説明

中心部充填型ガム片を連続的に形成するための改良型チェーンカッター

本発明は、ロープ状の中心部充填型消費用製品を個々の一片に連続的に切断するためのチェーン型切断機を含む。この切断機は、複数の第1の開いたダイの空洞部を有する第1の連続的な細長い回転チェーンと、複数の第2の開いたダイの空洞部を有する第2の連続的な細長い回転チェーンとを備える。第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部は、相互に係合してロープ状の中心部充填型消費用製品の周りで閉じたダイの空洞を形成することができ、一片を成形する。本発明は、4個の主要可変因子(ドウェル時間、チェーン長さ、チェーン速度および同時に係合する閉じたダイ空洞の数)を取り入れている。これらの4個の可変因子は、製品の生産量を増大させ、そして中心部充填型消費用製品の十分な封鎖を維持ように変えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2006年6月29日出願の米国特許仮出願番号第60/817,637号の利益を主張する。この特許仮出願の内容を、参照により本願明細書に引用したものとする。
【0002】
本発明は、概して、連続的なロープまたはストランドから個々の中心部充填型ガム一片を形成するための方法および装置に関する。より具体的には、本発明は、そのロープまたはストランドを個々の一片に切断するためのチェーンカッターに関する。
【背景技術】
【0003】
中心部充填型菓子製品は公知である。これらの製品は、通常、固体もしくは半固体の外側と、軟質の液体、半固体もしくは軟質固体の中心を有する。かかる中心部充填型菓子製品の1つの周知の例は、液体が充填されたガム製品である。
【0004】
中心部充填型ガム片を形成するための代表的なプロセスは、連続的なロープまたはストランド状の物質を中空の管状構造に押出し、軟質または液体の中心成分で充填することである。このロープまたはストランドは、チェーンカッターのダイの間に供給され、個々の一片へと連続的に切断される。中心部充填型ガム一片を形成するためのプロセスおよび装置は、特許文献1、特許文献2、特許文献3、および特許文献4により詳細に記載されている。これらの特許文献の各々は、参照により、すべての目的のために本願明細書に引用したものとする。
【0005】
このチェーンカッターはロープを個々の一片に切断するだけでなく、その一片の端部を封鎖して、これにより外側部分の内部に液体中心を閉じ込める。ガム片の端部が適正に封鎖されていないと、中心部に充填された組成物の望ましくはない放出が起こり得る。
【0006】
そのロープを個々の一片に切断する際に適正な封鎖を確実にするための1つの要素は、そのロープがチェーンカッターのダイ内に収容されるドウェル時間である。ロープが長時間にわたってダイ内に留まると、より良好な封鎖が得られるであろう。これは、従来は、チェーンダイの回転を遅くして十分なドウェル時間を維持することによってのみ実現することができた。しかし、理解できるとおり、この方法では、中心部充填型ガム一片を形成することができる速度が低下することになって、製造プロセスの効率は下がる。
【特許文献1】米国特許第6,838,098号明細書
【特許文献2】米国特許第6,558,727号明細書
【特許文献3】米国特許第6,472,001号明細書
【特許文献4】米国特許第6,284,291号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
より高速で稼動して効率を高めることができるが、個々の一片の封鎖に悪影響を及ぼさないようにドウェル時間を短くしないチェーンカッターを提供することが望ましい。既存のチェーン型切断機のダイよりもいっそう同時に閉じるダイを使用しつつ、既存のチェーン型切断機のドウェル時間と同様のドウェル時間を使用するチェーン型切断機を提供することが望ましい。
【0008】
個々の一片の生産量を改善するために、速度を上昇させることができ、かつ/またはチェーン長さを長くすることができる改良型チェーンカッターを提供することが望ましい。封鎖の改良、漏出の減少および製造の改良を実現するためには、十分なドウェル時間をとることが重要である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ロープ状の中心部充填型消費用製品を個々の一片に連続的に切断するためのチェーン型切断機を提供する。この切断機は、複数の第1の開いたダイの空洞部を画定する第1の連続的な細長い回転チェーンを備える。複数の第2の開いたダイの空洞部を画定する第2の連続的な細長い回転チェーンも備えられる。この第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部は、相互に係合して前記ロープ状の製品の周りに閉じたダイの空洞を形成してこれにより前記一片を成形することができる。複数の前記第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部は前記チェーンの実質的な長さに沿って同時に係合し、複数の同時に閉じたダイ空洞を形成する。
【0010】
より具体的に言えば、前記チェーンの各々は2つの相隔たるローラーによって支持され、同時に係合している前記複数の空洞は前記ローラー間に実質的に広がる。
【0011】
方法の態様では、中心部充填型菓子製品の複数の個々の一片をその細長いロープから連続的に成形する方法が提供される。この方法は、前記ロープを第1の細長い回転するチェーンと第2の細長い回転するチェーンとの間に供給するステップであって、前記チェーンの各々は複数の相互に係合可能な開いたダイの空洞部を画定するステップを含む。その後、複数の前記ダイの空洞部は前記ロープの周りでその広がった長さに沿って閉じ、前記ロープを前記個々の一片に切断する。
【0012】
一実施形態では、ロープ状の中心部充填型消費用製品を個々の一片に連続的に切断するためのチェーン型切断機であって、複数の第1の開いたダイの空洞部を画定する第1の連続的な細長い回転チェーンと、複数の第2の開いたダイの空洞部を画定する第2の連続的な細長い回転チェーンとを備え、前記第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部は、相互に係合して前記ロープ状の製品の周りに閉じたダイの空洞を形成してこれにより前記一片を成形することができ、前記製品はドウェル時間のあいだ前記閉じたダイの空洞内に留まり、同時に係合している前記第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部の数は少なくとも約7である、チェーン型切断機が提供される。
【0013】
本発明の別の態様では、中心部充填型菓子製品の複数の個々の一片をその細長いロープから連続的に成形する方法であって、前記ロープを第1の細長い回転するチェーンと第2の細長い回転するチェーンとの間に供給するステップであって、前記チェーンの各々は、前記ロープを前記個々の一片に切断するために、広がった長さに沿って前記ロープの周りに複数の前記ダイの空洞部を同時に閉じる複数の相互に係合可能な開いたダイの空洞部を画定し、前記閉じたダイ空洞の数は少なくとも約10であるステップ、を含む方法が提供される。
【0014】
本発明の別の態様では、ロープ状の中心部充填型菓子製品を個々の一片に連続的に切断するために相互に係合して複数の閉じたダイ空洞を形成することができる複数のダイの空洞部を備える一対の回転チェーンを有するチェーン型切断機の生産量を改善する方法が提供される。この方法は、前記個々の一片を効果的に封鎖するために前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に前記ロープを維持する最短のドウェル時間を確立するステップと、前記最短のドウェル時間を維持するように、前記閉じたダイ空洞の数および前記回転するチェーンの回転速度を確立するステップとを含む。
【0015】
