説明

住宅仕様確定支援システム

【課題】住宅仕様の確定をより迅速に行えるようになる住宅仕様確定支援システムを提供すること。
【解決手段】今回の打合せ時点で仕様(属性情報)が確定した部品(保留とした部品を含む)情報の一覧がカテゴリ単位に表示される選択部品一覧表示画面130の金額表示欄154には、この画面130の確定合計金額表示欄147に表示されている部品の金額(価格)をカテゴリ毎に合計したカテゴリ別部品合計金額が表示されており、画面130の右最上部に配置されている「今回の合計金額を保存する」ボタン153がクリックされることにより、前記金額表示欄154に表示されている前記カテゴリ別部品金額が、情報保存日時であるサーバのシステム日時とともに、サーバの住宅仕様履歴情報記憶手段である住宅仕様履歴情報テーブル17に履歴情報として記憶(新規登録)されるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅仕様の確定を支援するための住宅仕様確定支援システムに係り、例えば、プレハブ住宅の仕様の確定を支援するために利用することができる。
【背景技術】
【0002】
従来より、コンピュータを利用して住宅仕様の確定を支援するための住宅仕様確定支援システムが提案されている。
【0003】
下記の特許文献1に示されている住宅仕様確定支援システムとなっているCADシステムでは、プレハブ住宅の販売店の担当者が、顧客(施主)と建築する住宅の仕様について複数回打合せを行い、その都度、担当者が打合せで確定した住宅の仕様情報を、システムを構成するコンピュータの出力手段であるディスプレイに表示される住宅の仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報入力画面に選択入力するものとなっている。そして、CADシステムは、この選択入力された仕様情報に基づいて顧客別の住宅の設計図を作成するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−199613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年における顧客の住宅に対する嗜好の多様化に伴い、住宅仕様も多種多様化しているため、住宅仕様確定支援システムにおいても、顧客に仕様を確定してもらう項目が多岐にわたっている。これにより、住宅の構成部材によっては、1回の打合せでは仕様が確定せず、複数回の打合せで仕様が確定する場合がある。このように、従来の住宅仕様確定支援システムでは、住宅仕様を確定するための打合せに時間が掛かっていた。
【0006】
このため、多種多様化している住宅仕様の確定をより迅速に行える住宅仕様確定支援システムの工夫が求められていた。
【0007】
本発明の目的は、住宅仕様の確定をより迅速に行えるようになる住宅仕様確定支援システムを提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る住宅仕様確定支援システムは、住宅販売店の担当者と顧客との打合せによるこの顧客の住宅仕様の確定を支援するための住宅仕様確定支援システムであって、前記住宅仕様の確定に必要なデータを管理するサーバと、このサーバにネットワークを介して接続された利用者が操作する端末装置と、を含んで構成され、前記サーバは、前記顧客の住宅仕様情報を少なくとも前記顧客の識別情報と関連付けて記憶する住宅仕様情報記憶手段と、前記打合せ毎の前記住宅仕様情報である住宅仕様履歴情報を、少なくとも前記顧客の前記識別情報及び情報保存日時と関連付けて記憶する住宅仕様履歴情報記憶手段と、前記打合せにおいて前記顧客の前記住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面の表示用データを前記端末装置へ送信するとともに、前記住宅仕様情報選択入力画面で選択入力されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記顧客の前記住宅仕様情報を受信する処理を実行する住宅仕様情報選択入力受付処理手段と、前記打合せにおいて前記住宅仕様情報選択入力受付処理手段により受け付けた前記顧客の前記住宅仕様情報を、少なくとも前記顧客の前記識別情報と関連付けて前記住宅仕様情報記憶手段に記憶する処理を実行する住宅仕様情報登録処理手段と、前記住宅仕様情報選択入力受付処理手段により受け付けた前記顧客の前記住宅仕様情報を、前記住宅仕様履歴情報として少なくとも前記顧客の前記識別情報及び前記情報保存日時と関連付けて前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶する処理を実行する住宅仕様履歴情報登録処理手段と、を備えていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明では、サーバには、顧客(施主)の住宅仕様情報を少なくとも顧客の識別情報と関連付けて記憶する住宅仕様情報記憶手段が備えられており、さらに、住宅販売店(住宅販売会社)の担当者と顧客との打合せ毎の住宅仕様情報である住宅仕様履歴情報を、少なくとも顧客の識別情報及び情報保存日時と関連付けて記憶する住宅仕様履歴情報記憶手段が備えられている。ここで、住宅仕様履歴情報記憶手段は、顧客と住宅販売店(販売会社)の担当者との間で行われた各打合せの時点で確定した(保留としたものを含んでもよく、含まなくてもよい)住宅仕様情報を記憶するものである。
【0010】
また、本発明では、住宅販売店の担当者と顧客との打合せにおいて、サーバに備えられている住宅仕様情報選択入力受付処理手段によって、顧客の住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面の表示用データが端末装置へ送信されるとともに、前記住宅仕様情報選択入力画面で選択入力されて前記端末装置からネットワークを介して送信されてくる前記顧客の前記住宅仕様情報を受信する処理が実行される。すなわち、本発明では、住宅販売店の担当者と顧客との打合せにおいて、顧客の住宅仕様情報は、端末措置に表示された住宅仕様情報選択入力画面で選択入力された後、前記端末装置からネットワークを介してサーバに送信され、このサーバでは前記端末装置から送信されてくる前記顧客の前記住宅仕様情報を受信する処理が実行される。
【0011】
この後、サーバでは、住宅仕様情報登録処理手段によって、前記住宅仕様情報選択入力受付処理手段により受け付けた前記顧客の前記住宅仕様情報を、少なくとも前記顧客の前記識別情報と関連付けて前記住宅仕様情報記憶手段に記憶する処理が実行される。すなわち、サーバでは、このサーバで受信された前記顧客の前記住宅仕様情報が、少なくとも前記顧客の前記識別情報と関連付けて前記住宅仕様情報記憶手段に記憶される処理が実行される。本発明では、この住宅仕様情報記憶手段に記憶されている住宅仕様情報が、最新の顧客の住宅仕様情報となる。
【0012】
さらに、サーバでは、住宅仕様履歴情報登録処理手段によって、前記住宅仕様情報選択入力受付処理手段により受け付けた前記顧客の前記住宅仕様情報を、前記住宅仕様履歴情報として少なくとも前記顧客の前記識別情報及び前記情報保存日時と関連付けて前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶する処理が実行される。すなわち、サーバでは、このサーバで受信された前記顧客の前記住宅仕様情報が、前記住宅仕様履歴情報として少なくとも前記顧客の前記識別情報及び前記情報保存日時と関連付けて前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶される処理が実行される。
【0013】
前述したように、住宅の構成部材によっては、1回の打合せでは仕様が確定せず、複数回の打合せで仕様が確定する場合がある。このような場合、2回目以降の打合せにおいて、今回の打合せで住宅販売店の担当者が提案する或いは顧客が希望する仕様と、過去の打合せで前記担当者が提案した或いは前記顧客が希望した仕様との比較ができれば、顧客の意思決定も速いものとなり、それだけ、仕様の確定もより速いものとなる。すなわち、今回の打合せにおける仕様と過去の打合せにおける仕様との比較ができるようになれば、顧客の意思決定も速いものとなり、それだけ、仕様の確定もより速いものとなる。
【0014】
上述したように、本発明では、サーバには、住宅販売店の担当者と顧客との打合せにより確定した顧客の住宅仕様情報に加えて、過去の打合せ時点の顧客の住宅仕様情報である住宅仕様履歴情報が記憶されるようになっている。
【0015】
これにより、今回の打合せで住宅販売店の担当者が提案する或いは顧客が希望する住宅仕様情報と、過去の打合せで前記担当者が提案した或いは前記顧客が希望した住宅仕様情報とを比較することが可能となる。
【0016】
このため、本発明によると、住宅仕様情報を確定するための打合せの時間の短縮を図ることできる。すなわち、住宅仕様情報を確定するための打合せを迅速に行うことができるようになる。
【0017】
なお、住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶される情報保存日時(言い換えると、情報登録日時)とは、サーバで受信された前記顧客の前記住宅仕様情報が、前記住宅仕様履歴情報として前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶(保存)される日時をいい、この日時は、一般的にはサーバのシステム日時(システム日付及びシステム時刻)となる。このため、本発明では、1日当たり複数の履歴情報を持つことができる。例えば、打合せが午前と午後の2回にわたって行われる場合には、午前の打合せ時点での住宅仕様情報と午後の打合せ時点での住宅仕様情報の両方を、住宅仕様履歴情報として住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶させることができる。また、本発明では、1回の打合せにおいても複数の履歴情報を持つことができる。なお、1日当たり複数の履歴情報を持たせる必要がないのであれば、上述した保存日時は保存日(サーバのシステム日付)としてもよい。
【0018】
また、住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶される住宅仕様履歴情報のデータ項目やレイアウトは、住宅仕様情報記憶手段に記憶される住宅仕様情報のデータ項目やレイアウトと同じであってもよく、異なるものであってもよい。前者の場合には、住宅仕様情報記憶手段は住宅仕様履歴情報記憶手段を兼ねたものとしてもよい。すなわち、住宅仕様情報記憶手段は、顧客の住宅仕様情報を少なくとも顧客の識別情報と情報保存日時と関連付けて記憶するものとしてもよい。これにより住宅仕様履歴情報記憶手段は不要となる。なお、住宅仕様情報記憶手段に記憶される住宅仕様情報のデータ項目の一部を履歴として残す場合には、後者の場合(住宅仕様履歴情報記憶手段を住宅仕様情報記憶手段とは別の記憶手段とする、言い換えると、住宅仕様履歴情報記憶手段は住宅仕様情報記憶手段から独立した記憶手段とする)とすることが好ましい。これによると、前者の場合と比較して、記憶手段のサイズ(容量)を全体として小さいものとすることができる。
【0019】
なお、本発明では、顧客の住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面の表示用データが、サーバから、このサーバとネットワークを介して接続された端末装置に送信され、この端末装置では、受信した前記住宅仕様情報選択入力画面の表示用データに基づいて住宅仕様情報の選択入力が行われる。そして、前記端末装置に表示された前記住宅仕様情報選択入力画面で選択入力された前記顧客の住宅仕様情報がサーバに送信され、このサーバで受信された前記顧客の前記住宅仕様情報は、前記住宅仕様情報登録処理手段により前記住宅仕様情報記憶手段に記憶される。
【0020】
なお、住宅仕様情報選択入力画面のレイアウトは、住宅仕様情報を選択入力するための画面であれば任意であり、また、この住宅仕様情報選択入力画面は、1画面で構成されるものでもよく、複数の画面から構成されるものでもよい。
【0021】
本発明において、住宅仕様情報記憶手段に記憶される顧客の住宅仕様情報のデータ項目は任意なものでよく、例えば、住宅の構成部材の部品の識別情報と、前記部品の属性情報と、前記部品の金額(言い換えると、価格)と、を含んで構成されるものを挙げることができ、これらの情報が、少なくとも顧客の識別情報と関連付けられて住宅仕様情報記憶手段に記憶される。ここで、部品の属性情報とは、例えば、部品の寸法(幅、高さ、奥行)、材質、色等の情報をいう。
【0022】
上記の例では、顧客との打合せにおいて前記住宅仕様情報選択入力受付処理手段により受け付けられた顧客の住宅仕様情報は、上述した部品の識別情報、部品の属性情報、部品の金額を含む情報となり、住宅仕様履歴情報記憶手段には、これらの住宅仕様情報をそのまま(移送して)記憶するようにしてもよく、これらの住宅仕様情報を加工処理(集約処理や集計処理等)したものを記憶するようにしてもよく、これら両方の情報(住宅仕様情報を加工処理しない情報及び加工処理した情報)を記憶するようにしてもよい。
【0023】
住宅仕様情報を加工処理した情報を住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶する場合の一例として、前記構成部材の前記部品の前記金額を、前記構成部材のカテゴリの識別情報毎に合計した金額であるカテゴリ別部品合計金額を、住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶するものを挙げることができる。
【0024】
この例では、サーバには、前記構成部材の前記部品の前記金額を、前記構成部材のカテゴリの識別情報毎に合計した金額であるカテゴリ別部品合計金額を算出する処理を実行するカテゴリ別部品合計金額算出処理手段を備え、住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶される住宅仕様履歴情報には、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出された前記カテゴリ別部品合計金額が含まれるようにし、前記住宅仕様履歴情報登録処理手段は、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出された前記カテゴリ別部品合計金額を含む情報を、少なくとも前記顧客の前記識別情報と前記カテゴリの前記識別情報と前記情報保存日時と関連付けて前記住宅履歴情報記憶手段に記憶する処理を実行する構成とすればよい。
【0025】
したがって、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出されたカテゴリ別部品合計金額は、今回の打合せ時点で仕様が確定している(保留となっているものも含む)構成部材の部品の金額を、構成部材のカテゴリの識別情報毎に合計した金額となり、このカテゴリ別部品合計金額が、今回の打合せ時点でのカテゴリ別部品合計金額として住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されることになる。
【0026】
本発明において、上述したように、住宅仕様履歴情報記憶手段には、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出された前記カテゴリ別部品合計金額を含む情報を記憶するようにした場合におけるより具体的なシステム構成例として、サーバは、前記住宅の前記構成部材情報を、前記構成部材の前記識別情報及び前記構成部材が属する前記カテゴリの前記識別情報と関連付けて記憶する構成部材情報記憶手段と、前記構成部材に対して選択可能な前記部品の前記金額を含む情報を、前記構成部材の前記識別情報及び前記部品の識別情報と関連付けて記憶する部品情報記憶手段と、前記部品の前記属性情報を、前記部品の識別情報及び前記属性の識別情報と関連付けて記憶する部品属性情報記憶手段と、を備え、前記住宅仕様情報選択入力画面は、前記住宅の前記構成部材の一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する前記構成部材を選択させるための構成部材表示・選択画面と、この構成部材表示・選択画面で選択された前記構成部材に対して選択可能な前記部品の一覧を表示するとともにこの一覧から前記部品を選択させるための部品表示・選択画面と、この部品表示・選択画面で選択された前記部品の前記属性情報を選択入力させるための部品属性情報選択入力画面と、含んで構成されるようにし、前記住宅仕様情報選択入力受付処理手段は、前記構成部材表示・選択画面の表示用データを前記端末装置へ送信するとともに、前記構成部材表示・選択画面で選択されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記構成部材の前記識別情報を受信する処理を実行する構成部材選択受付処理手段と、この構成部材選択受付処理手段により受け付けた前記構成部材に対して選択可能な前記部品を、受信された前記構成部材の前記識別情報をキーとして、前記部品情報記憶手段から抽出する処理を実行する部品抽出処理手段と、この部品抽出処理手段により抽出された前記部品を表示・選択させるための前記部品表示・選択画面の表示用データを前記端末装置に送信するとともに、前記部品表示・選択画面で選択されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記部品の識別情報を受信する処理を実行する部品選択受付処理手段と、この部品選択受付処理手段により受け付けた前記部品に対して選択入力可能な属性情報を、受信された前記部品の前記識別情報をキーとして、前記部品属性情報記憶手段から抽出する処理を実行する部品属性情報抽出処理手段と、この部品属性情報抽出処理手段により抽出された前記部品の属性情報を選択入力させるための前記部品属性情報選択入力画面の表示用データを前記端末装置に送信するとともに、前記部品属性情報選択入力画面で選択入力されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記部品の属性情報を受信する処理を実行する部品属性情報選択入力受付処理手段と、を備えたものを挙げることができる。
【0027】
この構成例では、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段によりされるカテゴリ別部品合計金額は、前記部品属性情報選択入力画面において前記属性情報が選択入力された前記構成部材の部品の前記金額を、前記構成部材の前記カテゴリの前記識別情報毎に合計した金額となる。すなわち、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出されるカテゴリ別部品合計金額は、今回の打合せ時点で前記部品属性情報選択入力画面において前記属性情報が選択入力されて仕様が確定している(保留となっているものも含む)構成部材の部品の金額を、構成部材のカテゴリの識別情報毎に合計した金額となり、このカテゴリ別部品合計金額が、今回の打合せ時点でのカテゴリ別部品合計金額として住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されることになる。
【0028】
なお、このカテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出されたカテゴリ別部品合計金額が表示される画面は任意であり、例えば、住宅仕様情報選択入力画面を構成する上述した各画面でもよく、住宅仕様情報選択入力画面を構成する上述した各画面とは別の画面(カテゴリ別部品合計金額のみを表示する専用画面を含む)でもよい。
【0029】
後者の場合の例として、サーバに、前記部品属性情報選択入力画面において前記属性情報が選択入力された前記部品の前記属性情報及び前記金額を含む情報の一覧を、前記構成部材の前記カテゴリの前記識別情報単位に表示するとともに、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出された前記カテゴリ別部品合計金額を表示する選択部品一覧表示画面の表示用データを作成し、この作成された前記選択部品一覧表示画面の前記表示用データを前記端末装置に送信する処理を実行する選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段を備えるようにしたものを挙げることができる。これにより、端末装置に表示される選択部品一覧表示画面には、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出されたカテゴリ別部品合計金額が表示される。
【0030】
なお、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出されたカテゴリ別部品合計金額を住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶する処理が実行される必要があるが、この処理は、例えば、住宅仕様情報選択入力画面を構成する上述した各画面で行われるようにしてもよく、住宅仕様情報選択入力画面を構成する上述した各画面とは別の画面(カテゴリ別部品合計金額のみを表示する専用画面を含む)で行われるようにしてもよい。
【0031】
後者の場合の例として、上述した前記選択部品一覧表示画面に、この選択部品一覧表示画面に表示されている前記カテゴリ別部品合計金額を含む情報を前記住宅仕様履歴情報登録処理手段により前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶させるための保存ボタンを設けるようにしたものを挙げることができる。
【0032】
これによると、選択部品一覧表示画面に設けられた保存ボタンを操作することにより、この選択部品一覧表示画面に表示されているカテゴリ別部品合計金額を含む情報を前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶する処理が、前記住宅仕様履歴情報登録処理手段により実行される。したがって、本システムの操作者となる住宅販売店の担当者は、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出されたカテゴリ別部品合計金額を、選択部品一覧表示画面で確認した上で住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶させることができる。
【0033】
