説明

保冷車の間仕切り装置

【課題】庫内天井面等との隙間をなくし、また、簡単に積荷を出し入れでき、特に、安価に製造し設置でき、更には、簡易な機構で仕切り材を庫内の一定位置に保持したり簡単にその保持を解除でき、後付けでも簡単に設置できる保冷車の間仕切り装置を提供する。
【解決手段】庫内42を仕切る装置本体2と、装置本体2を移動させる移動手段とを備え、装置本体2は、庫内42の天井近傍において庫内幅方向に横架された支軸14と、支軸14を支点として上下方向に揺動する支持部材21と、支持部材21における支軸14より車両後方側に吊下げられた間仕切りカーテン23と、支持部材21における間仕切りカーテン23の車両前方側に垂設された補助仕切り材26と、支持部材21における支軸14より車両前方側に設けられ、天井面43aに離間可能に当接する天井面当接部材27と、支軸14を支点に支持部材21を上下方向に揺動させる操作レバー31とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、保冷車の庫内を間仕切りして保冷効率を高める保冷車の間仕切り装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
生鮮食品、冷凍食品等の保冷を要する積荷を運搬する保冷車においては、積荷を出し入れする際に、開放された扉から庫内の冷気が外部に漏出して庫内温度が上昇し、荷下ろし後に扉を閉めても元の保冷温度に回復するまでには相当の時間がかかって、積荷の品質が低下してしまうことがあった。そこで、積荷の積載量に応じてカーテンや板材などで庫内を間仕切ることがある。この場合、カーテンで間仕切るときは、庫内側壁に沿って設けた走行レールを使用してカーテンを車両前後方向に移動できるようにしたものがある。このような間仕切りに関しては、例えば特許文献1に記載の技術が開示されている。
【0003】
特許文献1に記載の保冷車の間仕切り装置は、保冷室の上部空間を仕切る上部仕切り部と、保冷室の下部空間を仕切る下部仕切り部と、上部仕切り部を水平方向に移動可能なように支持する移動支持部とを備え、上部仕切り部を下部仕切り部と水平方向において略同位置に移動させることにより、保冷室内を仕切るものである。
この構成により、前記間仕切り装置は、荷物の積載状況に応じて上部仕切り部を移動させて保冷室内において冷気を循環させる空間の広さを調節することができ、保冷効率を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−153384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、間仕切りとして、壁際の走行レールに沿ってカーテンを任意の位置に移動するようにしたものは、カーテンの側端部と庫内側壁との間に隙間を生じたり、カーテンを移動させることから、カーテンレールと庫内天井との間には隙間を生ずる。このため、保冷機から吹き出されて庫内天井に沿って流れる冷気の一部はそれらの隙間からカーテンの後方に流れて保冷効果の低下を招いていた。
【0006】
そこで、例えば、カーテンレールの上面に庫内天井面に当接するシール材を貼着することも考えられる。ところが、カーテンの車両前後方向への移動時に庫内天井面とシール材との間に摺動抵抗が生ずるためにカーテンを円滑に移動させることができず、また、移動時に相当の抵抗を受ける。また、シール材は摩擦によって摩耗し易い。加えて、天井面は通常完全な平坦面とはなっておらず、天井面とカーテンレールとの間隔は厳密には一定でないため、シールは不完全であるなどの不具合を生じた。
【0007】
一方、間仕切り材として板材を使用したものは、積荷の出し入れのとき、一旦間仕切り位置から取り外して庫内の壁際に寄せてから積荷を出し入れするが、その際、板材の分だけ庫内が狭くなるため、積荷を出し入れしにくい。また、仕切り材自体が嵩張って重量もあるから、その都度仕切り材を持って移動させるのは大変であった。
【0008】
加えて、特に、従来の間仕切り装置は、間仕切り構造や車両前後方向の移動機構が複雑であったり、仕切り材として割高の板材が使用されたり、カーテンの開閉に駆動機構が用いられるなど、装置費、設置費ともに嵩むため、簡単には設置できなかった。
【0009】
更に、間仕切り材のカーテンにおいて庫内側壁に設けた走行レールに沿って移動させるようにしたものは、車両が発進、停止を繰り返す度に、そのはずみで間仕切り装置が走行レールに沿って車両前後方向に移動し位置ずれしてしまうため、これを防止すべく、保持具を使用してカーテンを走行レールの所定位置に保持させることがある。しかし、この場合、積荷の積み込み、積み下ろしの際にカーテンを走行レールに沿って移動させる都度、保持具による保持またはその解除を行なう操作が必要であるため、それが煩わしく面倒であった。
【0010】
