説明

像検出装置を支持するように設計された車両用の外側バックミラーアセンブリ

本発明は、像検出装置を支持するように設計された車両の外側バックミラーアセンブリに関連する。発明のアセンブリは、反射体を固定するための手段(5)と、検出器を固定するための手段(6)とを含むケーシング(1)で構成される。これらの固定手段は、(a)第1反射体(2)を検出器固定手段(6)上に取り付けて、検出器固定手段を隠すことができるように構成配置され、また、(b)第1反射体よりも小型の第2反射体(3)を取り付けるとともに、像検出装置(7)を作動状態で取り付けるために検出器固定手段(6)を空けておくることができるように構成配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、概して、像検出装置を支持するように形成された車両の外側バックミラーユニットに関する。さらに詳しくは、本発明は、単一のケーシングを有する車両の外側バックミラーユニットであって、本質的にケーシング内の配置可能スペースのほぼすべてを占める単一の第1反射体が設置されるか、小型の第2反射体がアダプタを用いて像検出装置とともに設置されるように構成された外側バックミラーユニットに関する。
【0002】
従来技術
この技術の現状によれば、CCDカメラなどの像検出装置を車両の外側バックミラーユニットに組み込んで、反射体による反射後方像と、像検出装置によって捕捉された像を表すデジタルデータとを提供するという事実は周知である。デジタルデータは、例えば、ドライバに発せられる警告信号を提供するために、電子機器によって後で使用できる。
【0003】
この機能を実行する周知の方法は、反射体を設置するための固有の構造を有するケーシングを設計すること、像検出装置を設置するための他の固有の構造のために、配置可能スペースの一部をケーシング内に確保しておくことから成る。しかし、このシステムの短所は、固有の構造を被覆する上述のケーシングが、反射体を像検出装置へ設置するためのみに使用されることである。例えば、あるモデルの基本バージョンについて、像検出装置を車両に設置することを希望しない時には、ケーシング内の配置可能スペースすべてを占める単一の反射体を設置するための固有の構造を有するケーシングを製造することが必要である。そのため、一方及び他方のケーシングを製造するために、2種類の異なるモデルを設ける必要があり、これに応じてコストが上昇する。
【0004】
また、反射体及び像検出装置を設置するための固有の構造を有するケーシングを設計することも周知である。この場合、反射体は非反射側で透明タイプであり、像検出装置を被覆するように配置され、像検出装置が反射体を通して情報を獲得するようになっている。この構造では、画像検出装置を省略した従来の反射体を取り付けるのに同じケーシングを使用することが可能であるけれども、光線の状態による不要な反射のために、透明の反射体を介した検出器の情報獲得には問題が生じる。
【特許文献1】特開2001−322492号公報
【特許文献2】米国特許公開第2001−015862号明細書
【特許文献3】ドイツ連邦共和国特許公開第10043087号明細書
【特許文献4】イギリス特許公開第2340097号明細書
【特許文献5】欧州特許公開第0899157号明細書
【発明の開示】
【0005】
本発明の目的は、像検出装置を選択的に組み込むのに適した車両の外側バックミラーユニットを提供して、上述した欠点を解決することである。この外側バックミラーユニットは、単一のケーシングを利用して、ケーシング内の配置可能スペースをほぼ占有する反射体を設置したり、ケーシング内の残りのスペースを占めるアダプタと組み合わせて、像検出装置とともに配置可能スペースの一部を占有する反射体を設置したりすることのできるものである。
【0006】
発明の簡単な説明