なお、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出されたカテゴリ別部品合計金額を住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶する処理は、上述したように、端末装置に表示される画面に設けられたボタンを操作することにより実行されるものではなく、住宅販売店の担当者と顧客との打合せが終了し、この顧客についてのシステムの利用が終了したとき(言い換えると、前記顧客についてのサーバのシステムとの接続(ログイン)状態を解除(ログアウト)したとき)に無条件に実行されるようにしてもよい
本発明において、前記選択部品一覧表示画面に表示されている前記カテゴリ別部品合計金額と、前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている前記顧客の前記住宅仕様履歴情報の前記カテゴリ別部品合計金額との比較を行うための方法は、任意であるが、その一例として、前記サーバは、前記選択部品一覧表示画面に表示されている前記カテゴリ別部品合計金額と、前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている前記顧客の前記住宅仕様履歴情報の前記カテゴリ別部品合計金額との比較を行うために、前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている前記顧客の前記住宅仕様履歴情報の前記情報保存日時の一覧を表示するとともにこの情報保存日時の一覧から前記比較の対象とする前記住宅仕様履歴情報の前記情報保存日時を選択させるための住宅仕様履歴情報保存日時表示・選択画面の表示用データを前記端末装置へ送信するとともに、前記住宅仕様履歴情報保存日時表示・選択画面で選択されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記情報保存日時を受信する処理を実行する住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段と、前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている前記顧客の前記住宅仕様履歴情報のうち、前記住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段により受け付けた前記情報保存日時及び前記顧客の識別情報を有する前記住宅仕様履歴情報を抽出する処理を実行する住宅仕様履報情報抽出処理手段と、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出された前記カテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品現在合計金額と、前記住宅仕様履歴情報抽出処理手段により抽出された前記住宅仕様履歴情報の前記カテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品過去合計金額との差額を算出する処理を実行するカテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段と、を備え、前記選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段は、前記カテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段により算出された前記差額の表示用データを前記端末装置へ送信する処理を実行する構成となっているものを挙げることができる、
前述したように、住宅仕様履歴情報記憶手段は、顧客の住宅仕様情報を打合せ毎に記憶したものであり、住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている住宅仕様履歴情報には、同一の顧客の識別情報及びカテゴリの識別情報を有するレコードが、記憶された回数分(言い換えると、情報保存日時の種類分)存在し得る。
【0034】
このため、上記の例では、サーバは、前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている前記顧客の前記住宅仕様履歴情報の前記情報保存日時の一覧を表示するとともにこの情報保存日時の一覧から前記比較の対象とする前記住宅仕様履歴情報の前記情報保存日時を選択させるための住宅仕様履歴情報保存日時表示・選択画面の表示用データを前記端末装置へ送信するとともに、前記住宅仕様履歴情報保存日時表示・選択画面で選択されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記情報保存日時を受信する処理を実行する前記住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段を備えている。
【0035】
この住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段により、前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている前記顧客の前記住宅仕様履歴情報のうち、前記選択部品一覧表示画面に表示されている前記カテゴリ別部品合計金額と比較する前記顧客の前記住宅仕様履歴情報の情報保存日時を選択することができる。すなわち、住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段は、前記選択部品一覧表示画面に表示されている前記カテゴリ別部品合計金額と比較したい前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている前記顧客の前記住宅仕様履歴情報の情報保存日時を選択するものである。
【0036】
この後、前記住宅仕様履報情報抽出処理手段により、前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている前記顧客の前記住宅仕様履歴情報のうち、前記住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段により受け付けた前記情報保存日時及び前記顧客の識別情報を有する前記住宅仕様履歴情報を抽出する処理が実行される。
【0037】
ここで、上記の例では、前記選択部品一覧表示画面に表示されている前記カテゴリ別部品合計金額、すなわち、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出された前記カテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品現在合計金額と、前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている前記顧客の前記住宅仕様履歴情報の前記カテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品過去合計金額と、を比較できるようにしてもよく、前記カテゴリ別部品現在合計金額と、このカテゴリ別部品現在合計金額と前記カテゴリ別部品過去合計金額との差額、すなわち、今回の打合せにおけるカテゴリ別部品合計金額と過去の打合せにおけるカテゴリ別部品合計金額との差額と、を比較できるようにしてもよい。
【0038】
後者の場合は、サーバには、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出された前記カテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品現在合計金額と、前記住宅仕様履歴情報抽出処理手段により抽出された前記住宅仕様履歴情報の前記カテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品過去合計金額との差額を算出する処理を実行するカテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段と、を備えるようにし、前記選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段は、前記カテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段により算出された前記差額の表示用データを前記端末装置へ送信する処理を実行する構成とすることが好ましい。
【0039】
これにより、前記選択部品一覧表示画面には、前記選択部品一覧表示画面に表示されている前記カテゴリ別部品合計金額(上述したように、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出された前記カテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品現在合計金額)と、前記カテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段により算出された前記差額が表示される。
【0040】
このため、2回目以降の打合せにおいて、今回の打合せで住宅販売店の担当者が提案する或いは顧客が希望する仕様の部品のカテゴリ別合計金額が、過去の打合せで前記担当者が提案した或いは前記顧客が希望した仕様の部品のカテゴリ別合計金額よりも高いか、安いかが一目で分かるようになる。この結果、顧客の意思決定も速いものとなり、それだけ、部品の仕様の確定もより速いものとなる。
【0041】
なお、上述した例において、前記選択部品一覧表示画面には、前記カテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段により算出された前記差額、又は前記カテゴリ別部品過去合計金額(前記住宅仕様履歴情報抽出処理手段により抽出された前記住宅仕様履歴情報の前記カテゴリ別部品合計金額)が表示されるようにしてもよい。
【0042】
この場合、前記選択部品一覧表示画面には、前記差額又は前記カテゴリ別部品過去合計金額が表示され、前記差額の表示と前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示を切り替えるための金額表示切替ボタンを設け、前記選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段は、前記金額表示切替ボタンの操作による前記端末装置からの要求信号に応じて、前記端末装置へ送信する前記差額の表示用データと前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示用データとを切り替える処理を実行する構成とすることが好ましい。
【0043】
これによると、打合せ中に、選択部品一覧表示画面に設けられている金額表示切替ボタンの操作することで、この選択部品一覧表示画面に表示されている前記差額の表示と、前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示とを、容易に切り替えることができる。
【0044】
また、前述したように、前記選択部品一覧表示画面には、前記カテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段により算出された前記差額を表示する構成とした場合において、前記住宅仕様情報選択入力画面は、前記構成部材の前記カテゴリの一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する前記構成部材が属する前記カテゴリを選択させるためのカテゴリ表示・選択画面を備えるようにし、前記サーバは、前記カテゴリ表示・選択画面に表示する前記カテゴリ情報を、前記カテゴリの前記識別情報と関連付けて記憶するカテゴリ情報記憶手段と、前記カテゴリ表示・選択画面の表示用データを前記端末装置へ送信するとともに、前記カテゴリ表示・選択画面で選択されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記カテゴリの前記識別情報を受信する処理を実行するカテゴリ選択受付処理手段と、このカテゴリ選択受付処理手段により受け付けた前記カテゴリに属する前記構成部材を、前記カテゴリの前記識別情報をキーとして、前記構成部材情報記憶手段から抽出する処理を実行する構成部材抽出処理手段と、を備えるようにしてもよい。
【0045】
これによると、前記カテゴリ選択受付処理手段により、前記端末装置の操作者(住宅販売店の担当者或いは顧客等)は、今回の打合せで部品の仕様を確定する構成部材が属するカテゴリを、前記カテゴリ表示・選択画面に表示される構成部材のカテゴリの一覧から容易に選択することができる。
【0046】
この後、前記構成部材抽出処理手段により、前記カテゴリ選択受付処理手段により受け付けた前記カテゴリに属する前記構成部材を、前記カテゴリの前記識別情報をキーとして、前記構成部材情報記憶手段から抽出する処理が実行され、前記構成部材表示・選択画面には、前記構成部材抽出処理手段により抽出された前記構成部材の一覧が表示される。したがって、前記構成部材表示・選択画面には、前記カテゴリ表示・選択画面に表示された前記カテゴリの一覧から選択された前記カテゴリに属する前記構成部材の一覧が表示される。言い換えると、前記構成部材表示・選択画面には、構成部材の一覧が、この構成部材が属するカテゴリ単位で表示される。
【0047】
このため、前記構成部材表示・選択画面には、前記選択部品一覧表示画面と同様に、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により、前記部品属性情報選択入力画面において前記属性情報が選択入力された前記構成部材の前記部品の前記金額を、前記構成部材の前記カテゴリの前記識別情報毎に合計された金額である前記カテゴリ別部品現在合計金額と、前記差額又は前記カテゴリ別部品過去合計金額を表示するようにしてもよい。また、前記構成部材表示・選択画面には、前記選択部品一覧表示画面と同様に、前記差額の表示と前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示を切り替えるための金額表示切替ボタンを設けるようにしてもよい。
【0048】
本発明において、前記選択部品一覧表示画面及び/又は前記構成部材表示・選択画面における前記カテゴリ別部品現在合計金額と、前記差額又は前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示/非表示設定情報を、前記顧客の前記識別情報と関連付けて記憶するための金額表示設定情報記憶手段を備えるようにしてもよい。
【0049】
これによると、前記選択部品一覧表示画面及び/又は前記構成部材表示・選択画面において、前記カテゴリ別部品現在合計金額と、前記差額又は前記カテゴリ別部品過去合計金額を表示する、表示しないの設定を顧客毎に行うことができる。これにより、前記選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段と前記構成部材選択受付処理手段は、前記選択部品一覧表示画面及と前記構成部材表示・選択画面の前記表示用データをそれぞれ作成するとき、前記金額表示設定情報記憶手段に予め記憶された前記表示/非表示設定情報に従い、作成する前記表示用データに前記カテゴリ別部品現在合計金額と、前記差額又は前記カテゴリ別部品過去合計金額を含む、含まないの処理を実行する。
【0050】
以上の本発明において、前記部品情報記憶手段に記憶されている前記部品情報には、商品である前記住宅を識別するための商品区分が含まれるものとし、前記サーバは、前記顧客の前記住宅の前記商品区分を含む前記顧客の基本情報を、少なくとも前記顧客の前記識別情報と関連付けて記憶する顧客情報記憶手段を備えるようにし、前記部品抽出処理手段は、前記構成部材選択受付処理手段により受け付けた前記構成部材に対して選択可能な前記部品を、少なくとも受信された前記構成部材の前記識別情報と前記顧客の前記住宅の前記商品区分をキーとして、前記部品情報記憶手段から抽出する処理を実行する構成とし、前記部品表示・選択画面には、前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品の一覧、又は前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品及び前記顧客の前記住宅の前記商品区分以外の他の前記商品区分用の前記部品の一覧が表示されるようにしてもよい。
【0051】
これによると、前記部品表示・選択画面には、前記顧客の前記住宅の前記商品専用の前記部品の一覧のみを表示させることが可能となり、顧客は、前記構成部材選択受付処理手段により受け付けた前記構成部材に対して選択可能な前記部品が絞り込まれた状態で、構成部材の部品を選択することになる。このため、顧客は、部品の選択をあまり迷うことなく、より迅速に行うことができるようになる。
【0052】
なお、この場合において、前記部品表示・選択画面には、この部品表示・選択画面に一覧表示する前記部品を、前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品、又は前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品及び前記顧客の前記住宅の前記商品区分以外の他の前記商品区分用の前記部品に切り替えるための部品表示切替ボタンを設け、前記部品選択受付処理手段は、前記部品表示切替ボタンの操作による前記端末装置からの要求信号に応じて、前記端末装置へ送信する前記部品表示・選択画面の表示用データのうちの前記部品の一覧の前記表示用データを、前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品の前記表示用データ、又は前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品及び前記顧客の前記住宅の前記商品区分以外の他の前記商品区分用の前記部品の前記表示用データに切り替える処理を実行する構成とすることが好ましい。
【0053】
これによると、顧客の要望や住宅販売店の担当者の判断で、前記部品表示切替ボタンを操作することにより、前記部品表示・選択画面に一覧表示する前記部品を、前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品、又は前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品及び前記顧客の前記住宅の前記商品区分以外の他の前記商品区分用の前記部品に容易に切り替えることができるようになる。
【0054】
なお、前記部品表示・選択画面にデフォルト(既定)で一覧表示する前記部品は、上述したように、前記顧客が前記部品の選択をあまり迷うことなく、より迅速に行うことができるようにするために、前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品とすることが好ましい。
【0055】
なお、本発明において、前記住宅仕様情報選択入力画面には、前記住宅仕様の打合せを行う担当者側で確定すべき仕様情報を含む住宅仕様情報の選択入力が可能な担当者モード画面と、前記担当者側で確定すべき前記仕様情報を含まない住宅仕様情報の選択入力が可能な顧客モード画面と、があるようにし、前記サーバは、前記端末装置へ送信する前記担当者モード画面の表示用データと前記顧客モード画面の表示用データとを、前記端末装置からの要求信号に応じて切り替える処理を実行するモード画面切替処理手段を備えるようにしてもよい。
【0056】
これによると、担当者が顧客と打合せをしながら住宅仕様情報を確定していく場合には、端末装置の操作で住宅仕様情報選択入力画面を顧客モード画面に切り替えて住宅仕様情報の選択入力を行っていけばよい。これにより、顧客は、担当者側で確定すべき仕様情報については確定作業を行う不要がなくなる。すなわち、顧客は、この顧客側で確定すべき仕様情報の確定作業についてのみ行えばよく、担当者側で確定すべき仕様情報の確定作業については担当者に任せることができる。なお、顧客との打合せが終了した後(打合せが始まる前でもよい)、担当者は、端末装置の操作で住宅仕様情報選択入力画面を担当者モード画面に切り替えて、担当者側で確定すべき住宅仕様情報の選択入力を行っていけばよい。
【0057】
これにより、住宅仕様情報を確定するための打合せの時間をより短縮することができる。すなわち、住宅仕様情報を確定するための打合せをより迅速に行うことができるようになる。
【0058】
なお、前述した前記選択部品一覧表示画面及び/又は前記構成部材表示・選択画面における前記カテゴリ別部品現在合計金額と、前記差額又は前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示/非表示設定情報は、前記顧客情報記憶手段に記憶するようにしてもよい。これにより、前記設定情報を前記顧客の前記識別情報と関連付けて記憶するための前記金額表示設定情報記憶手段を備える必要がなくなる。
【0059】
以上の本発明において、ネットワークとは、有線ネットワークでもよく、無線ネットワークでもよく、また、これらを併用したものでもよい。
【0060】
また、以上の本発明において、端末装置は任意なものでよく、この端末装置は、例えば、市販されているデスクトップ型パソコンでもよく、ノート型パソコンでもよく、高解像度の液晶画面を有するPDAでもよく、端末機能しか有さない端末専用装置(移動可能のものでもよく、移動不可能のものでもよい)でもよく、あるいは、これらを併用するものでもよい。端末装置が携帯可能なノートパソコンやPDA等となっている場合には、本発明に係る住宅仕様確定支援システムの主たる利用者(操作者)である住宅販売店の担当者は、端末装置を持って顧客の居る場所へ訪問し、その場で顧客と端末装置を使用しながら住宅仕様の打合せを行うことができるようになる。
【発明の効果】
【0061】
本発明によると、住宅仕様の確定をより迅速に行えるようになるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る住宅仕様確定支援システムのシステム構成図である。
【図2】図2は、顧客の基本情報を顧客情報記憶手段である顧客情報テーブルに登録するための顧客情報登録画面を示す図である。
【図3】図3は、図2の顧客情報登録画面に設けられている(配置されている)販売区分選択処理手段である販売区分選択リストボックス(プルダウンメニュー)の拡大図である。
【図4】図4は、図2の顧客情報登録画面に設けられている商品区分選択処理手段である商品区分選択リストボックスの拡大図である。
【図5】図5は、図2の顧客情報登録画面に設けられている商品区分の版数選択処理手段である版数選択リストボックスの拡大図である。
【図6】図6は、仕様を確定しようとする構成部材が属するカテゴリを選択するためのカテゴリ表示・選択画面を示す図である。
【図7】図7は、図6のカテゴリ表示・選択画面の部分拡大図である。
