説明

乾燥装置

【課題】 ノズル装置のノズル噴射工程を設置できる乾燥装置であってダクトを乾燥装置の壁面の内部に設けて、乾燥装置の小型化と清掃の容易な乾燥装置の提供を目的とする。
【解決手段】 常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を壁面内部に設けたダクトにより給気あるいは排気をするノズル装置のノズル噴射工程を設置できる乾燥装置であって、該乾燥装置200は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面50と、側壁面70、80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋110と、床面60と、側面壁71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部120と、側壁面71はウエブ90の受け流入口30と、側壁面81は流出口40を設けた。天井壁面50の内部と、床面60内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウエブ等を乾燥する乾燥装置であって乾燥に使用する気体は、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの流体を壁面内部に設けたダクトより給排する乾燥装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来型乾燥装置の一例である。図12と、図17ないし図19は従来型乾燥装置のダクト機構の断面図と、ダクト機構の斜視図を示した図である。
従来型乾燥装置の一例の断面図を図12に示す。従来から連続的に搬送される支持体を浮上して走行する支持体をウエブと称している。この例では従来型フローティング乾燥装置を設置している。乾燥装置の直方体あるいは立方体の6面は、天井壁面50と、側壁面70、80と、その他の側壁面82、84とで上蓋110を構成している。床面60と、側面壁71、81と、その他の側壁面83、85とで乾燥部120を構成している。壁面84、85は図示なし。上蓋110と乾燥部120は蓋を締めパチン錠等と呼ばれるクリップ(図示なし)により要所が固定される。乾燥装置内に設置したノズル装置のノズル11に流体を供給する2箇所のダクト10より流体は供給され複数のノズル11から吐出す。ウエブ90はノズル11の下方と上方からの吐出する流体によって空中を浮遊させて乾燥部120のウエブ流入口30より流入して、乾燥したウエブ90は乾燥部120のウエブ流出口40より流出する。乾燥工程で使用された流体は、4隅のダクト20より排気される。4隅のダクト20は乾燥に大きく貢献する重要機構である。乾燥装置の占めるダクト20の割合は大きく1/2以上を占有しているため乾燥装置を小型に安価にできない要因の一つになっている。乾燥装置に占めるダクト20の割合を最少にして目的のノズル装置のノズル噴射工程を長くしたい。
【0003】
図17は、図12の従来型フローティング乾燥装置の断面図を示した図である。
従来型乾燥装置を使用するとき、ノズル装置の直接噴射工程が1システムで不足のときは、乾燥装置を追加して設けノズル装置のノズル噴射工程を長くする。乾燥装置を複数台直列に使用した。図の例では乾燥装置2システムを直列に使用した例である。図は、ノズル装置のノズル噴射工程を省略した。ウエブ90は、ウエブ流入口30より流入して、1システムのウエブ流出口40より流出して、2システムのウエブ流入口30より流入して、2システムのウエブ流出口40より流出する。4隅のダクト機構の清掃はたえず必要であった。ダクト20は大きく床面と、天井面に固定されている。ノズル装置のノズル噴射工程も詰め込まれた設定である。ダクト20とノズル装置の配置の関係で重要なダクト20の清掃は大変困難であった。
【0004】
図18は、図17の一部を切り欠いだ斜視図を示した図である。
図18は、上下に2分割できる従来型乾燥装置の斜視図である。
ノズル装置のノズル噴射工程と、上蓋110の一部を省略した。ウエブ90は、ウエブ流入口30より流入して、2システム目のウエブ流出口40より流出する。4隅のダクトの清掃と流体の供給量と排出量の調整を必要とするので、上蓋110と、乾燥部120は、上下2分割できるようになっている。ノズル装置を使用するときは、パチン錠等と呼ばれるクリップ(図示なし)により2分割した個所の要点を固定する。図示していない側壁面84、85は乾燥装置の重要な壁面である。
【0005】
図19は、図17の斜視図を示した図である。
ノズル装置のノズル噴射工程のダクト10は省略してある。ウエブ90は、ウエブ入口30より流入して、2システム目のウエブ出口40より流出する。4隅のダクトの清掃と流体の供給量と排出量の調整を必要とするので、上蓋110と、乾燥部120は、上下2分割できる。ノズル装置を使用するときは、パチン錠等と呼ばれるクリップにより2分割した個所の要点を固定する。84、85は側壁面である。
【0006】
発明の名称:紙ウエブ等のコーディングの乾燥方法及び装置に記載されている代表図によると乾燥装置全体は箱構体で囲まれ、箱構体4隅の上方と下方に吹出しと、排気ダクトがある。4隅のダクトは乾燥に大きく貢献する重要機構であるがダクトの乾燥装置に占める割合は、1/2以上と大きい(特許文献1を参照)。
