説明

係合保持具

【課題】被係合対象物に対して容易に着脱することができる係合保持具を提供する。
【解決手段】互いに係合される第1及び第2の被係合対象物に形成された第1及び第2の穴部を貫通し、この第2の被係合対象物に当接するフランジ部と、前記第1の穴部に着脱可能に係止する係止部を有し、この係止部がこの第1の穴部に係止されたときに、前記フランジ部とともに前記第1及び第2の被係合対象物を係合させるベース板と、前記フランジ部と前記ベース板との間に設けられる接続部と、を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の被係合対象物、例えば家電製品などの包装用資材として使用される段ボール製包装箱を係合させる係合保持具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来では、段ボール製包装箱の側板の孔部に取り付けられるジョイント部材と、このジョイント部材と段ボール製包装箱との係合を可能にするつまみと、を具備する段ボール製包装箱の技術が公開されている(特許文献1参照)。このつまみは、ジョイント部材に着脱可能に接合している。このジョイント部材を段ボール製包装箱から取り外す場合には、このつまみをつまんで引っ張ることで、このジョイント部材とつまみとの接合を解除する。この結果、このジョイント部材と段ボール製包装箱の側板とが接触しなくなって、このジョイント部材をこの孔部から取り外し可能となる。
【特許文献1】特開平9−267888号公報、図3
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、この特許文献1では、例えば取り付けられている段ボール製包装箱に衝撃が加わると、この衝撃による加重が合成樹脂からなるジョイント部材及びつまみにかかる。このような状態では、接合しているジョイント部材とつまみとの接触抵抗が大きくなる。この結果、つまみをつまんで引っ張ることができなくなり、ジョイント部材を段ボール製包装箱から取り外すことが困難になるという問題があった。
上記に鑑み、本発明は被係合対象物に対して容易に着脱することができる係合保持具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一態様に係る係合保持具は、互いに係合される第1及び第2の被係合対象物に形成された第1及び第2の穴部を貫通し、この第2の被係合対象物に当接するフランジ部と、前記第1の穴部に着脱可能に係止する係止部を有し、この係止部がこの第1の穴部に係止されたときに、前記フランジ部とともに前記第1及び第2の被係合対象物を係合させるベース板と、前記フランジ部と前記ベース板との間に設けられる接続部と、を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、被係合対象物に対して容易に着脱することができる係合保持具を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る係合保持具10を表す正面図である。図2は同じく係合保持具10を表す側面図である。図3は同じく係合保持具10を表す背面図である。図4は同じく係合保持具10を表す底面図である。図5は同じく係合保持具10を表す斜視図である。図6は係合保持具と包装用資材との取り付けを表す斜視図である。図7は係合保持具と包装用資材との取り付け時を表す正面図である。図8は係合保持具と包装用資材との取り付け後を表す背面図である。
【0007】
係合保持具10は、フランジ部11、ベース板12、接続部13から構成される。
フランジ部11は、互いに係合される第1及び第2の被係合対象物である包装用資材31,33(後述する)に、同一形状に形成された第1及び第2の穴部32,34を貫通し、この第2の包装用資材33に当接する。フランジ部11は、これら穴部32,34と同じ大きさの長方体、またはそれより若干小さい長方体、に形成される。また、このフランジ部11の外周には、これら穴部32,34への挿入が容易なように、R付け及びC面(面取り)加工を施しておく。なお、このR付けとC面加工は、いずれか一方を施してもよい。
【0008】
