説明

保存容器

【課題】シール部材や弁の取り付け忘れや紛失を防止できる。
【解決手段】蓋3に設けられる容器本体1とのシール部材9と吸気用の弁15が同一部品で構成されている。シール部材9は蓋3の内側の溝部10に嵌合される。傘状の弁15は蓋3の内外を連通する連通部11に装着される。シール部材9と吸気弁15を兼ね備えているため、どちらか一方を取り付け忘れて、容器本体1に内容物である食品を入れて持ち運ぶ際に、中身が漏れてしまうこともない。また洗浄などを行う際に取り外したときにも紛失しにくくなる

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓋にシール部材を備えた食品などを保存する保存容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のものとして、合成樹脂製容器の減圧開放のための吸気弁として、蓋に減圧開放用のための開口孔があり、それを弾性材からなる別部品の傘状の弁体で塞ぎ、必要に応じて手動で開閉していた。また、容器と蓋とのシール部として、合成樹脂製容器の開口部と密着する弾性材からなるシール部材が装着されていた。
【0003】
例えば、弁当箱等食品容器用空気調整弁としては、中心に透孔を穿設した窪みを有する食品容器の蓋と、透孔を介して装着されるエア調整弁とを備え、そのエア調整弁は蓋体の窪みに嵌まる鍔状頭部と、蓋体の透孔との間に大きな隙間を形成する軸茎部と、蓋体の裏面に周縁部が当接する薄い椀状弁部とからなるエア調整弁構造が知られている。
【0004】
また、食品の真空密閉保存容器として、耐熱、耐冷性にして可撓性を有する合成樹脂製容器本体と、通気孔を有しかつ該通気孔を閉塞すべくゴム状弾性材で傘状に構成された逆止弁を備える蓋とを備え、前記蓋の下面の周縁にパッキン(シール部材)を、パッキンケースを介して装着し、このパッキンに容器本体の上縁を当接させて密閉するものも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平7−33871号公報
【特許文献2】実開平3−78780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来技術では、弾性材からなるシール部材と減圧開放のための吸気弁がそれぞれ独立した別部品であり、シール部材と吸気弁をそれぞれ別に取り付ける必要があった。どちらの部品を取り付け忘れても、容器に内容物を入れて持ち運ぶ際に、内容物が容器外に漏れ出してしまった。また、弁は小さな部品であることが多く、使用後洗浄する際に取り外すと紛失しまうことが多々あった。
【0007】
解決しようとする問題点は、シール部材や弁の取り付け忘れや紛失を防止できる保存容器を提供する点である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、容器本体と、該容器本体に着脱自在な蓋と、前記蓋に設けられた前記容器本体とのシール部材と、前記蓋に設けられ該蓋の内外を連通する連通部に装着される弁とを備え、前記シール部材に前記弁を一体に設けたことを特徴とする保存容器である。
【0009】
請求項2の発明は、食品を収容する容器本体と、該容器本体の開口部に着脱自在な蓋と、前記蓋に設けられた前記容器本体の開口部とのシール部材と、前記蓋に設けられ該蓋の内外を連通する連通部に該連通部を開閉可能に装着される弁を備え、前記容器本体の開口部に対向して該開口部と当接する前記蓋の内面外周の溝部に前記シール部材を設け、前記蓋の内面側に添着して設けられる前記弁を前記シール部材に一体に設けたことを特徴とする保存容器である。
【0010】
請求項3の発明は、前記連通部は、内側を大径孔部によって形成すると共に、外側を小径孔部によって形成し、前記大径孔部に前記弁を添着し、前記小径孔部に前記弁から外側に突出した凸部を挿入したことを特徴とする請求項2記載の保存容器である。
【0011】
請求項4の発明は、前記溝部に前記シール部材は嵌合されると共に、前記小径孔部に前記凸部は遊嵌されて、一体な前記シール部材と前記弁は前記蓋に装着していることを特徴とする請求項3記載の保存容器である。
【0012】
請求項5の発明は、前記凸部に前記蓋の外面に係止可能な抜け止め用の係止部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の保存容器である。
【0013】
請求項6の発明においては、前記シール部材は、断面が横向きに開口し外側に向けたコの字に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の保存容器である。
【0014】
請求項7の発明は、前記シール部材の断面形状が中空形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の保存容器である。
【0015】
請求項8の発明においては、前記シール部材と前記弁は、ゴム又はエラストマーによって一体成形されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の保存容器である。
【発明の効果】
【0016】
請求項1の発明によれば、シール部材、弁の一方を装着することで、同時に他方も装着でき、しかも部品の紛失の可能性を低減できる。