加えて、既存の保冷車に後付けで間仕切り装置を設置する場合には、大がかりな改造が必要であったり、設置困難なこともあった。
【0011】
そこで、本発明は、保冷車の庫内天井面等との隙間をなくして気密性を高め、また、積荷の出し入れ作業を簡単に行なうことができるとともに、特に、安価に製造し設置することができ、更には、簡易な機構で仕切り材を庫内の一定位置に保持し、移動を要するときは簡単にその保持を解除でき、かつ、後付けでも簡単に設置できる保冷車の間仕切り装置の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1の保冷車の間仕切り装置は、保冷車の庫内を仕切って保冷するものであって、前記庫内を仕切る装置本体と、該装置本体を車両前後方向に移動させる移動手段とを備えている。この装置本体は、前記庫内の天井近傍において庫内幅方向に横架された支軸と、前記支軸に取付けられ、該支軸を支点として上下方向に揺動する支持部材と、前記支持部材における前記支軸より車両前後方向の一側に吊下げられて前記庫内を幅方向に仕切る間仕切りカーテンと、前記支持部材における前記支軸より車両前後方向の他側に庫内幅方向に設けられ、上面が前記庫内の天井面に離間可能に当接する天井面当接部材と、前記支軸に取付けられ、前記支軸を支点に前記支持部材を上下方向に揺動させる操作部とを備えており、前記間仕切りカーテンの荷重により、前記天井面当接部材が前記支軸を支点として持ち上げられ前記庫内の天井面と当接して前記装置本体の移動が阻止されるロック状態となり、前記操作部を操作して前記天井面当接部材を前記支軸を支点に下方に回動させることにより、前記天井面当接部材が前記庫内の天井面から離間し前記ロック状態が解除されて前記装置本体が移動可能となるよう形成されている。
【0013】
請求項2の保冷車の間仕切り装置は、間仕切りカーテンの吊下げ部の隙間からの冷気の漏出を防止する補助仕切り材を更に備えている。
請求項3の保冷車の間仕切り装置は、補助仕切り材が、支持部材における前記間仕切りカーテンの車両前方側に該間仕切りカーテンに当接または近接して垂設されているとともに、車両前後方向に移動する際に下端部が庫内の積荷と干渉して移動が妨げられることのない上下長さに形成されている。
請求項4の保冷車の間仕切り装置は、特に、操作部が、支軸における庫内幅方向の中間位置に取付けられている。
請求項5の保冷車の間仕切り装置は、間仕切りカーテンを庫内の天井下に吊り下げるカーテンレールの両端部が車両前後方向のいずれかに曲げられていることにより、間仕切りカーテンの両側端部が庫内の側壁に面で接触するものである。
請求項6の保冷車の間仕切り装置は、特に、庫内の両側壁に沿って一対の走行レールが水平方向に付設されるとともに、前記装置本体の庫内幅方向の両端部に取付けられて前記各走行レールに沿って走行する走行脚が、各端部において車両前後方向に間隔をおいた少なくとも2箇所で該走行レールに外嵌されて、走行手段が構成されたものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明は、装置本体の支持部材に、上面が庫内天井面に離間可能に当接する天井面当接部材が設けられているので、庫内天井近傍における隙間をなくして気密性を高めることができる。その結果、保冷効率を高めることができる。
また、庫内を幅方向に仕切る仕切り材が、支持部材に吊下げられた間仕切りカーテンで形成されているので、該カーテンを片開きまたは両開きとして開放することにより、積荷の出し入れ作業を簡単かつ楽に行なうことができる。
そして、特に、間仕切り機構が、支軸に取付けられた支持部材に、間仕切りカーテンと天井面当接部材とを設け、支軸に操作レバーを取付けただけの簡易な構成となっているから、安価に製造し設置することができる。
更に、間仕切りカーテンの荷重により、天井面当接部材が支軸を支点として持ち上げられ庫内天井面と当接して両側壁に沿った走行が阻止されるロック状態となり、操作部を操作して天井面当接部材を支軸を支点に下方に回動させることにより、ロック状態が解除されて走行可能状態となるよう形成されているから、簡易な機構で簡単にかつ安定して仕切り材を庫内の一定位置に保持できるとともに、装置本体を移動させるときは簡単にその保持を解除できる。
加えて、間仕切り機構が、前述のように、簡易な構成となっているから、間仕切り装置を既存の保冷車にも後付けで簡単に設置することができる。
【0015】
請求項2の発明は、補助仕切り材を更に備えているので、間仕切りカーテンの吊下げ部の隙間から冷気が漏出するのを防止できる。このため、保冷効果が更に高まる。
請求項3の発明は、特に、補助仕切り材が、間仕切りカーテンに当接または近接して設けられているので、保冷機から吹き出され天井面に沿って流れる冷気が補助仕切り材に当たって下降する際に、冷気の一部が補助仕切り材と間仕切りカーテンとの隙間に下方から流入して間仕切りカーテンの上部隙間から庫内後方に漏出するのをより確実に防止することができる。
