便器用直水型自動フラッシング装置
便器用直水型自動フラッシング装置が開示される。この装置は、水道栓から供給される洗浄水をビデの水槽と作動部に案内し、便器の排泄物の処分の際、前記洗浄水を便器の内部に排水させるフラッシュバルブと、前記ビデのシート底面に装着され、使用者の感知時間によって大小便を判断する感知センサーと、前記感知センサーによって判断された大小便によって、水道栓から便器の内部に洗浄水を供給して排泄物を処分するように、フラッシュバルブの圧力室に貯蔵された洗浄水をソレノイドバルブの開放によって排水管を通じて便器の内部に排水させる作動部とを含む。この装置は、水道栓から供給される洗浄水をビデの水槽とフラッシュバルブの圧力室に供給する構造を簡素化する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は便器用直水型フラッシュバルブに係り、より詳しくは水道栓から供給される洗浄水をビデの水槽と作動部に案内するとともに、作動部の作動によってフラッシュバルブを通じて便器の内部に洗浄水を排水して排泄物を処分する便器用直水型自動フラッシング装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、文化の発達につれて、トイレも大きな変化を要求して、衛生的で便利に使用することができるように追い求めており、大勢の人々が集まるビルや公共施設のトイレに、排泄物を処分するために、洗浄水の供給を制御する洗浄水排水バルブが設置されている。
前記トイレに設置された洗浄水排水バルブ10のレバー11を押し付ければ、図1及び図2に示すように、前記レバー11がスプリング11’を圧縮させるとともに加圧棒11aがピストン20の開閉棒21を加圧し、前記開閉棒21がスプリング21’を圧縮させながら傾くことにより開放される排水孔22を通じて、圧力室30に貯蔵された洗浄水が排出される。
この際、前記圧力室30に貯蔵された洗浄水が排水孔22を通じて排出されることにより圧力室30の圧力が急激に低下するとともに、水道管に供給される洗浄水の圧力によってピストン20がバルブ本体12の内面に沿って上昇しながら配水管13を開放し、開放された配水管13を通じて、水道栓から供給される洗浄水が便器の内部に排水されて排泄物を処分することになる。
また、前記洗浄水排水バルブ10のレバー11に加わった加圧力が解除されれば、スプリング11’の復元力によって加圧棒11aが復元するとともにピストン20の開閉棒21はスプリング21’の復元力によって復元して排水孔22を閉鎖させることにより、水道栓から供給される洗浄水の一部がピストン20の濾過網23と流入孔24を通じて圧力室30に流入される。
前記圧力室30に流入される洗浄水によって圧力室30の水圧が上昇するとともにピストン20を加圧する。この際、前記ピストン20はバルブ本体12の内面に沿って下降して配水管13を閉鎖させることで、水道管から供給される洗浄水を遮断させた状態で、次の動作を待機することになる。
前記過程で作動する洗浄水排水バルブは、レバーを加圧すれば、圧力室に貯蔵された洗浄水が配水管に排出されて水圧が低下するとともに、水道管に供給される洗浄水の水圧によってピストンがバルブ本体の内面に沿って上昇して配水管を開放するように構成されている。しかし、レバーの状態が不潔であるため、レバーを手で加圧しないで足で踏むか、ひいては用便の後、洗浄水を排水させないでトイレを出る問題点があった。
また、前記レバーを足で踏む場合、レバーに衝撃が加わることにより内部の部品が損傷し、内部部品の損傷によって洗浄水が漏水して洗浄水が浪費されるとともに、損傷された部品の交替作業が煩わしくて維持管理が難しい問題点があった。
また、洗浄水排水バルブを通じて排水される洗浄水はレバーを押している時間によって洗浄水の配水量が決定されるが、レバーを長く押して洗浄水を無駄に浪費するとともに、大小便の種類かかわらずいつも大便を処分するための量の洗浄水が排水されるので、小便の際に無駄に洗浄水を浪費して経済性を低下させる問題点があった。
前記問題点を解決するために、近来には韓国登録実用新案第262169号に便器用自動フラッシュバルブが登録されたことがある。
先登録された便器用自動フラッシュバルブ40は、図3及び図4に示すように、使用者の用便の際、光センサー41によって感知される時間から大小便を判断し、これによってソレノイドダイヤフラムバルブ42が作動すれば、前記ソレノイドダイヤフラムバルブ42が上昇しながら、洗浄水排水バルブ10の圧力室30と連通する流通路43を開放するとともに、開放された流通路43を通じて、圧力室30に貯蔵された洗浄水が配水管13に排出されることにより圧力室30の圧力が急激に低下する。
この際、水道管から供給される洗浄水の圧力によって、ピストン20をバルブ本体12の内面に沿って上昇させるとともに、開放される配水管13を通じて便器の内部に洗浄水が排水されて排泄物を処分することになり、ソレノイドダイヤフラムバルブ42の設定された作動時間によって大小便に設定された洗浄水を排水して排泄物を処分することになる。
また、前記ソレノイドダイヤフラムバルブ42の設定された作動時間が経過するにつれて、ソレノイドダイヤフラムバルブ42が下降して、洗浄水排水バルブ10の圧力室30と連通する流通路43を閉鎖すれば、水道栓から供給される洗浄水の一部がピストン20の濾過網23と流入孔24を通じて圧力室30に流入される。
前記圧力室30に流入される洗浄水によって圧力室30の水圧が高くなってピストン20を加圧する。前記ピストン20は、バルブ本体12の内面に沿って下降して配水管13を閉鎖させて、水道管から供給される洗浄水を遮断させた状態で、次の動作を待機することになる。
しかし、前記過程で作動する先登録の便器用自動フラッシュバルブは、従来の問題点を解決する利点はあるが、建物内のメーン給水バルブを閉じた後、ソレノイドダイヤフラムバルブ及び光センサーが装着されたフラッシュバルブ全体を取り替えなければならないので、設置時間が長くかかるとともに、メーン給水バルブが閉じた状態を維持するため設置中には建物内の洗浄水を使用することができない問題点があり、内部部品及び構造が複雑で組立て過程が複雑であるだけでなく、製造原価が上昇して経済性が落ちる問題点があった。
また、光センサーに供給される電源は乾電池を利用して供給するが、前記乾電池が消耗されるため、光センサーによって使用者を感知することができない場合、従来の問題点を解決することができないだけでなく、トイレに設置されたそれぞれの便器ごとに使用回数が異なり、乾電池の交替時期もそれぞれ異なるので、管理者が交替時期を把握して入れ替えることは事実上不可能で維持管理が難しい問題点があった。
また、先登録の便器用自動フラッシュバルブをビデに設置する場合は、ビデとフラッシュバルブをホースで連結しなければならない。この際、前記ホースをフラッシュバルブに装着するためには、フラッシュバルブの一側にドリリングで孔を開けなければならないが、この時に発生する残物の除去が難しく、フラッシュバルブが設置された状態では残物の除去が一層難しいだけでなく、フラッシュバルブを解体した状態でドリルリング作業を行った後、残物を除去した状態で再び設置しなければならないため、作業過程が煩わしい問題点があった。
また、ビデの使用の際、ビデのカバーを上部に回転させれば、ビデのカバーが光センサーの前方に位置することになるので、シートに座って用便をする使用者を感知することができなくて動作しないかあるいは誤動作を引き起こす問題点あった。
また、圧力室に貯蔵される洗浄水の水圧によってピストンがバルブ本体の内面に沿って昇降するが、前記ピストンの一側に形成された濾過網を通じて圧力室に洗浄水が供給されることによりピストンが下降するとき、濾過網に供給される洗浄水によってピストンが垂直に下降することができない場合が発生し、洗浄水の漏水が発生する問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国登録実用新案第262169号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明は前述したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、水道栓から供給される洗浄水がフラッシュバルブを通じてビデの水槽と圧力室に同時に供給されながら圧力室に貯蔵された洗浄水を排水させる構造が簡素化して設置作業及び作業時間を短縮させることができる便器用直水型自動フラッシング装置を提供することをその目的とする。
