説明

二温流体混合器

【課題】温度の異なる低温流体と高温流体とを均一に混合すること。
【解決手段】第2の(高温)流体流出部10が、流体混合部7内に、外管2の軸方向に沿って延びるようにして配置され、混合流体流入部11が、流体混合部7内の第2の(高温)流体流出部10よりも下流側に、外管2の軸方向と直交する方向に沿って延びるようにして配置されているとともに、第2の(高温)流体流出部10に導かれた第2の(高温)流体を、外管2の軸方向と直交する方向に向かって放射状に放出させる第2の(高温)流体放出口10aが、第2の(高温)流体流出部10の周方向に沿って一列設けられており、流体混合部7内で混合された混合流体を、半径方向外側から半径方向内側に向かって混合流体流入部11に流入させる混合流体流入口11aが、混合流体流入部11の周方向に沿って一列設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温度の異なる低温流体と高温流体とを均一に混合する二温流体混合器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
温度の異なる低温流体と高温流体とを均一に混合しようとする二温流体混合器としては、例えば、特許文献1に開示されているものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−339396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されているものでは、主管1の内部を流れる低温流体に対して、主管1の軸方向と直交する方向の一方向からのみ高温流体が供給されるようになっている。そこで、特許文献1に開示されているものでは、流体混合器2により旋回流を発生させて低温流体と高温流体とを均一に混合させようとしている。しかしながら、特許文献1に開示されているものでは、特許文献1の図8(b)に示されているように、最も高い温度領域(136.7℃の領域)が、図8(b)において右上側に偏り、最も低い温度領域(83.7℃の領域)が、図8(b)において左下側に偏るとともに、最も高い温度領域と最も低い温度領域との温度差が50℃以上もついてしまい、低温流体と高温流体とが今ひとつ均一に混合されていないことがわかる。
【0005】
また、低温流体と高温流体との温度差が数100℃(例えば、500℃)以上もあるような流体を流そうとした場合には、交差供給管4と主管1との熱伸び差により交差供給管4と主管1との接合部に亀裂が発生したり、上流供給管3と主管1との熱伸び差により上流供給管3と主管1との接合部に亀裂が発生して、高温流体や低温流体、あるいは混合流体が外に漏れだしてしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、温度の異なる低温流体と高温流体とを均一に混合することのできる二温流体混合器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る二温流体混合器は、第1の流体が流入する第1の流体流入部、内管接続部、および流体混合部が、上流側から軸方向に沿って順に配置された外管と、第2の流体が流入する第2の流体流入部、転向部、第2の流体流出部が、上流側から軸方向に沿って順に配置された内管と、混合流体流入部および混合流体流出部が、上流側から軸方向に沿って順に配置された混合流体排出管と、を備え、前記第2の流体流出部が、前記流体混合部内に、前記外管の軸方向に沿って延びるようにして配置され、前記混合流体流入部が、前記流体混合部内の前記第2の流体流出部よりも下流側に、前記外管の軸方向と直交する方向に沿って延びるようにして配置されているとともに、前記第2の流体流出部に導かれた第2の流体を、前記外管の軸方向と直交する方向に向かって放射状に放出させる第2の流体放出口が、前記第2の流体流出部の周方向に沿って一列設けられており、前記流体混合部内で混合された混合流体を、半径方向外側から半径方向内側に向かって前記混合流体流入部に流入させる混合流体流入口が、前記混合流体流入部の周方向に沿って一列設けられている。
【0008】
本発明に係る二温流体混合器によれば、外管の軸方向に沿って流れる第1の流体が、流体混合部内において、外管の軸方向と直交する方向に高温流体放出口から放射状に放出される第2の流体により撹拌され、第1の流体と第2の流体との均一な混合が図られるとともに、第1の流体と第2の流体との混合流体が、混合流体流入口に流入する際に、第1の流体と第2の流体とのさらなる均一な混合が図られることになる。
これにより、温度の異なる第1の流体と第2の流体とを均一に混合することができる。
また、本発明に係る二温流体混合器によれば、外管と混合流体排出管とが、直交するようにして配置されることになる。
これにより、当該二温流体混合器の軸方向の寸法を小さくすることができ、当該二温流体混合器の小型化を図ることができる。
【0009】
上記二温流体混合器において、第2の流体放出口が、前記第2の流体流出部の軸方向に沿って複数列設けられており、前記混合流体流入口が、前記混合流体流入部の軸方向に沿って複数列設けられているとさらに好適である。
【0010】
このような二温流体混合器によれば、外管の軸方向に沿って流れる第1の流体が、流体混合部内において、外管の軸方向と直交する方向に放射状に放出される第2の流体により複数段階で撹拌され、第1の流体と第2の流体とのより均一な混合が図られるとともに、第1の流体と第2の流体との混合流体が、混合流体流入口に流入する際に、第1の流体と第2の流体とのさらなる均一な混合が図られることになる。