【0007】
発明の名称:ウエブ乾燥処理装置、及びウエブ乾燥処理方法に記載されている図2〜3でダクトの占有する面積は、1/2以上と大きい(特許文献2を参照)。
【0008】
【特許参考文献1】
特許平10−202175号
【特許参考文献2】
特許平11−128807号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来の乾燥装置において、ダクトの占有する面積は装置の1/2以上と大きい。日常メンテナンスを必要とするダクトは、清掃しようにもダクトと、ノズル装置がぎっしり詰め込んだ構造が多いため狭く充分清掃が行き届かない。ダクトの清掃は乾燥装置の性能に影響する重要な部分である。ウエブを乾燥する上で、ノズル装置のノズル噴射工程を長くすることは直接的に乾燥効果が上がるためノズル装置のノズル噴射工程を長くしたい。乾燥装置に設けてある4隅のダクトをの取りぞけるものなら除きたい。乾燥装置に占有するダクトの占有面積を最小にして性能を向上したダクトを設けた乾燥装置を得るにある。
【0010】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、乾燥装置において、ダクトの占有する面積を最小にするため乾燥装置の壁面内部に設けられるダクトが必要でダクトの性能を向上した。乾燥性能に影響するダクトの清掃も自在に行える面積を確保した。壁面内部にダクトを設けるにはダクトの性能を向上させた。ダクトを従来にない多層構造として性能向上と壁面に影響しないよう断熱性能を高め、断面積を小さくした。乾燥装置を形成する6壁面を使用して、2壁面はウエブの出入り壁面として、4壁面をダクトの設置場所とした構成の乾燥装置を提供することを目的としている。ここで取り扱う気体は、常温流体と、熱流体と、低温流体等である。
【0011】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明は、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を壁面内部に設けたダクトにより供給あるいは排気をするノズル装置のノズル噴射工程を設置できる乾燥装置であって、該乾燥装置200は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面50と、側壁面70と80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋110と、床面60と、側面壁71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部120と、側壁面71はウエブ90の受け流入口30と、側壁面81は流出口40を設けた。天井壁面50の内部と、床面60の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成の乾燥装置である。乾燥装置は他の外形で球体等の場合もある。
【0013】
また、請求2記載の発明では、請求項1記載の乾燥装置であって、上記記載の乾燥装置200は、乾燥装置200内の流体の給気と排気等が行えるダクト190を壁面の内部に設けた。該ダクト190は、乾燥装置の内外から流体の給気と排気等を行う給排気管192と、給排気管192は、乾燥装置内部の流体の給気と排気等を行う給排気窓部191とを設けた。給排気管192の周囲を囲んで設けた空気を封じ込んで両端を密閉した空気層管193を設けた。空気層管193の周囲を囲んで流体の給気と排気が行える流体流通管194を設けた。ダクト190の給排気窓部191は乾燥装置内部に向けて配置する。給排気管192の温度によって、断熱効果のある空気層管193と、空気層管193の周囲を流体の流通で温度制御が可能な流体流通管194を合わせて設けた構成のダクト190を設けた乾燥装置である。給排気窓部191はパンチングブレードが使用される。ダクト190の給排気は給排気管192が中心で、ダクト190の壁面に及ぼす温度制御は流体流通管194に流体を流通させて制御するこれらを含めて外部よりダクト190とカップリングできるダクトは弊社出願中のダクト機構がある。
【0014】
また、請求項3記載の発明では、請求項1〜2記載の乾燥装置であって、前記記載の乾燥装置200は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面50と、側壁面70、と80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋110と、床面60と、側面壁71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部120と、側壁面83はウエブ90の受け流入口30と、側壁面85は流出口40を設けた。側壁面83に流出口40と、側壁面85に流入口30を設ける場合もある。側壁面70、71の内部と、側壁面80、81の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成の乾燥装置である。
【0015】
