説明

仕切弁

【課題】簡易な構成で、微少流量での流量調整を確実に行うことのできる仕切弁を提供する。
【解決手段】仕切弁10において、弁体32と弁軸33とを移動可能に連結し、弁体32を開くときに、弁軸33に設けられた副弁部38が先行して開くようにして、微小開度での弁開を行う。
このとき、副弁部38は弁軸33に一体的に設けられており、弁軸33を弁体32に対してストッパ部43A,43B間で移動可能とするのみで、弁体32に対して弁軸33がストロークすることによって副弁部38が開くので、特別な機構は不要とした。さらに、弁体32が閉じているときの摩擦とのバランスにより、弁軸33が先行して開くようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パイプライン、ガス管、上下水道等を構成する管路に設けられる仕切弁に関する。
【背景技術】
【0002】
パイプライン、ガス管、上下水道等を構成する管路に設けられる仕切弁は、止水、流量調整等を行うために設けられる。
仕切弁は、管路に設けられた弁箱内において弁体が移動することで、管路を開閉して流路調整を行っている。ここで、仕切弁により、通水を行う初期段階、微量な通水を行う際、流量調整を行う際等には、閉弁状態から弁体をわずかに開いて弁孔を微小開状態に維持して通水する手法が用いられる。しかし、仕切弁は、微小開状態とした時に、その開度変化に対する供給流量の変化量が大きいため、流量をコントロールすることが難しい。
【0003】
そこで、仕切弁の前後にバイパス管を接続し、本管に設けた仕切弁は全閉状態にし、バイパス管に取り付けたバイパス弁を開放調整して通水することにより、上記問題を解決する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−125469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、バイパス管にバイパス弁を設けると、部品点数が増加するとともに、バイパス弁を設けるためのコストが余分にかかる。また、バイパス弁を設けることで、故障等が生じる可能性もある。
【0006】
また、一本の主弁を設けた弁軸に、副弁をストローク可能に設け、微小開度のときには、副弁を開く構成も提案されている(特許文献1参照。)。
しかし、このような構成においても、副弁を設けるために部品点数が増加するとともに構造が複雑になるという問題が存在する。
そこでなされた本発明の目的は、簡易な構成で、微少流量での流量調整を確実に行うことのできる仕切弁を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の請求項1にかかる仕切弁は、外殻をなすハウジングと、ハウジングに形成された管路に対し、当該管路の軸線に直交する方向に進退可能に設けられた弁体と、弁体に形成された貫通孔に挿通され、弁体に対し、管路の軸線に直交する方向に一定ストロークで相対的に移動可能に連結された弁軸と、弁軸が操作されることで、弁体を弁軸に沿って移動させて管路を開閉させる駆動機構と、弁軸を一定ストロークの範囲内で弁体に接近する方向とそれとは逆方向に相対的に移動させたときに、弁軸で貫通孔を閉塞した状態と、前記弁軸と前記貫通孔との間に隙間を形成した状態とで切り替え可能な副弁部と、を備えることを特徴とする。
このように、弁軸を、弁体に対し、管路の軸線に直交する方向に一定ストロークで相対的に移動可能に連結することで、弁軸を一定ストロークの範囲内で弁体に接近する方向に相対的に移動させたときに、副弁部により弁軸と貫通孔との間に隙間が形成される。この隙間を通してバイパス管から流体を流通させることで、仕切弁を微少開度で開いた状態とすることができる。
そして、弁軸をさらに操作すると、弁体が移動して管路を開く。
【0008】
請求項2にかかる仕切弁は、ハウジングが、一定ストロークに応じた間隔で設けられた一対のストッパ部を有し、弁軸は、外周側に突出し、一対のストッパ部の間に位置する突起を有していることを特徴とする。
このように一対のストッパ部間に突起を位置させることで、弁軸を前記の一定ストロークの範囲内で弁体に対して相対移動可能に連結することができる。