また、本発明は、フラッシュバルブに装着される供給管が使用者の所望方向に設置することができ、供給管の損傷を防止するとともに、外観を美麗にする便器用直水型自動フラッシング装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、ビデに供給される電源で作動部を作動させることで、安定的な使用を可能にするとともに維持管理を容易にする便器用直水型自動フラッシング装置を提供することをさらに他の目的とする。
また、本発明は、使用者の感知時間で使用者の大小便を判断し、判断された大小便に相当する洗浄水を排水させることで、無駄に排水される洗浄水を節減することができる便器用直水型自動フラッシング装置を提供することをさらに他の目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、水道栓から供給される洗浄水をビデの水槽と作動部に案内し、便器の排泄物の処分の際、前記洗浄水を便器の内部に排水させるフラッシュバルブと、前記ビデのシートの底面に装着され、使用者の感知時間によって大小便を判断する感知センサーと、前記感知センサーによって判断された大小便によって、水道栓から便器の内部に洗浄水を供給して排泄物を処分するために、フラッシュバルブの圧力室に貯蔵された洗浄水をソレノイドバルブの開放によって排水管を通じて便器の内部に排水させる作動部と、を含んでなる便器用直水型自動フラッシング装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】一般的なフラッシュバルブの作動状態を示す断面図である。
【図2】一般的なフラッシュバルブの作動状態を示す断面図である。
【図3】先登録された便器用自動フラッシュバルブの作動状態を示す断面図である。
【図4】先登録された便器用自動フラッシュバルブの作動状態を示す断面図である。
【図5】は本発明の自動フラッシュ装置を示す分解斜視図である。
【図6】は本発明の自動フラッシュ装置を示す断面図である。
【図7】は本発明の保護部材が回転されて設置される状態を示す平断面図である。
【図8】は本発明の設置状態を示す平面図である。
【図9】は本発明の自動フラッシュ装置の作動状態を示す図である。
【図10】は本発明の自動フラッシュ装置の作動状態を示す図である。
【図11】は本発明の自動フラッシュ装置の作動状態を示す図である。
【図12】は本発明の自動フラッシュ装置の手動動作状態を示す図である。
【図13】は本発明の自動フラッシュ装置の手動動作状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例の構成を詳細に説明する。
図5は本発明の分解斜視図、図6は本発明の断面図である。
本発明による自働フラッシング装置は、水道栓から供給される洗浄水をビデ50の水槽52と作動部300に案内し、便器60の排泄物の処分の際、前記洗浄水を便器60の内部に排水させるフラッシュバルブ100と、前記ビデ50のシート51の底面に装着され、使用者の感知時間によって大小便を判断する感知センサー200と、前記感知センサー200で判断された大小便によって水道栓から便器60の内部に洗浄水を供給して排泄物を処分するために、フラッシュバルブ100の圧力室30に貯蔵された洗浄水をソレノイドバルブ310の開放によって排水管320を通じて便器60の内部に排水させる作動部300とを含んでなる。これについてより具体的に説明すれば次のようである。
前記フラッシュバルブ100は、前記水道栓の洗浄水の水圧によって昇降するように、ピストン20を内蔵するバルブ本体12の上部に装着され、ピストン20の昇降距離を調節し、前記洗浄水をビデ50の水槽52と作動部300にそれぞれ供給する供給案内部材110と、前記供給案内部材110とビデ50の水槽52及び作動部300をそれぞれ連結する供給管120、120’と、前記供給案内部材110の上部に定着され、供給管120、120’の端部を収容して保護する保護部材130と、前記供給案内部材110と保護部材130を固定させる固定部材140とを含む。
前記供給案内部材110は、前記バルブ本体12の上端部に定着される供給案内本体111を含み、前記供給案内本体111の内部には、供給管120、120’がそれぞれ装着される供給孔112、112’が貫設され、前記供給案内本体111の中央に締結孔113が形成される。
前記供給案内部材は、前記締結孔113の下端部に締結され、ピストン20の昇降高さを調節する高さ調節部材114をさらに含んでなることができる。
前記保護部材130は、前記供給案内部材110を収容するように下部が開口する保護本体131を含み、前記保護本体131の上面に、供給案内部材110の締結孔113と同一線上に締結案内孔132が形成され、前記保護本体131の外周面に供給管120、120’の端部を収容して保護する保護孔133が形成される。
また、前記ピストン20の流入孔を収容するように装着され、流入孔に流入される洗浄水に含まれた汚染物質を濾過する円形濾過網150をさらに含んでなることができる。
また、前記供給案内部材110をバルブ本体12に締結して固定する締結固定部160をさらに含んでなることができ、前記締結固定部160は、前記バルブ本体12の上端部外周面に外側螺糸部161が形成され、前記供給案内部材110の下端部内周面に内側螺糸部162が形成される。
また、前記フラッシング装置は、前記供給案内部材110の上部に定着された保護部材130の回転を防止する回転防止部170をさらに含んでなることができ、前記回転防止部170は、前記供給案内部材110の供給案内本体111の外周面に放射状に回転防止溝171が形成され、前記回転防止溝171に結合されるように、保護部材130の保護本体131の内周面少なくとも一つ以上の回転防止突起172が形成される。
また、前記供給案内部材110と保護部材130を固定させた固定部材140を外部から遮断させる遮断部180をさらに含んでなることができ、前記遮断部180は、前記保護部材130の締結案内孔132と同心状に、保護本体131の上面に形成された着脱凹部181と、前記着脱凹部181に着脱可能に装着される遮断片182とを含む。
また、前記フラッシング装置は、前記供給案内部材110の各供給孔112、112’に装着された供給管120、120’の遊動を防止するために固定させる遊動防止固定部190をさらに含んでなることができ、前記遊動防止固定部190は、前記供給孔112、112’に装着される供給管120、120’の端部をそれぞれ遊動防止孔191’に結合して供給管120、120’の遊動を防止する遊動防止部材191と、前記遊動防止部材191の遊動防止孔191’に結合された供給管120、120’を収容して保護部材130の保護孔133に結合する遊動防止固定リング192とを含む。
つぎに、前記のように構成された本発明の結合過程を説明する。
本発明は、適用例によって必須構成要素を加減して構成することができる。
まず、図6に示すように、フラッシュバルブ100のバルブ本体12に水平に貫設された設置孔12’に加圧棒11a、スプリング11’及びレバー11を結合した状態で、円形濾過網150が流入孔24を収容するように装着されたピストン20を前記バルブ本体12の内部に定着させた後、供給案内部材110の締結孔113の下端部に高さ調節部材114が締結された供給案内本体111をバルブ本体12の上部に定着させる。
前記円形濾過網150はピストン20の外周面を収容するように装着されているので、バルブ本体12の内周面との干渉なしにピストン20の昇降を安全に誘導することができるものである。