【図8】図8は、図6のカテゴリ表示・選択画面に設けられている住宅仕様履歴情報の情報保存日時選択処理手段である情報保存日時選択リストボックスと、住宅仕様履歴情報を削除するための削除ボタンの拡大図である。
【図9】図9は、構成部材表示・選択画面及び部品表示・選択画面の全体図である。
【図10】図10は、図9の構成部材表示・選択画面の拡大図である。
【図11】図11は、図9の部品表示・選択画面の拡大図であって、図2の顧客情報登録画面で登録された商品区分専用の部品及びこの商品区分以外の他の商品区分用の部品の一覧が表示されたときを示す図である。
【図12】図12は、図9の部品表示・選択画面の拡大図であって、図2の顧客情報登録画面で登録された商品区分専用の部品の一覧が表示されたときを示す図である。
【図13】図13は、部品属性情報選択入力画面を示す図である。
【図14】図14は、図10に示す構成部材表示・選択画面であって、部品の属性情報の選択入力が確定した状態の構成部材が示されている図である。
【図15】図15は、部品の属性情報の選択入力が確定した状態の構成部材の一覧を、この構成部材が属するカテゴリ単位で表示する選択部品一覧表示画面を示す図である。
【図16】図16は、図15の選択部品一覧表示画面の部分拡大図であって、今回の打合せ時点でのカテゴリ別部品合計金額と、このカテゴリ別部品合計金額と過去の打合せ時点でのカテゴリ別部品合計金額との差額と、が示されている状態を示す図である。
【図17】図17は、図15の選択部品一覧表示画面の部分拡大図であって、今回の打合せ時点でのカテゴリ別部品合計金額と、過去の打合せ時点でのカテゴリ別部品合計金額と、が示されている状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0063】
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る住宅仕様確定支援システムのシステム構成図である。この図1に示すように、本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムは、住宅販売店の担当者と顧客との打合せによる住宅仕様の確定に必要なデータを管理するサーバ1と、このサーバ1にネットワーク2を介して接続された端末装置3と、を含んで構成されている。
【0064】
サーバ1には、住宅仕様の確定に必要なデータベースを構成するトランザクションデータやマスタデータが備えられている。トランザクションデータは、顧客情報テーブル10と、住宅仕様情報テーブル11と、進捗状況情報テーブル12と、住宅仕様履歴情報テーブル17と、を含んで構成され、マスタデータは、カテゴリ情報マスタ13と、部材情報マスタ14と、部品情報マスタ15と、部品属性情報マスタ16と、を含んで構成されている。
【0065】
顧客情報テーブル10は、顧客(施主)の基本情報を記憶するためのテーブルであり、この顧客情報テーブルのデータ項目(フィールド項目)には、顧客ID、契約日(西暦年月日)、契約No、顧客の漢字氏名、顧客のカナ氏名、営業担当者情報(担当者コード、担当者氏名)、建設地(住所)、金額非表示区分、顧客の住宅の商品記号、販売区分、商品区分、商品区分の版数、商品区分の商品、商品区分のタイプ、商品区分のプラン、着工予定日(西暦年月日)、引渡し予定日(西暦年月日)、部材発注予定日(西暦年月日)、部材入荷予定日(西暦年月日)、担当者情報(ディーラコード、メイン担当者氏名、サブ担当者1氏名、サブ担当者2氏名)等がある。なお、本実施形態では、顧客IDは顧客の識別情報となっており、契約Noは、顧客の住宅の各種工事(新築工事、追加工事、リフォーム工事等)の識別情報となっている。
【0066】
なお、「金額非表示区分」とは、後述するように、今回の打合せ時点で仕様が確定している部品(保留とした部品を含む)の金額(価格)をカテゴリ毎に集計したカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品現在合計金額と、過去の打合せ時点で仕様が確定していた部品(保留とした部品を含む)の金額(価格)をカテゴリ毎に集計したカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品過去合計金額、又は前記カテゴリ別部品現在合計金額と前記カテゴリ別部品過去合計金額との差額を、端末装置3に表示する、表示しないの設定を行うための区分であり、この「金額非表示区分」には、0(表示する)、1(表示しない(非表示))等がある。
【0067】
住宅仕様情報テーブル11は、顧客の住宅の仕様情報を記憶するためのテーブルであり、この住宅仕様情報テーブル11のデータ項目には、顧客ID、契約No、カテゴリID、部材ID、部品ID、確定品番(仕様が確定した部品(保留とした部品を含む)の品番)、確定品名(仕様が確定した部品の部品名称)、確定単価(仕様が確定した部品の単価)、確定数量(仕様が確定した部品の発注数量)、属性種別(例えば、部品の幅、高さ、奥行き、材質等)、属性値(仕様が確定した部品の属性種別に対する値)、属性画像(仕様が確定した部品の属性種別に対する画像)、メーカーID、メーカー名称、メーカー区分、仕上区分、仕上場所区分、確定保留区分等がある。なお、本実施形態では、カテゴリIDは住宅の構成部材のカテゴリの識別情報であり、部材IDは構成部材の識別情報であり、部品IDは構成部材の部品の識別情報である。このため、住宅仕様情報テーブル11は、顧客の住宅を構成する構成部材の部品の仕様情報(属性情報)を記憶するためのテーブルとなっている。
【0068】
なお、「メーカー区分」とは、住宅仕様情報テーブル11に登録されている確定部品が自社製であるか或いは他社製であるかを判定するための区分であり、本実施形態では、「メーカー区分」には、1(本社メーカー(自社製))、2(資材メーカー(他社製))等がある。また、「仕上区分」とは、住宅仕様情報テーブル11に登録されている確定部品が、内装仕上のカテゴリに属するものであるか否かを判定するための区分であり、本実施形態では、「仕上区分」には、0(仕上カテゴリ以外)、1(床仕上)、2(壁・天井仕上)等がある。さらに、「仕上場所区分」とは、住宅仕様情報テーブル11に登録されている確定部品の仕上区分=2(壁・天井仕上)である場合に、仕上場所が壁であるか或いは天井であるかを判定するための区分であり、本実施形態では、「仕上場所区分」には、0(仕上カテゴリ以外)、1(壁)、2(天井)等がある。また、「確定保留区分」とは、住宅仕様情報テーブル11に登録されている仕様情報が、確定されたものであるか或いは確定が保留されているものであるかどうかを判定するための区分であり、本実施形態では、「確定保留区分」には、1(確定)、2(保留)等がある。
【0069】
住宅仕様履歴情報テーブル17は、住宅販売店の担当者と顧客との打合せ毎の住宅仕様情報である住宅仕様履歴情報を記憶するためのテーブルとなっており、本実施形態では、住宅仕様履歴情報テーブル17のデータ項目には、顧客ID、契約No、カテゴリID、前記カテゴリ別部品合計金額、情報保存日時等がある。ここで、「情報保存日時」とは、住宅販売店と顧客との打合せ毎に算出された前記カテゴリ別部品合計金額を含む情報が、住宅仕様履歴情報テーブル17に記憶(保存)される日時をいい、この日時は、一般的にはサーバ1のシステム日時(システム日付(西暦年月日)及びシステム時刻(時分秒))となる。
【0070】
このため、本実施形態では、各打合せ時点での住宅仕様情報の各データ項目が、履歴情報としてそのまま住宅仕様履歴情報テーブル17へ保存されるものではなく、各打合せ時点で仕様が確定している部品の金額を、この部品で構成される構成部材のカテゴリ毎に合計したものが、住宅仕様履歴情報テーブル17へ保存されるものとなっている。
【0071】
進捗状況情報テーブルは、顧客の住宅の仕様情報の確定の進捗状況情報を記憶するためのテーブルであり、この進捗状況情報テーブル12のデータ項目には、顧客ID、契約No、カテゴリID、進捗状況区分、完了日時等がある。すなわち、進捗状況情報テーブル12は、顧客別カテゴリ別の構成部材の部品の仕様情報(属性情報)の確定の進捗状況情報を記憶するためのテーブルとなっている。言い換えると、進捗状況情報テーブル12は、顧客別の住宅の構成部材の部品の仕様情報(属性情報)の打合せの進捗状況情報を、構成部材が属するカテゴリ単位でまとめたものを記憶するためのテーブルとなっている。なお、本実施形態では、「進捗状況区分」には、0(打合せ未着手)、1(打合せ中)、2(打合せ済(顧客側))、3(打合せ済(担当者側))等がある。ここで、「進捗状況区分」の値である3(打合せ済(担当者側))は、カテゴリに属する全部の部材について、顧客側及び担当者側で確定すべき仕様情報が確定している(部品が確定している)ことを意味する。これに対して、2(打合せ済(顧客側))は、カテゴリに属する全部の部材について、顧客側で確定すべき仕様情報(部品の属性情報)は確定しているが、カテゴリに属する部材の中で、担当者側で確定すべき仕様情報がまだ確定していない部材が存在することを意味するものである。
【0072】
本実施形態では、顧客情報テーブル10は、顧客の住宅の商品区分を含む顧客の基本情報を、顧客ID及び契約Noと関連付けて記憶する顧客情報記憶手段となっており、また、この顧客情報テーブル10は、後述する選択部品一覧表示画面130(図15から図17参照)や住宅仕様情報選択入力画面を構成する構成部材表示・選択画面60(図9及び図10参照)における前記カテゴリ別部品現在合計金額と、このカテゴリ別部品現在合計金額と前記カテゴリ別部品過去合計金額との差額又は前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示/非表示設定情報を、顧客ID及び契約Noと関連付けて記憶する金額表示設定情報記憶手段を兼ねたものとなっている。
【0073】
また、本実施形態では、住宅仕様情報テーブル11と、進捗状況情報テーブル12とで、顧客の住宅仕様情報を、顧客ID及び契約Noと関連付けて記憶する住宅仕様情報記憶手段を構成するものとなっている。
【0074】
また、本実施形態では、住宅仕様履歴情報テーブル17は、住宅販売店の担当者と顧客との打合せ毎の住宅仕様情報(確定した部品の金額をカテゴリ毎に合計したカテゴリ別部品合計金額)である住宅仕様履歴情報を、顧客ID、契約No及び情報保存日時と関連付けて記憶する住宅仕様履歴情報記憶手段となっている。
【0075】
カテゴリ情報マスタ13は、住宅の構成部材のカテゴリ情報を記憶するためのマスタであり、このカテゴリ情報マスタ13のデータ項目(フィールド項目)には、上位カテゴリID、カテゴリID、カテゴリ名称、表示設定区分、必須・任意設定区分等があり、カテゴリIDがカテゴリの識別情報となっている。ここで、「上位カテゴリID」とは、「カテゴリID」よりも上位のカテゴリの識別情報となっている。また、「表示設定区分」とは、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、このカテゴリ情報マスタ13のカテゴリ名称等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分であり、本実施形態では、「表示設定区分」には、0(顧客に見せる)、1(担当者にのみ見せる)等がある(以下同じ)。このため、本実施形態では、「表示設定区分」に1が設定されているカテゴリIDに対しては、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する各画面の顧客モード画面において、カテゴリ名称等の情報は非表示となる。
【0076】
部材情報マスタ14は、住宅の構成部材情報を記憶するためのマスタであり、この部材情報マスタ14のデータ項目には、カテゴリID、部材ID、部材名称、表示設定区分、必須・任意設定区分、複数選択区分等があり、部材IDが構成部材の識別情報となっている。なお、「カテゴリID」には、構成部材が属するカテゴリの識別情報が格納される。ここで、「表示設定区分」とは、カテゴリ情報マスタ13の「表示設定区分」と同様に、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、この部材情報マスタ14の部材名称等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分である。また、「必須・任意設定区分」とは、部材に対して部品の選択入力が必須であるかどうかを設定するための区分であり、本実施形態では、「必須・任意設定区分」には、0(任意)、1(必須)がある。また、「複数選択区分」とは、部材に対して複数の部品を選択入力可能かどうか設定するための区分であり、本実施形態では、「複数選択区分」には、0(複数選択不可)、1(複数選択可)がある。
【0077】
部品情報マスタ15は、住宅の構成部材の部品情報を記憶するためのマスタであり、この部品情報マスタ15のデータ項目には、部材ID、部品ID、部品名称、部品画像、部品単価(金額)、表示設定区分、メーカーID、商品区分、商品区分の版数等があり、部品IDが部品の識別情報となっている。なお、「表示設定区分」とは、カテゴリ情報マスタ13の「表示設定区分」と同様に、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、この部品情報マスタ15の部品名称等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分である。また、「商品区分」とは、商品である住宅を識別するための情報であり、この商品区分には、後述するように、例えば、1(フリー)、2(準フリー)、3(アパート)、4(SS)、5(NewSSII)等があり、4(SS)と5(NewSSII)が、企画住宅の区分となっている。
【0078】
部品属性情報マスタ16は、部品に対して選択可能(設定可能)な属性情報(例えば、部品の幅、高さ、奥行き、材質、色等)を記憶するためのマスタであり、この部品属性情報マスタ16のデータ項目には、部品ID、属性の識別情報である属性番号、属性種別名称(例えば、「幅」、「高さ」、「奥行き」、「材質」、「色」等)、属性値(確定した部品の属性番号に対する値)、表示設定区分等がある。なお、「表示設定区分」とは、カテゴリ情報マスタ13の「表示設定区分」と同様に、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、この部品属性情報マスタ16の属性種別名称等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分である。
【0079】
本実施形態では、部材情報マスタ14は、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成するカテゴリ表示・選択画面40(図6参照)に表示するカテゴリ情報を、カテゴリの識別情報(カテゴリID)及びカテゴリに属する構成部材の識別情報(部材ID)と関連付けて記憶する構成部材情報記憶手段となっている。
【0080】
また、本実施形態では、部品情報マスタ15は、構成部材に対して選択可能な部品の金額(単価)、商品区分、商品区分の版数を含む情報を、構成部材の識別情報(部材ID)及び部品の識別情報(部品ID)と関連付けて記憶する部品情報記憶手段となっている。
【0081】
また、本実施形態では、部品属性情報マスタ16は、後述する部品表示・選択画面80(図9、図11及び図12参照)で選択される部品の属性情報を、部品の識別情報(部品ID)及び属性の識別情報(属性番号)と関連付けて記憶する部品属性情報記憶手段となっている。
【0082】
なお、本実施形態では、部品情報マスタ15、部品属性情報マスタ16の各情報は、本システムの担当者により入力されるのではなく、部品メーカー各社が保有するマスタ情報を取り込むことにより得られるものである。すなわち、部品メーカー各社のシステムのマスタ情報をCSV形式のテキストファイルで受け取り、このCSVファイルを本システムで取り込めるようにレイアウト変換を実行した後、このレイアウト変換後のCSVファイルを本システムの部品情報マスタ15、部品属性情報マスタ16に取り込む処理が実行される。
【0083】
端末装置3は、キーボード、マウス等の入力手段と、ディスプレイ、プリンタ等の出力手段を備えており、端末装置3は、サーバ1から送信されてくる顧客の住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面、仕様が確定した部品(保留とした部品を含む)の一覧をカテゴリ単位で表示する選択部品一覧表示画面、その他の画面の表示用データを受信し、これらの画面の表示用データは、端末装置3に備えられているWebブラウザ等のソフトウェアを介してディスプレイに出力されるものとなっている。
【0084】
住宅仕様情報選択入力画面は、住宅の構成部材の一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する構成部材を選択させるための後述する構成部材表示・選択画面60(図9及び図10参照)と、この構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材に対して選択可能な部品の一覧を表示するとともにこの一覧から部品を選択させるための後述する部品表示・選択画面80(図9、図11及び図12参照)と、この部品表示・選択画面80で選択される部品の属性情報を選択入力させるための後述する部品属性情報選択入力画面110(図13参照)と、を含んで構成されており、これらの画面には、住宅仕様の打合せを行う担当者側で確定すべき仕様情報を含む住宅仕様情報の選択入力が可能な担当者モード画面と、担当者側で確定すべき仕様情報を含まない住宅仕様情報の選択入力が可能な顧客モード画面と、がある。
【0085】
また、住宅仕様情報選択入力画面には、構成部材のカテゴリの一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する構成部材が属するカテゴリを選択させるための後述するカテゴリ表示・選択画面40(図6参照)があり、このカテゴリ表示・選択画面40には、住宅仕様の打合せを行う担当者が選択可能なカテゴリを含むカテゴリの選択が可能な担当者モード画面と、担当者が選択可能なカテゴリを含まないカテゴリの選択が可能な顧客モード画面と、がある。
【0086】
上述した住宅仕様情報選択入力画面、選択部品一覧表示画面、その他の画面の表示用データは、サーバ1の処理手段20により生成されるものである。なお、サーバ1の処理手段20は、サーバ1の記憶装置に記憶されたソフトウェアで構成されるものである。
【0087】
なお、住宅仕様情報選択入力画面を構成する上述した各画面、選択部品一覧表示画面の詳細な説明は後述する。
【0088】
図1に示すように、サーバ1は、住宅仕様の確定に必要な処理を実行する処理手段20を備えており、この処理手段20は、住宅仕様情報選択入力受付処理手段21と、住宅仕様情報登録処理手段32と、選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段33と、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段34と、住宅仕様履歴情報登録処理手段35と、住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段36と、住宅仕様履歴情報抽出処理手段37と、カテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段38と、を含んで構成されている。
【0089】
住宅仕様情報選択入力受付処理手段21は、さらに、カテゴリ選択受付処理手段22と、構成部材抽出処理手段23と、構成部材選択受付処理手段24と、部品抽出処理手段25と、部品選択受付処理手段26と、部品属性情報抽出処理手段27と、部品属性情報選択入力受付処理手段28と、モード画面切替処理手段29と、カテゴリ色分け表示処理手段30と、部品属性情報未確定表示処理手段31と、を含んで構成されるものとなっている。
【0090】
住宅仕様情報選択入力受付処理手段21は、住宅販売店の担当者と顧客との打合せにおいて、顧客の住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、住宅仕様情報選択入力画面で選択入力されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる前記顧客の住宅仕様情報を受信する処理を実行する構成となっている。
【0091】
住宅仕様情報登録処理手段32は、後述する部品属性情報選択入力受付処理手段28により受け付けた部品の属性情報及び金額を含む情報を、顧客の識別情報(顧客ID)、顧客の住宅の各種工事の識別情報である契約No、及び部品の識別情報(部品ID)と関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶する処理を実行する構成とされている。すなわち、住宅仕様情報登録処理手段32は、確定した部品の属性情報及び金額を含む情報を、顧客の識別情報、顧客の住宅の各種工事の識別情報、及び部品の識別情報と関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶する処理を実行する構成とされている。なお、住宅仕様情報登録処理手段32により、部品が属する構成部材の識別情報(部材ID)や構成部材が属するカテゴリの識別情報(カテゴリID)も、住宅仕様情報テーブル11に記憶される。
【0092】
選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段33は、部品属性情報選択入力画面110において属性情報が選択入力された部品(仕様が確定した部品(仕様の確定を保留した部品を含む))の属性情報及び金額(価格)を含む情報の一覧を、これらの部品で構成される構成部材のカテゴリの識別情報単位に表示するとともに、これらの部品の金額をカテゴリの識別情報毎に集計したカテゴリ別部品合計金額等を表示し、担当者モード画面と顧客モード画面とがある選択部品一覧表示画面130の表示用データを端末装置3へ送信する処理を実行する構成となっている。なお、端末装置3では、選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段33により送信された選択部品一覧表示画面130の表示用データを受信し、この受信した選択部品一覧表示画面130の表示用データが、端末装置3のディスプレイに出力(表示)される。
【0093】
