使い捨ての空気処理デバイスおよび方法
芳香送達デバイスと該デバイスを使用する方法が記載される。該デバイスは内部空洞と、上部開放とを有する型と、該型の該内部空洞上でコーティングされる型離型剤と、該型内の芳香ゲルと、該型の該上部開放を密封する取り外し可能な蒸気不浸透性のHdとを有する。上記型は、プラスチックであり得る。上記芳香ゲルは、ゲル化剤と、芳香剤と、防腐剤と、着色料と、水とを備え得る。また、上記方法は、芳香送達デバイスを供給するステップであって、該芳香送達デバイスは、取り外し可能な蓋を有する使い捨ての型と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香ゲルとを備えている、ステップと、該型から該蓋を取り外して、該芳香ゲルを該型から該周囲へ放出するステップとを包含する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、ゲル消臭剤デバイスに関する。より具体的には、本発明は、安価で使い捨ての型に供給される小さな使い捨てのゲル消臭剤に関する。該ゲル消臭剤は、予め成形されたゲル形状を、使い捨ての型から、二次表面に、例えば、平板上にまたはボウル内に放出させることによって、あるいは該ゲルを芳香剤または悪臭制御に必要なエリア、例えば、くず入れ、排水管、ゴミ置き場、くずかご、ゴミ圧縮機、猫のトイレボックス、またはトイレに放出させることによって、使用される。
【背景技術】
【0002】
水性ベースの独立ゲルは、悪臭を制御するために、広範囲で使用される消臭剤の形態であり、芳香を送達するために使用され、悪臭を制御するためである。独立ゲル構築に使用される芳香剤は、一般的に連続的に空気に送達され、水および追加の共溶媒の蒸発によって補助される。現在の市場における代表的な消臭剤は、円錐形状のゲルディスペンサーであるDial CorporationによるRenuzit(登録商標)AdjustableTMと、ホイルシールを有する小さなプラスチックトレイ内部に芳香ゲルを備えているかなり小さいゲル消臭剤であるS.C.Johnson&SonによるGlade(登録商標)SecretsTMとを含む。
【0003】
これらの水性ベースの消臭剤は、ゲルが、十分に機械的な堅さ(ゲル強度)まで固化されることにより、該ゲルが形状を変形することなしにそれ自体が直立する「独立(freestandeing)」であると考えられる。しかしながら、水性ベースの消臭剤ゲルは、ゲルが形成される容器なしに見られない。すなわち、芳香ゲルは、該ゲルが成形された該容器内に残ったままで、部屋を香らせるように設計されている。このようにして、該ゲル消臭剤容器は、該ゲルが固化される型、および芳香剤が部屋を香らせるように分配されるディスペンサーの両方として機能する。分配容器は、製品が使用されるときに、芳香ゲルを、消費者の手にさわることおよび家庭内の表面にさらすことを避けることに役立ち、一部の製品に対しては、一定のレベルのチャイルドレジスタンスを維持するために役立つ。
【0004】
例えば、Renuzit(登録商標)AdjustableTM消臭剤は、消費者が、内部のゲルをさらすために一部を引っ張ることによって開く、ツーピースのプラスチック容器内部のゲルキャスト(gel cast)からなる。一旦最上部の収納部分が上に引っ張られると、製品が露出され、ゲル周辺の周りが支持されない場合でさえも、ゲルは、ベース部分に取り付けられたままであり、そのキャストの円錐形状を維持する。容器が任意の度合いまで開き引っ張られる場合に、ゲルに触ることは非常に容易であるが、かなり多くのゲル材料が存在するので、該ツーピースのプラスチック筐体は、消費者に対して、製品の強さを制御する方法を提供する。S.C.Johnson&SonによるGlade(登録商標)SecretsTMは、ゲルが分配されるカップ内で成形された芳香ゲルである。この製品を使用するために、消費者は、接着性のカバーをはがして、カップの上面の多くの通気孔スロットをさらす。該通気孔は、該ゲルが容易には触れないほど小さいが、該ゲルの上面上での空気の流れと、引き続く芳香の解放を可能にするために十分な幅でサイズ化される。
【0005】
ゲルが成形された容器内に留まらなければならない芳香ゲル消臭剤は、消費者にとって多くの不利点をもたらす。プラスチック容器内に固定されたゲル消臭剤を有することの1つの不利点は、該ゲル消臭剤が、ルーム消臭剤に対して機能において主に制限されることである。例えば、該製品は、ゲルが、使用前に、文字通り切断されるか容器からすくい出されるまで、シンク内のゴミ容器またはトイレを香らせ、脱臭するためには使用され得ない。さらに、水ベースのゲル消臭剤は、容器内の少なくとも1つの内部表面の周りで素早く収縮する。該製品のこの時間効果は、該製品の露出される表面積を減少させ、その芳香強度をかなりはやく減らしてしまう。Thomas Santiniによる特許文献1は、縮小の方向および発散表面の露出面積のサイズを制御するためにゲルを容器に意図的に固着させることによって、水性ベースのゲル消臭剤からの芳香の継続的な送達における改善を主張する。
【0006】
