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作動玩具
説明

作動玩具

【課題】外殻体に収容した作動体が外殻体から出てくるとともに作動を開始するように形成することで、今までにない新規な玩具を提供する。
【解決手段】作動機構を備えた作動体10と、前記作動体10を内部に収容した状態で封止される外殻体50と、を備え、前記外殻体50の底部には、前記作動機構の作動を規制する作動規制部材60が設けられ、前記作動体10は、前記作動規制部材60に前記作動機構の作動を規制された状態で前記外殻体50の内部に収容され、衝撃を加えて前記外殻体50を破壊したときに、前記作動体10が前記作動規制部材60から外れ、前記作動機構が作動を開始するように形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、外殻体に作動体を収容させた作動玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、卵型などに形成した外殻体の内部に玩具を収容し、外殻体が割れたときに中の玩具が出てくるようにしたものが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、卵殻体を所定温度の湯の中に入れると、卵殻体が二つに割れ、中から造形玩具体が出てくるように構成した卵玩具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭63−34493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記した従来の玩具は、単に殻体から玩具が出てくるのみであり、インパクトに欠けていた。
【0006】
そこで、本発明は、外殻体に収容した作動体が外殻体から出てくるとともに作動を開始するように形成することで、今までにない新規な玩具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
【0008】
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、以下の点を特徴とする。
【0009】
すなわち、請求項1に記載の作動玩具は、作動機構を備えた作動体と、前記作動体を内部に収容した状態で封止される外殻体と、を備え、前記外殻体の底部には、前記作動機構の作動を規制する作動規制部材が設けられ、前記作動体は、前記作動規制部材に前記作動機構の作動を規制された状態で前記外殻体の内部に収容され、衝撃を加えて前記外殻体を破壊したときに、前記作動体が前記作動規制部材から外れ、前記作動機構が作動を開始することを特徴とする。
【0010】
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
【0011】
すなわち、前記作動体の作動機構はモータで駆動するものであり、前記作動規制部材は、前記モータへの給電を阻害する絶縁体を備えて構成されることを特徴とする。
【0012】
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
【0013】
すなわち、前記作動体の作動機構はゼンマイで駆動するものであり、前記作動規制部材は、前記ゼンマイの力で回転する歯車の回転を阻止するための係合部を有することを特徴とする。
【0014】
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
【0015】
すなわち、前記作動規制部材は、前記外殻体に取り外し可能に固定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明は上記の通りであり、作動体は、作動規制部材に作動機構の作動を規制された状態で外殻体の内部に収容され、衝撃を加えて前記外殻体を破壊したときに、前記作動体が前記作動規制部材から外れ、前記作動機構が作動を開始するように形成されている。このため、外殻体に収容した作動体が外殻体から出てくるとともに作動を開始するという今までにない新規な玩具を提供することができる。
【0017】
また、前記作動体をモータで駆動するものとし、前記作動規制部材を前記モータへの給電を阻害する絶縁体を備えて構成すれば、衝撃を加えて前記外殻体を破壊したときに、前記モータが駆動を開始するため、例えば、前記作動体が自走を始めるように構成することができる。
【0018】
また、前記作動体をゼンマイで駆動するものとし、前記作動規制部材の係合部で前記ゼンマイの力で回転する歯車の回転を阻止するように構成すれば、衝撃を加えて前記外殻体を破壊したときに、前記ゼンマイが駆動を開始するため、例えば、前記作動体が自走を始めるように構成することができる。
【0019】