カテゴリ選択受付処理手段22は、カテゴリ表示・選択画面40の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、カテゴリ表示・選択画面40で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくるカテゴリの識別情報(カテゴリID)を受信する処理を実行する構成となっている。なお、カテゴリ表示・選択画面40の表示用データは、処理手段20が、カテゴリ情報マスタ13の全レコードを抽出して作成する。
【0094】
構成部材抽出処理手段23は、カテゴリ選択受付処理手段22により受け付けたカテゴリに属する構成部材を、カテゴリの識別情報(カテゴリID)をキーとして、構成部材情報記憶手段である部材情報マスタ14から抽出する処理を実行する構成となっている。すなわち、構成部材抽出処理手段23は、部材情報マスタ14のレコードのうち、カテゴリIDがカテゴリ選択受付処理手段22により受け付けたカテゴリIDと一致するレコードを抽出する処理を実行する。
【0095】
構成部材選択受付処理手段24は、構成部材表示・選択画面60の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、構成部材表示・選択画面60で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる構成部材の識別情報(部材ID)を受信する処理を実行する構成となっている。
【0096】
部品抽出処理手段25は、構成部材選択受付処理手段24により受け付けた構成部材に対して選択可能な部品を、受信された構成部材の識別情報(部材ID)、顧客情報テーブル10の商品区分、商品区分の版数(現在処理対象の顧客の住宅の商品区分、商品区分の版数)をキーとして、部品情報記憶手段である部品情報マスタ15から抽出する処理を実行する構成となっている。すなわち、部品抽出処理手段25は、部品情報マスタ15のレコードのうち、部材IDが構成部材選択受付処理手段24により受け付けた部材IDと一致し、かつ、商品区分及び商品区分の版数が顧客情報テーブル10の商品区分及び商品区分の版数と一致するレコードを抽出する処理を実行する。
【0097】
部品選択受付処理手段26は、部品抽出処理手段25により抽出された部品を表示・選択させるための部品表示・選択画面80の表示用データを端末装置3に送信するとともに、部品表示・選択画面80で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる部品の識別情報(部品ID)を受信する処理を実行する構成となっている。
【0098】
部品属性情報抽出処理手段27は、部品選択受付処理手段26により受け付けた部品に対して選択入力可能な属性情報を、受信された部品の識別情報をキーとして、部品属性情報記憶手段である部品属性情報マスタ16から抽出する処理を実行する構成となっている。すなわち、部品属性情報抽出処理手段27は、部品属性情報マスタ16のレコードのうち、部品IDが部品選択受付処理手段26により受け付けた部品IDと一致するレコードを抽出する処理を実行する。
【0099】
部品属性情報選択入力受付処理手段28は、部品属性情報抽出処理手段27により抽出された部品の属性情報を選択入力させるための部品属性情報選択入力画面110の表示用データを端末装置3に送信するとともに、部品属性情報選択入力画面110で選択入力されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる部品の属性情報を受信する処理を実行する構成となっている。
【0100】
モード画面切替処理手段29は、端末装置3へ送信する担当者モード画面の表示用データと顧客モード画面の表示用データとを、端末装置3からの要求信号(本実施形態では、画面表示区分(0(顧客モード画面)、1(担当者モード画面)))に応じて切り替える処理を実行する構成となっている。すなわち、モード画面切替処理手段29は、端末装置3から送信されてきた要求信号である画面表示区分が0の場合は、端末装置3へ送信する画面を顧客モード画面に切り替える処理を実行し、端末装置3から送信されてきた要求信号である画面表示区分が1の場合は、端末装置3へ送信する画面を担当者モード画面に切り替える処理を実行する。なお、端末装置3のディスプレイに出力されるデフォルト画面は、顧客モード画面となっている。
【0101】
カテゴリ色分け表示処理手段30は、カテゴリ表示・選択画面40に表示されているカテゴリに対して、このカテゴリに属する構成部材に対して選択された部品の属性情報の選択入力の進捗状況(確定状況)に応じた色分け表示処理を実行する構成となっている。すなわち、カテゴリ色分け表示処理手段30は、カテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合と、カテゴリに属する構成部材の一部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合と、カテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定していない場合と、に応じた色分け表示処理を、カテゴリに対して実行するものとなっている。
【0102】
また、カテゴリ色分け表示処理手段30は、顧客モード画面において、カテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、担当者モード画面において、担当者側で確定すべき属性情報の選択入力が確定していない場合には、担当者モード画面において、カテゴリに属する構成部材の一部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合に応じた色分け表示処理を、カテゴリに対して実行するものとなっている。
【0103】
部品属性情報未確定表示処理手段31は、選択部品一覧表示画面130に表示される部品のうち、顧客モード画面において、部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、担当者モード画面において、担当者側で確定すべき属性情報の選択入力が確定していない部品に対しては、担当者モード画面において、部品の属性情報の選択入力が未確定である旨の表示処理を実行する構成となっている。
【0104】
カテゴリ別部品合計金額算出処理手段34は、今回の打合せ時点で、部品属性情報選択入力受付処理手段28により受け付けられた構成部材の部品の金額を、構成部材のカテゴリの識別情報毎に合計した金額、すなわち、カテゴリ別部品合計金額を算出する処理を実行する構成となっている。言い換えると、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段34は、今回の打合せ時点で、仕様が確定している構成部材の部品(保留とした部品を含む)の金額を、構成部材のカテゴリの識別情報(カテゴリID)毎に合計した金額を算出する処理を実行する構成となっている。
【0105】
住宅仕様履歴情報登録処理手段35は、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段34により算出されたカテゴリ別部品合計金額を含む情報を、顧客の識別情報(顧客ID)、顧客の住宅の各種工事の識別情報である契約No、カテゴリの識別情報(カテゴリID)、及び情報保存日時(サーバ1のシステム日付&システム日時)と関連付けて住宅仕様履歴情報テーブル17に記憶する処理を実行する構成となっている。
【0106】
住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段36は、選択部品一覧表示画面130に表示されているカテゴリ別部品合計金額(カテゴリ別部品現在合計金額)と、住宅仕様履歴情報テーブル17に記憶されている住宅仕様履歴情報である過去の打合せ時点でのカテゴリ別部品合計金額(カテゴリ別部品過去合計金額)との比較を行うために、住宅仕様履歴情報テーブル17に記憶されている顧客の住宅仕様履歴情報レコードの情報保存日時の一覧を表示するとともにこの情報保存日時の一覧から前記比較の対象とする住宅仕様履歴情報であるカテゴリ別部品合計金額の情報保存日時を選択させるための住宅仕様履歴情報保存日時表示・選択画面(本実施形態では、後述する図6のカテゴリ表示・選択画面40に設けられている住宅仕様履歴情報保存日時選択リストボックス55(図8の拡大図も参照))の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、前記住宅仕様履歴情報保存日時表示・選択画面で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる情報保存日時を受信する処理を実行する構成となっている。
【0107】
住宅仕様履歴情報抽出処理手段37は、住宅仕様履歴情報テーブル17に記憶されている顧客の住宅仕様履歴情報レコードのうち、住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段36により受け付けた情報保存日時、顧客の識別情報(顧客ID)及び顧客の住宅の各種工事の識別情報(契約No)を有する住宅仕様履歴情報を抽出する処理を実行する構成となっている。
【0108】
カテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段38は、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段34により算出されたカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品現在合計金額と、住宅仕様履歴情報抽出処理手段37により抽出された住宅仕様履歴情報レコードのカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品過去合計金額との差額を算出する処理を実行する構成となっている。
【0109】
なお、選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段33は、カテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段38により算出された前記差額の表示用データを端末装置3へ送信する処理を実行する。
【0110】
次に、本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムで実行される各処理を説明する。なお、以下の説明で参照する図2〜図17に示されている各画面は、端末装置3の出力手段であるディスプレイに出力されるものであり、これらの画面の表示用データは、サーバ1で作成されて端末装置3へ送信されるものである。
【0111】
本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムの利用の開始は、端末装置3に表示される図示しないログイン画面で入力された利用者(住宅販売店の担当者)のユーザID及びパスワードがサーバ1に送信され、このサーバ1よるユーザID及びパスワードの認証処理を経て行われる。なお、利用者のユーザID及びパスワード等の情報は、システム管理者によってユーザマスタに予め登録されている。
【0112】
サーバ1によるユーザID及びパスワードの認証がされると、端末装置3には、図示しない顧客情報管理画面が表示される。この顧客情報管理画面には、登録済の顧客の一覧が表示され、担当者が、この一覧からこれから打合せを行う顧客を選択すると、選択された顧客の識別情報である顧客ID、顧客の住宅の各種工事の識別情報である契約Noの取得処理が行われるとともに、担当者との打合せが始まるまで間に顧客に見せる図示されないインフォメーション画面(待受画面)が表示される。このインフォメーション画面には、例えば、担当者がこれから打合せを行う顧客の住宅工事スケジュール情報(顧客情報テーブル10の契約日、部材発注予定日、着工予定日、部材入荷予定日、引渡し予定日等)や、システムの利用方法等の情報が表示されるようになっている。なお、上述した住宅工事スケジュール情報を含む顧客の基本情報は、担当者により、後述する図2に示す顧客情報登録画面200で選択入力される。
【0113】
このインフォメーション画面の上部には、このインフォメーション画面や、構成部材の部品の選択入力画面や、部品の属性情報の選択入力が確定した部品の一覧表示画面のタブが配置されており、これら3つの画面のうち、表示させたい画面のタブをクリック(マウスのクリックによるものでもよく、キーボードのEnterキーの押下によるものでもよい。以下同じ)することにより、選択したタブ画面に遷移するようになっている。
【0114】
図2は、担当者が担当する顧客の基本情報を新規登録するための顧客情報登録画面200を示す図である。図2に示すように、この顧客情報登録画面200で入力或いは選択されるデータ項目には、契約日201、契約No202、顧客氏名(漢字)203、顧客氏名(カナ)204、営業担当者情報205、建設地206、金額非表示区分207(チェックボックス形式)、商品記号208、販売区分209(リストボックス(プルダウンメニュー)形式)、商品区分210(リストボックス形式)、商品区分−版数211(リストボックス形式)、商品区分−商品212(リストボックス形式)、商品区分−タイプ213(リストボックス形式)、商品区分−プラン名称214(リストボックス形式)、着工予定日215、引渡し予定日216、部材発注予定日217、部材入荷予定日218、打合せ担当者情報219(リストボックス形式)等がある。
【0115】
ここで、金額非表示区分207は、顧客の住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面を構成する後述する構成部材表示・選択画面60(図10参照)や、選択部品一覧表示画面130(図15、図16及び図17参照)に、カテゴリ別部品現在合計金額と、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額又はカテゴリ別部品過去合計金額を表示する/表示しない、前記差額又はカテゴリ別部品過去合計金額の表示切替ボタンを表示する/表示しない等の設定を行うための区分(0(表示する)、1(表示しない))となっている。
【0116】
この金額非表示区分207の選択入力欄(選択入力フィールド)となっているチェックボックス207に、マウスのクリック等により、レ点のチェックマークが付けられると、金額非表示区分207には1が設定され、構成部材表示・選択画面60(図10参照)や、選択部品一覧表示画面130(図16及び図17参照)には、カテゴリ別部品現在合計金額と、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額又はカテゴリ別部品過去合計金額は表示されないとともに、前記差額又はカテゴリ別部品過去合計金額の表示切替ボタンも表示されない。なお、レ点のチェックマークがはずされることにより、金額非表示区分207には0が設定される。
【0117】
このため、本実施形態では、金額非表示区分207は、選択部品一覧表示画面130及び構成部材表示・選択画面60におけるカテゴリ別部品現在合計金額と、前記差額又はカテゴリ別部品過去合計金額の表示/非表示設定情報となっている。また、本実施形態では、顧客情報テーブル10は、金額非表示区分207を、顧客の識別情報(顧客ID)及び契約の識別情報(契約No)と関連付けて記憶する金額表示設定情報記憶手段を兼ねたものとなっている。
【0118】
顧客情報登録画面200の販売区分209には、例えば、1(木質系)、2(セラミック(鉄骨)系)、3(ホームイング(リフォーム))等がある。これらの区分名称は、図3に示すように、この販売区分209の選択入力欄(選択入力フィールド)となっている選択リストボックス209に表示され、該当する区分名称をこの選択リストボックス209から選択するものとなっている。なお、図3は、「木質」が選択されていた状態で選択リストボックス209が表示されているときを示す図である。
【0119】
また、顧客情報登録画面200の商品区分210には、例えば、1(フリー)、2(準フリー)、3(アパート)、4(SS)、5(NewSSII)等がある。これらの区分名称は、図4に示すように、この商品区分210の選択入力欄(選択入力フィールド)となっている選択リストボックス210に表示され、該当する区分名称をこの選択リストボックス210から選択するものとなっている。本実施形態では、上記5種類の区分のうち、4(SS)と5(NewSSII)が、企画住宅の区分となっている。なお、図4は、「SS」が選択されていた状態で選択リストボックス210が表示されているときを示す図である。
【0120】
また、顧客情報登録画面200の版数211は、上述した商品区分210の版数(バージョン)を示すものであり、本実施形態では、商品区分210を4(SS)、5(NewSSII)が選択された場合にのみ表示され、選択可能となるものである。4半期毎の西暦年月(具体的にはYYYY年MM月)で表記されるこれらの版数は、図5に示すように、この版数211の選択入力欄(選択入力フィールド)となっている選択リストボックス211に表示され、該当する版数をこの選択リストボックス211から選択するものとなっている。なお、図5は、「2009年10月」が選択されていた状態で選択リストボックス211が表示されているときを示す図である。なお、選択リストボックス211に表示されるこれらの版数は、サーバ1に備えられた図示しない商品区分情報記憶手段である商品区分情報マスタに商品区分と関連付けて記憶される。
【0121】
前述した部品情報マスタ15に記憶されている部品情報には、上述した商品区分と、商品区分の版数が含まれている。このため、後述する部品表示・選択画面80には、部品情報マスタ15に記憶されている部品情報レコードのうち、顧客情報登録画面200で登録された商品区分、商品区分の版数(商品区分が4、5の場合のみ検索対象)を有するレコードのみを表示することが可能となる。すなわち、部品表示・選択画面80には、顧客情報登録画面200で登録された商品区分専用の部品のみを表示することが可能となる。
【0122】
なお、顧客情報登録画面200の商品区分−商品212は、前述した商品区分210で選択された商品区分の商品を選択するものであり、商品区分210で選択された商品区分に対応する商品が存在する場合に、この商品区分−商品212の選択入力欄(選択入力フィールド)となっている図示しない選択リストボックスが表示される。
【0123】
これと同様に、顧客情報登録画面200の商品区分−タイプ213は、前述した商品区分210で選択された商品区分のタイプを選択するものであり、商品区分210で選択された商品区分に対応するタイプが存在する場合に、この商品区分−タイプ213の選択入力欄(選択入力フィールド)となっている図示しない選択リストボックスが表示される。
【0124】
これと同様に、顧客情報登録画面200の商品区分−プラン名称214は、前述した商品区分210で選択された商品区分のプラン名称を選択するものであり、商品区分210で選択された商品区分に対応するプラン名称が存在する場合に、このプラン名称214の選択入力欄(選択入力フィールド)となっている図示しない選択リストボックスが表示される。
【0125】
なお、図2に示すように、顧客情報登録画面200の右下に配置されている「保存」ボタン220がクリックされると、この顧客情報登録画面200で選択入力された顧客情報が、端末装置3からサーバ1へ送信され、サーバ1で受信された顧客情報は、このサーバ1の処理手段20により、顧客情報テーブル10への登録処理又は更新処理が実行されるなお、顧客情報テーブル10の顧客IDは、(新規)登録処理の際に処理手段20により自動採番される。
【0126】
なお、顧客情報登録画面200でこれから登録する契約No202の顧客情報が、本システムの基幹システムの顧客情報データベースに登録されている場合には、顧客情報登録画面200の契約No202の入力欄(入力フィールド)に契約Noを入力後、この顧客情報登録画面200の右上部に配置されている(設けられている)「お客様情報取得」ボタン221を押下することにより、基幹システムの顧客情報データベースに登録されている当該契約Noの顧客情報が、顧客情報登録画面200の各入力欄に表示される。
【0127】
図6には、構成部材の部品の選択入力を行うための最初の画面であって、構成部材のカテゴリの一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する構成部材が属するカテゴリを選択させるためのカテゴリ表示・選択画面40(言い換えると、フロー表示・選択画面40)が表示されている。この画面40の最上部には、左から、上記インフォメーション画面を表示させるための「インフォメーション」タブ41、この図6に表示されている画面40を表示させるための「フロー」タブ42、属性情報の選択入力が確定した部品(保留とした部品を含む)の一覧表示画面を表示させるための「選択部品一覧」タブ43の3個のタブが表示されている。したがって、上述したインフォメーション画面や、属性情報の選択入力が確定した部品の一覧表示画面が表示されているときにも、これらの3個のタブが表示される。
【0128】
図6に示されているように、カテゴリ表示・選択画面40は、構成部材のカテゴリの一覧を表示するものとなっている。このカテゴリの一覧の上部には、5個のカテゴリ表示欄(表示フィールド)44が横方向に並んで配置されており、最も左側のカテゴリ表示欄44から順に「外部」、「内部」(一部のみ表示)、「水廻り設備」、「電気、空調等」、「インテリア・エクステリア」のカテゴリ名称が表示されている。また、それぞれのカテゴリ表示欄44の下には、それぞれのカテゴリ表示欄44のカテゴリに属する複数のカテゴリ表示欄45が縦方向に並んで配置されている。すなわち、カテゴリ表示欄45のカテゴリは、カテゴリ表示欄44のカテゴリの下位カテゴリとなっており、言い換えると、カテゴリ表示欄44のカテゴリは、カテゴリ表示欄45のカテゴリの上位カテゴリとなっている。
【0129】
図7は、図6のカテゴリ表示・選択画面40の部分拡大図であり、図6のカテゴリ表示欄44に表示されているカテゴリ名称が「水廻り設備」となっているカテゴリに属する複数のカテゴリ表示欄45の拡大図である。
【0130】
図7に示すように、カテゴリ表示欄45は、カテゴリ表示欄44のカテゴリの下位カテゴリのカテゴリ名称を表示するためのカテゴリ名称表示欄45Aと、カテゴリ表示欄44のカテゴリの下位カテゴリに属する構成部材の部品の属性情報の選択入力の進捗状況情報を表示するための進捗状況表示欄45Bとで構成されている。
【0131】
図7に示すように、縦方向に並んで配置されている複数のカテゴリ表示欄45のカテゴリ名称表示欄45Aには、カテゴリ「水廻り設備」の下位カテゴリのカテゴリ名称である「キッチン」、「キッチンカウンター」、「カップボード」、「バスユニット」、「洗面化粧台」、「トイレ」、「手洗いカウンター」、「トイレ収納」等が表示されている。
