変更)である、アバタに対する変更を含むことができる。現在の状態は、ユーザまたはシステムによって作成された衣装セットに基づいて、アバタをアップデートすることもできる。アバタは、目標デバイスの所在地および目標デバイスに関連する現在の天気に基づいて、服装を変更することができる。さらに、現在の状態は、アバタの背景が目標ワイヤレス・デバイスの状態を反映して変化するように、アバタをアップデートすることができる。さらに、アバタは、目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態に基づいて変化する、ペット、小道具、または追加のアイテムを含むことができる。特定の目標ワイヤレス・デバイスについてのアバタの変化の履歴は、維持することができ、開始ワイヤレス・デバイスにおいてローカルに、または履歴を保存するサーバ/データベースにリモート・ユーザがアクセスすることによって、アクセスすることができる。
【0062】
特定の一態様では、現在の状態は、ユーザ・プロファイルの部分とすることができ、現在の状態は、定期的にアップデートすることができる。現在の状態は、ユーザ・アップデートすることが、例えば、ムードの変更などを行うことができる。また、現在の状態は、システム・アップデートすることが、例えば、所在地の変更、ローカルな天気の変更、ローカル時間の変更などを行うことができる。
【0063】
606に進み、目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態に少なくとも部分的に基づいて、開始ワイヤレス・デバイスは、目標ワイヤレス・デバイスが利用可能であるかどうかを判定することができる。利用可能である場合、方法は、ブロック608に進むことができ、開始ワイヤレス・デバイスは、例えば、目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態に少なくとも部分的に基づいて、目標ワイヤレス・デバイスとコンタクトを取るのに最良の方法を決定することができる。目標ワイヤレス・デバイスとコンタクトを取る方法は、テキスト・メッセージ(SMS)、インスタント・メッセージ(IM)、電子メール、ボイス・メール、電話など、またはそれらの組み合わせを含むことができる。ブロック610に進み、開始ワイヤレス・デバイスは、目標ワイヤレス・デバイスとのコンタクトを開始することができる。その後、方法は、612において終了することができる。
【0064】
606に戻ると、目標ワイヤレス・デバイスが利用可能でない場合、方法は、614に進むことができる。614において、開始ワイヤレス・デバイスは、開始ワイヤレス・デバイスのユーザが、第1の目標ワイヤレス・デバイスが利用可能でない場合には、別の目標ワイヤレス・デバイスとコンタクトを取るべきであることを指示しているかどうかを判定することができる。そのように指示している場合、方法は、ブロック604に戻り、本明細書で説明されるように続行することができる。それ以外の場合、方法は、612において終了することができる。
【0065】
図7を参照すると、一態様による、ワイヤレス・デバイスとのコンタクトを開始する方法が示されている。ブロック702において開始し、一群の目標ワイヤレス・デバイスの選択を開始ワイヤレス・デバイスで受け取ることができる。言い換えると、ユーザは、お気に入りの一群を開始ワイヤレス・デバイスにおいて選択することができる。ブロック704において、一群の目標デバイスのうちの各々に関連する現在の状態を決定することができる。
【0066】
ブロック706において、開始ワイヤレス・デバイスは、一群の目標ワイヤレス・デバイスのうちのどの目標ワイヤレス・デバイスが開始ワイヤレス・デバイスに最も近いかを決定することができる。この決定は、各目標ワイヤレス・デバイスについてのユーザ・プロファイルに対する直近のアップデートにおいて各目標ワイヤレス・デバイスから受信した所在地情報を使用して行うことができる。所在地情報は、全地球測位システム(GPS)、三角法、基地局情報、またはそれらの組み合わせを使用して決定することができる。
【0067】
708に進み、開始ワイヤレス・デバイスは、例えば、最も近い目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態に基づいて、最も近い目標ワイヤレス・デバイスが利用可能であるかどうかを判定することができる。最も近い目標ワイヤレス・デバイスが利用可能でない場合、方法は、ブロック710に進むことができる。ブロック710において、開始ワイヤレス・デバイスは、次に最も近い目標ワイヤレス・デバイスを決定することができる。その後、方法は、708に戻り、本明細書で説明されたように続行することができる。
【0068】
708に戻ると、最も近いまたは次に最も近い目標ワイヤレス・デバイスが利用可能である場合、方法は、ブロック712に進むことができる。ブロック712において、開始ワイヤレス・デバイスは、最も近い利用可能な目標ワイヤレス・デバイスとコンタクトを取るのに最良の方法を決定することができる。ブロック714において、開始ワイヤレス・デバイスは、最も近い利用可能な目標ワイヤレス・デバイスとのコンタクトを開始することができる。その後、方法は、716において終了することができる。
