側溝
【課題】建物の室内と屋外の高さを略同一にすることができる側溝を提供する。
【解決手段】建物の床面と屋外の地面との間に設けられる側溝10において、雨水が通流されるU字溝部11と、U字溝部の一方の頂部14から略水平方向に延設されたツバ部19と、を有し、ツバ部の表面21におけるU字溝部側とは反対側の端部19aが、建物の床面と面一になるように配置可能に構成されている。
【解決手段】建物の床面と屋外の地面との間に設けられる側溝10において、雨水が通流されるU字溝部11と、U字溝部の一方の頂部14から略水平方向に延設されたツバ部19と、を有し、ツバ部の表面21におけるU字溝部側とは反対側の端部19aが、建物の床面と面一になるように配置可能に構成されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、側溝に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、建物と屋外の地面との間に、建物の屋根や外壁に降った雨水を集水し、その雨水を雨水桝から敷地外の雨水配管へと導くための側溝を設ける建物が見受けられるようになってきている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年は「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」という言葉が一般的に用いられるようになってきており、建物の室内と屋外との段差を無くすようにしてほしいという要望が多くなってきている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−169899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、建物の室内と屋外の段差を無くして、建物の室内と屋外の高さを略同一にすると、図8に示すように、基礎パッキン工法を採用した場合は、屋外に降った雨水Lが建物基礎内261へ浸入したり、雨水Lが跳ね返り建物内262へ浸入したりしてしまうという問題がある。また、図11に示すように、基礎360に防虫スクリーン363が設けられた床下換気口365を形成した場合も、同様に、屋外に降った雨水Lが建物基礎内361へ浸入したり、雨水Lが跳ね返り建物内362へ浸入したりしてしまうという問題がある。
【0005】
そこで、建物の外周沿いに側溝を設置する工法が提案されているが、従来の側溝200では、図9に示すように、基礎パッキン工法を採用した場合は、建物基礎内261の換気のための隙間265を塞いでしまい、建物基礎内261の換気障害を引き起こす虞があることや、側溝200の蓋263(グレーチング)の着脱が困難になるという問題がある。特に、建物基礎内261の換気障害が生じると、建物基礎内261に湿気が溜まり、カビが発生するなどの問題がある。また、図12に示すように、床下換気口365を形成した場合も、同様に、建物基礎内361の換気障害を引き起こす虞があることや、側溝200の蓋263の着脱が困難になるという問題がある。
【0006】
また、図10に示すように、基礎パッキン工法を採用した場合は、側溝200を建物外壁241から所定距離離間して配置すると、建物基礎内261の換気障害および蓋263の着脱は問題なくなるが、側溝200が自立できないことや、建物と側溝200との隙間に落ち葉などのゴミが溜まるという問題がある。さらに、建物外壁241には雨水の縦樋などが配されるため外壁形状に凹凸が生じる。したがって、側溝200は外壁の凹凸形状に影響を受けない位置に設置しなければならないという問題がある。また、図13に示すように、床下換気口365を形成した場合も、同様に、側溝200が自立できないことや、建物と側溝200との隙間に落ち葉などのゴミが溜まるという問題がある。
【0007】
そこで、この発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであり、建物の室内と屋外の高さを略同一にすることができる側溝を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、建物の床面と屋外の地面との間に設けられる側溝において、雨水が通流されるU字溝部と、該U字溝部の一方の頂部から略水平方向に延設されたツバ部と、を有し、該ツバ部の表面における前記U字溝部側とは反対側の端部が、前記建物に形成された開口部の下端部に連接配置可能に構成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載した発明は、前記ツバ部の表面が、前記建物の開口部側から前記U字溝部に向かって下り勾配に形成されていることを特徴としている。
【0010】
請求項3に記載した発明は、前記U字溝部における前記建物側の内側壁部と前記ツバ部とで囲まれた空間部を換気するための換気窓部が前記内側壁部に形成されていることを特徴としている。
【0011】
請求項4に記載した発明は、前記換気窓部に網が設けられていることを特徴としている。
【0012】
請求項5に記載した発明は、前記U字溝部における前記屋外側の外側壁部に、雨水浸透孔が形成されていることを特徴としている。
【0013】
請求項6に記載した発明は、前記U字溝部における前記屋外側の外側壁部の底部から略水平方向に延設されたベース部が形成されていることを特徴としている。