また、前記作動規制部材を前記外殻体に取り外し可能に固定すれば、作動体を外殻体から出した後において作動体の作動を止めたい場合に、作動規制部材を取り外して作動体に装着して使用することができる。このため、作動体の作動を止めるためのスイッチ等を設ける必要がなく、低コストで玩具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】作動玩具の外観透視図である。
【図2】作動体を収容する様子を示す説明図である。
【図3】接合前の外殻体を示す外観斜視図である。
【図4】接合前の外殻体に作動規制部材を取り付けた状態を示す外観斜視図である。
【図5】作動体の分解斜視図である。
【図6】作動体の底面図である。
【図7】作動体を作動規制部材に取り付ける様子を示す図であって、(a)取り付け前の断面図、(b)取り付け後の断面図である。
【図8】変形例に係る作動体の分解斜視図である。
【図9】変形例に係るガバナの作動を示す説明図である。
【図10】変形例に係る作動体を作動規制部材に取り付ける様子を示す図であって、(a)取り付け前の断面図、(b)取り付け後の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
【0022】
本実施形態に係る作動玩具は、図1に示すように、作動機構を備えた作動体10と、前記作動体10を内部に収容した状態で封止される外殻体50と、前記外殻体50の内部に配置された作動規制部材60とを、備えて構成される。
【0023】
外殻体50は、図2に示すように、中空の卵型であり、卵型の上半分を形成する上殻部51と、卵型の下半分を形成する下殻部52と、からなっている。この上殻部51と下殻部52とは、内部に作動体10と作動規制部材60とを収容した後に開口縁が接合されることで、卵型を形成する。
【0024】
上殻部51の内側天井部には、図3に示すように、複数の押え部51aが突出して設けられており、この複数の押え部51aによって、外殻体50の内部に収容した作動体10の頭部を固定することができるようになっている。
【0025】
また、下殻部52の内側底部には、図3に示すように、複数の規制部材取付け部52aが突出して設けられており、この複数の規制部材取付け部52aによって、外殻体50の内部に収容した作動規制部材60の底部を固定することができるようになっている。
【0026】
上記した上殻部51の押え部51a及び下殻部52の規制部材取付け部52aが設けられていることにより、図1に示すように、外殻体50の内部に収容した作動体10及び作動規制部材60が、外殻体50の内部で動かないように固定されている。
【0027】
なお、このように形成された外殻体50は、脆く割れやすい材料(例えば、ケミウッド等の柔軟性のない樹脂)で1mm程度の薄さで形成されているため、卵を割るように机に打ちつけるなどの衝撃を加えることで、容易に破壊されて割れるようになっている。そして、衝撃を加えて外殻体50を破壊することで、外殻体50の内部に収容された作動体10が外に出てくるようになっている。
【0028】
外殻体50の内部に収容される作動体10は、図1に示すように動物(例えばひよこ)の形態を模したものであり、モータ21で駆動する作動機構を備えることにより、自走可能に形成されている。
【0029】
この作動体10は、図5に示すように、作動体10の本体を形成する前部材12と後部材13とが組み合わさって動物の基本形状を形成し、その内部には、モータ21、モータ21に電力を供給するための電池25、モータ21の回転軸に取り付けられたウォームギア22、ウォームギア22と噛合するウォームホイール23、ウォームホイール23と一体的に回転する車輪軸24、車輪軸24の両端に固定される車輪15、などが収容されている。
【0030】
このため、モータ21に給電が開始されると、モータ21の回転軸と一体的にウォームギア22が回転し、このウォームギア22の回転はウォームホイール23を介して直交方向の回転へと変換されて伝達される。そして、ウォームホイール23と一体的に車輪軸24が回転することにより、車輪15が回転するように形成されている。
【0031】
なお、前記した車輪15には、外側の回転中心部分にゴム片15aが取り付けられている。このゴム片15aは、左右の車輪15で互い違いになるように取り付けられており、車輪15と一体的に回転することにより、あたかも足のように走行面を後方に蹴りだすような動作を行う。このため、車輪15で走行しているにもかかわらず、あたかもゴム片15aで形成された足で走行しているかのように見え、走行している姿に面白味を持たせている。
【0032】
また、車輪15の上方には、動物の腕を模した腕部材16が設けられており、この腕部材16は、車輪15の回転に合わせて上下に動作する。このため、ゴム片15aで形成された足のみならず、腕を動かして走行しているように見えるため、更に走行している姿に面白味が加味されている。