これにより、温度の異なる第1の流体と第2の流体とをより一層均一に混合することができる。
【0011】
上記二温流体混合器において、前記第1の流体流入部と前記内管接続部とが伸縮継手を介して結合されており、前記内管接続部と前記流体混合部とが伸縮継手を介して結合されているとさらに好適である。
【0012】
このような二温流体混合器によれば、第1の流体と第2の流体との温度差が数100℃(例えば、500℃)以上もあるような流体を流そうとした場合でも、外管と内管との熱伸び差が伸縮継手により吸収されることになる。
これにより、外管と内管との接合部に亀裂が発生するのを防止することができ、第1の流体や第2の流体、あるいは混合流体が当該二温流体混合器の外に漏れだしてしまうことを防止することができる。
【0013】
上記二温流体混合器において、一端が前記内管接続部の内周面に結合され、他端が前記内管の外周面に接するようにして前記内管を支持する板バネが、周方向に沿うとともに等間隔離間するようにして少なくとも二枚設けられているとさらに好適である。
【0014】
このような二温流体混合器によれば、自由端とされた内管の先端部が板バネにより支持されることになる。
これにより、自由端とされた内管の先端部の振動を低減させることができ、振動による内管の損傷を防止することができる。
【0015】
上記二温流体混合器において、前記第1の流体として、温度数10℃の低温流体が流され、前記第2の流体として、温度数100℃の高温流体が流されるとさらに好適である。
【0016】
このような二温流体混合器によれば、流体混合部内において、高温流体である第2の流体が、低温流体である第1の流体に包み込まれるようにして移動していくことになる。
これにより、内管よりもボリュームのある外管の温度上昇を抑制することができ、外管の材料として耐熱性の低い材料を採用することができて、製造コストを低減させることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る二温流体混合器によれば、温度の異なる低温流体と高温流体とを均一に混合することのできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第1実施形態に係る二温流体混合器を、流体の流れ方向に沿って切った断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る二温流体混合器を、流体の流れ方向に沿って切った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る二温流体混合器について、図1を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る二温流体混合器を、流体の流れ方向に沿って切った断面図である。
【0020】
図1に示すように、二温流体混合器(「混合流配管構造」または「混合流体用管路」といってもよい。)1は、外管(第1の流入管)2と、内管(第2の流入管)3と、混合流体排出管(流出管)4とを備えている。
外管2は、低温(第1の)流体流入部5と、内管接続部6と、流体混合部7とを備え、内管3は、高温(第2の)流体流入部8と、転向部(曲がり部:湾曲部)9と、高温(第2の)流体流出(放出)部10とを備えており、混合流体排出管4は、混合流体流入部11と、混合流体流出部12とを備えている。
【0021】
低温流体流入部5は、その内部を低温流体(例えば、温度数10℃、流速数m/sec、圧力数百KPaの空気)が流れてくる配管(図示せず)の下流端に、その上流端が接続される直管またはエルボ管であり、配管の下流端と低温流体流入部5の上流端とは、図示しないフランジおよびボルト・ナットを介して結合されている。
【0022】
内管接続部6は、低温流体流入部5の下流端に、その上流端が伸縮継手13を介して接続されるとともに、流体混合部7の上流端に、その下流端が伸縮継手14を介して接続される本管6aと、本管6aの、軸方向(図1において上下方向)において中央部に位置する外周面から外方に向かって突出する枝管6bとを備えたT字管である。また、枝管6bの先端(開口端)と、転向部9の上流側近傍に位置する高温流体流入部8(すなわち、内管3)の外周面とは、枝管6bの先端と高温流体流入部8(すなわち、内管3)の外周面との間に形成された開口を閉塞する閉塞板(閉塞部材)6cを介して結合されている。
伸縮継手13,14は、例えば、断面視蛇腹状を呈する継手であり、軸方向(図1において上下方向)、およびこの軸方向と直交する方向(例えば、図1において左右方向)へ伸縮可能に構成されている。また、伸縮継手13,14を作製する材料としては、高強度で薄板構造であり、バネ定数を低く(小さく)することができる材料(例えば、インコネル(登録商標))が好ましい。
【0023】
流体混合部7は、低温流体流入部5および本管6aの内径よりも大きい内径を有するとともに、その内部に低温流体と高温流体(例えば、温度数100℃、流速10m/sec、圧力数百KPaの空気)とを混合する混合空間Sを有する直管である。流体混合部7の一端(上流端:開口端)には、その中央部に平面視円形状を呈するとともに板厚方向に貫通する開口(貫通穴)7aを有する端板(側板)7bが結合されており、流体混合部7の他端(下流端)には、流体混合部7の他端に形成された開口を閉塞する閉塞板(閉塞部材)7cが結合されている。
