説明

交通システム

【課題】朝夕の通勤ラッシュ時の駅周辺の道路の渋滞を緩和することができる交通システムを提供する。
【解決手段】鉄道の駅から離れた位置に設けられ、前記鉄道の利用者が使用する移動手段7を保管するパーキングエリア2と、パーキングエリア2と前記鉄道の駅との間をつなぐ道路と、前記道路上を移動して、パーキングエリア2と前記鉄道の駅との間で前記鉄道の前記利用者を輸送する輸送手段4とを備え、パーキングエリア2が、輸送手段4の発着場10と、発着場10の近辺に配置された、移動手段7の保管場所である第1のパーキング11とを有し、パーキングエリア2と前記鉄道の駅との間をつなぐ前記道路の、少なくとも前記鉄道の駅及び発着場10の近辺が、輸送手段4のみが利用できる専用道路である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は交通システムに関し、より詳細には、朝夕の通勤ラッシュ時の駅周辺の道路の渋滞を緩和することができる交通システムに関する。
【背景技術】
【0002】
通勤や通学において公共交通機関を使用する場合には、通勤者又は通学者(以下、通勤者等と記す)は自宅から最寄りのバス停まで徒歩で移動し、そのバス停から鉄道の駅までバスで移動することが多い。また、家族が運転する自家用車で駅まで送ってもらい、駅から鉄道に乗ることもある。
【0003】
これに伴い、大都市周辺のベッドタウンでは、朝夕の通勤ラッシュ時に起こる駅周辺の道路渋滞が問題となっている。特に、雨や雪の日には、普段自家用車で送迎を行っていない人々まで自家用車による送迎を行うことになるので、普段以上に駅周辺の道路が渋滞もしくは停滞する。特に、家族に自家用車で駅まで送ってもらう場合には、運転をする家族にとっては自宅と駅との間を朝夕で合計2回往復することになり、家族の負担となっている。そのため、これまでにも、慢性的な交通渋滞を解消することを目的とした種々の発明が成されてきた。
【0004】
下記特許文献1には、共用車両運用システムが開示されている。特許文献1に記載の共用車両運用システムによると、目的地間移動用の超小型の1人乗りまたは2人乗りの車両を複数の者が共有することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−110997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の共用車両運用システムには、共用車両を使用することによる貸し出しや返却という手間を必要とするという問題がある。また、共用車両の貸し出しや返却を行うためのポートが鉄道の駅の近傍に設けられているので、駅周辺の道路が渋滞するという問題は依然として解消されない。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、自家用車による送迎を行う家族の負担を解消するとともに、朝夕の通勤ラッシュ時の駅周辺の道路の渋滞を緩和することができる交通システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的の達成のために、本発明に係る交通システム(1)は、鉄道の駅から離れた位置に設けられ、前記鉄道の利用者が使用する移動手段を保管するパーキングエリアと、前記パーキングエリアと前記鉄道の駅との間をつなぐ道路と、前記道路上を移動して、前記パーキングエリアと前記鉄道の駅との間で前記鉄道の前記利用者を輸送する輸送手段とを備え、前記パーキングエリアが、前記パーキングエリアに配置された、前記輸送手段の発着場と、前記発着場の近辺に配置された、前記移動手段の保管場所である第1のパーキングとを有し、前記パーキングエリアと前記鉄道の駅との間をつなぐ前記道路の、少なくとも前記鉄道の駅および前記パーキングエリアの近辺が、前記輸送手段のみが利用できる専用道路であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る交通システム(2)は、前記交通システム(1)において、前記鉄道の駅側の前記輸送手段の発着場が、駅の改札の内側に位置することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る交通システム(3)は、前記交通システム(1)または(2)において、前記第1のパーキング、前記発着場、及び前記鉄道の駅の何れかで発行される、ICカード、パーキングチケット、及び乗車券の何れか一枚のカードで、駐車代金、前記輸送手段の利用代金、及び前記鉄道の利用代金の何れか2つ以上の代金を一括して決済することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る交通システム(4)は、前記交通システム(1)から(3)の何れかにおいて、前記パーキングエリア内に、人が集まる施設である商業施設、公共施設、及び教育機関のうちの少なくとも何れか一つの施設が配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る交通システムによると、通勤者等は、自宅からパーキングエリアまでは自転車、オートバイ若しくは自家用車といった手段を用いて一般の道路を自分で移動し、パーキングエリアから鉄道の駅までは、シャトルバスに乗って専用道路を移動する。今まで自家用車で駅まで移動していた人々が本交通システムを利用することによって、朝夕の通勤ラッシュ時の駅周辺の道路の渋滞を緩和することができる。