また、補助仕切り材は所定の上下長さに形成されており、装置本体を車両前後方向に移動させる際に補助仕切り材の下端部が庫内の積荷と干渉してその移動が妨げられることがないので、装置本体を円滑に移動させることができる。
請求項4の発明は、操作レバーが、支軸における庫内幅方向の中間位置に取付けられているから、操作レバーを車両前後方向に押し込んでまたは引張って移動手段により装置本体を移動させるときに、支軸は斜めに軸ぶれすることなく車両前後方向に対して真直ぐに移動させることができる。このため、移動途中に、支軸が車両前後方向に対して斜めに傾きこじて移動困難または移動不能となるのを防止でき、装置本体を円滑に移動させることができる。
請求項5の発明は、カーテンレールの両端部が車両前後方向のいずれかに曲げられていることにより、間仕切りカーテンの両側端部は庫内の側壁に沿って面で接触するから、間仕切りカーテンと庫内の側壁との間には隙間を生じない。また、面で接触することにより間仕切りカーテンの側端部と庫内の側壁との接触面積が大きくなるから、その接触抵抗により、間仕切りカーテンが庫内を循環する冷気の流れによって車両前方に引込まれて庫内の側壁との間に隙間を生ずるのを防止できる。したがって、保冷効果をより一層高めることができる。
請求項6の発明は、走行レールに沿って走行する走行脚が、装置本体の庫内幅方向の各端部において車両前後方向に間隔をおいた少なくとも2箇所で該走行レールに外嵌されているから、支軸が左右に軸ぶれし車両前後方向に対して斜めに傾いて移動困難または移動不能となるのを防止でき、装置本体をより安定して円滑に走行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態の間仕切り装置を斜め上方から見た斜視図である。
【図2】図1の間仕切り装置の各構成部材を示す図である。
【図3】図1の間仕切り装置の動作を示し、(a)は保冷車の庫内を仕切った状態を示す側面図、(b)は庫内を移動するときの状態を示す側面図である。
【図4】(a)は図1の間仕切り装置により保冷車の庫内を仕切った状態を示す側面図、(b)は図1の間仕切り装置の移動中の状態を示す側面図である。
【図5】図1と別の間仕切りカーテンで保冷車の庫内を仕切った状態を車両後方から見た斜視図である。
【図6】(a)は図5の間仕切りカーテンの側端部を示す要部平面図、(b)は図5のA−A切断線による要部断面図である。
【図7】図1と更に別の間仕切りカーテン及びカーテンレールを示し、(a)は保冷車の庫内を車両後方から見た斜視図、(b)は(a)のカーテンレールの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態の保冷車の間仕切り装置を図に基づいて説明する。
図1乃至図3において、間仕切り装置1は、保冷車41の庫内42を車両前後方向に移動可能に仕切るものであり、装置本体2と、該装置本体2を車両前後方向に移動させる移動手段とを備えている。装置本体2は、庫内42の天井近傍において左右の側壁に付設された走行レール12に沿って移動する架台11を備え、架台11に間仕切りカーテン23等が取付けられている。なお、図3においては、架台11及び走行レール12の図示は省略してある。
【0018】
前記架台11は、庫内42の天井近傍即ち天井の僅か下方に設置され、庫内幅方向の両側に一対のコ字枠状の支柱13,13が配設され、一対の支柱13,13間に支軸14と補強パイプ15とが横架されている。架台11は本実施形態においては円管からなるパイプ材を組付けて形成されているが、他に角パイプ材等を用いて形成することもできる。補強パイプ15は架台11全体の強度、剛性を補強するものであり、所要の強度、剛性が得られれば、補強パイプ15は省くことも可能であり、逆に所要の強度、剛性が得られなければ、更に追加してもよい。
【0019】
各支柱13の下端2箇所には、車両前後方向に間隔をおいて2個の走行脚16が取付けられている。走行脚16は円管において庫内側壁44に対向する側が切欠された略C字状の一定断面形状を有するパイプ材で形成されている。一方、庫内側壁44に付設された左右一対の走行レール12は丸パイプで形成されており、これに走行脚16が外嵌されて走行レール12に沿って走行できるようになっている。なお、走行レール12は丸パイプでなく角パイプで形成してもよく、その場合、これに対応して走行脚16も角パイプ状に形成される。これらの走行レール12及び走行脚16は請求項の移動手段を構成する。
【0020】
次に、支軸14には、支持部材21が載置されており、この支持部材21は、断面C字状の円筒と矩形平板とを上下に接合してなる複数の取付具22を介して支軸14に上下方向に回動自在に取付けられている。支持部材21は合成樹脂材等を使用して矩形板状に形成され、庫内幅寸法より僅かに小さい長さを有し、取付具22の矩形平板が螺子を使用して取付け固定されているとともに、断面C字状の円筒が支軸14に回動自在に外嵌されている。つまり、支持部材21は支軸14を支点として上下方向に揺動可能なものとなっている。
