説明

二環式ヘテロ環誘導体およびそれらの使用方法



本発明は、二環式ヘテロ環誘導体、二環式ヘテロ環誘導体を含む組成物、および患者における肥満症、糖尿病、糖尿病合併症、代謝障害、心血管疾患またはGタンパク質共役受容体(GPCR)の活性関連障害を治療または予防するために該二環式ヘテロ環誘導体を使用する方法に関する。本化合物は、構造(I)からなる。また本発明によって、患者の病状を治療または予防するための方法であって、該患者に有効量の1種または複数の二環式ヘテロ環誘導体を投与する段階を含む方法も提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化85】

(式中、
Aは、アルキレン、−(アルキレン)−O−(アルキレン)−、−(アルキレン)−C(O)−(アルキレン)−、−(アルキレン)−N(R12)−(アルキレン)−または−(アルキレン)−S(O)−(アルキレン)−であり;
Bは、
【化86】

であり;
Gは、結合、−アルキレン−、−(アルキレン)−C(O)−(アルキレン)−、−(アルキレン)−S(O)−(アルキレン)−、−アルキレン−O−(アルキレン)−、−アルキレン−S−(アルキレン)−または−アルキレン−N(R)−(アルキレン)−であり;
Jは、−C(R11)−または−N−であり;
Lは、−C(R11)−または−N−であり;
Mは、−C(R11)−または−N−であり;
Wは、結合、アルキレン、−C(O)−、−C(O)−O−、−S(O)−、−S(O)−N(R10)−または−C(O)−N(R10)−であり;
Qは、結合、−C(R−、−O−、−S(O)−または−N(R)−であり、Qが、−O−、−S(O)−または−N(R)−である場合、基−X−Y−は、−C(RC(R−、−C(R−C(O)−、−C(R−S(O)−、−C(R)=C(R)−または−C(R)=N−であり;
基−X−Y−は、−C(RC(R−、−C(RC(O)−、−N(R)C(O)−、−OC(O)−、−C(R)=C(R)−、−C(R)=N−、−N=C(R)−、−C(O)−N(R)−、−C(O)−C(R−、−S(O)−C(R−、−C(R−S(O)−または−N=N−であり;
Zは、結合、−C(O)−、−C=NOR12、−C=C(R14、−C(R−、−O−、−N(R10)−または−S(O)−であり、
のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ハロもしくは−ORであるか;または任意の2個のジェミナルR基は、それらが結合している共通の炭素原子と一緒に連結して、スピロ環式3員から6員のシクロアルキル基、スピロ環式3員から6員のヘテロシクロアルキル基もしくはスピロ環式3員から6員のヘテロシクロアルケニル基を形成することができるか;または隣接する炭素原子上に存在する任意の2個のR基は、それらが結合している隣接する炭素原子と一緒に連結して、縮合3員から6員のシクロアルキル基、縮合3員から6員のヘテロアリール基、縮合3員から6員のヘテロシクロアルキル基もしくは縮合アリール基を形成することができ;ここで、アルキル基は、非置換であるかまたは1個もしくは複数の以下の基:−O−アルキル、−OHまたは−N(Rで場合によって置換され得;ここで、任意選択の環内二重結合は、任意の2個の隣接する環炭素原子間に存在することができ;
のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、ハロまたは−ORであり;
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−アルキレン−O−(アルキレン)−アリール、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−N(R)C(O)O−アルキル、−CH(シクロアルキル)、−CH(ヘテロシクロアルキル)、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−シクロアルキル、−(アルキレン)−シクロアルケニル、−(アルキレン)−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)−ヘテロアリールであり、ここで、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリール基は、非置換であるかまたはRで場合によって置換され得;
のそれぞれの存在は、独立して、Hまたはアルキルであり;
のそれぞれの存在は、独立して、Hまたはアルキルであり;
は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、これらの任意のものは、Rで場合によって置換され得;
は、1から4個の任意選択の置換基を表し、これらは、同じであるかまたは異なっていることができ、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、−CN、−NO、−O−(アルキレン)−R13、−S−(アルキレン)−R13、−N(R13)−(アルキレン)−R13、−(アルキレン)−R13、−C(O)−(アルキレン)−R13、−C(O)O−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)−(アルキレン)−R13、−C(O)N(R)−(アルキレン)−R13、−OC(O)−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)N(R)−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)O−(アルキレン)−R13、−S(O)−(アルキレン)−R13または−S(O)(アルキレン)−R13から選択され;
10は、H、アルキル、アリール、または−C(O)ORであり;
11のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、−N(Rまたはハロであり;
12は、H、アルキルまたはアリールであり;
13のそれぞれの存在は、独立して、H、ハロアルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリールであり;
14のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキルもしくはアリールであるか、または、R14の両方の基およびそれらが結合している炭素原子は結合して、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキル基を形成し;
mのそれぞれの存在は、独立して、1または2であり;
nのそれぞれの存在は、独立して、0、1または2であり;
pは、0、1または2であり;
qは、0、1または2であり;
rは、0、1または2であり;
sは、0、1または2であり;
tのそれぞれの存在は、独立して、0または1であり;
uは、0、1または2である)
を有する化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項2】
JおよびMが、それぞれ−N−であり、Lが−CH−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Qが結合であり、−X−Y−が−CH=CH−または−CH=N−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Aが−O−または−NH−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Wが−C(O)O−または−S(O)−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
がアリールまたはヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
がフェニルまたはピリジルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
がアルキルまたはシクロアルキルである、請求項5に記載の化合物。
【請求項9】
がアルキルである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
がイソプロピルまたはt−ブチルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
がシクロアルキルである、請求項8に記載の化合物。
【請求項12】
がシクロプロピルまたはシクロブチルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
Bが:
【化87】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
Bが:
【化88】