【0033】
なお、後部材13の背面部には、電池25の交換ができるように電池カバー14を取り外すことで電池収容部を解放可能となっている。
【0034】
ところで、本実施形態に係る作動体10のモータ21への給電は、モータ21と電池25とに対して直列に設けられたスイッチ部26によってオンとオフとが切り替えられる。このスイッチ部26は、図5に示すように、薄板状の金属を折り曲げて形成した第1接触片26aと第2接触片26bとで形成されている。この第1接触片26aと第2接触片26bとは、いずれかがマイナス側に接続され、他方がプラス側に接続されている。この第1接触片26aと第2接触片26bとは、通常時においては互いに接触しているため、モータ21への給電が行われるようになっている。しかしながら、後述するように、第1接触片26aと第2接触片26bとの間に絶縁体を挿入すれば、互いに離反するように押し曲げられてモータ21への給電が阻害されるようになっている。
【0035】
このスイッチ部26は、図5に示すように、作動体10の底部付近に設けられており、底面側から絶縁体を挿入することによって給電をオフにすることができる。すなわち、本実施形態に係る作動体10には、図6に示すように、底面に挿入孔10aが開口しており、この挿入孔10aの内側にくるように前記したスイッチ部26が配置されている。このため、この挿入孔10aから絶縁体を挿入することで、絶縁体が第1接触片26aと第2接触片26bとの間に挿入され、モータ21への給電が阻害されるようになっている。
【0036】
作動規制部材60は、上記した作動体10の作動機構(モータ機構)の作動を規制するための樹脂製の部材であり、すなわち、第1接触片26aと第2接触片26bとの間に挿入される絶縁突起60c(絶縁体)を備えている。絶縁突起60cは、図4に示すように、作動規制部材60の底板60aに立設された突起である。
【0037】
この作動規制部材60を外殻体50の内部に収容する際には、図4に示すように、外殻体50の規制部材取付け部52aに対して、取り外し可能に圧入固定する。
【0038】
作動規制部材60の底板60aには、作動体10の車輪15を載置するための車輪溝60bが設けられており、この車輪溝60bの上に車輪15がくるように作動体10を載置すれば、絶縁突起60cが挿入孔10aに挿入されるように形成されている。
【0039】
すなわち、図7に示すように、作動規制部材60の上に作動体10を載置すると、絶縁突起60cが挿入孔10aに挿入され、挿入された絶縁突起60cが第1接触片26aと第2接触片26bとの間に入り込むため、第1接触片26aと第2接触片26bとが絶縁されて通電が起きないように形成されている。
【0040】
作動体10は、図1に示すように、作動規制部材60を取り付けた状態で外殻体50の内部に収容されるため、すなわち、第1接触片26aと第2接触片26bとが絶縁された状態(作動規制部材60が前記モータ機構の作動を規制した状態)で外殻体50の内部に収容される。
【0041】
図1に示すように、作動体10及び作動規制部材60は、外殻体50の内部に収容された状態では、外殻体50の押え部51aと規制部材取付け部52aとで挟んで固定されているため、作動体10が作動規制部材60から外れることはない。しかしながら、外殻体50が破壊されて、外殻体50の押え部51aと規制部材取付け部52aとによる押え付けが解除されると、作動体10は作動規制部材60から容易に外れるようになっている。
【0042】
このため、衝撃を加えて外殻体50を破壊すると、作動体10が作動規制部材60から外れ、モータ機構が作動を開始するようになっている。すなわち、卵(外殻体50)を割ることで、卵の中から動物(作動体10)が飛び出し、この動物が自走を開始するように形成されている。
【0043】
なお、このように自走を開始した作動体10を停止させたい場合には、作動規制部材60を外殻体50の中から取り出し、作動体10に装着すればよい。
【0044】
上記の通り、本実施形態によれば、作動体10は、作動規制部材60にモータ機構の作動を規制された状態で外殻体50の内部に収容され、衝撃を加えて前記外殻体50を破壊したときに、前記作動体10が前記作動規制部材60から外れ、前記モータ機構が作動を開始するように形成されている。このため、外殻体50に収容した作動体10が外殻体50から出てくるとともに自走を開始するという今までにない新規な玩具を提供することができる。
【0045】
また、作動規制部材60が外殻体50に取り外し可能に固定されているため、作動体10を外殻体50から出した後において作動体10の作動を止めたい場合に、作動規制部材60を取り外して作動体10に装着して使用することができる。このため、作動体10の作動を止めるためのスイッチ等を設ける必要がなく、低コストで玩具を提供できる。
