説明

充填装置

【解決課題】包装フィルムの各ポケット部に、異なる種類の被充填物を簡易に自動充填することのできる充填装置を提供する。
【解決手段】充填装置10は、被充填物T1〜T3の種類別に配設され、導出口と落下通路32とが設けられた可動シュート31を有する、充填ユニット30a、30b、30cと、所定のタイミングで作動するように連係制御された移動手段45と、を備え、包装フィルム15の平坦部16で導出口を塞がれた状態にある可動シュート31を、移動手段45によって往復動させ、導出口をポケット部17の列位置に周期的に略一致させることで、導出口から落下排出される被充填物T1〜T3を、対応するポケット部17にそれぞれ充填するように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、PTP包装体等の包装容器の製造工程において用いられる充填装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、シート状の包装フィルムに錠剤等を収容するポケット部を多数成形してなるPTP包装体等の包装容器が知られている。このような包装容器の各ポケット部に錠剤等を自動充填して商品化するための装置として、シュート式の充填装置がある。
【0003】
一般に上記の充填装置は、一定方向に搬送される包装フィルム上に設置された固定シュートと、固定シュート上部に接続されたスプリングパイプ、パーツフィーダ等を備えて構成される。固定シュート内には、上下貫通の通路が形成されており、スプリングパイプを案内された錠剤が通路を降下し、固定シュートの下端を経て各ポケット部に次々と充填されるようになっている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−37201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで近年、少なくとも一部の商品では、同一包装容器内に成分や含量等を変えた異なる種類の錠剤等を収容できるようにした形態のものが必要とされてきている。例えば経口避妊薬では、1週間(7日間)単位で異なる種類の薬剤を投与するのが好ましい場合がある。図6はこれに対応した包装容器を例示しているが、3種類の錠剤T1〜T3を1週間(7日間)単位で収容しており、1日1錠を決められた順序で(まず錠剤T1を7日間、続けて錠剤T2を14日間、さらに錠剤T3を7日間)連続して服用するようになされている。
【0006】
このような商品形態のものにあっては、異なる種類の錠剤等を各ポケット部に正確に充填することが求められる。ところが、特許文献1を含む従来技術によれば、一連の製造工程の中で異なる種類の錠剤等に対応することは難しかった。
【0007】
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、一定条件の下に配列されるポケット部を有する包装フィルムの各ポケット部に、異なる種類の被充填物を簡易に自動充填することのできる充填装置を提供することにある。本発明の他の目的は、以下の説明により明らかにされる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の充填装置は、平坦部と、搬送方向にグループ化されて配列されるポケット部と、を有する包装フィルムの各ポケット部に、グループごと異なる種類の被充填物を充填する充填装置であって、被充填物の種類別に、搬送方向に沿って順に配設されるとともに、搬送方向に直交して所定間隔にて配列される導出口と、該導出口に連通し、被充填物を自重落下させ得る落下通路と、が設けられた可動シュートをそれぞれ有する、複数の充填ユニットと、該充填ユニットに連結され、それぞれ所定のタイミングで作動するように連係制御された複数の移動手段と、を備え、搬送される包装フィルムの平坦部で該導出口を塞がれた状態にある該可動シュートを、該移動手段によって、搬送方向に直交して往復動させ、該導出口をポケット部の列位置に周期的に略一致させることで、該導出口から落下排出される被充填物を、対応するポケット部にそれぞれ充填するように構成されている。
【0009】