であり、式中、Rはアルキル、シクロアルキルまたはハロアルキルである、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
Bが:
【化89】

であり、式中、Rはアルキル、シクロアルキルまたはハロアルキルである、請求項13に記載の化合物。
【請求項16】
Bが:
【化90】

であり、式中、Wは−C(O)−、−C(O)O−または−S(O)−であり、Rはアルキル、シクロアルキルまたはハロアルキルである、請求項13に記載の化合物。
【請求項17】
Bが:
【化91】

またはその混合物である、請求項13に記載の化合物。
【請求項18】
GおよびQが、それぞれ結合である、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
Qが結合であり、−X−Y−が−CH=CH−または−CH=N−である、請求項2に記載の化合物。
【請求項20】
Aが−O−または−NH−である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
Wが−C(O)O−または−S(O)−である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
がアリールまたはヘテロアリールである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
がアルキルまたはシクロアルキルである、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
がフェニルまたはピリジルである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
がイソプロピル、t−ブチル、シクロプロピルまたはシクロブチルである、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
Gが結合である、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
式:
【化92】

(式中、
Aは、アルキレン、−(アルキレン)−O−(アルキレン)−、−(アルキレン)−C(O)−(アルキレン)−、−(アルキレン)−N(R12)−(アルキレン)−または−(アルキレン)−S(O)−(アルキレン)−であり;
Bは、
【化93】