ベース板12は、フランジ部11と対向し、かつ略円盤形状に形成される。このベース板12は、包装用資材31,33に取り付けられたときに、第1及び第2の穴部32,34を閉塞可能な大きさに形成される。このベース板12の素材には、弾性部材、例えば弾性機能を有するポリプロピレン等の合成樹脂が好ましい。このベース板12は、第1の穴部32に着脱可能に係止される係止部14a,14bと、フランジ部11を目視可能な開口部16a,16bと、指掛け部17を有する。なお、このベース板12は、円盤形状に限らず、楕円形状でも、三角や四角形状等の多角形状でもよい。また、このベース板12の大きさは、第1及び第2の穴部32,34の一部を閉塞する大きさに形成させてもよい。
【0009】
係止部14a,14bは、ベース板12の一部を溝15によって切り欠いた舌片形状の舌片部材18a,18bと、突起部材19a,19bと、指掛け部19c,19dと、をそれぞれ備える。
【0010】
この舌片部材18a,18bは、フランジ部11の長手方向に対して所定角度、例えば本実施形態では、90度に形成される。この舌片部材18aと18bとの長手方向の長さは、穴部32の長手方向の長さより若干長く形成される。また、この舌片部材18a,18bの角部は、穴部32への挿入が容易なようにR付けを施しておく。この舌片形状の舌片部材18a,18bにおいて、図3に示す背面側(フランジ部11側)には、第1の穴部32に着脱可能に係止する突起部材19a,19bがそれぞれ形成される。
【0011】
なお、フランジ部11の長手方向に対する舌片部材18a,18bの角度は、第1の穴部32に係止されたときに、フランジ部11とベース板12とが第1及び第2の包装用資材31,33を係合できる角度であれば、本実施形態の90度に限らない。また、溝15の幅は、ベース板12が回転されたときに、穴部32,34の位置が目視可能な程度の幅に形成される。
【0012】
この突起部材19a,19bは、例えば略T形状に形成され、舌片部材18a,18bの先端近傍に設けられる。この突起部材19aと19bとの長手方向の長さHは、穴部32,34の長手方向の長さに等しい(図8参照)。また、この突起部材19a,19bの幅Dは、穴部32,34の幅に等しい(図8参照)。この突起部材19a,19bは、係合保持具10の接続部13を中心とした回転により、この第1の穴部32に着脱可能に係止される。この突起部材19a,19bが第1の穴部32に係止されたときに、このベース板12がフランジ部11とともに第1及び第2の包装用資材31,33を係合させる。
【0013】
なお、この突起部材19a,19bは、第1の穴部32だけでなく、第2の穴部34にも着脱可能に係止されるように形成してもよい。また、この突起部材19a,19bの形状は、T形状に限らず、任意の形状に形成可能である。
【0014】
また、この舌片部材18a,18bには、指掛け部19c,19dが形成される。この指掛け部19c,19dは、係止部14a,14bの先端で、かつ図3に示す背面側(フランジ部11側)に形成された切り欠けである。この指掛け部19c,19dの形成により、係止部14a,14bと第1の包装用資材31との間に隙間が生じて、舌片部材18a,18bへの作業者の指掛けが容易になる。
【0015】
開口部16a,16bは、ベース板12の外周近傍で、かつフランジ部11と対向する位置にそれぞれ開口された四角形状の窓を形成する。この開口部16a,16bの形成により、ベース板12を介在させたフランジ部11先端の目視が可能となる。この結果、穴部32へのフランジ部11挿入が容易になる。なお、この開口部16a,16bは、四角形状に限らず、フランジ部11を目視可能であれば、三角形状等の多角形状でも、円や楕円形状でも良い。
【0016】
また、指掛け部17は、ベース板12の中央で、かつ図1に示す正面側に若干突出して形成される。この指掛け部17は、指の掛かりが容易なように、例えばすり鉢状の凹形状に形成することも、半球状の凸形状に形成することも可能である。ここで、係合保持具10を90度回転させるときには、この指掛け部17を中心にベース板12を回転させる。この回転に追従して、接続部13およびフランジ部11が90度回転されて、フランジ部11とベース板12とによる第1及び第2の包装用資材31,33の係合が可能になる。
【0017】
接続部13は、円柱形状で、かつフランジ部11とベース板12とを接続する部材である。この接続部13では、この円柱の両端がフランジ部11とベース板12の中心位置を接続するように設けられる。この接続部13の長さTは、第1及び第2の穴部32,34の深さを合せた長さ、又はこの深さを合せた長さより若干長く形成される。