また、請求項4記載の発明では、請求項1〜2記載の乾燥装置であって、前記記載の乾燥装置200は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面50と、側壁面70、と80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋110と、床面60と、側面壁71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部120と、側壁面83はウエブ90の受け流入口30と、側壁面85は流出口40を設けた。側壁面83に流出口40と、側壁面85に流入口30を設ける場合もある。天井壁面50の内部と、床面60の内部と、側壁面70、71の内部と、側壁面80、81の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成の乾燥装置である。
【0016】
また、請求項5記載の発明では、請求項1〜4記載の乾燥装置であって、前記記載の乾燥装置200は、乾燥装置200を2室とした直方体あるいは立法体の6面で構成した。
乾燥装置内部の区切りとなる区切壁面86、87を設けた。区切壁面86、87はウエブ90の流入口と流出口となるウエブ窓34と、乾燥室内の流体の流通用の流通窓21、22、23、24を設けた構成の乾燥装置である。
【発明の効果】
【0017】
以下の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0018】
請求項1記載の発明では、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を壁面内部に設けたダクトにより供給あるいは排気をするノズル装置のノズル噴射工程を設置できる乾燥装置であって、該乾燥装置は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面と、側壁面70、80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋と、床面と、側面壁71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部と、側壁面71はウエブの受け流入口と、側壁面81は流出口を設けた。天井壁面の内部と、床面の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成の乾燥装置であるので、壁面内部にダクトを設けてダクトの占有する面積を最小にして性能を向上したダクトを設けることができた。乾燥性能に影響するダクトの清掃も清掃作業の場所が確保出来たので自在に行えるようになった。乾燥装置を小型化出来るので設置場所の削減と製造原価の低減は素晴らしい。
【0019】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の乾燥装置であって、上記記載の乾燥装置は、乾燥装置内部の流体の給気と排気等が行えるダクトを壁面内部に設けた。該ダクトは、乾燥装置の内外から流体の給気と排気等を行う給排気管と、給排気管は、乾燥装置内部の流体の給気と排気等を行う給排気窓部とを設けた。給排気管の周囲を囲んで設けた空気を封じ込んで両端を密閉した空気層管を設けた。空気層管の周囲を囲んで流体の給気と排気が行える流体流通管を設けた。ダクトの給排気窓部は乾燥装置内部に向けて配置する。給排気管の温度によって、断熱効果のある空気層管と、空気層管の周囲を流体の流通で温度制御が可能な流体流通管を合わせて設けた構成のダクトを設けた乾燥装置であるので、壁面にダクトを設けることは壁面の耐熱が保たなかったが断熱効果の優れたダクトを設けたのでダクトを壁面に設けることが可能となり、その上ダクトの断面積を縮小することが出来た。ダクトの温度が上昇するときはダクトに設けた流体流通管を使用して強制的に流体を入れ替えできるためダクト温度の制御が自在とった。優れたダクトである。
【0020】
請求項3記載の発明では、請求項1〜2記載の乾燥装置であって、前記記載の乾燥装置は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面と、側壁面70、80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋と、床面と、側面壁71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部と、側壁面83はウエブの受け流入口と、側壁面85は流出口を設けた。側壁面83に流出口と、側壁面85に流入口を設ける場合もある。側壁面70、71の内部と、側壁面80、81の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクトを設けた構成の乾燥装置であるので、壁面内部にダクトを設けてダクトの占有する面積を最小にして性能を向上したダクトを設けることができた。乾燥性能に影響するダクトの清掃も清掃作業の場所が確保出来たので自在に行えるようになった。乾燥装置を小型化出来るので設置場所の削減と製造原価の低減は素晴らしい。
【0021】