【0009】
請求項3に係る仕切弁は、副弁部が、弁軸の外周部に設けられたOリングを有することを特徴とする。
このOリングは、弁軸を一定ストロークの範囲内で弁体に接近する方向に相対的に移動させたときに、貫通孔の内周面に密着することで弁軸で貫通孔を閉塞することができ、貫通孔から抜け出た状態では、弁軸と貫通孔との間に隙間を形成することができる。
【0010】
請求項4に係る仕切弁は、弁軸の外周部に、弁軸の軸線方向に連続する流通溝が形成されていることを特徴とする。
これにより、副弁部により弁軸と貫通孔との間に隙間が形成された状態では、この流通溝を通して貫通孔の両側を連通できる。
【0011】
請求項5にかかる仕切弁は、弁軸は、その外周部に、弁体に形成されたネジ孔に噛み合うネジ溝が形成されるとともに、弁軸はハウジングの外部からの操作により、同弁軸の軸線周りに回転可能とされていることを特徴とする。
このようにすることで、弁軸をハウジングの外部からその軸線周りに回転させることで、弁軸を、前記弁体に対して相対的に移動させることができる。
【0012】
請求項6にかかる仕切弁は、弁体が管路を閉塞している状態から弁軸を弁体に接近する方向に移動させると、弁体はハウジングとの間に生じる摩擦力によりハウジングに固定されたままの状態とされて弁軸が弁体に対して接近する方向に移動することで、弁軸と貫通孔との間に隙間が形成されることを特徴とする。
このように弁体とハウジングとの摩擦力を利用することによって、弁体の移動に先行して弁軸を移動させるという動きを容易に実現できる。
【0013】
このような仕切弁は、既設供給管の旧本支管から新本支管への結び替え工事を既設供給管へのガスを遮断することなく行えるようにする活管分岐工法に用いるのに適している。もちろん、仕切弁は上記以外の用途に用いることもできる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の請求項1にかかる仕切弁によれば、弁体に対して弁軸が一定ストローク範囲内で移動することによって、弁軸と貫通孔との間に隙間が形成され、仕切弁を微開状態とすることができるので、特別な機構は不要である。このようにして簡易な構成で確実な動作を行うことができ、低コストで信頼性に優れた構成とすることができる。
【0015】
請求項2にかかる仕切弁によれば、一対のストッパ部間に突起を位置させることで、弁軸を前記の一定ストロークの範囲内で前記弁体に対して相対移動可能に連結することができ、一定ストロークの範囲を超えたときには、突起がストッパ部に当たることで、弁体と弁軸を一体に進退させることができる。
【0016】
請求項3に係る仕切弁によれば、弁軸をストロークさせることで弁体の貫通孔との間を閉塞したり隙間を形成したりして、副弁部を開閉する構成を、Oリングのみで容易に実現できる。
【0017】
請求項4に係る仕切弁によれば、副弁部により弁軸と貫通孔との間に隙間が形成された状態では、この流通溝を通して貫通孔の両側を連通でき、副弁部を開いたときの流体の流量を確保することができる。
【0018】
請求項5にかかる仕切弁によれば、弁軸をハウジングの外部からその軸線周りに回転させることで、弁軸を、弁体に対して相対的に移動させることができ、仕切弁の操作を容易に行える。
【0019】
請求項6にかかる仕切弁によれば、弁体とハウジングとの摩擦力を利用することによって、弁体の移動に先行して弁軸を移動させるという動きを容易に実現できる。このような構造は簡易でありながら、確実な動作を実現でき、低コストで信頼性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】仕切弁の全体構造を示す断面図である。
【図2】仕切弁を開いていくときの動作を示す断面図である。
【図3】仕切弁を閉じていくときの動作を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面を参照して、本発明による仕切弁を実施するための最良の形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
図1は、本実施の形態における仕切弁10の構成を説明するための断面図である。