【0013】
また、通勤者等は、自宅からパーキングエリアまで自分で移動し、移動に用いた手段(自転車、オートバイ若しくは自家用車等)をパーキングエリアに駐車する。帰宅時には、パーキングエリアに駐車しておいた移動手段により自分で移動するので、家族による自宅と駅との間の自家用車等での送迎が不要となり、送迎を行う家族の負担を解消することができる。
【0014】
また、午前中に多くの人が集まる施設がパーキングエリア内に配置されているので、時間帯によって一方向に偏っていた人の移動方向を、時間帯に関係なく一日中往復で多くの人の移動が見込まれる。即ち、往路および復路の両方で、シャトルバスを満員又は乗客が多い状態で運行できるので輸送の効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る交通システムを概略的に説明する模式図である。
【図2】本発明に係る交通システムにおけるパーキングエリアの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の説明及び図面において、同じ符号は同じ又は類似の構成要素を示すこととし、よって、同じ又は類似の構成要素に関する説明を省略する。
【0017】
図1は、本発明に係る交通システムを概略的に説明する模式図である。本発明に係る交通システムは、鉄道の駅1から離れた位置に設けられたパーキングエリア2と、パーキングエリア2と鉄道の駅1との間をつなぐ専用道路3と、専用道路3上を走行するシャトルバス4とを有する。
【0018】
鉄道の駅1は、例えば多くの乗降客が利用するターミナル駅や急行列車が停車する駅であり、通勤者等は、この駅1から都市部へ移動する。パーキングエリア2は、自動車の駐車場のみならず自転車やオートバイ等の駐輪場も含んだ概念であり、鉄道の駅1から所定の距離離れた位置、例えば1km以上離れた位置に設けられる。専用道路3は、シャトルバス4のみが利用することができる道路であり、一般車両は乗り入れることができない。シャトルバス4は、専用道路3上を運行し、パーキングエリア2と鉄道の駅1との間を何度も頻繁に往復する大型のバスである。シャトルバス4が一部の区間で一般道を利用する場合、専用道路3への入路には開閉ゲート5が設けられている。開閉ゲート5は自動識別式であり、シャトルバス4に取り付けられた無線式の識別装置と通信を行い、予め通行を許可されたシャトルバス4が通過する際にのみゲートを開ける。自宅6とパーキングエリア2との間の移動には、自転車、オートバイ若しくは自家用車等の移動手段7を用いる。
【0019】
図2は、本発明に係る交通システムにおけるパーキングエリアの模式図である。図2に示すように、パーキングエリア2には、従来は鉄道の駅1の周辺に配置されていた種々の施設等が略同心円状に分散して配置される。即ち、本発明に係る交通システムでは、従来は利便性の観点から鉄道の駅1の周辺に配置されていた種々の施設等を、駅1から所定の距離だけ離れた位置に配置することで、朝夕の通勤ラッシュ時の駅1周辺の道路の渋滞を緩和する。
【0020】
なお、パーキングエリア2内には移動手段7を保管する領域(後述する第1のパーキング11)が確保され、この移動手段7を保管する領域が、パーキングエリア2の中心から略同心円状に(即ち略等距離に)配置されているので、パーキングエリア2内の道路が著しく渋滞することはない。
【0021】
パーキングエリア2の中心には、シャトルバス4の発着場10が配置され、発着場10の外周には第1のパーキング11が配置される。第1のパーキング11と発着場10との間を結ぶ道路12沿いには第1の施設が配置され、第1のパーキング11の外周には第2の施設13が配置される。さらに、第2の施設13の外周には第2のパーキング14が配置される。図2に示すように、これら発着場10、第1のパーキング11、第1の施設、第2の施設13、および第2のパーキング14は、略同心円状に配置される。パーキングエリア2の最も外周部には、大学や高等学校等の教育機関15が配置される。
【0022】
発着場10はシャトルバス4の乗降場所であり、発着場10と駅1との間は専用道路3で接続されている。専用道路3は、鉄道の駅1およびパーキングエリア2に乗り入れる部分も含めて、例えば高架道路や地下道として建設されており、シャトルバス4はパーキングエリア2の中心に配置された発着場10へ、第1のパーキング11、第1の施設、第2の施設13、および第2のパーキング14を跨いで直接的に発着可能である。