本発明は、非常に安価で使い捨てのプラスチック型内に水性ベースの芳香ゲルキャストを備えている芳香送達デバイスであって、ここで、該ゲルは、放出され、使用前に型から全く自由にされる。このようにして、該製品は、必要とされるいかなる場所でも、例えば、ゴミ容器に投げ込まれ、排水管に沈めて、さらにトイレに流して使用され得る。さらに、様々な型からのいくつかのゲル形状は、装飾的なボウルに放出され得、芳香剤の「ポプリ」を生成し、フルーツボウルのような色および装飾的な配置を生成する。障害物としてのプラスチック容器なしで、水性ベースゲル消臭剤は、スタックされ、永続的に固着され、または部分的にそのプラスチック容器内に保護される場合よりもかなり多用途であり、芳香を解放するためのさらなる露出した表面積を有する。
【特許文献1】米国特許第5,060,858号明細書
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、概して、プラスチック型内の水性ベースのゲル消臭剤に関する。特に本発明は、装飾性形状の使い捨てのプラスチック型内に形成されるゲル消臭剤である。本発明を使用する方法は、その使い捨ての型から、芳香ゲル形状を二次表面に放出させて、次いで、この表面から芳香剤を解放させ、または脱臭させる周囲に解放させることである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
主題の発明は、添付される図面と関連して記載され得る。
【0009】
ここで図1〜図3を参照すると、芳香ゲルが形成される型は、種々の形状およびサイズからなり得る。この消臭剤ゲル型は、類似の装飾的なある形状および愉快な形状、例えば、ハート型1、星型2、カップ型3または他の装飾的なある形状または愉快なフルーツ、おもちゃまたは動物の形状あるいは様々な幾何学的形状などからなり得るという点で、飴の型と類似する。本発明の範囲内で、該型は、例えば、繰り返して大量に同一の形状を生成するように設計される食品型の製品において見られるような、多くの空洞よりは、むしろ、ただ1つから約数個までの空洞からなる。型が、ただ1つの単一の芳香ゲル物体を形成するように機能することが最も好ましい、すなわち、本発明に対する最も好ましい型は、図1〜図3における例によって説明されるように、単一の装飾的な形状の空洞を備えている。液体の混合物が注がれる型であるので、上面が必然的に平坦であり、平面であり、内部空洞が装飾的なある形状を規定することが明らかである。図1に描かれる代表的な例を参照すると、型の平坦な最上部が空洞5aの周囲の平坦な縁4aを備えていることと、この縁が約0.12インチから約0.50インチの寸法であることとが好ましい。図2において、平坦な縁4bは、上記されるような類似の寸法を有する、空洞5bの周囲の型2の平坦な最上部を備えている。図3において、型3の平坦な最上部は、上記されるような寸法を有する、空洞5cの周囲の平坦な縁4cを備えていることが好ましい。それゆえ、本発明の範囲内の任意の型が、任意の種類の装飾的なある内部空洞を有し得るが、最上部は必ず平坦であり、最上部が該型の上部開放であるので、この平坦な最上部端が一般的に型の空洞の周辺に続く縁を備えていることが最も好ましい。
【0010】
本発明の型に対する好ましい材料はプラスチックである。最も好ましいのは、ポリプロピレンであり、この型に対する最も好ましいタイプの成形プラスチックは、熱成形プラスチックである。これらの好ましさは、芳香ゲルに対する非常に安価でディスポーザブルなプラスチック型を可能にする。本発明に対する1つの利点は、水性ベースのゲル消臭剤のためのプラスチック浪費の減少である。従って、該プラスチック型が薄い熱成形プラスチックであることが好ましい。ポリプロピレンプラスチックは、好ましい材料である。なぜなら、ポリプロピレンプラスチックは、良好な芳香抵抗およびバリア特性を提供するからである。
【0011】
任意のこれらの型の内部は、冷却した際にゲルに固化可能な熱い液体水性芳香混合物が注がれ得る。このようなプロセスの後に、蓋が型を密封するために使用され得る。蓋が型の上部開放にわたって位置し、該型の平坦な最上部縁に密封して結合されることが最も好ましい。このタイプの蓋は、食品産業において周知であり、一旦型の最上部に結合されると、該製品は、市場における多くの食品製品のように、良好に密封される。この種の剥離可能な蓋は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミドなどのような単純なプラスチックフィルムから構成され得るか、または多層ラミネート、例えば、フィルムラミネートおよびホイルラミネートから構成され得る。このようなラミネートは、単層フィルムよりも良いバリア特性を提供する。本発明のために最も好ましいのは、プラスチックフィルムおよびホイルラミネートを用いて、芳香ゲルを含む型を密封することである。このようにして、該芳香ゲルは、格納条件下で、水および芳香剤の損失から、より良く保存される。食品産業において実践されるように、フィルムは型の1つのサイドを張り出したままにして残すことによって、消費者が、型からフィルムをはがすための、フィルムを掴むスポットを有し得る。図4に示されるように、剥離可能な蓋6は、掴まれ、型7からはがされ得、固体の芳香ゲル形状8をさらす。
【0012】