本発明の別の実施形態では、ロープ状の中心部充填型消費用製品を個々の一片に連続的に切断するための改良型チェーン型切断機であって、複数の第1の開いたダイの空洞部を画定する第1の連続的な細長い回転チェーンと、複数の第2の開いたダイの空洞部を画定する第2の連続的な細長い回転チェーンとを備え、前記第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部は、相互に係合して前記ロープ状の製品の周りに閉じたダイの空洞を形成してこれにより前記一片を成形することができ、前記製品はドウェル時間のあいだ前記閉じたダイの空洞内に留まり、改良点は、既存のチェーン型切断機よりも前記ロープと接触している閉じたダイ空洞の数が増加している点にある、改良型チェーン型切断機が提供される。
【0016】
本発明のさらに別の態様では、ロープ状の中心部充填型消費用製品を個々の一片に連続的に切断するための改良型チェーン型切断機であって、複数の第1の開いたダイの空洞部を画定する第1の連続的な細長い回転チェーンと、複数の第2の開いたダイの空洞部を画定する第2の連続的な細長い回転チェーンとを備え、前記第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部は、相互に係合して前記ロープ状の製品の周りに閉じたダイの空洞を形成してこれにより前記一片を成形することができ、前記製品はドウェル時間のあいだ前記閉じたダイの空洞内に留まり、改良点は、既存のチェーン型切断機のローラー間の長さよりも実質的に長いローラー間の長さにある、改良型チェーン型切断機が提供される。
【0017】
本発明の別の実施形態は、中心部充填型菓子製品の複数の個々の一片をその細長いロープから連続的に成形する改良された方法であって、前記ロープを第1の細長い回転するチェーンと第2の細長い回転するチェーンとの間に供給するステップであって、前記チェーンの各々は、前記ロープを前記個々の一片に切断するために、広がった長さに沿って前記ロープの周りに複数の前記ダイの空洞部を同時に閉じる複数の相互に係合可能な開いたダイの空洞部を画定するステップを含み、改良点は、中心部充填型菓子製品の複数の一片を連続的に成形する既存の方法のチェーンの回転速度を維持するかまたは上昇させつつ、前記製品が前記閉じたダイ空洞内に留まる時間を長くする点にある方法が提供される。
【0018】
本発明の別の態様では、ロープ状の中心部充填型消費用製品を個々の一片に連続的に切断するためのチェーン型切断機であって、複数の第1の開いたダイの空洞部を画定する第1の連続的な細長い回転チェーンと、複数の第2の開いたダイの空洞部を画定する第2の連続的な細長い回転チェーンとを備え、前記第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部は、相互に係合して前記ロープ状の製品の周りに閉じたダイの空洞を形成してこれにより前記一片を成形することができ、前記製品はドウェル時間のあいだ前記閉じたダイの空洞内に留まり、前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3〜0.6から1であることを特徴とする、チェーン型切断機が提供される。
【0019】
本発明の別の態様は、ロープ状の中心部充填型菓子製品を個々の一片に連続的に切断するために相互に係合して複数の閉じたダイ空洞を形成することができる複数のダイの空洞部を備える一対の回転チェーンを有するチェーン型切断機の生産量を改善する方法が提供される。この方法は、前記個々の一片を効果的に封鎖するために前記ロープを前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に維持する第1のドウェル時間を確立するステップと、閉じたダイ空洞の数を確立するステップと、前記第1のドウェル時間が前記閉じたダイ空洞の数に対して少なくとも維持されるように、前記回転するチェーンの回転速度を確立するステップとを含む。
【0020】
別の実施形態では、ロープ状の中心部充填型菓子製品を個々の一片に連続的に切断するために相互に係合して複数の閉じたダイ空洞を形成することができる複数のダイの空洞部を備える一対の回転チェーンを有するチェーン型切断機の生産量を改善する方法が提供される。この方法は、前記個々の一片を効果的に封鎖するために前記ロープを前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に維持する第1のドウェル時間を確立するステップと、前記回転するチェーンの回転速度を確立するステップと、前記第1のドウェル時間が前記回転チェーンの前記回転速度に対して少なくとも維持されるように、閉じたダイ空洞の数を確立するステップとを含む。
【0021】
一実施形態では、前記装置は、前記複数の空洞部を前記閉じた係合へと付勢するために、前記チェーンのうちの1つと係合するためのプレッシャープレートをも備える。
【0022】
一実施形態において、前記方法は、前記複数の前記ダイの空洞部を前記閉じた位置に維持するために、前記チェーンのうちの一方を前記他方のチェーンとの係合へと付勢するステップを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
チェーンカッター装置10は、一対の連続するチェーン12および14を備える。各チェーンは、一対の相隔たるローラー16の周りの連続的な回転のために支持されている。各チェーンは開いたダイの空洞部20を備えるダイ部18を画定する。一方のチェーン12の開いたダイの空洞部20は、他方のチェーン14の開いたダイの空洞部20と整列して閉じたダイの空洞21を形成することができる。
【0024】
上で引用した特許文献に記載されているとおり、ロープ状の製品、好ましくは中心部充填型ガムは、チェーン12および14の開いたダイの空洞の間に供給される。次いで、ダイの空洞部20は製品のロープの周りで閉じられ、そのロープを複数の不連続な一片30へと効率よく成形および切断する。チェーンの連続的な移動により、上で参照し引用した特許文献に記載されるようにして、個々の一片が吐き出される。
【0025】
ここで図2を参照すると、チェーン12および14、ならびにローラー16が概略的に示されている。本発明は、ローラー間で測定した場合の長さが既存のチェーンカッターの長さよりも実質的に長いチェーン型切断機を提供する。これは、チェーンの回転速度を下げることなく、製品が閉じたダイの空洞内に留まる滞留時間を長くするために提供される。これはドウェル時間とも呼ばれる。
【0026】
図2に示すチェーン型切断機10は、増やされた数の同時にロープの周りで閉じるダイの空洞を備える。ロープの回りで閉じられるダイの空洞の数を増やすことによって、チェーンダイは、閉じたダイ中のロープのドウェル時間を維持しつつ、高められた線速度で運転することができる。本発明は、このチェーンカッターを運転する速度を確立しようとした。これは、閉じたダイ内の製品の最短のドウェル時間を維持するようにロープの周りで閉じられるダイの数を増やすことにより、実現することができる。
【0027】
このようにして、チェーンカッター装置10は、閉じたダイ内での製品の最短のドウェル時間を依然として維持しながら、高められた速度で運転することができる。かかる最短のドウェル時間は、閉じたダイが中心部充填型製品を効果的に封鎖して、それによりその製品からの中央部の充填物の漏出を防止するのに十分な時間である。理解できるとおり、閉じたダイ内での製品のドウェル時間は、製品の周りの同時に閉じたダイの数ならびにチェーン12および14が回転する速度によって決定される。
【0028】