【0018】
なお、この係合保持具10を構成するフランジ部11、ベース板12、接続部13は、射出成形等で一体的に成形することが可能である。この結果、係合保持具10の各部を別々に製造する場合に比べて、製造工程、製造時間及び製造コストを削減でき、さらに部品点数も少なくできる。
【0019】
次に、係合保持具10の取り付け手順を、図6〜図8の図面に基づいて説明する。
まず、作業者は、指を指掛け部17,19c及び19dに掛ける。そして、指掛け部17を支点として、指掛け部19c,19dを手前に引く。これにより、舌片部材18a,18bは、反った状態となる。次に、開口部16a,16bを介して目視しながらフランジ部11を、包装用資材31,33の穴部32,34に挿入する(図6参照)。
【0020】
この挿入によって、フランジ部11がこの穴部32,34を貫通すると、次に指掛け部17を中心にベース板12を90度回転させる(図7参照)。このとき、舌片部材18a,18bは、反った状態で保持されているので、突起部材19a,19bと第1の包装用資材31との接触を回避することができる。この結果、係合保持具10は、指掛け部17を中心にスムーズに回転する。
【0021】
この回転に伴って、フランジ部11及び舌片部材18a,18bも回転する。そして、90度回転すると、舌片部材18a,18bは、穴部32と対向する位置に移動する。ここで、指を指掛け部19c,19dから外すと、舌片部材18a,18bの反りがもとに戻って、突起部材19a,19bが穴部32に移動して係止される(図8参照)。また、ベース板12は包装用資材31に、フランジ部11は包装用資材33に、それぞれ当接される。この結果、包装用資材31,33は、係合保持具10によって係合される。この状態で、包装用資材31,33に衝撃が加わっても、突起部材19a,19bが穴部32に係止されているので、係合保持具10の移動や外れを防ぐことができる。
【0022】
また、係合保持具10を包装用資材31,33から取り外す時には、指を指掛け部17,19c及び19dに掛け、指掛け部17を支点として、指掛け部19c,19dを手前に引く。これにより、舌片部材18a,18bは、反った状態となって、突起部材19a,19bと穴部32との係止状態が解除される。
【0023】
次に、指掛け部17を中心にベース板12を90度回転させる。この回転に伴って、フランジ部11が回転し、包装用資材31,33の穴部32,34の位置に移動して、取り出しが可能となる。
【0024】
本実施形態では、フランジ部11を穴部32,34に挿入し、回転動作に伴って係止部14a,14bが穴部32に係止されたときに、フランジ部11とベース板12とによって包装用資材31,33を容易に係合できる。また、取り外し時には、係止部14a,14bと穴部32との係止状態を解除し、フランジ部11を穴部32,34から取り出すことで、包装用資材31,33の係合状態を容易に解消できる。したがって、係合保持具に衝撃などによる加重がかかっても、係止部を反らせるだけで穴部との係止状態を解除でき、被係合対象物に対して容易に着脱することができる。
【0025】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施形態を説明する。
図9は本発明の第2実施形態に係る係合保持具40を表す斜視図であり、図10は係合保持具と包装用資材との取り付け時を表す正面図であり、図11は係合保持具と包装用資材との取り付け後を表す背面図である。
【0026】
係合保持具40は、フランジ部41、ベース板42、接続部43から構成される。
この係合保持具40のフランジ部41と接続部43とは、係合保持具10のフランジ部11と接続部13と同一の構成であるので、ここでは説明を省略する。
【0027】
ベース板42は、四角形状に形成される点が、係合保持具10のベース板12と異なる。このベース板42は、包装用資材31,33に取り付けられたときに、第1及び第2の穴部32,34の一部を閉塞可能な大きさに形成される。ここで、第1及び第2の包装用資材31,33の第1及び第2の穴部32,34は、同一形状からなる、円穴部32a,34aと、この円穴部32a,34aから直径方向に突出した凸穴部32b,32c,34b,34cと、から形成される。この凸穴部32b,32c及び凸穴部34b,34cの大きさは、フランジ部41の大きさと同じか、若干大きく形成される。このベース板42は、円穴部32a,34aの一部を閉塞する。