上記の目的は、従来と同じく、反射後に車両乗員による視認が可能である後方像を提供するための少なくとも一つの反射体が取り付けられるケーシングと、前記ケーシングと反射体とのユニットを車両の一部に固定するための支持ベースとを含む車両の外側バックミラーユニットを提供している本発明によって達成される。本発明のバックミラーユニットは、第1サイズの第1反射体か第1サイズよりも小型の第2サイズの第2反射体のいずれかを前記ケーシングに支持できるような構造を有する反射体固定装置を含むことを特徴とする。ユニットは、また、処理後に車両乗員へ情報として提示されることが可能な後方像を表す信号を提供できる像検出装置を前記ケーシングに支持するための検出器固定装置を含む。上述した反射体及び検出器固定装置は、2種類の異なる設置オプションを提供するような構造及び構成を有する。第1設置オプションによれば、前記第1反射体は検出器固定装置に取り付けられ、第1反射体が反射体固定装置を隠すようにその上に配置される。第2オプションによれば、第2反射体は反射体固定装置に取り付けられ、検出器固定装置は像検出装置を作動状態で設置するように配置可能である。
【0007】
この構造では、例えば、あるモデルの基本バージョンについて、像検出装置を車両に装備することを希望しない場合には、ケーシングの反射体固定装置に第1反射体を設置するだけで十分である。また、同じモデルの上級バージョンについて、像検出装置を車両に装備することを希望する場合には、第1サイズより小型サイズの第2反射体を反射体固定装置に取り付け、像検出装置をケーシングの検出器固定装置に取り付ければ十分である。
【0008】
これにより、上述した反射体及び検出器固定装置を含めて、同じモデルのすべてのバージョンについて、単一のケーシングを設計及び製造するだけで十分である。したがって、対応する設計、製造、保管及び取付コストの節約につながる。
【0009】
一実施形態によれば、ケーシングは内側輪郭によって限定される拡張開口部を介してアクセス可能な少なくとも一つの収容部を限定し、反射体及び検出器固定装置は、前記収容部の支持部材に配置される。第1反射体は、前記収容開口部の前記内側輪郭に間隙を置いて適合された外側輪郭を含み、一方、第2反射体の設置では、ユニットは、ケーシング収容開口部の内側輪郭の一部分に適合する外側輪郭の第1部分と、収容部の内側輪郭の残り部分と協働する外側輪郭の第2部分とを有するアダプタを含み、第2反射体の外側輪郭が間隙を置いて固定される小型寸法の新しい内側輪郭を限定するようになっている。
【0010】
像検出装置はアダプタと組み合わされる。このアダプタは、像検出装置が情報を獲得するためのオリフィスを含む。像検出装置を固定するために、像検出装置はアダプタ内に取り付けられ、検出器固定装置に固定されたアダプタ又は像検出装置は、ケーシング収容部の前方又は後方部分に固定され、収容部に設置されたアダプタは像検出装置に対向する。ある場合には、他の例と同様に、アダプタかキャビティへの検出器固定装置のいずれかが、像検出装置の補足装置と協働する固定及びセンタリング装置を含み、アダプタのオリフィスと対向する適切な位置に像検出装置を維持するようになっている。オプションとして、前記固定及びセンタリング装置は補助シャシを有し、補助シャシは、その補助シャシをアダプタに固定するために、像検出装置と他の適応構造とを固定する構造を有する。
【0011】
アダプタの使用は、上述した像検出装置の固定及びセンタリング装置を設けることは別にして、必要に応じて、美的レベルの高い外側仕上げをさらに提供する。好適には、アダプタは、例えば、水滴又は入射太陽光などの周囲の作用物に対する保護として、前記アダプタオリフィスの上部とともにバイザ構造を有し、そして、その下部とともに樋構造を有する。上述した樋構造は、好ましくは、水平に対して少なくとも45°の角度の下部傾斜部分を有し、バイザ構造及び/又は樋構造は、アダプタオリフィスに対して、オリフィスの直径と等しいかこれより長い距離だけ突出する。オプションとして、アダプタオリフィスは透明要素によって閉じられる。
【0012】
一方、アダプタは、像検出装置を設置するための最小の基本スペースを占めるに過ぎないような寸法を有するか、例えば、補助反射体をさらに組み込むのに十分な寸法を有する。他方、本発明のバックミラーユニットは、ケーシングに対して反射体を選択的に移動させるために、一つ又は二つのモータを有する手動タイプの駆動装置を有する作動装置との適合性を有する。そのため、反射体固定装置は前記作動装置に一体化されており、ケーシングの収容部は、対応する反射体の後方に作動装置を収容できるような寸法を有する。
【0013】
本発明の上記の特徴及び他の特徴は、添付の図面に図示された以下の実施形態の説明から一層明らかとなるだろう。なお、この実施形態は限定的なものでなく例示的なものであると理解されなければならない。