【0069】
図8は、一態様による、1つまたは複数のワイヤレス・デバイスに関連する1つまたは複数の状態に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のワイヤレス・デバイスとのコンタクトを開始する方法を示している。ブロック802において開始し、状態の選択を、開始ワイヤレス・デバイスで受け取ることができる。例えば、選択は、悲しい、楽しい、退屈、おしゃべりがしたい、憂鬱など、ムード・ベースとすることができる。ブロック804において、開始ワイヤレス・デバイスは、コンタクト・リスト内のどの目標ワイヤレス・デバイスが選択された状態とマッチする現在の状態を有するかを決定することができる。806において、開始デバイスは、マッチが存在するかどうかを判定することができる。存在しない場合、方法は、ブロック810に進むことができ、デバイスは、マッチが存在しないことをユーザに通知することができる。その後、812において、新たな選択を行うかどうかを決定することができる。選択を行う場合、方法は、ブロック802に戻り、本明細書で説明されたように続行することができる。それ以外の場合、方法は、814において終了することができる。
【0070】
806に戻ると、1つまたは複数のマッチが存在する場合、方法は、ブロック816に進むことができる。ブロック816において、マッチした各デバイスに関連する現在の状態に基づいて、マッチしたワイヤレス・デバイスとコンタクトを取るのに最良の方法を決定することができる。その後、ブロック818において、開始ワイヤレス・デバイスは、マッチした目標ワイヤレス・デバイスとのコンタクトまたは通信を開始することができる。
【0071】
ブロック820に進み、例えば、マッチした各目標ワイヤレス・デバイスに関連する現在の状態とともに受信した所在地情報に基づいて、マッチした各目標ワイヤレス・デバイスの所在地を決定することができる。ブロック822において、マッチした各目標ワイヤレス・デバイスの所在地情報を表示することができる。特定の一態様では、所在地情報は、マッチした各目標ワイヤレス・デバイスが開始ワイヤレス・デバイスにどれだけ近いかを示すことができる。具体的には、マッチした目標ワイヤレス・デバイスを、最も近いものから最も遠く離れたものの順に、または最も遠く離れたものから最も近いものの順に、ランク付けすることができる。したがって、開始ワイヤレス・デバイスのユーザは、開始ワイヤレス・デバイスのユーザが最も近いマッチした目標ワイヤレス・デバイスのユーザと実際に会いたい場合に、マッチした目標ワイヤレス・デバイスのどのユーザが最も近いかを決定することができる。方法は、814において終了することができる。
【0072】
図9を参照すると、一態様による、新しいワイヤレス・デバイスをセットアップする方法が示されており、ブロック902において開始する。ブロック902において、新しいデバイスに電源が入れられる。904において、ワイヤレス・デバイスは、ユーザが既存のアカウントにログインすることを望むか、それとも新しいアカウントを作成することを望むかを決定するために、ユーザに入力を促すことができる。ユーザが新しいアカウントの作成を選択した場合、方法は、ブロック906に進むことができる。ブロック906において、プロファイル情報を入力するようユーザを促すことができる。プロファイル情報は、キーパッド、キーボード、タッチ・センシティブ・ディスプレイ、タッチ・センシティブ・キーボード、またはそれらの組み合わせを使用して、入力することができる。ブロック908において、ワイヤレス・デバイスは、プロファイル情報をユーザから受け取ることができる。さらに、ブロック910において、ワイヤレス・デバイスは、プロファイル情報をサーバに送信することができる。その後、ブロック912において、サーバから送達確認を受信することができる。その後、方法は、914において終了することができる。
【0073】
904に戻ると、ユーザが既存のアカウントへのログインを選択した場合、方法は、ブロック916に進むことができ、ワイヤレス・デバイスは、ユーザ名およびパスワードを入力するようユーザを促すことができる。ブロック918において、ユーザ名およびパスワードを、ワイヤレス・デバイスで受け取ることができる。その後、ブロック920において、例えば、サーバからの通知に基づいて、ユーザ名およびパスワードが正しいかどうかが判定される。922に進み、ユーザ名およびパスワードを、サーバに送信することができる。ユーザ名および/またはパスワードが正しくない場合、方法は、ブロック916に戻ることができ、ユーザ名およびパスワードを再入力するようユーザを促すことができる。その後、方法は、ブロック918に戻り、本明細書で説明されるように続行することができる。
【0074】
ブロック922に戻り、ユーザ名およびパスワードが正しい場合、方法は、ブロック924に進み、保存された情報を、サーバから受信することができる。保存された情報は、1つまたは複数のユーザ・プロファイル、および1つまたは複数のユーザ・プロファイルのうちの各々に関連する現在の状態を含むことができる。ブロック926において、ワイヤレス・デバイスを、サーバから受信した情報を用いて、アップデートすることができる。その後、方法は、914において終了することができる。
