説明

伸縮自在な織物

第1及び第2の経糸と第1及び第2の緯糸とを有する、伸縮自在な織物。この伸縮自在な織物は、第1の経糸(11、12)と第1の緯糸(13)とが基底織物層(17)を形成し、第2の経糸(14)が第2の緯糸(15)と共に、基底織物層(17)に隣接する上部織物層(19)を形成し、第2の経糸(14)が第1の緯糸(13)と共にも製織されることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1及び第2の経糸並びに第1及び第2の緯糸を有する伸縮自在な織物に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の搭乗者を支えるシステム用のエアバッグを製造するために用いられ、被覆物なしに組み込まれる織物は、以前から知られている。この種の織物によって作られたエアバッグは、その使用時に、急激に吹込みガスが吹込まれるため、その際にエアバッグ中に発生する圧力によって引張り負荷される。その結果として、織物組織の織目が押広げられ、即ち織り構造が展伸するため、織物の空気透過性が高くなり、前記使用時に吹込みガスが流出し易くなる。そのため、例えばエアバッグの膨張速度が遅くなることによって、及び常時発生するエアーの損失により、エアバッグの膨張(展開)応答が遅くなる。その結果として、エアクッションが利用可能となる時期が遅れ、搭乗者に対する保護作用に遅れを生ずる。更に、搭乗者が吹込みガスの流出によって健康を害するおそれもある。
【0003】
ガス発生装置を大型とすることによって、吹込みガスの重大な損失を補填する試みもなされている。しかし、その場合、完成したモジュールのコストが高くなる。前記の不具合に対処するための別の方法は、エアバッグを被覆したり、ラミネート処理したりすることである。このようにすると、実際により良く、また空気透過性も最適に近い織物が得られる。しかし、その場合、織物の製造コストが高くなる。また基本的には、「被覆またはラミネート処理」という余分な製造工程によって、全体として製造が複雑化し、好ましくない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、当該技術において周知された前記の欠陥を解消するか又は著しく軽減するようにした織物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題は、第一に請求項1に記載の織物によって解決される。この織物は、第1及び第2の経糸と第1及び第2の緯糸とを有する、伸縮自在な織物であり、第1の経糸と第1の緯糸とが基底織物層を形成し、第2の経糸が第2の緯糸と共に、基底織物層に隣接する上部織物層を形成し、第2の経糸が第1の緯糸と共にも製織され、第1の経糸と第2の経糸とは、織物の伸長後において第1の経糸と第2の経糸が交互に(互いに入れ替わりながら)実質的に並置され、かくして第1の経糸に近接して第2の経糸が常に位置されるように配したことを特徴とする。本発明の織物において、両方の上部織物層が向かい合うように、本発明の織物を用いてエアバッグを製造すれば、エアクッションが形成され、このエアクッションのそれぞれの上部織物層は、エアバッグが展開された時、エアバッグガス発生装置からのガスの衝撃を最初に受ける。本発明による織物の構成のため、エアバッグが展開して膨張ガスから衝撃を受けた時、第1の経糸と第1の緯糸が負荷に対応して伸張する。その際に第2の経糸は、基底織物層の伸びによって第1の緯糸の間に生じた中間スペース中に第2の緯糸を引込む。圧力の増大に伴って、織物中のこれらの空隙ないし開口は、その生成とほぼ同時に、第2の緯糸によって塞がれるため、これらの第2の緯糸は、封止糸と呼ぶことができる。これにより、空気透過性の増大を防止し、又は著しく遅らせることが可能となる。その結果として、負荷下に自己封止性を形成する、又はそれを維持する織物により、吹き込みガスの流出が制限される。
【0006】