請求項4記載の発明では、請求項1〜2記載の乾燥装置であって、前記記載の乾燥装置200は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面と、側面壁70、80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋と、床面と、側面壁71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部と、側壁面83はウエブの受け流入口と、側壁面85は流出口を設けた。側壁面83に流出口と、側壁面85に流入口を設ける場合もある。天井壁面の内部と、床面の内部と、側壁面70、71の内部と、側壁面80、81の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクトを設けた構成の乾燥装置であるので、壁面内部にダクトを設けたのでダクトの占有する面積を最小にして性能を向上したダクトを設けることができた。乾燥性能に影響するダクトの清掃も清掃作業の場所が確保出来たので自在に行えるようになった。乾燥装置を小型化出来るので設置場所の削減と製造原価の低減は素晴らしい。
【0022】
請求項5記載の発明では、請求項1〜4記載の乾燥装置であって、前記記載の乾燥装置は、乾燥装置を2室とした直方体あるいは立法体の6面で構成した。乾燥装置内部の区切りとなる区切壁面86、87を設けた。区切壁面86、87はウエブの流入口と流出口となるウエブ窓と、乾燥室内の流体の流通用の流通窓を設けた構成の乾燥装置であるので、乾燥装置を小型化してフローテイングノズル装置とウエブローラ装置を区切った室に設置できるので設置場所の削減とメンテナンスの能率は向上して乾燥装置の製造原価の低減は素晴らしい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、図面に示す実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【実施例1】
【0024】
図1ないし図6と図11と図15と図16に示す本発明の第1の実施するための最良の第1の形態において、図11は、本発明の乾燥装置の断面図を示した図である。
常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を壁面の内部に設けたダクトにより供給あるいは排気をするノズル装置のノズル噴射工程を設置できる乾燥装置である。
図では、フローテイングノズル装置のノズル噴射工程を上下に設けた。ウエブ90に向けノズル11噴射の方向を定めている。本発明の乾燥装置内部は、従来のダクトのように占有されなくなったので、ノズル噴射工程を最長に設けることができた。該乾燥装置200は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面50と、側壁面70、80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋110と、床面60と、側壁面71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部120と、側壁面71はウエブ90の受け流入口30と、側壁面81は流出口40を設けた。天井壁面50の内部と、床面60の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成の乾燥装置である。
【0025】
図1は、本発明の乾燥装置の一部を切り欠いだ斜視図を示した図である。
乾燥装置200は、ノズル装置のノズル噴射工程を省略した図である。乾燥装置200は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面50と、側壁面70、80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋110と、床面60と、側壁面71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部120と、側壁面71はウエブ90の受け流入口30と、側壁面81は流出口40を設けた。天井壁面50の内部と、床面60の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成の乾燥装置である。側壁面84、85は一部を切り欠いだので図示せず。
【0026】
図2は、図1のA−A線に沿う断面図を示した図である。
上記記載の乾燥装置200は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面50と、側壁面70、80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋110と、床面60と、側壁面71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部120と、側壁面71はウエブ90の受け流入口30と、側壁面81は流出口40を設けた。天井壁面50の内部と、床面60の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成の乾燥装置である。
【0027】
図3は、本発明のダクトの斜視図を示した図である。
上記記載の乾燥装置200は、乾燥装置200内外の流体の給気と排気等が行えるダクト190を壁面の内部に設けた。該ダクト190は、乾燥装置の内外から流体の給気と排気等を行う給排気管192と、給排気管192は、乾燥装置内部の流体の給気と排気等を行う給排気窓部191とを設けた。給排気窓部191は乾燥装置内部に向けて配置する。
