説明

傾斜部高速エスカレータ

【課題】本発明は、簡単な構成により、移動手摺の移動速度と踏段の移動速度との差を抑制することができる傾斜部高速エスカレータを得ることを目的とするものである。
【解決手段】踏段循環路の踏段往路25は、上階乗降口部Aと、下階乗降口部Eと、上階乗降口部Aと下階乗降口部Eとの間に位置する中間傾斜部Cとを含んでいる。踏段2は、踏段循環路に沿って循環移動される。移動手摺26は、手摺循環路に沿って循環移動される。中間傾斜部Cにおける踏段2の移動速度は、上階乗降口部A及び下階乗降口部Eにおける踏段2の移動速度よりも速い。手摺循環路の手摺往路25には、移動手摺26の上面に凹凸が生じるように移動手摺26を案内する凹凸部26が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、中間傾斜部における踏段の移動速度が乗降口部における踏段の移動速度よりも速い傾斜部高速エスカレータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の傾斜部高速エスカレータでは、上階乗降口部に対応した上部手摺装置、中間傾斜部に対応した中間手摺装置、及び下階乗降口部に対応した下部手摺装置が設けられている。そして、踏段の移動速度の違いに対応して、上部手摺装置及び下部手摺装置の移動手摺の移動速度は、中間手摺装置の移動手摺の移動速度よりも遅く設定されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2003−212462号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来の傾斜部高速エスカレータでは、3つの手摺装置が設置されているため、構成が複雑であり、コストが高くなってしまうとともに、乗客が移動手摺を持ち替える必要があり面倒だった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成により、移動手摺の移動速度と踏段の移動速度との差を抑制することができる傾斜部高速エスカレータを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る傾斜部高速エスカレータは、上階乗降口部と、下階乗降口部と、上階乗降口部と下階乗降口部との間に位置する中間傾斜部とを含む踏段往路を有する踏段循環路、踏段循環路に沿って循環移動される複数の踏段、手摺往路を有する手摺循環路、及び手摺循環路に沿って循環移動される移動手摺を備え、中間傾斜部における踏段の移動速度が上階乗降口部及び下階乗降口部における踏段の移動速度よりも速く、手摺往路には、移動手摺の上面に凹凸が生じるように移動手摺を案内する凹凸部が設けられている。
【発明の効果】
【0007】
この発明の傾斜部高速エスカレータは、手摺往路に凹凸部を設けることにより、凹凸部における移動手摺の見かけの移動速度を遅くすることができ、簡単な構成により、移動手摺の移動速度と踏段の移動速度との差を抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による傾斜部高速エスカレータを示す側面図である。図において、主枠1には、無端状に連結された複数の踏段2が設けられている。踏段2は、駆動ユニット3により駆動され、循環移動される。主枠1上の踏段2の両側には、一対の欄干4が立設されている。
【0009】
主枠1には、踏段循環路を形成する駆動レール5、踏段2の姿勢を制御するための追従レール6、及び隣接する踏段2の間隔を変化させるための補助レール7が設けられている。
【0010】
踏段循環路は、乗客を搬送する踏段往路、乗客を降ろした後に踏段2を乗降口部まで搬送するための踏段帰路、上側反転部、及び下側反転部を有している。踏段往路は、上階側から順に、上階乗降口部A、上曲部B、中間傾斜部C、下曲部D及び下階乗降口部Eを含んでいる。中間傾斜部Cは、上階乗降口部Aと下階乗降口部Eとの間に位置する。上曲部Bは、上階乗降口部Aと中間傾斜部Cとの間に位置する。下曲部Dは、下階乗降口部Eと中間傾斜部Cとの間に位置する。
【0011】
中間傾斜部Cにおける踏段2の移動速度は、上階乗降口部A及び下階乗降口部Eにおける踏段2の移動速度よりも速くなっている。
【0012】
各欄干4には、移動手摺装置が設けられている。各移動手摺装置は、手摺往路25を含む手摺循環路と、手摺循環路に沿って循環移動される移動手摺26とを有している。手摺往路25は、具体的には、欄干4に固定された手摺ガイドレール(図示せず)により構成されている。移動手摺26は、中間傾斜部Cに対応する位置(搬送方向について中間傾斜部Cと同じ位置)では踏段2と平行な方向に踏段2と同様の速度で移動される。