前記の課題は、第二に請求項2に記載の織物によっても解決される。この織物は、第1及び第2の経糸と第1及び第2の緯糸とを有する、伸縮自在な織物であり、第1の経糸の弾性率を第2の経糸の弾性率より高くし、第2の経糸は第1の経糸よりも低い経糸張力で製織し、第1の緯糸は基底面中に位置させ、第2の緯糸は、基底面に隣接した上部面中に位置させ、第1の経糸と第2の経糸とは、織物の伸長後において、第1の経糸と第2の経糸が交互に(互いに入れ替わりながら)実質的に並置され、かくして第1の経糸に近接して第2の経糸が常に位置されるように配したことを特徴とする。この本発明による織物の利点は、請求項1に記載の織物の利点と同じである。しかし、この第2の解決策による織物の場合、織物をエアバッグに用いる際に、織物が異なった形の挙動を示す。しかし結果は、原則として、第1の解決策による織物の場合と同様である。即ち、織物の空気透過性は、使用を通じて増大せず、それに対応して、展開中及びエアバッグにとって必要な保護持続時間を通じて、吹き込みガスの流出は、大きくは増大しない。請求項2に記載の、本発明による織物の構成により、第2の経糸の波打ち(ウェーブ)は、非常に強くなる。それは、第2の経糸が第1の経糸に比べて弾性率が高く、また第1の経糸に比べて低い経糸張力で製織されているためである。エアバッグに織物を使用した場合、織物に張力が加わるため、低弾性率の第1の経糸は、高弾性率の第2の経糸よりも大きく伸張される。そのため、織物が引張り負荷された時に第1の緯糸の間の間隔の増大が次のようにして補償される。即ち、最初は上部織物層中にあった第2の緯糸が、第1の緯糸の間の、より広がった空隙の間に、多少進入し、かくして各々2つの隣接した緯糸の間の間隔が広がる前とほぼ相等しくなることによって補償される。これにより、経糸と緯糸の間の中間スペース、従って空気透過性をほぼ一定に保ち、又は、エアバッグ中に生ずるガス圧による負荷の推移の間個別に制御することが可能となり、有利である。
【0007】
本明細書の記述全体を通じて、第1及び第2の経糸ないし第1及び第2の緯糸という表現が用いられている。しかしこの表現は、個別の糸を指すものではなく、多層の又は杼口を形成する糸ないし複合して相隣接する多くの糸について共通に用いられている。例えば、「第1の経糸」において、『第1』は、相関的な意味に用いられ、特定の数を表すものではない。
【0008】
前記の2つの解決策において、本発明による織物は、エアバッグ縫い合わせたもの又はワンピースに製織された(OPW)エアバッグの一部分、例えばフイルター又はガスの流出機構部分としてもよい。エアバッグまたエアバッグ、全体としてそうした織物からできたエアバッグでもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、種々の組織又は素材伸びを有する糸を経糸又は緯糸として織物に用いることができる。これは、自動車の搭乗者に対する保護システム用の使用にとどまらず、多くの領域の技術上の織物にも使用可能である。
【0010】
本発明によれば、例えば強く繊維化(texturiert)された素材を緯糸方向に、第1の緯糸(結束糸)として使用し、第1の経糸(封止糸)に非常に強い経糸張力をかけることもでき、第2の経糸(封止糸)が製造にあたり基底織物層から浮き上がり(これは強く繊維化された素材の伸び力によって可能となる)、かくして基底織物面内にでなく基底織物面の上方に位置されるようにすることもできる。
【実施例】
【0011】
次に、本発明がより良く理解されるように、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
【0012】
図1は、通常のL1/1平織りの布地を形成するように経糸1、2と交織された緯糸3を、拡大された円で示し、2つの緯糸3の間には間隔6があけられている。図1の上部は、第1の経糸1に沿って織物を切断して示す断面図であり、第1の経糸1は、緯糸3を抱き込んでいる。
【0013】
従来の技術において公知の平織りの布地を示す、図1の下部は、第2の経糸2に沿って織物を切断した断面図である。緯糸3の間の間隔6は織物の組織によって規定される(各経糸間の挙動は同一である)。
【0014】