給排気管192の周囲を囲んで設けた空気を封じ込んで両端を密閉した空気層管193を設けた。空気層管193の周囲を囲んで流体の給気と排気が行える流体流通管194を設けた。給排気管192の温度によって、断熱効果のある空気層管193と、空気層管193の周囲を流体の流通で温度制御が可能な流体流通管194を合わせて設けた構成のダクト190である。給排気窓部191はパンチングブレードが使用される。ダクト190の給排気は給排気管192が中心で、ダクト190の壁面に及ぼす温度制御は流体流通管194に流体を流通させて制御するこれらを含めて外部よりダクト190とカップリングできるダクトは弊社出願中のダクト機構がある。
【0028】
図4は、図3のB−B線に沿う断面図を示した図である。
上記記載の乾燥装置200は、乾燥装置200内の流体の給気と排気等が行えるダクト190を設けた。該ダクト190は、乾燥装置の内外から流体の給気と排気等を行う給排気管192と、給排気管192は、乾燥装置内部の流体の給気と排気等を行う給排気窓部191とを設けた。給排気管192の周囲を囲んで設けた空気を封じ込んで両端を密閉した空気層管193を設けた。空気層管193の周囲を囲んだ流体の給気と排気が行える流体流通管194を設けた構成のダクト190である。
【0029】
図5は、図3のC−C線に沿う断面図を示した図である。
前記記載の乾燥装置200は、乾燥装置200内の流体の給気と排気等が行えるダクト190を設けた。該ダクト190は、乾燥装置の内外から流体の給気と排気等を行う給排気管192と、給排気管192は、乾燥装置内部の流体の給気と排気等を行う給排気窓部191とを設けた。給排気管192の周囲を囲んで設けた空気を封じ込んで両端を密閉した空気層管193を設けた。空気層管193の周囲を囲んだ流体の給気と排気が行える流体流通管194を設けた構成のダクト190である。
【0030】
図6は、本発明の乾燥装置の斜視図を示した図である。
前記記載の本発明は、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を壁面に設けたダクトにより供給あるいは排気をするノズル装置のノズル噴射工程を設置できる乾燥装置であって、該乾燥装置200は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面50と、側壁面70、80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋110と、床面60と、側壁面71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部120と、側壁面71はウエブ90の受け流入口30と、側壁面81は流出口40を設けた。
天井壁面50の内部と、床面60の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成の乾燥装置である。
給排気装置によって給気と、排気が行われる。
【0031】
図15と図16は、本発明の乾燥装置の流入口の側面図を示した図である。
図15は乾燥装置200の上蓋110を開けた状態を示した。図16は乾燥装置200の上蓋110を乾燥部120に被せて使用する状態を示した図である。
符号190はダクト、30はウエブ90の流入口、70と71は側壁面である。
【0032】
{発明を実施するための異なる形態}
【0033】
次に、図7ないし図14に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。
なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当たって、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【実施例2】
【0034】
図7の本発明の第2の実施の形態において前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、前記記載の乾燥装置200に設けたダクト190の配置した壁面が異なる。それに伴いウエブ90の流入口30と、流出口40の配置場所が異なる。
【0035】
図7は、本発明の乾燥装置の一部を切り欠いだ斜視図を示した図である。
上記記載の乾燥装置200は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面50と、側壁面70、80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋110と、床面60と、側壁面71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部120と、側壁面83はウエブ90の受け流入口30と、側壁面85は流出口40を設けた。側壁面83に流出口40と、側壁面85に流入口30を設ける場合もある。側壁面70、71の内部と、側壁面80、81の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成の乾燥装置である。側壁面84、85は一部を切り欠いだので図示せず。
【0036】
図8は、図7のD−D線に沿う断面図を示した図である。