【0132】
なお、上位のカテゴリ表示欄44に表示されるカテゴリ名称は、カテゴリ情報マスタ13のレコードのうち、上位カテゴリIDがゼロ以外であって、かつ、カテゴリIDがゼロである各レコードのカテゴリ名称が表示されるものとなっている。また、下位のカテゴリ表示欄45のカテゴリ名称表示欄45Aに表示されるカテゴリ名称は、カテゴリ情報マスタ13のレコードのうち、上位カテゴリIDがゼロ以外であって、かつ、カテゴリIDがゼロ以外である各レコードのカテゴリ名称が表示されるものとなっている。
【0133】
カテゴリ表示欄45の進捗状況表示欄45Bに表示される進捗状況情報は、進捗状況情報テーブル12のデータ項目のうちの進捗状況区分と完了日時とから編集されるものであり、この進捗状況情報テーブル12のレコードの取得は、顧客ID、契約No及びカテゴリIDをキーとして、進捗状況情報テーブル12から抽出処理を実行するサーバ1の処理手段20を構成する図示しない進捗状況抽出処理手段により実行される。
【0134】
それぞれのカテゴリの進捗状況表示欄45Bに表示される進捗状況情報は、取得した進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分及び完了日時と、以下の条件とにより生成される。なお、前述したように、進捗状況区分には、0(打合せ未着手)、1(打合せ中)、2(打合せ済(顧客側))、3(打合せ済(担当者側))があり、「0」は、顧客側で確定すべき仕様が何も確定していない状態を意味し、「1」は、顧客側で確定すべき仕様が一部確定した状態を意味し、「2」は、顧客側で確定すべき仕様がすべて確定した状態を意味し、「3」は、担当者側で確定すべき仕様もすべて確定した状態を意味するものである。
【0135】
このため、進捗状況区分が0である場合には、進捗状況表示欄45Bには、文字列「未着手」が表示される。また、進捗状況区分が1である場合には、進捗状況表示欄45Bには、「選択中」が表示される。なお、この進捗状況表示欄45Bには、進捗状況情報テーブル12の完了日時(直近の打合せ日時(具体的にはデータ登録・更新日時)が格納されている)と「打合せ未完了」を連結した文字列「YYYY年MM月DD日打合せ未完了」を表示するようにしてもよい。また、進捗状況区分が2又は3である場合には、進捗状況表示欄45Bには、進捗状況情報テーブル12の完了日と「打合せ済」を連結した文字列「YYYY年MM月DD日打合せ済」が表示される。
【0136】
また、本実施形態では、下位のカテゴリ表示欄45の背景色は、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分の値に応じた色分けが行われるようになっている。なお、図6及び図7における背景色の着色は、便宜上、網掛け表示となっている。
【0137】
すなわち、進捗状況区分が0である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は白色(言い換えると、デフォルトの画面背景色のまま)であり、進捗状況区分が1である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は黄色に着色され、進捗状況区分が3である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は緑色に着色される。なお、図6のカテゴリ表示・選択画面40右最上部には、上述したカテゴリ表示欄45の背景色の凡例46が表示されている。
【0138】
進捗状況区分が2である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は、現在表示されているカテゴリ表示・選択画面40が顧客モード画面となっているか担当者モード画面となっているかによって異なる。
【0139】
ここで、カテゴリ表示・選択画面40には、前述したように、担当者モード画面と顧客モード画面とがあり、このカテゴリ表示・選択画面40におけるモード画面の切り替えは、画面40の右最下部に配置されている「お客様モード」(顧客モード)ボタン47Aと「担当者モード」ボタン47Bとで構成されるモード切替ボタン47をクリックすることにより行われる。すなわち、「お客様モード」(顧客モード)ボタン47Aあるいは「担当者モード」ボタン47Bがクリックされることにより、端末装置3からモード切替の要求信号(本実施形態では、画面表示区分(0(顧客モード画面)、1(担当者モード画面)))がサーバ1に送信され、サーバ1は、受信した要求信号に応じて端末装置3に送信する顧客モード画面の表示用データと担当者モード画面の表示用データとを切り替える。なお、端末装置3に送信する表示用データの切替処理は、サーバ1のモード画面切替処理手段29により実行される。
【0140】
現在表示されているカテゴリ表示・選択画面40が顧客モード画面となっている場合には、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分が2(打合せ済(顧客側))であるカテゴリのカテゴリ表示欄45の背景色は緑色に着色される。しかし、現在表示されているカテゴリ表示・選択画面40が担当者モード画面となっている場合には、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分が2(打合せ済(顧客側))となっているカテゴリのカテゴリ表示欄45の背景色は黄色に着色される。この着色処理は、顧客モード画面においては、カテゴリ表示欄45のカテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、担当者モード画面においては、担当者側で確定すべき部品の属性情報の選択入力が確定していない構成部材が存在することを担当者に知らしめるための処理である。一方、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分が3(打合せ済(担当者側))であるカテゴリのカテゴリ表示欄45の背景色は、前述したように、現在表示されているカテゴリ表示・選択画面40が顧客モード画面となっているか否かにかかわらず(すなわち、顧客モード画面及び担当者モード画面において)、緑色に着色される。
【0141】
なお、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分に応じたカテゴリ表示欄45の背景色に付す色は、上述した色に限定されるものではなく、任意な色でよい。
【0142】
なお、前述したように、カテゴリ情報マスタ13のデータ項目には表示設定区分があり、この表示設定区分には、0(顧客に見せる)と1(担当者にのみ見せる)とがあり、表示設定区分に1が設定された下位のカテゴリIDに対応するカテゴリ表示欄45は、顧客モード画面では何も表示されず、担当者モード画面に切り替えることにより表示されるようになっている。
【0143】
このように、カテゴリ表示・選択画面40には、担当者側で確定すべきカテゴリの選択が可能な担当者モード画面と、担当者側で確定すべきカテゴリを含まないカテゴリの選択が可能な顧客モード画面と、がある。言い換えると、カテゴリ表示・選択画面40には、担当者側で確定すべきカテゴリを含まないカテゴリの選択が可能な顧客モード画面と、担当者側で確定すべきカテゴリも含むカテゴリの選択が可能な担当者モード画面と、がある。
【0144】
また、前述したように、カテゴリ情報マスタ13のデータ項目には必須・任意設定区分があり、この必須・任意設定区分には、0(任意項目)と1(必須項目)とがあり、必須・任意設定区分に1が設定された下位のカテゴリIDの進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分が0(打合せ未着手)である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は赤色(デフォルトの画面背景色とは異なる色)に着色されるようにしてもよい。この着色処理は、必須のカテゴリに属する部材の部品の属性情報の選択入力が未着手の状態であることを担当者に知らしめるための処理である。
【0145】
なお、上述した色分け処理は、サーバ1の処理手段20のカテゴリ色分け表示処理手段30により実行される。すなわち、カテゴリ色分け表示処理手段30によりカテゴリ表示・選択画面40の表示用データが色分け処理された後、この色分け処理された表示用データは、カテゴリ選択受付処理手段22によりサーバ1からネットワーク2を介して送信される。
【0146】
図6のカテゴリ表示・選択画面40において、利用者が、部品の属性情報の選択入力を行う構成部材が属するカテゴリ表示欄45をクリックすることにより、このクリックされたカテゴリ表示欄45に対応するカテゴリの識別情報であるカテゴリIDが、端末装置3からネットワーク2を介してサーバ1へ送信され、この送信されたカテゴリIDがサーバ1で受信される。
【0147】
なお、サーバ1からカテゴリ表示・選択画面40の表示用データが端末装置3に送信される処理から、上述したように、カテゴリ表示・選択画面40において選択されたカテゴリのカテゴリIDがサーバ1で受信されるまでの処理は、サーバ1の処理手段20のカテゴリ選択受付処理手段22により実行される。すなわち、サーバ1の処理手段20のカテゴリ選択受付処理手段22により、カテゴリ表示・選択画面40の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、カテゴリ表示・選択画面40で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくるカテゴリの識別情報であるカテゴリIDを受信する処理が実行される。
【0148】
この後、サーバ1では、カテゴリ選択受付処理手段22により受け付けたカテゴリIDに属する構成部材を、カテゴリIDをキーとして、構成部材情報記憶手段である部材情報マスタ14から抽出する処理が、構成部材抽出処理手段23により実行される。すなわち、部材情報マスタ14のレコードのうち、カテゴリIDがカテゴリ選択受付処理手段22により受け付けたカテゴリIDと一致する(カテゴリIDを有する)レコードが、構成部材抽出処理手段23により抽出される。
【0149】
図9は、構成部材抽出処理手段23により抽出された構成部材の一覧を表示するとともにこの一覧から部品の属性情報を確定する構成部材を選択させるための構成部材表示・選択画面60(言い換えると、カテゴリ表示・選択画面40に表示されている構成部材のカテゴリよりも下位のカテゴリ表示・選択画面60)と、構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材に対して選択可能な部品の一覧を表示するとともにこの一覧から属性情報の選択入力を行う部品を選択させるための部品表示・選択画面80の全体図である。この構成部材表示・選択画面60の表示用データは、サーバ1の処理手段20の構成部材選択受付処理手段24により端末装置3へ送信されるものとなっている。なお、この構成部材選択受付処理手段24は、構成部材表示・選択画面60で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる構成部材の識別情報である部材IDを受信する処理も実行するものである。
【0150】
図10は、図9の構成部材表示・選択画面60の拡大図である。この図10の構成部材表示・選択画面60に表示されている構成部材は、図6及び図7のカテゴリ表示・選択画面40において、上位カテゴリ「水廻り設備」の下位カテゴリである「キッチン」が選択された場合における構成部材抽出処理手段23により抽出された構成部材である。
【0151】
図10に示すように、「キッチン」の構成部材は複数あり、左側から「シリーズ」(シリーズものとなっている本体部分)、「オプション」、「シンク」等となっており、それぞれの部材に対して選択入力された仕様情報が表示される部材表示欄63が横方向に並んで配置されている。
【0152】
なお、構成部材表示・選択画面60の左最上部には、カテゴリ表示・選択画面40で選択された上位カテゴリのカテゴリ名称61と、この上位カテゴリの下位カテゴリのカテゴリ名称62とからなるパンくずリストが表示されている。
【0153】
それぞれの部材表示欄63の左上部には、部材名称欄64が配置されており、この部材名称欄64には、部材情報マスタ14の部材名称が表示される。また、それぞれの部材表示欄63の右上部には、必須・任意表示欄65と、確定・未確定表示欄66と、複数選択表示欄67が配置されている。
【0154】
必須・任意表示欄65は、部品の選択、あるいは、部品の属性情報の選択入力が必須であるか否かを表示するものであり、前述したカテゴリ情報マスタ13の必須・任意設定区分と同様に、部材情報マスタ14の必須・任意設定区分が1(必須項目)となっている場合にのみ、必須・任意表示欄65に「必」が表示される。
【0155】
また、確定・未確定表示欄66は、部品の属性情報の選択入力が確定しているか否かを表示するものであり、サーバ1の図示しない部材進捗状況情報テーブルの進捗状況区分が2(打合せ済(顧客側))又は3(打合せ済(担当者側))の場合には、確定・未確定表示欄66には「確」が表示され、部材進捗状況情報テーブルの進捗状況区分が上記2、3以外の場合には、確定・未確定表示欄66には「未」が表示される。
【0156】
また、複数選択表示欄67は、複数の部品の選択が可能であるか否かを表示するものであり、部材情報マスタ14の複数選択区分が1(複数選択可)となっている場合にのみ、複数選択表示欄67に「複」が表示される。
【0157】
図10では、表示されている部材(「シリーズ」、「オプション」、「シンク」等)の全部について、部品の属性情報の選択入力が行われていない状態となっており、このため、それぞれの部材表示欄63には、「部品を選択する」の文字列が表示されている。なお、部品の属性情報の選択入力が必須の部材であっても、「部品を選択しない」ボタン75が表示されている部材については、この「部品を選択しない」ボタン75をクリックすることにより、部品の属性情報の選択入力を行わずに、部品の属性情報の選択入力が完了(確定)したものとすることができるようになっている(図10の「シンク」の部材表示欄63を参照)。
【0158】
なお、構成部材表示・選択画面60にも、顧客モード画面と担当者モード画面とがあり、部材情報マスタ14のデータ項目には、カテゴリ情報マスタ13と同様に、表示設定区分(0(顧客に見せる)と1(担当者にのみ見せる))がある。このため、担当者側で部品の属性情報の選択入力を行うべき部材に対しては、部材情報マスタ14の表示設定区分に1を設定することにより、構成部材表示・選択画面60の顧客モード画面においては、表示設定区分に1を設定した部材の部材表示欄63を表示させないようにすることが可能となる。
【0159】
なお、図9及び後述する図11の画面右最下部には、「お客様モード」ボタン86Aと「担当者モード」ボタン86Bとで構成されるモード切替ボタン86が配置されており、顧客モード画面と担当者モード画面の切替は、「お客様モード」ボタン86Aあるいは「担当者モード」ボタン86Bをクリックすることにより行われる。
【0160】
この図10に示す構成部材表示・選択画面60において、部品の選択を行う部材の部材表示欄63(正確には「部品を選択する」が表示されている領域)をクリックすると、図9に示すように、構成部材表示・選択画面60の下には、構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材に対して選択可能な部品の一覧を表示するとともにこの一覧から部品を選択させるための別ウィンドウ形式の部品表示・選択画面80が表示される。
【0161】
図11には、図10に示す部品表示・選択画面80の部分拡大図が表示されている。この図11に示されているように、部品表示・選択画面80には、構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材に対して選択可能な部品の一覧がカード形式で表示されるものである。横方向に複数個並んで表示されているそれぞれの部品情報カード81には、部品情報マスタ15から取得された部品名称81A、製造メーカー名81B(部品情報マスタ15のメーカーIDを参照キーとして図示しないメーカー情報マスタから取得)、部品単価81C、部品画像81D等が表示される。
【0162】
なお、サーバ1の処理手段20の部品抽出処理手段25により、構成部材選択受付処理手段24により受け付けた構成部材に対して選択可能な部品を、受信された構成部材の識別情報である部材ID、顧客情報テーブル10の商品区分及び商品区分の版数(現在処理対象の顧客の住宅の商品区分及び商品区分の版数)をキーとして、部品情報マスタ15から抽出する処理が実行され、この部品抽出処理手段25により抽出された部品が部品表示・選択画面80に表示されるようになっている。なお、本実施形態では、商品区分の版数は、商品区分が4、5である場合に検索キーとなる。
【0163】
なお、部品表示・選択画面80の表示用データは、サーバ1の処理手段20の部品選択受付処理手段26により端末装置3へ送信されるものとなっている。なお、この部品選択受付処理手段26は、部品表示・選択画面80で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる部品の識別情報である部品IDを受信する処理も実行するものである。
【0164】
部品表示・選択画面80の下部中央には、前ボタン82Aと後ボタン82Bとからなるカード前後移動ボタン82が配置されており、前ボタン82Aがクリックされると、現在表示されている部品情報カード81群よりも画面手前側に存在する部品情報カード81群が表示され、後ボタン82Bがクリックされると、現在表示されている部品情報カード81群よりも画面奥側に存在する部品情報カード81群が表示される。
【0165】
また、図11に示されているように、部品表示・選択画面80の左最下部には、「絞込み項目を開く」ボタン83が配置されており、この「絞込み項目を開く」ボタン83がクリックされることにより、図示しない絞込検索条件選択入力画面が表示される。そして、この絞込検索条件選択入力画面において、部品の属性情報(例えば、位置(左/右/中央)、色、サイズ(最小寸法、最大寸法)、価格(最低価格、最高価格)等)を選択入力することにより、現在表示されている部品情報カード81群の件数を絞り込むことができる。
【0166】
「絞込み項目を開く」ボタン83の右側には、部品情報カード81群を、部品属性情報選択入力画面110における部品の属性情報の選択入力の確定状況で絞り込むための表示選択リストボックス(プルダウンメニュー)84が配置されており、このリストボックス84をクリックすると、「全件表示」「確定のみ表示」「保留のみ表示」「確定、保留部品カード表示」の項目リストが表示される。上記「絞込み項目を開く」ボタン83の操作により、部品情報カード81群の表示件数を絞り込んだ後、絞り込む前の部品情報カード81の全件を表示させる場合には、このリストボックス84のリスト項目「全件表示」をクリックする。一方、リストボックス84のリスト項目「確定のみ表示」をクリックすると、属性の選択入力が確定した部品情報カード81のみが表示され、リストボックス84のリスト項目「保留のみ表示」をクリックすると、属性情報の選択入力が保留となっている部品情報カード81のみが表示され、リストボックス84のリスト項目「確定、保留部品カード表示」をクリックすると、属性の選択入力が確定又は保留となっている部品情報カード81のみが表示される。なお、部品表示・選択画面80が最初に表示されたときのデフォルトの設定は、「全件表示」が設定されている状態となっている。
【0167】
上記部品情報カード81群の表示選択リストボックス84の右側には、部品情報カード81群を、前述した顧客情報登録画面200で登録した商品区分で絞り込むための表示選択リストボックス(プルダウンメニュー)88が配置されており、このリストボックス88をクリックすると、「標準」「全表示」の項目リストが表示される。このリストボックス88のリスト項目「標準」がクリックされると、上述したように、顧客情報登録画面200で登録した商品区分専用の部品情報カードのみが表示される。一方、リストボックス88のリスト項目「全表示」がクリックされると、上述したように、顧客情報登録画面200で登録した商品区分専用の部品情報カード及び前記商品区分の以外の他の商品区分用の部品情報カードが表示される。なお、部品表示・選択画面80が最初に表示されたときのデフォルト設定は、「標準」が設定されている状態となっている。
【0168】
なお、図11の部品表示・選択画面80は、リストボックス88で「全表示」が選択されたときを示す画面である。これに対して図12の部品表示・選択画面80は、この部品表示・選択画面80が最初に表示されたとき、又はリストボックス88で「標準」が選択されたときを示す画面である。
【0169】
なお、上記表示選択リストボックス88の右側には、部品表示・選択画面80に現在表示されている部品情報カード81群の件数85が表示されるようになっている。
【0170】
図12からわかるように、リストボックス88で「標準」が選択された状態の部品表示・選択画面80には、顧客情報登録画面200で登録した商品区分専用の部品情報カード81のみが表示されるため、この図12の部品表示・選択画面80に表示されている部品情報カード81の件数は、図11の部品表示・選択画面80に表示されている部品情報カード81の件数よりも少ないものとなる。
【0171】
このように、部品表示・選択画面80には、顧客情報登録画面200で登録された顧客の住宅の商品区分専用の部品の一覧、又は顧客の住宅の商品区分専用の部品及び顧客の住宅の商品区分以外の他の商品区分用の部品の一覧が表示されるものとなっており、本実施形態では、表示選択リストボックス84は、部品表示・選択画面80に一覧表示する部品を、顧客の住宅の商品区分専用の部品、又は顧客の住宅の商品区分専用の部品及び顧客の住宅の商品区分以外の他の商品区分用の部品に切り替えるための部品表示切替ボタンとなっている。
【0172】
なお、本実施形態では、部品選択受付処理手段26は、表示選択リストボックス84の操作による端末装置3からの要求信号に応じて、端末装置3へ送信する部品表示・選択画面80の表示用データのうちの部品情報カード81の一覧の表示用データを、顧客の住宅の商品区分専用の部品情報カード81の表示用データ、又は顧客の住宅の商品区分専用の部品情報カード81及び顧客の住宅の商品区分以外の他の商品区分用の部品情報カード81の表示用データに切り替える処理を実行するものとなっている。
【0173】