図2は、図1による織物の断面部分の負荷(伸張)状態で、即ち例えば、織物がエアバッグとして用いられる場合にガスが吹きこまれる間又は吹き込まれた後の状態を示している。ガス発生装置(不図示)からガスがエアバッグ(不図示)に吹き込まれるか、自動車の搭乗者がエアバッグのクッションに包まれた時、織物は引張り負荷されるため、緯糸間の間隔6は広がる。なお、図2では、負荷(伸張)状態を示すために後付き符号aが付されている。間隔6aは間隔6よりも大きく、また位置3aにおいての緯糸間の間隔は、対応して大きくされている。このように緯糸3a間の間隔6aが大きくなると、織物の織目間の空気透過性が高くなる。また組織や素材の伸長が起る。更に、素材の伸長によって、糸(経糸及び緯糸)が細くなる。
【0015】
図3に示した本発明の一実施態様による織物は、第1の緯糸13と、その上方の第2の緯糸15(いわゆる封止糸)を備えている。図3の上部には、図1、2と同様に、第1の緯糸13と第2の緯糸15が経糸11、14との関連においてどのように杼打ちされたかが示されている。第1の緯糸13は基底織物層17(基底プライ)を形成し、その上方に、厳密には隣接してない上部織物層19(トッピングプライ)が形成されている。図3の下部には、経糸12、14が示されている。図3から明らかなように、経糸11、12は、第1の緯糸13の周りのみに掛止めされているのに対し、結束糸のように用いられる第2の経糸14は、基底プライ17に第2の緯糸15を掛止めしてトッピングプライ19を形成している。第2の緯糸15、即ち封止糸は、基底プライ17の内部にではなく、その上方に配されて、トッピングプライ19を形成している。トッピングプライ19は、実際には、それ自体として、本来の織物ではなく、第2の緯糸15と第2の経糸(結束糸)14とによって表出された、基底プライ17の上方に載置された織物の領域である。織物は、図3では無負荷状態で示されているが、図3の織物は、図4では負荷状態で示されている。第1の経糸11及び第2の経糸12は、左右方向に作用する引張り負荷を受けて伸長されている。緯糸13aの間の間隔は16aに広がり、第1の緯糸13aの間の中間スペースにおいては、結束糸(第2の経糸14a)によって第2の緯糸15a(封止糸)が各中間スペース16a中に引込まれている。このようにして、各糸の間の中間スペースを一定に保ち、それにより、負荷状態においても織物の空気透過性をほぼ一定に保つことが可能となる。
【0016】
本発明による織物の特別の構造によれば、負荷に起因する伸びによって生じた中間スペース16並びに織物の各糸の間の空気透過性を一定に保ち、負荷の増大時に減少させ、又は要求に従って増大させ、更に負荷の推移に従って個別に制御することが、緯糸13、15の周りの第2の経糸(結束糸)14の掛回し長(延在長)を予設定することによって可能となる。例えば、図3、4において、2つの封止糸(緯糸)の間の最も狭い間隔(図3の間隔16及び図4の間隔16b)を設定することができる。ここに例示的に示した構成において、2つの第1の緯糸13の間の、図3に示した間隔(=間隔16)は、図4に示した2つの緯糸13a、15aの間の間隔16bに等しい。この場合、空気透過性は一定に保たれるであろう。第2の経糸(結束糸)14の延在長を、図3に示した例の場合よりも大きく選定すると、織物を負荷した時、図4のように、図3の間隔16よりも大きな間隔16bが得られる。その場合、図3による製織組織において、織物のプライ17、19の間の間隔はより大きくなるであろう。逆に織物のプライ17、19の間の間隔をより狭くすることもできる。その場合、図4のように織物を負荷すると、間隔16bは、図3の間隔16よりも小さくでき、それにより、負荷の増大時において、空気透過性を低減させることができる。
【0017】
図3、4に示した製織組織は、勿論経糸と緯糸の配列を交換し、即ち経糸と緯糸とを逆の配列とすることができる。その場合、緯糸方向には結束糸として、強く組織化された素材を使用し、同種の封止糸に、非常に高い経糸張力をかける。その場合封止糸は、製織時に、基底プライの組織から浮上がる(これは強く組織化された素材の伸長力によって可能となる)ことにより、織物の内部でなく、その上方に(トッピングプライに)配される。