【0013】
手摺往路25には、移動手摺26の上面に凹凸が生じるように移動手摺26を案内する凹凸部27が設けられている。言い換えれば、手摺往路25には、対応する位置の踏段2の移動方向に平行な方向への移動手摺26の移動速度(移動手摺26の見かけの速度)が中間傾斜部Cに対応する位置の移動手摺26の移動速度よりも遅くなるように、踏段2の移動方向に平行な方向に対して傾斜した部分(凹凸部27)が設けられている。さらに言い換えれば、上階乗降口部A及び下階乗降口部Eに対応する位置の手摺往路25は、踏段2の移動方向に平行な方向への移動速度が踏段2の移動速度と同様になるように、踏段2の移動方向に平行な軌道に対して迂回されている。
【0014】
この例では、凹凸部27は、上階乗降口部A、上曲部B及び中間傾斜部Cの上端部に渡る範囲Gと、下階乗降口部E、下曲部D及び中間傾斜部Cの下端部に渡る範囲Hとにそれぞれ設けられている。凹凸部27では、移動手摺26が蛇行され、これにより移動手摺26の見かけの速度が遅くされる。
【0015】
図2は図1の上側反転部付近を拡大して示す側面図である。各踏段2は、乗客を乗せる踏板8、踏板8の下階側端部に立設されたライザ9、駆動ローラ軸10、駆動ローラ軸10に取り付けられ、駆動ローラ軸10を中心として回転可能な駆動ローラ11、追従ローラ軸12、及び追従ローラ軸12に取り付けられ、追従ローラ軸12を中心として回転可能な追従ローラ13を有している。
【0016】
駆動ローラ11は、駆動レール5に沿って転動される。追従ローラ13は、追従レール6に沿って転動される。
【0017】
互いに隣接する踏段2の駆動ローラ軸10は、一対のリンク機構14により互いに連結されている。各リンク機構14は、第1ないし第5のリンク15〜19を有している。第1のリンク15の一端部は、駆動ローラ軸10に回動自在に連結されている。第1のリンク15の他端部は、第3のリンク17の中間部に軸20を介して回動自在に連結されている。第2のリンク16の一端部は、隣接する踏段2の駆動ローラ軸10に回動自在に連結されている。第2のリンク16の他端部は、第3のリンク17の中間部に軸20を介して回動自在に連結されている。
【0018】
第1のリンク15の中間部には、第4のリンク18の一端部が回動自在に連結されている。第2のリンク16の中間部には、第5のリンク19の一端部が回動自在に連結されている。第4及び第5のリンク18,19の他端部は、摺動軸21を介して第3のリンク17の一端部に連結されている。
【0019】
第3のリンク17の一端部には、第3のリンク17の長手方向への摺動軸21の摺動を案内する案内溝17aが設けられている。第3のリンク17の他端部には、回転自在の補助ローラ22が設けられている。補助ローラ22は、補助レール7によって案内される。
【0020】
補助ローラ22が補助レール7で案内されることにより、リンク機構14が屈伸するように変態し、駆動ローラ軸10の間隔、即ち隣接する踏段2相互の間隔が変化される。逆に言えば、隣接する踏段2相互の間隔が変化するように、補助レール7の軌道が設計されている。
【0021】
踏段2の見かけの速度は、隣接する踏段2の駆動ローラ軸10の間隔を変化させることにより変化される。即ち、乗客が乗り降りする上階乗降口部A及び下階乗降口部Eでは、駆動ローラ軸10の間隔が最小となり、踏段2は低速で移動する。また、中間傾斜部Cでは、駆動ローラ軸10の間隔が最大となり、踏段2は高速で移動する。さらに、上曲部B及び下曲部Dでは、駆動ローラ軸10の間隔が変化され、踏段2は加減速走行する。
【0022】
第1、第2、第4及び第5のリンク15,16,18,19は、いわゆるパンタグラフ式4連リンク機構を構成しており、第3のリンク17を対称軸として第1及び第2のリンク15,16のなす角度を大きくしたり小さくしたりすることができる。これにより、第1及び第2のリンク15,16に連結された駆動ローラ軸10の間隔を変化させることができる。
【0023】
このような傾斜部高速エスカレータでは、凹凸部27により移動手摺26の見かけの速度を遅くすることができるので、簡単な構成により、移動手摺26の移動速度と踏段2の移動速度との差を抑制することができる。従って、乗客が移動手摺26を掴んだままでも、乗客の手が移動手摺により前方へ引っ張られるようなことはなく、乗り心地の低下が防止される。また、踏段2の片側に設けられる移動手摺26は1本のみであるため、乗客が移動手摺26を持ち替える面倒もない。
【0024】
実施の形態2.