【0028】
なお、ベース板42は、四角形状に限らず、多角形状でもよい。また、ベース板42の対角線の長さは、円穴部32a,34aの直径よりも長く、凸穴部32b,32c,34b,34cの長手方向の長さより短く設定するのが好ましい。この設定により、後述する突起部材46a,46bが係止される凸穴部32b,32cを目視可能になる。
【0029】
このベース板42は、第1の穴部32(凸穴部32b,32c)に着脱可能に係止される係止部44a,44bを有する。
係止部44a,44bは、伸縮可能に設けられた伸縮部材45a,45bと、突起部材46a,46bと、指掛け部46c,46dと、をそれぞれ備える。
【0030】
この伸縮部材45a,45bは、フランジ部11の長手方向に対して所定角度、例えば本実施形態では、90度に形成される。この伸縮部材45a,45bは、係止部44a,44b内に設けられた伸縮機構(図示せず)によって、長手方向に伸縮が可能となるように、係止部44a,44bに備えられる。この伸縮部材45a,45bは、突起部材46a,46bを穴部32に着脱可能に係止される。この伸縮部材45a,45bは、突起部材46a,46bが穴部32に挿入されて係止され、その状態を保持するのに十分な長さに伸縮する。
【0031】
この突起部材46a,46b及び指掛け部46c,46dは、係合保持具10の突起部材19a,19b及び指掛け部19c,19dと同一の構成であるので、ここでは説明を省略する。
【0032】
次に、係合保持具40の取り付け手順を、図10〜図11の図面に基づいて説明する。
まず、作業者は、指を伸縮部材45a,45bの指掛け部46c,46dに掛ける。そして、この伸縮部材45a,45bを中心方向に押す。これにより、伸縮部材45a,45bは、縮んで長さが短くなる。次に、目視しながらフランジ部11を、包装用資材31,33の穴部32,34(凸穴部32b,32c,34b,34c)に挿入する(図10参照)。
【0033】
この挿入によって、フランジ部11がこの穴部32,34を貫通すると、次に指掛け部46c,46dに掛けた指の力を弱める。これにより、伸縮部材45a,45bは伸びて、突起部材46a,46bが穴部32(円穴部32a)に当接する(図10参照)。この結果、係合保持具40は、穴部32,34に保持される。
【0034】
次に、ベース板42を回転させると、突起部材46a,46bが円穴部32aの周面を摺動する。このベース板42が90度回転すると、伸縮部材45a,45bは凸穴部32b,32cに到って、長手方向に自動的に伸びる。この伸縮部材45a,45bの伸長により、突起部材46a,46bは凸穴部32b,32cにそれぞれ当接して、この第1の穴部32に着脱可能に係止される(図11参照)。また、ベース板42は包装用資材31に、フランジ部41は包装用資材33に、それぞれ当接される。この結果、包装用資材31,33は、係合保持具40によって係合される。この状態で、包装用資材31,33に衝撃が加わっても、突起部材46a,46bが穴部32に係止されているので、係合保持具40の移動や外れを防ぐことができる。
【0035】
また、係合保持具40を包装用資材31,33から取り外す時には、指を指掛け部46c,46dに掛け、中心方向に押す。これにより、伸縮部材45a,45bは、縮んで、突起部材46a,46bと穴部32との係止状態が解除される。
【0036】
次に、ベース板42を90度回転させる。この回転に伴って、フランジ部41が回転し、包装用資材31,33の穴部32,34(凸穴部32b,32c,34b,34c)の位置に移動して、取り出しが可能となる。
【0037】
本実施形態では、フランジ部11を穴部32,34に挿入し、回転動作に伴って突起部材46a,46bを円穴部32aに摺動させ、突起部材46a,46bが凸穴部32b,32cに係止されたときに、フランジ部11とベース板12とによって包装用資材31,33を容易に係合できる。また、取り外し時には、突起部材46a,46bと穴部32との係止状態を解除し、フランジ部41を穴部32,34(凸穴部32b,32c,34b,34c)から取り出すことで、包装用資材31,33の係合状態を容易に解消できる。したがって、係合保持具に衝撃などによる加重がかかっても、伸縮部材を縮めるだけで穴部との係止状態を解除でき、被係合対象物に対して容易に着脱することができる。
【0038】