【0018】
図5に無負荷状態で示した本発明の第2の実施態様による織物は、第1の実施態様による織物と同様の挙動を示すが、別個の結束糸及び封止糸は有していない。図5においては、2種の異なる素材の糸、即ち第1の経糸21と第2の経糸24が用いられている。第2の経糸24は、第1の経糸21よりも高い弾性率を有している。図5から分かるように、第2の経糸24は、第1の経糸21よりも低い経糸張力で製織される。第1の緯糸23は基底プライ27中にあり、第2の緯糸25はトッピングプライ29中にあるように、織物プライが形成される。第2の経糸24よりも低弾性率の第1の経糸21は、ある経糸張力で製織工程に付され、第1の経糸21よりも高弾性率の第2の経糸24は、第1の経糸21に比べて低い経糸張力で製織工程に付される。これにより、第2の緯糸25が第1の緯糸23の上方に存在し、基底プライ27の上方にトッピングプライ29が存在するような、図5に示した状態の織物が得られる。
【0019】
図6は、図5に示した織物を負荷状態において示す図である。織物に加わる絶対負荷が同じならば、低弾性率の第1の経糸21aは、高弾性率の第2の経糸24aよりも多く伸長される。そのため、織物に引張り負荷をかけた時、第1の緯糸23aの間の間隔は、26から26aに増大する。これは、もともとは織物の上部にあった緯糸25が、負荷下に広がった空隙26a中に多かれ少なかれ入り込み、2つの隣接する緯糸23a、25aの間の絶対間隔28が一定に保たれることによって補償される。これにより、中間スペース26/28、従って各緯糸の間の空気透過性を一定に保つことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の好ましい実施態様によれば、織物、例えば図6に示したように製織される織物は、無負荷状態で、同一の波形(ウェーブ)で第1の経糸21と第2の経糸24とを製織し、第2の経糸24、24aの素材の伸び(伸長能力)を第1の経糸21、21aの素材の伸び(伸長能力)よりも高くしたことを特徴とする。この織物において、第2の緯糸(封止糸25)は、有利には、負荷状態においての各経糸の素材の伸長能力の差に基いて、第1の緯糸の面から浮上する。
【0021】
しかし図5の無負荷状態においての間隔に比べた場合の間隔は、大きくしても、小さくしてもよい。図6による織物と同様に織物を形成した場合、即ち、この場合は無負荷状態で、経糸21、24の波形(ウェーブ)を等しくして織物を形成した場合、本発明による構成は、比例値以上に空気透過性が増大することを許容する。しかし、第2の緯糸(封止糸25)は、素材の伸長能力の差に基いて(第2の経糸24、24aの素材の伸び(伸長能力)より高く、第1の経糸21、21aの素材の伸び(伸長能力)はより低い)、負荷状態において第1の緯糸23の面から浮上がることができる。これは図5の状態に類似するが、負荷状態では、面27、29の間の間隔は更に大きくなる。
【0022】
本発明の別の好ましい構成によれば、伸び曲線の推移を個別に設定するようにしたものにおいて、経糸及び緯糸が、所定の領域において、意図的に選定したパラメーター、例えば弾性率、又は意図的に選定した配列(順序)を有するようにした織物が提案される。以上に述べた本発明による織物の構成によれば、例えば伸び曲線の推移のような他の技術的パラメーターも個別に設定される。このようにすることにより、例えばエアバッグの展開挙動に、多かれ少なかれ個別に伸長する織物部分によって影響を与えることができる。従って今後は、このようなインテリジェントな織物によって、現在は構造に規定されて相互に依存している織物のパラメーターを相互に関係なく設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】図1は、従来の技術による織物の無負荷状態を略示する。
【図2】図2は、図1の織物の、エアバッグの使用時のような負荷状態を略示する。
【図3】図3は、本発明の一実施態様による織物の無負荷状態を略示する。
【図4】図4は、図3による本発明の織物の負荷状態を略示する。