【0014】
請求項7に記載した発明は、前記ツバ部における前記建物との当接面に、前記建物との隙間を閉塞する密着部材が設けられていることを特徴としている。
【0015】
請求項8に記載した発明は、前記密着部材が、弾性の耐候性樹脂で形成されていることを特徴としている。
【0016】
請求項9に記載した発明は、前記ツバ部が前記建物の形状に沿って切欠き可能に構成されていることを特徴としている。
【0017】
請求項10に記載した発明は、前記U字溝部が前記建物の基準となる面上に載置されるとともに、前記U字溝部の他方の頂部が前記屋外の地面と面一になる高さを有していることを特徴としている。
【発明の効果】
【0018】
請求項1に記載した発明によれば、U字溝部にツバ部を形成することによりツバ部の幅分だけU字溝部を建物外壁から離すことができる。また、ツバ部と建物に形成された開口部の下端部とが連続的に配置されることにより、建物の床面(室内)と屋外との間の段差を無くすことができ、建物の床面(室内)と屋外の高さを略同一にすることができる。したがって、建物の床面と屋外の地面との間をバリアフリー化することができる。
【0019】
請求項2に記載した発明によれば、建物の外壁面などに降った雨水をツバ部の表面からU字溝部内へ確実に導くことができる。したがって、建物の室内側へ雨水が浸入するのを確実に防止することができる。
【0020】
請求項3に記載した発明によれば、空間部に溜まった湿気を換気窓部から逃がすことができる。したがって、建物の床下の建物基礎内の湿気を外壁より建物外の空間部へ逃がす経路を形成することにより、建物基礎内の湿気を換気窓部を通して外部へ逃がすことができ、建物基礎内に湿気が溜まるのを防止することができる。
【0021】
請求項4に記載した発明によれば、落ち葉などのゴミが換気窓部から空間部に入るのを防止することができる。
【0022】
請求項5に記載した発明によれば、U字溝部に溜まった雨水の一部を地中に浸透させることができ、効率よく雨水を処理することができる。また、雨水を地中に浸透させることにより、都市洪水の防止に貢献することができる。
【0023】
請求項6に記載した発明によれば、ベース部上に砕石や土壌を積載することにより、側溝を自立させることができる。また、ベース部が土留として機能することにより、建物側へ側溝の自重がかかることがなくなり、建物への負担を軽減することができる。さらに、側溝が土留を兼用することになるため、施工性が向上し、施工費の低減をすることができる。
【0024】
請求項7に記載した発明によれば、建物と側溝の隙間から雨水が空間内へ浸入するのを防止することができる。
【0025】
請求項8に記載した発明によれば、密着部材を隙間の形状に合わせて変形させることができるため、建物と側溝の隙間の形状に影響されず、確実に隙間を閉塞することができ、建物と側溝の隙間から雨水が空間内へ浸入するのを防止することができる。
【0026】
請求項9に記載した発明によれば、建物の外壁面の形状に沿ってツバ部を切り欠くことにより、建物と側溝との距離を適切な距離に保つことができる。
【0027】
請求項10に記載した発明によれば、建物の基準となる面(設計GL面)に側溝を載置することができるため、建物の外壁面における地中部分に土壌が接することがなくなる。したがって、土壌内に含有されている雨水などの水分が建物基礎内へ浸入するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施形態における側溝の斜視図である。
【図2】本発明の実施形態における側溝の側面図である。
【図3】本発明の実施形態における側溝を建物際に設置したときの断面図である。
【図4】本発明の実施形態における側溝を建物際に設置したときの斜視図である。
【図5】本発明の実施形態における側溝を建物際に設置する際の説明図であり、建物外壁に突起物が配されている場合の斜視図である。
【図6】本発明の実施形態における側溝(出隅用)の斜視図である。
【図7】本発明の実施形態における側溝(入隅用)の斜視図である。
【図8】従来の建物際の施工例を説明する説明図(1)である。
【図9】従来の側溝を建物際に設置した状態を示す説明図(1)である。
【図10】従来の側溝を建物際に設置した状態を示す説明図(2)である。
【図11】従来の建物際の施工例を説明する説明図(2)である。
【図12】従来の側溝を建物際に設置した状態を示す説明図(3)である。
【図13】従来の側溝を建物際に設置した状態を示す説明図(4)である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
次に、本発明の側溝の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、側溝10は、コンクリートで形成されており、雨水が通流するU字溝部11を有している。U字溝部11は、側溝10を建物の外壁面沿いに設置したときに建物側に位置する内側壁部13と、内側壁部13と対向配置される外側壁部15と、内側壁部13と外側壁部15とを連結する底部17と、を有している。
【0030】