離型剤が、ディスポーザブル型の内部空洞にコーティングされる。これは型内に形成される芳香ゲルと接触するようになる内部表面である。シリコーンのような離型剤は、型からのゲルの剥離を補助するために使用される。本発明は、その型から剥離可能な芳香性ゲルである。それゆえ、離型剤は、形成される芳香性ゲルが、所望されるときには、その型から容易に放出するようにする。離型剤は、型の空洞にゲルが接着する傾向を減少させる任意の材料であることを意味する。当業者にとって利用可能な任意のタイプの離型剤が、本発明に従って使用され得る。シリコーン、レシチン、硬化植物油または脂肪、あるいはこれらの混合物が本発明の範囲内で離型剤として使用され得る。最も好ましいのは、シリコーンスプレー離型剤である。なぜなら、それらは非常に少ない量で効果があり、混合物がコーティングされた型内で形成されたときに、熱い水性芳香剤混合物に全く溶解される可能性がないからである。さらに、型内に形成される製品がゲル消臭剤であり、食用になる食製品ではないので、任意の食べられない離型剤がこれらの目的で使用され得、上記シリコーンは最も容易に利用可能である。エアロゾルスプレーシリコーン離型剤は、製造においてこれらの型をコーティングする際に、使用におけるスピードをも提供するので、本発明に対して最も好ましい離型剤である。
【0013】
本発明の範囲内の芳香ゲルは、水性ベースのゲルである。一般的に、このタイプのゲルは、ゲル化剤、芳香剤、防腐剤、染料および水から構成される。本発明に対する好ましいゲル化剤は、多糖、例えば、アルギン酸塩、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カラギーナン、グアーガム、ローカストビーンガムなどである。本発明に対して最も好ましいものは、カラギーナンを用いたゲル化である。上記産業において周知であるように、水性ベースの消臭剤のゲル化は、好ましくは、約2重量%から約5重量%のカラギーナンを用いて達成される。本発明の水性ベースの芳香ゲルに使用される芳香剤成分は、好ましくは、所望の香料芳香の好み(hedonics)および強さを提供するために必要な、油および/または香料を備えている。本発明の芳香ゲルの芳香剤成分は、現在公知の香料サプライヤまたは以後設立される香料サプライヤ、例えば、New JerseyのInternational Flavors and Fragrances(IFF)、New JerseyのGivaudan、New JerseyのFirmenichなどから入手可能な1つ以上の揮発性有機化合物を備えている。多くのタイプの芳香剤が、本発明において使用され得る。好ましくは、芳香剤材料は、揮発性のエッセンシャルオイルである。しかしながら、芳香剤は、合成的に生成された材料、天然由来オイルまたはこれらの混合物であり得る。天然由来のオイルは、ベルガモット、ダイダイ、レモン、マンダリン、キャラウェイ、ニオイヒバ、チョウジ油、セダー、ゼラニウム、ラベンダー、オレンジ、マヨラナ、ホワイトセダー、ローズアブソリュートなどを含むがこれらに限定はされない。適切な芳香剤は、フルーツ、ムスク、花の香り、ハーブの香り、森林の香り、松、トウヒおよび他の木の香りから生成されたものを含むがこれらに限定はされない。芳香剤は、前述のエッセンシャルオイルのような様々なオイル、またはペパーミント、スペアミントなどのような植物材料から生成され得る。
【0014】
本発明の水性ベースのゲルは、カビの生育のような微生物増殖を防ぐための防腐剤を必要とする。好ましい防腐剤は、オキサゾリジノン系の防腐剤であり、最も好ましいのはRohm&HassからのNeoloneまたはKathonである。これらのタイプの防腐剤は、芳香ゲルにおける微生物増殖を防ぐために、約0.01重量%から約0.1重量%までで使用される。
【0015】
さらに、本発明の水性ベースのゲルはまた着色料を備えていることが好ましい。当業者に公知の任意の水溶性の染料は、美的なアピールを追加するために芳香ゲルに統合され得る。着色料の混合物は、ゲルに対する色の選択の幅を提供し、最も好ましいのは、様々な型形状および芳香剤の変化と調和する種々の色である。
【0016】
本発明の範囲内の芳香ゲルの残りは、水を備えている。一部の成分が懸濁され一部の成分が溶解されている、多糖ゲル化剤、芳香剤、防腐剤および染料の熱い水との混合物が型に注がれる。周囲の温度まで冷却されると、液体は堅い構造に固化する。上記形状は、形状および美的アピールを損なうことなしに、形成された該型から連続的に放出され得るために十分な堅さを有する。
【0017】
本発明の芳香を送達するデバイスは、家庭内のスペースを香らせ、脱臭するための多くの使用を見出し得る。本発明の使用方法は、使用前にその型から、芳香ゲル形状全体を自由にすることである。再び図4を参照すると、消費者は型7上で密封されるフィルム蓋6をはがして処分し、次いで図5に示されるように、反転させ変形可能なプラスチック型7に圧力を加えることによって、ゲル形状8を型7から所望の位置に放出させ、次いで型を処分し再使用しないと思われる。
【0018】
その型から全体に解放された芳香ゲルは、多くの用途を有する。該ゲルは、平板に配置され得るか、またはボウル内に配置され得る。多くの様々な色、芳香剤および形状の芳香ゲルが、ボウル内に配置されて、装飾的な様々(menagerie)の芳香剤および色を生成する。この方法においては、ボウル一杯の装飾的なある芳香ゲル形状は、ポプリに見える。それらの型から自由になり、平板上またはボウル内に配置されるゲル形状は、部屋の空間に対して芳香剤を提供する。部屋に放出されるゲル形状が多ければ多いほど、全体の芳香がより強くなる。
【0019】
