説明

光クロージャ

【課題】コネクタ接続方式の光クロージャにおいて、ケース内の光ファイバに接触することなく分岐光ケーブルのコネクタ接続を容易に行うことができる光クロージャを提供する。
【解決手段】分岐光ケーブル32を幹線光ケーブル28から取り出した光ファイバ30とコネクタ接続するための光アダプタ31を、ケース本体23とこのケース本体にヒンジされたケース蓋25とからなるクロージャケース22の内部に備えた光クロージャ21において、ケース本体23内に、光ケーブル28の光ファイバを覆っているが前記光アダプタ31は露出させる形状の光ファイバ保護用の内部カバー35を設ける。特に細心の注意をしなくても、光ファイバに触れることなくコネクタ接続作業をすることができ、光ファイバ誤接触による通信障害発生を防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、分岐光ケーブルをコネクタ接続するための光アダプタを内部に備えたコネクタ接続方式の光クロージャに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ドロップケーブル等の分岐光ケーブルを幹線光ケーブルとコネクタ接続できるコネクタ接続方式の架空の光クロージャは、クロージャケース(クロージャ筐体)内で通過ケーブルの光ファイバと、分岐光ケーブルを接続する光アダプタ列とが混載されているが、従来のこの種の一般的な光クロージャでは、光ファイバ収納部と光アダプタ列とが単に、隣接する別領域として設けられているだけである。
【0003】
また、図7(イ)、(ロ)に示した光クロージャ1のように、クロージャケース2の内部空間Aとは別の空間(第2の部屋)Bを形成する開閉蓋3b付きの小形ケース3をクロージャケース2に隣接して設け、この小形ケース3内に光アダプタ列4を設けたものもある(特許文献1)。
同図において、5は幹線光ケーブル、6は幹線光ケーブル5から引き出した光ファイバ、7は融着接続部、8は中継光ファイバ、9は分岐光ケーブル(光ドロップケーブル)、8a、9aは光コネクタ、10a、10bはクロージャケース2の端面板、11a、11bは小形ケース3の端面板である。図7(イ)は光クロージャ1の断面図、同図(ロ)はクロージャケース2の蓋2bを閉じ小形ケース3のヒンジ式の開閉蓋(分り易いように斜視図的に描いている)3bを開いた状態の図である。
【0004】
なお、光ファイバ・メタル心線共用の接続箱の場合では、光ファイバがメタル心線に接触して損傷、断線等が発生することを防止するために、クロージャケース内部に内蓋を設けて、内部を光ファイバ収納空間とメタル心線収納空間とに仕切り、両者を分離したものがある(特許文献2)。
また、光機器部と電気機器部とを内蔵する架空設置用の通信機器として、電気機器側への漏水等を防止するために、光電気変換装置と光配線部分を密閉構造で分離した構成の光加入者ネットワーク装置がある(特許文献3)
【特許文献1】特開2003−177254(クロージャ)
【特許文献2】特開2000−115982(光心線・メタル心線接続箱)
【特許文献3】特開平10−308586(架空設置型通信機器)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のクロージャ内部に既設の光ケーブルの光ファイバと光アダプタ(あるいは光レセプタクル等の光接続機構、以下本発明で同様)とが混載されている光クロージャの場合、光ファイバと光アダプタとが密に混在することになるので、既設の光クロージャにユーザ側に引き落とされる分岐光ケーブルを接続するために光クロージャ内の光アダプタに分岐光ケーブルの光コネクタを接続する際、作業者が光クロージャ内の光ファイバに誤接触する恐れがあった。
光ファイバに誤接触すると通信障害が発生する場合がある。このため、光ファイバ開通後に、光クロージャを開封して新たなドロップケーブルを接続する作業は非常に慎重に行う必要があり、作業効率を低下させる要因になっていた。
【0006】
一般に、分岐光ケーブルを接続する作業会社と光クロージャを敷設する作業会社とが別である場合が多く、分岐光ケーブル接続の作業会社には、分岐光ケーブル接続作業の際に、作業対象の光アダプタ以外の光配線部品には接触したくないという要望が非常に多い。
【0007】
特許文献1の光クロージャ1は、このような要望に応えることができるが、クロージャケース2とは別に小形ケース3を設けるのは、大型化し、構造が複雑になり、コストが高くなる。
【0008】
特許文献2は、メタル回線の収納空間と光回線の収納空間とを互いに分離させる構造であるが、両収納空間はケース蓋側とケース本体側とに完全に別れ、ケース蓋側のメタル回線を内蓋で仕切っている構造であるから、このような構造を、コネクタ接続方式の架空の光クロージャにこの構造を採用することはできない。