本発明の充填装置の好ましい例では、被充填物が、略円盤状をなすとともに、その直径を含む平面が、搬送方向に平行する鉛直面に対して一定の傾斜角度を形成する斜め状態で、該導出口から落下排出されるように構成されている。
【0010】
本発明の充填装置のさらに好ましい例では、該傾斜角度が、75〜45度に設定されている。
【0011】
本発明の充填装置の他の好ましい例では、該移動手段が、一軸アクチュエータからなる。
【0012】
本発明の充填装置のさらに好ましい例では、該一軸アクチュエータが、サーボモータによって駆動されるように構成されている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、一定条件の下に配列されるポケット部を有する包装フィルムの各ポケット部に、異なる種類の被充填物を簡易に自動充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】実施形態に係る充填装置を示す全体平面図である。
【図2】実施形態に係る充填装置を示す全体正面図である。
【図3】図1における可動シュートのA−A線断面図である。
【図4】実施形態に係る導出口の配置を示す平面図である。
【図5】実施形態に係る充填装置による充填状況を示す拡大断面図である。
【図6】実施形態に係る包装容器を示す平面図である。
【図7】他の包装容器の例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について、図1〜図6を参照して詳細に説明する。図1は実施形態に係る充填装置10を示す全体平面図、図2は全体正面図、図3は図1における可動シュート31のA−A線断面図である。図4は充填装置10の導出口38の配置を示す平面図である。図5は充填装置10による充填状況を示す拡大断面図である。図6は実施形態に係る包装容器(PTP包装体20)を示す平面図である。
【0016】
本実施形態の充填装置10は、図1〜図2に示すように、被充填物としての錠剤T1〜T3を、包装フィルム15のポケット部17に充填する際に用いられる。包装フィルム15は、図6に示す如くのPTP包装体20を形成するためのもので、図示しない前工程によって、ポケット部17が多数成形され、搬送方向Dに一定速度で連続的に水平搬送されている。充填装置10による錠剤T1〜T3の充填を経た包装フィルム15が、図示しない後行程によって、シール、打抜き、刻印、検査等の必要な処理をさらに施され、PTP包装体20が完成する。
【0017】
図6に示すように、PTP包装体20は、平坦部16および所定のポケット部17を有する包装フィルム15aと、包装フィルム15aにシールされるアルミニウム等からなるカバーフィルム(図示せず)とを備えて構成される。この実施形態では、ポケット部17が、列方向Xに7列、段方向Yに4段の規則的な格子目状をなして配列される。包装フィルム15aが段方向Y(=搬送方向D)に連接されてなる帯状の包装フィルム15(打抜き前)が、上記充填装置10に搬入されている。
【0018】
実施形態に係る錠剤T1〜T3は、略同一形状で異なる種類のフィルムコーティング錠であり、上下面が僅かに湾曲して膨らんだやや厚みのある略円盤状をなしたものである(図5等参照)。上記PTP包装体20のポケット部17は、これらの錠剤T1〜T3を各一錠ずつ収容するが、図6に示すように、1段目Yには錠剤T1を、2段目Y〜3段目Yには錠剤T2を、4段目Yには錠剤T3をそれぞれ収容するように定められている。充填装置10は、このようにグループ化されて配列される各ポケット部17に、グループごと異なる種類の錠剤T1〜T3を適切に自動充填できるようにしたものである。
【0019】
充填装置10について具体的に説明する。図1〜図2に示すように、充填装置10は、包装フィルム15の搬送方向Dに沿って順に配設された充填ユニット30a、30b、30cによって構成されている。充填ユニット30a、30b、30cは、それぞれ錠剤T1、T2、T3を充填する。各充填ユニット30a、30b、30cは同一の構成であるため、以下では充填ユニット30aを例にして説明する。
【0020】