また、内側壁部13の頂部14には、略水平方向に延設されたツバ部19が形成されている。ツバ部19の表面21は、ツバ部19の端部19aからU字溝部11に向かって下り勾配になるように形成されている。さらに、内側壁部13には、該内側壁部13とツバ部19とで囲まれる空間部23を換気するための換気窓部25が形成されている。なお、換気窓部25には、落ち葉などのゴミや小動物の侵入を防止する金網27が取り付けられている。金網27には、例えばステンレス製の金網が用いられる。また、換気窓部25は、例えば、一カ所当たり150mm×100mmの大きさで形成されている。
【0031】
外側壁部15には、U字溝部11内を通流する雨水の一部を地中に浸透させるために雨水浸透孔31が複数形成されている。雨水浸透孔31は地中側の砕石などがU字溝部11内へ侵入しない大きさで、例えば断面が直径30mmの円形で形成されている。なお、雨水浸透孔31は、外側壁部15の下端近傍および下端から所定距離上方の位置に形成され、例えば、100mmピッチで千鳥状に形成されている。また、外側壁部15と底部17とが当接する箇所には略水平方向外側(地中側)に延設されたベース部33が形成されている。
【0032】
なお、側溝10は、設計GL(図3参照)上に底部17を載置したときに、U字溝部11の頂部14が屋外の地面(建物の開口部の下端部)と略同一になる高さを有している。
【0033】
次に、側溝10を建物直近に設置した状態について説明する。
図3、図4に示すように、側溝10は、建物外壁面41に沿うように配される。具体的には、建物外壁面41の周囲に配された砕石42の上面に形成されたモルタル43上に、側溝10の底部17およびベース部33が載置されている。なお、モルタル43の上面が設計GLに設定されている。
【0034】
ここで、側溝10のツバ部19の端部19aは、建物外壁面41に略当接されている。また、ツバ部19の表面21と建物の開口部(例えば、掃き出し窓のサッシ開口部)71の下端部73との間は当接され、側溝10と建物の開口部71の下端部73との間の段差が無くなり、略面一になるように構成されている。
【0035】
ベース部33上には、砕石45が配されており、砕石45上には土間コンクリート46が形成され、該土間コンクリート46の表面にはタイル47などの仕上材が設けられている。そして、タイル47の仕上面と側溝10の外側壁部15の頂部16とは略面一になるように構成されている。
【0036】
また、図4に示すように、建物外壁面41に雨水縦樋49などの突起物が配されていることがある。このような位置においては、ツバ部19が雨水縦樋49の外形形状に沿って切り欠いて取り付けられている。この切欠き部51と雨水縦樋49との間には密着部材53が配されている。
図5に示すように、密着部材53は、例えば、弾性のある耐候性樹脂で形成されており、現場にて所望の長さに切断して、切欠き部51と雨水縦樋49との間に挟持するように取り付け、隙間ができないようにしている。なお、建物の外壁形状自体に凹凸が形成されている場合にも、同様にその凹凸形状に対応してツバ部10の一部を切り欠いて切欠き部51を形成することで、隙間なく設置することができる。
【0037】
密着部材53の具体的な材質としては、アクリルゴム(ACM)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、アクリロニトリル−アクリルゴム−スチレン共重合体(AAS)、イソプレンゴム(IR)、シリコーンゴム(Q)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、フッ素ゴム(FKM)、ブラジエンゴム(BR)、ポリイソブチレンゴム(IIR)、ウレタンゴム(U)、エチレンプロピレンゴム(EPM、EPDM)などを用いることができる。
【0038】
また、隣接する側溝10,10の間は、モルタル目地55などにより連結される。なお、モルタル目地55と建物外壁面41との隙間にも密着部材55が配されている。また、側溝10と建物外壁面41との隙間には、シール材などをコーキングして隙間を埋めている。このようにして、建物外壁面41の直線部分に側溝10が連続的に配される。
【0039】
次に、建物の出隅部には、図6に示すような側溝110が設けられ、建物の入隅部には、図7に示すような側溝120が設けられる。側溝10,110,120を組み合わせることにより建物の外周の略全周に亘って、側溝を連続的に配することができる。
【0040】
図3に戻り、建物外壁面41に側溝10を当接させるようにして設置すると、側溝10の内側壁部13、ツバ部19、建物外壁面41およびモルタル43に囲まれるように空間部23が形成される。このように空間部23を形成することにより建物の基礎内部61に雨水や湿気が浸入するのを防ぐことができる。
【0041】
また、空間部23と外部空間とを連通する換気窓部25を形成することにより、空間部23が換気され、建物の基礎内部61に湿気が浸入するのを確実に防止することができる。さらに、換気窓部25に金網27を設けたため、換気窓部25から空間部23へ落ち葉などのゴミや小動物が侵入するのを防止することができる。なお、換気窓部25は有効換気面積を確保された大きさで形成されている。
【0042】
さらに、建物外壁面41と側溝10のツバ部19との隙間に密着部材53を設けたため、該隙間から空間部23に雨水が浸入するのを防止することができる。
【0043】