さらに、本発明の芳香ゲルは、シンク内ゴミ容器に積み上げられて、ゴミ容器を脱臭し得るか、または排水管内部に配置され得る。あるいは該芳香ゲルはその型から、くずかごまたは他のゴミ容器に放出されて、該容器を脱臭し得るか、またはトイレのボウル内のトイレの水に落とされ得る。あるいは、該芳香ゲルは、その型から放出されて、トイレのタンクに配置されて、トイレとその周囲のエリアを個別に香り付けし得る。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施形態を示す。
【図2】図2は、本発明の別の好ましい実施形態を示す。
【図3】図3は、本発明の第三の好ましい実施形態を示す。
【図4】図4は、本発明の使い捨ての空気処理デバイスの1つの実施形態に対する使用方法を描き、ここにおいて、型のフィルムシールは、消費者によってはがされ、装飾的に形作られた芳香ゲルをさらす。
【図5】図5は、本発明の使い捨ての空気処理デバイスの1つの実施形態に対する使用方法を描き、ここにおいて、芳香ゲル形状は、使い捨ての型からローカルな周囲に自由にされる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、ゲル消臭剤デバイスに関する。より具体的には、本発明は、安価で使い捨ての型に供給される小さな使い捨てのゲル消臭剤に関する。該ゲル消臭剤は、予め成形されたゲル形状を、使い捨ての型から、二次表面に、例えば、平板上にまたはボウル内に放出させることによって、あるいは該ゲルを芳香剤または悪臭制御に必要なエリア、例えば、くず入れ、排水管、ゴミ置き場、くずかご、ゴミ圧縮機、猫のトイレボックス、またはトイレに放出させることによって、使用される。
【背景技術】
【0002】
水性ベースの独立ゲルは、悪臭を制御するために、広範囲で使用される消臭剤の形態であり、芳香を送達するために使用され、悪臭を制御するためである。独立ゲル構築に使用される芳香剤は、一般的に連続的に空気に送達され、水および追加の共溶媒の蒸発によって補助される。現在の市場における代表的な消臭剤は、円錐形状のゲルディスペンサーであるDial CorporationによるRenuzit(登録商標)AdjustableTMと、ホイルシールを有する小さなプラスチックトレイ内部に芳香ゲルを備えているかなり小さいゲル消臭剤であるS.C.Johnson&SonによるGlade(登録商標)SecretsTMとを含む。
【0003】
これらの水性ベースの消臭剤は、ゲルが、十分に機械的な堅さ(ゲル強度)まで固化されることにより、該ゲルが形状を変形することなしにそれ自体が直立する「独立(freestandeing)」であると考えられる。しかしながら、水性ベースの消臭剤ゲルは、ゲルが形成される容器なしに見られない。すなわち、芳香ゲルは、該ゲルが成形された該容器内に残ったままで、部屋を香らせるように設計されている。このようにして、該ゲル消臭剤容器は、該ゲルが固化される型、および芳香剤が部屋を香らせるように分配されるディスペンサーの両方として機能する。分配容器は、製品が使用されるときに、芳香ゲルを、消費者の手にさわることおよび家庭内の表面にさらすことを避けることに役立ち、一部の製品に対しては、一定のレベルのチャイルドレジスタンスを維持するために役立つ。
【0004】
例えば、Renuzit(登録商標)AdjustableTM消臭剤は、消費者が、内部のゲルをさらすために一部を引っ張ることによって開く、ツーピースのプラスチック容器内部のゲルキャスト(gel cast)からなる。一旦最上部の収納部分が上に引っ張られると、製品が露出され、ゲル周辺の周りが支持されない場合でさえも、ゲルは、ベース部分に取り付けられたままであり、そのキャストの円錐形状を維持する。容器が任意の度合いまで開き引っ張られる場合に、ゲルに触ることは非常に容易であるが、かなり多くのゲル材料が存在するので、該ツーピースのプラスチック筐体は、消費者に対して、製品の強さを制御する方法を提供する。S.C.Johnson&SonによるGlade(登録商標)SecretsTMは、ゲルが分配されるカップ内で成形された芳香ゲルである。この製品を使用するために、消費者は、接着性のカバーをはがして、カップの上面の多くの通気孔スロットをさらす。該通気孔は、該ゲルが容易には触れないほど小さいが、該ゲルの上面上での空気の流れと、引き続く芳香の解放を可能にするために十分な幅でサイズ化される。
【0005】
ゲルが成形された容器内に留まらなければならない芳香ゲル消臭剤は、消費者にとって多くの不利点をもたらす。プラスチック容器内に固定されたゲル消臭剤を有することの1つの不利点は、該ゲル消臭剤が、ルーム消臭剤に対して機能において主に制限されることである。例えば、該製品は、ゲルが、使用前に、文字通り切断されるか容器からすくい出されるまで、シンク内のゴミ容器またはトイレを香らせ、脱臭するためには使用され得ない。さらに、水ベースのゲル消臭剤は、容器内の少なくとも1つの内部表面の周りで素早く収縮する。該製品のこの時間効果は、該製品の露出される表面積を減少させ、その芳香強度をかなりはやく減らしてしまう。Thomas Santiniによる特許文献1は、縮小の方向および発散表面の露出面積のサイズを制御するためにゲルを容器に意図的に固着させることによって、水性ベースのゲル消臭剤からの芳香の継続的な送達における改善を主張する。
【0006】