充填ユニット30aは、図1〜図2に示すように、箱状の可動シュート31を備えている。可動シュート31は、錠剤T1を所定姿勢にて連続して自重落下させ得る上下貫通の落下通路32を内部に有している。この落下通路32は、図3に示すように、それぞれ鉛直部34と斜走部35とからなり、斜走部35がシュート底面37に穿たれた導出口38に通じている。シュート底面37は、包装フィルム15の平坦部16から僅かな高さ位置で、かつ平坦部16と平行して支持される。一方で導出口38は、搬送方向Dに直交してポケット部17の配列に対応する間隔にて、一直線状に7個設けられている(図4参照)。
【0021】
可動シュート31の上部には、図1〜図2に示すように、可撓性のコイルシュート40が、各落下通路32に連通して接続されている。コイルシュート40は、多数の錠剤T1を種類別に蓄えるホッパおよび振動式のフィーダ(図示せず)等にさらに接続されており、コイルシュート40を経由して各落下通路32に錠剤T1が絶えず供給されるようになっている。
【0022】
上記可動シュート31は、図1〜図2に示すように、取付ブロック43を介して移動手段としての一軸アクチュエータ45に連結されている。一軸アクチュエータ45は、搬送方向Dに搬送される包装フィルム15の上方を横切るようにして固設されている。一軸アクチュエータ45は、カバー体46によって被装されているが、搬送方向Dに直交して水平に延在される案内レール47およびねじ軸48を内蔵し、このねじ軸48に多数の転動体(図示せず)を介して螺合され、案内レール47に沿って摺動するスライダ49を備えた構造をなす。スライダ49には、カバー体46の外方へと延出するブラケット部50が固着されており、このブラケット部50に懸吊される取付ブロック43によって上記可動シュート31が取付支持されている。
【0023】
一軸アクチュエータ45のねじ軸48を正逆回転させると、スライダ49が相対螺旋運動するのに伴って、可動シュート31を搬送方向Dに直交して滑らかに往復動させることができる。ねじ軸48は、図1に示すように、サーボモータ53を駆動源としている。
各充填ユニット30a〜30cのサーボモータ53は、コントローラ55を介して、同期して運転するように制御されるとともに、包装フィルム15の搬送速度、搬送方向Dにおけるポケット部17の間隔(ピッチ)、および各充填ユニット30a〜30c間の相互距離に基づき、それぞれ所定のタイミングで作動するように連係制御されている。
【0024】
なお、この実施形態では、取付ブロック43とブラケット部50との間に、シリンダ44を介設してあり、可動シュート31を適宜リフトアップすることもできるようになっている。これにより、フィルムリール交換時における包装フィルム15の厚み変更に対応したり、メンテナンス等をおこない易いものとできる。必要に応じて、シュート底面37の導出口38を開閉するシャッター板(図示せず)を付設する構成としてもよい。
【0025】
上記の如く構成される充填装置10の動作について、図4〜図5を参照してさらに説明する。充填装置10における各充填ユニット30a〜30cの基本的な動作は共通であるため、以下では、主に充填ユニット30aを例にして説明する。
【0026】
錠剤T1の非充填時、充填ユニット30aの可動シュート31は、図4(a)の状態にある。これに示すように、各導出口38は、包装フィルム15のポケット部17の配列に対して約半ピッチずつずれて位置する。そして、導出口38上部の各落下通路32には錠剤T1が積重されているが、搬送方向Dに連続的に搬送される包装フィルム15の平坦部16によって各導出口38が塞がれることから、錠剤T1は落下通路32内に保持され導出口38から落下することはない。
【0027】
錠剤T1の充填時、充填ユニット30aの可動シュート31は、上記移動手段45によって搬送方向Dに直交するように水平移動され、図4(b)の状態となる。このとき、各導出口38は、包装フィルム15のポケット部17の列位置に略一致するようになる。可動シュート31の移動速度は、包装フィルム15の搬送速度に比べて十分に早くなっており、錠剤T1の充填に際して、図5(a)に示すように、瞬間的には錠剤T1がポケット部17の列位置の平坦部16上を滑りながら導出口38内で待機しているが、すぐにポケット部17が導出口38の下部に到達すると、図5(b)〜(c)に示すように、錠剤T1は落下排出されてポケット部17内に充填されることとなる。
【0028】