【0046】
(変形例)
上記実施形態においては、作動機構としてモータ機構を使用することとしたが、これに限らず、例えばゼンマイ機構を作動機構として採用してもよい。
【0047】
図8〜10は、作動機構としてゼンマイ機構を使用した変形例に係る図面である。この図面を参照しつつ、本変形例について説明する。なお、本変形例の基本的構成態様は上記した実施形態と同様であるため、同様である旨の記載を省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0048】
本変形例に係る作動体10は、図8に示すように、作動体10の本体を形成する前部材12と後部材13とが組み合わさって動物の基本形状を形成し、その内部には、ゼンマイユニット31、ゼンマイユニット31の回転軸に取り付けられた車輪15、ゼンマイユニット31と隣接するように配置された揺動部材40、などが収容されている。
【0049】
ゼンマイユニット31は、公知のものを使用すればよく、例えば、特開平11−76633号公報に開示されているような定速機構を備えたゼンマイユニット31を使用すればよい。このゼンマイユニット31は、車輪15を平面に押し付けた状態で後方へ引くことにより車輪15を逆回転させてゼンマイを巻くタイプの、いわゆるプルバック式である。
【0050】
このゼンマイユニット31が備える定速機構は、ゼンマイユニット31を構成する歯車の回転速度を制限することで、出力軸(本変形例においては車軸35)の回転速度を一定に保つためのものである。
【0051】
例えば、図9に示すように、左右に揺動自在に設けられたアンクル部材34と、星形のギア36とが接触することにより、定速機構を構成することができる。この定速機構においては、アンクル部材34が軸部34bを中心に揺動することにより、アンクル部材34の両端に設けられた爪部34aがギア36に交互に接触し、これによりギア36の回転数を抑制するように作用する(図9(a)及び(b)参照)。
【0052】
この定速機構は、ゼンマイユニット31のケース32の内部に配置されているものの、図8に示すように、ケース32の表面に設けられたガバナ窓33からアンクル部材34が露出するようになっている。このため、図9(c)に示すように、この外部に露出したアンクル部材34をギア36に押し付け、両側のいずれかの爪部34aがギア36に係合した状態とすれば、ギア36の回転を阻止することができる。本変形例においては、アンクル部材34を前述した揺動部材40によってギア36に押し付け、ギア36の回転を阻止するようにしている。
【0053】
揺動部材40は、図8に示すようなL字状の部材であり、前記したガバナ窓33に臨むように配置される押圧部40bと、押圧部40bに対して所定角度で延出する受け部40aと、押圧部40bと受け部40aとの接合部付近に設けられた軸部40dと、を備えている。この揺動部材40は、軸部40dが前部材12(または後部材13)に軸支されて揺動自在となっている。また、押圧部40bの先端付近には、押圧突起40cが設けられており、この押圧突起40cによって、前記したガバナ窓33から露出するアンクル部材34を押圧することができるようになっている。
【0054】
この揺動部材40は、通常時は、図示しない付勢部材によって、アンクル部材34を押圧しない解除位置に付勢されている。
【0055】
この揺動部材40の受け部40aは、図8に示すように、作動体10の底部付近に水平方向に設けられている。そして、この受け部40aの下部に位置する作動体10の底面には、図10に示すように、挿入孔10aが開口している。
【0056】
ところで、本変形例に係る作動規制部材60は、図8に示すように、上記した挿入孔10aへと挿入される係合部60dを備えている。この係合部60dは、底板60aに立設された突起であり、作動体10を作動規制部材60の上に載置したときに、挿入孔10aを貫通し、挿入孔10aの内側に配置された揺動部材40の受け部40aを押圧するように形成されている。
【0057】
すなわち、図10(a)に示すように、作動規制部材60の上に作動体10を載置する前の状態においては、図示しない付勢部材により揺動部材40が付勢され、押圧突起40cがゼンマイユニット31の外にある。
【0058】
この状態から作動規制部材60の上に作動体10を載置すると、図10(b)に示すように、押圧突起40cが挿入孔10aに挿入され、挿入された押圧突起40cが揺動部材40の受け部40aを付勢力に抗って押し上げる。すると、揺動部材40は軸部40dを中心に揺動し、押圧部40bがゼンマイユニット31の方向に傾けられる。この動作により、押圧部40bの先端付近の押圧突起40cがゼンマイユニット31のガバナ窓33に入り込み、アンクル部材34を押圧する。このため、アンクル部材34がギア36に押し付けられるので、ギア36の回転が阻止されて、ゼンマイ機構の作動が規制される。