本発明は、非常に安価で使い捨てのプラスチック型内に水性ベースの芳香ゲルキャストを備えている芳香送達デバイスであって、ここで、該ゲルは、放出され、使用前に型から全く自由にされる。このようにして、該製品は、必要とされるいかなる場所でも、例えば、ゴミ容器に投げ込まれ、排水管に沈めて、さらにトイレに流して使用され得る。さらに、様々な型からのいくつかのゲル形状は、装飾的なボウルに放出され得、芳香剤の「ポプリ」を生成し、フルーツボウルのような色および装飾的な配置を生成する。障害物としてのプラスチック容器なしで、水性ベースゲル消臭剤は、スタックされ、永続的に固着され、または部分的にそのプラスチック容器内に保護される場合よりもかなり多用途であり、芳香を解放するためのさらなる露出した表面積を有する。
【特許文献1】米国特許第5,060,858号明細書
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、概して、プラスチック型内の水性ベースのゲル消臭剤に関する。特に本発明は、装飾性形状の使い捨てのプラスチック型内に形成されるゲル消臭剤である。本発明を使用する方法は、その使い捨ての型から、芳香ゲル形状を二次表面に放出させて、次いで、この表面から芳香剤を解放させ、または脱臭させる周囲に解放させることである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
主題の発明は、添付される図面と関連して記載され得る。
【0009】
ここで図1〜図3を参照すると、芳香ゲルが形成される型は、種々の形状およびサイズからなり得る。この消臭剤ゲル型は、類似の装飾的なある形状および愉快な形状、例えば、ハート型1、星型2、カップ型3または他の装飾的なある形状または愉快なフルーツ、おもちゃまたは動物の形状あるいは様々な幾何学的形状などからなり得るという点で、飴の型と類似する。本発明の範囲内で、該型は、例えば、繰り返して大量に同一の形状を生成するように設計される食品型の製品において見られるような、多くの空洞よりは、むしろ、ただ1つから約数個までの空洞からなる。型が、ただ1つの単一の芳香ゲル物体を形成するように機能することが最も好ましい、すなわち、本発明に対する最も好ましい型は、図1〜図3における例によって説明されるように、単一の装飾的な形状の空洞を備えている。液体の混合物が注がれる型であるので、上面が必然的に平坦であり、平面であり、内部空洞が装飾的なある形状を規定することが明らかである。図1に描かれる代表的な例を参照すると、型の平坦な最上部が空洞5aの周囲の平坦な縁4aを備えていることと、この縁が約0.12インチから約0.50インチの寸法であることとが好ましい。図2において、平坦な縁4bは、上記されるような類似の寸法を有する、空洞5bの周囲の型2の平坦な最上部を備えている。図3において、型3の平坦な最上部は、上記されるような寸法を有する、空洞5cの周囲の平坦な縁4cを備えていることが好ましい。それゆえ、本発明の範囲内の任意の型が、任意の種類の装飾的なある内部空洞を有し得るが、最上部は必ず平坦であり、最上部が該型の上部開放であるので、この平坦な最上部端が一般的に型の空洞の周辺に続く縁を備えていることが最も好ましい。
【0010】
本発明の型に対する好ましい材料はプラスチックである。最も好ましいのは、ポリプロピレンであり、この型に対する最も好ましいタイプの成形プラスチックは、熱成形プラスチックである。これらの好ましさは、芳香ゲルに対する非常に安価でディスポーザブルなプラスチック型を可能にする。本発明に対する1つの利点は、水性ベースのゲル消臭剤のためのプラスチック浪費の減少である。従って、該プラスチック型が薄い熱成形プラスチックであることが好ましい。ポリプロピレンプラスチックは、好ましい材料である。なぜなら、ポリプロピレンプラスチックは、良好な芳香抵抗およびバリア特性を提供するからである。
【0011】
任意のこれらの型の内部は、冷却した際にゲルに固化可能な熱い液体水性芳香混合物が注がれ得る。このようなプロセスの後に、蓋が型を密封するために使用され得る。蓋が型の上部開放にわたって位置し、該型の平坦な最上部縁に密封して結合されることが最も好ましい。このタイプの蓋は、食品産業において周知であり、一旦型の最上部に結合されると、該製品は、市場における多くの食品製品のように、良好に密封される。この種の剥離可能な蓋は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミドなどのような単純なプラスチックフィルムから構成され得るか、または多層ラミネート、例えば、フィルムラミネートおよびホイルラミネートから構成され得る。このようなラミネートは、単層フィルムよりも良いバリア特性を提供する。本発明のために最も好ましいのは、プラスチックフィルムおよびホイルラミネートを用いて、芳香ゲルを含む型を密封することである。このようにして、該芳香ゲルは、格納条件下で、水および芳香剤の損失から、より良く保存される。食品産業において実践されるように、フィルムは型の1つのサイドを張り出したままにして残すことによって、消費者が、型からフィルムをはがすための、フィルムを掴むスポットを有し得る。図4に示されるように、剥離可能な蓋6は、掴まれ、型7からはがされ得、固体の芳香ゲル形状8をさらす。
【0012】