すなわち、一般に架空の光クロージャでは、ケース蓋はケース内部をクローズするだけの機能しかなく、ケース蓋の裏側を収納部として利用するだけの大きさはないし、収納部がケース本体側とケース蓋側に別れてしまうと、架空での光配線作業が非常にやりにくくなる。
特許文献3は、光電気変換装置部分と光配線部分を密閉構造で分離するものであるから、このような密閉構造によっては、光ケーブルの光ファイバに接触することなく分岐光ケーブルの光コネクタ接続が容易に行えるような光アダプタ配列を実現することは困難である。
【0009】
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、コネクタ接続方式の光クロージャにおいて、ケース内の光ファイバに接触することなく分岐光ケーブルのコネクタ接続を容易に行うことができる光クロージャを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決する本発明は、分岐光ケーブルの光ファイバを、幹線光ケーブルから取り出した光ファイバとコネクタ接続するための光アダプタを、ケース本体とこのケース本体を閉塞するケース蓋とからなるクロージャケース内部に備えた光クロージャにおいて、
ケース本体内に、幹線光ケーブルの光ファイバが配線される領域を覆っているが前記光アダプタは露出させる形状の光ファイバ保護用の内部カバーを設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項2は、請求項1の光クロージャにおいて、内部カバーが、光アダプタの分岐光ケーブル側の片側のみを露出させる形状であることを特徴とする。
【0012】
請求項3は、請求項1の光クロージャにおいて、内部カバーが、単に指で掴んでケース本体の側壁面側と反対側に動かすだけで簡単にケース本体から取り外せる態様で、ケース本体内に装着されていることを特徴とする。
【0013】
請求項4は、請求項1又は3の光クロージャにおいて、内部カバーの輪郭が、概ねケース本体の内部の輪郭に沿っているが、その一部が切り欠かれ、ケース本体を開放した際に、光アダプタの分岐光ケーブル側の片側のみが、切り欠かれている部分から露出し、ケース本体を開放した際に、光アダプタの片側が露出することを特徴とする。
【0014】
請求項5は、請求項4の光クロージャにおいて、内部カバーが、ケース本体の側壁面と平行な覆い面と、この覆い面の上縁部で直角に折曲された壁部とを有し、前記壁部はケース本体とケース蓋とのヒンジ部に沿っていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、幹線側光ケーブルの光ファイバを覆うが、作業を行う分岐側の光アダプタ接続ポートは作業面に露出させる形状であるから、分岐光ケーブルの光コネクタを光クロージャ内の光アダプタに接続するコネクタ接続作業の際、作業者がケース蓋をあけると、光アダプタ部分のみが露出し、接触してはいけない光ファイバ部分は内部カバーで覆われた状態にある。したがって、特に細心の注意をしなくても、光ファイバに触れることなくコネクタ接続作業をすることができ、光ファイバ誤接触による通信障害発生を防止できる。また、作業能率が向上する。
【0016】
光アダプタの分岐光ケーブル側の片側のみが露出していれば、分岐光ケーブルの光コネクタを光アダプタに接続する上で支障がないので、請求項2のように光アダプタの分岐光ケーブル側の片側のみが露出している構成が無用な露出部をなくすために好ましい。
【0017】
請求項3のように、内部カバーが指で掴んで簡単に外せる構造のものであれば、ネジで固定したり係合爪で固定したりするものと比べて、その着脱は容易であり、また、内部カバーを含めた内部構造が複雑なものとならず、コストも安くできる。
この構成は、幹線光ケーブルから取り出した光ファイバに直接光コネクタを取り付けて、分岐光ケーブルとコネクタ接続する構造の小形の光クロージャに適しており、また、分岐光ケーブルの本数があまり多くない小形の光クロージャに適している。
【0018】
請求項4のように内部カバーをケース本体の輪郭に沿った形状にすると、特にネジで固定する等しなくても、ケース本体の輪郭が拘束されてケース本体内でみだりに動かず安定するので、請求項3のように内部カバーを指で簡単に外せる構造にすることが容易である。
【0019】
請求項5によれば、内部カバーを請求項4の構成とする場合に、内部カバーの覆い面の上縁部から直角に折曲された壁部が、内部カバーをケース本体内でみだりに動かないように安定させるために有効に作用する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明を実施した光クロージャについて、図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0021】