【0023】
第1のパーキング11は通勤又は通学用のパーキングであり、自宅6との間の移動に用いる移動手段7を保管する領域である。図2に示すように、第1のパーキング11は複数の領域に区分され、前述のように、隣り合う第1のパーキング11間の道路12沿いには第1の施設が配置される。第1のパーキング11は、さらに複数の領域に区分されてもよい。
【0024】
第1の施設は例えば商店街であり、第2の施設13は、例えば飲食店街や娯楽施設、ホテル等の商業施設や、郵便局や総合病院、高齢者用マンション等の公共施設である。表1に、第1の施設および第2の施設13の一例を示す。第2のパーキング14は第2の施設13用のパーキングである。
【0025】
【表1】

【0026】
以下、このように構成される交通システムの利用形態を説明する。本発明に係る交通システムでは、通勤者等は必ずパーキングエリア2を利用する。
【0027】
まず、出勤や外出時には、自宅6から自転車、オートバイ若しくは自家用車等の移動手段7を用いてパーキングエリア2まで移動し、パーキングエリア2の第1のパーキング11に移動手段7を駐車する。第1のパーキング11の出入り口やその付近には、パーキングチケット(例えば、ICカード)を発行するパーキングチケット発行機が設置されている。通勤者等は、シャトルバス4の乗降時に、シャトルバス4内や発着場の出入口に設置されている改札機にパーキングチケットを通過させて、シャトルバス4の利用の事実をパーキングチケットに記録させる。そして、パーキングエリア2からシャトルバス4に乗車して、鉄道の駅1まで専用道路3上を移動する。鉄道への乗り換え時の混雑を緩和するために、シャトルバス4は鉄道の駅1の改札の内側に発着する。通勤者等は、駅1から鉄道を利用して都市部へ移動する。一方、帰宅時には、鉄道の駅1からシャトルバス4に乗車して、パーキングエリア2まで移動する。そして、パーキングエリア2に駐車しておいた自分の移動手段7を用いて自宅6まで移動する。
【0028】
従来では、人の移動方向は時間帯によって一方向に偏っていた。例えば、午前中は自宅から駅方向に多くの移動があり、夕方以降は駅から自宅方向に多くの移動があり、このことが、朝夕の通勤ラッシュ時に駅周辺の道路の渋滞を引き起こしていた。しかしながら、本願発明の交通システムでは、午前中に多くの人が集まる施設をパーキングエリア2内に配置することにより、午前と午後とで変化する人の移動方向を調整している。具体的には、パーキングエリア2内に、大学や高等学校等の教育機関15や、飲食店街や娯楽施設等の商業施設、および郵便局や総合病院等の公共施設(即ち、第2の施設13)が配置されているので、教育機関15に通学する学生や、これら商業施設及び公共施設に勤務する従業員等で、上記した従来の場合とは逆の方向へも、即ち午前中は駅1からパーキングエリア2方向へも人の移動が見込まれ、夕方以降はパーキングエリア2から駅1方向へも人の移動が見込まれるようになる。よって、シャトルバス4は、時間帯に関係なく一日中往復で多くの乗客を見込める。
【0029】
また、従来では、バス路線の廃止や小規模商店の廃業などで、高齢者の通院や日常の買い物等の不便が問題になっていた。しかしながら、本願発明の交通システムでは、パーキングエリア2内に、商店街やスーパーマーケット(第1の施設)、郵便局や総合病院、高齢者用マンション等の公共施設(即ち、第2の施設13)が配置されているので、高齢者は通院や買い物へ徒歩で行けることになり便利になる。或いはシャトルバス4や駅1から鉄道に乗ることによって、高齢者が遠隔地へ出かけるのも便利になる。さらに、第1のパーキング11の近辺に商店街又はスーパーマーケット(第1の施設)が配置されるので、通勤者等にとっては、出勤時や外出時又は帰宅時に、商店街やスーパーマーケットに寄ってついでの買い物が出来るし、商店街やスーパーマーケットにとっては集客が見込めるというメリットがある。
【0030】
また、シャトルバス4の乗降時に、シャトルバス4内や発着場の出入口に設置されている改札機にパーキングチケットを通過させて、シャトルバス4の利用の事実をパーキングチケットに記録させているので、シャトルバス4の往復の料金と第1のパーキング11の駐車代金とを、第1のパーキング11から出る際に一括して支払うことができるようになる。シャトルバス4の利用代金をシャトルバス4の乗降時に支払う必要がなくなるので、シャトルバス4の乗降時間を短縮することができ、発着場10での通勤者等の混雑を緩和することができる。なお、パーキングチケットの決済方式は、チャージ方式でもよいし、前払い方式又は後払い方式でもよい。
【0031】
以上、本発明を特定の実施の形態によって説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
【0032】