【0014】
幾つかの実施形態の詳細な説明
図1は、像検出装置を支持するように形成された車両の外側バックミラーユニットを示す。この外側バックミラーユニットはケーシング1を有し、ケーシング1は内側輪郭1aによって限定される拡張開口部からアクセス可能な少なくとも一つの収容部19を含む。前記少なくとも一つの収容部19には、反射体及び検出器固定装置5,6が配置されている。前記開口部は少なくとも一つの反射体2,3(図3,4参照)によって被覆されている。反射体は、カバーに取り付けられ、反射後に車両乗員によって視認できる後方像を提供する。支持ベース4が、前記ケーシング1及び反射体要素2,3のユニットを車両の外側部分へ固定している。
【0015】
前記ユニットは反射体固定装置5と、検出器固定装置6とを少なくとも有する。反射体固定装置は、第1サイズの第1反射体2(図3参照)か第1サイズよりも小型の第2サイズの第2反射体3(図4参照)のいずれかを前記ケーシング1に支持するためのものである。また、検出器固定装置は、車両のステアリング装置を妨害して衝突を回避する発光及び/又は音声警告信号などの形の情報を車両乗員、例えば、ドライバに提供するために、処理と分析が可能な一つ以上の後方像を表す信号と、使用及び処理された前記分析から得られるデータとを提供することができる像検出装置7をケーシング1に支持するためのものである。
【0016】
前記反射体及び検出器固定装置5,6は、第1反射体2が反射体固定装置5に取り付けられた時には、図3に見られるように、第1反射体2が検出器固定装置6上に配置されてそれを隠すように構成及び配置されている。図3では、上述した収容開口部19の前記内側輪郭1aに間隙を置いて適合された外側輪郭2aを第1反射体が有する様子が分かる。また、前記反射体及び検出器固定装置5,6は、第2反射体3が反射体固定装置5に設置された時には、図4に見られるように、検出器固定装置6が前記像検出装置7を作動状態で取り付けできる状態で位置するように構成及び配置されている。像検出装置は前もって結合されたアダプタ8を介して取り付けられる。アダプタは、検出器固定装置6に固定されるように構成されており、オリフィス9を有する。このオリフィスは像検出装置7が上述した像を外部から獲得するためのものである。前記アダプタ8は第2反射体3に対して相補的であり、外側輪郭の第1部分8aはケーシング1の収容開口部19の内側輪郭の一部分1aに適合し、外側輪郭の第2部分8bは収容部19の内側輪郭1aの残り部分と協働して、小型寸法の新しい内側輪郭を限定し、この内側輪郭に第2反射体3の外側輪郭3aが間隙を置いて適合する。
【0017】
反射体固定装置5は、ケーシング1に対して反射体2,3を選択的に移動させるために、収容部19に配置された作動装置に一体化されている。この作動装置は少なくとも一つの電動モータを含むことができる。
【0018】
強調したいことは、アダプタ8及び像検出装置7は相互に協働する固定及びセンタリング装置を有し、像検出装置7をオリフィス9に対向する適切な位置に維持するということである。
【0019】
図2に示された実施形態で説明された固定及びセンタリング装置は補助シャシ13を含む。この補助シャシは、像検出装置7を固定するための構造13aと、補助シャシ13をアダプタ8へ固定したり、検出器固定装置6によって収容部19の支持部材15へ固定したりするのに適した他の構造13bとを有する。前記構造は、両端部にフランジを有する弾性フィンガ、あるいはアダプタ8に配置されるか検出器固定装置6の一部を成す対応する突出部にフィットする孔から成るが、当業者が思いつく他のものを使用することも可能である。
【0020】
図5に見られるように、すでに説明した構造は補助シャシ13のない他の実施形態でも使用できる。その場合には、像検出装置7は、両端部にフランジを有する弾性フィンガによって、反射体の後方部に直接結合されていることが分かる。像検出装置7がアダプタ8に直接結合される場合、この結合は、明らかに、すでに説明されたものと同一又は類似した構造によって実施できる。
【0021】
