説明

体外血液循環システムの血液リザーバーへの静脈流入を確立するための装置

本発明は、患者Pからリザーバーまでの静脈流入ライン(2)、及び、リザーバーから患者までの動脈流入ライン(3)を含み、さらに、静脈流入ライン(2)を徐々にふさぐ、特にクランプする制限ユニット(4)、及び、リザーバーに真空状態を適用する真空ユニット(5)に加えて、リザーバー(1)への静脈流入量の制限範囲を決定するために静脈流入ライン(2)の閉塞の程度を確立するための第1の動作信号を制限ユニット(4)に供給する、リザーバーへの静脈流入量の増加範囲を決定するためにリザーバー内の真空の程度を確立するための第2の動作信号を真空ユニット(5)に供給する、及び、操作者によるリザーバー(1)への静脈流入の量を確立するための単一操作要素(7)を含む制御手段(6)を含む、体外血液循環システムの血液リザーバー(1)への静脈流入を確立するための装置に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、体外血液循環システムにおける血液リザーバーへの静脈流入を確立するための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
体外血液循環システムは、他の構成要素に加えて、患者から、例えば、血液及び/又はプライミング液に対する静脈心臓切開術用リザーバー等の血液リザーバーまでの静脈流入ライン、並びに、リザーバーから患者までの動脈流入ラインを含む場合が多くある。患者からリザーバー内に血液を運ぶために、リザーバーは患者よりも低いレベルに置かれるため、重力によって排出をすでに生じることができる。血液ポンプ、通常はローラーポンプを使用して、血液は、リザーバーから出されて動脈流入ラインを通って運ばれ、患者まで送達される。
【0003】
排出ラインに付随する患者に対する負担に関して問題のある純粋な自然排出の場合に、リザーバーへの静脈流入が十分な程度まで生じるように、大きな管の断面が必要とされる。さらに、純粋な自然排出は、そうするために、体外血液循環を維持しながらリザーバーと患者との高さにおける差を変更する必要があるため、静脈流入量に影響を与える能力に関して好ましくない。
【0004】
例えば、WO00/44415 Aに記載されているように、排出ラインの断面を減らすため、及び、静脈流入に影響を与えることを可能にするためにリザーバーに対して真空状態を適用することはすでに提案されてきている。この点で、WO00/44415 Aは、手術中に患者の安全性を高めるようにユーザーによる真空状態の管理を単純化する真空調圧器を開示している。これに対する理由は、信頼できる真空状態の調節が、第一に、ユーザーによる真空状態の単純な調整、従って、静脈流入の単純な調整を可能にするためである。信頼できる真空状態の調節は、高過ぎる真空状態及び患者に危険を示す真空状態も防ぐため、患者に動脈で血液を供給する血液ポンプを使用したリザーバーからの血液の引き出しは、真空状態の発生及び/又は真空状態の増加に寄与するということに留意しなくてはならない。WO00/44415 Aにおいて、以前から知られた解決策は、不十分であると言われており、リザーバー内の真空状態を確実に調節し、且つ、任意選択で、必要とされた場合に真空状態を減らしもする真空状態を調節するための独立した装置が記載されている。
【0005】
リザーバーから患者まで血液を供給する場合、リザーバー内に存在するよりも多くの血液がリザーバーから取り除かれない、又は、そこに供給されないことを確実にするよう注意しなくてはならない。ユーザーは、従って、リザーバー内に十分な最少量があることを確認し、さらに、体外血液循環システムにおいて生理学的に十分な患者の供給が常に確実にされなければならないため、十分な量がリザーバー内に蓄積されるが、患者にも供給されるように流入及び流出を調整しなければならない。ユーザーは、その結果、例えば、ローラーポンプの送達量を増やすか若しくは減らすことができるか、又は、クランプによって供給ラインの断面を小さくする、及び/又は、再度断面を大きくすることができる。さらに、ユーザーは、排出される血液の量に注意を向け、前述の真空調圧器においてさえも、リザーバー内の真空状態を適切に調整しなければならない。ユーザーの行動の全てにおいて、体外循環によって支持される外科手術に注意を向けるようユーザーにさらに強いる環境において、ユーザーはこの要求を満たさなければならない。概して、体外血液循環システムのリザーバーへの静脈流入量の調整は、従って、ストレスの多い作業環境において生じ、従って、リザーバーへの静脈流入量の調整においてユーザーを支持するための以前の技術的解決策は、最適状態に及ばないとしてみなさなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この背景技術に対して、本発明によって解決されることになる技術的問題は、ユーザーにとって体外血液循環システムの管理をさらに単純化する、体外血液循環システムの血液リザーバーへの静脈流入を確立するための装置を特定することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、請求項1に記載の装置によって解決される。有利な実施形態は、サブクレームから明らかである。
【0008】