この実施形態では、錠剤T1を図5(b)に示す如くの姿勢にて落下排出させるべく可動シュート31内の落下通路32が形成されている。すなわち、落下通路32の約上半部の鉛直部34が、錠剤T1を鉛直状態にして積重できるように形成される一方、約下半部の斜走部35は、この鉛直部34を導出口38に向け次第に湾曲させて形成されている(図3参照)。これにより錠剤T1が、落下通路32内を落下するにしたがって鉛直状態から徐々に水平状態に近づきながら、やがて図5(b)に示すように、その直径を含む平面60が搬送方向Dに平行する鉛直面61に対して一定の傾斜角度θを形成するような斜め状態にて、導出口38から排出されるようになっている。落下排出された錠剤T1は、ポケット部17の内側壁面17aに当接したのち、図5(c)に示すように、ポケット部17内で倒れて水平状態となる。
【0029】
錠剤T1の充填を完了した可動シュート31は、上記移動手段45によって再び図4(a)の状態に戻される。この間、図5(d)に示すように、導出口38が、搬送される包装フィルム15の平坦部16によって塞がれるため、後続する錠剤T1’が他のポケット部17に落下してしまうことはない。
なお、充填ユニット30bでは、連続して二段分(2段目Y〜3段目Y分)の充填を完了するごとに、可動シュート31が移動されるようになっている。
【0030】
通常、ポケット部17は、錠剤T1の全体厚みよりも若干深く形成されるため、錠剤T1が充填されたのち瞬間的に、後続する錠剤T1’がポケット部17へ入り込む状況となり得る(図5(c)参照)。この実施形態では、上記のとおり、錠剤T1’が導出口38において所定の斜め状態の姿勢にあるため、包装フィルム15の搬送方向Dへの搬送に伴って、錠剤T1’が図5(c)の回転方向Rに沿って(僅かながらも)自転し、それによって錠剤T1’とポケット部17の開口端17bないし平坦部16との接触時の衝撃が緩和されるようになっている。したがって、後続する錠剤T1’の破損等を効果的に防止することができる。このため、上記傾斜角度θは、錠剤T1’の形状等にも影響を受けるが、75〜45度の範囲に設定されるのがよい。傾斜角度θが75度を超えると、錠剤T1’が自転し難くなり、逆に傾斜角度θが45度未満となると、錠剤T1がポケット部17内で倒れ難くなり、包装フィルム15の搬送に時間がかかる上、後続する錠剤T1’も詰まり易くなる。
【0031】
充填装置10の各充填ユニット30a〜30cが、このような動作をそれぞれ適時のタイミングで周期的に繰り返すことで、錠剤T1〜T3を、それぞれ対応するポケット部17に、連続して自動充填できる。より具体的には、充填ユニット30aによる錠剤T1の充填が、1段目Y分を充填してから次の1段目Y分までの3段通過ごとにおこなわれ、充填ユニット30bによる錠剤T2の充填が、2段目Y〜3段目Y分を充填してから次の2段目Y〜3段目Y分までの2段通過ごとにおこなわれ、充填ユニット30cによる錠剤T3の充填が、4段目Y分を充填してから次の4段目分Y分までの3段通過ごとにおこなわれる。
【0032】
以上説明した充填装置10によれば、包装フィルム15の各ポケット部17に、錠剤T1〜T3を簡易に自動充填することができる。
また、充填装置10によれば、包装フィルム15を連続的に搬送しながら素早く正確な充填をおこなえる。充填装置10では、1分間あたり、包装フィルム15aにして約70枚分の量を処理することが可能である。導出口38をシャッター板やスライド板で開閉して充填するような機構を用いる場合、包装フィルム15の搬送速度を上げたときに、シャッター板やスライド板との衝突によって錠剤T1〜T3が破損する等の不具合を生じ易くなるが、充填装置10であればそのようなおそれが低い。
【0033】
また、充填装置10によれば、一軸アクチュエータ45を用いていることから、可動シュート31の往復動を非常に滑らかに且つ確実におこなうことができる。
上記実施形態では、一軸アクチュエータ45が、サーボモータ53によって駆動されるようにしているが、サーボモータ53に替えて、ステッピングモータその他のサーボ機構を採用してもよく、また、適宜のカムやリンク機構を組み合わせて用いることもできる。但し、上記サーボモータ53を用いた場合には、簡易な構成で、より高精度の制御が可能となる。