次に、図3はこの発明の実施の形態2による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。この例では、中間傾斜部Cの上端部に対応する位置の手摺往路25に凹凸部27が設けられている。従って、例えば下方向運転では、上階乗降口部Aで開きかけた移動手摺26と踏段2との移動量の差が凹凸部27で縮小され、移動手摺26の移動速度と踏段2の移動速度との差を抑制することができる。
【0025】
なお、実施の形態2では、中間傾斜部Cの上端部に対応する位置に凹凸部27を設けたが、中間傾斜部Cの下端部に対応する位置に凹凸部を設けてもよい。
【0026】
実施の形態3.
次に、図4はこの発明の実施の形態3による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。この例では、上階乗降口部Aに対応する位置の手摺往路25に凹凸部27が設けられている。このように、踏段2の移動速度が最低となる上階乗降口部Aに対応する位置に凹凸部27を設けることにより、移動手摺26の移動速度と踏段2の移動速度との差を効果的に抑制することができる。
【0027】
実施の形態4.
次に、図5はこの発明の実施の形態4による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。この例では、下階乗降口部Eに対応する位置の手摺往路25に凹凸部27が設けられている。このように、踏段2の移動速度が最低となる下階乗降口部Eに対応する位置に凹凸部27を設けることにより、移動手摺26の移動速度と踏段2の移動速度との差を効果的に抑制することができる。
【0028】
実施の形態5.
次に、図6はこの発明の実施の形態5による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。この例では、上曲部Bに対応する位置の手摺往路25に凹凸部27が設けられている。このように、上曲部Bに対応する位置に凹凸部27を設けることによっても、移動手摺26の移動速度と踏段2の移動速度との差を効果的に抑制することができる。
【0029】
実施の形態6.
次に、図7はこの発明の実施の形態6による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。この例では、下曲部Dに対応する位置の手摺往路25に凹凸部27が設けられている。このように、下曲部D上曲部Bに対応する位置に凹凸部27を設けることによっても、移動手摺26の移動速度と踏段2の移動速度との差を効果的に抑制することができる。
【0030】
実施の形態7.
次に、図8はこの発明の実施の形態7による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。この実施の形態7の凹凸部27では、複数(ここでは4つ)の円弧R1〜R4を含む曲線状の凹凸が移動手摺26の上面に形成されるようになっている。このように、円弧状の凹凸部27を設けることにより、移動手摺26をスムーズに移動させることができるとともに、移動手摺26に無理な力が加えられるのを防止することができる。また、手摺循環路を構成する手摺ガイドレールの製造が容易である。
【0031】
実施の形態8.
次に、図9はこの発明の実施の形態8による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。この実施の形態8の凹凸部27では、複数(ここでは4つ)の円弧R1〜R4と直線Lとを組み合わせた形状の凹凸が移動手摺26の上面に形成されるようになっている。このように、直線部Lを含む凹凸部27を設けても、移動手摺26の移動速度と踏段2の移動速度との差を抑制することができる。
【0032】
なお、円弧や直線部の数は実施の形態7、8に限定されるものではない。
また、各円弧の曲率半径は互いに異なるものとしてもよく、全ての円弧の曲率半径を等しくしてもよい。
【0033】
さらに、上記の例では、移動手摺26を上下に蛇行させるように凹凸部27を設けたが、横方向(エスカレータの幅方向又は移動手摺の幅方向)に蛇行(迂回)させるように凹凸部を設けてもよい。また、移動手摺26の幅方向に対して斜めの方向に蛇行(迂回)させるように凹凸部を設けてもよい。
さらにまた、上記の例では、凹部と凸部とを組み合わせた凹凸部27を示したが、凹部のみ、又は凸部のみであってもよい。
また、踏段の速度と移動手摺の見かけの速度とをより一致させるためには、移動手摺の経路を、踏段の移動方向に平行な仮想の軌道に対して、上階乗降口部A及び下階乗降口部Eでは一定角度で傾斜させ、上曲部B及び下曲部Dでは傾斜角度を中間傾斜部Cへ向けて徐々に小さくし、中間傾斜部Cでは踏段の移動方向に平行とする方法が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】この発明の実施の形態1による傾斜部高速エスカレータを示す側面図である。
【図2】図1の上側反転部付近を拡大して示す側面図である。
【図3】この発明の実施の形態2による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。
【図4】この発明の実施の形態3による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。
【図5】この発明の実施の形態4による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。