また、前記供給案内本体111の下端部がバルブ本体12の上端部を収容するとともに前記供給案内部材110の下端部の内周面に形成された締結固定部160の内側螺糸部162がバルブ本体12の上端部の外周面に形成された締結固定部160の外側螺糸部161が同一線上に位置する。前記供給案内部材110の供給案内本体111を一方向に回転させれば、供給案内部材110の内周面に形成された内側螺糸部162がバルブ本体12の外周面に形成された外側螺糸部161に締結されることにより、バルブ本体12に供給案内部材110が固定される。
前記バルブの上端部の内周面に内側螺糸部を形成し、前記供給案内部材の下端部の外周面に外側螺糸部を形成することにより締結することもできる。
前記のように、供給案内部材110の供給孔112、112’に供給管120、120’の一端部を固定させた状態で、前記供給管120、120’の他端部に遊動防止固定部190の遊動防止部材191を結合する。前記遊動防止部材191の遊動防止孔191’に供給管120、120’を結合し、遊動防止部材を供給管120、120’の一端部に移動させた後、前記供給管120、120’の他端部で遊動防止固定リング192を結合する。その後、遊動防止リング192を供給管120、120’の一端部に移動させて遊動防止部材191に密着させる。
ここで、前記供給管120、120’の一端部を遊動防止固定部190の遊動防止固定リング192が収容するように結合した状態で、前記供給管120、120’の一端部を遊動防止部材191の遊動防止孔191’が収容するように結合した後、前記供給管120、120’の一端部を供給案内部材110の供給孔112、112’に固定させることもできる。
前記遊動防止固定部190が供給管120、120’の一端部に位置すれば、前記供給管120、120’の他端部を保護部材130の保護本体131の内部を通じて保護孔133の外部に突出するように結合する。前記保護孔133には遊動防止固定部190の遊動防止固定リング192が位置するようにした後、前記保護部材130の保護本体131を下方に移動させて供給案内部材110の供給案内本体111に定着させる。
この際、前記保護部材130の保護本体131の内周面に少なくとも一つ以上突出した回転防止部170の回転防止突起172が供給案内部材110の供給案内本体111の外周面に放射状に形成された回転防止溝171に結合されることにより保護部材130の回転を防止するとともに、前記保護部材130の保護本体131の内面が供給案内部材110の締結孔113の上面に密着するとともに保護部材130の締結案内孔132と供給案内部材110の締結孔113が垂直線上に位置する。
ここで、図7に示すように、前記供給案内部材110の供給案内本体111の外周面に放射状に形成された回転防止溝171に対して保護部材130の保護孔133の位置を調節するように保護本体131を所定角度だけ回転させた状態でも前記過程で結合可能である。
また、前記保護部材130の保護本体131の内面が供給案内部材110の締結孔113の上面に定着されて垂直線上に維持される供給案内部材110の締結孔113と保護部材130の締結案内孔132に固定部材140を結合した後、一方向に回転させれば、前記固定部材140が保護部材130の締結案内孔132と供給案内部材110の締結孔113に締結されることにより保護部材130が供給案内部材110に固定される。
前記保護部材130と供給案内部材110の締結案内孔132、113に締結された固定部材140を外部から遮断させるために、保護部材130の保護本体131の上面に形成された遮断部180の着脱凹部181に遮断片182を装着することにより、締結案内孔132を閉鎖させるとともに固定部材140を外部から遮断することができる。
前記遮断片182の上面には広告用文句及びロゴを印刷して使用することができ、前記供給管120、120’の他端部をビデ50の水槽52と作動部300のソレノイドバルブ310にそれぞれ連結すれば、図8に示すように、本発明の設置が完了される。
前記過程で結合された本発明の作動過程を詳細に説明する。
まず、便器60に設置されたビデ50のシート51に使用者が座れば、使用者の荷重を感知センサー200で感知するとともに感知時間を測定して使用者の大小便を判断する。
また、使用者の用便の後、使用者の肛門洗浄またはビデ洗浄を行う場合、使用者がビデ50の操作部50’の肛門/ビデ洗浄ボタンを加圧すると、加圧された肛門/ビデ洗浄ボタンによって方向転換バルブ53がノズル54と連通するように回転する。前記ノズル54は肛門/ビデ洗浄ノズルの中でいずれか一つである。
ここで、使用者が例えば肛門洗浄ボタンを押せば、前記ビデ50の水槽52に貯蔵された温水が方向転換バルブ53を経由した後、ノズル54、つまり肛門洗浄ノズルを通じて噴射されて肛門及びその周辺を洗浄することになる。
前記ノズル54を通じて洗浄水が噴射されることにより、図9に示すように、水槽52に貯蔵された洗浄水の水位が低くなれば、水槽52の上部に位置する水位感知センサー(図示せず)の制御によって、水道栓から洗浄水が供給される。前記洗浄水は供給案内部材110の供給孔112と供給管120を経由して水槽52に供給され、前記水槽52に供給されて貯蔵される洗浄水の水位を水位感知センサー(図示せず)で感知すれば、洗浄水の供給を遮断する過程を繰り返し行うことで常に一定水位を維持することになる。
前記過程で使用者の肛門洗浄が完了し、使用者がシート51から立ち上がると、前記シート51の底面に装着された感知センサー200で使用者の荷重を感知することができないため、感知センサー200で感知した使用者の感知時間によって使用者の大小便を判断する。例えば、2分以上の場合は大便と判断し、2分以下の場合は小便と判断する。
前記感知センサー200で判断された使用者の大小便によって作動部300のソレノイドバルブ310を開放させれば、図10に示すように、供給管120’に貯蔵された洗浄水がソレノイドバルブ310を通過して排水管320に排水されるとともに、図11に示すように、フラッシュバルブ100の圧力室30に位置する洗浄水が供給案内部材110の供給孔112’、供給管120’及び作動部300のソレノイドバルブ310を通じて排水管320に流出されて便器60の内部に排水される。
この際、前記圧力室30に位置する洗浄水が作動部300に排水されて圧力室30内部圧力が急激に低くなり、水道管に供給される洗浄水の圧力によってピストン20がバルブ本体12の内面に沿って上昇するとともに配水管13を開放し、開放された配水管13を通じて、水道管に供給される洗浄水が便器60に排水されることにより、便器60の内部に位置する排泄物を処分することになる。
ここで、前記感知センサー200の使用者感知時間によって判断された大小便に対応する洗浄水の配水量を作動部300のソレノイドバルブ310の開放時間で調節して排水させることができ、これにより無駄に排水される洗浄水を節減することができる。
前記作動部300のソレノイドバルブ310の開放時間が経過してソレノイドバルブ310を閉鎖させれば、水道栓から供給される洗浄水が配水管13に排水されるとともに、水道栓から供給される洗浄水の一部が円形濾過網150を通過することにより汚染物質が濾過された後、ピストン20の流入孔24を通じて圧力室30と供給管120’に供給されて貯蔵され、前記圧力室30と供給管120’に貯蔵される洗浄水の圧力が高くなることによりピストン20の上面を加圧することになる。
この際、前記ピストン20はバルブ本体12の内面に沿って下降して配水管13を閉鎖させることで水道栓から供給される洗浄水を遮断させた状態で、次の動作を待機することになる。
また、ビデ50に供給される電源が遮断されれば、図12〜図13に示すように、フラッシュバルブ100のレバー11を利用した通常の方法によっても使用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0007】
以上説明したように、本発明の便器用直水型自動フラッシング装置によれば、水道栓から供給される洗浄水をビデの水槽とフラッシュバルブの圧力室に同時に供給する構造が簡素化して、設置作業及び作業時間を短縮させることができる利点を持つ。