また、側溝10にツバ部19を形成したため、建物外壁面41に配される雨水縦樋49、空調冷媒管、空調ドレイン管、および窓枠などの突起物の外形形状に合わせて切欠き部51を形成して、側溝10を建物側に寄せて設置することができる。また、ツバ部19を形成することにより、建物外壁面41と有効な距離を保つことができる。さらに、ツバ部19を形成することにより、U字溝部11の位置が建物外壁面41からツバ部19分だけ離間させることができるため、一般的にU字溝部11を塞ぐように設けられるグレーチング63が容易に着脱できるようになる。そして、ツバ部19の表面が建物外壁面41側からU字溝部11に向かって下り勾配になるようにしたため、建物外壁面41などを伝って落ちてきた雨水を確実にU字溝部11へと誘導することができ、雨水が建物内へ浸入するのを抑制することができる。
【0044】
また、側溝10にベース部33を形成し、モルタル43上に自立できるようにした。このように構成したため、ベース部33上に砕石45を堆積させることができ、側溝10の荷重が建物側へかかることがなくなり、建物への負担を無くすことができる。
【0045】
また、側溝10に雨水浸透孔31を形成し、砕石45へ雨水を浸透させることができるように構成したため、側溝10を水平に設置することができる。したがって、側溝10の施工性を向上することができる。
【0046】
さらに、側溝10を設計GL上(モルタル43上)に設置したときに、外側壁部15の頂部16が外部の仕上面であるタイル47と面一になるような高さを有するように構成したため、施工性を向上することができる。なお、側溝10の高さとしては、例えば、450mm〜600mm程度の高さを有している。また、建物の基準となる設計GL面に側溝10を載置することにより、建物外壁面41における地中部分に土壌が接することがなくなる。したがって、土壌内に含有されている雨水などの水分が建物の基礎内部61へ浸入するのを防止することができる。
【0047】
本実施形態によれば、側溝10にツバ部19を形成することにより、ツバ部19の幅分だけU字溝部11を建物外壁面41から離すことができる。また、ツバ部19の表面21と建物に形成された開口部71の下端部73とが連続的になるように構成にすることにより、側溝10と建物の開口部71の下端部73との間の段差が無くなり、建物の床面(室内)と屋外の高さを略同一にすることができる。したがって、建物の床面と屋外の地面との間をバリアフリー化することができる。
【0048】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能であり、実施形態で挙げた具体的な材料、形状や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0049】
10…側溝 11…U字溝部 13…内側壁部 14…頂部(一方の頂部) 15…外側壁部 16…頂部(他方の頂部) 19…ツバ部 19a…端部 21…表面 23…空間部 25…換気窓部 27…金網(網) 31…雨水浸透孔 33…ベース部 53…密着部材 71…開口部 73…下端部
【技術分野】
【0001】
本発明は、側溝に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、建物と屋外の地面との間に、建物の屋根や外壁に降った雨水を集水し、その雨水を雨水桝から敷地外の雨水配管へと導くための側溝を設ける建物が見受けられるようになってきている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年は「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」という言葉が一般的に用いられるようになってきており、建物の室内と屋外との段差を無くすようにしてほしいという要望が多くなってきている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−169899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、建物の室内と屋外の段差を無くして、建物の室内と屋外の高さを略同一にすると、図8に示すように、基礎パッキン工法を採用した場合は、屋外に降った雨水Lが建物基礎内261へ浸入したり、雨水Lが跳ね返り建物内262へ浸入したりしてしまうという問題がある。また、図11に示すように、基礎360に防虫スクリーン363が設けられた床下換気口365を形成した場合も、同様に、屋外に降った雨水Lが建物基礎内361へ浸入したり、雨水Lが跳ね返り建物内362へ浸入したりしてしまうという問題がある。
【0005】
そこで、建物の外周沿いに側溝を設置する工法が提案されているが、従来の側溝200では、図9に示すように、基礎パッキン工法を採用した場合は、建物基礎内261の換気のための隙間265を塞いでしまい、建物基礎内261の換気障害を引き起こす虞があることや、側溝200の蓋263(グレーチング)の着脱が困難になるという問題がある。特に、建物基礎内261の換気障害が生じると、建物基礎内261に湿気が溜まり、カビが発生するなどの問題がある。また、図12に示すように、床下換気口365を形成した場合も、同様に、建物基礎内361の換気障害を引き起こす虞があることや、側溝200の蓋263の着脱が困難になるという問題がある。
【0006】