【図6】この発明の実施の形態5による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。
【図7】この発明の実施の形態6による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。
【図8】この発明の実施の形態7による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。
【図9】この発明の実施の形態8による傾斜部高速エスカレータの要部を示す側面図である。
【符号の説明】
【0035】
2 踏段、25 手摺往路、26 移動手摺、27 凹凸部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上階乗降口部と、下階乗降口部と、上記上階乗降口部と上記下階乗降口部との間に位置する中間傾斜部とを含む踏段往路を有する踏段循環路、
上記踏段循環路に沿って循環移動される複数の踏段、
手摺往路を有する手摺循環路、及び
上記手摺循環路に沿って循環移動される移動手摺
を備え、上記中間傾斜部における上記踏段の移動速度が上記上階乗降口部及び上記下階乗降口部における上記踏段の移動速度よりも速い傾斜部高速エスカレータにおいて、
上記手摺往路には、上記移動手摺の上面に凹凸が生じるように上記移動手摺を案内する凹凸部が設けられていることを特徴とする傾斜部高速エスカレータ。
【請求項2】
上記凹凸部は、上記上階乗降口部に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の傾斜部高速エスカレータ。
【請求項3】
上記凹凸部は、上記下階乗降口部に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の傾斜部高速エスカレータ。
【請求項4】
上記凹凸部は、上記中間傾斜部に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の傾斜部高速エスカレータ。
【請求項5】
上記踏段往路は、上記上階乗降口部と上記中間傾斜部との間に位置する上曲部をさらに有し、
上記凹凸部は、上記上曲部に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の傾斜部高速エスカレータ。
【請求項6】
上記踏段往路は、上記下階乗降口部と上記中間傾斜部との間に位置する下曲部をさらに有し、
上記凹凸部は、上記下曲部に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の傾斜部高速エスカレータ。
【請求項7】
上記凹凸部では、複数の円弧を含む曲線状の凹凸が上記移動手摺の上面に形成されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の傾斜部高速エスカレータ。
【請求項8】
上記凹凸部では、複数の円弧と直線とを組み合わせた形状の凹凸が上記移動手摺の上面に形成されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の傾斜部高速エスカレータ。
【請求項9】
上階乗降口部と、下階乗降口部と、上記上階乗降口部と上記下階乗降口部との間に位置する中間傾斜部とを含む踏段往路を有する踏段循環路、
上記踏段循環路に沿って循環移動される複数の踏段、
手摺往路を有する手摺循環路、及び
上記手摺循環路に沿って循環移動される移動手摺
を備え、上記中間傾斜部における上記踏段の移動速度が上記上階乗降口部及び上記下階乗降口部における上記踏段の移動速度よりも速い傾斜部高速エスカレータにおいて、
上記手摺往路には、対応する位置の上記踏段の移動方向に平行な方向への上記移動手摺の移動速度が上記中間傾斜部に対応する位置の上記移動手摺の移動速度よりも遅くなるように、上記踏段の移動方向に平行な方向に対して傾斜した部分が設けられていることを特徴とする傾斜部高速エスカレータ。
【請求項10】
上階乗降口部と、下階乗降口部と、上記上階乗降口部と上記下階乗降口部との間に位置する中間傾斜部とを含む踏段往路を有する踏段循環路、
上記踏段循環路に沿って循環移動される複数の踏段、
手摺往路を有する手摺循環路、及び
上記手摺循環路に沿って循環移動される移動手摺
を備え、上記中間傾斜部における上記踏段の移動速度が上記上階乗降口部及び上記下階乗降口部における上記踏段の移動速度よりも速い傾斜部高速エスカレータにおいて、
上記移動手摺は、上記中間傾斜部に対応する位置では上記踏段と平行な方向に上記踏段と同様の速度で移動され、
上記上階乗降口部及び上記下階乗降口部に対応する位置の上記手摺往路は、上記踏段の移動方向に平行な方向への移動速度が上記踏段の移動速度と同様になるように、上記踏段の移動方向に平行な軌道に対して迂回されていることを特徴とする傾斜部高速エスカレータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−8308(P2006−8308A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−186609(P2004−186609)
【出願日】平成16年6月24日(2004.6.24)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】