患者からリザーバーまでの静脈流入ライン、及び、リザーバーから患者までの動脈流入ラインを含む、体外血液循環システムの血液リザーバーへの静脈流入を確立するための本発明による装置は、静脈流入ラインを徐々にふさぐ、特にクランプして、リザーバーへの静脈流入量を制限するための制限ユニット、及び、リザーバーに真空状態を適用して、リザーバーへの静脈流入量を増やすための真空ユニットに加えて、リザーバーへの静脈流入量の制限範囲を決定するために静脈流入ラインの閉塞の程度を確立するための第1の動作信号を制限ユニットに供給する、リザーバーへの静脈流入量の増加範囲を決定するためにリザーバー内の真空の量を確立するための第2の動作信号を真空ユニットに供給する、及び、ユーザーによるリザーバーへの静脈流入の量を設定するための単一操作要素を含む制御手段をさらに含む。
【0009】
ユーザーによるリザーバーへの静脈流入の量を設定するための単一操作要素を提供することによって、ユーザーには、単一調整処理によって基本値を超えた値及び下回った値のリザーバーへの静脈流入を簡略な様式で決定する機会が与えられる。基本値は、この値を下回る静脈流入量の場合に運搬を制限することによって、並びに、この値を超える静脈流入量の場合に流入量の運搬を能動的に支持し、さもなければ、重力により運搬及び定められることによって設定される。本発明による制御手段の構成の結果、本発明による装置は、静脈流入を適切に調整及び調節することが達成される。その結果、上記及び以下の単一操作要素は、ただユーザーによるリザーバーへの静脈流入の量を設定する機能のためだけにあるということに留意されなければならない。制御手段は、さらに、例えばオン−オフスイッチ、任意選択で提供されるディスプレイのための明度調節器、警報器を作動させる/切るためのセレクタスイッチ等、さらなる操作要素を含み得る。しかし、本発明によると、1つの単一操作要素のみが、ユーザーによってリザーバーへの静脈流入の量を設定するために提供され、前記要素は、基本値を超えた値でも下回った値でも静脈流入の設定を可能にする。
【0010】
有利な実施形態において、制御手段は、静脈流入の量に一致する表示値の視覚表示のために表示装置を含む。この表示によって、静脈流入に関する値の示度、リザーバー内の真空状態、及び/又は、リザーバー内に貯蔵された血液の量を、ユーザーに表示することができる。
【0011】
有利な実施形態において、真空ユニットは、ラインを介して真空源に接続されるか、あるいは又はさらに、一体化された真空源、特に、ポンプを含む。
【0012】
特に有利な実施形態では、リザーバー内の真空状態を検出するための真空センサが提供され、対応する測定信号を提供するために制御手段に接続される。
【0013】
特に有利な実施形態では、リザーバー内に存在する血液のレベルを検出するためのレベルセンサが提供され、対応する測定信号を提供するために制御手段に接続される。
【0014】
特に有利な実施形態では、動脈流入ライン内に運搬された流入量を検出するための動脈流入量センサが提供され、対応する測定信号を提供するために制御手段に接続される。
【0015】
特に有利な実施形態において、制御手段は、動脈流入量に少なくとも影響を及ぼすことができるように血液ポンプの送達量を確立する第3の動作信号を生成する。
【0016】
有利な実施形態において、単一操作要素は、リザーバー内に貯蔵されることになる血液の量を特定するよう構成されるため、リザーバーへの静脈流入はこの様式で設定することができる。
【0017】
有利な実施形態において、真空ユニットは安全装置を含み、該安全装置は、制御手段による作動後、又は、万一制御が欠けている場合、リザーバーへの真空の適用を中断し、リザーバー内に大気圧を確立する。
【0018】
本発明は、以下において図面を参考にしてより詳細に記述される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の第1の実施形態による装置を有する体外血液循環システムの基本構造の図を示している。
【図2】本発明の第2の実施形態による装置を有する体外血液循環システムの基本構造の図を示している。
【図3】本発明の第3の実施形態による装置を有する体外血液循環システムの基本構造の図を示している。
【図4】本発明の第4の実施形態による装置を有する体外血液循環システムの基本構造の図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明による装置の第1の実施形態によって図1において示されているように、体外血液循環システムは基本的に、レザーバー1に加えて、患者Pからリザーバー1までの静脈流入ライン2、及び、リザーバー1から患者Pまでの動脈流入ライン3を含む。リザーバー1から患者Pまで血液を供給するために、通常ローラーポンプ又は遠心ポンプであるポンプ9が、動脈流入ライン3上又は動脈流入ライン3内に提供される。図1から明らかなように、リザーバー1は患者よりも低いレベルに置かれるため、レザーバーへの静脈流入は、重力のみによってすでに可能であるが、その範囲も、静脈流入に使用される管の断面次第である。
【0021】