また、図10に示すように、基礎パッキン工法を採用した場合は、側溝200を建物外壁241から所定距離離間して配置すると、建物基礎内261の換気障害および蓋263の着脱は問題なくなるが、側溝200が自立できないことや、建物と側溝200との隙間に落ち葉などのゴミが溜まるという問題がある。さらに、建物外壁241には雨水の縦樋などが配されるため外壁形状に凹凸が生じる。したがって、側溝200は外壁の凹凸形状に影響を受けない位置に設置しなければならないという問題がある。また、図13に示すように、床下換気口365を形成した場合も、同様に、側溝200が自立できないことや、建物と側溝200との隙間に落ち葉などのゴミが溜まるという問題がある。
【0007】
そこで、この発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであり、建物の室内と屋外の高さを略同一にすることができる側溝を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、建物の床面と屋外の地面との間に設けられる側溝において、雨水が通流されるU字溝部と、該U字溝部の一方の頂部から略水平方向に延設されたツバ部と、を有し、該ツバ部の表面における前記U字溝部側とは反対側の端部が、前記建物に形成された開口部の下端部に連接配置可能に構成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載した発明は、前記ツバ部の表面が、前記建物の開口部側から前記U字溝部に向かって下り勾配に形成されていることを特徴としている。
【0010】
請求項3に記載した発明は、前記U字溝部における前記建物側の内側壁部と前記ツバ部とで囲まれた空間部を換気するための換気窓部が前記内側壁部に形成されていることを特徴としている。
【0011】
請求項4に記載した発明は、前記換気窓部に網が設けられていることを特徴としている。
【0012】
請求項5に記載した発明は、前記U字溝部における前記屋外側の外側壁部に、雨水浸透孔が形成されていることを特徴としている。
【0013】
請求項6に記載した発明は、前記U字溝部における前記屋外側の外側壁部の底部から略水平方向に延設されたベース部が形成されていることを特徴としている。
【0014】
請求項7に記載した発明は、前記ツバ部における前記建物との当接面に、前記建物との隙間を閉塞する密着部材が設けられていることを特徴としている。
【0015】
請求項8に記載した発明は、前記密着部材が、弾性の耐候性樹脂で形成されていることを特徴としている。
【0016】
請求項9に記載した発明は、前記ツバ部が前記建物の形状に沿って切欠き可能に構成されていることを特徴としている。
【0017】
請求項10に記載した発明は、前記U字溝部が前記建物の基準となる面上に載置されるとともに、前記U字溝部の他方の頂部が前記屋外の地面と面一になる高さを有していることを特徴としている。
【発明の効果】
【0018】
請求項1に記載した発明によれば、U字溝部にツバ部を形成することによりツバ部の幅分だけU字溝部を建物外壁から離すことができる。また、ツバ部と建物に形成された開口部の下端部とが連続的に配置されることにより、建物の床面(室内)と屋外との間の段差を無くすことができ、建物の床面(室内)と屋外の高さを略同一にすることができる。したがって、建物の床面と屋外の地面との間をバリアフリー化することができる。
【0019】
請求項2に記載した発明によれば、建物の外壁面などに降った雨水をツバ部の表面からU字溝部内へ確実に導くことができる。したがって、建物の室内側へ雨水が浸入するのを確実に防止することができる。
【0020】
請求項3に記載した発明によれば、空間部に溜まった湿気を換気窓部から逃がすことができる。したがって、建物の床下の建物基礎内の湿気を外壁より建物外の空間部へ逃がす経路を形成することにより、建物基礎内の湿気を換気窓部を通して外部へ逃がすことができ、建物基礎内に湿気が溜まるのを防止することができる。
【0021】
請求項4に記載した発明によれば、落ち葉などのゴミが換気窓部から空間部に入るのを防止することができる。
【0022】
請求項5に記載した発明によれば、U字溝部に溜まった雨水の一部を地中に浸透させることができ、効率よく雨水を処理することができる。また、雨水を地中に浸透させることにより、都市洪水の防止に貢献することができる。
【0023】
請求項6に記載した発明によれば、ベース部上に砕石や土壌を積載することにより、側溝を自立させることができる。また、ベース部が土留として機能することにより、建物側へ側溝の自重がかかることがなくなり、建物への負担を軽減することができる。さらに、側溝が土留を兼用することになるため、施工性が向上し、施工費の低減をすることができる。
【0024】
請求項7に記載した発明によれば、建物と側溝の隙間から雨水が空間内へ浸入するのを防止することができる。
【0025】
請求項8に記載した発明によれば、密着部材を隙間の形状に合わせて変形させることができるため、建物と側溝の隙間の形状に影響されず、確実に隙間を閉塞することができ、建物と側溝の隙間から雨水が空間内へ浸入するのを防止することができる。
【0026】
請求項9に記載した発明によれば、建物の外壁面の形状に沿ってツバ部を切り欠くことにより、建物と側溝との距離を適切な距離に保つことができる。
【0027】
