説明

乗客コンベア、隙間調整方法および隙間調整具

【課題】踏段の側面に沿った方向における隙間を略均一にすることができ、またスカートパネルを取り外す必要がなく短時間で隙間調整作業を行うことができる乗客コンベア、その隙間調整方法およびその隙間調整具を提供する。
【解決手段】踏段10とスカートパネル12との間の隙間の大きさを調整するための隙間調整具14は、踏段10の側面に着脱自在に取り付け可能な略平板状ものからなる。踏段10とスカートパネル12との間の隙間の大きさを調整するにあたり、まず踏段10の側面に略平板状の隙間調整具14を取り付ける。次に調整部材20を用いてスカートパネル12を固定ブラケット18に固定し、このことにより踏段10とスカートパネル12との間の隙間の大きさが隙間調整具14の幅の大きさに調整される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗客コンベアの踏段とスカートパネルとの間の隙間の大きさを調整することができる乗客コンベア、その隙間調整方法およびその隙間調整具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、乗客コンベアの一例であるエスカレータにおいて、エスカレータの主枠の内部には循環移動する複数の踏段が無端状に連結されて配置されており、この主枠の両側に左右一対の欄干が立設されている。この欄干には、踏段と同期して循環移動する無端状の移動手摺が摺動自在に設けられている。
【0003】
左右一対の欄干の下部にはそれぞれスカートパネルが鉛直方向に延びるよう設けられている。各スカートパネルは踏段の両側にわずかに距離を隔てて平行に設けられている。各スカートパネルの外側面(踏段側とは反対側の面)にはそれぞれL字形状の複数のスカートアングルが取り付けられており、各スカートアングルは、エスカレータ本体(主枠)に位置固定された固定ブラケットに対してボルトにより固定されている。ここで、踏段の両側面と、左右一対のスカートパネルとの間の各隙間の距離は、エスカレータの全長にわたり所定の範囲内の大きさとされることが求められている。
【0004】
このため、エスカレータの主枠の保守点検時において、踏段の両側面と、左右一対のスカートパネルとの間の各隙間の距離が鋼尺等により手動で調整され、この調整により各スカートパネルと踏段の側面との間に乗客の靴先や物品等が挟み込まれるのが防止される。このような隙間調整作業は、エスカレータの全長にわたって反復して行われる。
【0005】
しかしながら、踏段の両側面と、左右一対のスカートパネルとの間の各隙間の距離を鋼尺等により手動で調整する方法においては、エスカレータの全長にわたって隙間調整作業を反復して行う必要があるため、このような作業は煩雑なものとなり、また効率は良くなかった。
【0006】
このため、例えば特許文献1には、乗客コンベアの踏段の側面とこの側面に近接するスカートアングルとの間に挿入される平板状のプレートと、このプレートに直角に水平固着され踏段の踏面に支持される台板と、から構成される乗客コンベアの隙間調整具を用いることが開示されている。
【0007】
このような隙間調整具によれば、スカートアングルの立面部と踏段の側面との間に隙間調整具のプレートを挿入して位置決めしたスカートアングルを螺着固定し、隙間調整具をこの隙間から抜き出した後にスカートアングルの立面部にスカートパネルを装着支持させることにより、スカートパネルと踏段の側面との間に適切な隙間を形成することができるようになる。
【0008】
【特許文献1】特開平5−85692号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述のような特許文献1に示す隙間調整具には以下の問題点がある。すなわち、特許文献1に示す隙間調整具によれば、踏段の上面を基準として隙間にプレートを入れることにより隙間の大きさの調整を行うので、踏段の側面に沿った方向(踏段の縦方向)における隙間が均一とならないという問題がある。また、特許文献1に示す隙間調整具によれば、スカートアングルにスカートパネルを取り付けない状態で隙間の大きさの調整を行うこととなるので、保守点検時にスカートパネルを取り外さなければならないという問題がある。
【0010】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、踏段の側面に沿った方向における隙間を略均一にすることができ、またスカートパネルを取り外す必要がなく短時間で隙間調整作業を行うことができる乗客コンベア、その隙間調整方法およびその隙間調整具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の乗客コンベアは、無端状に連結されて循環移動する複数の踏段と、前記踏段の両側に設けられ、調整部材を用いて固定ブラケットに固定された左右一対のスカートパネルと、前記踏段と前記スカートパネルとの間の隙間の大きさを調整するための隙間調整具であって、前記踏段の側面に着脱自在に取り付け可能な略平板状の隙間調整具と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