また、本発明の便器用直水型自動フラッシング装置によれば、供給管を遊動防止固定部によって保護部材の保護孔に装着することにより供給管の損傷を防止することができるだけでなく、使用者が所望の方向に供給管の設置方向を調節することができるので、外観を美麗にすることができる利点を持つ。
また、本発明は、ビデに供給される電源で作動部を作動させるので、安定的に使用することができるだけでなく、維持管理が簡便であり、乾電池が要らないので、乾電池による環境汚染を減らすことができる利点を持つ。
さらに、本発明は、使用者の感知時間によって使用者の大小便を判断し、判断された大小便に対応する洗浄水を排水させるので、無駄に排水される洗浄水を節減することができるだけでなく、円形濾過網がピストンの外周面を収容するように装着されているので、汚染物質の濾過はもちろんのこと、ピストンがバルブ本体の内部で所定角度で傾いて移動しても配水管を正確に閉鎖して洗浄水の漏水を遮断することができる利点を持つ。
【符号の説明】
【0008】
100:フラッシュバルブ
110:供給案内部材
120、120’:供給管
130:保護部材
140:固定部材
200:感知センサー
300:作動部
310:ソレノイドバルブ
320:排水管
【技術分野】
【0001】
本発明は便器用直水型フラッシュバルブに係り、より詳しくは水道栓から供給される洗浄水をビデの水槽と作動部に案内するとともに、作動部の作動によってフラッシュバルブを通じて便器の内部に洗浄水を排水して排泄物を処分する便器用直水型自動フラッシング装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、文化の発達につれて、トイレも大きな変化を要求して、衛生的で便利に使用することができるように追い求めており、大勢の人々が集まるビルや公共施設のトイレに、排泄物を処分するために、洗浄水の供給を制御する洗浄水排水バルブが設置されている。
前記トイレに設置された洗浄水排水バルブ10のレバー11を押し付ければ、図1及び図2に示すように、前記レバー11がスプリング11’を圧縮させるとともに加圧棒11aがピストン20の開閉棒21を加圧し、前記開閉棒21がスプリング21’を圧縮させながら傾くことにより開放される排水孔22を通じて、圧力室30に貯蔵された洗浄水が排出される。
この際、前記圧力室30に貯蔵された洗浄水が排水孔22を通じて排出されることにより圧力室30の圧力が急激に低下するとともに、水道管に供給される洗浄水の圧力によってピストン20がバルブ本体12の内面に沿って上昇しながら配水管13を開放し、開放された配水管13を通じて、水道栓から供給される洗浄水が便器の内部に排水されて排泄物を処分することになる。
また、前記洗浄水排水バルブ10のレバー11に加わった加圧力が解除されれば、スプリング11’の復元力によって加圧棒11aが復元するとともにピストン20の開閉棒21はスプリング21’の復元力によって復元して排水孔22を閉鎖させることにより、水道栓から供給される洗浄水の一部がピストン20の濾過網23と流入孔24を通じて圧力室30に流入される。
前記圧力室30に流入される洗浄水によって圧力室30の水圧が上昇するとともにピストン20を加圧する。この際、前記ピストン20はバルブ本体12の内面に沿って下降して配水管13を閉鎖させることで、水道管から供給される洗浄水を遮断させた状態で、次の動作を待機することになる。
前記過程で作動する洗浄水排水バルブは、レバーを加圧すれば、圧力室に貯蔵された洗浄水が配水管に排出されて水圧が低下するとともに、水道管に供給される洗浄水の水圧によってピストンがバルブ本体の内面に沿って上昇して配水管を開放するように構成されている。しかし、レバーの状態が不潔であるため、レバーを手で加圧しないで足で踏むか、ひいては用便の後、洗浄水を排水させないでトイレを出る問題点があった。
また、前記レバーを足で踏む場合、レバーに衝撃が加わることにより内部の部品が損傷し、内部部品の損傷によって洗浄水が漏水して洗浄水が浪費されるとともに、損傷された部品の交替作業が煩わしくて維持管理が難しい問題点があった。
また、洗浄水排水バルブを通じて排水される洗浄水はレバーを押している時間によって洗浄水の配水量が決定されるが、レバーを長く押して洗浄水を無駄に浪費するとともに、大小便の種類かかわらずいつも大便を処分するための量の洗浄水が排水されるので、小便の際に無駄に洗浄水を浪費して経済性を低下させる問題点があった。
前記問題点を解決するために、近来には韓国登録実用新案第262169号に便器用自動フラッシュバルブが登録されたことがある。
先登録された便器用自動フラッシュバルブ40は、図3及び図4に示すように、使用者の用便の際、光センサー41によって感知される時間から大小便を判断し、これによってソレノイドダイヤフラムバルブ42が作動すれば、前記ソレノイドダイヤフラムバルブ42が上昇しながら、洗浄水排水バルブ10の圧力室30と連通する流通路43を開放するとともに、開放された流通路43を通じて、圧力室30に貯蔵された洗浄水が配水管13に排出されることにより圧力室30の圧力が急激に低下する。
この際、水道管から供給される洗浄水の圧力によって、ピストン20をバルブ本体12の内面に沿って上昇させるとともに、開放される配水管13を通じて便器の内部に洗浄水が排水されて排泄物を処分することになり、ソレノイドダイヤフラムバルブ42の設定された作動時間によって大小便に設定された洗浄水を排水して排泄物を処分することになる。
また、前記ソレノイドダイヤフラムバルブ42の設定された作動時間が経過するにつれて、ソレノイドダイヤフラムバルブ42が下降して、洗浄水排水バルブ10の圧力室30と連通する流通路43を閉鎖すれば、水道栓から供給される洗浄水の一部がピストン20の濾過網23と流入孔24を通じて圧力室30に流入される。
前記圧力室30に流入される洗浄水によって圧力室30の水圧が高くなってピストン20を加圧する。前記ピストン20は、バルブ本体12の内面に沿って下降して配水管13を閉鎖させて、水道管から供給される洗浄水を遮断させた状態で、次の動作を待機することになる。
しかし、前記過程で作動する先登録の便器用自動フラッシュバルブは、従来の問題点を解決する利点はあるが、建物内のメーン給水バルブを閉じた後、ソレノイドダイヤフラムバルブ及び光センサーが装着されたフラッシュバルブ全体を取り替えなければならないので、設置時間が長くかかるとともに、メーン給水バルブが閉じた状態を維持するため設置中には建物内の洗浄水を使用することができない問題点があり、内部部品及び構造が複雑で組立て過程が複雑であるだけでなく、製造原価が上昇して経済性が落ちる問題点があった。
また、光センサーに供給される電源は乾電池を利用して供給するが、前記乾電池が消耗されるため、光センサーによって使用者を感知することができない場合、従来の問題点を解決することができないだけでなく、トイレに設置されたそれぞれの便器ごとに使用回数が異なり、乾電池の交替時期もそれぞれ異なるので、管理者が交替時期を把握して入れ替えることは事実上不可能で維持管理が難しい問題点があった。
また、先登録の便器用自動フラッシュバルブをビデに設置する場合は、ビデとフラッシュバルブをホースで連結しなければならない。この際、前記ホースをフラッシュバルブに装着するためには、フラッシュバルブの一側にドリリングで孔を開けなければならないが、この時に発生する残物の除去が難しく、フラッシュバルブが設置された状態では残物の除去が一層難しいだけでなく、フラッシュバルブを解体した状態でドリルリング作業を行った後、残物を除去した状態で再び設置しなければならないため、作業過程が煩わしい問題点があった。
また、ビデの使用の際、ビデのカバーを上部に回転させれば、ビデのカバーが光センサーの前方に位置することになるので、シートに座って用便をする使用者を感知することができなくて動作しないかあるいは誤動作を引き起こす問題点あった。