なお、部品表示・選択画面80に表示される部品情報カード81群は、サーバ1の部品抽出処理手段25により抽出されるものであり、この部品抽出処理手段25は、構成部材選択受付処理手段24により受け付けた構成部材に対して選択可能な部品を、受信された構成部材の識別情報(部材ID)と顧客の住宅の商品区分、商品区分の版数をキーとして、部品情報マスタ15から抽出する処理を実行する。すなわち、リストボックス88のリスト項目「標準」がクリックされた場合には、部品情報マスタ15のレコードのうち、構成部材選択受付処理手段24により受け付けた構成部材の識別情報である部材ID、顧客情報テーブル10の商品区分及び商品区分の版数(現在処理対象の顧客の住宅の商品区分及び商品区分の版数)を有するレコードが、部品抽出処理手段25により抽出される。一方、リストボックス88のリスト項目「全表示」がクリックされた場合には、部品情報マスタ15のレコードのうち、構成部材選択受付処理手段24により受け付けた構成部材の識別情報である部材IDを有するレコードが、部品抽出処理手段25により抽出される。
【0174】
なお、部品表示・選択画面80にも、顧客モード画面と担当者モード画面があり、部品表示・選択画面80のモードは、この部品表示・選択画面80の前の処理画面である構成部材表示・選択画面60の画面モード(前述した画面表示区分)を引き継ぐものとなっている。
【0175】
部品表示・選択画面80に表示されている部品情報カード81群のうちの任意の1個の部品情報カード81がクリックされると、図13に示すように、部品表示・選択画面80で選択された部品の属性情報を選択入力させるための部品属性情報選択入力画面110が表示される。この部品属性情報選択入力画面110にも、顧客モード画面と担当者モード画面があり、部品属性情報選択入力画面110のモードは、この部品属性情報選択入力画面110の前の処理画面である部品表示・選択画面80のモードを引き継ぐものとなっている。
【0176】
図13に示されているように、部品属性情報選択入力画面110の左最上部には、部材名称欄(部材名称フィールド)111が配置されており、この部材名称欄111に構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材の部材名称が表示される。
【0177】
品番欄115の下には、部品の属性種別名称欄119と属性値選択欄120が配置されており、部品の属性種別名称欄119には、部品表示・選択画面80で選択された部品に対して選択可能な属性種別名称が表示され、部品の属性値選択欄120には、属性種別名称欄119に表示された属性種別名称に対して選択可能な属性値の一覧が横方向に並んで配置される。
【0178】
図13に示されている例では、「レンジフード」の属性種別名称として「幅」、「高さ」、「材質」があり、「幅」として選択可能な属性値として「200mm」、「300mm」、「400mm」、「600mm」の4通りがあり、「高さ」として選択可能な属性値として「200mm」、「300mm」、「400mm」、「500mm」の4通りがあり、「材質(色)」として選択可能な属性値として「ホワイト」、「ブルー」、「アプリコット」の3通りがある。なお、これらの属性情報は、サーバ1の部品属性情報抽出処理手段27により部品属性情報マスタ16から抽出される。すなわち、部品属性情報マスタ16のレコードのうち、部材IDが構成部材選択受付処理手段24により受け付けた部材IDと一致するレコードが、部品属性情報抽出処理手段27により抽出され、抽出されたレコードの属性情報が部品属性情報選択入力画面110に表示される。
【0179】
部材名称欄111の右側には、部品の属性値の組合せ件数表示欄112が配置されており、図13に示されている例では、「幅」の属性値が4パターン、「高さ」の属性値が4パターン、「材質」の属性値が3パターンとなっており、組合せ件数表示欄112には、4×4×3の合計48件が表示される。なお、この組合せ件数は、必ずしも各属性値のパターン数を乗算した数とは限らず、部品ごとに異なる。
【0180】
また、単価表示欄116には、属性値の組合せにより算出される部品の最低単価と最高単価が表示されるとともに、画面左最下部に配置されている合計金額表示欄118には、数量入力欄117の数量(初期値は1)に上述した部品の最低単価と最高単価を乗じた金額が表示される。
【0181】
それぞれの属性種別について属性値を1個選択することにより、部品の仕様が1通りに決定(確定)され、単価表示欄116には、確定した部品の単価が表示され、部材名称欄111の下の品名欄114、品番欄115には、確定した部品の品名、品番が表示される。このとき、組合せ件数表示欄112の件数は1となる。
【0182】
この後、単価表示欄116の下部に配置されている数量入力欄117に必要な数量を入力した後、画面最下部の「金額を更新」ボタン124をクリックすることにより、決定した単価に、数量入力欄117で入力した数量を乗じた合計金額が、合計金額表示欄118に表示される。
【0183】
なお、画面右最上部に配置されている「絞込みをクリア」ボタン113をクリックすることにより、各属性種別で選択した属性値が解除され、部品の属性値の組合せ件数表示欄112に表示される件数も、最初に表示されていた件数に戻る。
【0184】
それぞれの属性種別について属性値を選択し、数量を入力した状態で、画面下部に配置されている「確定する」ボタン122がクリックされると、上記の属性情報が確定された状態で部品表示・選択画面80に戻る。一方、画面下部に配置されている「保留する」ボタン123がクリックされると、上記の属性情報が保留された状態で部品表示・選択画面80に戻るが、部品属性情報選択入力画面110で属性情報の選択入力が行われた部品の部品情報カード81の背景色は、黄色に着色される。
【0185】
なお、前述したように、部品属性情報選択入力画面110も、担当者モード画面と顧客モード画面とがあり、担当者側で確定すべき属性情報については、顧客モード画面では表示しないように設定することができる。すなわち、部品属性情報マスタ16のレコードのうち、「表示設定区分」に1(担当者にのみ見せる)が設定されたレコードの属性情報(図13に示されている部品の属性種別名称欄119と属性値選択欄120)については、顧客モード画面には表示されない。
【0186】
なお、図示されていないが、部品属性情報選択入力画面110には、この画面で属性情報の選択入力を行う部品に関する情報(カタログ等の資料)を閲覧することができるサイトのURLボタンが複数配置されている。このため、これらのURLボタンがクリックされることにより、顧客は、部品属性情報選択入力画面110で属性情報の選択入力を行う部品の詳しい情報をその場で知ることができるようになる。
【0187】
図14は、図13の部品属性情報選択入力画面110において属性情報の選択入力が確定した状態の構成部材が表示されている図10と同様の構成部材表示・選択画面60の拡大図である。
【0188】
図14に示されている構成部材は、「キッチン」のカテゴリに属するものであって、この「キッチン」の大枠の部材となる「シリーズ」と、このシリーズを構成する部材である「本体セット」、「面材」等があり、これらの部材の部品の属性情報の選択入力が確定した状態となっている。
【0189】
この図14に示されているように、各構成部材の部材表示欄63に配置されている部品の画像表示欄71、品名表示欄72、数量表示欄73、合計金額表示欄74には、部品属性情報選択入力画面110で選択入力されたことにより確定した部品の画像、品名、数量、合計金額がそれぞれ表示され、部材表示欄63の背景色は緑色に着色されている(図14では便宜上網掛け表示)。また、各構成部材の部材表示欄63の右上部の確定・未確定表示欄66は、「未」から「確」へと表示されている。
【0190】
なお、部品属性情報選択入力画面110において属性情報の選択入力が確定し、この確定した属性情報が住宅仕様情報テーブル11に既に登録されている部品については、各構成部材の部材表示欄63に配置されている部品の画像表示欄71、品名表示欄72、数量表示欄73、合計金額表示欄74には、住宅仕様情報テーブル11に登録されているレコードの属性画像、確定品名、確定数量、この確定数量に確定単価を乗じた金額がそれぞれ表示される。
【0191】
属性情報の選択入力が確定した状態の構成部材の部材表示欄63には、「クリア」ボタン70が表示されており、この「クリア」ボタン70をクリックすることにより、部品の属性情報の選択入力がされていない初期状態に戻すことができる。
【0192】
また、構成部材表示・選択画面60の左上部に配置されている「フロー画面に戻る」ボタン76をクリックすると、部品属性情報選択入力画面110で選択入力が確定した部品の属性情報等がサーバ1の住宅仕様情報テーブル11や進捗状況情報テーブル12等に登録されずに、図6のカテゴリ表示・選択画面40に戻る。
【0193】
一方、上記「フロー画面に戻る」ボタン76の下に配置されている「XXXXの選択を完了する」ボタン77(XXXXはカテゴリ名称、図14の例では「キッチン」)をクリックすると、部品属性情報選択入力画面110で選択入力が確定した部品(保留とした部品を含む)の属性情報や金額(価格)が、端末装置3からサーバ1へ送信された後、サーバ1の住宅仕様情報登録処理手段32により、住宅仕様情報テーブル11への登録・更新処理が実行される。すなわち、住宅仕様情報登録処理手段32は、仕様が確定した部品の属性情報や金額を、顧客の識別情報である顧客ID、契約No、及び部品の識別情報である部品IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶する処理を実行する。
【0194】
また、住宅仕様情報登録処理手段32により、カテゴリ表示・選択画面40のカテゴリ表示欄45に表示される各カテゴリに対応する進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分や完了日時が、各カテゴリに属する構成部材の部品の属性情報の選択入力の状況に応じた値、データ登録・更新日時(具体的には、サーバ1のシステム日付・時刻)に更新される。すなわち、カテゴリに属する全部の構成部材の部品の属性情報(担当者側で確定すべき属性情報を除く)の選択入力が確定されている場合には、前記カテゴリに対応する進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分は2(打合せ済(顧客側))に更新される。一方、カテゴリに属する全部の構成部材の部品の属性情報(担当者側で確定すべき属性情報を含む)の選択入力が確定されている場合には、前記カテゴリに対応する進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分は3(打合せ済(担当者側))に更新される。また、カテゴリに属する一部の構成部材の部品の属性情報の選択入力が確定されている場合には、前記カテゴリに対応する進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分は1(打合せ中)に更新される。
【0195】
なお、属性情報が確定された部品については、住宅仕様情報テーブル11の確定保留区分に1がセット(移送)され、属性情報の確定が保留されている部品については、住宅仕様情報テーブル11の確定保留区分に2がセットされる。
【0196】
また、図14に示すように、本実施形態では、「XXXXの選択を完了する」(「XXXX」はカテゴリ名称)ボタン77の下には、上下2個の金額表示欄90,92が配置されており、上の金額表示欄90には、現在の時点(今回の打合せ時点)で属性情報の確定している構成部材の部品(保留とした部品を含む)の金額(数量に単価を乗じた合計金額)をカテゴリの識別情報であるカテゴリID毎に合計した金額であるカテゴリ別部品合計金額(カテゴリ別部品現在合計金額)が表示される。すなわち、図14の例では、金額表示欄90には、カテゴリ「キッチン」に属する構成部材である「シリーズ」、「本体セット」、面材等の部品の金額(合計金額表示欄74に現在表示されている金額)の合計金額が表示される。
【0197】
一方、下の金額表示欄92には、上の金額表示欄90に現在表示されているカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品現在合計金額と、過去の時点(過去の打合せ時点)における属性情報の確定した構成部材の部品(保留とした部品を含む)の金額(数量に単価を乗じた合計金額)をカテゴリID毎に合計した金額であるカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品過去合計金額と、の差額が表示される。すなわち、図14の例では、金額表示欄92には、上の金額表示欄90に現在表示されているカテゴリ別部品現在合計金額と、過去の時点におけるカテゴリ「キッチン」に属する構成部材である「シリーズ」、「本体セット」、面材等の部品の金額(合計金額表示欄74に過去表示されていた金額)の合計金額と、の差額が表示される。
【0198】
この金額表示欄92に表示される差額の算出の基礎となるカテゴリ別部品過去合計金額は、過去の打合せにおいて、後述する図15に示す選択部品一覧表示画面130に設けられている(配置されている)「今回の合計金額を保存する」保存ボタン153がクリックされることにより住宅仕様履歴情報記憶手段である住宅仕様履歴情報テーブル17に登録された(記憶された)レコードのデータ項目カテゴリ別部品合計金額である。
【0199】
なお、金額表示欄92の上には、この金額表示欄92に表示されている差額がいつの時点のカテゴリ別部品合計金額との差額かが分かるように、カテゴリ別部品合計金額が住宅仕様履歴情報テーブル17へ記憶(新規登録)されたときの日時(サーバ1のシステム日時)である情報保存日時が表示される情報保存日時表示欄91が配置されている。
【0200】
なお、本実施形態では、今回の打合せ時点で、カテゴリ選択受付処理手段22により受け付けられた構成部材の部品の金額を、構成部材のカテゴリの識別情報(カテゴリID)毎に合計した金額であるカテゴリ別部品合計金額を算出する処理は、サーバ1の処理手段20が備えるカテゴリ別部品合計金額算出処理手段34により実行されるものとなっている。
【0201】
図6に示すカテゴリ表示・選択画面40や、図10及び図14に示す構成部材表示・選択画面60において、画面最上部の「選択部品一覧」タブ43がクリックされると、図15に示す選択部品一覧表示画面130が表示される。この選択部品一覧表示画面130は、部品属性情報選択入力画面110で確定された部品(保留とした部品を含む)の属性情報や金額(価格)の一覧をカテゴリ(図6のカテゴリ表示・選択画面40のカテゴリ表示欄45に表示されるカテゴリ)単位で表示するものである。この選択部品一覧表示画面130の表示用データは、サーバ1の処理手段20により生成された後、選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段33により端末装置3へ送信する処理が実行される。
【0202】
図15に示すように、端末装置3の出力手段であるディスプレイに出力(表示)される選択部品一覧表示画面130の左上部には、上位カテゴリ(図6のカテゴリ表示・選択画面40のカテゴリ表示欄44に表示されるカテゴリ)を選択するための上位カテゴリ選択リストボックス131と、この選択リストボックス131で選択された上位カテゴリに属する下位カテゴリを選択するための下位カテゴリ選択リストボックス132が配置されている。上位カテゴリ選択リストボックス131がクリックされると、5個の上位カテゴリの項目名「外部」「内部」「水廻り設備」「電気・空調等」「インテリア・エクステリア」が上から順に並べられた項目名リストが表示され、これらの上位カテゴリの項目名のうちのいずれかをクリックすると、下位カテゴリ選択リストボックス132の操作が有効となる。
【0203】
例えば、上位カテゴリ選択リストボックス131において、「水廻り設備」を選択した後、下位カテゴリ選択リストボックス132をクリックすると、上位カテゴリ「水廻り設備」の下位カテゴリの項目名「キッチン」「キッチンカウンター」「カップボード」「バスユニット」「洗面化粧台」「洗面収納」「トイレ」「手洗いカウンター」「トイレ収納」「アクセサリー」「給湯」「水廻りパック」等が上から順に並べられたリストが表示される。また、この項目名リストの最上部(上記の例では「キッチン」の上)には、上述した下位カテゴリの全部を選択させるための項目名「全て」が配置される。
【0204】
下位カテゴリ選択リストボックス132において、項目名「全て」を選択するか、リストの項目名のうちの少なくとも1個(キーボードの「Ctrl」キー+マウスクリックによる複数選択可)を選択することにより、下位カテゴリ選択リストボックス132の右側に配置されている「表示」ボタン151の操作が有効となる。
【0205】
この「表示」ボタン151がクリックされると、選択された下位カテゴリに属する各構成部材の確定された部品の属性情報や金額の一覧が表示される。なお、図15は、2個の下位カテゴリ「キッチン」、「キッチンカウンター」が選択されたときを示す図である。
【0206】
図15に示すように、上位カテゴリの名称が表示される上位カテゴリ名称欄134の下には、上位カテゴリよりも下位のカテゴリの名称が表示されるカテゴリ名称欄135が配置されている。また、このカテゴリ名称欄135の下には、このカテゴリ名称欄135に表示されているカテゴリに属する構成部材の部材名称が表示される部材名称欄136が配置されている。
【0207】
また、部材名称欄136の下には、確定した部品のメーカー名称欄138、部品名称欄139、部品画像欄140、部品の属性種別名称欄141、部品の属性値欄142、部品の属性画像欄143、部品の確定品番欄144、部品の確定単価欄145、部品の確定数量欄146、部品の確定合計金額表示欄147が配置されており(図15の部分拡大図である図16も参照)、これらの欄に、住宅仕様情報テーブル11のレコードの各データ項目等が表示されるようになっている。
【0208】
また、図15及び図16に示すように、選択部品一覧表示画面130におけるカテゴリ名称欄135と同じレベルの位置(高さ位置)の右隅には、このカテゴリ名称欄135に表示されているカテゴリに属する各構成部材の確定された部品(保留とした部品を含む)の金額、すなわち、選択部品一覧表示画面130の部品の確定合計金額表示欄147に現在表示されている金額をカテゴリ毎(カテゴリの識別情報であるカテゴリID毎、図15及び図16の例では「キッチン」、「キッチンカウンター」の各カテゴリ毎)に合計したカテゴリ別部品合計金額(本実施形態では[合計:XX,XXX,XXX円]と編集)が表示されるカテゴリ別部品現在合計金額表示欄154が配置されている。
【0209】
また、このカテゴリ別部品現在合計金額表示欄154の左側には、この金額表示欄154に表示されているカテゴリ別部品現在合計金額と、過去の時点(過去の打合せ時点)でのカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品過去合計金額との差額が表示される金額表示欄156が配置されている。また、この金額表示欄156の左側には、この金額表示欄156に表示されている差額が、いつの打合せの時点(日時)でのカテゴリ別部品合計金額との差額であるかを表示するため情報保存日時表示欄155が配置されている。
【0210】
この情報保存日時表示欄155に表示される日時(日付(西暦年月日:YYYY年MM月MM日)と時刻(時分秒:HH:MM:SS))は、図6に示すカテゴリ表示・選択画面40の左上部に配置されている情報保存日時選択リストボックス(プルダウンメニュー)55で選択入力された日時が表示される(本実施形態では「YYYY年MM月MM日 HH:MM:SSとの差額:」と編集されて表示される)。
【0211】
図8には、日付と時刻のリストが表示されている状態の選択リストボックス55の拡大図が示されている。この選択リストボックス55に表示される日時は、住宅仕様履歴情報テーブル17のレコードのうち、現在処理対象(データの選択入力対象)となっている顧客の識別情報(顧客ID)と顧客の住宅工事の識別情報(契約No)を有するレコードの情報保存日時を取得し、取得した日時を降順に(最新(直近)のものから上から順に)並べたものである。
【0212】
なお、本実施形態では、図6のカテゴリ表示・選択画面40に配置されている選択リストボックス55(図8も参照)は、選択部品一覧表示画面130に表示されているカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品現在合計金額と、住宅仕様履歴情報テーブル17に記憶されているカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品過去合計金額との比較を行うために、住宅仕様履歴情報テーブル17に記憶されているカテゴリ別部品過去合計金額の情報保存日時の一覧を表示するとともにこの情報保存日時の一覧から前記比較の対象とするカテゴリ別部品過去合計金額の情報保存日時を選択させるための住宅仕様履歴情報保存日時表示・選択画面となっている。
【0213】
そして、この住宅仕様履歴情報保存日時表示・選択画面である選択リストボックス55の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、この選択リストボックス55で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる情報保存日時を受信する処理は、サーバ1の処理手段20が備える住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段36により実行されるものとなっている。
【0214】
図15及び図16に示す情報保存日時表示欄155には、図8の選択リストボックス55に表示されている4個の情報保存日時のリストのうち、最新(直近)の情報保存日時である「2010年03月11日13:37:46」が表示されている。なお、図8の選択リストボックス55で選択された情報保存日時は、この図8の選択リストボックス55で別の情報保存日時を選択し直すまで、サーバ1のメモリで保持された状態となる。
【0215】
前述したように、図15に示す選択部品一覧表示画面130において、下位カテゴリ選択リストボックス132からこの選択部品一覧表示画面130に一覧表示させる下位カテゴリが選択され、「表示」ボタン151がクリックされると、住宅仕様履歴情報テーブル17のレコードのうち、現在処理対象(データの選択入力対象)となっている顧客の識別情報(顧客ID)と、顧客の住宅工事の識別情報(契約No)と、図8の選択リストボックス55で選択された情報保存日時と、この選択部品一覧表示画面130の下位カテゴリ選択リストボックス132で選択入力されたカテゴリの識別情報(カテゴリID)を有するレコードが抽出される。
【0216】
