説明

保護カバー

【課題】構成部品への保持力を調整することの容易な保護カバーを提供する。
【解決手段】保護カバー11は、弾性を有するとともに、物品に装着された構成部品51を被覆するカバー本体21と、ゴム系材料から形成され、構成部品51に圧接するようにカバー本体21に設けられる圧接部材31とを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品に装着された構成部品を一時的に保護する保護カバーに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、物品に装着された構成部品を一時的に保護するには、その少なくとも一部を保護カバーにより覆うことが有効である。この種の保護カバーとしては、被着する部分の外形に沿った形状をなし、弾性を有するものが提案されている(特許文献1参照)。この保護カバーは、自己の弾性変形を利用して構成部品に取着することで、構成部品から保護カバーが自由には脱離しない状態とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−143572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような保護カバーでは、その弾性力を高めることで構成部品に取着した状態での保持力も高まることになる。ところが、保護カバー自体の弾性力を高めると、保護カバーを変形させ難くなる結果、保護カバーの着脱を円滑に行うことが困難となるおそれがあった。このように、保護カバーにおいて構成部品への保持力を調整することが困難であった。
【0005】
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、構成部品への保持力を調整することの容易な保護カバーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明は、物品に装着された構成部品を一時的に保護する保護カバーであって、弾性を有するとともに前記構成部品の少なくとも一部を被覆するカバー本体と、ゴム系材料から形成され、前記構成部品に圧接するように前記カバー本体に設けられる圧接部材とを備えることを要旨とする。
【0007】
この構成によれば、カバー本体の弾性及び圧接部材のゴム弾性により、圧接部材は構成部品に圧接されるため、構成部品に対して圧接部材の摩擦力が好適に作用するようになる。このため、カバー本体の弾性力のみに依存せずに、保護カバーの保持力を調整することができるようになる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の保護カバーにおいて、前記圧接部材が、前記カバー本体に対して着脱可能に設けられることを要旨とする。
この構成によれば、圧接部材のカバー本体に対する着脱を利用して圧接部材を交換することで、例えば保護カバーの保持力を維持することができるようになる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の保護カバーにおいて、前記カバー本体は貫通孔を有し、前記圧接部材は前記貫通孔に挿嵌されることで前記カバー本体に取着される挿嵌部を有していることを要旨とする。
【0010】
この構成によれば、挿嵌部を貫通孔に挿脱するという極めて簡単な作業により、圧接部材をカバー本体に着脱することができるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の保護カバーにおいて、前記挿嵌部は、前記カバー本体において前記構成部品の少なくとも一部を被覆する被覆面とは反対側の面から突出して取着されていることを要旨とする。
【0011】
この構成によれば、被覆面とは反対側の面から突出する挿嵌部を例えば手で引っ張ることで、構成部品に対する圧接部材の圧接を緩和させた状態、又は圧接部材を構成部品から離間させた状態にすることができ、構成部品からカバー本体の取り外しが容易となる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の保護カバーにおいて、前記圧接部材において、前記構成部品に圧接される圧接部が凹凸面を有していることを要旨とする。
【0013】
この構成によれば、凹凸面では、平滑面よりも弾性変形が促進されるため、構成部品への密着性が高められる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の保護カバーにおいて、前記圧接部材が磁性体を含んでなることを要旨とする。
【0014】
この構成によれば、強磁性体から形成される表面を有する構成部品に対して、磁性体の磁力を利用して圧接部品を吸着させることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の保護カバーにおいて、前記カバー本体が、前記構成部品側となる内層と、前記カバー本体の最外層とを有し、前記内層が発泡構造体であり、前記最外層が非発泡構造体であることを要旨とする。
【0015】
この構成によれば、内層が発泡構造体であることにより、緩衝作用が高められる。しかも、最外層が非発泡構造体であることにより、カバー本体の外面において平滑な面が形成される。これにより、その外面に異物が付着し難くなるとともに、異物が付着しても簡単に拭き取ることができるようになる。
【0016】
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の保護カバーにおいて、前記カバー本体が、前記構成部品の外形に沿ったカバー凹部に延在するフランジ部を有することを要旨とする。
【0017】