前記記載の乾燥装置200は、天井壁面50と、側壁面70、80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋110と、床面60と、側壁面71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部120と、側壁面83はウエブ90の受け流入口30と、側壁面85は流出口40を設けた。側壁面83に流出口40と、側壁面85に流入口30を設ける場合もある。側壁面70、71の内部と、側壁面80、81の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成の乾燥装置である。
【実施例3】
【0037】
図9の本発明の第3の実施の形態において前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、前記記載の乾燥装置200に設けたダクト190を配置した側壁面が異なる。それに伴いウエブ90の流入口30と、流出口40の配置場所が異なる。
【0038】
図9は、本発明の乾燥装置の一部を切り欠いだ斜視図を示した図である。
前記記載の乾燥装置200は、直方体あるいは立法体の6面で構成した。天井壁面50と、側壁面70、80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋110と、床面60と、側面壁71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部120と、側壁面83はウエブ90の受け流入口30と、側壁面85は流出口40を設けた。側壁面83に流出口40と、側壁面85に流入口30を設ける場合もある。天井壁面50の内部と、床面60の内部と、側壁面70、71の内部と、側壁面80、81の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成の乾燥装置である。側壁面84、85は一部を切り欠いだので図示せず。
【0039】
図10は、図9のE−E線に沿う断面図を示した図である。
前記記載の乾燥装置200は、天井壁面50と、側壁面70、80と、その他の側壁面82、84とで構成された上蓋110と、床面60と、側面壁71、81と、その他の側壁面83、85とで構成された乾燥部120と、側壁面83はウエブ90の受け流入口30と、側壁面85は流出口40を設けた。側壁面83に流出口40と、側壁面85に流入口30を設ける場合もある。天井壁面50の内部と、床面60の内部と、側壁面70、71の内部と、側壁面80、81の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト190を設けた構成の乾燥装置である。
【実施例4】
【0040】
図13の本発明の第4の実施の形態において前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、前記記載の乾燥装置200の乾燥装置内部の区切りとなる区切壁面86、87を設けたことが異なる。
【0041】
図13は、乾燥装置の2室の断面図を示した図である。
前記記載の乾燥装置200は、乾燥装置200を2室とした直方体あるいは立法体の6面で構成した。乾燥装置内部の区切りとなる区切壁面86、87を設けた。区切壁面86、87はウエブ90の流入口と流出口となるウエブ窓34と、乾燥室内の流体の流通用の流通窓21、22、23、24を設けた構成の乾燥装置である。乾燥装置200は区切室の数に応じて区切壁面を設けることができる。
【0042】
図14は、図13の一部を切り欠いだ斜視図を示した図である。
前記記載の乾燥装置200は、乾燥装置200を2室とした直方体あるいは立法体の6面で構成した。乾燥装置内部の区切りとなる区切壁面86、87を設けた。区切壁面86、87はウエブ90の流入口と流出口となるウエブ窓34と、乾燥室内の流体の流通用の流通窓21、22、23、24を設けた構成の乾燥装置である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、ウエブの乾燥装置を製造販売する産業で利用される。また、ウエブの状態で乾燥を行う製紙分野と、印刷分野と、フイルム分野、液晶分野その他食料乾燥分野でも使用される。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の乾燥装置の一部を切り欠いだ斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態の乾燥装置に用いるダクトの斜視図。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図。
【図5】図3のC−C線に沿う断面図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態の乾燥装置の斜視図。
【図7】本発明を実施するための最良の第2の形態の乾燥装置の一部を切り欠いだ斜視図。
【図8】図7のD−D線に沿う断面図。
【図9】本発明を実施するための最良の第3の形態の乾燥装置の一部を切り欠いだ斜視図。
【図10】図9のE−E線に沿う断面図。
【図11】本発明を実施するための最良の第1の形態の乾燥装置の断面図。
【図12】従来型乾燥装置の断面図。
【図13】本発明を実施するための最良の第4の形態の乾燥装置の一部を切り欠いだ斜視図。
【図14】図13の乾燥装置の一部を切り欠いだ斜視図。
【図15】本発明を実施するための最良の第1の形態の乾燥装置の側面図。