この後、選択部品一覧表示画面130のカテゴリ別部品現在合計金額表示欄154に表示されるカテゴリ別部品現在合計金額と、住宅仕様履歴情報テーブル17から抽出されたカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品過去合計金額との差額の算出処理が実行され、算出された差額は、この選択部品一覧表示画面130の金額表示欄156に表示される。
【0217】
なお、本実施形態では、図16に示す例(下位カテゴリが「キッチンカウンター」の例)から分かるように、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額がマイナスとなった場合には、この金額表示欄156に表示される差額の前には、マイナス記号「−」の代わりに黒色の三角マークが付される。
【0218】
また、本実施形態では、金額表示欄156に表示される情報を、上述したカテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額の代わりに、カテゴリ別部品過去合計金額とすることができるようになっている。
【0219】
図15に示すように、選択部品一覧表示画面130の最下部には、金額表示欄156に表示される情報を、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額、又はカテゴリ別部品過去合計金額に切り替えるための金額表示切替ボタン149が配置されている。
【0220】
この金額表示切替ボタン149は、「合計表示」ボタン149Aと「差額表示」ボタン149Bとで構成され、「差額表示」ボタン149Bがクリックされると、図15及び図16に示すように、金額表示欄156に表示される情報は、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額となる。一方、「合計表示」ボタン149Aがクリックされると、図16と同様に図15の部分拡大図である図17に示されているように、金額表示欄156に表示される情報は、カテゴリ別部品過去合計金額となる。なお、この場合にも、金額表示欄156の左側の情報保存日時表示欄155には、金額表示欄に表示されているカテゴリ別部品過去合計金額が保存された日時である情報保存日時(図示例では、図8の選択リストボックス55に表示されている4個の情報保存日時のリストのうち、最新(直近)の情報保存日時である「2010年03月11日13:37:46」)が表示されている。
【0221】
なお、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段34により算出されたカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品現在合計金額と、住宅仕様履歴情報抽出処理手段37により抽出されたカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品過去合計金額との差額を算出する処理は、サーバ1のカテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段38により実行される。
【0222】
そして、選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段33は、カテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段38により算出された前記差額の表示用データを端末装置3へ送信する処理を実行するものとなっている。
【0223】
本実施形態では、選択部品一覧表示画面130に設けられている(配置されている)「合計表示」ボタン149Aと「差額表示」ボタン149Bとで構成される金額表示切替ボタン149(図15参照)は、選択部品一覧表示画面130において、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額の表示と、前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示を切り替えるための金額表示切替ボタンとなっている。
【0224】
そして、選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段33は、金額表示切替ボタン149の操作による端末装置3からの要求信号に応じて、端末装置3へ送信する前記差額の表示用データと前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示用データとを切り替える処理を実行するものとなっている。
【0225】
なお、本実施形態では、金額表示欄156には、図15及び図16に示すように、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額がデフォルトで表示される設定となっている。すなわち、本実施形態では、選択部品一覧表示画面130の初期画面には、金額表示欄156に、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額が表示されるようになっている。
【0226】
また、図15に示されているように(図16及び図17も参照)、選択部品一覧表示画面130の右最上部には、「今回の合計金額を保存する」ボタン153が配置されている。この「今回の合計金額を保存する」ボタン153がクリックされることにより、カテゴリ別部品現在合計金額表示欄154に表示されているカテゴリ別部品現在合計金額(言い換えると、今回の打合せ時点でのカテゴリ別部品合計金額)が、現在処理対象(データの選択入力対象)となっている顧客の識別情報(顧客ID)、この顧客の住宅工事の識別情報(契約No)、情報保存日時となるサーバ1のシステム日付及びシステム時刻、及びカテゴリの識別情報(カテゴリID)とともに、住宅仕様履歴情報テーブル17に新規登録(記憶)される。
【0227】
したがって、選択部品一覧表示画面130に配置されている「今回の合計金額を保存する」ボタン153がクリックされない限り、選択部品一覧表示画面130のカテゴリ別部品現在合計金額表示欄154に現在表示されている金額は、住宅仕様履歴情報テーブル17に書き込まれる(記憶される)ことはない。
【0228】
本実施形態では、選択部品一覧表示画面130に設けられている(配置されている)「今回の合計金額を保存する」ボタン153は、この選択部品一覧表示画面130に表示されているカテゴリ別部品合計金額(カテゴリ別部品現在合計金額)を、サーバ1の住宅仕様履歴情報登録処理手段35により住宅仕様履歴情報テーブル17に記憶させるための保存ボタンとなっている。
【0229】
なお、本実施形態では、今回の打合せ時点で、部品属性情報選択入力画面110において属性情報が選択入力された構成部材の部品の金額を、構成部材のカテゴリの識別情報(カテゴリID)毎に合計したカテゴリ別部品合計金額を算出する処理は、サーバ1の処理手段20が備えるカテゴリ別部品合計金額算出処理手段34により実行されるものとなっている。
【0230】
なお、本実施形態では、部品属性情報選択入力画面110において属性情報が選択入力された部品の属性情報及び金額を含む情報の一覧を、構成部材のカテゴリの識別情報(カテゴリID)単位に表示するとともに、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段34により算出されたカテゴリ別部品合計金額を表示する選択部品一覧表示画面130の表示用データを作成し、この作成された前記選択部品一覧表示画面130の表示用データを端末装置3に送信する処理が、選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段33により実行されるものとなっている。
【0231】
なお、本実施形態では、選択部品一覧表示画面130が、金額表示欄156にカテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額が表示されるモードとなっている場合には、情報保存日時表示欄155と金額表示欄156には、情報保存日時と、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額とが「[YYYY年MM月DD日 HH:MM:SSとの差額:XX,XXX,XXX円]」と編集表示されるようになっている。一方、選択部品一覧表示画面130が、金額表示欄156にカテゴリ別部品過去合計金額が表示されるモードとなっている場合には、情報保存日時表示欄155と金額表示欄156には、情報保存日時と、カテゴリ別部品過去合計金額とが[YYYY年MM月DD日 HH:MM:SSの合計:XX,XXX,XXX円]と編集表示されるようになっている。
【0232】
前述したように、図9及び10に示す構成部材表示・選択画面60の「選択を完了する」ボタン77の下にも、図17に示す選択部品一覧表示画面130と同様に、カテゴリ別部品現在合計金額表示欄90と、図6に示すカテゴリ表示・選択画面40の情報保存日時選択リストボックス55(図8も参照)で選択入力された日時が表示される情報保存日時表示欄91と、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額、又はカテゴリ別部品過去合計金額が表示される金額表示欄92が配置されている。
【0233】
図14に示す構成部材表示・選択画面60のカテゴリ別部品現在合計金額表示欄90には、図16の選択部品一覧表示画面130のカテゴリ「キッチン」のカテゴリ別部品現在合計金額表示欄154に表示されているカテゴリ別部品現在合計金額が表示されており、図14の金額表示欄92には、図16のカテゴリ「キッチン」のカテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額が表示されている。
【0234】
なお、図9に示されているように、構成部材表示・選択画面60の最下部には、選択部品一覧表示画面130と同様に、「合計表示」ボタン87Aと「差額表示」ボタン87Bとで構成される金額表示切替ボタン87(図12も参照)が配置されており、この「合計表示」ボタン87Aがクリックされることにより、図9、図10及び図14に示す金額表示欄92には、図16の選択部品一覧表示画面130のカテゴリ「キッチン」の金額表示欄154に表示されているカテゴリ別部品過去合計金額が表示される。このときの状態が、図14の構成部材表示・選択画面60の欄外右下に示されている。
【0235】
本実施形態では、構成部材表示・選択画面60に設けられている(配置されている)「合計表示」ボタン87Aと「差額表示」ボタン87Bとで構成される金額表示切替ボタン87(図12参照)は、構成部材表示・選択画面60において、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額の表示と、前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示を切り替えるための金額表示切替ボタンとなっている。
【0236】
そして、構成部材選択受付処理手段24は、金額表示切替ボタン87の操作による端末装置3からの要求信号に応じて、端末装置3へ送信する前記差額の表示用データと前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示用データとを切り替える処理を実行するものとなっている。
【0237】
なお、構成部材表示・選択画面60及び選択部品一覧表示画面130に表示されるカテゴリ別部品過去合計金額は、サーバ1の住宅仕様履報情報抽出処理手段37により検索、抽出され、この住宅仕様履歴情報抽出処理手段37は、住宅仕様履歴情報テーブル17に記憶されているカテゴリ別部品合計金額のうち、住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段36により受け付けた情報保存日時及び顧客の識別情報(顧客ID)を有する住宅仕様履歴情報テーブル17のレコードを抽出する処理を実行するものとなっている。
【0238】
なお、選択部品一覧表示画面130では、図示されていないが、仕様が確定した部品の属性情報のリストに続いて、部品属性情報選択入力画面110で属性情報の仕様の確定を保留とした部品の属性情報のリストも表示されるようになっている。
【0239】
また、「表示」ボタン151の右側に配置されている「印刷」ボタン152がクリックされると、この選択部品一覧表示画面130に表示されている情報(選択された下位カテゴリに属する各構成部材の確定された部品及び保留とした部品の属性情報や金額)が、端末装置3に接続された出力手段であるプリンターから印刷されるようになっている。
【0240】
なお、この選択部品一覧表示画面130も、担当者モード画面と顧客モード画面とがあり、図15に示されている選択部品一覧表示画面130は、顧客モード(お客様モード)画面となっているが、この選択部品一覧表示画面130が担当者モード画面となっている場合には、担当者側で確定すべき部品の属性情報が未確定の部品については、部品の属性情報欄の背景色が赤色に着色されるようになっている。
【0241】
すなわち、選択部品一覧表示画面130に表示される部品のうち、部品属性情報選択入力画面110の顧客モード画面において、部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、部品属性情報選択入力画面110の担当者モード画面において、担当者側で確定すべき属性情報の選択入力が確定していない部品に対しては、選択部品一覧表示画面130の担当者モード画面において、部品の属性情報の選択入力が未確定である旨の表示処理(本実施形態では、部品の属性情報欄の背景色を赤色に着色する処理)が、サーバ1の処理手段20が備える部品属性情報未確定表示処理手段31により実行される。
【0242】
なお、顧客モード画面と担当者モード画面の切替は、前述したモード切替ボタン47,86と同様に、選択部品一覧表示画面130の右最下部に配置されている「お客様モード」ボタン148Aと「担当者モード」ボタン148Bとで構成されるモード切替ボタン148の操作により行われる。
【0243】
なお、選択部品一覧表示画面130に表示される情報は、現在の処理対象となっている顧客、すなわち、前述した図示しない顧客情報管理画面で選択された顧客の顧客ID及びこの顧客の住宅工事の契約Noを有する住宅仕様情報テーブル11に登録された住宅仕様情報レコードの情報であり、この住宅仕様情報レコードは、サーバ1の処理手段20が備える図示しない住宅仕様情報抽出処理手段により、前記顧客ID及び前記契約Noをキーとして、住宅仕様情報テーブル11から抽出されるものである。
【0244】
図6及び図8に示すように、カテゴリ表示・選択画面40の情報保存日時選択リストボックス55の右側には、住宅仕様履歴情報テーブル17に登録されている住宅仕様履歴情報(カテゴリ別部品過去合計金額)レコードを削除するための「削除」ボタン56が配置されている。本実施形態では、情報保存日時選択リストボックス55に表示される住宅仕様履歴情報テーブル17に登録されている住宅仕様履歴情報レコードの情報保存日時のリストから、削除したい住宅仕様履歴情報レコードの情報保存日時を選択後、「削除」ボタン56をクリックすることにより、当該レコードが削除される処理が実行される。すなわち、住宅仕様履歴情報テーブル17に登録されているレコードのうち、現在処理対象となっている顧客の顧客ID、この顧客の住宅工事の契約No、情報保存日時選択リストボックスで選択された情報保存日時を有するレコードを削除する処理が、サーバ1の処理手段20が備える図示しない住宅仕様履歴情報削除処理手段により実行される。
【0245】
前述したように、図2の顧客情報登録画面200において、金額非表示区分207の選択入力欄(選択入力フィールド)となっているチェックボックス207に、マウスのクリック等により、レ点のチェックマークが付けられた場合には、顧客情報テーブル10の金額非表示区分には1(金額を表示しない)が設定される。これにより、選択部品一覧表示画面130のカテゴリ別部品現在合計金額表示欄154には、カテゴリ別部品現在合計金額が表示されず、金額表示欄156には、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額や、カテゴリ別部品過去合計金額が表示されず、情報保存日時表示欄155には、情報保存日時が表示されなくなる。すなわち、選択部品一覧表示画面130におけるカテゴリ名称欄135と同じレベルの位置(高さ位置)の右隅には、何も表示されない空白領域となる(「[YYYY年MM月DD日 HH:MM:SSとの差額:XX,XXX,XXX円]」又は「[YYYY年MM月DD日 HH:MM:SSの合計額:XX,XXX,XXX円]」、「[合計:XX,XXX,XXX円]」」という編集がされない)。
【0246】
また、本実施形態では、金額非表示区分に1が設定されている場合には、選択部品一覧表示画面130の部品の確定合計金額表示欄147に金額が表示されないようになっている(金額部分がマイナス「−」で表示され、「計:−円」と編集表示される)。
【0247】
さらに、本実施形態では、金額非表示区分に1が設定されている場合には、図14に示す構成部材表示・選択画面60の各構成部材の部材表示欄の合計金額表示欄74にも金額が表示されないようになっている(金額部分がマイナス「−」で表示され、「合計金額:−円」と編集表示される)。
【0248】
なお、図6に示すよう、カテゴリ表示・選択画面40の最下部にも、「合計表示」ボタン57Aと「差額表示」ボタン57Bとで構成される金額表示切替ボタン57が設けられており(配置されており)、この金額表示切替ボタン57は、選択部品一覧表示画面130や構成部材表示・選択画面60において、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額の表示と、前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示を切り替えるための金額表示切替ボタンとなっている。
【0249】
以上説明した本実施形態では、今回の打合せ時点で属性情報が確定した部品(保留とした部品を含む)の金額(価格)をカテゴリ毎に合計したカテゴリ別部品合計金額(カテゴリ別部品現在合計金額)は、選択部品一覧表示画面130の「今回の合計金額を保存する」ボタン153をクリックすることにより、このカテゴリ別部品合計金額が、情報保存日時となるサーバ1のシステム日付及びシステム時刻とともに、住宅仕様履歴情報テーブル17に記憶(新規登録)されるようになっている。
【0250】
そして、後日の打合せにおいて、住宅仕様履歴情報テーブル17に記憶されているカテゴリ別部品合計金額のうち、カテゴリ表示・選択画面40の情報保存日時選択リストボックス55で選択入力された情報保存日時におけるカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品過去合計金額を、選択部品一覧表示画面130や構成部材表示・選択画面60に、今回の打合せ時点で属性情報が確定した部品(保留とした部品を含む)の金額をカテゴリ毎に合計したカテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品現在合計金額とともに表示させることができるようになっている。
【0251】
これにより、選択部品一覧表示画面130や構成部材表示・選択画面60で、現在の打合せ時点でのカテゴリ別部品合計金額(カテゴリ別部品現在合計金額)が、過去の打合せ時点でのカテゴリ別部品合計金額(カテゴリ別部品過去合計金額)と、どのくらいの差額が生じているかが一目で分かるようになる。
【0252】
前述したように、住宅の構成部材によっては、1回の打合せでは仕様が確定せず、複数回の打合せで仕様が確定する場合がある。このような場合、2回目以降の打合せにおいて、今回の打合せで住宅販売店の担当者が提案する或いは顧客が希望する仕様と、過去の打合せで前記担当者が提案した或いは前記顧客が希望した仕様との比較ができれば、顧客の意思決定も速いものとなり、それだけ、仕様の確定もより速いものとなる。
【0253】
本実施形態では、今回の打合せにおける仕様情報(カテゴリ別部品現在合計金額)と過去の打合せにおける仕様情報(カテゴリ別部品過去合計金額)との比較ができるようになっているので、顧客の意思決定も速いものとなり、それだけ、仕様の確定もより速いものとなる。
【0254】
このため、本実施形態によると、住宅仕様情報を確定するための打合せの時間の短縮を図ることできる。すなわち、住宅仕様情報を確定するための打合せを迅速に行うことができるようになる。
【0255】
また、本実施形態では、部品情報マスタ15に記憶されている部品情報レコードのデータ項目には、商品である住宅を識別するための商品区分が含まれており、部品表示・選択画面80には、部品情報マスタ15に記憶(登録)されている部品情報レコードのうち、顧客情報登録画面200で登録された商品区分を有するレコードに基づいて作成される部品情報カード81のみを表示することが可能となっている。本実施形態では、部品表示・選択画面80には、顧客情報登録画面200で登録された商品区分専用の部品情報カード81のみがデフォルトで表示されるようになっている。
【0256】
このため、本実施形態によると、顧客は、部品表示・選択画面80において、部品の選択をあまり迷うことなく、より迅速に行うことができるようになる。
【0257】
なお、以上説明した本実施形態において、カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出されたカテゴリ別部品合計金額を住宅仕様履歴情報テーブル17に記憶する処理は、前述したように、選択部品一覧表示画面130の「今回の合計金額を保存する」ボタン153をクリックすることにより実行されるものではなく、住宅販売店の担当者と顧客との打合せが終了し、この顧客についてのシステムの利用が終了したとき(言い換えると、前記顧客についてのサーバのシステムとの接続(ログイン)状態を解除(ログアウト)したとき)に無条件に実行されるようにしてもよい
なお、以上説明した本実施形態において、住宅仕様履歴情報として保存する住宅仕様情報はカテゴリ別部品合計金額のみであったが、住宅仕様情報テーブル11の全データ項目(部品毎の仕様情報)を住宅仕様履歴情報として保存するようにしてもよい。この場合には、住宅仕様情報テーブル11の全データ項目を別テーブル(住宅仕様履歴情報テーブル17とは異なるテーブル)に記憶(新規登録)するようにしてもよく、住宅仕様情報テーブル11(データ項目に情報保存日時を追加したものとする)に記憶(新規登録)するようにしてもよい。
【0258】