図1に示すように、仕切弁10は、管路部20と、弁部30とを有している。
管路部20は、パイプライン等を構成する配管の間に挟み込まれ、その一面側20a、他面側20bとを結ぶ方向に貫通する管路21が形成されている。また、一面側20a、他面側20bにおいて管路21の外周部は、配管が接続されるフランジ部22、22とされている。
【0022】
また、弁部30は、管路部20の側方に一体に設けられた弁箱31と、管路21に対してその径方向に沿って出没可能に設けられた弁体32と、弁体32に連結された弁軸33と、弁軸33を操作することにより、この弁軸33とねじ嵌合する弁体32を弁軸33に沿って移動させる駆動機構34と、を備えている。
【0023】
弁箱31は中空で、その内部に弁体32を収容可能な収容室35を有している。この収容室35は、管路部20の管路21の内周面にその一端が開口するよう設けられている。また、弁箱31には、バイパス管を接続するための接続口31aが形成され、この接続口31aを介してバイパス管と収容室35とが連通するようになっている。なお、バイパス管の先端は、前記管路21の図1における弁体32により仕切られる箇所より下側の空間と連通される。
なお、管路部20と一体になった弁箱31は、後述するホルダー41とともに、仕切弁10の外郭をなすハウジングを構成する。
【0024】
弁体32は、円板状で、その外径は管路21の内径よりも大きな外径を有している。弁体32は、管路21の軸線に沿った方向で断面視すると、収容室35側の基端部32aから反対側の先端部32bに向けて、その厚さが漸次縮小するように形成されている。
そして、この弁体32で管路21を塞いだ状態では、その外周部は、管路21の内周面に周方向に沿って形成された溝23と収容室35とに収められている。
弁体32の一面側32cの外周部には、弁体32で管路21を塞いだ状態で、溝23の側面23aと、収容室35の側面35aとに接する部分にOリング36が設けられている。なお、Oリング36が接する溝23の側面23a、収容室35の側面35aは、一面側(図1における上面)が傾斜面とされた弁体32の当該一面側32cと平行となる傾斜面とされている。
【0025】
弁軸33は、管路21に対する弁体32の移動方向と平行な軸線を有して設けられている。
弁軸33の外周面にはネジ溝33aが形成されている。弁軸33は、弁体32の基端部32aに貫通形成されたネジ孔(貫通孔)37に挿入され、ネジ溝33aが噛み合っている。
また、弁軸33の外周面には、ネジ溝33aと交差するように、弁軸33の軸線と平行に連続する流通溝33bが形成されている。
【0026】
弁軸33の先端部には、副弁部38が配設されている。弁軸33の先端部の外周面にはOリング38aが取り付けられている。弁軸33はネジ孔37に挿入されており、Oリング38aが、ネジ孔37の一端に形成された管路21側に向かうに従い漸次拡径する円錐台周面形状の拡径傾斜面37aに密着することで、弁軸33とネジ孔37との間がシールされ、Oリング38aが拡径傾斜面37aから離間することで、弁軸33とネジ孔37との間のシールが解かれる。
すなわち、Oリング38aと拡径傾斜面37aとは副弁部38を構成する。
【0027】
弁軸33の基端部には、この弁軸33をその軸線方向に沿って移動させる前記駆動機構34が設けられている。駆動機構34は、弁箱31の内外を貫通するよう設けられたホルダー40と、ホルダー40の内部に設けられ、弁軸33をその軸線周りに回転自在に保持する軸受41と、ホルダー40と弁軸33との間に設けられたOリング42と、を有している。
【0028】
さらに、ホルダー40内には、弁軸33の軸線方向に沿って一定間隔を隔てた一対のストッパ部43A、43Bが設けられている。また、弁軸33の基端部には、その外周側に突出するリング状の突起44が設けられており、この突起44は、ストッパ部43A、43Bの間に位置している。
【0029】
弁軸33の基端部は、ホルダー40から弁箱31の外部に突出するよう設けられ、そこにハンドル45を装着することで、弁軸33を外部から回転させることができるようになっている。
【0030】