このような乗客コンベアによれば、踏段とスカートパネルとの間の隙間の大きさを調整するにあたり、まず踏段の側面に略平板状の隙間調整具を取り付け、次に、隙間調整具が側面に取り付けられた踏段がこの隙間調整具を介してスカートパネルに隣接する状態で、調整部材を用いてスカートパネルを固定ブラケットに固定する。このことにより踏段とスカートパネルとの間の隙間の大きさが隙間調整具の幅の大きさに調整される。この場合、略平板状の隙間調整具を用いているので踏段の側面に沿った方向における隙間を略均一にすることができ、またスカートパネルを取り外す必要がないので短時間で隙間調整作業を行うことができる。
【0013】
本発明の乗客コンベアにおいては、前記隙間調整具は、前記踏段の側面の略全面にわたって取り付けられるようになっていることが好ましい。このことにより、踏段の側面に沿った方向における隙間をより一層均一にすることができる。
【0014】
本発明の乗客コンベアにおいては、前記隙間調整具は、前記踏段の両面にそれぞれ取り付けられるようになっていることが好ましい。このことにより、踏段と、その両側のスカートパネルとの間の隙間の大きさを一度に調整することができ、踏段の左右のバランスを取ることができるようになる。
【0015】
本発明の乗客コンベアにおいては、前記踏段の側面には取り付け穴が設けられており、前記隙間調整具を介してビスを取り付け穴に挿入することにより前記隙間調整具が前記踏段の側面に取り付けられるようになっていることが好ましい。あるいは、前記踏段の側面には取り付け穴が設けられており、前記隙間調整具は、前記取り付け穴に着脱自在に嵌め込み可能な突起部を有することが好ましい。
【0016】
本発明の隙間調整方法は、乗客コンベアの踏段とスカートパネルとの間の隙間の大きさを調整するための隙間調整方法であって、踏段の側面に略平板状の隙間調整具を取り付ける工程と、前記隙間調整具が側面に取り付けられた踏段がこの隙間調整具を介してスカートパネルに隣接する状態で、調整部材を用いて当該スカートパネルを固定ブラケットに固定する工程と、を備えたことを特徴とする。この場合、略平板状の隙間調整具を用いているので踏段の側面に沿った方向における隙間を略均一にすることができ、またスカートパネルを取り外す必要がないので短時間で隙間調整作業を行うことができる。
【0017】
本発明の隙間調整方法においては、前記隙間調整具を前記踏段の側面の略全面にわたって取り付けることが好ましい。このことにより、踏段の側面に沿った方向における隙間をより一層均一にすることができる。
【0018】
本発明の隙間調整方法においては、前記踏段の両面に前記隙間調整具をそれぞれ取り付けることが好ましい。このことにより、踏段と、その両側のスカートパネルとの間の隙間の大きさを一度に調整することができ、踏段の左右のバランスを取ることができるようになる。
【0019】
本発明の隙間調整方法においては、連続する複数の踏段に隙間調整具をそれぞれ取り付け、前記隙間調整具が側面に取り付けられたこれらの踏段がそれぞれ隙間調整具を介してスカートパネルに隣接する状態で、これらの複数の踏段における各踏段とスカートパネルとの間の隙間の大きさの調整を同時に行うことが好ましい。このように、連続する複数の踏段、例えば3〜5段の踏段にそれぞれ隙間調整具を取り付け、この3〜5段の踏段とスカートパネルとの間の隙間の大きさの調整を一度に行うことにより、乗客コンベアの全長にわたって隙間調整作業を行う場合であっても、踏段を移動させる回数が減り作業を短時間で行うことができるようになる。
【0020】
本発明の隙間調整具は、乗客コンベアの踏段とスカートパネルとの間の隙間の大きさを調整するための隙間調整具であって、前記踏段の側面の略全面にわたって着脱自在に取り付け可能となっている略平板状のものからなることを特徴とする。
【0021】
このような隙間調整具によれば、踏段とスカートパネルとの間の隙間の大きさを調整するにあたり、まず踏段の側面に当該隙間調整具を取り付け、次に、隙間調整具が側面に取り付けられた踏段がこの隙間調整具を介してスカートパネルに隣接する状態で、例えば調整部材を用いてスカートパネルを固定ブラケットに固定する。このことにより踏段とスカートパネルとの間の隙間の大きさが隙間調整具の幅の大きさに調整される。この場合、略平板状の隙間調整具を用いているので踏段の側面に沿った方向における隙間を略均一にすることができ、またスカートパネルを取り外す必要がないので短時間で隙間調整作業を行うことができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明の乗客コンベア、その隙間調整方法およびその隙間調整具によれば、踏段の側面に沿った方向における隙間を略均一にすることができ、またスカートパネルを取り外す必要がなく短時間で隙間調整作業を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、図面を参照して本発明の一の実施の形態について説明する。図1乃至図3は、本実施の形態による乗客コンベアの一の実施の形態を示す図である。
このうち、図1は、本実施の形態におけるエスカレータの踏段の構成を示す斜視図であり、図2は、本実施の形態におけるエスカレータの踏段およびスカートパネルの構成を示す正面図であり、図3は、図2に示すエスカレータの踏段の側面に隙間調整プレートを取り付ける方法を示す説明用の概略図である。
【0024】