【図5】図5は、本発明の別の実施態様による織物の無負荷状態を略示する。
【図6】図6は、図5による本発明の織物の負荷状態を略示する。
【符号の説明】
【0024】
1、1a 第1の経糸
2、2a 第1の経糸
3、3a 緯糸
6、6a 間隔
11、11a 第1の経糸
12、12a 第1の経糸
13、13a 第1の緯糸
14、14a 第2の経糸(結束糸)
15、15a 第2の緯糸(封止糸)
16、16a 間隔(中間スペース)
16b 間隔(中間スペース)
17 基底織物層(面)(基底プライ)
19 上部織物層(面)(トッピングプライ)
21、21a 第1の経糸
23、23a 第1の緯糸
24、24a 第2の経糸
25、25a 第2の緯糸(封止糸)
26、26a 間隔(中間スペース)
27 基底織物層(面)(基底プライ)
28 間隔(中間スペース)
29 上部織物層(面)(トッピングプライ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1及び第2の経糸と第1及び第2の緯糸とを有する、伸縮自在な織物において、
第1の経糸(11、12)と第1の緯糸(13)とが基底織物層(17)を形成し、第2の経糸(14)が第2の緯糸(15)と共に、基底織物層(17)に隣接する上部織物層(19)を形成し、第2の経糸(14)が第1の緯糸(13)とも共に製織され、第1の経糸(11、12)と第2の経糸(14)とは、織物の伸長後において第1の経糸(11、12)と第2の経糸(14)が交互に(互いに入れ替わりながら)実質的に並置され、かくして第1の経糸(11、12)に近接して第2の経糸(14)が常に位置されるように配したことを特徴とする伸縮自在な織物。
【請求項2】
第1及び第2の経糸と第1及び第2の緯糸とを有する、伸縮自在な織物において、
第1の経糸(21)の弾性率を第2の経糸(24)の弾性率より低くし、第2の経糸(24)は第1の経糸(21)よりも低い経糸張力で製織し、第1の緯糸(23)は基底面(27)中に位置させ、第2の緯糸(25)は、基底面(27)に隣接した上部面(29)中に位置させ、第1の経糸(21)と第2の経糸(24)とは、織物の伸長後において第1の経糸(21)と第2の経糸(24)が交互に(互いに入れ替わりながら)実質的に並置され、かくして1つの第1の経糸(21)に近接して第2の経糸(24)が常に位置されるように配したことを特徴とする伸縮自在な織物。
【請求項3】
無負荷状態において、同一のウェーブ(波形)で第1の経糸(21)と第2の経糸(24)とを製織し、第2の経糸(24、24a)の素材の伸び(伸長能力)を第1の経糸(21、21a)の素材の伸び(伸長能力)よりも高くしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の伸縮自在な織物。
【請求項4】
経糸及び緯糸が、所定の領域において、意図的に選定したパラメーター、例えば弾性率、又は意図的に選定した配列ないし順序を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一に記載の伸縮自在な織物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2009−533565(P2009−533565A)
【公表日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−504645(P2009−504645)
【出願日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際出願番号】PCT/EP2007/003263
【国際公開番号】WO2007/118673
【国際公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【出願人】(505351153)アイティジィ オートモーティブ セーフティー テキスタイルズ ゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフトゥング (11)
【Fターム(参考)】