【図16】本発明を実施するための最良の第1の形態の乾燥装置の側面図。
【図17】従来型乾燥装置の断面図。
【図18】従来型乾燥装置の一部を切り欠いだ斜視図。
【図19】従来型乾燥装置の斜視図。
【符号の説明】
【0045】
10 ダクト
11 ノズル
20 ダクト
21 流通窓
22 流通窓
23 流通窓
24 流通窓
30 流入口
34 ウエブ窓
40 流出口
50 天井壁面
60 床面
70 側壁面
71 側壁面
80 側壁面
81 側壁面
82 側壁面
83 側壁面
84 側壁面
85 側壁面
86 区切壁面
87 区切壁面
90 ウエブ
110 上蓋
120 乾燥部
190 ダクト
191 給排気窓部
192 給排気管
193 空気層管
194 流体流通管
200 乾燥装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を壁面内部に設けたダクトにより供給あるいは排気をするノズル装置のノズル噴射工程を設置できる乾燥装置であって、該乾燥装置(200)は、直方体あるいは立法体の6面で構成され、天井壁面(50)と、側壁面(70、80)と、その他の側壁面(82、84)とで構成された上蓋(110)と、床面(60)と、側面壁(71、81)と、その他の側壁面(83、85)とで構成された乾燥部(120)と、側壁面(71)に設けたウエブ(90)の受け流入口(30)と、側壁面(81)に設けた流出口(40)と、天井壁面(50)の内部と、床面(60)の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト(190)を設けた構成であることを特徴とする乾燥装置。
【請求項2】
上記記載の乾燥装置であって、該乾燥装置(200)は、乾燥装置(200)内部の流体の給気と排気等が行えるように壁面の内部にダクト(190)を設けて、該ダクト(190)は、乾燥装置の内外から流体の給気と排気等を行う給排気管(192)と、給排気管(192)は、乾燥装置内部の流体の給気と排気等を行う給排気窓部(191)と、給排気管(192)の周囲を囲んで設けた空気を封じ込んで両端を密閉した空気層管(193)と、空気層管(193)の周囲を囲んで流体の給気と排気が行える流体流通管(194)とを設けて、乾燥装置内部に向けて配置して設けた給排気窓部(191)と、給排気管(192)の温度によって、断熱効果のある空気層管(193)と、空気層管(193)の周囲を流体の流通で温度制御を可能とした流体流通管(194)を合わせたダクト(190)を設けた構成であることを特徴とする請求項1記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記記載の乾燥装置であって、該乾燥装置(200)は、直方体あるいは立法体の6面で構成れ、天井壁面(50)と、側壁面(70、80)と、その他の側壁面(82、84)とで構成された上蓋(110)と、床面(60)と、側面壁(71、81)と、その他の側壁面(83、85)とで構成された乾燥部(120)と、側壁面(83)に設けたウエブ(90)の受け流入口(30)と、側壁面(85)に設けた流出口(40)と、設けるときもある側壁面(83)に流出口(40)と、側壁面(85)に流入口(30)と、側壁面(70、71)の内部と、側壁面(80、81)の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト(190)を設けた構成であることを特徴とする請求項1と2記載の乾燥装置。
【請求項4】
前記記載の乾燥装置であって、該乾燥装置(200)は、直方体あるいは立法体の6面で構成され、天井壁面(50)と、側壁面(70、80)と、その他の側壁面(82、84)とで構成された上蓋(110)と、床面(60)と、側面壁(71、81)と、その他の側壁面(83、85)とで構成された乾燥部(120)と、側壁面(83)に設けたウエブ(90)の受け流入口(30)と、側壁面(85)に設けた流出口(40)と、天井壁面(50)の内部と、床面(60)の内部と、側壁面(70、71)の内部と、側壁面(80、81)の内部には、常温流体と、熱流体と、低温流体の何れかの状態の流体を給気あるいは排気をするダクト(190)を設けた構成であることを特徴とする請求項1と2記載の乾燥装置。
【請求項5】
前記記載の乾燥装置であって、該乾燥装置(200)は、乾燥装置(200)を1室以上とする直方体あるいは立法体の6面で構成され、1室以上を区切る乾燥装置内部の区切りとなる区切壁面(86、87)を設けて、該区切壁面(86、87)はウエブ(90)の流入口と流出口となるウエブ窓(34)と、乾燥室内の流体の流通用の流通窓(21、22、23、24)を設けた構成であることを特徴とする請求項1ないし4記載の乾燥装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2007−248034(P2007−248034A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−110228(P2006−110228)
【出願日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(300059821)有限会社堀口工業所 (12)
【出願人】(502359024)伊藤忠産機株式会社 (8)
【Fターム(参考)】