【0021】
支持部材21における支軸14より車両前後方向の一側である後方側には、断面略C字状の角筒体からなるカーテンレール24を介して庫内42を幅方向に仕切る間仕切りカーテン23が吊下げられている。間仕切りカーテン23はウール、発泡体等の断熱材を2枚の合成樹脂シートで挟んだシート材からなり、所定の断熱効果、保冷機能を有する。間仕切りカーテン23は、上端部に吊下げ用孔23aが所定間隔毎に設けられており、これに図2(a)に示す周知のカーテンレール24の吊下げ環24aが挿通されて庫内幅方向に開閉自在に吊下げられている。間仕切りカーテン23は左右いずれかに開閉する片開きのものとなっている。
【0022】
なお、間仕切りカーテン23は、図5に示すような両開きのものとしてもよい。図5は車両後方から見た間仕切りカーテン23を示しており、2枚の間仕切りカーテン23が中央で着脱自在に組み付けられるようになっている。この場合、左右一対の間仕切りカーテン23,23の組付端部23b、23bは、図6(a)に示すように、一方の面に両面接着テープ25が貼着されており、組み付けて閉塞するときは、図6(b)に示すように、各間仕切りカーテン23の組付端部23bを直角に折り曲げるようにして両面接着テープ25同士を接着させる。このようにすれば、間仕切りカーテン23の車両後方において簡単に両間仕切りカーテン23同士を組み付けることができる。
これらのカーテン構造により、積荷47の出し入れ作業を簡単かつ楽に行なうことができる。
【0023】
間仕切りカーテン23における組付端部23bとは反対側の側端部23cには、図5に示すように、上下方向に間隔をおいて複数の引掛け孔23dが形成されている。これは、間仕切りカーテン23の側端部23cと庫内側壁44との間に隙間が生じないよう、また、図3(a)に示すように、庫内42を循環する冷気51の流れによって間仕切りカーテン23の下部が、二点鎖線で示すように、左方向に吸引されて庫内底面45との間に隙間が生ずるのを防止するよう、引掛け孔23dに引掛けた紐体48を連結具49を介して庫内両側壁に設けられた周知のラッシングレール50に取付けるためである。ここで、連結具49の両面に両面接着テープを貼着するとともに、間仕切りカーテン23の側端部23cにも両面接着テープを上下方向に貼着すれば、任意の位置で連結固定することが可能となる。
【0024】
支持部材21における間仕切りカーテン23から車両前方側に僅かに離間した位置には、補助仕切り材26が垂設されている。補助仕切り材26は、図2(b)に示すように、合成樹脂材等からなる矩形板材で形成されており、支持部材21に対して僅かに傾斜した状態で垂設されている。補助仕切り材26は上端を折曲したフランジ26aが螺子を使用して或いは接着剤による接着によって支持部材21の下面に取付けられており、保冷機46から吹き出された冷気51がカーテンレール24と間仕切りカーテン23との隙間即ち吊下げ部における隙間から庫内後方に漏出するのを防止する。補助仕切り材26は、図4(a)に示すように、車両前後方向に移動する際に下端部が庫内42の積荷47と干渉して移動が妨げられることのない上下長さに形成されている。これにより、装置本体2は円滑に移動させることができる。補助仕切り材26は、下端が間仕切りカーテン23と接触する状態に取付けられていてもよく、或いは間仕切りカーテン23の車両前方側に僅かに離間した状態に取付けられていてもよい。
【0025】
一方、支持部材21における支軸14より車両前後方向の他側である前方側には、上面が庫内42の天井面43aに離間可能に当接する天井面当接部材27が庫内幅方向に取付けられている。天井面当接部材27は、図2(c)に示すように、支持部材21とほぼ同一長さの矩形筒体28の両側面及び上面にゴム、エラストマー、合成樹脂材、発泡体等の弾性的に密接性を有するシール材29を被着してなり、矩形筒体28の下面は支持部材21の上面に螺子の螺着或いは接着剤による接着等の手段によって取付け固定されている。この天井面当接部材27は、支軸14を支点に支持部材21を上下方向に揺動させることにより、シール材29が天井面43aに押圧されて密接したり、天井面43aから下方に離間する。
【0026】