離型剤が、ディスポーザブル型の内部空洞にコーティングされる。これは型内に形成される芳香ゲルと接触するようになる内部表面である。シリコーンのような離型剤は、型からのゲルの剥離を補助するために使用される。本発明は、その型から剥離可能な芳香性ゲルである。それゆえ、離型剤は、形成される芳香性ゲルが、所望されるときには、その型から容易に放出するようにする。離型剤は、型の空洞にゲルが接着する傾向を減少させる任意の材料であることを意味する。当業者にとって利用可能な任意のタイプの離型剤が、本発明に従って使用され得る。シリコーン、レシチン、硬化植物油または脂肪、あるいはこれらの混合物が本発明の範囲内で離型剤として使用され得る。最も好ましいのは、シリコーンスプレー離型剤である。なぜなら、それらは非常に少ない量で効果があり、混合物がコーティングされた型内で形成されたときに、熱い水性芳香剤混合物に全く溶解される可能性がないからである。さらに、型内に形成される製品がゲル消臭剤であり、食用になる食製品ではないので、任意の食べられない離型剤がこれらの目的で使用され得、上記シリコーンは最も容易に利用可能である。エアロゾルスプレーシリコーン離型剤は、製造においてこれらの型をコーティングする際に、使用におけるスピードをも提供するので、本発明に対して最も好ましい離型剤である。
【0013】
本発明の範囲内の芳香ゲルは、水性ベースのゲルである。一般的に、このタイプのゲルは、ゲル化剤、芳香剤、防腐剤、染料および水から構成される。本発明に対する好ましいゲル化剤は、多糖、例えば、アルギン酸塩、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カラギーナン、グアーガム、ローカストビーンガムなどである。本発明に対して最も好ましいものは、カラギーナンを用いたゲル化である。上記産業において周知であるように、水性ベースの消臭剤のゲル化は、好ましくは、約2重量%から約5重量%のカラギーナンを用いて達成される。本発明の水性ベースの芳香ゲルに使用される芳香剤成分は、好ましくは、所望の香料芳香の好み(hedonics)および強さを提供するために必要な、油および/または香料を備えている。本発明の芳香ゲルの芳香剤成分は、現在公知の香料サプライヤまたは以後設立される香料サプライヤ、例えば、New JerseyのInternational Flavors and Fragrances(IFF)、New JerseyのGivaudan、New JerseyのFirmenichなどから入手可能な1つ以上の揮発性有機化合物を備えている。多くのタイプの芳香剤が、本発明において使用され得る。好ましくは、芳香剤材料は、揮発性のエッセンシャルオイルである。しかしながら、芳香剤は、合成的に生成された材料、天然由来オイルまたはこれらの混合物であり得る。天然由来のオイルは、ベルガモット、ダイダイ、レモン、マンダリン、キャラウェイ、ニオイヒバ、チョウジ油、セダー、ゼラニウム、ラベンダー、オレンジ、マヨラナ、ホワイトセダー、ローズアブソリュートなどを含むがこれらに限定はされない。適切な芳香剤は、フルーツ、ムスク、花の香り、ハーブの香り、森林の香り、松、トウヒおよび他の木の香りから生成されたものを含むがこれらに限定はされない。芳香剤は、前述のエッセンシャルオイルのような様々なオイル、またはペパーミント、スペアミントなどのような植物材料から生成され得る。
【0014】
本発明の水性ベースのゲルは、カビの生育のような微生物増殖を防ぐための防腐剤を必要とする。好ましい防腐剤は、オキサゾリジノン系の防腐剤であり、最も好ましいのはRohm&HassからのNeoloneまたはKathonである。これらのタイプの防腐剤は、芳香ゲルにおける微生物増殖を防ぐために、約0.01重量%から約0.1重量%までで使用される。
【0015】
さらに、本発明の水性ベースのゲルはまた着色料を備えていることが好ましい。当業者に公知の任意の水溶性の染料は、美的なアピールを追加するために芳香ゲルに統合され得る。着色料の混合物は、ゲルに対する色の選択の幅を提供し、最も好ましいのは、様々な型形状および芳香剤の変化と調和する種々の色である。
【0016】
本発明の範囲内の芳香ゲルの残りは、水を備えている。一部の成分が懸濁され一部の成分が溶解されている、多糖ゲル化剤、芳香剤、防腐剤および染料の熱い水との混合物が型に注がれる。周囲の温度まで冷却されると、液体は堅い構造に固化する。上記形状は、形状および美的アピールを損なうことなしに、形成された該型から連続的に放出され得るために十分な堅さを有する。
【0017】
本発明の芳香を送達するデバイスは、家庭内のスペースを香らせ、脱臭するための多くの使用を見出し得る。本発明の使用方法は、使用前にその型から、芳香ゲル形状全体を自由にすることである。再び図4を参照すると、消費者は型7上で密封されるフィルム蓋6をはがして処分し、次いで図5に示されるように、反転させ変形可能なプラスチック型7に圧力を加えることによって、ゲル形状8を型7から所望の位置に放出させ、次いで型を処分し再使用しないと思われる。
【0018】
その型から全体に解放された芳香ゲルは、多くの用途を有する。該ゲルは、平板に配置され得るか、またはボウル内に配置され得る。多くの様々な色、芳香剤および形状の芳香ゲルが、ボウル内に配置されて、装飾的な様々(menagerie)の芳香剤および色を生成する。この方法においては、ボウル一杯の装飾的なある芳香ゲル形状は、ポプリに見える。それらの型から自由になり、平板上またはボウル内に配置されるゲル形状は、部屋の空間に対して芳香剤を提供する。部屋に放出されるゲル形状が多ければ多いほど、全体の芳香がより強くなる。