別の実施形態(図示せず)では、図5に示された実施形態に描かれている構造を有する一方、図2に示された実施形態で提案されているものと同様の補助シャシを含めることによって、像検出装置7を固定する構造と、固定及びセンタリング装置として機能する内側支持部材15に補助シャシを固定するための他の適応構造とを設けることもできる。これは、前記構造について、すでに説明したオプションのすべてを意図したものである。
【0022】
図1,4,7,8及び9を詳しく見ると、アダプタ8の構造がいかに多様な形状とサイズを有するかが分かる。特に、図1,4及び7では、アダプタ8の外側輪郭の前記第2部分8bが凹状であり、図8では、ほぼ直線状であり、図9では、凸状である。
【0023】
図8に示された実施形態では、補助反射体20を含む別の興味深い代替例が示されている。補助反射体20は、反射体3によってカバーされるものとは異なる視界をカバーし、結果的に、車両ドライバがアクセスする外部からの情報を増大させる。前記情報がドライバの誘導を容易かつ安全にする。
【0024】
以上の図から明白に分かることは、アダプタ8も像検出装置7もケーシング1の収容開口部19の外側境界線から如何に突出していないかということである。
【0025】
上記において、前記アダプタ8が像検出装置7にどのように固定されるかについて、また、アダプタ8がケーシング1にどのように配置されるかについて説明されたが、像検出装置7の良好な動作を保証する特性に関しては言及されなかった。そのため、アダプタ8は、オリフィス9の上方部分とともにバイザ構造10をカバーし、水平に対して少なくとも45°の角度Aで傾斜した下方部分とともに、かつオリフィス9の下方部分とともに樋構造11をカバーし、両構造が協働して、像検出装置7を周囲の作用物に対して保護する。前記バイザ構造10及び/又は樋構造11は、オリフィス9の直径と等しいかこれより長い距離Dだけ、オリフィス9から突出している。これらはすべて図6にはっきりと描かれており、レンズとしての透明要素12の断面も見られる。透明要素は、アダプタ8のオリフィス9を閉じ、こうして、例えば、衝突、埃、水など周囲の作用物又は他のタイプの外部からの攻撃作用に対して、像検出装置7に主要な保護を提供する。
【0026】
図1,2及び5では、ケーシング1が収容部19を限定する内側支持部材15と、内部1aによって限定された拡張開口部を限定するフレーム16とを含む様子が示されている。前記支持部材15は、像検出装置7の少なくとも一つの接続配線7aへのアクセスを容易にするために、図5に見られる少なくとも一つの開口部18を有し、車両内部への前記配線は、前記支持ベース4に関するユニットの回転を可能にする連結部を通る通路を通る。
【0027】
図1及び2に見られる実施形態では、前記フレーム16は、ケーシング1を完成させる凸状シェル14の一体的な部分であって、前記内側支持部材15は、上述した内側輪郭1aによって限定される拡張開口部を介して前記凸状シェル14の内側に結合された部品である。
【0028】
図5に見られる他の実施形態では、本発明のバックミラーユニットは着脱自在な凸状カバー17を含む。この凸状カバー17は、収容部19と反対の側でフレーム16の少なくとも一部に結合され、外側部分で内側支持部材15を被覆してケーシング1を完成させる。前記実施形態では、像検出装置7が内側支持部材15の後部に取り付けられ、そのため、内側支持部材15は、検出器固定装置6に関連する像検出装置7のための少なくとも一つの開口部を有し、また、固定及びセンタリング装置を含み、すでに説明したように、アダプタ8の前記オリフィス9に対向する適切な位置に像検出装置7を維持するようになっている。
【0029】
当業者であれば、添付の特許請求の範囲に限定された発明の範囲を逸脱することなく、上記実施形態に変更及び変形を加えることができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明によるユニットに含まれる部品すべてを詳細に示す第1実施形態の斜視図である。
【図2】ユニットの第2実施形態の詳細な斜視図である。
【図3】取り付けられた後の本発明のユニットを示す詳細な斜視図であり、反射体がケーシング開口部の全体を被覆している状態を示す図である。
【図4】取り付けられた後の本発明のユニットを示す斜視図であり、反射体がケーシング開口部の一部のみを被覆し、アダプタが残りを被覆している状態を示す図である。