図2に示すように、チェーンの長さは、好ましくは18個のチェーンリンク25がその間に供給されるロープ製品の周りで閉じた位置で接触したままであるように、相隔たるローラー16間で区画される。このように、個々の閉じたダイがローラー16の間でチェーンの一方の端部から他方の端部へ移動するにつれて、製品は延長された期間にわたって閉じたダイ内に留まる。かかる構成によって、成形された一片から中心に充填された組成物の放出を防止するための製品が封鎖される能力(これは、中心部充填型ガム製品に関しては特に重要である)は高められる。より長いチェーンダイは、上側チェーン12と下側チェーン14との間で高められた接触を可能にするための特別に設計されたカム機構を有する。さらに、用いられる特定の製品に依存して、上側チェーンと下側チェーンとの間の接触面積を増やすまたは減らすための融通性が設計によって組み込まれる。
【0029】
一実施形態では、閉じたダイ空洞中に製品を維持することについて、18個のダイの空洞が使用される。いくつかの実施形態では、閉じたダイ空洞の数としては少なくとも約7個の閉じたダイ空洞が挙げられる。いくつかの実施形態では、閉じたダイ空洞の数としては少なくとも約10個が挙げられ、いくつかの実施形態では、閉じたダイ空洞の数としては少なくとも約18個の閉じたダイ空洞を挙げることができる。いくつかの実施形態では、閉じたダイ空洞の数は、約10〜約20個の閉じたダイ空洞を有することができる。これらの範囲のダイの空洞の数の増加において、チェーンの線速度の上昇は、最短のドウェル時間を維持しつつ、従来用いられる線速度よりも0%速い速度〜100%速い速度まで変わることができる。いくつかの実施形態では、チェーンの速度は約30m/分〜約200m/分とすることができる。他の実施形態では、チェーンの速度は約50m/分〜約200m/分とすることができる。他の実施形態では、チェーンの速度は約100m/分〜約200m/分とすることができる。他の実施形態では、チェーンの速度は約100m/分とすることができる。他の実施形態では、チェーンの速度は約150m/分とすることができる。
【0030】
改良点は、上で参照により引用した特許文献に示されているもののような既存のチェーン型切断機と比較すると理解することができる。例えば、1つの既存の設計においては、接触しているチェーンリンクの数は4個であるが、本発明のより長いチェーンダイにおいては18個のリンクが接触している。下記の表1に示すチャートは、各リンクの長さ、全体の接触長さ、ダイ速度および平均滞留時間などのパラメータを考慮に入れた、既存の製造用チェーンダイと改良型のより長いチェーンダイとの間の比較を示す。
表1
【0031】
【表1】


表1から理解できるように、チェーンダイのより長いチェーンは、有意に、より多くの閉じた空洞をロープと接触させ、これにより同等の速度において、閉じたダイ中でのロープの滞留(ドウェル)時間の増加がもたらされる。それゆえ、これによってチェーンダイを、同等のドウェル時間を維持しつつ既存のチェーンダイよりも速い速度で運転することが可能になる。チェーンカッターの回転速度は、従来の速度よりも高めることができ、閉じたダイ空洞の数は、従来の閉じたダイ空洞の数よりも増やすことができる。例えば、表1は、50m/分の速度で運転するとき、より長いチェーンによると、閉じたダイ中でのロープのドウェル時間が、既存の設計における0.0960から本発明の設計における0.4320に長くなることを示す。
【0032】
チェーンカッターの構成に依存して、長軸直径の長さ、接触しているチェーンダイの数、チェーン速度、およびドウェル時間は変わってよい。例えば、ある既存のチェーンカッターでは、長軸方向のチェーン長さ(major chain length)は400mmであるかも知れず、接触しているチェーンダイの数は4〜9個であるかも知れず、チェーン速度は50m/分〜100m/分であるかも知れない。例えば、改良型チェーンカッターは、約600mmの主要チェーン長さを有することができ、改良型チェーンカッターにおける接触しているチェーンダイの数は少なくとも約10とすることができ、少なくとも約15とすることができ、少なくとも約15〜約20とすることができ、改良型チェーンカッターにおけるチェーン速度は約30m/分〜約200m/分とすることができ、または約100m/分〜約200m/分とすることができ、そして改良型チェーンカッターにおけるドウェル時間は約0.1〜約0.5秒とすることができる。
【0033】
このように、最短のドウェル時間が確立されると、本発明の設計では、最短のドウェル時間を維持しつつより高速度でチェーンを運転することが可能になる。より高速度で稼動すればプロセス全体の生産量は増大する。
【0034】
さらに、従来使用されてきたダイの閉じたダイ空洞の数よりも閉じたダイ空洞の数を増やすことは、チェーンの長さを長くすることによって実現することができる。閉じたダイの数を増やすと、依然としてプロセスの生産量を維持しつつ、チェーンの速度を低下させることが可能になる。同様に、チェーンの速度を上昇すると、プロセスの生産量を維持しつつ、閉じたダイの数を減少させることが可能になる。
【0035】
理解できるとおり、本発明は4つの主要可変因子(ドウェル時間、チェーン長さ、チェーン速度および同時に係合する閉じたダイ空洞の数)を考慮する。これら4つの可変因子は、生成物の生産量を増加させるために変更することができる。一例として、生産量はチェーンの速度を上昇させることにより増大させることができる。速度が上昇すると、最短のドウェル時間を維持するために、チェーンの長さおよび/または同時に閉じるダイ空洞の数は大きくされるべきである。同様に、ドウェル時間を長くするべきであれば、チェーン速度を低下させることができ、またはチェーンの長さおよび/または同時に閉じるダイ空洞の数を大きくすることもできる。チェーンの長さを長くすると、必要な最短のドウェル時間を維持するために、チェーンの速度および/または同時に閉じるダイ空洞の数を大きくすることができる。最後に、同時に閉じるダイ空洞の数を大きくすると、最短のドウェル時間を維持するために、チェーンの速度および/またはチェーンの長さを大きくすることができる。4つの可変因子を本願明細書において考察するが、本願明細書に記載するプロセスに必然的に影響を及ぼす他の可変因子が存在することは理解するべきである。
【0036】
一実施形態では、既存のチェーンカッターは、約400mmのチェーンの相隔たるローラー間で測定した場合の長さ(長軸直径の長さ)、および約80mmの閉じた長さを有する4個の閉じたダイ空洞を用いる。いくつかの実施形態では、改良型チェーンカッターは、ローラー間で測定した場合に約600mmの長軸直径、および約360mmの閉じた長さを有する18個の閉じたダイ空洞を用いる。この構成により、より高速度でチェーンを運転しつつ最短のドウェル時間を維持することが可能になる。好ましくは、このチェーンカッターは約10〜約20個の同時に閉じるダイ空洞を有し、約200mm〜約400mmの閉じたダイの空洞の長さを有する。他の実施形態では、チェーン速度は既存のチェーンカッターの速度の約2〜約4倍に高められる。
【0037】
従って、長軸直径の長さに対する(ローラー間で測定した場合の)チェーンの単位長さあたりのこれらの閉じたダイ空洞の比は、上記の既存の実施形態における約1/5から約1/3〜約2/3へと増大し、このことは既存のチェーンカッターに対する約170%〜約330%上昇を意味する。他の実施形態では、改良型チェーンカッターは、同時に係合している閉じたダイの数および/または長さを、チェーンダイ速度を維持または増大させつつ、既存のチェーンカッターのものに対して約1.5〜約6倍大きくする。いくつかの実施形態では、チェーンダイ速度は既存のチェーンカッターの速度の約2〜4倍に上昇する。
【0038】
さらに、図2に示すように、プレッシャープレート40が提供される。このプレッシャープレートは、係合面42を備える。係合面42は、チェーン14のうちの1つと係合するように移動してチェーン14をチェーン12と閉じて接触した状態へと付勢し、これにより閉じた構成を維持し、さらに個々の一片の適正な成形を確実にすることができる。
【0039】