また、圧力室に貯蔵される洗浄水の水圧によってピストンがバルブ本体の内面に沿って昇降するが、前記ピストンの一側に形成された濾過網を通じて圧力室に洗浄水が供給されることによりピストンが下降するとき、濾過網に供給される洗浄水によってピストンが垂直に下降することができない場合が発生し、洗浄水の漏水が発生する問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国登録実用新案第262169号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明は前述したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、水道栓から供給される洗浄水がフラッシュバルブを通じてビデの水槽と圧力室に同時に供給されながら圧力室に貯蔵された洗浄水を排水させる構造が簡素化して設置作業及び作業時間を短縮させることができる便器用直水型自動フラッシング装置を提供することをその目的とする。
また、本発明は、フラッシュバルブに装着される供給管が使用者の所望方向に設置することができ、供給管の損傷を防止するとともに、外観を美麗にする便器用直水型自動フラッシング装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、ビデに供給される電源で作動部を作動させることで、安定的な使用を可能にするとともに維持管理を容易にする便器用直水型自動フラッシング装置を提供することをさらに他の目的とする。
また、本発明は、使用者の感知時間で使用者の大小便を判断し、判断された大小便に相当する洗浄水を排水させることで、無駄に排水される洗浄水を節減することができる便器用直水型自動フラッシング装置を提供することをさらに他の目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、水道栓から供給される洗浄水をビデの水槽と作動部に案内し、便器の排泄物の処分の際、前記洗浄水を便器の内部に排水させるフラッシュバルブと、前記ビデのシートの底面に装着され、使用者の感知時間によって大小便を判断する感知センサーと、前記感知センサーによって判断された大小便によって、水道栓から便器の内部に洗浄水を供給して排泄物を処分するために、フラッシュバルブの圧力室に貯蔵された洗浄水をソレノイドバルブの開放によって排水管を通じて便器の内部に排水させる作動部と、を含んでなる便器用直水型自動フラッシング装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】一般的なフラッシュバルブの作動状態を示す断面図である。
【図2】一般的なフラッシュバルブの作動状態を示す断面図である。
【図3】先登録された便器用自動フラッシュバルブの作動状態を示す断面図である。
【図4】先登録された便器用自動フラッシュバルブの作動状態を示す断面図である。
【図5】は本発明の自動フラッシュ装置を示す分解斜視図である。
【図6】は本発明の自動フラッシュ装置を示す断面図である。
【図7】は本発明の保護部材が回転されて設置される状態を示す平断面図である。
【図8】は本発明の設置状態を示す平面図である。
【図9】は本発明の自動フラッシュ装置の作動状態を示す図である。
【図10】は本発明の自動フラッシュ装置の作動状態を示す図である。
【図11】は本発明の自動フラッシュ装置の作動状態を示す図である。
【図12】は本発明の自動フラッシュ装置の手動動作状態を示す図である。
【図13】は本発明の自動フラッシュ装置の手動動作状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例の構成を詳細に説明する。
図5は本発明の分解斜視図、図6は本発明の断面図である。
本発明による自働フラッシング装置は、水道栓から供給される洗浄水をビデ50の水槽52と作動部300に案内し、便器60の排泄物の処分の際、前記洗浄水を便器60の内部に排水させるフラッシュバルブ100と、前記ビデ50のシート51の底面に装着され、使用者の感知時間によって大小便を判断する感知センサー200と、前記感知センサー200で判断された大小便によって水道栓から便器60の内部に洗浄水を供給して排泄物を処分するために、フラッシュバルブ100の圧力室30に貯蔵された洗浄水をソレノイドバルブ310の開放によって排水管320を通じて便器60の内部に排水させる作動部300とを含んでなる。これについてより具体的に説明すれば次のようである。
前記フラッシュバルブ100は、前記水道栓の洗浄水の水圧によって昇降するように、ピストン20を内蔵するバルブ本体12の上部に装着され、ピストン20の昇降距離を調節し、前記洗浄水をビデ50の水槽52と作動部300にそれぞれ供給する供給案内部材110と、前記供給案内部材110とビデ50の水槽52及び作動部300をそれぞれ連結する供給管120、120’と、前記供給案内部材110の上部に定着され、供給管120、120’の端部を収容して保護する保護部材130と、前記供給案内部材110と保護部材130を固定させる固定部材140とを含む。
前記供給案内部材110は、前記バルブ本体12の上端部に定着される供給案内本体111を含み、前記供給案内本体111の内部には、供給管120、120’がそれぞれ装着される供給孔112、112’が貫設され、前記供給案内本体111の中央に締結孔113が形成される。
前記供給案内部材は、前記締結孔113の下端部に締結され、ピストン20の昇降高さを調節する高さ調節部材114をさらに含んでなることができる。
前記保護部材130は、前記供給案内部材110を収容するように下部が開口する保護本体131を含み、前記保護本体131の上面に、供給案内部材110の締結孔113と同一線上に締結案内孔132が形成され、前記保護本体131の外周面に供給管120、120’の端部を収容して保護する保護孔133が形成される。
また、前記ピストン20の流入孔を収容するように装着され、流入孔に流入される洗浄水に含まれた汚染物質を濾過する円形濾過網150をさらに含んでなることができる。
また、前記供給案内部材110をバルブ本体12に締結して固定する締結固定部160をさらに含んでなることができ、前記締結固定部160は、前記バルブ本体12の上端部外周面に外側螺糸部161が形成され、前記供給案内部材110の下端部内周面に内側螺糸部162が形成される。
また、前記フラッシング装置は、前記供給案内部材110の上部に定着された保護部材130の回転を防止する回転防止部170をさらに含んでなることができ、前記回転防止部170は、前記供給案内部材110の供給案内本体111の外周面に放射状に回転防止溝171が形成され、前記回転防止溝171に結合されるように、保護部材130の保護本体131の内周面少なくとも一つ以上の回転防止突起172が形成される。
また、前記供給案内部材110と保護部材130を固定させた固定部材140を外部から遮断させる遮断部180をさらに含んでなることができ、前記遮断部180は、前記保護部材130の締結案内孔132と同心状に、保護本体131の上面に形成された着脱凹部181と、前記着脱凹部181に着脱可能に装着される遮断片182とを含む。
また、前記フラッシング装置は、前記供給案内部材110の各供給孔112、112’に装着された供給管120、120’の遊動を防止するために固定させる遊動防止固定部190をさらに含んでなることができ、前記遊動防止固定部190は、前記供給孔112、112’に装着される供給管120、120’の端部をそれぞれ遊動防止孔191’に結合して供給管120、120’の遊動を防止する遊動防止部材191と、前記遊動防止部材191の遊動防止孔191’に結合された供給管120、120’を収容して保護部材130の保護孔133に結合する遊動防止固定リング192とを含む。
つぎに、前記のように構成された本発明の結合過程を説明する。
本発明は、適用例によって必須構成要素を加減して構成することができる。
まず、図6に示すように、フラッシュバルブ100のバルブ本体12に水平に貫設された設置孔12’に加圧棒11a、スプリング11’及びレバー11を結合した状態で、円形濾過網150が流入孔24を収容するように装着されたピストン20を前記バルブ本体12の内部に定着させた後、供給案内部材110の締結孔113の下端部に高さ調節部材114が締結された供給案内本体111をバルブ本体12の上部に定着させる。