【図5】別の実施形態のユニットの後方斜視図であり、像検出装置が反射体の後方部分に直接結合された状態を見ることができるようになっている図である。
【図6】図1に示されたアダプタの拡大横断面図であり、像検出装置がそれに結合されたた状態を示す図である。
【図7】図4に図示された実施形態と異なる実施形態を示す図であり、取り付けられた後のユニットを示す図である。
【図8】別の実施形態を示す図であり、取り付けられた後のユニットを示す図である。
【図9】さらに別の実施形態を示す図であり、取り付けられた後のユニットを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
像検出装置を支持するように形成された車両の外側バックミラーユニットであって、
反射後に車両乗員に視認可能な後方像を提供する少なくとも一つの反射体(2,3)が取り付けられるケーシング(1)と、前記ケーシング(1)と反射体(2,3)とのユニットを車両の一部へ固定する支持ベース(4)とを有し、
第1サイズの第1反射体(2)か第1サイズより小型の第2サイズの第2反射体(3)のいずれかを前記ケーシング(1)に支持するための反射体固定装置(5)と、
処理後に車両乗員へ情報として提示されることが可能な後方像を表す信号を提供できる像検出装置(7)を前記ケーシング(1)に支持するための検出器固定装置(6)と、
を有し、
前記第1反射体(2)が前記反射体固定装置(5)に取り付けられるときには、第1反射体(2)が前記検出器固定装置(6)上に設置されて検出器固定装置を隠し、前記第2反射体(3)が反射体固定装置(5)に取り付けられるときには、検出器固定装置(6)が前記像検出装置(7)を作動状態で取り付けできる状態で位置するように、反射体及び検出器固定装置(5,6)が構成及び配置されていることを特徴とする外側バックミラーユニット。
【請求項2】
前記ケーシング(1)は、内側輪郭(1a)によって限定される拡張開口部からアクセス可能な少なくとも一つの収容部(19)を限定しており、前記反射体及び検出器固定装置(5,6)が、前記少なくとも一つの収容部(19)に配置されることを特徴とする請求項1に記載のバックミラーユニット。
【請求項3】
前記第1反射体(2)は、収容部(19)の前記開口部の前記内側輪郭(1a)に間隙を置いて適合する外側輪郭(2a)を有することを特徴とする請求項2に記載のバックミラーユニット。
【請求項4】
情報を獲得するためのオリフィス(9)を有するアダプタ(8)を有し、前記アダプタ(8)は第2反射体(3)に対して相補的であり、外側輪郭の第1部分(8a)がケーシング(1)の収容開口部(19)の内側輪郭(1a)の一部分に適合され、外側輪郭の第2部分(8b)が収容部(19)の内側輪郭(1a)の残り部分と協働し、第2反射体(3)の外側輪郭(3a)が間隙を置いて適合する小型寸法の新たな内側輪郭を限定するようになっていることを特徴とする請求項2に記載のバックミラーユニット。
【請求項5】
像検出装置(7)は、検出器固定装置(6)に固定されるように構成された前記アダプタ(8)に取り付けられることを特徴とする請求項4に記載のバックミラーユニット。
【請求項6】
アダプタ(8)及び像検出装置(7)は、像検出装置(7)を前記オリフィス(9)に対向する適切な位置に維持するように相互に協働する固定及びセンタリング装置を有することを特徴とする請求項5に記載のバックミラーユニット。
【請求項7】
前記固定及びセンタリング装置は補助シャシ(13)を有し、補助シャシは、像検出装置(7)を固定するための構造(13a)と、検出器固定装置(6)によって補助シャシ(13)をアダプタ(8)又は収容部(19)の支持部材(15)へ固定するのに適した他の構造(13b)とを有していることを特徴とする請求項6に記載のバックミラーユニット。
【請求項8】
アダプタ(8)及び像検出装置(7)は、ケーシング(1)の収容開口部(19)の外側境界線から突出しないことを特徴とする請求項4に記載のバックミラーユニット。
【請求項9】
アダプタ(8)の外側輪郭の前記第2部分(8b)が凹状であることを特徴とする請求項4に記載のバックミラーユニット。
【請求項10】
アダプタ(8)の外側輪郭の前記第2部分(8b)が凸状であることを特徴とする請求項4に記載のバックミラーユニット。
【請求項11】