なお、以上説明した本実施形態において、カテゴリ表示・選択画面40の選択リストボックス55で情報保存日時が選択されなかった場合には、直近(最新)の情報保存日時に保存されたカテゴリ別部品過去合計金額に基づく情報(カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額、又はカテゴリ別部品過去合計金額)が、構成部材表示・選択画面60の金額表示欄92や、選択部品一覧表示画面130の金額表示欄156に表示されるようにしてもよい。
【0259】
なお、前述したように、選択部品一覧表示画面130が差額表示モード(「差額表示」ボタン149Bがクリックされた状態)となっているとき、金額表示欄156には、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額が表示され、情報保存日時表示欄155には、カテゴリ別部品過去合計金額が保存された日時が表示されるようになっている。このため、選択部品一覧表示画面130が差額表示モードとなっているとき、選択部品一覧表示画面130の情報保存日時表示欄155と金額表示欄156は、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との比較結果(差額)を表示するための比較結果表示部となっている。
【0260】
一方、選択部品一覧表示画面130が合計表示モード(「合計表示」ボタン149Aがクリックされた状態)となっているとき、金額表示欄156には、カテゴリ別部品過去合計金額が表示され、情報保存日時表示欄155には、カテゴリ別部品過去合計金額が保存された日時が表示されるようになっている。このため、選択部品一覧表示画面130が合計表示モードとなっているとき、選択部品一覧表示画面130の情報保存日時表示欄155と、金額表示欄156と、カテゴリ別部品現在合計金額が表示される金額表示欄154は、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額とを画面で比較するための比較表示部となっている。
【0261】
この選択部品一覧表示画面130と同様に、構成部材表示・選択画面60が差額表示モード(「差額表示」ボタン87Bがクリックされた状態)となっているとき、金額表示欄92には、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額が表示され、情報保存日時表示欄91には、カテゴリ別部品過去合計金額が保存された日時が表示されるようになっている。このため、構成部材表示・選択画面60が差額表示モードとなっているとき、構成部材表示・選択画面60の情報保存日時表示欄91と金額表示欄92は、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との比較結果(差額)を表示するための比較結果表示部となっている。
【0262】
一方、構成部材表示・選択画面60が合計表示モード(「合計表示」ボタン87Aがクリックされた状態)となっているとき、金額表示欄92には、カテゴリ別部品過去合計金額が表示され、情報保存日時表示欄91には、カテゴリ別部品過去合計金額が保存された日時が表示されるようになっている。このため、構成部材表示・選択画面60が合計表示モードとなっているとき、構成部材表示・選択画面60の情報保存日時表示欄91と、金額表示欄92と、カテゴリ別部品現在合計金額が表示される金額表示欄90は、カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額とを画面で比較するための比較表示部となっている。
【0263】
このように、本実施形態では、選択部品一覧表示画面130と、住宅仕様情報選択入力画面を構成する構成部材表示・選択画面60には、現在の打合せ時点での住宅仕様情報であるカテゴリ別部品合計金額と、過去の打合せ時点での住宅仕様情報(住宅仕様履歴情報)であるカテゴリ別部品過去合計金額との比較結果(差額)を表示するための比較結果表示部と、現在の打合せ時点での住宅仕様情報であるカテゴリ別部品合計金額と、過去の打合せ時点での住宅仕様情報(住宅仕様履歴情報)であるカテゴリ別部品過去合計金額とを画面で比較するための比較表示部と、が備えられている。
【0264】
なお、以上説明した本実施形態における各情報記憶手段である各マスタ及び各テーブルの項目、レイアウト、データ構造は一例であり、上述したものに限定されるものではなく、任意なものでよい。
【0265】
また、以上説明した本実施形態における構成部材の上位カテゴリ及び(下位)カテゴリは一例であり、上述したものに限定されるものではなく、任意なものでよい。例えば、構成部材の上位カテゴリ及びカテゴリは、住宅の種類(戸建、アパート等)によって異なものとしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0266】
本発明は、住宅仕様の確定を支援するための住宅仕様確定支援システムに利用できる。
【符号の説明】
【0267】
1 サーバ
2 ネットワーク
3 端末装置
10 顧客情報記憶手段と金額表示設定情報記憶手段を兼ねる顧客情報テーブル
11 住宅仕様情報記憶手段を構成する住宅仕様情報テーブル
12 住宅仕様情報記憶手段を構成する進捗状況情報テーブル
13 カテゴリ情報記憶手段であるカテゴリ情報マスタ
14 構成部材情報記憶手段である部材情報マスタ
15 部品情報記憶手段である部品情報マスタ
16 部品属性情報記憶手段である部品属性情報マスタ
17 住宅仕様履歴情報記憶手段である住宅仕様履歴情報テーブル
21 住宅仕様情報選択入力受付処理手段
22 カテゴリ選択受付処理手段
23 構成部材抽出処理手段
24 構成部材選択受付処理手段
25 部品抽出処理手段
26 部品選択受付処理手段
27 部品属性情報抽出処理手段
28 部品属性情報選択入力受付処理手段
32 住宅仕様情報登録処理手段
33 選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段
34 カテゴリ別部品合計金額算出処理手段
35 住宅仕様履歴情報登録処理手段
36 住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段
37 住宅仕様履報情報抽出処理手段
38 カテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段
40 カテゴリ表示・選択画面
55 住宅仕様履歴情報保存日時表示・選択画面である情報保存日時選択リストボックス
60 構成部材表示・選択画面
80 部品表示・選択画面
88 部品表示切替ボタン
110 部品属性情報選択入力画面
130 選択部品一覧表示画面
149 金額表示切替ボタン
153 保存ボタンである「今回の合計金額を保存する」ボタン
154 カテゴリ別部品現在合計金額
156 カテゴリ別部品現在合計金額とカテゴリ別部品過去合計金額との差額、又はカテゴリ別部品過去合計金額が表示される金額表示欄
207 金額表示設定情報である金額非表示区分
210 商品区分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
住宅販売店の担当者と顧客との打合せによるこの顧客の住宅仕様の確定を支援するための住宅仕様確定支援システムであって、前記住宅仕様の確定に必要なデータを管理するサーバと、このサーバにネットワークを介して接続された利用者が操作する端末装置と、を含んで構成され、
前記サーバは、
前記顧客の住宅仕様情報を少なくとも前記顧客の識別情報と関連付けて記憶する住宅仕様情報記憶手段と、
前記打合せ毎の前記住宅仕様情報である住宅仕様履歴情報を、少なくとも前記顧客の前記識別情報及び情報保存日時と関連付けて記憶する住宅仕様履歴情報記憶手段と、
前記打合せにおいて前記顧客の前記住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面の表示用データを前記端末装置へ送信するとともに、前記住宅仕様情報選択入力画面で選択入力されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記顧客の前記住宅仕様情報を受信する処理を実行する住宅仕様情報選択入力受付処理手段と、
前記打合せにおいて前記住宅仕様情報選択入力受付処理手段により受け付けた前記顧客の前記住宅仕様情報を、少なくとも前記顧客の前記識別情報と関連付けて前記住宅仕様情報記憶手段に記憶する処理を実行する住宅仕様情報登録処理手段と、
前記住宅仕様情報選択入力受付処理手段により受け付けた前記顧客の前記住宅仕様情報を、前記住宅仕様履歴情報として少なくとも前記顧客の前記識別情報及び前記情報保存日時と関連付けて前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶する処理を実行する住宅仕様履歴情報登録処理手段と、
を備えていることを特徴とする住宅仕様確定支援システム。
【請求項2】
請求項1に記載の住宅仕様確定支援システムにおいて、
前記住宅仕様情報記憶手段に記憶される前記顧客の前記住宅仕様情報は、前記住宅の前記構成部材の部品の識別情報と、前記部品の属性情報と、前記部品の金額と、を含んで構成され、
前記住宅仕様情報選択入力受付処理手段により受け付けられる前記顧客の前記住宅仕様情報は、前記構成部材の前記部品の前記識別情報と、前記部品の前記属性情報と、前記部品の前記金額と、を含んで構成され、
前記サーバは、前記打合せにおいて前記住宅仕様情報選択入力受付処理手段により受け付けられた前記構成部材の前記部品の前記金額を、前記構成部材のカテゴリの識別情報毎に合計した金額であるカテゴリ別部品合計金額を算出する処理を実行するカテゴリ別部品合計金額算出処理手段を備え、
前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶される前記住宅仕様履歴情報には、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出された前記カテゴリ別部品合計金額が含まれ、
前記住宅仕様履歴情報登録処理手段は、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出された前記カテゴリ別部品合計金額を含む情報を、前記顧客の前記識別情報と前記カテゴリの前記識別情報と前記情報保存日時と関連付けて前記住宅履歴情報記憶手段に記憶する処理を実行する構成とされていることを特徴とする住宅仕様確定支援システム。
【請求項3】
請求項2に記載の住宅仕様確定支援システムにおいて、
前記サーバは、前記住宅の前記構成部材情報を、前記構成部材の前記識別情報及び前記構成部材が属する前記カテゴリの前記識別情報と関連付けて記憶する構成部材情報記憶手段と、前記構成部材に対して選択可能な前記部品の前記金額を含む情報を、前記構成部材の前記識別情報及び前記部品の識別情報と関連付けて記憶する部品情報記憶手段と、前記部品の前記属性情報を、前記部品の識別情報及び前記属性の識別情報と関連付けて記憶する部品属性情報記憶手段と、を備え、
前記住宅仕様情報選択入力画面は、前記住宅の前記構成部材の一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する前記構成部材を選択させるための構成部材表示・選択画面と、この構成部材表示・選択画面で選択された前記構成部材に対して選択可能な前記部品の一覧を表示するとともにこの一覧から前記部品を選択させるための部品表示・選択画面と、この部品表示・選択画面で選択された前記部品の前記属性情報を選択入力させるための部品属性情報選択入力画面と、を含んで構成され、
前記住宅仕様情報選択入力受付処理手段は、
前記構成部材表示・選択画面の表示用データを前記端末装置へ送信するとともに、前記構成部材表示・選択画面で選択されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記構成部材の前記識別情報を受信する処理を実行する構成部材選択受付処理手段と、
この構成部材選択受付処理手段により受け付けた前記構成部材に対して選択可能な前記部品を、受信された前記構成部材の前記識別情報をキーとして、前記部品情報記憶手段から抽出する処理を実行する部品抽出処理手段と、
この部品抽出処理手段により抽出された前記部品を表示・選択させるための前記部品表示・選択画面の表示用データを前記端末装置に送信するとともに、前記部品表示・選択画面で選択されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記部品の識別情報を受信する処理を実行する部品選択受付処理手段と、
この部品選択受付処理手段により受け付けた前記部品に対して選択入力可能な属性情報を、受信された前記部品の前記識別情報をキーとして、前記部品属性情報記憶手段から抽出する処理を実行する部品属性情報抽出処理手段と、
この部品属性情報抽出処理手段により抽出された前記部品の属性情報を選択入力させるための前記部品属性情報選択入力画面の表示用データを前記端末装置に送信するとともに、前記部品属性情報選択入力画面で選択入力されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記部品の属性情報を受信する処理を実行する部品属性情報選択入力受付処理手段と、
を備え、
前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出される前記カテゴリ別部品合計金額は、前記部品属性情報選択入力画面において前記属性情報が選択入力された前記構成部材の部品の前記金額を、前記構成部材の前記カテゴリの前記識別情報毎に合計した金額であり、
前記サーバは、
前記部品属性情報選択入力画面において前記属性情報が選択入力された前記部品の前記属性情報及び前記金額を含む情報の一覧を、前記構成部材の前記カテゴリの前記識別情報単位に表示するとともに、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出された前記カテゴリ別部品合計金額を表示する選択部品一覧表示画面の表示用データを作成し、この作成された前記選択部品一覧表示画面の前記表示用データを前記端末装置に送信する処理を実行する選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段を備え、
前記選択部品一覧表示画面には、この選択部品一覧表示画面に表示されている前記カテゴリ別部品合計金額を含む情報を前記住宅仕様履歴情報登録処理手段により前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶させるための保存ボタンが設けられていることを特徴とする住宅仕様確定支援システム。
【請求項4】
請求項3に記載の住宅仕様確定支援システムにおいて、
前記サーバは、
前記選択部品一覧表示画面に表示されている前記カテゴリ別部品合計金額と、前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている前記顧客の前記住宅仕様履歴情報の前記カテゴリ別部品合計金額との比較を行うために、前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている前記顧客の前記住宅仕様履歴情報の前記情報保存日時の一覧を表示するとともにこの情報保存日時の一覧から前記比較の対象とする前記住宅仕様履歴情報の前記情報保存日時を選択させるための住宅仕様履歴情報保存日時表示・選択画面の表示用データを前記端末装置へ送信するとともに、前記住宅仕様履歴情報保存日時表示・選択画面で選択されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記情報保存日時を受信する処理を実行する住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段と、
前記住宅仕様履歴情報記憶手段に記憶されている前記顧客の前記住宅仕様履歴情報のうち、前記住宅仕様履歴情報保存日時選択受付処理手段により受け付けた前記情報保存日時及び前記顧客の識別情報を有する前記住宅仕様履歴情報を抽出する処理を実行する住宅仕様履報情報抽出処理手段と、
前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により算出された前記カテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品現在合計金額と、前記住宅仕様履歴情報抽出処理手段により抽出された前記住宅仕様履歴情報の前記カテゴリ別部品合計金額であるカテゴリ別部品過去合計金額との差額を算出する処理を実行するカテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段と、
を備え、
前記選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段は、前記カテゴリ別部品合計金額差額算出処理手段により算出された前記差額の表示用データを前記端末装置へ送信する処理を実行する構成となっていることを特徴とする住宅仕様確定支援システム。
【請求項5】
請求項4に記載の住宅仕様確定支援システムにおいて、
前記選択部品一覧表示画面には、前記差額又は前記カテゴリ別部品過去合計金額が表示され、前記差額の表示と前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示を切り替えるための金額表示切替ボタンが設けられ、
前記選択部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段は、前記金額表示切替ボタンの操作による前記端末装置からの要求信号に応じて、前記端末装置へ送信する前記差額の表示用データと前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示用データとを切り替える処理を実行する構成とされていることを特徴とする住宅仕様確定支援システム。
【請求項6】
請求項4又は5に記載の住宅仕様確定支援システムにおいて、
前記住宅仕様情報選択入力画面は、前記構成部材の前記カテゴリの一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する前記構成部材が属する前記カテゴリを選択させるためのカテゴリ表示・選択画面を備えており、
前記サーバは、
前記カテゴリ表示・選択画面に表示する前記カテゴリ情報を、前記カテゴリの前記識別情報と関連付けて記憶するカテゴリ情報記憶手段と、
前記カテゴリ表示・選択画面の表示用データを前記端末装置へ送信するとともに、前記カテゴリ表示・選択画面で選択されて前記端末装置から前記ネットワークを介して送信されてくる前記カテゴリの前記識別情報を受信する処理を実行するカテゴリ選択受付処理手段と、
このカテゴリ選択受付処理手段により受け付けた前記カテゴリに属する前記構成部材を、前記カテゴリの前記識別情報をキーとして、前記構成部材情報記憶手段から抽出する処理を実行する構成部材抽出処理手段と、
を備えており、
前記構成部材表示・選択画面には、前記構成部材抽出処理手段により抽出された前記構成部材の一覧が表示されるとともに、前記カテゴリ別部品合計金額算出処理手段により、前記部品属性情報選択入力画面において前記属性情報が選択入力された前記構成部材の前記部品の前記金額を、前記構成部材の前記カテゴリの前記識別情報毎に合計された金額である前記カテゴリ別部品現在合計金額と、前記差額又は前記カテゴリ別部品過去合計金額が表示され、前記差額の表示と前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示を切り替えるための金額表示切替ボタンが設けられていることを特徴とする住宅仕様確定支援システム。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の住宅仕様確定支援システムにおいて、前記選択部品一覧表示画面及び/又は前記構成部材表示・選択画面における前記カテゴリ別部品現在合計金額と、前記差額又は前記カテゴリ別部品過去合計金額の表示/非表示設定情報を、前記顧客の前記識別情報と関連付けて記憶する金額表示設定情報記憶手段を備えていることを特徴とする住宅仕様確定支援システム。
【請求項8】
請求項3〜7のいずれかに記載の住宅仕様確定支援システムにおいて、
前記部品情報記憶手段に記憶されている前記部品情報には、商品である前記住宅を識別するための商品区分が含まれ、
前記サーバは、前記顧客の前記住宅の前記商品区分を含む前記顧客の基本情報を、前記顧客の前記識別情報と関連付けて記憶する顧客情報記憶手段を備え、
前記部品抽出処理手段は、前記構成部材選択受付処理手段により受け付けた前記構成部材に対して選択可能な前記部品を、少なくとも受信された前記構成部材の前記識別情報と前記顧客の前記住宅の前記商品区分をキーとして、前記部品情報記憶手段から抽出する処理を実行する構成とされ、
前記部品表示・選択画面には、前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品の一覧、又は前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品及び前記顧客の前記住宅の前記商品区分以外の他の前記商品区分用の前記部品の一覧が表示され、前記部品表示・選択画面に一覧表示する前記部品を、前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品、又は前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品及び前記顧客の前記住宅の前記商品区分以外の他の前記商品区分用の前記部品に切り替えるための部品表示切替ボタンが設けられており、
前記部品選択受付処理手段は、前記部品表示切替ボタンの操作による前記端末装置からの要求信号に応じて、前記端末装置へ送信する前記部品表示・選択画面の表示用データのうちの前記部品の一覧の前記表示用データを、前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品の前記表示用データ、又は前記顧客の前記住宅の前記商品区分専用の前記部品及び前記顧客の前記住宅の前記商品区分以外の他の前記商品区分用の前記部品の前記表示用データに切り替える処理を実行する構成とされていることを特徴とする住宅仕様確定支援システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−38177(P2012−38177A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−179083(P2010−179083)
【出願日】平成22年8月9日(2010.8.9)
【出願人】(307042385)ミサワホーム株式会社 (569)
【Fターム(参考)】