理解できるように、ロープがローラーに付着して固着するのを防止するために、必要に応じて固着防止剤をロープサイザ(rope sizer)と併せて使用することができる。ロープがローラーに付着して固着すると、生産性が低下してしまうからである。一般に、固着防止剤は粉末(例えばタルク、炭酸カルシウム)またはオイルの状態にあるものでよい。例えば、ガム材料質のロープがローラーに接触する前にもしくは接触しながら、食品用のオイルまたはオイルベースの物質の微細な飛沫をロープサイザのローラーおよび材料係合面上で噴霧してもよい。このオイルは一時的にガム材料の粘着性を減少もしくは除去し、そのため冷却した空気または窒素ガスでローラーを冷却する必要なくガム材料は寸法決めできるようになる。あるいは、またはこれに加えて、ガム材料のロープの上に油状物質を直接塗布することも可能である。適切な食品用の油状物質またはオイルベースの物質としては、扁桃油、杏仁油、アボカド油、黒クミン種油、ルリヂサ種油、椿油、ヒマシ油、カカオ油、ココナッツオイル、コーンオイル、綿実油、月見草種子油、グレープシードオイル、ヘーゼルナッツ油、麻実油、ホホバ油、カランジャ種子油、ククイナッツオイル(kukui nut oil)、マカダミアナッツオイル、メドウフォーム種子油、ニーム種子油、オリーブオイル、ヤシ油、落花生油、パンプキンシードオイル、ローズヒップシードオイル、サフラワー油、シーバックソーンオイル(sea buckthorn oil)、ゴマ油、シアナット油(shea nut oil)、大豆油、ひまわり油、タマヌオイル、ビタミンE油、および小麦胚芽油が挙げられるが、これらに限定されない。合成潤滑油も同様に使用することができる。
【0040】
一実施形態では、菓子類の材料が本願明細書において記載した種々の部分に固着するのを防止するために、この装置を低温に保持してもよい。この目的のため、冷却した空気またはガスをローラー、緩和コンベヤ(relaxation conveyor)、切断機、または菓子類が固着しそうなシステムの任意の他の部分に向けることができる。冷却用空気は、その部分の表面に直接流れて、それを所定の温度に維持してもよい。別の実施形態では、例えば冷却した押出機、冷却したロープサイザ、冷却した緩和コンベヤおよび/または冷却した切断機を使用して、その部分自体を冷却してもよい。かかる冷却は、冷却された流体(例えば、水、液体窒素または他の流体)を使用することにより実現することができる。一実施形態では、中心部充填物質を、充填装置から出る際に冷却してもよい。冷却した中心部充填物質を使用すれば、内側から外側の菓子部を冷却する効果があるであろう。その部分の温度は、約−90°F(約−68℃)より低く維持されることが好ましいが、実際の温度は、物質および生産速度によって変わる。個々の部分および/または菓子類自体は、約−100°F(約−73℃)〜約50°F(約10℃)の任意の温度に冷却されていてもよい。製造費を抑制するために、温度は、菓子類の固着を阻害しつつ生産を下支えするに十分なほんのわずかだけ低温であるべきである。
【0041】
好ましい実施形態に関して本発明を説明してきたが、添付の特許請求の範囲で画定されるとおりの本発明の本質的性質および範囲から逸脱することなく種々の変更をなし得ることは、当業者には理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】ダイ内に収容された中心部充填型ガム片を示す、本発明の例示的なチェーンカッターを示す図である。
【図2】上で引用した特許においてより詳細に記載されている中心部充填型ガム片の形成用の装置と組合わせて使用するための本発明の例示的な改良型チェーンカッターの概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロープ状の中心部充填型消費用製品を個々の一片に連続的に切断するためのチェーン型切断機であって、
複数の第1の開いたダイの空洞部を画定する第1の連続的な細長い回転チェーンと、
複数の第2の開いたダイの空洞部を画定する第2の連続的な細長い回転チェーンと
を備え、前記第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部は、相互に係合して前記ロープ状の製品の周りに閉じたダイの空洞を形成してこれにより前記一片を成形することができ、前記製品はドウェル時間のあいだ前記閉じたダイの空洞内に留まり、同時に係合している前記第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部の数は少なくとも約10である、チェーン型切断機。
【請求項2】
前記チェーンの各々が2つの相隔たるローラーによって支持され、同時に係合している前記空洞の数が前記ローラー間に実質的に広がる、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項3】
さらに、前記複数の空洞部を前記閉じた係合へと付勢するために、前記チェーンのうちの1つと係合するためのプレッシャープレートを備える、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項4】
前記チェーンが、前記閉じたダイの空洞中の前記ロープ状の製品についての前記ドウェル時間を維持するための所定の速度で回転することができる、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項5】
前記消費用製品が中心部充填型ガムである、請求項1に記載のチェーン型切断機
【請求項6】
さらに、前記ロープまたは前記ダイの空洞のうちの少なくとも1つに固着防止剤を付与するための手段を備える、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項7】
前記同時に係合している空洞の数が少なくとも約10である、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項8】
前記同時に係合している空洞の数が少なくとも約18である、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項9】
前記同時に係合している空洞の数が約10〜約20である、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項10】
前記チェーンが約30m/分〜約200m/分の速度で回転することができる、請求項9に記載のチェーン型切断機。
【請求項11】
前記チェーンが約100〜150m/分の速度で回転することができる、請求項9に記載のチェーン型切断機。
【請求項12】
前記ドウェル時間が約0.1秒〜約0.5秒である、請求項9に記載のチェーン型切断機。
【請求項13】
前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3〜0.6から1である、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項14】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な生産量をもたらすのに十分である、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項15】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な封鎖をもたらすのに十分である、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項16】
前記ドウェル時間が前記個々の一片における漏出を減少させるのに十分である、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項17】
前記ドウェル時間が、既存のチェーン型切断機におけるよりもより多くの同時に閉じるダイを使用しつつ、既存のチェーン型切断機に対するドウェル時間と同様であるように選択される、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項18】