更に、支軸14における庫内幅方向の中間位置には、支軸14を支点に支持部材21を上下方向に揺動させる操作部としての操作レバー31が取付けられている。操作レバー31は、図2(d)に示すように、丸棒や丸パイプ材等を使用して、コ字状の枠体32に形成されているとともに、高さ方向のほぼ中間位置に直角方向に突出する押上げ部33が一体に設けられている。コ字状の枠体32の下部は、手で把持可能な把持部34を形成している。押上げ部33は把持部34を把持して支軸14を中心に上方に回動することにより補助仕切り材26の側面と当接し、更にこれを押し上げることが可能となっている。押上げ部33はコ字枠状に形成されているが、例えばコ字状の枠体32に対して直角方向に突出する棒状のもので形成してもよく、補助仕切り材26の側面と当接してこれを押し上げるものであれば如何なる形状のものであってもよい。操作レバー31は、上端2箇所に断面C字状の筒体からなる取着部35が支軸14に外嵌されて回動自在に取付けられている。そして、2箇所の取着部35の間には、支持部材21の下面に固定され、内面が支軸14の外面に沿うブラケットからなる移動規制部材36が介在しており、操作レバー31が支軸14の長手方向即ち庫内幅方向に位置ずれするのを防止している。
【0027】
次に、上記のように構成された本実施形態の間仕切り装置1の動作を説明する。
通常の状態においては、図3(a)に示すように、装置本体2の支持部材21は、間仕切りカーテン23の荷重により、支軸14を支点として車両後方側が下方に回動し、反対側である車両前方側は上方に回動する。これに伴い、支持部材21の車両前方側に固定された天井面当接部材27は、支軸14を支点として持ち上げられ、シール材29が庫内42の天井面43aと弾性的に密接状態で当接する。これにより、天井面当接部材27と天井面43aとの間の隙間は閉塞される。また、天井面当接部材27の天井面43aへの当接により、装置本体2が車両前後方向に移動するのが阻止されるロック状態となる。
【0028】
一方、装置本体2を車両前後方向に移動させるときは、操作レバー31の把持部34を片手で把持して上方に押し上げることにより、押上げ部33の先端は補助仕切り材26の前面即ち車両前方側の面を押圧する。そして、更に押圧していけば、この補助仕切り材26への押圧により支持部材21は支軸14を支点に図3において反時計方向に回動し、車両後方側が持ち上げられ、反対の車両前方側は下降する。これにより、天井面当接部材27は、図3(b)に示すように、庫内42の天井面43aから離間し、前記ロック状態は解除されて装置本体2は移動可能な状態となる。
【0029】
ここで、操作者が操作レバー31より車両後方側にいるときは、間仕切り装置1が天井近傍に設置されているので、図4(b)に示すように、手を伸ばして操作レバー31の把持部34を上方に押し出せば、操作レバー31は自ずと支軸14を支点に上方に回動して補助仕切り材26を押圧すると同時に、装置本体2を車両前方に向けて押し出すことになり、装置本体2は架台11に設けられた走行脚16及び庫内側壁44に付設された走行レール12を介して車両前方に移動する。
【0030】
また、操作者が操作レバー31より車両前方側にいるときは、手を伸ばして操作レバー31の把持部34を上方に押し出せば、同様に、操作レバー31は自ずと支軸14を支点に上方に回動して補助仕切り材26を押圧すると同時に、装置本体2を車両後方に向けて押し出すことになり、装置本体2は走行脚16及び走行レール12を介して車両後方に移動する。
【0031】
そして、装置本体2が所定位置まで移動した後、操作レバー31から手を離せば、支持部材21は、自ずと支軸14を支点に図3の時計方向に回動して図3(a)の状態に復帰し、天井面当接部材27は再度天井面43aに当接する。何故なら、支持部材21における支軸14より車両後方側には間仕切りカーテン23及び補助仕切り材26が取付けられており、これらは支持部材21における支軸14より車両前方側に取付けられた天井面当接部材27より明らかに重量は大であるし、図3に示すように、支軸14から間仕切りカーテン23までの距離は、支軸14から天井面当接部材27までの距離に比べて大きいため、支軸14を中心とする時計回りのモーメントの方が支軸14を支点とする反時計回りのモーメントより大きいからである。
【0032】
次に、本実施形態の間仕切り装置1が設置された保冷車41による運送及び間仕切り装置1の操作について説明する。
図4(a)において、保冷車41は先の積み下ろし地で車両後方に積載されていた積荷47が積み下ろされて庫内42には2つの積荷47が積載されており、間仕切りカーテン23は後方側の積荷47の車両後方に吊り下げられ、天井面当接部材27の上面は天井面43aに当接している。この状態においては、装置本体2はロック状態となり一定位置に保持されるので、保冷車41が発進、停止する度に装置本体2が位置ずれするのが防止される。
【0033】
保冷車41は、この状態で、次の目的地に向けて走行する。この間、保冷機46から吹き出された冷気51は天井面43aに沿って車両後方に向けて流れる。そして、装置本体2の前方に接近すると、天井面当接部材27の上面が天井面43aに密接しているとともに補助仕切り材26が垂設されているため、冷気51は向きを変えて補助仕切り材26の前面に沿って下降する。ここで、補助仕切り材26は間仕切りカーテン23より僅か前方に離間する位置に垂設されておりまたは間仕切りカーテン23と接触して垂設されているため、補助仕切り材26に沿って下降した冷気51の一部が補助仕切り材26と間仕切りカーテン23との隙間に逆流上昇してカーテンレール24と間仕切りカーテン23との隙間から車両後方に漏出することはない。この後、冷気51は間仕切りカーテン23に沿って更に下降してから庫内床面45上を流れ、保冷機46に向けて上昇する。このようにして、保冷機46から吹き出された冷気51は庫内42を循環する。