【0019】
さらに、本発明の芳香ゲルは、シンク内ゴミ容器に積み上げられて、ゴミ容器を脱臭し得るか、または排水管内部に配置され得る。あるいは該芳香ゲルはその型から、くずかごまたは他のゴミ容器に放出されて、該容器を脱臭し得るか、またはトイレのボウル内のトイレの水に落とされ得る。あるいは、該芳香ゲルは、その型から放出されて、トイレのタンクに配置されて、トイレとその周囲のエリアを個別に香り付けし得る。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施形態を示す。
【図2】図2は、本発明の別の好ましい実施形態を示す。
【図3】図3は、本発明の第三の好ましい実施形態を示す。
【図4】図4は、本発明の使い捨ての空気処理デバイスの1つの実施形態に対する使用方法を描き、ここにおいて、型のフィルムシールは、消費者によってはがされ、装飾的に形作られた芳香ゲルをさらす。
【図5】図5は、本発明の使い捨ての空気処理デバイスの1つの実施形態に対する使用方法を描き、ここにおいて、芳香ゲル形状は、使い捨ての型からローカルな周囲に自由にされる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
芳香送達デバイスであって、
a. 内部空洞と上部開放とを有する型と、
b. 該型の該内部空洞にコーティングされる型離型剤と、
c. 該型内の芳香ゲルと、
d. 該型の上部開放を密封する取り外し可能な蒸気不浸透性の蓋と
を備えている、デバイス。
【請求項2】
前記型はプラスチックである、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記蓋は、フィルムおよびホイルラミネートである、請求項2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記芳香ゲルは、
a. ゲル化剤と、
b. 芳香剤と、
c. 防腐剤と、
d. 着色料と、
e. 水と
を備えている、請求項3に記載のデバイス。
【請求項5】
前記型離型剤は、シリコーンを備えている、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記型は、装飾的な形状を備えている、請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
芳香を用いて周囲を処理するための方法であって、
a. 芳香送達デバイスを供給するステップであって、該芳香送達デバイスは、取り外し可能な蓋を有する使い捨ての型と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香ゲルとを備えている、ステップと、
b. 該型から該蓋を取り外して、該芳香ゲルを該型から該周囲へ放出するステップと
を包含する、方法。
【請求項8】
ゴミ容器内の臭いを打ち消すための方法であって、
a. 芳香送達デバイスを供給するステップであって、該芳香送達デバイスは、取り外し可能な蓋を有する使い捨ての型と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香ゲルとを備えている、ステップと、
b. 該型から該蓋を取り外して、該ゲルを該型から該ゴミ容器へ放出するステップと
を包含する、方法。
【請求項9】
排水管内の臭いを打ち消すための方法であって、
a. 芳香送達デバイスを供給するステップであって、該芳香送達デバイスは、取り外し可能な蓋を有する使い捨ての型と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香ゲルとを備えている、ステップと、
b. 該型から該蓋を取り外して、該ゲルを該型から該排水管へ放出するステップと
を包含する、方法。
【請求項10】
ゴミ圧縮機内の臭いを打ち消すための方法であって、
a. 芳香送達デバイスを供給するステップであって、該芳香送達デバイスは、取り外し可能な蓋を有する使い捨ての型と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香ゲルとを備えている、ステップと、
b. 該型から該蓋を取り外して、該ゲルを該型から該ゴミ圧縮機へ放出するステップと
を包含する、方法。
【請求項11】
トイレ内および周辺の臭いを打ち消すための方法であって、
a. 芳香送達デバイスを供給するステップであって、該芳香送達デバイスは、取り外し可能な蓋を有する使い捨ての型と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香ゲルとを備えている、ステップと、
b. 該型から該蓋を取り外して、該ゲルを該型から該トイレへ放出するステップと
を包含する、方法。
【請求項12】
芳香ゲル形状の装飾的なボウルを組み立てるための方法であって、
a. 2つ以上の芳香剤送達デバイスを供給するステップであって、それぞれが、取り外し可能な蓋と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香着色ゲルとを有する、装飾的に形作られた型を備えている、ステップと、
b. 各型から該蓋を取り外して、各ゲルを該型から該装飾的なボウルへ放出し、芳香ゲル形状の混合物を生成するステップと