前記既存のチェーン型切断機が4〜9個の同時に閉じるダイを使用する、請求項17に記載のチェーン型切断機。
【請求項19】
前記既存のチェーン型切断機が約400mmの長軸直径の長さを有する、請求項17に記載のチェーン型切断機。
【請求項20】
前記既存のチェーン型切断機が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3未満〜1である、請求項1に記載のチェーン型切断機。
【請求項21】
中心部充填型菓子製品の複数の個々の一片をその細長いロープから連続的に成形する方法であって、
前記ロープを第1の細長い回転するチェーンと第2の細長い回転するチェーンとの間に供給するステップであって、前記チェーンの各々は、前記ロープを前記個々の一片に切断するために、広がった長さに沿って前記ロープの周りに複数の前記ダイの空洞部を同時に閉じる複数の相互に係合可能な開いたダイの空洞部を画定し、前記閉じたダイ空洞の数は少なくとも約10であるステップ、を含む方法。
【請求項22】
さらに、前記複数の前記ダイの空洞部を前記閉じた位置に維持するために、前記チェーンのうちの一方を前記他方のチェーンとの係合へと付勢するステップを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記付勢するステップが、
プレッシャープレートを準備するステップと、
前記一方のチェーンを前記他方の第2のチェーンと係合するように付勢するように、前記プレッシャープレートを前記一方のチェーンと係合するように移動させるステップと、
を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記菓子製品が中心部充填型ガムである、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
さらに、固着防止剤を前記ロープまたは前記ダイの空洞の少なくとも1つに付与するステップを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記同時に係合している空洞の数が約10〜約20である、請求項21に記載の方法。
【請求項27】
前記チェーンが約30m/分〜約200m/分の速度で回転することができる、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記チェーンが約100〜200m/分の速度で回転することができる、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
さらに、約0.1秒〜約0.5秒のドウェル時間を確保するステップを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3〜0.6から1である、請求項21に記載の方法。
【請求項31】
前記閉じたダイ空洞の数が約15〜約20である、請求項21に記載の方法。
【請求項32】
ロープ状の中心部充填型菓子製品を個々の一片に連続的に切断するために相互に係合して複数の閉じたダイ空洞を形成することができる複数のダイの空洞部を備える一対の回転チェーンを有するチェーン型切断機の生産量を改善する方法であって、
前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に前記ロープを維持するための最短のドウェル時間を確立するステップと、
少なくとも前記最短のドウェル時間を維持するように、前記閉じたダイ空洞の数および前記回転するチェーンの回転速度を確立するステップと
を含む方法。
【請求項33】
前記閉じたチェーンダイの数が前記最短のドウェル時間を維持するように選択される、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記個々の一片を効果的に封鎖するために、前記最短のドウェル時間が、前記ロープを前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に維持する、請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記回転するチェーンの前記回転速度が、前記最短のドウェル時間を維持するように選択される、請求項32に記載の方法。
【請求項36】
前記同時に係合している空洞の数が約10〜約20である、請求項32に記載の方法。
【請求項37】
前記チェーンが約30m/分〜約200m/分の速度で回転することができる、請求項32に記載の方法。
【請求項38】
前記チェーンが約100〜200m/分の速度で回転することができる、請求項32に記載の方法。
【請求項39】
前記ドウェル時間が約0.1秒〜約0.5秒である、請求項32に記載の方法。
【請求項40】
前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3〜0.6から1である、請求項32に記載の方法。
【請求項41】
前記最短のドウェル時間が前記個々の一片の効果的な生産量をもたらすのに十分である、請求項32に記載の方法。
【請求項42】
前記最短のドウェル時間が前記個々の一片の効果的な封鎖をもたらすのに十分である、請求項32に記載の方法。
【請求項43】
前記最短のドウェル時間が前記個々の一片における漏出を減少させるのに十分である、請求項32に記載の方法。
【請求項44】
前記最短のドウェル時間が、既存のチェーン型切断機におけるよりもより多くの同時に閉じるダイを使用しつつ、既存のチェーン型切断機に対するドウェル時間と同様であるように選択される、請求項32に記載の方法。
【請求項45】
ロープ状の中心部充填型消費用製品を個々の一片に連続的に切断するための改良型チェーン型切断機であって、
複数の第1の開いたダイの空洞部を画定する第1の連続的な細長い回転チェーンと、
複数の第2の開いたダイの空洞部を画定する第2の連続的な細長い回転チェーンと
を備え、前記第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部は、相互に係合して前記ロープ状の製品の周りに閉じたダイの空洞を形成してこれにより前記一片を成形することができ、前記製品はドウェル時間のあいだ前記閉じたダイの空洞内に留まり、改良点は、既存のチェーン型切断機よりも前記ロープと接触している閉じたダイ空洞の数が増加している点にある、改良型チェーン型切断機。
【請求項46】
前記既存のチェーン型切断機の数の約1.5〜約6倍の数の、前記ロープと接触している同時に閉じるダイ空洞を備える、請求項45に記載の改良型チェーン型切断機。
【請求項47】
前記同時に係合している空洞の数が約10〜約20である、請求項45に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項48】
前記チェーンが約30m/分〜約200m/分の速度で回転することができる、請求項45に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項49】
前記チェーンが約100〜200m/分の速度で回転することができる、請求項45に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項50】
前記ドウェル時間が約0.1秒〜約0.5秒である、請求項45に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項51】
前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3〜0.6から1である、請求項45に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項52】
前記閉じたダイ空洞の前記数が約15〜約20である、請求項45に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項53】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な生産量をもたらすのに十分である、請求項45に記載の改良型チェーン型切断機。