この構成によれば、フランジ部を把持して保護カバー取り扱うことができるようになる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、構成部品への保持力を調整することの容易な保護カバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】実施形態の保護カバーを示す斜視図
【図2】(a)は、圧接部材を挿嵌部側から見たときの斜視図、(b)は、圧接部材を圧接部側から見たときの斜視図。
【図3】保護カバー及び構成部品を示す断面図。
【図4】保護カバーを構成部品に取着した状態を示す断面図。
【図5】圧接部材の変更例であって、(a)は、圧接部材を挿嵌部側から見たときの斜視図、(b)は、圧接部材を圧接部側から見たときの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明を具体化した実施形態について図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
図1に示されるように、保護カバー11は、弾性を有するカバー本体21にゴム系材料から形成される圧接部材31が一対取着されて構成されている。図3に示されるように、保護カバー11は、物品に装着された構成部品51をカバー本体21で被覆するようにことによりその構成物品を保護する。カバー本体21は、構成部品51の外形に沿ったカバー凹部22と、そのカバー凹部22に延在するフランジ部23とを有している。カバー凹部22の周縁近傍には、圧接部材31を取り付けるための貫通孔22aが形成されている。
【0021】
図2(a)及び(b)に示されるように、圧接部材31は、その本体となる圧接部32と、上記貫通孔22aに挿嵌されることでカバー本体21に取着するための挿嵌部33を有している。圧接部材31は、挿嵌部33によりカバー本体21に対して着脱可能となっている。挿嵌部33は、貫通孔22aに挿通される挿通部33aと、挿通部33aを圧接部32に連結する連結部33bとから構成されている。なお、本実施形態の挿嵌部33は平面視三角形状をなすとともに連結部33bは柱状をなしている。圧接部32は、凹凸面32aを有し、この凹凸面32aが構成部品51の外面に圧接される。凹凸面32aは、一定方向に延びる複数の凸条が形成されてなり、その凸条の断面形状は、一方の辺が他方の辺よりも長い三角形状をなしている。
【0022】
図3に示されるように、挿通部33aは、構成部品51を被覆するカバー本体21の被覆面24とは反対側の面から突出しており、こうした挿通部33aを把持することができるようになっている。また、圧接部材31は、その凹凸面32aの有する凸条がカバー凹部22の周方向に沿って延びる方向に取着されるとともに、個々の凸条の断面形状において、長い辺がそれよりも短い辺に対してカバー凹部22の外周縁側となるように取着されている。
【0023】
次に、保護カバー11の材質について説明する。
カバー本体21は、図3に示されるように、構成部品51側となる内層21aと、その外層21bとからなる積層構造を有している。内層21a(最内層)は、発泡構造体であることにより、カバー本体21の緩衝作用が高められている。外層21b(最外層)は、非発泡構造体であることで、カバー本体21の外面において平滑な面が形成される。これにより、その外面に異物が付着し難くなるとともに、異物が付着しても簡単に拭き取ることができるようになる。また、外層21bよりも内層21aを軟質に構成されることで構成部品51を保護する機能を高めるとともに、内層21aよりも硬質な外層21bによりカバー本体21の強度も維持されるようになる。
【0024】
発泡構造体は、樹脂系材料から形成される。非発泡構造体は、樹脂系材料、又は金属系材料から形成される。発泡構造体及び非発泡構造体は、カバー本体21を軽量化するという観点から、いずれも樹脂系材料から形成されることが好ましい。樹脂系材料としては、特に限定されないが、その基材としては、例えばポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。内層21a及び外層21bの各層の厚みは、例えば1〜15mmが好適である。こうしたカバー本体21は、例えば、内層21a及び外層21bの積層体を真空成形することで容易に製造することができる。
【0025】
圧接部材31を形成するゴム系材料としては、エラストマー又はゴムが挙げられる。こうした圧接部材31はゴム弾性を有し、カバー本体21よりも、変形しやすくなっている。なお、エラストマー又はゴムと、樹脂とのポリマーブレンドであってもよい。ゴム系材料としては、例えばEPDM(エチレンプロピレンジエン三元共重合体)、EPM(エチレン/プロピレンゴム)、SEBS(スチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブロック共重合体)、NBR(ニトリルゴム)等が挙げられる。こうした圧接部材31は、例えば
射出成形、割型プレス成形、間接注入型成形等により成形することができる。
【0026】
次に、保護カバー11の使用方法について説明する。
保護カバー11を構成部品51に取り付けるには、図3及び図4に示すようにカバー凹部22を構成部品51に合わせて、カバー凹部22を構成部品51に被せる。このとき、カバー本体21のフランジ部23を把持して保護カバー11の位置合わせを行うことができる。そして、保護カバー11を構成部品51に向けて押圧すると、カバー本体21の弾性及び圧接部材31のゴム弾性により、圧接部材31は構成部品51に圧接される。こうした圧接により、構成部品51に対して圧接部材31の摩擦力が好適に作用するようになる。