このような仕切弁10は、ハンドル45で弁軸33を回転させると、弁軸33のネジ溝33aと弁体32の基端部32aのネジ孔37との噛み合いにより、弁体32が弁軸33の軸線方向に沿って移動し、これによって、管路部20の管路21が開閉操作されるようになっている。
以下、その動作について詳しく説明する。
【0031】
図2(a)に示すような、弁体32で管路21を閉塞した閉状態から開くときには、図2(b)に示すように、作業者がハンドル45を回し、弁軸33をその軸線方向に回転させる。なお、図2(a)に示した、弁体32で管路21を閉塞した閉状態においては、弁軸33の突起44が、弁体32から離間した側のストッパ部43Aに突き当たった状態となっている。
【0032】
この状態から、弁軸33を回転させると、弁軸33のネジ溝33aと弁体32の基端部32aのネジ孔37との噛み合いにより、弁軸33と弁体32とが互いに接近する方向の力が作用する。このとき、弁体32の他面側32dには管路21内を流れる流体の圧力が作用しており、弁体32は、Oリング36を介して溝23の側面23a、収容室35の側面35aに押し付けられている。その摩擦力により、弁体32は、弁軸33側(収容室35側)に移動しにくくなっており、したがって、弁軸33が弁体32側に引き込まれる。弁軸33は、突起44が弁体32に近い側のストッパ部43Bに当たるまで移動する。
【0033】
すると、図2(c)に示すように、弁軸33の先端のOリング38が、弁体32のネジ孔37の拡径傾斜面37aに密着した状態から移動して離間し、副弁部38が開く。これに伴い、ネジ孔37と副弁部38の外周面との間に隙間100が形成される。
その結果、弁軸33の流通溝33bを通し、弁体32のネジ孔37の両側が連通した状態となり、弁箱31の接続口31aから弁箱31内に流れ込む流体が、流通溝33b、隙間100を通り、管路部20において弁体32の一面側32cに流れ込む。
この状態で、仕切弁10は微小開度で開き、バイパス管を開放した状態となる。
【0034】
この状態からハンドル45をさらに回転させると、弁軸33の弁体32側への移動は、ストッパ部43Aと突起44とが当たることで規制されているため、弁体32が、前記の摩擦力に抗して、収容室35側に移動する。図2(d)に示すように、弁体32の基端部32aが、弁箱31の内周面に形成されたストッパ部31bに当たるまで弁体32を移動させることで、管路21は完全に開放される。
【0035】
また、図2(d)に示した状態から、ハンドル45を前記とは反対方向に回すことで、弁体32を移動させ、管路21を閉塞することができる。
図2(d)に示した状態から、ハンドル45を回転させると、まず、図3(a)に示すように、弁体32と弁箱31の内周面との摩擦により、弁体32が移動するに先立ち、弁軸33が弁体32から離間する方向に移動する。そして、弁軸33は、突起44がストッパ部43Aに当たるまで移動する。
【0036】
この後、ハンドル45をさらに回転させていくと、弁軸33の弁体32から離間する側への移動はストッパ部43Aと突起44とが当たることで規制されているため、弁体32が、前記の摩擦力に抗して、収容室35から管路21内に突出する方向に移動する。
そして、図3(b)に示すように、弁体32の外周部が、溝23に入り込んで突き当たることで、弁体32により管路21が完全に閉塞される。
【0037】
上述したようにして、弁体32と弁軸33とを移動可能に連結し、弁体32を開くときに、弁軸33に設けられた副弁部38が先行して開くので、微小開度での弁開が行える。
このとき、副弁部38は弁軸33に一体的に設けられており、弁軸33を弁体32に対してストッパ部43A,43B間で移動可能とするのみで副弁部38が開くので、特別な機構は不要である。さらに、弁体32が閉じているときの摩擦とのバランスにより、弁軸33(副弁部38)が先行して開くため、副弁部38を先行して開くための特別な機構も不要である。このようにして簡易な構成で確実な動作を行うことができ、低コストで信頼性に優れた構成となっている。
【0038】
なお、上記実施の形態では、仕切弁10の各部の構成を例示したが、例示したものはあくまでも一例に過ぎない。