であり;
Gは、結合、−アルキレン−、−(アルキレン)−C(O)−(アルキレン)−、−(アルキレン)−S(O)−(アルキレン)−、−アルキレン−O−(アルキレン)−、−アルキレン−S−(アルキレン)−または−アルキレン−N(R)−(アルキレン)−であり;
Jは、−C(R11)−または−N−であり;
Lは、−C(R11)−または−N−であり;
Mは、−C(R11)−または−N−であり;
Wは、結合、アルキレン、−C(O)−、−C(O)−O−、−S(O)−、−S(O)−N(R10)−または−C(O)−N(R10)−であり;
Qは、結合、−C(R−、−O−、−S(O)−または−N(R)−であり、Qが、−O−、−S(O)−または−N(R)−である場合、基−X−Y−は、−C(RC(R−、−C(R−C(O)−、−C(R−S(O)−、−C(R)=C(R)−または−C(R)=N−であり;
基−X−Y−は、−C(RC(R−、−C(RC(O)−、−N(R)C(O)−、−OC(O)−、−C(R)=C(R)−、−C(R)=N−、−N=C(R)−、−C(O)−N(R)−、−C(O)−C(R−、−S(O)−C(R−、−C(R−S(O)−または−N=N−であり;
のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ハロまたは−ORであるか;または、任意の2個のジェミナルR基は、それらが結合している共通の炭素原子と一緒に連結して、スピロ環式3員から6員シクロアルキル基、スピロ環式3員から6員のヘテロシクロアルキル基もしくはスピロ環式3員から6員のヘテロシクロアルケニル基を形成することができるか;または、隣接する炭素原子上に存在する任意の2個のR基は、それらが結合している隣接する炭素原子と一緒に連結して、縮合3員から6員のシクロアルキル基、縮合3員から6員のヘテロアリール基、縮合3員から6員のヘテロシクロアルキル基もしくは縮合アリール基を形成することができ;ここで、アルキル基は、非置換であるかまたは1個もしくは複数の以下の基:−O−アルキル、−OHもしくは−N(Rで場合によって置換され得;ここで、任意選択の環内二重結合は、任意の2個の隣接する環炭素原子間に存在することができ;
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−アルキレン−O−(アルキレン)−アリール、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−N(R)C(O)O−アルキル、−CH(シクロアルキル)、−CH(ヘテロシクロアルキル)、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−シクロアルキル、−(アルキレン)−シクロアルケニル、−(アルキレン)−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)−ヘテロアリールであり、ここで、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリール基は、非置換であるかまたはRで場合によって置換され得;
のそれぞれの存在は、独立して、Hまたはアルキルであり;
のそれぞれの存在は、独立して、Hまたはアルキルであり;
は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、これらの任意のものは、Rで場合によって置換され得;
は、1から4個の任意選択の置換基を表し、これらは、同じであるかまたは異なっていることができ、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、−CN、−NO、−O−(アルキレン)−R13、−S−(アルキレン)−R13、−N(R13)−(アルキレン)−R13、−(アルキレン)−R13、−C(O)−(アルキレン)−R13、−C(O)O−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)−(アルキレン)−R13、−C(O)N(R)−(アルキレン)−R13、−OC(O)−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)N(R)−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)O−(アルキレン)−R13、−S(O)−(アルキレン)−R13または−S(O)(アルキレン)−R13から選択され;
10は、H、アルキル、アリール、または−C(O)ORであり;
11のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、−N(Rまたはハロであり;
12は、H、アルキルまたはアリールであり;
13のそれぞれの存在は、独立して、H、ハロアルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリールであり;
mのそれぞれの存在は、独立して、1または2であり;
nのそれぞれの存在は、独立して、0、1または2であり;
pは、0から3の範囲の整数であり、pおよびqの合計は少なくとも1であり;
qは、0から3の範囲の整数であり;
rは、0から3の範囲の整数であり、rおよびsの合計は少なくとも1であり;
sは、0から3の範囲の整数であり;
tのそれぞれの存在は、独立して、0または1である)
を有する化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項28】
式:
【化94】

(式中、
Aは、アルキレン、−(アルキレン)−O−(アルキレン)−、−(アルキレン)−C(O)−(アルキレン)−、−(アルキレン)−N(R12)−(アルキレン)−または−(アルキレン)−S(O)−(アルキレン)−であり;
Bは、
【化95】

であり;
Gは、結合、−アルキレン−、−(アルキレン)−C(O)−(アルキレン)−、−(アルキレン)−S(O)−(アルキレン)−、−アルキレン−O−(アルキレン)−、−アルキレン−S−(アルキレン)−または−アルキレン−N(R)−(アルキレン)−であり;
Jは、−C(R11)−または−N−であり;
Lは、−C(R11)−または−N−であり;
Mは、−C(R11)−または−N−であり;
Wは、結合、アルキレン、−C(O)−、−C(O)−O−、−S(O)−、−S(O)−N(R10)−または−C(O)−N(R10)−であり;
Qは、結合、−C(R−、−O−、−S(O)−または−N(R)−であり、Qが、−O−、−S(O)−または−N(R)−である場合、基−X−Y−は、−C(RC(R−、−C(R−C(O)−、−C(R−S(O)−、−C(R)=C(R)−または−C(R)=N−であり;
基−X−Y−は、−C(RC(R−、−C(RC(O)−、−N(R)C(O)−、−OC(O)−、−C(R)=C(R)−、−C(R)=N−、−N=C(R)−、−C(O)−N(R)−、−C(O)−C(R−、−S(O)−C(R−、−C(R−S(O)−または−N=N−であり;
のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ハロもしくは−ORであるか;または任意の2個のジェミナルR基は、それらが結合している共通の炭素原子と一緒に連結して、スピロ環式3員から6員のシクロアルキル基、スピロ環式3員から6員のヘテロシクロアルキル基もしくはスピロ環式3員から6員のヘテロシクロアルケニル基を形成することができるか;または隣接する炭素原子上に存在する任意の2個のR基は、それらが結合している隣接する炭素原子と一緒に連結して、縮合3員から6員のシクロアルキル基、縮合3員から6員のヘテロアリール基、縮合3員から6員のヘテロシクロアルキル基もしくは縮合アリール基を形成することができ;ここで、アルキル基は、非置換であるかまたは1個もしくは複数の以下の基:−O−アルキル、−OHまたは−N(Rで場合によって置換され得;ここで、任意選択の環内二重結合は、任意の2個の隣接する環炭素原子間に存在することができ;
のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、ハロまたは−ORであり;
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−アルキレン−O−(アルキレン)−アリール、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−N(R)C(O)O−アルキル、−CH(シクロアルキル)、−CH(ヘテロシクロアルキル)、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−シクロアルキル、−(アルキレン)−シクロアルケニル、−(アルキレン)−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)−ヘテロアリールであり、ここで、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリール基は、非置換であるかまたはRで場合によって置換され得;
のそれぞれの存在は、独立して、Hまたはアルキルであり;
のそれぞれの存在は、独立して、Hまたはアルキルであり;
は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、これらの任意のものは、Rで場合によって置換され得;
は、1から4個の任意選択の置換基を表し、これらは、同じであるかまたは異なっていることができ、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、−CN、−NO、−O−(アルキレン)−R13、−S−(アルキレン)−R13、−N(R13)−(アルキレン)−R13、−(アルキレン)−R13、−C(O)−(アルキレン)−R13、−C(O)O−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)−(アルキレン)−R13、−C(O)N(R)−(アルキレン)−R13、−OC(O)−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)N(R)−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)O−(アルキレン)−R13、−S(O)−(アルキレン)−R13または−S(O)(アルキレン)−R13から選択され;
11のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、−N(Rまたはハロであり;
12は、H、アルキルまたはアリールであり;
13のそれぞれの存在は、独立して、H、ハロアルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリールであり;
mのそれぞれの存在は、独立して、1または2であり;
nのそれぞれの存在は、独立して、0、1または2であり;
pは、0、1または2であり;
qは、0、1または2であり;
rは、0、1または2であり;
sは、0、1または2であり;
tのそれぞれの存在は、独立して、0または1である)
を有する化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項29】
式:
【化96】