【0027】
また、圧接部32は凹凸面32aを有していることで、弾性変形が促進されるため、構成部品51への密着性が高められている。しかも、凹凸面32aを形成する凸条は、その断面が三角形状をなし、長い辺がそれよりも短い辺に対してカバー凹部22の外周縁側に位置している。このため、保護カバー11が脱離する方向への移動は、短い辺を形成する側壁が抵抗となることで好適に抑制されるようになる。
【0028】
保護カバー11は、圧接部32の摩擦抵抗に抗して引っ張ることで取り外すことができる。ここで、本実施形態の保護カバー11では、挿通部33aが被覆面24とは反対側の面から突出している。このため、挿通部33aを例えば手で引っ張ることで、構成部品51に対する圧接部32の圧接を緩和させた状態、又は圧接部32を構成部品51から離間させた状態にすることができ、カバー本体21を円滑に取り外すことができる。
【0029】
保護カバー11の圧接部材31の弾性力が低下したり、圧接部材31が汚れたりすることで、圧接部材31の交換が必要になった際には、挿嵌部33を貫通孔22aから引き抜くことで、圧接部材31をカバー本体21から取り外す。そして、別途準備した圧接部材31をカバー本体21に取り付ける。このように圧接部材31のカバー本体21に対する着脱を利用して圧接部材31を交換することで、保護カバー11の保持力や圧接部材31の清浄性を維持することができるようになる。
【0030】
こうした保護カバー11は、例えば構成部品51の組み付け工程内や、物品の保管又は輸送において、構成部品51を一時的に保護する。例えば、構成部品51の組み付け工程内においては、既に装着されている構成部品51に保護カバー11を取着することで、その構成部品51は、例えば工具等の衝突やオイル等による汚染から保護される。また、物品の保管又は輸送に際して、保護カバー11の取着された構成部品51は、衝撃や汚染から保護される。構成部品51の装着された物品としては、例えば自動車、自動二輪車、自転車等の車両、各種電化製品等が挙げられる。なお、保護カバー11は、構成部品51の全体を覆うように形成されてもよいし、構成部品51において、保護を求められる一部分を覆うように形成されてもよい。
【0031】
本実施形態によって発揮される効果について以下に記載する。
(1)保護カバー11は、弾性を有するとともに構成部品51を被覆するカバー本体21と、ゴム系材料から形成され、構成部品51に圧接するようにカバー本体21に設けられる圧接部材31とを有している。このため、カバー本体21の弾性及び圧接部材31のゴム弾性により、圧接部材31は構成部品51に圧接されるため、構成部品51に対して圧接部材31の摩擦力が好適に作用するようになる。このため、カバー本体21の弾性力のみに依存せずに、保護カバー11の保持力を調整することができるようになる。従って、構成部品51への保持力を調整することの容易な保護カバー11を提供することができる。
【0032】
(2)圧接部材31はカバー本体21に対して着脱可能に設けられているため、圧接部材31を交換することで、例えば保護カバー11の保持力を維持することができるようになる。
【0033】
(3)カバー本体21は貫通孔22aを有し、圧接部材31は挿嵌部33を有している構成のため、挿嵌部33を貫通孔22aに挿脱するという極めて簡単な作業により、圧接部材31をカバー本体21に着脱することができるようになる。
【0034】
(4)挿嵌部33は、被覆面24とは反対側の面から突出しているため、そうした挿嵌部33を例えば手で引っ張ることで、構成部品51に保持されていた保護カバー11を簡単に取り外すことができるようになる。
【0035】
(5)圧接部32に形成される凹凸面32aでは、平滑面よりも弾性変形が促進されるため、構成部品51への密着性が高められる。このため、保護カバー11の保持力を調整することがさらに容易となる。
【0036】
(6)内層21aは発泡構造体により構成されることで、カバー本体21の緩衝作用が高められる。しかも、外層21bが非発泡構造体により構成されることで、カバー本体21の外面は平滑な面とされている。これにより、その外面に異物が付着し難くなるとともに、異物が付着しても簡単に拭き取ることができるようになる。
【0037】
(7)カバー本体21が、カバー凹部22に延在するフランジ部23を有しているため、こうしたフランジ部23を把持して保護カバー11を取り扱うことができる。例えば、フランジ部23を把持して保護カバー11を所定の位置に合わせることができるため、保護カバー11を構成部品51に取着することが容易となる。
【0038】
なお、上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・前記フランジ部23は、カバー凹部22の全周にわたって設けられているが、カバー凹部22の周縁の一部に延在させてもよい。なお、こうしたフランジ部23を設けずにカバー本体21を構成することもできる。
【0039】
・前記内層21aの構成部品51側に、例えば非発泡構造体から形成される層を設けてもよい。また、前記内層21a及び外層21bの少なくとも一方を、複数層から構成してもよい。また、表面にスキン層を有する発泡構造体を用いて、内層21a及び外層21bを形成することもできる。すなわち、発泡構造体を内層21aとし、スキン層を外層21bとすることで、非発泡構造体の外層21bを構成することができる。なお、カバー本体21を発泡構造体の単層又は非発泡構造体の単層から構成してもよい。
【0040】
・カバー本体21は、金属材料から形成してもよい。例えば、アルミ等の各種金属薄板から形成することで、カバー本体21の弾性力を抑えつつも、圧接部材31により構成部品51への保持力を調整することができるようになる。