一方、流体混合部7の他端部外周面には、平面視円形状を呈するとともに板厚方向に貫通して、混合流体流入部11(すなわち、混合流体排出管4)を支持する貫通穴7dが二つ、周方向において反対側に位置するようにして(180度離間するようにして)設けられている。
【0024】
なお、端板7bの内周面(すなわち、開口7aを形成する面)と、この内周面の半径方向内側に位置する転向部9または高温流体流出部10(すなわち、内管3)の外周面との間には、平面視環形状を呈する隙間Gが形成され、この隙間Gを通って低温流体が混合空間S内に流入するようになっている。
また、製造(組立)工程において、二つの貫通穴7dに混合流体流入部11(すなわち、混合流体排出管4)が挿通された後、貫通穴7dと、混合流体流入部11(すなわち、混合流体排出管4)の外周面との間に形成される隙間は、溶接ビード等により閉塞されるため、当該隙間から混合流体が漏れ出すことはない。
【0025】
高温流体流入部8は、その内部を高温流体が流れてくる配管(図示せず)の下流端に、その上流端が接続される直管またはエルボ管であり、配管の下流端と高温流体流入部8の上流端とは、図示しないフランジおよびボルト・ナットを介して結合されている。
転向部9は、上流側の端部に設けられた高温流体流入部8と、下流側の端部に設けられた高温流体流出部10とを連結するエルボ管であり、本実施形態では、内管接続部6内において、高温流体の流れ方向を90度変えて、高温流体の流れ方向が、低温流体の流れ方向と一致するように曲げられている。
【0026】
高温流体流出部10は、周方向および軸方向に沿って、平面視円形状を呈するとともに板厚方向に貫通して、高温流体を半径方向外側に向かって放射状に放出(噴出)させる高温(第2の)流体放出(噴出)口10aが千鳥状に多数設けられており、高温流体流出部10の先端(下流端)には、高温流体流出部10の先端に形成された開口を閉塞する閉塞板(閉塞部材)10bが結合されている。
【0027】
混合流体流入部11は、周方向および軸方向に沿って、平面視円形状を呈するとともに板厚方向に貫通して、混合流体を半径方向外側から半径方向内側に向かって流入させる(取り入れる)混合流体流入(取入)口11aが千鳥状に多数設けられており、混合流体流入部11の先端(上流端)には、混合流体流入部11の先端に形成された開口を閉塞する閉塞板(閉塞部材)11bが結合されている。
混合流体流出部12は、その内部を混合流体が流れていく配管(図示せず)の上流端に、その下流端が接続される直管またはエルボ管であり、配管の上流端と混合流体流出部12の上流端とは、図示しないフランジおよびボルト・ナットを介して結合されている。
【0028】
なお、高温流体放出口10aの穴径(口径)は、高温流体放出口10aを通過する際の流体の圧力損失が数KPaとなり、内管3の高温流体流出部10における励振周波数が内管3の固有振動数よりも大きくなるように設定されており、混合流体流入口11aの穴径(口径)は、混合流体流入口11aを通過する際の流体の圧力損失が数KPaとなるように設定されている。
【0029】
また、図1中の符号15は、二温流体混合器1を図示しない設置面または設置面に設置された基台(土台)に固定するための固定点を示している。すなわち、本実施形態においては、流体混合部7の一端部(上流側の端部)のみが設置面または設置面に設置された基台(土台)に固定されていることになる。そして、低温流体流入部5、内管接続部6、および内管3は、設置面または設置面に設置された基台(土台)に拘束されることなく、流体混合部7に対する、軸方向(図1において上下方向)、およびこの軸方向と直交する方向(例えば、図1において左右方向)へ移動が許容されるようになっている。
【0030】
本実施形態に係る二温流体混合器1によれば、外管2の軸方向に沿って流れる低温流体が、流体混合部7内において、外管2の軸方向と直交する方向に高温流体放出口10aから放射状に放出される高温流体により撹拌され、低温流体と高温流体との均一な混合が図られるとともに、低温流体と高温流体との混合流体が、混合流体流入口11aに流入する際に、低温流体と高温流体とのさらなる均一な混合が図られることになる。
これにより、温度の異なる低温流体と高温流体とを均一に混合することができる。
【0031】
また、本実施形態に係る二温流体混合器1よれば、2外管と混合流体排出管4とが、直交するようにして配置されることになる。
これにより、二温流体混合器1の軸方向の寸法を小さくすることができ、二温流体混合器1の小型化を図ることができる。
【0032】
さらに、本実施形態に係る二温流体混合器1によれば、低温流体と高温流体との温度差が数100℃(例えば、500℃)以上もあるような流体を流そうとした場合でも、外管2と内管3との熱伸び差が伸縮継手13,14により吸収されることになる。
これにより、外管2と内管3との接合部に亀裂が発生するのを防止することができ、低温流体や高温流体、あるいは混合流体が二温流体混合器1の外に漏れだしてしまうことを防止することができる。
【0033】
さらにまた、本実施形態に係る二温流体混合器1によれば、流体混合部7内において、高温流体が低温流体に包み込まれるようにして移動していくことになる。
これにより、内管3よりもボリュームのある外管2の温度上昇を抑制することができ、外管2の材料として耐熱性の低い材料を採用することができて、製造コストを低減させることができる。