上記実施の形態では駅1から鉄道に乗車しているが、電車、汽車、モノレール、リニアモーターカー等、軌道敷上を移動する車両であればよい。
【0033】
また、上記実施の形態では専用道路3上をシャトルバス4が運行しているが、パーキングエリア2と鉄道の駅1との間で通勤者等を輸送する手段は、シャトルバス4に限らず、道路上を走行可能な自動車全般であればよい。
【0034】
また、上記実施の形態では、シャトルバス4はパーキングエリア2から鉄道の駅1まで専用道路3を移動しているが、少なくとも、道路の渋滞が発生する駅1の近辺およびパーキングエリア2の発着場10近辺を専用道路3とすればよい。例えば、一般道から専用道路3への入路に上記した開閉ゲート5を設ければ、一般車両の専用道路3への乗り入れを防ぐことができる。
【0035】
また、上記実施の形態では、専用道路3は高架道路や地下道として建設されているが、専用道路3は、極力新たな土地の取得をしないで建設することが可能な空間、例えば鉄道の線路の上下空間や、公道(一般道を含む)の上下空間、河川の上下空間、或いは公有地に建設されてもよい。
【0036】
また、上記実施の形態では、第2の施設の一例として高齢者用のマンションを例示しているが、マンションは家族用または単身者用であってもよい。
【0037】
また、鉄道の乗降時に、駅1と目的の駅の改札機にパーキングチケットを通過させて、鉄道の利用の事実をパーキングチケットに記録させることにより、第1のパーキング11の駐車代金およびシャトルバス4の利用代金に加えて、鉄道の利用代金をパーキングチケットで一括して決済してもよい。なお、駅1の改札の内側に発着場がある場合は、ここでの通過は不要となる。また、パーキングチケットに定期利用の機能を持たせることにより、第1のパーキング11、シャトルバス4および鉄道を、一定の期間に一定の料金で利用できるようにしてもよい。
【0038】
また、上記実施の形態では、大学や高等学校等の教育機関15はパーキングエリア2の最も外周部に配置されているが、教育機関15は第2の施設13に含まれてもよい。
【0039】
また、上記実施の形態では、第1のパーキング11は平面的に示されているが、第1のパーキング11は、例えば2階建以上の立体駐車場であってもよい。
【符号の説明】
【0040】
1 鉄道の駅
2 パーキングエリア
3 専用道路
4 シャトルバス
5 開閉ゲート
6 自宅
7 移動手段(自転車、オートバイ、自家用車等)
10 シャトルバスの発着場
11 第1のパーキング(通勤又は通学用)
12 道路(第1のパーキングと発着場との間を結ぶ)
13 第2の施設(商業施設、公共施設)
14 第2のパーキング(商業施設、公共施設用)
15 教育機関

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄道の駅から離れた位置に設けられ、前記鉄道の利用者が使用する移動手段を保管するパーキングエリアと、
前記パーキングエリアと前記鉄道の駅との間をつなぐ道路と、
前記道路上を移動して、前記パーキングエリアと前記鉄道の駅との間で前記鉄道の前記利用者を輸送する輸送手段とを備え、
前記パーキングエリアが、
前記パーキングエリアに配置された、前記輸送手段の発着場と、
前記発着場の近辺に配置された、前記移動手段の保管場所である第1のパーキングとを有し、
前記パーキングエリアと前記鉄道の駅との間をつなぐ前記道路の、少なくとも前記鉄道の駅および前記パーキングエリアの近辺が、前記輸送手段のみが利用できる専用道路であることを特徴とする交通システム。
【請求項2】
前記鉄道の駅側の前記輸送手段の発着場が、駅の改札の内側に位置することを特徴とする請求項1に記載の交通システム。
【請求項3】
前記第1のパーキング、前記発着場、及び前記鉄道の駅の何れかで発行される、ICカード、パーキングチケット、及び乗車券の何れか一枚のカードで、駐車代金、前記輸送手段の利用代金、及び前記鉄道の利用代金の何れか2つ以上の代金を一括して決済することを特徴とする請求項1または2に記載の交通システム。
【請求項4】
前記パーキングエリア内に、人が集まる施設である商業施設、公共施設、及び教育機関のうちの少なくとも何れか一つの施設が配置されることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の交通システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2011−150391(P2011−150391A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−8840(P2010−8840)
【出願日】平成22年1月19日(2010.1.19)
【特許番号】特許第4730852号(P4730852)
【特許公報発行日】平成23年7月20日(2011.7.20)
【出願人】(504018839)
【Fターム(参考)】