図1〜図5に本発明の一実施例の光クロージャ21を示す。この光クロージャ21は、幹線光ケーブルから分岐する光ファイバと、ドロップケーブル等の分岐光ケーブルの光ファイバとをコネクタ接続するコネクタ接続方式の光クロージャである。
光クロージャ21のクロージャケース22は、樹脂成形品であり、ケース本体23とこのケース本体23に薄肉ヒンジ部24にて開閉可能に一体的に設けられたケース蓋25とからなる。ケース本体23は深い凹形、ケース蓋25は浅い凹形であり、ケース蓋25を閉じた時に、両端に開口部26、27を有する筒状の内部空間が形成される。
開口部26、27には樹脂エンドシール、樹脂端面板(図示略)が取り付けられて、内部が封止される。
分岐光ケーブルを接続する、あるいはユーザ宅側へ引き落とすために、クロージャケース22は、複数の分岐光ケーブルが導入される分岐光ケーブル導入側(図1〜図4で右側)が広く、幹線光ケーブルが挿通するだけの反対側は狭くなっている。
また、分岐光ケーブル導入側の開口部26は広く、反対側の開口部27は狭い。
また、ケース本体23及びケース蓋25のそれぞれ下縁部に、互いに係合してケース蓋25を閉じた状態に保持する係合部23c、25cを形成している。
【0022】
28は幹線光ケーブルである。幹線光ケーブル28はケーブル把持金具33でケース本体23に把持される。28aは例えばSZ螺旋溝を持つスロットロッドである。幹線光ケーブル28のケース内部ではシースが除去されて光ファイバ29、30が露出する。29は通過心線(通過光ファイバ)、30は光ファイバ(分岐光ファイバ)である。ケース本体23の側壁23aの分岐光ケーブル導入側部分23a’に複数の光アダプタ31が固定されている。幹線光ケーブル28から取り出された前記光ファイバ30に光コネクタ30aが取り付けられ、この光コネクタ30aと分岐光ケーブル32の光コネクタ32aとが光アダプタ31において光接続される。分岐光ケーブル32は分岐ケーブル把持部34において把持される。
【0023】
前記光ファイバ30は例えば0.25mmφのいわゆるUV素線等であり、この光ファイバ30に光コネクタ30aが取付けられる。また、分岐光ケーブル32に光コネクタ32aが取付けられる。
【0024】
上記ケース本体23内に、幹線光ケーブル28の光ファイバ29、30を覆っているが前記光アダプタ31は露出させる形状の光ファイバ保護用の一枚の内部カバー35が設けられている。この実施例の内部カバー35は、概ねケース本体23の輪郭に合わせて嵌め込むことができるように、ケース本体の輪郭に合わせて分岐光ケーブル32側の面積が広く反対側が狭く面積の少ない形状である。
内部カバーの一部は切りかかれた部分が形成されており、この切りかかれた部分は、光アダプタ31の片側(分岐光ケーブル32側の片側)部分のみが露出するようにカギ形(あるいは矩形)である。
切りかかれた部分の直線状の縁部から光アダプタの片側が露出している。
光アダプタの中央より幹線光ケーブル側(図1左側)および、幹線光ケーブルのケーブル被覆除去部分は、内部カバーにより隠れるようになっている。
この切りかかれた部分では、光アダプタの接続ポートと、光アダプタに接続される分岐光ファイバの配線域のみが露出し、幹線側は露出しないようになっている。
また、この内部カバー35は、ケース本体23の側壁面と平行な覆い面35aと、この覆い面35aの上縁部(図2で上側)で直角に折曲された壁部35bとを有している。前記壁部35bは、ケース本体23とケース蓋25とのヒンジ部24に沿っており、ケース本体23の天面23dに概ね接触する態様で装着されている。また、光アダプタ31の片側部分を露出させるようにカギ形に切り欠いた部分についても、前記壁部35bと平行な壁部35cを形成している。
ケース蓋25は単なる蓋であり、その内部に特に部品を設けていない。
なお、切りかかれた部分の形状は図示に限定されない。
【0025】
上記の光クロージャ21において、内部カバー35は、幹線光ケーブル28の光ファイバ29、30を覆っているが光アダプタ31は露出させる形状であるから、分岐光ケーブル32の光コネクタ32aを光クロージャ21内の光アダプタ31に接続するコネクタ接続作業の際、作業者がケース蓋25をあけると、光アダプタ31部分のみが露出し、光ファイバ29、30部分は内部カバー35で覆われた状態にある。したがって、特に細心の注意をしなくても、光ファイバ29、30に触れることなくコネクタ接続作業をすることができ、光ファイバ誤接触による通信障害発生を防止できる。また、作業能率が向上する。
【0026】
光アダプタ31の分岐光ケーブル32側の片側さえ露出していれば、分岐光ケーブル32の光コネクタ32aを光アダプタ31に接続する上で支障がないので、上記実施例の内部カバー35のように、カギ形の切欠きにより光アダプタ31の片側(分岐光ケーブル側の片側)のみが露出している構成が無用な露出部をなくすために好ましい。