【請求項54】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な封鎖をもたらすのに十分である、請求項45に記載の改良型チェーン型切断機。
【請求項55】
前記ドウェル時間が前記個々の一片における漏出を減少させるのに十分である、請求項45に記載の改良型チェーン型切断機。
【請求項56】
前記ドウェル時間が、既存のチェーン型切断機におけるよりもより多くの同時に閉じるダイを使用しつつ、既存のチェーン型切断機に対するドウェル時間と同様であるように選択される、請求項45に記載の改良型チェーン型切断機。
【請求項57】
前記既存のチェーン型切断機が4〜9個の同時に閉じるダイを使用する、請求項45に記載の改良型チェーン型切断機。
【請求項58】
前記既存のチェーン型切断機が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3未満〜1である、請求項45に記載の改良型チェーン型切断機。
【請求項59】
前記既存のチェーン型切断機が約400mmの長軸直径の長さを有する、請求項58に記載の改良型チェーン型切断機。
【請求項60】
ロープ状の中心部充填型消費用製品を個々の一片に連続的に切断するための改良型チェーン型切断機であって、
複数の第1の開いたダイの空洞部を画定する第1の連続的な細長い回転チェーンと、
複数の第2の開いたダイの空洞部を画定する第2の連続的な細長い回転チェーンと
を備え、前記第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部は、相互に係合して前記ロープ状の製品の周りに閉じたダイの空洞を形成してこれにより前記一片を成形することができ、前記製品はドウェル時間のあいだ前記閉じたダイの空洞内に留まり、改良点は、既存のチェーン型切断機のローラー間の長さよりも実質的に長いローラー間の長さにある、改良型チェーン型切断機。
【請求項61】
前記既存のチェーン型切断機の数の約1.5〜約6倍の数の、前記ロープと接触している同時に閉じるダイ空洞を備える、請求項60に記載の改良型チェーン型切断機。
【請求項62】
前記同時に係合している空洞の数が約10〜約20である、請求項60に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項63】
前記チェーンが約30m/分〜約200m/分の速度で回転することができる、請求項60に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項64】
前記チェーンが約100〜200m/分の速度で回転することができる、請求項60に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項65】
前記ドウェル時間が約0.1秒〜約0.5秒である、請求項60に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項66】
前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3〜0.6から1である、請求項60に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項67】
前記閉じたダイ空洞の前記数が約15〜約20である、請求項60に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項68】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な生産量をもたらすのに十分である、請求項60に記載のチェーン型切断機。
【請求項69】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な封鎖をもたらすのに十分である、請求項60に記載のチェーン型切断機。
【請求項70】
前記ドウェル時間が前記個々の一片における漏出を減少させるのに十分である、請求項60に記載のチェーン型切断機。
【請求項71】
前記ドウェル時間が、既存のチェーン型切断機におけるよりもより多くの同時に閉じるダイを使用しつつ、既存のチェーン型切断機に対するドウェル時間と同様であるように選択される、請求項60に記載のチェーン型切断機。
【請求項72】
前記既存のチェーン型切断機が4〜9個の同時に閉じるダイを使用する、請求項60に記載のチェーン型切断機。
【請求項73】
前記既存のチェーン型切断機が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3未満〜1である、請求項60に記載のチェーン型切断機。
【請求項74】
前記既存のチェーン型切断機が約400mmの長軸直径の長さを有する、請求項73に記載のチェーン型切断機。
【請求項75】
中心部充填型菓子製品の複数の個々の一片をその細長いロープから連続的に成形する改良された方法であって、
前記ロープを第1の細長い回転するチェーンと第2の細長い回転するチェーンとの間に供給するステップであって、前記チェーンの各々は、前記ロープを前記個々の一片に切断するために、広がった長さに沿って前記ロープの周りに複数の前記ダイの空洞部を同時に閉じる複数の相互に係合可能な開いたダイの空洞部を画定するステップを含み、改良点は、中心部充填型菓子製品の複数の一片を連続的に成形する既存の方法のチェーンの回転速度を維持するかまたは上昇させつつ、前記製品が前記閉じたダイ空洞内に留まる時間を長くする点にある、方法。
【請求項76】
前記既存のチェーン型切断機の数の約1.5〜約6倍の数の、前記ロープと接触している同時に閉じるダイ空洞を備える、請求項75に記載の改良型チェーン型切断機。
【請求項77】
前記同時に係合している空洞の数が約10〜約20である、請求項75に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項78】
前記チェーンが約30m/分〜約200m/分の速度で回転することができる、請求項77に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項79】
前記チェーンが約100〜200m/分の速度で回転することができる、請求項77に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項80】
前記ドウェル時間が約0.1秒〜約0.5秒である、請求項77に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項81】
前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3〜0.6から1である、請求項75に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項82】
前記閉じたダイ空洞の前記数が約15〜約20である、請求項75に記載の改良型チェーンダイ切断機。
【請求項83】
前記既存のチェーン型切断機が4〜9個の同時に閉じるダイを使用する、請求項75に記載のチェーン型切断機。
【請求項84】
前記既存のチェーン型切断機が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3未満〜1である、請求項75に記載のチェーン型切断機。
【請求項85】
前記既存のチェーン型切断機が約400mmの長軸直径の長さを有する、請求項84に記載のチェーン型切断機。
【請求項86】
ロープ状の中心部充填型消費用製品を個々の一片に連続的に切断するためのチェーン型切断機であって、
複数の第1の開いたダイの空洞部を画定する第1の連続的な細長い回転チェーンと、
複数の第2の開いたダイの空洞部を画定する第2の連続的な細長い回転チェーンと