【0034】
以上の実施形態の記述は、本発明をこれに限定するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更等が可能である。
例えば、充填ユニットや導出口の配設数・配設位置は、被充填物の種類、ポケット部の配列に応じて適宜変更してよい。
【0035】
上記では、ポケット部が規則的な格子目状をなして配列されている例について説明したが、この他にも、一定条件の下に配列されるものであれば、本発明を適用することができる。図7は、本発明を適用し得る他の包装容器21、22、23を示している。これらの例では何れも、錠剤T1、T2、T3を充填すべき各ポケット部17が、それぞれ列数の相違するグループを形成しているが、ポケット部17が設けられているところについてはグループ間で列位置が一致するように配列されている。
このように、上記した実施形態を含めて、ポケット部が搬送方向(段方向)にグループ化されて配列されており、各ポケット部に、グループごと異なる種類の被充填物を充填しようとする場合に、本発明は優れた効果を発揮し得る。
【0036】
上記では「被充填物」として、フィルムコーティング錠からなる錠剤を用いたが、これに限らず、糖衣錠や腸溶錠、カプセル剤その他の医薬品、あるいは健康食品、サプリメントその他の飲食品や化粧品等の様々なものを対象とできる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、PTP包装体をはじめとする包装容器の製造工程において、幅広く利用することができる。
【符号の説明】
【0038】
10 充填装置
15 包装フィルム
16 平坦部
17 ポケット部
20 PTP包装体
30a、30b、30c 充填ユニット
31 可動シュート
32 落下通路
35 斜走部
38 導出口
45 一軸アクチュエータ
53 サーボモータ
T1、T2、T3 錠剤
D 搬送方向
X 段方向
Y 列方向



【特許請求の範囲】
【請求項1】
平坦部と、搬送方向にグループ化されて配列されるポケット部と、を有する包装フィルムの各ポケット部に、グループごと異なる種類の被充填物を充填する充填装置であって、
被充填物の種類別に、搬送方向に沿って順に配設されるとともに、搬送方向に直交して所定間隔にて配列される導出口と、該導出口に連通し、被充填物を自重落下させ得る落下通路と、が設けられた可動シュートをそれぞれ有する、複数の充填ユニットと、
該充填ユニットに連結され、それぞれ所定のタイミングで作動するように連係制御された複数の移動手段と、を備え、
搬送される包装フィルムの平坦部で該導出口を塞がれた状態にある該可動シュートを、該移動手段によって、搬送方向に直交して往復動させ、該導出口をポケット部の列位置に周期的に略一致させることで、該導出口から落下排出される被充填物を、対応するポケット部にそれぞれ充填するようになされた充填装置。
【請求項2】
被充填物が、略円盤状をなすとともに、その直径を含む平面が、搬送方向に平行する鉛直面に対して一定の傾斜角度を形成する斜め状態で、該導出口から落下排出される請求項1に記載の充填装置。
【請求項3】
該傾斜角度が、75〜45度に設定されている請求項2に記載の充填装置。
【請求項4】
該移動手段が、一軸アクチュエータからなる請求項1乃至3の何れかに記載の充填装置。
【請求項5】
該一軸アクチュエータが、サーボモータによって駆動される請求項4に記載の充填装置。



【図3】
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【図5】
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【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−265007(P2010−265007A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−118441(P2009−118441)
【出願日】平成21年5月15日(2009.5.15)
【出願人】(000137904)株式会社ミューチュアル (37)
【Fターム(参考)】