【0034】
これにより、冷気51が循環する空間は、間仕切りカーテン23により仕切られて積荷47が積載されている空間のみに縮小限定される。このため、先の積み下ろし地で積み下ろされた際に冷気51の一部が車両後扉から外気に放出されて温度上昇した庫内42において間仕切りカーテン23によって仕切られた車両前方側の空間内の空気は急速に冷却される。また、間仕切りにより冷却容積が小さくなった分、保冷機46の吹出風量は小さくなる。
【0035】
このように保冷した状態で次の目的地に到着したら、間仕切りカーテン23を開いて庫内側壁44に寄せ、後方側の積荷47を下ろす。積荷47を下ろしたら、速やかに、図4(b)に示すように、間仕切りカーテン23の車両後方において下方から庫内天井43近傍に設置されている間仕切り装置1の操作レバー31の把持部34を手で把持し上方に持ち上げるようにして白抜き矢印方向に押し込む。すると、操作レバー31は支軸14を支点に反時計方向に回動し、押上げ部33が補助仕切り材26を押上げる。これに伴い、支持部材21も支軸14を支点に反時計方向に回動し、天井面当接部材27は下降して天井面43aから離間し、間仕切り装置1の走行を阻止するロック状態が解除される。同時に、操作レバー31を押し込むことによって実線矢印方向に力が加わるので、走行脚16が走行レール12に案内されつつ走行し、装置本体2は車両前方に移動する。そして、間仕切りカーテン23が所定位置に達したら、操作レバー31の把持部34から手を離す。すると、間仕切りカーテン23及び補助仕切り材26の荷重により支持部材21は図4の時計回りに回転し、天井面当接部材27の上面は再び天井面43aに当接してロック状態となり、装置本体2の移動は阻止されて保冷車41の走行中に位置ずれするのが防止される。
【0036】
なお、全ての積荷47を下ろして次の積荷47を積み込む際に、装置本体2を車両後方に移動させるときは、操作レバー31の車両前方において、同様にして、下方から操作レバー31の把持部34を手で把持し上方に持ち上げるようにして車両後方に押し込んでいけばよい。或いは、操作レバー31の車両後方において、下方から操作レバー31の把持部34を手で把持し上方に持ち上げるようにして車両後方に引張ってもよい。
【0037】
次に、本実施形態の間仕切り装置1の作用を説明する。
間仕切り装置1は、支持部材21に、上面が庫内42の天井面43aに離隔可能に当接する天井面当接部材27が設けられているので、庫内天井43近傍における隙間をなくして気密性を高めることができ、保冷効果が高まる。ここで、装置本体2は、後述するように、重量差等による天秤作用を利用しているので、天井面43aが多少波打って平坦面になっていなくても、格別操作することなく、天井面当接部材27は天井面43aの状態に追随してこれに当接するから、天井面43aと天井面当接部材27との間つまりは天井面43aとカーテンレール24との間には隙間を生じない。一方、間仕切り位置を変更するために装置本体2を移動するときは、強制的に操作レバー31を操作して天井面当接部材27を天井面43aから離間させるので、装置本体2は天井面43aと天井面当接部材27との間の摺動抵抗を全く受けることなく楽に移動させることができる。
【0038】
ここで、補助仕切り材26は、間仕切りカーテン23に当接または近接して設けられているので、保冷機46から吹き出され天井面43aに沿って流れる冷気51が補助仕切り材26に当たって下降する際に、冷気51の一部が補助仕切り材26と間仕切りカーテン23との隙間に下方から流入して間仕切りカーテン23の上部隙間から庫内42の後方に漏出するのが防止される。
【0039】
更に、間仕切り装置1は、間仕切りカーテン23及び補助仕切り材26の荷重により、支持部材21は支軸14を支点に回動し、天井面当接部材27は持ち上げられて庫内42の天井面43aと当接し両庫内側壁44に沿った走行が阻止されるロック状態となるから、簡易な機構で簡単にかつ安定して装置本体2を庫内42の一定位置に保持できる。このため、保冷車41が発進、停止を繰り返す度に装置本体2が位置ずれするのを防止できる。また、操作レバー31を操作して支持部材21を支軸14を支点に回動させることにより、天井面当接部材27が天井面43aから離間し、ロック状態が解除されるから、装置本体2を移動させるときは簡単にロック状態を解除できる。
【0040】