前記円形濾過網150はピストン20の外周面を収容するように装着されているので、バルブ本体12の内周面との干渉なしにピストン20の昇降を安全に誘導することができるものである。
また、前記供給案内本体111の下端部がバルブ本体12の上端部を収容するとともに前記供給案内部材110の下端部の内周面に形成された締結固定部160の内側螺糸部162がバルブ本体12の上端部の外周面に形成された締結固定部160の外側螺糸部161が同一線上に位置する。前記供給案内部材110の供給案内本体111を一方向に回転させれば、供給案内部材110の内周面に形成された内側螺糸部162がバルブ本体12の外周面に形成された外側螺糸部161に締結されることにより、バルブ本体12に供給案内部材110が固定される。
前記バルブの上端部の内周面に内側螺糸部を形成し、前記供給案内部材の下端部の外周面に外側螺糸部を形成することにより締結することもできる。
前記のように、供給案内部材110の供給孔112、112’に供給管120、120’の一端部を固定させた状態で、前記供給管120、120’の他端部に遊動防止固定部190の遊動防止部材191を結合する。前記遊動防止部材191の遊動防止孔191’に供給管120、120’を結合し、遊動防止部材を供給管120、120’の一端部に移動させた後、前記供給管120、120’の他端部で遊動防止固定リング192を結合する。その後、遊動防止リング192を供給管120、120’の一端部に移動させて遊動防止部材191に密着させる。
ここで、前記供給管120、120’の一端部を遊動防止固定部190の遊動防止固定リング192が収容するように結合した状態で、前記供給管120、120’の一端部を遊動防止部材191の遊動防止孔191’が収容するように結合した後、前記供給管120、120’の一端部を供給案内部材110の供給孔112、112’に固定させることもできる。
前記遊動防止固定部190が供給管120、120’の一端部に位置すれば、前記供給管120、120’の他端部を保護部材130の保護本体131の内部を通じて保護孔133の外部に突出するように結合する。前記保護孔133には遊動防止固定部190の遊動防止固定リング192が位置するようにした後、前記保護部材130の保護本体131を下方に移動させて供給案内部材110の供給案内本体111に定着させる。
この際、前記保護部材130の保護本体131の内周面に少なくとも一つ以上突出した回転防止部170の回転防止突起172が供給案内部材110の供給案内本体111の外周面に放射状に形成された回転防止溝171に結合されることにより保護部材130の回転を防止するとともに、前記保護部材130の保護本体131の内面が供給案内部材110の締結孔113の上面に密着するとともに保護部材130の締結案内孔132と供給案内部材110の締結孔113が垂直線上に位置する。
ここで、図7に示すように、前記供給案内部材110の供給案内本体111の外周面に放射状に形成された回転防止溝171に対して保護部材130の保護孔133の位置を調節するように保護本体131を所定角度だけ回転させた状態でも前記過程で結合可能である。
また、前記保護部材130の保護本体131の内面が供給案内部材110の締結孔113の上面に定着されて垂直線上に維持される供給案内部材110の締結孔113と保護部材130の締結案内孔132に固定部材140を結合した後、一方向に回転させれば、前記固定部材140が保護部材130の締結案内孔132と供給案内部材110の締結孔113に締結されることにより保護部材130が供給案内部材110に固定される。
前記保護部材130と供給案内部材110の締結案内孔132、113に締結された固定部材140を外部から遮断させるために、保護部材130の保護本体131の上面に形成された遮断部180の着脱凹部181に遮断片182を装着することにより、締結案内孔132を閉鎖させるとともに固定部材140を外部から遮断することができる。
前記遮断片182の上面には広告用文句及びロゴを印刷して使用することができ、前記供給管120、120’の他端部をビデ50の水槽52と作動部300のソレノイドバルブ310にそれぞれ連結すれば、図8に示すように、本発明の設置が完了される。
前記過程で結合された本発明の作動過程を詳細に説明する。
まず、便器60に設置されたビデ50のシート51に使用者が座れば、使用者の荷重を感知センサー200で感知するとともに感知時間を測定して使用者の大小便を判断する。
また、使用者の用便の後、使用者の肛門洗浄またはビデ洗浄を行う場合、使用者がビデ50の操作部50’の肛門/ビデ洗浄ボタンを加圧すると、加圧された肛門/ビデ洗浄ボタンによって方向転換バルブ53がノズル54と連通するように回転する。前記ノズル54は肛門/ビデ洗浄ノズルの中でいずれか一つである。
ここで、使用者が例えば肛門洗浄ボタンを押せば、前記ビデ50の水槽52に貯蔵された温水が方向転換バルブ53を経由した後、ノズル54、つまり肛門洗浄ノズルを通じて噴射されて肛門及びその周辺を洗浄することになる。
前記ノズル54を通じて洗浄水が噴射されることにより、図9に示すように、水槽52に貯蔵された洗浄水の水位が低くなれば、水槽52の上部に位置する水位感知センサー(図示せず)の制御によって、水道栓から洗浄水が供給される。前記洗浄水は供給案内部材110の供給孔112と供給管120を経由して水槽52に供給され、前記水槽52に供給されて貯蔵される洗浄水の水位を水位感知センサー(図示せず)で感知すれば、洗浄水の供給を遮断する過程を繰り返し行うことで常に一定水位を維持することになる。
前記過程で使用者の肛門洗浄が完了し、使用者がシート51から立ち上がると、前記シート51の底面に装着された感知センサー200で使用者の荷重を感知することができないため、感知センサー200で感知した使用者の感知時間によって使用者の大小便を判断する。例えば、2分以上の場合は大便と判断し、2分以下の場合は小便と判断する。
前記感知センサー200で判断された使用者の大小便によって作動部300のソレノイドバルブ310を開放させれば、図10に示すように、供給管120’に貯蔵された洗浄水がソレノイドバルブ310を通過して排水管320に排水されるとともに、図11に示すように、フラッシュバルブ100の圧力室30に位置する洗浄水が供給案内部材110の供給孔112’、供給管120’及び作動部300のソレノイドバルブ310を通じて排水管320に流出されて便器60の内部に排水される。
この際、前記圧力室30に位置する洗浄水が作動部300に排水されて圧力室30内部圧力が急激に低くなり、水道管に供給される洗浄水の圧力によってピストン20がバルブ本体12の内面に沿って上昇するとともに配水管13を開放し、開放された配水管13を通じて、水道管に供給される洗浄水が便器60に排水されることにより、便器60の内部に位置する排泄物を処分することになる。
ここで、前記感知センサー200の使用者感知時間によって判断された大小便に対応する洗浄水の配水量を作動部300のソレノイドバルブ310の開放時間で調節して排水させることができ、これにより無駄に排水される洗浄水を節減することができる。
前記作動部300のソレノイドバルブ310の開放時間が経過してソレノイドバルブ310を閉鎖させれば、水道栓から供給される洗浄水が配水管13に排水されるとともに、水道栓から供給される洗浄水の一部が円形濾過網150を通過することにより汚染物質が濾過された後、ピストン20の流入孔24を通じて圧力室30と供給管120’に供給されて貯蔵され、前記圧力室30と供給管120’に貯蔵される洗浄水の圧力が高くなることによりピストン20の上面を加圧することになる。
この際、前記ピストン20はバルブ本体12の内面に沿って下降して配水管13を閉鎖させることで水道栓から供給される洗浄水を遮断させた状態で、次の動作を待機することになる。
また、ビデ50に供給される電源が遮断されれば、図12〜図13に示すように、フラッシュバルブ100のレバー11を利用した通常の方法によっても使用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0007】