【0075】
本明細書で説明された方法の1つまたは複数を使用して、現在の状態およびユーザ・プロファイルを共有することによって、デバイスのユーザ、デバイス自体、またはネットワークは、リモート・ユーザの現在の状態およびプロファイルに基づいて、知的なコンタクト決定を行うことができる。例えば、リモート・ユーザの現在の状態は、リモート・ユーザが会議中であり、電話によって邪魔されては困ることを示すことができる。したがって、現在の状態は、リモート・ユーザのラップトップ・コンピュータに転送されるテキストまたはインスタント・メッセージングを介してリモート・ユーザとコンタクトを取るよう、開始ユーザに指示することができる。各ユーザは、自分自身のユーザ・プロファイルを作成し、図4に関連して本明細書で説明された方法の2通りの選択肢を使用して、そのユーザについての情報を広めることができる。さらに、ローカル状態に従って行動する責任を、リモート・ユーザから取り除き、コンタクトを開始するユーザに移転させることができる。開始ユーザは、リモート・ユーザとのコンタクトを開始する前に、そのリモート・ユーザとコンタクトを取ることができるかどうか、取れる場合には、リモート・ユーザとコンタクトを取るのに最良の方法は何かを知ることができる。
【0076】
さらに、本明細書で説明された方法の1つまたは複数を使用して、車で家まで送ってもらいたい子供は、ファミリ・メンバのグループを選択することができ、システムは、各ユーザまたはユーザ・デバイスの現在の状態に基づいて、どのユーザが最も近く、子供の要求を受け入れるのに利用可能であるかを決定することができる。そのため、子供は、決定を行う必要がない。子供のデバイスが、決定を行い、しかるべくコンタクトを開始することができる。また、本明細書で説明された方法の1つまたは複数を使用して、ユーザは、もっぱらムードなどの現在の状態に基づいて、他のユーザとのコンタクトを開始することもできる。退屈などのムードを選択することによって、デバイスおよびシステムは、マッチするムードを有する、コンタクト・リスト内のすべてのユーザにポーリングを行い、例えば、テキスト・セッションなど、それらのユーザとのコンタクトを開始することができる。したがって、各ユーザの現在の状態に基づいて、決定をかなり多く通知することができる。
【0077】
1つまたは複数の例示的な態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実施することができる。ソフトウェアで実施される場合、機能は、コンピュータ可読媒体に保存すること、またはコンピュータ可読媒体を介して1つまたは複数の命令またはコードとして伝送することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、1つの場所から別の場所へのコンピュータ・プログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体とすることができる。限定することなく、例を挙げると、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶、磁気ディスク記憶もしくは他の磁気記憶デバイス、または所望のプログラム・コードを命令もしくはデータ構造の形式で搬送もしくは保存するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる他の任意の媒体を含むことができる。また、任意の接続が、適宜、コンピュータ可読媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、マイクロ波などの無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモート・ソースから伝送される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、マイクロ波などの無線技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(CD)、レーザ・ディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびblue-rayディスクを含むが、diskは通常、データを磁気的に再生し、一方、discは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。上記のものの組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0078】
選択された態様が詳細に例示および説明されたが、以下の特許請求の範囲によって確定される本発明の主旨および範囲から逸脱することなく、選択された態様に様々な置換および変更を施すことができることが理解されよう。
【符号の説明】
【0079】
100 通信システム
102 第1のワイヤレス・デバイス
104 ワイヤレスデータ・ネットワーク
106 無線通信チャネル
108 サーバ
110 リンク
112 第2のワイヤレス・デバイス
114 データベース
116 ユーザ・プロファイル
118 現在の状態