【0041】
・圧接部32の有する凹凸面32aは、複数の凸条から形成されているが、単数の凸条から形成されてもよい。また、凹凸面32aは、例えば図5(a)及び図5(b)に示されるように、断面四角形状をなす凸条から形成することもできる。また、凹凸面32aは、点在する凸部により形成することもできる。なお、凹凸面32aを省略することで、平滑面が構成部品51に圧接されるように圧接部32を構成してもよい。
【0042】
・挿嵌部33の形状は、適宜変更することができる。例えば、図5(a)及び図5(b)に示されるように、挿通部33aを平面視円形状に変更することもできる。また、連結
部33bの断面形状についても、円形状や多角形状としてもよい。
【0043】
・前記挿嵌部33では、貫通孔22aに挿通する挿通部33aが設けられ、その挿通部33aは被覆面24とは反対側の面から突出しているが、被覆面24とは反対側の面から突出せずに貫通孔22aに圧入される挿嵌部に変更してもよい。こうした挿嵌部であっても圧接部材をカバー本体21に着脱可能に設けることができる。なお、前記圧接部材31の挿嵌部33を省略し、両面テープ等を用いた粘着により圧接部材をカバー本体21に着脱可能に設けてもよい。
【0044】
・前記構成部品51の少なくとも表面(保護する対象となる面)が強磁性体から形成される場合では、圧接部材31に磁性体を含有させることで、その磁力を利用して圧接部材31を構成部品51に吸着させることができる。磁性体は、圧接部材31の全体に含有させてもよいし、圧接部材31の一部に含有させてもよい。例えば、ゴム系材料に磁性体を配合してなる磁性シートから圧接部32を形成してもよい。
【0045】
・前記圧接部材31をシート状の圧接部材に変更し、その圧接部材をカバー本体21の内層21aに積層させることで、保護カバーを形成してもよい。
上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
【0046】
(イ)物品に装着された構成部品を一時的に保護する保護カバーであって、前記保護カバーは、弾性を有するとともに前記構成部品の少なくとも一部を被覆するカバー本体と、ゴム系材料から形成され、前記構成部品に圧接するように前記カバー本体に設けられる圧接部材とを備えてなり、前記圧接部材は、前記カバー本体の有する貫通孔に挿嵌される挿嵌部を有し、この挿嵌により前記圧接部材が前記カバー本体に取り付けられる圧接部材の取り付け構造。
【0047】
(ロ)物品に装着された構成部品を一時的に保護すべく前記構成部品の少なくとも一部を被覆するカバー本体に設けられ、前記構成部品に圧接する圧接部材であって、ゴム系材料から形成され、前記カバー本体の有する貫通孔に挿嵌される挿嵌部を有してなる圧接部材。
【符号の説明】
【0048】
11…保護カバー、21…カバー本体、21a…内層、21b…外層(最外層)、22…カバー凹部、22a…貫通孔、23…フランジ部、24…被覆面、31…圧接部材、32…圧接部、32a…凹凸面、33…挿嵌部、33a…挿通部、33b…連結部、51…構成部品。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品に装着された構成部品を一時的に保護する保護カバーであって、弾性を有するとともに前記構成部品の少なくとも一部を被覆するカバー本体と、
ゴム系材料から形成され、前記構成部品に圧接するように前記カバー本体に設けられる圧接部材とを備えることを特徴とする保護カバー。
【請求項2】
前記圧接部材が、前記カバー本体に対して着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1に記載の保護カバー。
【請求項3】
前記カバー本体は貫通孔を有し、前記圧接部材は前記貫通孔に挿嵌される挿嵌部を有していることを特徴とする請求項2に記載の保護カバー。
【請求項4】
前記挿嵌部は、前記カバー本体において前記構成部品の少なくとも一部を被覆する被覆面とは反対側の面から突出して取着されていることを特徴とする請求項3に記載の保護カバー。
【請求項5】
前記圧接部材において、前記構成部品に圧接される圧接部が凹凸面を有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の保護カバー。
【請求項6】
前記圧接部材が磁性体を含んでなることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の保護カバー。
【請求項7】
前記カバー本体が、前記構成部品側となる内層と、前記カバー本体の最外層とを有し、前記内層が発泡構造体であり、前記最外層が非発泡構造体であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の保護カバー。
【請求項8】
前記カバー本体が、前記構成部品の外形に沿ったカバー凹部に延在するフランジ部を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の保護カバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−121610(P2011−121610A)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−280683(P2009−280683)
【出願日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【出願人】(000101905)イイダ産業株式会社 (47)
【Fターム(参考)】