リザーバー1への静脈流入を制限するために、本明細書において記述される本発明の第1の実施形態は、制限ユニット4を含み、制限ユニット4によって静脈流入ライン2を、例えばクランプする又は握りしめることにより次第にふさぐことができる。この目的のため、制限ユニット4は、図1において詳細には示されていない電磁運転式、空圧運転式、又は、油圧運転式のクランプを含む。制限ユニット4は、静脈流入ライン2上に配置され、血液と接触することなく管に対して外部から有利に作用する。
【0022】
リザーバー1への静脈流入を増やすために、本発明による装置の第1の実施形態は、リザーバー1に真空状態を適用するための真空ユニット5を含む。この目的のため、真空ユニット5は、真空ライン10を介してリザーバー1に接続され、従って、気密であるように設計される。真空ユニット5自体が真空状態を生じるために構成されない場合、例えば適したポンプの統合によって、真空ユニット5は、図1において示された第1の実施形態と同様に、真空源ライン11を介して真空源に接続される。適した真空源は、一般に、本発明による装置が主として使用される病院内の固定された設備の形状で入手可能である。
【0023】
本発明によると、ユーザーによる静脈流入の設定は、図1において示された制御手段6を介して、簡略且つ快適であるが安全でもある様式で生じる。制御手段6は、第1の動作ライン4aを介して、静脈供給ライン2の閉塞の程度を確立してリザーバーへの静脈流入量の制限を実行するための第1の動作信号を制限ユニット4に供給する。制御手段6は、さらに、第2の動作ライン5aを介して、リザーバー1内の真空の量を確立してリザーバーへの静脈流入量における増加を実行するための第2の動作信号を真空ユニット5に供給する。
【0024】
本発明によると、制御手段6は、装置のユーザーによってリザーバーへの静脈流入の量を設定するための単一操作要素7を含む。この単一操作要素7をただ作動させることだけによって、ユーザーは、リザーバー1への静脈流入量を設定し、その結果、自然排出及び静脈側で使用される管の断面によって本質的に決定された量を超える増加も、この値を下回る減少も試みることができる。本発明による制御手段6は、単一操作要素7によってユーザーにより実行される設定を、対応する制限ユニット4又は真空ユニット5の作動に変え、その結果、静脈流入管のライン2をふさぐ(クランプする)ことによって静脈流入量の減少をもたらす、又は、リザーバー1内に真空状態を作り出すことによって静脈流入量の増加をもたらすようにする。
【0025】
図1によって示されているように、第1の実施形態は、リザーバー1内の真空状態を検出して、対応する第1の測定信号を提供するようにリザーバー1上又はリザーバー1内に配置された圧力センサ12を含む。真空センサ12の測定信号は、第1の測定信号ライン12aを介して制御手段6に供給され、制御手段6は、この測定値を考慮に入れて真空の調節を実行することができる。
【0026】
第1の実施形態による制御手段6は、設定された静脈流入量及び/又は設定された真空状態をユーザーに示すディスプレイ8をさらに含む。
【0027】
図2は、第1の実施形態の態様のうち全てを含む、本発明による装置の第2の実施形態を示しており、従って、これらのポイントに関して図1に関する第1の実施形態の説明を参照することができる。第2の実施形態は、さらに、リザーバー1内に実際に存在する血液のレベルを検出する、従って、貯蔵された血液の量を検出するレベルセンサ13を含む。レベルセンサ13は、第2の測定信号ライン13aを介して制御手段6に供給される第2の測定信号を生成する。第2の測定信号を用いて、制御手段6は、リザーバー1内の血液のレベルが所定の限度を下回る場合にリザーバー1内の真空を増やし、従って、リザーバー1への静脈流入を増やすように、リザーバー1内に実際に存在する血液の量を真空調節中の量に考慮に入れることができる。第2の実施形態による制御手段6は、静脈流入を制限するように、リザーバー1における所定の満タンレベルの到達をさらにモニターすることができる。
【0028】
図3は、第1の実施形態の態様のうち全てを含む、本発明による装置の第3の実施形態を示しており、従って、これらのポイントに関して図1に関する第1の実施形態の説明を参照することができる。第3の実施形態は、さらに、動脈流入量を検出する、従って、動脈流入ライン3を介して患者Pに供給され、従って、リザーバー1から除去される血液の量を検出する流入量センサ14を含む。量センサ14は、図3に示されているようにポンプ9の下流、又は、上流で動脈流入ライン3上に配置される。量センサ14は、第3の測定信号ライン14aを介して制御手段6に供給される第3の測定信号を出力する。このため、制御手段6は、リザーバー1から除去された血液の量を真空調節の間に考慮し、従って、静脈流入を構成することができる。動脈流入に対して影響を与えるように、第3の実施形態における制御手段6は、第3の動作ライン9aを介して第3の動作信号をポンプ9まで出力することができ、第3の動作信号によって、ポンプの送達量は調整されるか、又は、少なくとも感化される。
【0029】