120 プロセッサ
122 メモリ
220 ワイヤレス・デバイス
222 オンチップ・システム
224 デジタル信号プロセッサ
226 アナログ・ベースバンド・プロセッサ
228 ディスプレイ・コントローラ
230 タッチスクリーン・コントローラ
232 タッチスクリーン・ディスプレイ
234 ビデオ・エンコーダ
236 ビデオ増幅器
238 ビデオポート
240 ユニバーサル・シリアルバス(USB)コントローラ
242 USBポート
244 メモリ
246 加入者識別モジュール(SIM)カード
248 デジタル・カメラ
250 ステレオ・オーディオCODEC
252 オーディオ増幅器
254 第1のステレオ・スピーカ
256 第2のステレオ・スピーカ
258 マイクロフォン増幅器
260 マイクロフォン
262 周波数変調(FM)ラジオ・チューナ
264 FMアンテナ
266 ステレオ・ヘッドフォン
268 無線周波数(RF)トランシーバ
270 RFスイッチ
272 RFアンテナ
274 キーパッド
276 マイクロフォンを備えるモノラル・ヘッドセット
278 バイブレータ・デバイス
280 電源
282 全地球測位システム(GPS)モジュール
284 ユーザ・プロファイル・テーブル
286 現在状態テーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスで受信する方法であって、
前記ユーザ・プロファイルの追加を求める要求を前記ワイヤレス・デバイスで受信するステップと、
前記要求の承諾を送信するステップと、
前記ユーザ・プロファイルを前記ワイヤレス・デバイスで受信するステップと、
前記ユーザ・プロファイルを前記ワイヤレス・デバイスに保存するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ユーザ・プロファイルが、自宅アドレス、職場アドレス、写真、アバタ、カレンダ・イベント、やることリスト、現在の状態、またはそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
プライバシ設定を受信するステップと、
前記プライバシ設定を保存するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記プライバシ設定が、前記ユーザ・プロファイルをそこから受信した別のワイヤレス・デバイスへの前記ワイヤレス・デバイスのアクセス・レベルを示すことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ユーザ・プロファイルに対するアップデートが利用可能であるかどうかを判定するステップと、
利用可能である場合、前記ユーザ・プロファイルに対するアップデートを受信するステップと、
前記アップデートを保存するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ワイヤレス・デバイスであって、
プロセッサと、
前記プロセッサからアクセス可能なメモリと
を具備し、
前記メモリは、
ユーザ・プロファイルの追加を求める要求を前記ワイヤレス・デバイスで受信するための少なくとも1つの命令と、
前記要求の承諾を送信するための少なくとも1つの命令と、
前記ユーザ・プロファイルを前記ワイヤレス・デバイスで受信するための少なくとも1つの命令と、
前記ユーザ・プロファイルを前記ワイヤレス・デバイスに保存するための少なくとも1つの命令と
を有することを特徴とするワイヤレス・デバイス。
【請求項7】
前記メモリが、
プライバシ設定を受信するための少なくとも1つの命令と、
前記プライバシ設定を保存するための少なくとも1つの命令と
をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のデバイス。
【請求項8】
前記メモリが、
前記ユーザ・プロファイルに対するアップデートが利用可能であるかどうかを判定するための少なくとも1つの命令と、
利用可能である場合、前記ユーザ・プロファイルに対するアップデートを受信するための少なくとも1つの命令と、
前記アップデートを保存するための少なくとも1つの命令と
をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のデバイス。
【請求項9】
ワイヤレス・デバイスであって、
ユーザ・プロファイルの追加を求める要求を前記ワイヤレス・デバイスで受信するための手段と、
前記要求の承諾を送信するための手段と、
前記ユーザ・プロファイルを前記ワイヤレス・デバイスで受信するための手段と、
前記ユーザ・プロファイルを前記ワイヤレス・デバイスに保存するための手段と
を備えることを特徴とするワイヤレス・デバイス。
【請求項10】
プライバシ設定を受信するための手段と、
前記プライバシ設定を保存するための手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のデバイス。
【請求項11】
前記ユーザ・プロファイルに対するアップデートが利用可能であるかどうかを判定するための手段と、
利用可能である場合、前記ユーザ・プロファイルに対するアップデートを受信するための手段と、