【0027】
上記の内部カバー35は、ネジで固定したり係合爪で固定したりしておらず、ケース本体23内に単に嵌め込む態様で装着しているので、指で掴んでケース本体23の側壁23aと反対側に動かすだけで簡単に外すことができる。
このような構成は、ネジで固定したり係合爪で固定したりするものと比べて、その着脱は容易であり、また、内部カバー35を含めた内部構造が複雑なものとならず、コストも安くできる。この構成は、実施例のように、分岐光ケーブル32の本数があまり多くない比較的小型の光クロージャに適している。
【0028】
上記の内部カバー35のように、ケース本体23の輪郭に沿った形状であり、また、覆い面35aの上縁部から直角に折曲された壁部35bを持つ形状は、内部カバー35をケース本体23内でみだりに動かないように安定させる上で有効な形状である。
また、このような形状にすることで、特にネジで固定する等しなくても、ケース本体の輪郭が拘束されてケース本体内でみだりに動かず安定させることができる。したがって、内部カバー35を指で簡単に外せる構造にすることが容易である。
【実施例2】
【0029】
実施例の内部カバー35は、光アダプタ31の分岐光ケーブル32側の片側のみを露出させる形状であるが、光アダプタ31の全体を露出させるものであってもよい。
また、実施例のクロージャケース22の輪郭は、正面図(図2〜図4)で見て分岐光ケーブル32側が膨らんだ形状であるが、これに限らず、例えば単なる長方形であってもよい。光アダプタ列の配置等に応じて適切な形状とすればよい。例えば、分岐光ケーブルを両側から導入する場合には、正面図で見て長方形にするとよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施例の光クロージャの、ケース蓋を開いた状態の斜視図である。
【図2】上記光クロージャの、ケース蓋を開きかつ内部カバーを取り外した状態の正面図である。
【図3】図2において、クロージャケース内部に内部カバーを装着した状態の正面図である。
【図4】上記光クロージャのケース蓋を閉じた状態の正面図である。
【図5】図4のA−A拡大断面図である。
【図6】図3における内部カバーの斜視図である。
【図7】従来のコネクタ接続方式の光クロージャを示すもので、(イ)は正面断面図、(ロ)はケース蓋を閉ざし小形ケースの開閉蓋を開いた状態の正面図である。
【符号の説明】
【0031】
21 光クロージャ
22 クロージャケース
23 ケース本体
23a (ケース本体の)側壁
23a’ (ケース本体23の側壁23aの)分岐光ケーブル導入側部分
23c、25c 係合部
23d (ケース本体の)天面
25 ケース蓋
26、27 開口部
28 幹線光ケーブル
28a スロットロッド
29 通過心線(通過光ファイバ)
30 光ファイバ(分岐光ファイバ)
30a 光コネクタ
31 光アダプタ
32 分岐光ケーブル
32a 光コネクタ
33 ケーブル把持金具
34 分岐光ケーブル把持部
35 内部カバー
35a 覆い面
35b、35c 壁部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
分岐光ケーブルの光ファイバを、幹線光ケーブルから取り出した光ファイバとコネクタ接続するための光アダプタを、ケース本体とこのケース本体を閉塞するケース蓋とからなるクロージャケース内部に備えた光クロージャにおいて、
ケース本体内に、幹線光ケーブルの光ファイバが配線される領域を覆っているが前記光アダプタは露出させる形状の光ファイバ保護用の内部カバーを設けたことを特徴とする光クロージャ。
【請求項2】
前記内部カバーは、光アダプタの分岐光ケーブル側の片側のみを露出させる形状であることを特徴とする請求項1記載の光クロージャ。
【請求項3】
前記内部カバーは、単に指で掴んでケース本体の側壁面側と反対側に動かすだけで簡単にケース本体から取り外せる態様で、ケース本体内に装着されていることを特徴とする請求項1記載の光クロージャ。
【請求項4】
前記内部カバーの輪郭は、概ねケース本体の内部の輪郭に沿っているが、その一部が切り欠かれ、ケース本体を開放した際に、光アダプタの分岐光ケーブル側の片側のみが、切り欠かれている部分から露出し、ケース本体を開放した際に、光アダプタの片側が露出することを特徴とする請求項1又は3記載の光クロージャ。
【請求項5】
前記内部カバーは、ケース本体の側壁面と平行な覆い面と、この覆い面の上縁部で直角に折曲された壁部とを有し、前記壁部はケース本体とケース蓋とのヒンジ部に沿っていることを特徴とする請求項4記載の光クロージャ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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