請求項10に記載した発明によれば、建物の基準となる面(設計GL面)に側溝を載置することができるため、建物の外壁面における地中部分に土壌が接することがなくなる。したがって、土壌内に含有されている雨水などの水分が建物基礎内へ浸入するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施形態における側溝の斜視図である。
【図2】本発明の実施形態における側溝の側面図である。
【図3】本発明の実施形態における側溝を建物際に設置したときの断面図である。
【図4】本発明の実施形態における側溝を建物際に設置したときの斜視図である。
【図5】本発明の実施形態における側溝を建物際に設置する際の説明図であり、建物外壁に突起物が配されている場合の斜視図である。
【図6】本発明の実施形態における側溝(出隅用)の斜視図である。
【図7】本発明の実施形態における側溝(入隅用)の斜視図である。
【図8】従来の建物際の施工例を説明する説明図(1)である。
【図9】従来の側溝を建物際に設置した状態を示す説明図(1)である。
【図10】従来の側溝を建物際に設置した状態を示す説明図(2)である。
【図11】従来の建物際の施工例を説明する説明図(2)である。
【図12】従来の側溝を建物際に設置した状態を示す説明図(3)である。
【図13】従来の側溝を建物際に設置した状態を示す説明図(4)である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
次に、本発明の側溝の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、側溝10は、コンクリートで形成されており、雨水が通流するU字溝部11を有している。U字溝部11は、側溝10を建物の外壁面沿いに設置したときに建物側に位置する内側壁部13と、内側壁部13と対向配置される外側壁部15と、内側壁部13と外側壁部15とを連結する底部17と、を有している。
【0030】
また、内側壁部13の頂部14には、略水平方向に延設されたツバ部19が形成されている。ツバ部19の表面21は、ツバ部19の端部19aからU字溝部11に向かって下り勾配になるように形成されている。さらに、内側壁部13には、該内側壁部13とツバ部19とで囲まれる空間部23を換気するための換気窓部25が形成されている。なお、換気窓部25には、落ち葉などのゴミや小動物の侵入を防止する金網27が取り付けられている。金網27には、例えばステンレス製の金網が用いられる。また、換気窓部25は、例えば、一カ所当たり150mm×100mmの大きさで形成されている。
【0031】
外側壁部15には、U字溝部11内を通流する雨水の一部を地中に浸透させるために雨水浸透孔31が複数形成されている。雨水浸透孔31は地中側の砕石などがU字溝部11内へ侵入しない大きさで、例えば断面が直径30mmの円形で形成されている。なお、雨水浸透孔31は、外側壁部15の下端近傍および下端から所定距離上方の位置に形成され、例えば、100mmピッチで千鳥状に形成されている。また、外側壁部15と底部17とが当接する箇所には略水平方向外側(地中側)に延設されたベース部33が形成されている。
【0032】
なお、側溝10は、設計GL(図3参照)上に底部17を載置したときに、U字溝部11の頂部14が屋外の地面(建物の開口部の下端部)と略同一になる高さを有している。
【0033】
次に、側溝10を建物直近に設置した状態について説明する。
図3、図4に示すように、側溝10は、建物外壁面41に沿うように配される。具体的には、建物外壁面41の周囲に配された砕石42の上面に形成されたモルタル43上に、側溝10の底部17およびベース部33が載置されている。なお、モルタル43の上面が設計GLに設定されている。
【0034】
ここで、側溝10のツバ部19の端部19aは、建物外壁面41に略当接されている。また、ツバ部19の表面21と建物の開口部(例えば、掃き出し窓のサッシ開口部)71の下端部73との間は当接され、側溝10と建物の開口部71の下端部73との間の段差が無くなり、略面一になるように構成されている。
【0035】
ベース部33上には、砕石45が配されており、砕石45上には土間コンクリート46が形成され、該土間コンクリート46の表面にはタイル47などの仕上材が設けられている。そして、タイル47の仕上面と側溝10の外側壁部15の頂部16とは略面一になるように構成されている。
【0036】
また、図4に示すように、建物外壁面41に雨水縦樋49などの突起物が配されていることがある。このような位置においては、ツバ部19が雨水縦樋49の外形形状に沿って切り欠いて取り付けられている。この切欠き部51と雨水縦樋49との間には密着部材53が配されている。
図5に示すように、密着部材53は、例えば、弾性のある耐候性樹脂で形成されており、現場にて所望の長さに切断して、切欠き部51と雨水縦樋49との間に挟持するように取り付け、隙間ができないようにしている。なお、建物の外壁形状自体に凹凸が形成されている場合にも、同様にその凹凸形状に対応してツバ部10の一部を切り欠いて切欠き部51を形成することで、隙間なく設置することができる。
【0037】
密着部材53の具体的な材質としては、アクリルゴム(ACM)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、アクリロニトリル−アクリルゴム−スチレン共重合体(AAS)、イソプレンゴム(IR)、シリコーンゴム(Q)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、フッ素ゴム(FKM)、ブラジエンゴム(BR)、ポリイソブチレンゴム(IIR)、ウレタンゴム(U)、エチレンプロピレンゴム(EPM、EPDM)などを用いることができる。