前記アップデートを保存するための手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のデバイス。
【請求項12】
コンピュータに、ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をワイヤレス・デバイスで受信させるための少なくとも1つの命令と、
コンピュータに、前記要求の承諾を送信させるための少なくとも1つの命令と、
コンピュータに、前記ユーザ・プロファイルを前記ワイヤレス・デバイスで受信させるための少なくとも1つの命令と、
コンピュータに、前記ユーザ・プロファイルを前記ワイヤレス・デバイスに保存させるための少なくとも1つの命令と
を含むコンピュータ可読媒体
を備えることを特徴とするコンピュータ・プログラム製品。
【請求項13】
前記コンピュータ可読媒体が、
コンピュータに、プライバシ設定を受信させるための少なくとも1つの命令と、
コンピュータに、前記プライバシ設定を保存させるための少なくとも1つの命令と
をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項14】
前記コンピュータ可読媒体が、
コンピュータに、前記ユーザ・プロファイルに対するアップデートが利用可能であるかどうかを判定させるための少なくとも1つの命令と、
利用可能である場合、コンピュータに、前記ユーザ・プロファイルに対するアップデートを受信させるための少なくとも1つの命令と、
コンピュータに、前記アップデートを保存させるための少なくとも1つの命令と
をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項15】
ユーザ・プロファイルをワイヤレス・デバイスに送信する方法であって、
ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をリモート・ワイヤレス・デバイスに送信するステップと、
応答を前記リモート・ワイヤレス・デバイスから受信するステップと、
前記要求が承諾されたかどうかを判定するステップと、
前記要求が承諾された場合、前記ユーザ・プロファイルを送信するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項16】
前記リモート・ワイヤレス・デバイスに関連するプライバシ設定を確立するステップ
をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記リモート・ワイヤレス・デバイスに関連する前記プライバシ設定を保存するステップ
をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記プライバシ設定を前記リモート・ワイヤレス・デバイスに送信するステップ
をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記プライバシ設定が、前記ユーザ・プロファイルをそこから受信した別のワイヤレス・デバイスへの前記ワイヤレス・デバイスのアクセス・レベルを示すことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項20】
サーバに通知を送信するステップをさらに具備し、前記通知は、前記ユーザ・プロファイルの追加を求める前記要求を前記リモート・デバイスが承諾したことを知らせる
ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項21】
何らかの変更が前記ユーザ・プロファイルに施されたかどうかを判定するステップと、
変更が前記ユーザ・プロファイルに施された場合、アップデートをサーバに送信するステップであって、前記アップデートが、前記ユーザ・プロファイルに対する前記変更を含む、ステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項22】
プロセッサと、
前記プロセッサからアクセス可能なメモリと
を具備し、
前記メモリは、
ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をリモート・ワイヤレス・デバイスに送信するための少なくとも1つの命令と、
応答を前記リモート・ワイヤレス・デバイスから受信するための少なくとも1つの命令と、
前記要求が承諾されたかどうかを判定するための少なくとも1つの命令と、
前記要求が承諾された場合、前記ユーザ・プロファイルを送信するための少なくとも1つの命令と
を有することを特徴とするワイヤレス・デバイス。
【請求項23】
前記メモリが、
前記リモート・ワイヤレス・デバイスに関連するプライバシ設定を確立するための少なくとも1つの命令
をさらに含むことを特徴とする請求項22に記載のデバイス。
【請求項24】
前記メモリが、
前記リモート・ワイヤレス・デバイスに関連する前記プライバシ設定を保存するための少なくとも1つの命令
をさらに含むことを特徴とする請求項23に記載のデバイス。
【請求項25】
前記メモリが、
前記プライバシ設定を前記リモート・ワイヤレス・デバイスに送信するための少なくとも1つの命令
をさらに含むことを特徴とする請求項24に記載のデバイス。
【請求項26】
前記メモリが、