ここで、支持部材21は、支軸14を支点とする、間仕切りカーテン23、補助仕切り材26及び天井面当接部材27の重量バランスと、各構成部材の取付位置と支軸14との距離との関係から、支軸14を支点とするモーメントの相違を利用して、一定方向に回動する構造となっている。したがって、間仕切り装置1は、支持部材21を回動させるための動力や元位置に復帰させるためのばね材等の特別な機構、部材を全く用いることなく、天秤の作用による自然の力を利用した、各構成部材間の重量バランス及び支軸14からの距離の関係のみによって動作する。
【0041】
そして、間仕切り装置1は、支軸14に取付けられた支持部材21に、間仕切りカーテン23と補助仕切り材26と天井面当接部材27とを設け、支軸14に操作レバー31を取付けただけの簡易な構成となっている。
【0042】
これらのことから、特に、間仕切り装置1を格段に安価に製造し設置することができる。
更には、間仕切り装置1は、簡易な構成となっているから、既存の保冷車41にも後付けで簡単に設置することができる。
【0043】
加えて、走行レール12に沿って走行する走行脚16が、間仕切り装置1の庫内幅方向の各端部において車両前後方向に間隔をおいた2箇所で走行レール12に外嵌されている。また、操作レバー31は、支軸14における庫内幅方向の中間位置に取付けられている。これらにより、操作レバー31を操作して装置本体2を移動させるときに、支軸14は、車両前後方向に真直ぐに移動させることができ、移動途中に、斜めに軸ぶれし傾いて移動困難または移動不能となるのを防止し、走行脚16を走行レール12に沿って円滑に走行させ、装置本体2を円滑に移動させることができる。
【0044】
ところで、上記実施形態の間仕切りカーテンは、図7に示すように、カーテンレール24の両端部24b,24bを車両後方に曲げて庫内側壁44に沿わせ、両側端部23c,23cを庫内側壁44と面で接触させるものとすることもできる。
こうすれば、間仕切りカーテン23の側端部23cと庫内側壁44との間には隙間を生じない。また、間仕切りカーテン23の側端部23cと庫内側壁44との接触面積が大きくなるから、その接触抵抗により、間仕切りカーテン23が冷気51の流れによって車両前方に引込まれて庫内側壁44との間に隙間を生ずるのを防止できる。したがって、保冷効果をより一層高めることができる。そして、場合によっては、間仕切りカーテン23の側端部23cを紐体48及び連結具49を介してラッシングレール50に連結する作業を不要とし、これらの部材を不要とすることも可能である。
【0045】
なお、間仕切りカーテン23の側端部23cと庫内側壁44との接触抵抗により間仕切りカーテン23が冷気51の流れによって車両前方に引込まれるのを防止できれば、カーテンレール24の両端部24b,24bを車両前方に曲げるのを妨げるものではない。
また、主に、間仕切りカーテン23の側端部23cと庫内側壁44との隙間を閉塞することを目的とするならば、間仕切り装置1は、支軸14、補助仕切り材26、天井面当接部材27等がなく、架台11にカーテンレール24及び間仕切りカーテン23を取付けたものと、移動手段とのみで構成したものとすることもできる。
【0046】
また、上記実施形態においては、天井面当接部材27は支軸14より車両前方に取付け、補助仕切り材26及び間仕切りカーテン23は支軸14より車両後方に取付けているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、車両前方側から順に、補助仕切り材26、間仕切りカーテン23及び天井面当接部材27を取付け、このうち、補助仕切り材26及び間仕切りカーテン23は支軸14より車両前方に取付け、天井面当接部材27は支軸14より車両後方に取付けるのを妨げるものではない。
【0047】
そして、上記実施形態では、支軸14は両端部が架台11に固定されるとともに、支持部材21及び操作レバー31は支軸14に対して回動自在に取付けられているが、これに限られるものではなく、支軸14は、両端部が架台11に回動自在に軸支され、支持部材21及び操作レバー31はこの支軸14に固定されたものとしてもよい。この場合は、操作レバー31を回動操作することにより同時に支軸14及び支持部材21も回動することとなる。
【0048】
更に、上記実施形態の補助仕切り材26は、合成樹脂材等の矩形板材で形成されているが、これに限定されるものではなく、間仕切りカーテン23と同様の柔軟性のあるシート材、布材等で形成してもよい。
同様に、間仕切りカーテン23は、断熱材を2枚の合成樹脂シートで挟んだシート材で形成しているが、これに限られるものではない。
また、支持部材21は、合成樹脂材等を使用して矩形板状に形成されているが、これに限られるものではなく、例えば、複数の細長板材を間隔をおいて並置して形成することもできる。
【0049】