【0038】
また、隣接する側溝10,10の間は、モルタル目地55などにより連結される。なお、モルタル目地55と建物外壁面41との隙間にも密着部材55が配されている。また、側溝10と建物外壁面41との隙間には、シール材などをコーキングして隙間を埋めている。このようにして、建物外壁面41の直線部分に側溝10が連続的に配される。
【0039】
次に、建物の出隅部には、図6に示すような側溝110が設けられ、建物の入隅部には、図7に示すような側溝120が設けられる。側溝10,110,120を組み合わせることにより建物の外周の略全周に亘って、側溝を連続的に配することができる。
【0040】
図3に戻り、建物外壁面41に側溝10を当接させるようにして設置すると、側溝10の内側壁部13、ツバ部19、建物外壁面41およびモルタル43に囲まれるように空間部23が形成される。このように空間部23を形成することにより建物の基礎内部61に雨水や湿気が浸入するのを防ぐことができる。
【0041】
また、空間部23と外部空間とを連通する換気窓部25を形成することにより、空間部23が換気され、建物の基礎内部61に湿気が浸入するのを確実に防止することができる。さらに、換気窓部25に金網27を設けたため、換気窓部25から空間部23へ落ち葉などのゴミや小動物が侵入するのを防止することができる。なお、換気窓部25は有効換気面積を確保された大きさで形成されている。
【0042】
さらに、建物外壁面41と側溝10のツバ部19との隙間に密着部材53を設けたため、該隙間から空間部23に雨水が浸入するのを防止することができる。
【0043】
また、側溝10にツバ部19を形成したため、建物外壁面41に配される雨水縦樋49、空調冷媒管、空調ドレイン管、および窓枠などの突起物の外形形状に合わせて切欠き部51を形成して、側溝10を建物側に寄せて設置することができる。また、ツバ部19を形成することにより、建物外壁面41と有効な距離を保つことができる。さらに、ツバ部19を形成することにより、U字溝部11の位置が建物外壁面41からツバ部19分だけ離間させることができるため、一般的にU字溝部11を塞ぐように設けられるグレーチング63が容易に着脱できるようになる。そして、ツバ部19の表面が建物外壁面41側からU字溝部11に向かって下り勾配になるようにしたため、建物外壁面41などを伝って落ちてきた雨水を確実にU字溝部11へと誘導することができ、雨水が建物内へ浸入するのを抑制することができる。
【0044】
また、側溝10にベース部33を形成し、モルタル43上に自立できるようにした。このように構成したため、ベース部33上に砕石45を堆積させることができ、側溝10の荷重が建物側へかかることがなくなり、建物への負担を無くすことができる。
【0045】
また、側溝10に雨水浸透孔31を形成し、砕石45へ雨水を浸透させることができるように構成したため、側溝10を水平に設置することができる。したがって、側溝10の施工性を向上することができる。
【0046】
さらに、側溝10を設計GL上(モルタル43上)に設置したときに、外側壁部15の頂部16が外部の仕上面であるタイル47と面一になるような高さを有するように構成したため、施工性を向上することができる。なお、側溝10の高さとしては、例えば、450mm〜600mm程度の高さを有している。また、建物の基準となる設計GL面に側溝10を載置することにより、建物外壁面41における地中部分に土壌が接することがなくなる。したがって、土壌内に含有されている雨水などの水分が建物の基礎内部61へ浸入するのを防止することができる。
【0047】
本実施形態によれば、側溝10にツバ部19を形成することにより、ツバ部19の幅分だけU字溝部11を建物外壁面41から離すことができる。また、ツバ部19の表面21と建物に形成された開口部71の下端部73とが連続的になるように構成にすることにより、側溝10と建物の開口部71の下端部73との間の段差が無くなり、建物の床面(室内)と屋外の高さを略同一にすることができる。したがって、建物の床面と屋外の地面との間をバリアフリー化することができる。
【0048】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能であり、実施形態で挙げた具体的な材料、形状や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0049】
10…側溝 11…U字溝部 13…内側壁部 14…頂部(一方の頂部) 15…外側壁部 16…頂部(他方の頂部) 19…ツバ部 19a…端部 21…表面 23…空間部 25…換気窓部 27…金網(網) 31…雨水浸透孔 33…ベース部 53…密着部材 71…開口部 73…下端部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の床面と屋外の地面との間に設けられる側溝において、
雨水が通流されるU字溝部と、
該U字溝部の一方の頂部から略水平方向に延設されたツバ部と、を有し、