また、本実施形態では、回転動作に伴って突起部材46a,46bを円穴部32aに摺動させることができ、突起部材46a,46bが凸穴部32b,32cに到ると、伸縮部材45a,45bが伸長する。この結果、突起部材46a,46bも伸長して、凸穴部32b,32cに自動的に係止できる。
【0039】
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張、変更可能であり、拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の第1実施形態に係る係合保持具を表す正面図である。
【図2】同じく係合保持具を表す側面図である。
【図3】同じく係合保持具を表す背面図である。
【図4】同じく係合保持具を表す底面図である。
【図5】同じく係合保持具を表す斜視図である。
【図6】係合保持具と包装用資材との取り付けを表す斜視図である。
【図7】係合保持具と包装用資材との取り付け時を表す正面図である。
【図8】係合保持具と包装用資材との取り付け後を表す背面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る係合保持具を表す斜視図である。
【図10】係合保持具と包装用資材との取り付け時を表す正面図である。
【図11】係合保持具と包装用資材との取り付け後を表す背面図である。
【符号の説明】
【0041】
10,40…係合保持具、11,41…フランジ部、12,42…ベース板、13,43…接続部、14a,14b,44a,44b…係止部、15…溝、16a,16b…開口部、17,19c,19d,46c,46d…指掛け部、18a,18b…舌片部材、19a,19b,46a,46b…突起部材、31,33…包装用資材、32,34…穴部、32a,34a…円穴部、32b,32c,34b,34c…凸穴部、45a,45b…伸縮部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに係合される第1及び第2の被係合対象物に形成された第1及び第2の穴部を貫通し、この第2の被係合対象物に当接するフランジ部と、
前記第1の穴部に着脱可能に係止する係止部を有し、この係止部がこの第1の穴部に係止されたときに、前記フランジ部とともに前記第1及び第2の被係合対象物を係合させるベース板と、
前記フランジ部と前記ベース板との間に設けられる接続部と、
を具備することを特徴とする係合保持具。
【請求項2】
前記係止部は、前記フランジ部の長手方向に対して所定角度に形成されることを特徴とする請求項1に記載の係合保持具。
【請求項3】
前記係止部は、前記ベース板の一部を切り欠いた舌片部材と、この舌片部材に設けられて前記第1の穴部に着脱可能に係止する突起部材とを備え、前記係合保持具の回転によりこの突起部材が前記第1の穴部に係止されることを特徴とする請求項1又は2に記載の係合保持具。
【請求項4】
前記係止部は、弾性部材からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の係合保持具。
【請求項5】
前記舌片部材は、先端に指掛け部を有することを特徴とする請求項3に記載の係合保持具。
【請求項6】
前記係止部は、前記ベース板に伸縮可能に設けられた伸縮部材と、この伸縮部材に設けられて前記第1の穴部に着脱可能に係止する突起部材とを備え、前記係合保持具の回転によりこの突起部材が前記第1の穴部に係止されることを特徴とする請求項1又は2に記載の係合保持具。
【請求項7】
前記伸縮部材は、先端に指掛け部を有することを特徴とする請求項6に記載の係合保持具。
【請求項8】
前記伸縮部材は、弾性部材からなることを特徴とする請求項6又は7に記載の係合保持具。
【請求項9】
前記ベース板は、前記フランジ部と対面する位置に、開口部を有することを特徴とする請求項1に記載の係合保持具。
【請求項10】
前記ベース板は、中央に指掛け部を有することを特徴とする請求項1又は9に記載の係合保持具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−6408(P2010−6408A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−167014(P2008−167014)
【出願日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】