サーバに通知を送信するための少なくとも1つの命令をさらに具備し、前記通知は、前記ユーザ・プロファイルの追加を求める前記要求を前記リモート・デバイスが承諾したことを知らせる
ことを特徴とする請求項25に記載のデバイス。
【請求項27】
前記メモリが、
何らかの変更が前記ユーザ・プロファイルに施されたかどうかを判定するための少なくとも1つの命令と、
変更が前記ユーザ・プロファイルに施された場合、アップデートをサーバに送信するための少なくとも1つの命令であって、前記アップデートが、前記ユーザ・プロファイルに対する前記変更を含む、少なくとも1つの命令と
をさらに含むことを特徴とする請求項26に記載のデバイス。
【請求項28】
ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をリモート・ワイヤレス・デバイスに送信するための手段と、
応答を前記リモート・ワイヤレス・デバイスから受信するための手段と、
前記要求が承諾されたかどうかを判定するための手段と、
前記要求が承諾された場合、前記ユーザ・プロファイルを送信するための手段と
を備えることを特徴とするワイヤレス・デバイス。
【請求項29】
前記リモート・ワイヤレス・デバイスに関連するプライバシ設定を確立するための手段
をさらに備えることを特徴とする請求項28に記載のデバイス。
【請求項30】
前記リモート・ワイヤレス・デバイスに関連する前記プライバシ設定を保存するための手段
をさらに備えることを特徴とする請求項29に記載のデバイス。
【請求項31】
前記プライバシ設定を前記リモート・ワイヤレス・デバイスに送信するための手段
をさらに備えることを特徴とする請求項30に記載のデバイス。
【請求項32】
サーバに通知を送信するための手段をさらに具備し、前記通知は、前記ユーザ・プロファイルの追加を求める前記要求を前記リモート・デバイスが承諾したことを知らせる
ことを特徴とする請求項31に記載のデバイス。
【請求項33】
何らかの変更が前記ユーザ・プロファイルに施されたかどうかを判定するための手段と、
変更が前記ユーザ・プロファイルに施された場合、アップデートをサーバに送信するための手段であって、前記アップデートが、前記ユーザ・プロファイルに対する前記変更を含む、手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項32に記載のデバイス。
【請求項34】
ユーザ・プロファイルの追加を求める要求をリモート・ワイヤレス・デバイスに送信させるための少なくとも1つの命令と、
コンピュータに、応答を前記リモート・ワイヤレス・デバイスから受信させるための少なくとも1つの命令と、
コンピュータに、前記要求が承諾されたかどうかを判定させるための少なくとも1つの命令と、
前記要求が承諾された場合、コンピュータに、前記ユーザ・プロファイルを送信させるための少なくとも1つの命令と
を含むコンピュータ可読媒体
を備えることを特徴とするコンピュータ・プログラム製品。
【請求項35】
前記コンピュータ可読媒体が、
コンピュータに、前記リモート・ワイヤレス・デバイスに関連するプライバシ設定を確立させるための少なくとも1つの命令
をさらに含むことを特徴とする請求項34に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項36】
前記コンピュータ可読媒体が、
コンピュータに、前記リモート・ワイヤレス・デバイスに関連する前記プライバシ設定を保存させるための少なくとも1つの命令
をさらに含むことを特徴とする請求項35に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項37】
前記コンピュータ可読媒体が、
コンピュータに、前記プライバシ設定を前記リモート・ワイヤレス・デバイスに送信させるための少なくとも1つの命令
をさらに含むことを特徴とする請求項36に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項38】
前記コンピュータ可読媒体が、
コンピュータに、サーバに通知を送信させるための少なくとも1つの命令をさらに具備し、前記通知は、前記ユーザ・プロファイルの追加を求める前記要求を前記リモート・デバイスが承諾したことを知らせる
ことを特徴とする請求項37に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項39】
前記コンピュータ可読媒体が、
コンピュータに、何らかの変更が前記ユーザ・プロファイルに施されたかどうかを判定させるための少なくとも1つの命令と、
変更が前記ユーザ・プロファイルに施された場合、コンピュータに、アップデートをサーバに送信させるための少なくとも1つの命令であって、前記アップデートが、前記ユーザ・プロファイルに対する前記変更を含む、少なくとも1つの命令と
をさらに含むことを特徴とする請求項38に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項40】
ユーザ・プロファイルをサーバで管理する方法であって、
ユーザ・プロファイルを第1のワイヤレス・デバイスから受信するステップと、
前記ユーザ・プロファイルの追加を求める要求を第2のワイヤレス・デバイスが承諾した旨の通知を受信するステップと、