【0017】
請求項2の発明によれば、シール部材を蓋に取り付けることで容器内を密閉でき、そしてシール部材を蓋に装着することで、同時に弁も装着でき、しかも洗浄のときなどでは部品の紛失の可能性を低減できる。
【0018】
請求項3の発明によれば、小径穴部凸部を挿入したことで、目視で弁、ひいてはシール部材が装着されていることがわかり、シール部材、弁の装着忘れを防止できる。
【0019】
請求項4の発明によれば、シール部材と蓋との嵌合、弁と蓋との遊嵌により弁、シール部材と蓋との取り付けを確実にすることができる。
【0020】
請求項5の発明によれば、弁を蓋に装着したときに係止部を蓋の外面に係止することで、弁、シール部材の抜け止めを図ることができる。
【0021】
請求項6、7の発明によれば、シール部材の弾性を向上して封止性能を向上できる。
【0022】
請求項8の発明によれば、シール部材、弁は弾性によって高い封止性を確保できると共に、製造も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施例1を示す断面図である。
【図2】同上方から見た分解斜視図である。
【図3】同下方から見た分解斜視図である。
【図4】同要部の拡大断面図である。
【図5】本発明の実施例2を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例3を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例4を示す断面図である。
【図8】同斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
【実施例1】
【0025】
図1〜図4は実施例1を示しており、汁或いは惣菜等食品(図示せず)を収容する弁当用の合成樹脂製容器本体1は、平面が円形で有底な筒型であって、その上部開口2に合成樹脂製の蓋3が着脱自在に設けられている。この蓋3は平面が円形の蓋板部4の外周に肩部5が下向きに設けられた断面が倒コの字形状であり、容器本体1の外周上部に雌螺子6が形成されると共に、肩部5の内周に雄螺子7が形成されており、これら雌螺子6に雄螺子7は螺着できるようになっている。尚、実施例では蓋3の上面中央に摘み8が上向きに突設している。
【0026】
さらに、容器本体1の食品を収容する側を内側としたとき、蓋板部4の外周4Aの内側に、該外周4Aに添って弾性材からなるパッキン等とも称するシール部材9を設ける。このシール部材9は平面が円形環状であって、断面形状は略逆L字形状であって、容器本体1の上部開口2の上縁2Aが当接する上部9Aと、この上部9Aの蓋3の中心側に位置して下向きに設けられる下部9Bとからなる。そして、蓋板部4の外周4Aの内側にはシールケースなどとも称せられる下部開口部を有する溝部10が平面円環状に設けられており、この溝部10にシール部材9を嵌合させ、容器本体1の上縁2Aが上部9Aの下面に当接する。
【0027】
さらに、蓋板部4に内外を連通する内側の減圧防止穴となる連通部11を上下方向の貫通穴によって形成する。この連通部11は、蓋板部4においてシール部材9よりも蓋中心3A側であって、かつ蓋板部4において外周4Aと蓋中心3A側を結んだ仮想線(蓋板部4の半径Aに該当する)の半分の箇所より外周4A側に配置されている。尚、実施例では連通部11の中心は、蓋板部4において外周4Aと蓋中心3A側を結んだ仮想線の外周4A側の三分の一以内の箇所に配置されている。この連通部11は内側を大径穴部12によって形成すると共に、この大径穴部12の外側にほぼ水平な段部面13を介して小径穴部14が形成されている。そして、連通部11の近傍の溝部10の部位10Aにおいては後述する弁15を迂回するように蓋中心3A側に偏位している。
【0028】
この連通部11を開閉可能に設けられる前記弁15は、内側から外側への空気流れを内側圧力の作用で阻止する逆止弁型であって、蓋板部4に内側にほぼ円板状に設けられており、その形状は逆傘状、すなわち逆裁頭円錐形状であって、その中心は連通部11の中心に同軸状に配置されると共に、周縁部16が蓋板部4の内面、すなわち段部面13に密着可能に当接している。そして、この弁15の中心から上向きに凸部17を弁15と一体に設けており、この凸部17は小径穴部14に挿入しており、この凸部17の外周には蓋板部4の上面に係止可能な抜け止め用の小突起18を平面環状に周設している。
【0029】
そして、シール部材9と弁15を一体に設けた部品は、天然ゴム、各種の合成ゴム、再生ゴム、アクリル系樹脂など常温でゴム状弾性を有するエラストマーによって一体成形されている。
【0030】