(式中、
Aは、−O−または−N(R12)−であり;
Wは、−C(O)O−または−S(O)−であり;
−X−Y−は、−CHCH−、−CH=CH−または−CH=N−であり;
は、アルキルまたはシクロアルキルであり;
は、アリールまたはヘテロアリールである)
を有する化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項30】
がアリールである、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
がヘテロアリールである、請求項29に記載の化合物。
【請求項32】
がフェニルである、請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
がピリジルである、請求項31に記載の化合物。
【請求項34】
が:
【化97】

である、請求項29に記載の化合物。
【請求項35】
Aが−O−である、請求項29に記載の化合物。
【請求項36】
Aが−NH−である、請求項29に記載の化合物。
【請求項37】
Wが−C(O)O−である、請求項29に記載の化合物。
【請求項38】
Wが−S(O)−である、請求項29に記載の化合物。
【請求項39】
−X−Y−が−CH=CH−である、請求項29に記載の化合物。
【請求項40】
がアルキルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項41】
がシクロアルキルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項42】
がメチル基で置換されている、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
がアルキルである、請求項37に記載の化合物。
【請求項44】
がシクロアルキルである、請求項37に記載の化合物。
【請求項45】
がシクロアルキルである、請求項38に記載の化合物。
【請求項46】
がイソプロピルまたはt−ブチルである、請求項37に記載の化合物。
【請求項47】
が、シクロプロピルまたはシクロブチルであり、これらのいずれかは、メチル基で場合によって置換され得る、請求項38に記載の化合物。
【請求項48】
が:
【化98】

である、請求項43に記載の化合物。
【請求項49】
が:
【化99】

である、請求項45に記載の化合物。
【請求項50】
Aが−NH−であり、−X−Y−が−CH=CH−である、請求項48に記載の化合物。
【請求項51】
構造:
【化100】

【化101】

【化102】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、プロドラッグもしくはエステル。
【請求項52】
1種または複数の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項53】
患者における糖尿病、肥満症または代謝症候群を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを前記患者に投与する段階を含む方法。
【請求項54】
抗糖尿病薬および抗肥満薬から選択される、少なくとも1種の追加の治療薬をさらに含む、請求項52に記載の組成物。
【請求項55】
抗糖尿病薬および抗肥満薬から選択される少なくとも1種の追加の治療薬を前記患者に投与する段階をさらに含む、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
前記治療が糖尿病のためである、請求項53に記載の方法。
【請求項57】
前記糖尿病がII型糖尿病である、請求項56に記載の方法。

【公表番号】特表2011−528369(P2011−528369A)
【公表日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−518874(P2011−518874)
【出願日】平成21年7月15日(2009.7.15)
【国際出願番号】PCT/US2009/050657
【国際公開番号】WO2010/009208
【国際公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】