【0034】
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態に係る二温流体混合器について、図2を参照しながら説明する。
図2は本実施形態に係る二温流体混合器を、流体の流れ方向に沿って切った断面図である。
【0035】
図2に示すように、本実施形態に係る二温流体混合器21は、板バネ22を備えているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
【0036】
板バネ22は、一端(上流端)が本管6a(すなわち、内管接続部6)の内周面に結合され、他端(下流端)が転向部9の下流側の端部または高温流体流出部10(すなわち、内管3)の外周面に接するようにして転向部9の下流側の端部または高温流体流出部10(すなわち、内管3)を支持する、平面視矩形状を呈する薄板状の部材であり、周方向に沿って少なくとも二枚(本実施形態では周方向において反対側に位置するようにして(180度離間するようにして)二枚)設けられている。
【0037】
本実施形態に係る二温流体混合器21によれば、自由端とされた内管3の高温流体流出部10が板バネ22により支持されることになる。
これにより、自由端とされた内管3の高温流体流出部10の振動を低減させることができ、振動による内管3の損傷を防止することができる。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
【0038】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜必要に応じて変形・変更実施可能である。
例えば、上述した実施形態においては、外管2の上流端から低温流体を流入させ、内管3の上流端から高温流体を流入させるものを一具体例として挙げて説明したが、本発明はこのようなものに限定されるものではなく、外管2の上流端から高温流体を流入させ、内管3の上流端から低温流体を流入させるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0039】
1 二温流体混合器
2 外管
3 内管
4 混合流体排出管
5 低温(第1の)流体流入部
6 内管接続部
7 流体混合部
8 高温(第2の)流体流入部
9 転向部
10 高温(第2の)流体流出部
10a 高温(第2の)流体放出口
11 混合流体流入部
11a 混合流体流入口
12 混合流体流出部
13 伸縮継手
14 伸縮継手
21 二温流体混合器
22 板バネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の流体が流入する第1の流体流入部、内管接続部、および流体混合部が、上流側から軸方向に沿って順に配置された外管と、
第2の流体が流入する第2の流体流入部、転向部、第2の流体流出部が、上流側から軸方向に沿って順に配置された内管と、
混合流体流入部および混合流体流出部が、上流側から軸方向に沿って順に配置された混合流体排出管と、を備え、
前記第2の流体流出部が、前記流体混合部内に、前記外管の軸方向に沿って延びるようにして配置され、
前記混合流体流入部が、前記流体混合部内の前記第2の流体流出部よりも下流側に、前記外管の軸方向と直交する方向に沿って延びるようにして配置されているとともに、
前記第2の流体流出部に導かれた第2の流体を、前記外管の軸方向と直交する方向に向かって放射状に放出させる第2の流体放出口が、前記第2の流体流出部の周方向に沿って一列設けられており、
前記流体混合部内で混合された混合流体を、半径方向外側から半径方向内側に向かって前記混合流体流入部に流入させる混合流体流入口が、前記混合流体流入部の周方向に沿って一列設けられていることを特徴とする二温流体混合器。
【請求項2】
第2の流体放出口が、前記第2の流体流出部の軸方向に沿って複数列設けられており、
前記混合流体流入口が、前記混合流体流入部の軸方向に沿って複数列設けられていることを特徴とする請求項1に記載の二温流体混合器。
【請求項3】
前記第1の流体流入部と前記内管接続部とが伸縮継手を介して結合されており、前記内管接続部と前記流体混合部とが伸縮継手を介して結合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の二温流体混合器。
【請求項4】
一端が前記内管接続部の内周面に結合され、他端が前記内管の外周面に接するようにして前記内管を支持する板バネが、周方向に沿うとともに等間隔離間するようにして少なくとも二枚設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の二温流体混合器。
【請求項5】
前記第1の流体として、温度数10℃の低温流体が流され、前記第2の流体として、温度数100℃の高温流体が流されることを特徴とする請求項1に記載の二温流体混合器。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−55872(P2012−55872A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−204549(P2010−204549)
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)
【Fターム(参考)】