そして、補助仕切り材26は、間仕切りカーテン23の車両前方側に間仕切りカーテン23に当接または近接して垂設されているが、間仕切りカーテン23の吊下げ部の隙間から冷気51が車両後方に漏出するのを防止できれば、間仕切りカーテン23に対してその前方にある程度離間した位置に垂設してもよい。
また、別途の手段等により、間仕切りカーテン23とカーテンレール24との隙間を閉塞できたり、間仕切りカーテン23とカーテンレール24との間には隙間を生じない構成になっている場合は、補助仕切り材26は設けなくてもよい。
【0050】
加えて、上記実施形態の走行脚16は、片方の庫内側壁44側において、車両前後方向の2箇所で走行レール12に外嵌されているが、これに限定されるものではなく、3箇所以上の位置で走行レール12に外嵌してもよい。なお、走行脚16を走行レール12に沿って円滑に移動させることができれば、片方の庫内側壁44側において、1箇所のみに取付けてもよい。
【0051】
更に、上記実施形態の操作レバー31は、支軸14における庫内幅方向の中間位置に取付けられているが、走行脚16を円滑に移動させることができれば、必ずしも中間位置に取付けることを要するものではない。
【符号の説明】
【0052】
1 間仕切り装置 26 補助仕切り材
2 装置本体 27 天井面当接部材
12 走行レール(移動手段) 31 操作レバー(操作部)
14 支軸 41 保冷車
16 走行脚(移動手段) 42 庫内
21 支持部材 43 庫内天井
23 間仕切りカーテン 43a 天井面
23c 側端部 44 庫内側壁
24 カーテンレール 47 積荷
24b 端部 51 冷気

【特許請求の範囲】
【請求項1】
保冷車の庫内を仕切って保冷する保冷車の間仕切り装置であって、
前記庫内を仕切る装置本体と、該装置本体を車両前後方向に移動させる移動手段とを備え、
前記装置本体は、
前記庫内の天井近傍において庫内幅方向に横架された支軸と、
前記支軸に取付けられ、該支軸を支点として上下方向に揺動する支持部材と、
前記支持部材における前記支軸より車両前後方向の一側に吊下げられて前記庫内を幅方向に仕切る間仕切りカーテンと、
前記支持部材における前記支軸より車両前後方向の他側に庫内幅方向に設けられ、上面が前記庫内の天井面に離間可能に当接する天井面当接部材と、
前記支軸に取付けられ、前記支持部材を上下方向に揺動させる操作部と
を備え、
前記間仕切りカーテンの荷重により、前記天井面当接部材が前記支軸を支点として持ち上げられ前記庫内の天井面と当接して前記装置本体の移動が阻止されるロック状態となり、前記操作部を操作して前記天井面当接部材を前記支軸を支点に下方に回動させることにより、前記天井面当接部材が前記庫内の天井面から離間して前記ロック状態が解除され前記装置本体が移動可能となることを特徴とする保冷車の間仕切り装置。
【請求項2】
前記間仕切りカーテンの吊下げ部の隙間からの冷気の漏出を防止する補助仕切り材を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の保冷車の間仕切り装置。
【請求項3】
前記補助仕切り材は、前記支持部材における前記間仕切りカーテンの車両前方側に該間仕切りカーテンに当接または近接して垂設されているとともに、車両前後方向に移動する際に下端部が前記庫内の積荷と干渉して移動が妨げられることのない上下長さに形成されたことを特徴とする請求項2に記載の保冷車の間仕切り装置。
【請求項4】
前記操作部は、前記支軸における庫内幅方向の中間位置に取付けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の保冷車の間仕切り装置。
【請求項5】
前記間仕切りカーテンの両側端部は、該間仕切りカーテンを前記庫内の天井下に吊り下げるカーテンレールの両端部が車両前後方向のいずれかに曲げられていることにより、該庫内の側壁に面で接触することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の保冷車の間仕切り装置。
【請求項6】
前記移動手段は、前記庫内の両側壁に沿って一対の走行レールが水平方向に付設されるとともに、前記装置本体の庫内幅方向の両端部に取付けられて前記各走行レールに沿って走行する走行脚が、各端部において車両前後方向に間隔をおいた少なくとも2箇所で前記走行レールに外嵌されて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の保冷車の間仕切り装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−17973(P2012−17973A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2011−168672(P2011−168672)
【出願日】平成23年8月1日(2011.8.1)
【出願人】(511187292)
【Fターム(参考)】