【0059】
ここで、作動体10は、図1に示すように、作動規制部材60を取り付けた状態で外殻体50の内部に収容されるため、すなわち、押圧突起40cがゼンマイユニット31のアンクル部材34を押圧した状態(作動規制部材60が前記ゼンマイ機構の作動を規制した状態)で外殻体50の内部に収容される。なお、収容するときには、予めゼンマイユニット31のゼンマイを巻き上げておき、作動可能な状態にしておく。
【0060】
このように外殻体50の内部に収容された状態では、作動体10及び作動規制部材60は外殻体50の押え部51aと規制部材取付け部52aとで挟んで固定されているため、作動体10が作動規制部材60から外れることはない。しかしながら、外殻体50が破壊されて、外殻体50の押え部51aと規制部材取付け部52aとによる押え付けが解除されると、作動体10は作動規制部材60から容易に外れるようになっている。
【0061】
このため、衝撃を加えて外殻体50を破壊すると、作動体10が作動規制部材60から外れ、ゼンマイ機構が作動を開始するようになっている。すなわち、卵(外殻体50)を割ることで、卵の中から動物(作動体10)が飛び出し、この動物が自走を開始するように形成されている。
【0062】
上記の通り、本変形例によれば、作動体10は、作動規制部材60にゼンマイ機構の作動を規制された状態で外殻体50の内部に収容され、衝撃を加えて前記外殻体50を破壊したときに、前記作動体10が前記作動規制部材60から外れ、前記ゼンマイ機構が作動を開始するように形成されている。このため、外殻体50に収容した作動体10が外殻体50から出てくるとともに自走を開始するという今までにない新規な玩具を提供することができる。
【0063】
なお、上記説明においては、作動機構によって自走する作動体10について説明したが、本発明の実施形態としてはこれに限らない。例えば、作動機構によって音声を出力するように形成してもよい。この場合、例えば、卵(外殻体50)から出てきた動物(作動体10)が鳴き声を発するように形成することができる。このような場合でも、上記した実施形態と同様に、作動規制部材60によって作動機構への通電を管理すればよい。
【符号の説明】
【0064】
10 作動体
10a 挿入孔
12 前部材
13 後部材
14 電池カバー
15 車輪
15a ゴム片
16 腕部材
21 モータ
22 ウォームギア
23 ウォームホイール
24 車輪軸
25 電池
26 スイッチ部
26a 第1接触片
26b 第2接触片
31 ゼンマイユニット
32 ケース
33 ガバナ窓
34 アンクル部材
34a 爪部
34b 軸部
35 車軸
36 ギア
40 揺動部材
40a 受け部
40b 押圧部
40c 押圧突起
40d 軸部
50 外殻体
51 上殻部
51a 押え部
52 下殻部
52a 規制部材取付け部
60 作動規制部材
60a 底板
60b 車輪溝
60c 絶縁突起(絶縁体)
60d 係合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作動機構を備えた作動体と、
前記作動体を内部に収容した状態で封止される外殻体と、
を備え、
前記外殻体の底部には、前記作動機構の作動を規制する作動規制部材が設けられ、
前記作動体は、前記作動規制部材に前記作動機構の作動を規制された状態で前記外殻体の内部に収容され、
衝撃を加えて前記外殻体を破壊したときに、前記作動体が前記作動規制部材から外れ、前記作動機構が作動を開始することを特徴とする、作動玩具。
【請求項2】
前記作動体の作動機構はモータで駆動するものであり、
前記作動規制部材は、前記モータへの給電を阻害する絶縁体を備えて構成されることを特徴とする、請求項1記載の作動玩具。
【請求項3】
前記作動体の作動機構はゼンマイで駆動するものであり、
前記作動規制部材は、前記ゼンマイの力で回転する歯車の回転を阻止するための係合部を有することを特徴とする、請求項1記載の作動玩具。
【請求項4】
前記作動規制部材は、前記外殻体に取り外し可能に固定されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の作動玩具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−157565(P2012−157565A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−19625(P2011−19625)
【出願日】平成23年2月1日(2011.2.1)
【出願人】(594177472)有限会社イング二十一 (5)
【Fターム(参考)】