以上説明したように、本発明の便器用直水型自動フラッシング装置によれば、水道栓から供給される洗浄水をビデの水槽とフラッシュバルブの圧力室に同時に供給する構造が簡素化して、設置作業及び作業時間を短縮させることができる利点を持つ。
また、本発明の便器用直水型自動フラッシング装置によれば、供給管を遊動防止固定部によって保護部材の保護孔に装着することにより供給管の損傷を防止することができるだけでなく、使用者が所望の方向に供給管の設置方向を調節することができるので、外観を美麗にすることができる利点を持つ。
また、本発明は、ビデに供給される電源で作動部を作動させるので、安定的に使用することができるだけでなく、維持管理が簡便であり、乾電池が要らないので、乾電池による環境汚染を減らすことができる利点を持つ。
さらに、本発明は、使用者の感知時間によって使用者の大小便を判断し、判断された大小便に対応する洗浄水を排水させるので、無駄に排水される洗浄水を節減することができるだけでなく、円形濾過網がピストンの外周面を収容するように装着されているので、汚染物質の濾過はもちろんのこと、ピストンがバルブ本体の内部で所定角度で傾いて移動しても配水管を正確に閉鎖して洗浄水の漏水を遮断することができる利点を持つ。
【符号の説明】
【0008】
100:フラッシュバルブ
110:供給案内部材
120、120’:供給管
130:保護部材
140:固定部材
200:感知センサー
300:作動部
310:ソレノイドバルブ
320:排水管
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水道栓から供給される洗浄水をビデの水槽と作動部に案内し、便器の排泄物の処分の際、前記洗浄水を便器の内部に排水させるフラッシュバルブと、
前記ビデのシート底面に装着され、使用者の感知時間によって大小便を判断する感知センサーと、
前記感知センサーによって判断された大小便によって、水道栓から便器の内部に洗浄水を供給して排泄物を処分するように、フラッシュバルブの圧力室に貯蔵された洗浄水をソレノイドバルブの開放によって排水管を通じて便器の内部に排水させる作動部と、を含んでなることを特徴とする、便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項2】
フラッシュバルブは、
前記水道栓の洗浄水の水圧で上昇するようにピストンを内蔵するバルブ本体の上部に装着され、ピストンの昇降距離を調節し、前記洗浄水をビデの水槽と作動部にそれぞれ供給する供給案内部材と、
前記供給案内部材とビデの水槽及び作動部をそれぞれ連結する供給管と、
前記供給案内部材の上部に定着され、供給管の端部を収容して保護する保護部材と、
前記供給案内部材と保護部材を固定させる固定部材と、を含んでなることを特徴とする便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項3】
供給案内部材は、
前記バルブ本体の上端部に定着される供給案内本体と、
前記供給案内本体の内部に貫設され、供給管がそれぞれ装着される供給孔と、
前記供給案内本体の中央に形成された締結孔と、を含んでなることを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項4】
前記締結孔の下端部に締結され、ピストンの昇降高さを調節する高さ調節部材をさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項5】
前記保護部材は、
前記供給案内部材を収容するように下部が開口する保護本体と、
前記保護本体の上面に供給案内部材の締結孔と同一線上に形成された締結案内孔と、
前記保護本体の外周面に形成され、供給管の端部を収容して保護する保護孔と、を含んでなることを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項6】
前記ピストンの流入孔を収容するように装着され、流入孔に流入される洗浄水に含まれた汚染物質を濾過する円形濾過網をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項7】
前記供給案内部材をバルブ本体に締結して固定する締結固定部をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項8】
前記締結固定部は、
前記バルブ本体の上端部の外周面に形成された外側螺糸部と、
前記供給案内部材の下端部の内周面に形成された内側螺糸部と、を含んでなることを特徴とする、請求項7に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項9】
締結固定部は、
前記バルブ本体の上端部の内周面に形成された内側螺糸部と、
前記供給案内部材の下端部の外周面に形成された外側螺糸部と、を含んでなることを特徴とする、請求項7に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項10】
前記供給案内部材の上部に定着された保護部材の回転を防止する回転防止部をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項11】
回転防止部は、
前記供給案内部材の供給案内本体の外周面に放射状に形成された回転防止溝と、
前記回転防止溝に結合されるように保護部材の保護本体の内周面に形成された少なくとも一つ以上の回転防止突起と、を含んでなることを特徴とする、請求項10に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項12】
前記供給案内部材に保護部材を固定させる固定部材を外部から遮断させる遮断部をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項13】
遮断部は、
前記保護部材の締結案内孔と同心状に、保護本体の上面に形成された着脱凹部と、
前記着脱凹部に着脱可能に装着される遮断片と、を含んでなることを特徴とする、請求項12に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項14】
前記供給案内部材の各供給孔に装着された供給管の遊動を防止するように固定させる遊動防止固定部をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項15】
遊動防止固定部は、
前記供給孔に装着される供給管の端部をそれぞれ遊動防止孔に結合して供給管の遊動を防止する遊動防止部材と、
前記遊動防止部材の遊動防止孔に結合された供給管を収容して保護部材の保護孔に結合する遊動防止固定リングと、を含んでなることを特徴とする、請求項14に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項16】
作動部は、前記感知センサーによって判断された大小便にそれぞれ対応する洗浄水配水量を作動部の開放時間で調節して排水させることを特徴とする、請求項1に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項17】
水道栓の洗浄水の水圧によって昇降するようにピストンを内蔵するバルブ本体の上部に装着され、ピストンの昇降距離を調節し、前記洗浄水をビデの水槽と作動部にそれぞれ供給する供給案内部材と、
前記供給案内部材とビデの水槽及び作動部をそれぞれ連結する供給管と、
前記供給案内部材の上部に定着され、供給管の端部を収容して保護する保護部材と、
前記供給案内部材と保護部材を固定させる固定部材と、
前記供給案内部材をバルブ本体に締結して固定する締結固定部と、
前記供給案内部材の上部に定着された保護部材の回転を防止する回転防止部と、
前記供給案内部材の各供給孔に装着された供給管の遊動を防止するように固定させる遊動防止固定部と、を含んでなるフラッシュバルブを有することを特徴とする、便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項1】
水道栓から供給される洗浄水をビデの水槽と作動部に案内し、便器の排泄物の処分の際、前記洗浄水を便器の内部に排水させるフラッシュバルブと、