を包含する、方法。
【請求項1】
芳香送達デバイスであって、
a. 内部空洞と上部開放とを有する型と、
b. 該型の該内部空洞にコーティングされる型離型剤と、
c. 該型内の芳香ゲルと、
d. 該型の上部開放を密封する取り外し可能な蒸気不浸透性の蓋と
を備えている、デバイス。
【請求項2】
前記型はプラスチックである、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記蓋は、フィルムおよびホイルラミネートである、請求項2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記芳香ゲルは、
a. ゲル化剤と、
b. 芳香剤と、
c. 防腐剤と、
d. 着色料と、
e. 水と
を備えている、請求項3に記載のデバイス。
【請求項5】
前記型離型剤は、シリコーンを備えている、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記型は、装飾的な形状を備えている、請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
芳香を用いて周囲を処理するための方法であって、
a. 芳香送達デバイスを供給するステップであって、該芳香送達デバイスは、取り外し可能な蓋を有する使い捨ての型と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香ゲルとを備えている、ステップと、
b. 該型から該蓋を取り外して、該芳香ゲルを該型から該周囲へ放出するステップと
を包含する、方法。
【請求項8】
ゴミ容器内の臭いを打ち消すための方法であって、
a. 芳香送達デバイスを供給するステップであって、該芳香送達デバイスは、取り外し可能な蓋を有する使い捨ての型と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香ゲルとを備えている、ステップと、
b. 該型から該蓋を取り外して、該ゲルを該型から該ゴミ容器へ放出するステップと
を包含する、方法。
【請求項9】
排水管内の臭いを打ち消すための方法であって、
a. 芳香送達デバイスを供給するステップであって、該芳香送達デバイスは、取り外し可能な蓋を有する使い捨ての型と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香ゲルとを備えている、ステップと、
b. 該型から該蓋を取り外して、該ゲルを該型から該排水管へ放出するステップと
を包含する、方法。
【請求項10】
ゴミ圧縮機内の臭いを打ち消すための方法であって、
a. 芳香送達デバイスを供給するステップであって、該芳香送達デバイスは、取り外し可能な蓋を有する使い捨ての型と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香ゲルとを備えている、ステップと、
b. 該型から該蓋を取り外して、該ゲルを該型から該ゴミ圧縮機へ放出するステップと
を包含する、方法。
【請求項11】
トイレ内および周辺の臭いを打ち消すための方法であって、
a. 芳香送達デバイスを供給するステップであって、該芳香送達デバイスは、取り外し可能な蓋を有する使い捨ての型と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香ゲルとを備えている、ステップと、
b. 該型から該蓋を取り外して、該ゲルを該型から該トイレへ放出するステップと
を包含する、方法。
【請求項12】
芳香ゲル形状の装飾的なボウルを組み立てるための方法であって、
a. 2つ以上の芳香剤送達デバイスを供給するステップであって、それぞれが、取り外し可能な蓋と、該型に含まれ、該型から剥離可能な芳香着色ゲルとを有する、装飾的に形作られた型を備えている、ステップと、
b. 各型から該蓋を取り外して、各ゲルを該型から該装飾的なボウルへ放出し、芳香ゲル形状の混合物を生成するステップと
を包含する、方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【公表番号】特表2008−540066(P2008−540066A)
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−512621(P2008−512621)
【出願日】平成18年6月14日(2006.6.14)
【国際出願番号】PCT/US2006/023233
【国際公開番号】WO2006/138415
【国際公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(500144941)ザ ダイアル コーポレイション (7)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年6月14日(2006.6.14)
【国際出願番号】PCT/US2006/023233
【国際公開番号】WO2006/138415
【国際公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(500144941)ザ ダイアル コーポレイション (7)
【Fターム(参考)】
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