図4に示すように小径穴部14は平面円形であり、また凸部17は平面が円形の軸状であって、その凸部17の直径Bは小径穴部14の直径Cより小さく形成される(B<C)ことにより、凸部17は小径穴部14に隙間を有するように遊嵌されている。この遊嵌状態は、小径穴部14の中心に対して凸部17の中心が外周4A側に偏位していることで、小径穴部14の外周4A側に凸部17が接すると共に、外周4Aと反対側、すなわち蓋中心3A側には両者間に通気用隙間D(=C−B)が上下方向に貫通するように形成されている。さらに、弁15の上面を基準としたとき、凸部17の第一の高さEは、小径穴部14の第二の高さFよりも大きく形成される(E>F)か、或いはほぼ同じ高さに形成されており(E=F)、弁15を蓋板部4の内側に当接したときに凸部17の上端が蓋板部4の上面よりやや上方へ突出か或いは同一面になっている。また、弁15の上面を基準としてとき小突起18の下縁の第三の高さGは、小径穴部14の第二の高さFとほぼ同じか、或いはわずかに大きく形成されることにより、凸部17を小径穴部14に挿入したとき、蓋板部4の上面に係止可能となる。尚、小突起18の外周の直径Hは、小径穴部14の直径Cより小さいか、或いはほぼ同じに形成されて小突起18が引っ掛かりなく小径穴部14に出し入れできるようになっており、そして挿入したときには小突起18が蓋板部4の上面に係止可能となっている。
【0031】
そして、シール部材9と弁15とは接続部19を介して一体化している。この接続部19にあっては、上部9Aの上面と弁15の上面はほぼ同じ高さ位置となって平面状に設けられており、その接続部19は、弁15から弁中心(実施例では凸部17)から最も近いシール部材9の部位にかけて渡るように設けられるものであり、図3に示すようにその接続部19の幅Jは弁15の直径と同じ長さを有している。このため弁15の接続部19側の一部は、弁15と接続部19を兼用することとなると共に、このような幅Jを持つことで、シール部材9と弁15が単品として扱われる際に、弁15が常時上向きになるように保持できる強度を有するようになっている。そして、弁15の下方に配置される下部9Bの対応箇所には切り欠き部20が設けられて、下方から弁15の下面を指で押し易くなるように開放している。
【0032】
次に前記構成についてその作用を説明する。弁15を一体に設けたシール部材9の蓋3への取り付けは、凸部17を小径穴部14に下方から挿入することで弁15の周縁部16を蓋板部4の一部を形成する段部面13に当接する。この際、凸部17の外周4A側が小径穴部14の内面に圧接して遊嵌することにより、凸部17の小径穴部14からの抜け止めを図ることができる。また、小突起18が蓋板部4の外側面である上面に係止することで、小突起18により、凸部17、ひいてはシール部材9の抜け止めを図ることができる。そして上部9Aを蓋板部4の内側に当接するように、シール部材9を溝部10に嵌合させて取り付ける。この際、連通部11を上方から見ると凸部17があらわれているので、弁15の装着を視認することができる。万一、弁15が見えないときには弁15が正確に装着されていないことを確認することができる。
【0033】
このようにして、弁15を一体に設けたシール部材9を蓋3に取り付けた状態で、雌螺子6と雄螺子7により螺着して温かい食品を収容した容器本体1を閉蓋する。この際は開口部を覆うように蓋3を容器本体1に嵌め内部を密封して保存する。この場合、上縁2Aをシール部材9に当接して、シール部材9により開口部と溝部10側との密封性を向上できる。また、連通部11においては、傘状の弁15の周縁部16が段部面13に密接することで、封止状態が確保されている。
【0034】
このような保存のときに食品が冷めると容器内が減圧されることとなるが、このように内部が減圧状態になると、弁15の周縁部16が内側に吸引されることで、周縁部16と蓋板部4の下面との間にわずかな隙間が形成されて封止状態が解除され、この結果、外気が連通部の隙間、弁15と蓋板部4の下面との間の隙間を介して、容器の内側に導入されて内部は常時大気圧となる。このため、雌螺子6と雄螺子7との螺着を解除して蓋3を開ける際に、開けにくくなるようなことはない。尚、内部が大気圧になると、再び弁15の弾性力により周縁部16が蓋板部4の下面に密着して封止状態となり、内部を密封できる。
【0035】
そして、シール部材9が汚れたときには、シール部材9を溝部10より弁15と共に取り外し、洗浄する。この際にはシール部材9に弁15が一体に設けられているので、弁15の紛失を防ぐことができる。
【0036】
以上のように、前記実施例ではシール部材9に弁15を一体に設けたことによって、シール部材9を装着することで、同時に吸気用の弁15も装着できる。そして、シール部材9は蓋3の吸気用の連通部11を開閉可能に覆う傘状の弁15を有するので、容器本体1とのシール部材9と吸気用の弁15が同一部品で構成されているため、シール部材9を装着するのと同時に吸気用の弁15も装着することができる。さらに、シール部材9と吸気弁15を兼ね備えているため、どちらか一方を取り付け忘れて、容器本体1に内容物である食品を入れて持ち運ぶ際に、中身が漏れてしまうこともない。そして、小さな部品である吸気用の弁15がシール部材9と一体であるため、洗浄などを行う際に取り外したときにも紛失しにくくなる。
【0037】
また、連通部11は、内側を大径穴部12によって形成すると共に、外側を小径穴部14によって形成し、大径穴部12に弁15を添着し、小径穴部14に弁15から外側に突出した凸部17を挿入したことで、目視でシール部材9が装着されていることがわかり、シール部材9、弁15の装着忘れを防止できる。
【0038】
さらに、溝部10にシール部材9を嵌合してその部分に拘束力を持たせ、さらに小径穴部14に凸部17を遊嵌してその箇所にも拘束力を持たせたことで、従来のシール部材9よりも脱落しにくくなる。