を備え、前記第1のダイの空洞部および第2のダイの空洞部は、相互に係合して前記ロープ状の製品の周りに閉じたダイの空洞を形成してこれにより前記一片を成形することができ、前記製品はドウェル時間のあいだ前記閉じたダイの空洞内に留まり、前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3〜0.6から1であることを特徴とする、チェーン型切断機。
【請求項87】
前記同時に係合している空洞の数が約10〜約20である、請求項86に記載のチェーン型切断機。
【請求項88】
前記チェーンが約30m/分〜約200m/分の速度で回転することができる、請求項87に記載のチェーン型切断機。
【請求項89】
前記チェーンが約100〜200m/分の速度で回転することができる、請求項87に記載のチェーン型切断機。
【請求項90】
前記ドウェル時間が約0.1秒〜約0.5秒である、請求項87に記載のチェーン型切断機。
【請求項91】
前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約3〜5である、請求項86に記載のチェーン型切断機。
【請求項92】
前記閉じたダイ空洞の数が約15〜約20である、請求項86に記載のチェーン型切断機。
【請求項93】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な生産量をもたらすのに十分である、請求項86に記載のチェーン型切断機。
【請求項94】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な封鎖をもたらすのに十分である、請求項86に記載のチェーン型切断機。
【請求項95】
前記ドウェル時間が前記個々の一片における漏出を減少させるのに十分である、請求項86に記載のチェーン型切断機。
【請求項96】
前記ドウェル時間が、既存のチェーン型切断機におけるよりもより多くの同時に閉じるダイを使用しつつ、既存のチェーン型切断機に対するドウェル時間と同様であるように選択される、請求項86に記載のチェーン型切断機。
【請求項97】
ロープ状の中心部充填型菓子製品を個々の一片に連続的に切断するために相互に係合して複数の閉じたダイ空洞を形成することができる複数のダイの空洞部を備える一対の回転チェーンを有するチェーン型切断機の生産量を改善する方法であって、
前記ロープを前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に維持するための第1のドウェル時間を確立するステップと、
閉じたダイ空洞の数を確立するステップと、
前記第1のドウェル時間が前記確立された閉じたダイ空洞の数に対して少なくとも維持されるように、前記回転するチェーンの回転速度を確立するステップと
を含む、方法。
【請求項98】
前記同時に係合している空洞の数が約10〜約20である、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記チェーンが約30m/分〜約200m/分の速度で回転することができる、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
前記チェーンが約100〜200m/分の速度で回転することができる、請求項98に記載の方法。
【請求項101】
前記ドウェル時間が約0.1秒〜約0.5秒である、請求項98に記載の方法。
【請求項102】
前記個々の一片を効果的に封鎖するために、前記最短のドウェル時間のあいだ前記ロープが前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に維持される、請求項97に記載の方法。
【請求項103】
さらに、前記第1のドウェル時間が前記閉じたダイ空洞の数に対して少なくとも維持されるように、チェーン長さを確立するステップを含む、請求項97に記載の方法。
【請求項104】
前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3〜0.6から1である、請求項97に記載の方法。
【請求項105】
前記閉じたダイ空洞の前記数が少なくとも約10である、請求項97に記載の方法。
【請求項106】
前記閉じたダイ空洞の前記数が少なくとも約15である、請求項97に記載の方法。
【請求項107】
前記閉じたダイ空洞の前記数が少なくとも約15〜約20である、請求項97に記載の方法。
【請求項108】
前記回転速度が従来の回転速度よりも高められている、請求項97に記載の方法。
【請求項109】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な生産量をもたらすのに十分である、請求項97に記載の方法。
【請求項110】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な封鎖をもたらすのに十分である、請求項97に記載の方法。
【請求項111】
前記ドウェル時間が前記個々の一片における漏出を減少させるのに十分である、請求項97に記載の方法。
【請求項112】
前記ドウェル時間が、既存のチェーン型切断機におけるよりもより多くの同時に閉じるダイを使用しつつ、既存のチェーン型切断機に対するドウェル時間と同様であるように選択される、請求項97に記載の方法。
【請求項113】
ロープ状の中心部充填型菓子製品を個々の一片に連続的に切断するために相互に係合して複数の閉じたダイ空洞を形成することができる複数のダイの空洞部を備える一対の回転チェーンを有するチェーン型切断機の生産量を改善する方法であって、
前記ロープを前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に維持するための第1のドウェル時間を確立するステップと、
前記回転するチェーンの回転速度を確立するステップと、
前記第1のドウェル時間が前記回転するチェーンの前記確立した回転速度に対して少なくとも維持されるように、閉じたダイ空洞の数を確立するステップと
を含む、方法。
【請求項114】
前記同時に係合している空洞の数が約10〜約20である、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記チェーンが約30m/分〜約200m/分の速度で回転することができる、請求項114に記載の方法。
【請求項116】
前記チェーンが約100〜200m/分の速度で回転することができる、請求項114に記載の方法。
【請求項117】
前記ドウェル時間が約0.1秒〜約0.5秒である、請求項114に記載の方法。
【請求項118】
前記個々の一片を効果的に封鎖するために、前記最短のドウェル時間のあいだ前記ロープが前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に維持される、請求項113に記載の方法。
【請求項119】
さらに、前記第1のドウェル時間が前記閉じたダイ空洞の数に対して少なくとも維持されるように、チェーン長さを確立するステップを含む、請求項113に記載の方法。
【請求項120】
前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3〜0.6から1である、請求項113に記載の方法。
【請求項121】
前記閉じたダイ空洞の前記数が少なくとも約10である、請求項113に記載の方法。
【請求項122】
前記閉じたダイ空洞の前記数が少なくとも約15である、請求項113に記載の方法。
【請求項123】
前記閉じたダイ空洞の前記数が少なくとも約15〜約20である、請求項113に記載の方法。
【請求項124】
前記閉じたダイ空洞の前記数が従来の閉じたダイ空洞の数よりも高められている、請求項113に記載の方法。
【請求項125】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な生産量をもたらすのに十分である、請求項113に記載の方法。