前記ビデのシート底面に装着され、使用者の感知時間によって大小便を判断する感知センサーと、
前記感知センサーによって判断された大小便によって、水道栓から便器の内部に洗浄水を供給して排泄物を処分するように、フラッシュバルブの圧力室に貯蔵された洗浄水をソレノイドバルブの開放によって排水管を通じて便器の内部に排水させる作動部と、を含んでなることを特徴とする、便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項2】
フラッシュバルブは、
前記水道栓の洗浄水の水圧で上昇するようにピストンを内蔵するバルブ本体の上部に装着され、ピストンの昇降距離を調節し、前記洗浄水をビデの水槽と作動部にそれぞれ供給する供給案内部材と、
前記供給案内部材とビデの水槽及び作動部をそれぞれ連結する供給管と、
前記供給案内部材の上部に定着され、供給管の端部を収容して保護する保護部材と、
前記供給案内部材と保護部材を固定させる固定部材と、を含んでなることを特徴とする便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項3】
供給案内部材は、
前記バルブ本体の上端部に定着される供給案内本体と、
前記供給案内本体の内部に貫設され、供給管がそれぞれ装着される供給孔と、
前記供給案内本体の中央に形成された締結孔と、を含んでなることを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項4】
前記締結孔の下端部に締結され、ピストンの昇降高さを調節する高さ調節部材をさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項5】
前記保護部材は、
前記供給案内部材を収容するように下部が開口する保護本体と、
前記保護本体の上面に供給案内部材の締結孔と同一線上に形成された締結案内孔と、
前記保護本体の外周面に形成され、供給管の端部を収容して保護する保護孔と、を含んでなることを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項6】
前記ピストンの流入孔を収容するように装着され、流入孔に流入される洗浄水に含まれた汚染物質を濾過する円形濾過網をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項7】
前記供給案内部材をバルブ本体に締結して固定する締結固定部をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項8】
前記締結固定部は、
前記バルブ本体の上端部の外周面に形成された外側螺糸部と、
前記供給案内部材の下端部の内周面に形成された内側螺糸部と、を含んでなることを特徴とする、請求項7に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項9】
締結固定部は、
前記バルブ本体の上端部の内周面に形成された内側螺糸部と、
前記供給案内部材の下端部の外周面に形成された外側螺糸部と、を含んでなることを特徴とする、請求項7に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項10】
前記供給案内部材の上部に定着された保護部材の回転を防止する回転防止部をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項11】
回転防止部は、
前記供給案内部材の供給案内本体の外周面に放射状に形成された回転防止溝と、
前記回転防止溝に結合されるように保護部材の保護本体の内周面に形成された少なくとも一つ以上の回転防止突起と、を含んでなることを特徴とする、請求項10に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項12】
前記供給案内部材に保護部材を固定させる固定部材を外部から遮断させる遮断部をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項13】
遮断部は、
前記保護部材の締結案内孔と同心状に、保護本体の上面に形成された着脱凹部と、
前記着脱凹部に着脱可能に装着される遮断片と、を含んでなることを特徴とする、請求項12に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項14】
前記供給案内部材の各供給孔に装着された供給管の遊動を防止するように固定させる遊動防止固定部をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項15】
遊動防止固定部は、
前記供給孔に装着される供給管の端部をそれぞれ遊動防止孔に結合して供給管の遊動を防止する遊動防止部材と、
前記遊動防止部材の遊動防止孔に結合された供給管を収容して保護部材の保護孔に結合する遊動防止固定リングと、を含んでなることを特徴とする、請求項14に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項16】
作動部は、前記感知センサーによって判断された大小便にそれぞれ対応する洗浄水配水量を作動部の開放時間で調節して排水させることを特徴とする、請求項1に記載の便器用直水型自動フラッシング装置。
【請求項17】
水道栓の洗浄水の水圧によって昇降するようにピストンを内蔵するバルブ本体の上部に装着され、ピストンの昇降距離を調節し、前記洗浄水をビデの水槽と作動部にそれぞれ供給する供給案内部材と、
前記供給案内部材とビデの水槽及び作動部をそれぞれ連結する供給管と、
前記供給案内部材の上部に定着され、供給管の端部を収容して保護する保護部材と、
前記供給案内部材と保護部材を固定させる固定部材と、
前記供給案内部材をバルブ本体に締結して固定する締結固定部と、
前記供給案内部材の上部に定着された保護部材の回転を防止する回転防止部と、
前記供給案内部材の各供給孔に装着された供給管の遊動を防止するように固定させる遊動防止固定部と、を含んでなるフラッシュバルブを有することを特徴とする、便器用直水型自動フラッシング装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
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【図6】
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【図8】
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【図10】
【図11】
【図12】
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【公表番号】特表2010−511810(P2010−511810A)
【公表日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−539186(P2009−539186)
【出願日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際出願番号】PCT/KR2007/006093
【国際公開番号】WO2008/066336
【国際公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(509140652)オート−フラッシュ カンパニー, リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際出願番号】PCT/KR2007/006093
【国際公開番号】WO2008/066336
【国際公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(509140652)オート−フラッシュ カンパニー, リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
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