【0039】
しかも、凸部17には抜け止め用の小突起18を設けたことで、これを蓋板部4の外側面である上面に係止させて弁15のみならずシール部材9の抜け止めを図ることができる。
【0040】
また、シール部材9と弁15は、ゴム状弾性物で一体成形されているので、密封性や封止性を向上できると共に、生産も金型による成形が可能になる。
【実施例2】
【0041】
以下に、他の実施例について説明する。尚、前記実施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0042】
図5に示す実施例2では、シール部材9´の断面を、横向きとなって外側に向けて開口する蓋内面外周溝部21を形成したコの字形状としたもので、シール部材9´の下面に容器本体1の上縁2Aを当接してシール部材9´により密封できるようにしたものである。
【0043】
このように断面コの字形状のシール部材9´を用いることで、シール部材9´の弾性を向上させて密封性を向上することができる。
【実施例3】
【0044】
図6に示す実施例3では、シール部材9´´の断面を内部に中空部22を設けた中空形状としたもので、下部に容器本体1の上縁2Aが当接する際、中空部22により高い弾性力を奏することができるようにしたものである。
【0045】
このように断面を中空形状のシール部材9´´を用いることで、弾性力が高いシール部材9に上縁2Aを当接することで、密封性を向上することができる。
【実施例4】
【0046】
図7,8に示す実施例4では、弁15の逆傘状部分を無垢状としたもので、蓋板部4の内面、すなわち段部面13により密着させることができるようにしたものである。
【0047】
このように弁15の逆傘状部分の上面15Aが、実施例1では凸部17まわりが窪んでいたのに対して、実施例4では平面となって無垢状とすることで、密封性を向上することができる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
以上のように本発明に係る保存容器は、各種の用途に適用できる。例えば、シール部材の断面を、下側に向けて開口する蓋内面外周溝部を形成したコの字形状に形成し、この蓋内面外周溝部に容器の上縁を挿入できるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0049】
3 蓋
9 9´ 9´´ シール部材
10 溝部
11 連通部
12 大径穴部
13 段部面(蓋板部4の内面)
14 小径穴部
15 弁
17 凸部
18 係止部
21 蓋内面外周溝部
22 中空部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体と、該容器本体に着脱自在な蓋と、前記蓋に設けられた前記容器本体とのシール部材と、前記蓋に設けられ該蓋の内外を連通する連通部に装着される弁とを備え、前記シール部材に前記弁を一体に設けたことを特徴とする保存容器。
【請求項2】
食品を収容する容器本体と、該容器本体の開口部に着脱自在な蓋と、前記蓋に設けられた前記容器本体の開口部とのシール部材と、前記蓋に設けられ該蓋の内外を連通する連通部に該連通部を開閉可能に装着される弁を備え、前記容器本体の開口部に対向して該開口部と当接する前記蓋の内面外周の溝部に前記シール部材を設け、前記蓋の内面側に添着して設けられる前記弁を前記シール部材に一体に設けたことを特徴とする保存容器。
【請求項3】
前記連通部は、内側を大径孔部によって形成すると共に、外側を小径孔部によって形成し、前記大径孔部に前記弁を添着し、前記小径孔部に前記弁から外側に突出した凸部を挿入したことを特徴とする請求項2記載の保存容器。
【請求項4】
前記溝部に前記シール部材は嵌合されると共に、前記小径孔部に前記凸部は遊嵌されて、一体な前記シール部材と前記弁は前記蓋に装着していることを特徴とする請求項3記載の保存容器。
【請求項5】
前記凸部に前記蓋の外面に係止可能な抜け止め用の係止部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の保存容器。
【請求項6】
前記シール部材は、断面が横向きに開口し外側に向けたコの字に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の保存容器。
【請求項7】
前記シール部材の断面形状が中空形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の保存容器。
【請求項8】
前記シール部材と前記弁は、ゴム状弾性物で一体成形されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の保存容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−264997(P2010−264997A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−117030(P2009−117030)
【出願日】平成21年5月13日(2009.5.13)
【出願人】(591261602)サーモス株式会社 (76)
【Fターム(参考)】