【請求項126】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な封鎖をもたらすのに十分である、請求項113に記載の方法。
【請求項127】
前記ドウェル時間が前記個々の一片における漏出を減少させるのに十分である、請求項113に記載の方法。
【請求項128】
前記ドウェル時間が、既存のチェーン型切断機におけるよりもより多くの同時に閉じるダイを使用しつつ、既存のチェーン型切断機に対するドウェル時間と同様であるように選択される、請求項113に記載の方法。
【請求項129】
ロープ状の中心部充填型菓子製品を個々の一片に連続的に切断するために相互に係合して複数の閉じたダイ空洞を形成することができる複数のダイの空洞部を備える一対の回転チェーンを有するチェーン型切断機の生産量を改善する方法であって、
前記ロープを前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に維持するための第1のドウェル時間を確立するステップと、
前記回転するチェーンの回転速度を確立するステップと、
前記第1のドウェル時間が前記回転するチェーンの前記確立した回転速度に対して少なくとも維持されるように、前記チェーンの長さを確立するステップと
を含む、方法。
【請求項130】
前記同時に係合している空洞の数が約10〜約20である、請求項129に記載の方法。
【請求項131】
前記チェーンが約30m/分〜約200m/分の速度で回転することができる、請求項130に記載の方法。
【請求項132】
前記チェーンが約100〜200m/分の速度で回転することができる、請求項130に記載の方法。
【請求項133】
前記ドウェル時間が約0.1秒〜約0.5秒である、請求項130に記載の方法。
【請求項134】
前記個々の一片を効果的に封鎖するために、前記最短のドウェル時間のあいだ前記ロープが前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に維持される、請求項129に記載の方法。
【請求項135】
さらに、前記第1のドウェル時間が前記閉じたダイ空洞の数に対して少なくとも維持されるように、チェーン長さを確立するステップを含む、請求項129に記載の方法。
【請求項136】
さらに、前記第1のドウェル時間が前記閉じたダイ空洞の数に対して少なくとも維持されるように、同時に係合するダイの空洞の数を確立するステップを含む、請求項129に記載の方法。
【請求項137】
前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3〜0.6から1である、請求項129に記載の方法。
【請求項138】
前記閉じたダイ空洞の前記数が少なくとも約10である、請求項129に記載の方法。
【請求項139】
前記閉じたダイ空洞の前記数が少なくとも約15である、請求項129に記載の方法。
【請求項140】
前記閉じたダイ空洞の前記数が少なくとも約15〜約20である、請求項129に記載の方法。
【請求項141】
前記閉じたダイ空洞の前記数が従来の閉じたダイ空洞の数よりも高められている、請求項129に記載の方法。
【請求項142】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な生産量をもたらすのに十分である、請求項129に記載の方法。
【請求項143】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な封鎖をもたらすのに十分である、請求項129に記載の方法。
【請求項144】
前記ドウェル時間が前記個々の一片における漏出を減少させるのに十分である、請求項129に記載の方法。
【請求項145】
前記ドウェル時間が、既存のチェーン型切断機におけるよりもより多くの同時に閉じるダイを使用しつつ、既存のチェーン型切断機に対するドウェル時間と同様であるように選択される、請求項129に記載の方法。
【請求項146】
ロープ状の中心部充填型菓子製品を個々の一片に連続的に切断するために相互に係合して複数の閉じたダイ空洞を形成することができる複数のダイの空洞部を備える一対の回転チェーンを有するチェーン型切断機の生産量を改善する方法であって、
前記ロープを前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に維持するための第1のドウェル時間を確立するステップと、
前記回転するチェーンの長さを確立するステップと、
前記第1のドウェル時間が前記回転チェーンの前記確立した長さに対して少なくとも維持されるように、前記回転するチェーンの回転速度を確立するステップと
を含む、方法。
【請求項147】
前記同時に係合している空洞の数が約10〜約20である、請求項146に記載の方法。
【請求項148】
前記チェーンが約30m/分〜約200m/分の速度で回転することができる、請求項147に記載の方法。
【請求項149】
前記チェーンが約100〜200m/分の速度で回転することができる、請求項147に記載の方法。
【請求項150】
前記ドウェル時間が約0.1秒〜約0.5秒である、請求項147に記載の方法。
【請求項151】
前記個々の一片を効果的に封鎖するために、前記最短のドウェル時間のあいだ前記ロープが前記相互に係合可能な閉じたダイ空洞中に維持される、請求項146に記載の方法。
【請求項152】
さらに、前記第1のドウェル時間が前記閉じたダイ空洞の数に対して少なくとも維持されるように、チェーン長さを確立するステップを含む、請求項146に記載の方法。
【請求項153】
さらに、前記第1のドウェル時間が前記閉じたダイ空洞の数に対して少なくとも維持されるように、同時に係合するダイの空洞の数を確立するステップを含む、請求項146に記載の方法。
【請求項154】
前記第1のチェーンおよび第2のチェーンの各々が長軸直径の長さを有し、前記チェーンが閉じたダイ空洞の長さを画定し、前記長軸直径の長さに対する前記閉じたダイの空洞の長さの比が約0.3〜0.6から1である、請求項146に記載の方法。
【請求項155】
前記閉じたダイ空洞の前記数が少なくとも約10である、請求項146に記載の方法。
【請求項156】
前記閉じたダイ空洞の前記数が少なくとも約15である、請求項146に記載の方法。
【請求項157】
前記閉じたダイ空洞の前記数が少なくとも約15〜約20である、請求項146に記載の方法。
【請求項158】
前記閉じたダイ空洞の数が従来の閉じたダイ空洞の数よりも高められている、請求項146に記載の方法。
【請求項159】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な生産量をもたらすのに十分である、請求項146に記載の方法。
【請求項160】
前記ドウェル時間が前記個々の一片の効果的な封鎖をもたらすのに十分である、請求項146に記載の方法。
【請求項161】
前記ドウェル時間が前記個々の一片における漏出を減少させるのに十分である、請求項146に記載の方法。
【請求項162】
前記ドウェル時間が、既存のチェーン型切断機におけるよりもより多くの同時に閉じるダイを使用しつつ、既存のチェーン型切断機に対するドウェル時間と同様であるように選択される、請求項146に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2009−540866(P2009−540866A)
【公表日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−518575(P2009−518575)
【出願日】平成19年6月29日(2007.6.29)
【国際出願番号】PCT/US2007/072505
【国際公開番号】WO2008/003083
【国際公開日】平成20年1月3日(2008.1.3)
【出願人】(507265133)キャドバリー アダムス ユーエスエー エルエルシー (55)
【Fターム(参考)】