該ツバ部の表面における前記U字溝部側とは反対側の端部が、前記建物に形成された開口部の下端部に連接配置可能に構成されていることを特徴とする側溝。
【請求項2】
前記ツバ部の表面が、前記建物の開口部側から前記U字溝部に向かって下り勾配に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の側溝。
【請求項3】
前記U字溝部における前記建物側の内側壁部と前記ツバ部とで囲まれた空間部を換気するための換気窓部が前記内側壁部に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の側溝。
【請求項4】
前記換気窓部に網が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の側溝。
【請求項5】
前記U字溝部における前記屋外側の外側壁部に、雨水浸透孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の側溝。
【請求項6】
前記U字溝部における前記屋外側の外側壁部の底部から略水平方向に延設されたベース部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の側溝。
【請求項7】
前記ツバ部における前記建物との当接面に、前記建物との隙間を閉塞する密着部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の側溝。
【請求項8】
前記密着部材が、弾性の耐候性樹脂で形成されていることを特徴とする請求項7に記載の側溝。
【請求項9】
前記ツバ部が前記建物の形状に沿って切欠き可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の側溝。
【請求項10】
前記U字溝部が前記建物の基準となる面上に載置されるとともに、前記U字溝部の他方の頂部が前記屋外の地面と面一になる高さを有していることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の側溝。
【請求項1】
建物の床面と屋外の地面との間に設けられる側溝において、
雨水が通流されるU字溝部と、
該U字溝部の一方の頂部から略水平方向に延設されたツバ部と、を有し、
該ツバ部の表面における前記U字溝部側とは反対側の端部が、前記建物に形成された開口部の下端部に連接配置可能に構成されていることを特徴とする側溝。
【請求項2】
前記ツバ部の表面が、前記建物の開口部側から前記U字溝部に向かって下り勾配に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の側溝。
【請求項3】
前記U字溝部における前記建物側の内側壁部と前記ツバ部とで囲まれた空間部を換気するための換気窓部が前記内側壁部に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の側溝。
【請求項4】
前記換気窓部に網が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の側溝。
【請求項5】
前記U字溝部における前記屋外側の外側壁部に、雨水浸透孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の側溝。
【請求項6】
前記U字溝部における前記屋外側の外側壁部の底部から略水平方向に延設されたベース部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の側溝。
【請求項7】
前記ツバ部における前記建物との当接面に、前記建物との隙間を閉塞する密着部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の側溝。
【請求項8】
前記密着部材が、弾性の耐候性樹脂で形成されていることを特徴とする請求項7に記載の側溝。
【請求項9】
前記ツバ部が前記建物の形状に沿って切欠き可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の側溝。
【請求項10】
前記U字溝部が前記建物の基準となる面上に載置されるとともに、前記U字溝部の他方の頂部が前記屋外の地面と面一になる高さを有していることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の側溝。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2010−180582(P2010−180582A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−23615(P2009−23615)
【出願日】平成21年2月4日(2009.2.4)
【出願人】(000183428)住友林業株式会社 (540)
【出願人】(391024696)住友林業緑化株式会社 (39)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年2月4日(2009.2.4)
【出願人】(000183428)住友林業株式会社 (540)
【出願人】(391024696)住友林業緑化株式会社 (39)
【Fターム(参考)】
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