図2に示すように、乗客コンベアの一例であるエスカレータにおいて、エスカレータの主枠(図示せず)の内部には循環移動する複数の例えばアルミニウム製の踏段10が無端状に連結されて配置されており、この主枠の両側に左右一対の欄干が立設されている。左右一対の欄干の下部にはそれぞれ例えば鉄製のスカートパネル12が鉛直方向に延びるよう設けられている。各スカートパネル12は踏段10の両側にわずかに距離を隔てて平行に設けられている。
【0025】
各スカートパネル12の外側面(踏段10側とは反対側の面)にはそれぞれL字形状のスカートアングル16が複数(例えば2つ)取り付けられている。このような各スカートアングル16に対するスカートパネル12の取り付けは、スカート固定爪22により行われている。各スカートアングル16は、エスカレータ本体(主枠)に位置固定された固定ブラケット18に対して調整ボルト20により固定されている。
【0026】
図1および図2に示すように、踏段10の両側の側面には隙間調整プレート14が取り付け可能となっている。この隙間調整プレート14は、略平板状のプラスチック材料からなり、とりわけ図1に示すように踏段10の側面の略全面にわたって取り付けられるようになっている。隙間調整プレート14の幅の大きさは、踏段10の側面と各スカートパネル12との間における所望の間隔の大きさ、すなわち踏段10と各スカートパネル12の間に乗客の靴先や物品等が挟み込まれるのが防止されるような所定の範囲内の大きさとなるよう予め設定されている。
【0027】
このような隙間調整プレート14の踏段10に対する取り付けについて図3を用いて詳述する。図3は、図2に示すエスカレータの踏段10の側面に隙間調整プレート14を取り付ける方法を示す説明用の概略図である。図3に示すように、踏段10の側面には取り付け用の穴10aが複数形成されており、隙間調整プレート14にもこれに対応して複数の貫通穴14aが形成されている。そして、この隙間調整プレート14の貫通穴14aを介して固定ビス30を踏段10の穴10aに挿入することにより、隙間調整プレート14を踏段10に取り付けることができるようになっている。
なお、通常のエスカレータの運転時には踏段10の両側の側面には隙間調整プレート14は取り付けられておらず、エスカレータの保守点検時において踏段10とその両側にあるスカートパネル12との間の隙間の調整を行う際のみに踏段10の両側の側面に隙間調整プレート14を取り付けるようになっている。
【0028】
次に、このような構成からなるエスカレータにおける、踏段10とスカートパネル12との間の隙間の大きさを調整する方法について説明する。
【0029】
まず、エスカレータの運転を停止させ、スカートアングル16を固定ブラケット18に固定するための調整ボルト20を弛める。
【0030】
その後、連続する複数の踏段、例えば3〜5段の踏段10の両側の側面にそれぞれ隙間調整プレート14を取り付ける。そして、隙間調整プレート14が側面に取り付けられたこれらの踏段10がそれぞれ隙間調整プレート14を介してスカートパネル12に隣接する状態で、調整ボルト20を再び締め付けることにより、スカートアングル16を介してスカートパネル12が固定ブラケット18に固定される。この際に、スカートパネル12と踏段10との間に、所望の幅の大きさを有する隙間調整プレート14が介設されることにより、踏段10とスカートパネル12との間の隙間の大きさの調整を行うことができる。ここで、3〜5段の踏段10とスカートパネル12との間の隙間の大きさの調整を一度に行うことにより、エスカレータの全長にわたって隙間調整作業を行う場合であっても、踏段10を移動させる回数が減り作業を短時間で行うことができるようになる。
【0031】
そして、各踏段10において隙間調整作業が終了すれば、この踏段10から隙間調整プレート14を取り外す。このような作業をエスカレータの全長にわたって繰り返すことにより、エスカレータの全長にわたって隙間調整作業を行うことができる。
【0032】
以上のように本実施の形態におけるエスカレータ(乗客コンベア)、隙間調整方法および隙間調整プレート14(隙間調整具)によれば、踏段10とスカートパネル12との間の隙間の大きさを調整するにあたり、まず踏段10の側面に略平板状の隙間調整プレート14を取り付け、次に、隙間調整プレート14が側面に取り付けられた踏段10がこの隙間調整プレート14を介してスカートパネル12に隣接する状態で、調整ボルト20を用いてスカートパネル12を固定ブラケット18に固定し、このことにより踏段10とスカートパネル12との間の隙間の大きさが隙間調整プレート14の幅の大きさに調整される。この場合、略平板状の隙間調整プレート14を用いているので踏段10の側面に沿った方向における隙間を略均一にすることができ、またスカートパネル12を取り外す必要がないので短時間で隙間調整作業を行うことができる。
【0033】
また、隙間調整プレート14は、踏段10の側面の略全面にわたって取り付けられるようになっているので、踏段10の側面に沿った方向における隙間をより一層均一にすることができる。
【0034】
また、隙間調整プレート14は、踏段10の両面にそれぞれ取り付けられるようになっているので、踏段10と、その両側のスカートパネル12との間の隙間の大きさを一度に調整することができ、踏段10の左右のバランスを取ることができるようになる。
【0035】