例えば、副弁部38は、弁軸33の先端に行くに従いその外径が漸次拡大するテーパ状に形成することも可能である。
また、前記実施の形態では、弁軸33を回転させることで、弁軸33とねじ嵌合する弁体32を移動させていたが、これに限られることなく、弁軸33を弁体32と一定のストローク長だけ相対移動可能であって、しかも弁軸33をそのストローク長以上の長さを移動させるときには、相対移動したのちに、弁軸33と弁体32が一体的となって移動する構造としたものにも、本発明は適用可能である。ただ、この場合には、副弁部38を、弁体32に形成したネジ孔37の一端とは逆側である他端側に設ける必要がある。
また、上記したものに限らず、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0039】
10 仕切弁
20 管路部
20a 一面側
20b 他面側
21 管路
22 フランジ部
23 溝
23a 側面
30 弁部
31 弁箱(ハウジング)
31a 接続口
31b ストッパ部
32 弁体
32a 基端部
32b 先端部
32c 一面側
32d 他面側
33 弁軸
33a ネジ溝
33b 流通溝
34 駆動機構
35 収容室
35a 側面
36 Oリング
37 ネジ孔(貫通孔)
37a 拡径傾斜面37a
38 副弁部
38a Oリング(副弁部)
40 ホルダー
41 軸受
42 Oリング
43A,43B 一対のストッパ部
44 突起
45 ハンドル
100 隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外殻をなすハウジングと、
前記ハウジングに形成された管路に対し、当該管路の軸線に直交する方向に進退可能に設けられた弁体と、
前記弁体に形成された貫通孔に挿通され、前記弁体に対し、前記管路の軸線に直交する方向に一定ストロークで相対的に移動可能に連結された弁軸と、
前記弁軸が操作されることで、前記弁体を前記弁軸に沿って移動させて前記管路を開閉させる駆動機構と、
前記弁軸を前記一定ストロークの範囲内で前記弁体に接近する方向とそれとは逆方向に相対的に移動させたときに、前記弁軸で前記貫通孔を閉塞した状態と、前記弁軸と前記貫通孔との間に隙間を形成した状態とで切り替え可能な副弁部と、
を備えていることを特徴とする仕切弁。
【請求項2】
前記ハウジングは、前記一定ストロークに応じた間隔で設けられた一対のストッパ部を有し、
前記弁軸は、外周側に突出し、前記一対のストッパ部の間に位置する突起を有していることを特徴とする請求項1に記載の仕切弁。
【請求項3】
前記副弁部は、前記弁軸の外周部に設けられたOリングを有することを特徴とする請求項1または2に記載の仕切弁。
【請求項4】
前記弁軸の外周部に、当該弁軸の軸線方向に連続する流通溝が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の仕切弁。
【請求項5】
前記弁軸は、その外周部に、前記弁体に形成されたネジ孔に噛み合うネジ溝が形成されるとともに、該弁軸は前記ハウジングの外部からの操作により、同弁軸の軸線周りに回転可能とされていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の仕切弁。
【請求項6】
前記弁体が前記管路を閉塞している状態から前記弁軸を前記弁体に接近する方向に移動させると、前記弁体は前記ハウジングとの間に生じる摩擦力により前記ハウジングに固定されたままの状態とされて、前記弁軸が前記弁体に対して接近する方向に移動することで、前記弁軸と前記貫通との間に隙間が形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の仕切弁。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−219915(P2012−219915A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−86316(P2011−86316)
【出願日】平成23年4月8日(2011.4.8)
【出願人】(500171811)日鉄パイプライン株式会社 (34)
【Fターム(参考)】