前記ユーザ・プロファイルを前記第2のワイヤレス・デバイスに送信するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項41】
前記ユーザ・プロファイルに対するアップデートを前記第1のワイヤレス・デバイスから受信するステップと、
前記ユーザ・プロファイルをアップデートするステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項40に記載の方法。
【請求項42】
アップデートされたユーザ・プロファイルを保存するステップと、
前記アップデートされたユーザ・プロファイルを前記第2のワイヤレス・デバイスに送信するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項43】
ワイヤレス・デバイスに関連するユーザ・プロファイルを管理するためのサーバであって、
プロセッサと、
前記プロセッサからアクセス可能なメモリと
を具備し、
前記メモリは、
ユーザ・プロファイルを第1のワイヤレス・デバイスから受信するための少なくとも1つの命令と、
前記ユーザ・プロファイルの追加を求める要求を第2のワイヤレス・デバイスが承諾した旨の通知を受信するための少なくとも1つの命令と、
前記ユーザ・プロファイルを前記第2のワイヤレス・デバイスに送信するための少なくとも1つの命令と
を有することを特徴とするサーバ。
【請求項44】
前記メモリが、
前記ユーザ・プロファイルに対するアップデートを前記第1のワイヤレス・デバイスから受信するための少なくとも1つの命令と、
前記ユーザ・プロファイルをアップデートするための少なくとも1つの命令と
をさらに含むことを特徴とする請求項43に記載のサーバ。
【請求項45】
前記メモリが、
アップデートされたユーザ・プロファイルを保存するための少なくとも1つの命令と、
前記アップデートされたユーザ・プロファイルを前記第2のワイヤレス・デバイスに送信するための少なくとも1つの命令と
をさらに含むことを特徴とする請求項44に記載のサーバ。
【請求項46】
ワイヤレス・デバイスに関連するユーザ・プロファイルを管理するためのサーバであって、
ユーザ・プロファイルを第1のワイヤレス・デバイスから受信するための手段と、
前記ユーザ・プロファイルの追加を求める要求を第2のワイヤレス・デバイスが承諾した旨の通知を受信するための手段と、
前記ユーザ・プロファイルを前記第2のワイヤレス・デバイスに送信するための手段と
を備えることを特徴とするサーバ。
【請求項47】
前記ユーザ・プロファイルに対するアップデートを前記第1のワイヤレス・デバイスから受信するための手段と、
前記ユーザ・プロファイルをアップデートするための手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項46に記載のサーバ。
【請求項48】
アップデートされたユーザ・プロファイルを保存するための手段と、
前記アップデートされたユーザ・プロファイルを前記第2のワイヤレス・デバイスに送信するための手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項47に記載のサーバ。
【請求項49】
コンピュータに、ユーザ・プロファイルを第1のワイヤレス・デバイスから受信させるための少なくとも1つの命令と、
コンピュータに、前記ユーザ・プロファイルの追加を求める要求を第2のワイヤレス・デバイスが承諾した旨の通知を受信させるための少なくとも1つの命令と、
コンピュータに、前記ユーザ・プロファイルを前記第2のワイヤレス・デバイスに送信させるための少なくとも1つの命令と
を含むコンピュータ可読媒体
を備えることを特徴とするコンピュータ・プログラム製品。
【請求項50】
前記コンピュータ可読媒体が、
コンピュータに、前記ユーザ・プロファイルに対するアップデートを前記第1のワイヤレス・デバイスから受信させるための少なくとも1つの命令と、
コンピュータに、前記ユーザ・プロファイルをアップデートさせるための少なくとも1つの命令と
コンピュータに、アップデートされたユーザ・プロファイルを保存させるための少なくとも1つの命令と、
コンピュータに、前記アップデートされたユーザ・プロファイルを前記第2のワイヤレス・デバイスに送信させるための少なくとも1つの命令と
をさらに含むことを特徴とする請求項49に記載のコンピュータ・プログラム製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2012−510776(P2012−510776A)
【公表日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−539601(P2011−539601)
【出願日】平成21年11月25日(2009.11.25)
【国際出願番号】PCT/US2009/065904
【国際公開番号】WO2010/065416
【国際公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【出願人】(507364838)クアルコム,インコーポレイテッド (446)
【Fターム(参考)】