なお、本発明によるエスカレータ(乗客コンベア)、隙間調整方法および隙間調整プレート14(隙間調整具)は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。次に、本発明の変形例について図4を用いて説明する。図4は、図2に示すエスカレータの踏段10の側面に隙間調整プレート14を取り付ける他の方法を示す説明用の概略図である。
【0036】
本発明においては、踏段10の側面に隙間調整プレート14を着脱自在に取り付ける方法は図3に示すようなものに限定されることはない。例えば、図4に示すように、踏段10の側面には取り付け用の穴10bが複数形成されており、一方、隙間調整プレート14には、これに対応して複数の突起部14bが形成されるようになっていてもよい。ここで、隙間調整プレート14の各突起部14bは、踏段10に形成された取り付け用の穴10bに着脱自在に嵌め込み可能となっている。図4に示すような踏段10および隙間調整プレート14でも、上述のような本発明の作用効果を奏することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一の実施の形態におけるエスカレータの踏段の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一の実施の形態におけるエスカレータの踏段およびスカートパネルの構成を示す正面図である。
【図3】図2に示すエスカレータの踏段の側面に隙間調整プレートを取り付ける一の方法を示す説明用の概略図である。
【図4】図2に示すエスカレータの踏段の側面に隙間調整プレートを取り付ける他の方法を示す説明用の概略図である。
【符号の説明】
【0038】
10 踏段
10a、10b 取り付け用の穴
12 スカートパネル
14 隙間調整プレート
14a 貫通穴
14b 突起部
16 スカートアングル
18 固定ブラケット
20 調整ボルト
22 スカート固定爪
30 固定ビス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無端状に連結されて循環移動する複数の踏段と、
前記踏段の両側に設けられ、調整部材を用いて固定ブラケットに固定された左右一対のスカートパネルと、
前記踏段と前記スカートパネルとの間の隙間の大きさを調整するための隙間調整具であって、前記踏段の側面に着脱自在に取り付け可能な略平板状の隙間調整具と、
を備えたことを特徴とする乗客コンベア。
【請求項2】
前記隙間調整具は、前記踏段の側面の略全面にわたって取り付けられるようになっていることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
【請求項3】
前記隙間調整具は、前記踏段の両面にそれぞれ取り付けられるようになっていることを特徴とする請求項1または2記載の乗客コンベア。
【請求項4】
前記踏段の側面には取り付け穴が設けられており、前記隙間調整具を介してビスを取り付け穴に挿入することにより前記隙間調整具が前記踏段の側面に取り付けられるようになっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
【請求項5】
前記踏段の側面には取り付け穴が設けられており、前記隙間調整具は、前記取り付け穴に着脱自在に嵌め込み可能な突起部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
【請求項6】
乗客コンベアの踏段とスカートパネルとの間の隙間の大きさを調整するための隙間調整方法であって、
踏段の側面に略平板状の隙間調整具を取り付ける工程と、
前記隙間調整具が側面に取り付けられた踏段がこの隙間調整具を介してスカートパネルに隣接する状態で、調整部材を用いて当該スカートパネルを固定ブラケットに固定する工程と、
を備えたことを特徴とする隙間調整方法。
【請求項7】
前記隙間調整具を前記踏段の側面の略全面にわたって取り付けることを特徴とする請求項6記載の隙間調整方法。
【請求項8】
前記踏段の両面に前記隙間調整具をそれぞれ取り付けることを特徴とする請求項6または7記載の隙間調整方法。
【請求項9】
連続する複数の踏段に隙間調整具をそれぞれ取り付け、前記隙間調整具が側面に取り付けられたこれらの踏段がそれぞれ隙間調整具を介してスカートパネルに隣接する状態で、これらの複数の踏段における各踏段とスカートパネルとの間の隙間の大きさの調整を同時に行うことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の隙間調整方法。
【請求項10】
乗客コンベアの踏段とスカートパネルとの間の隙間の大きさを調整するための隙間調整具であって、
前記踏段の側面の略全面にわたって着脱自在に取り付け可能となっている略平板状のものからなることを特徴とする隙間調整具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2008−285310(P2008−285310A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−134210(P2007−134210)
【出願日】平成19年5月21日(2007.5.21)
【出願人】(390025265)東芝エレベータ株式会社 (2,543)
【Fターム(参考)】