図4は、最初の3つの実施形態の態様のうち全てを含む、本発明による装置の第4の実施形態を示しており、従って、これらのポイントに関して図1、2、及び3に関する最初の3つの実施形態の説明を参照することができる。上記の実施形態の態様のうち全てを組み合わせることによって、リザーバー1に貯蔵される血液の量をほぼ完全に自動で制御/調節することを可能にする、リザーバー1への静脈流入を確立するための装置が作製される。これに対する理由は、静脈流入ラインの漸進的な閉塞及びリザーバー1内の真空の調節を介して、制御手段6はリザーバー1に供給される血液の量を設定することができ、リザーバー1の現在の量は、レベルセンサ13によってそれぞれ検出されるということである。制御手段6は、同時に、量センサ14を介して動脈流入量を検出し、ポンプ9の制御によって動脈流入量を設定するか又は動脈流入量に影響を及ぼすことができる。従って、制御手段6の操作要素7も、リザーバー1内に貯蔵される血液の量がユーザーによって設定されるように、第4の実施形態において構成することができる。この設計は、リザーバー1の実際の満タンレベルもディスプレイ8に示される限りにおいて、図4において考慮される。ユーザーによる血液の量の指定条件に基づいて、及び、患者の供給を保証する生理学的な限界条件を考慮して、制御手段6は、従って、完全に自動の様式において、リザーバー1への静脈流入、及び、体外血液循環システムのリザーバー1からの動脈流出の調整をもたらす。
【0030】
図1乃至4において示されているように、実施形態のうち全てにおいて、真空ユニット5には、安全装置15を備えつけることができ、安全装置は、制御手段6による対応する作動後、又は、万一制御が欠けている場合、リザーバー1への真空の適用を中断し、リザーバー1内に大気圧を確立する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
体外血液循環システムの血液リザーバーへの静脈流入を確立するための装置であって、患者から前記リザーバーまでの静脈流入ライン、及び、前記リザーバーから前記患者までの動脈流入ラインを含み、
前記静脈流入ラインを徐々にふさぐ、特にクランプして、前記リザーバーへの静脈流入量を制限するための制限ユニットと、
前記リザーバーに真空状態を適用して、前記リザーバーへの静脈流入量を増やすための真空ユニットと、
制御手段であり、
前記リザーバーへの静脈流入量の制限範囲を決定するために前記静脈流入ラインの閉塞の程度を確立するための第1の動作信号を前記制限ユニットに供給する、
前記リザーバーへの静脈流入量の増加範囲を決定するために前記リザーバー内の真空の量を確立するための第2の動作信号を前記真空ユニットに供給する、及び、
ユーザーによる前記リザーバーへの静脈流入の量を設定するための単一操作要素を含む、
制御手段と、
を含む装置。
【請求項2】
前記制御手段が、前記静脈流入の量に一致する表示値の視覚表示のために表示装置を含むことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記真空ユニットが、ラインを介して真空源に接続されるか、又は、一体化された真空源、特に、ポンプを含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記リザーバー内の真空状態を検出するための真空センサが提供され、第1の測定信号を提供するために前記制御手段に接続されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記リザーバー内に存在する血液のレベルを検出するためのレベルセンサが提供され、第2の測定信号を提供するために前記制御手段に接続されることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記動脈流入ライン内に運搬された流入量を検出するための動脈流入量センサが提供され、第3の測定信号を提供するために前記制御手段に接続されることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
血液ポンプが提供され、前記血液ポンプの送達量を確立する第3の動作信号が、前記制御手段によって前記血液ポンプに供給されることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記単一操作要素が、前記リザーバー内に貯蔵されることになる血液の量を特定するために構成されることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記真空ユニットは安全装置を含み、該安全装置は、前記制御手段による作動後、又は、万一制御が欠けている場合、前記リザーバーへの真空の適用を中断し、前記リザーバー内に大気圧を確立することを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2012−527920(P2012−527920A)
【公表日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−512282(P2012−512282)
【出願日】平成22年4月26日(2010.4.26)
【国際出願番号】PCT/EP2010/055522
【国際公開番号】WO2010/136283
【国際公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【出願人】(505267773)ソリン グループ ドイチェランド ゲーエムベーハー (6)
【氏名又は名称原語表記】SORIN GROUP DEUTSCHLAND GMBH
【住所又は居所原語表記】Lindberghstrasse 25, 80939 Munchen Germany
【Fターム(参考)】