アダプタ(8)の外側輪郭の前記第2部分(8b)がほぼ直線状であることを特徴とする請求項4に記載のバックミラーユニット。
【請求項12】
アダプタ(8)は、周囲の作用物に対する保護のために、前記オリフィス(9)の上部とともにバイザ構造(10)を有することを特徴とする請求項4に記載のバックミラーユニット。
【請求項13】
アダプタ(8)は、周囲の作用に対する保護のために、前記オリフィス(9)の上部とともに樋構造を有することを特徴とする請求項12に記載のバックミラーユニット。
【請求項14】
前記樋構造(11)は、水平に対して少なくとも45°の角度(A)で傾斜した下方部分を有することを特徴とする請求項13に記載のバックミラーユニット。
【請求項15】
前記バイザ構造(10)及び/又は前記樋構造(11)は、オリフィス(9)の直径と等しいかこれより長い距離(D)だけオリフィス(9)よりも突出していることを特徴とする請求項13に記載のバックミラーユニット。
【請求項16】
アダプタ(8)のオリフィス(9)が透明要素(12)によって閉じられていることを特徴とする請求項4から15のいずれか一項に記載のバックミラーユニット。
【請求項17】
アダプタ(8)が補助反射体(20)をさらに有することを特徴とする請求項4に記載のバックミラーユニット。
【請求項18】
反射体固定装置(5)は、収容部(19)に配置された作動装置に一体化されており、ケーシング(1)に対して反射体(2,3)を選択的に移動させることができるようになっていることを特徴とする請求項2に記載のバックミラーユニット。
【請求項19】
前記作動装置は少なくとも電動モータを含むことを特徴とする請求項18に記載のバックミラーユニット。
【請求項20】
ケーシング(1)は、前記収容部(19)を限定する内側支持部材(15)と、前記内側輪郭(1a)によって限定された前記拡張開口部を限定するフレーム(16)とを有することを特徴とする請求項4に記載のバックミラーユニット。
【請求項21】
前記内側支持部材(15)は、像検出装置(7)の少なくとも一つの接続配線(7a)へのアクセスを容易にするために、少なくとも一つの開口部(18)を有することを特徴とする請求項20に記載のバックミラーユニット。
【請求項22】
前記フレーム(16)は、ケーシング(1)を完成させる凸状シェル(14)に一体化され、前記内側支持部材(15)は、前記内側輪郭(1a)によって限定された拡張開口部から前記凸状シェル(14)の内側へ結合される部品であることを特徴とする請求項20に記載のバックミラーユニット。
【請求項23】
前記内側支持部材(15)をその外側部分で被覆する収容部(19)の反対側において、着脱自在な凸状カバー(17)が前記フレーム(16)の少なくとも一部に結合され、前記ケーシング(1)を完成させていることを特徴とする請求項20に記載のバックミラーユニット。
【請求項24】
像検出装置(7)が前記内側支持部材(15)の後部に取り付けられ、そのため、内側支持部材(15)は、検出器固定装置(6)に関連する像検出装置(7)のための少なくとも一つの開口部を有し、また、固定及びセンタリング装置を含み、アダプタ(8)の前記オリフィス(9)に対向する適切な位置に像検出装置(7)を維持するようになっていることを特徴とする請求項23に記載のバックミラーユニット。
【請求項25】
補助シャシが、像検出装置(7)を固定するための構造と、前記補助シャシを前記内側支持部材(15)へ固定するのに適した他の構造とを有し、前記固定及びセンタリング装置として機能するようになっていることを特徴とする請求項24に記載のバックミラーユニット。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2006−525896(P2006−525896A)
【公表日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−572047(P2004−572047)
【出願日】平成15年5月22日(2003.5.22)
【国際出願番号】PCT/ES2003/000239
【国際公開番号】WO2004/103774
【国際公開日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【出願人】(505019976)
【Fターム(参考)】