説明

光ディスク装置

【課題】ディスクトレイのアンローディング完了時の横揺れを防止し、動作品位を向上させた光ディスク装置を提供することである。
【解決手段】光ディスク装置は、ディスクトレイ11をアンローディング完了位置で止める抜け止めリブ15a、15bと、ストッパ23a、23bとを備え、抜け止めリブ15a、15bは、ラック14に近い方の第1の抜け止めリブ15aと、ラック14から遠い方の第2の抜け止めリブ15bとからなり、ストッパ23a、23bは、第1の抜け止めリブ15aに対向する第1のストッパ23aと、第2の抜け止めリブ15bに対向する第2のストッパ23bとからなり、第2の抜け止めリブ15bが第1の抜け止めリブ15aよりも前方に設けられ、アンローディングの際に、第1及び第2の抜け止めリブ15a、15bがそれぞれ第1及び第2のストッパ23a、23bに同時に衝突する構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスクを搬送するディスクトレイを備えた光ディスク装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
光ディスク装置における光ディスクの搬送手法の1つにディスクトレイを用いるものがある。その構成は、ディスクトレイの搬送方向にラックを設け、ラックに噛合するピニオンの回転を制御することによりディスクトレイを駆動させる方式である。図5に、ディスクトレイとローダシャーシの平面図を示す。ディスクトレイ101の裏面には搬送方向にラック14とガイド溝13a、13bとが形成され、ローダシャーシ200にはラック14に噛合するピニオン22とガイド溝13a、13bを摺動させる摺動リブ21a〜21dとが設けられている。
【0003】
図5において、ピニオン22が時計回りに回転すると摺動リブ21a〜21dに沿ってガイド溝13a、13bが摺動してディスクトレイ101がアンローディングされ、逆にピニオン22が反時計回りに回転するとディスクトレイ101がローディングされる。ディスクトレイ101の後端付近の両側面には、アンローディング完了位置でディスクトレイ101を止めるための突起である抜け止めリブ105a、105bが形成されている。一方、ローダシャーシ200には、抜け止めリブ105a、105bに対向する突起であるストッパ23a、23bが形成されている。アンローディングの最中に抜け止めリブ105a、105bがストッパ23a、23bに衝突することでディスクトレイ101が止まり、アンローディング完了となる。
【0004】
以下の文献にもディスクトレイのローディングに関する技術が開示されている。例えば、特許文献1には、トレイがラックを形成している側に若干回動するように、左右のピンと突起の位置を調整しておくことにより、駆動ギアを時計方向に回転して、トレイを本体側にローディングさせるとき、トレイがそれ以上時計方向に回動し、ガタツキが発生することを抑制するディスクローディング装置が開示されている。
【0005】
また特許文献2には、筐体の両側板部間に架設した横桁部の前側に略J字状弾性板が一体突設され、該弾性板の先端をU字状に形成した一方のガイド溝の一側面に押し付けることにより、該ガイド溝の他側面をガイド部材の側面に当接させてトレイを傾かせることなく直線的に前後進させるディスクプレーヤが開示されている。
【0006】
また特許文献3には、ディスクガイド凹部とトレイ前壁とで構成されるトレイの裏面に備えたラックと係合する駆動ギヤから印加される回転モーメントを、トレイの摺動面に備えた弾性部材に連接する突起部と外側壁とが係合することで、回転モーメントを抑制する付勢力がトレイに印加され、トレイの横振れを低減するローディング装置が開示されている。
【特許文献1】特開平5−266563号公報
【特許文献2】特開2004−227695号公報
【特許文献3】特開2003−16712号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図5は、ディスクトレイをアンローディングしている最中の状態を示している。ラック14側の抜け止めリブ105aはストッパ23aに衝突しているが、反対側の抜け止めリブ105bはまだストッパ23bに衝突していない。アンローディング中のディスクトレイ101は左右対称にアンローディングされるのではなく、ラック14側が先にアンローディングされるからである。ラック14側に力が掛かった状態でディスクトレイ101が押し出されるので、このとき摺動リブ105a、105bとガイド溝13a、13bとの間の隙間分だけディスクトレイ101が傾いてアンローディングされるのである。
【0008】
図5の状態から更にアンローディングは継続され、反対側の抜け止めリブ105bがストッパ23bに衝突した時点でアンローディング完了となる。この一連のアンローディング動作を観察すると、ディスクトレイ101がラック14側にやや傾いた状態でアンローディングし、ディスクトレイ101のラック14側の端が止まった後に、ディスクトレイ101が横揺れしながら真っ直ぐな状態になって反対側の端が止まりアンローディングが完了する。このような動作は装置への悪影響はないが、動作品位に欠ける。
【0009】
また特許文献1〜3には、アンローディング完了時のディスクトレイの横揺れ(がたつき)を改善する点については記載されていない。
【0010】
本発明は、ディスクトレイのアンローディング完了時の横揺れ(がたつき)を防止し、動作品位を向上させた光ディスク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために本発明は、光ディスクを搬送するディスクトレイと、該ディスクトレイを支持するシャーシと、前記ディスクトレイに搬送方向に沿って設けられたラックと、前記シャーシに設けられ前記ラックに噛合して前記ディスクトレイを駆動するピニオンと、前記ディスクトレイをアンローディング完了位置で止めるため、前記ディスクトレイの後端付近の左右側面に設けられた抜け止めリブと、該抜け止めリブに対向して前記シャーシの前端付近に設けられたストッパとを備えた光ディスク装置において、
アンローディングの際に、それぞれの抜け止めリブとストッパとを同時に衝突する位置に設けることを特徴とする。
【0012】
この構成によると、ディスクトレイのアンローディング完了時にそれぞれの抜け止めリブがストッパに同時に衝突するので、ディスクトレイの横揺れを防止できる。
【0013】
上記の光ディスク装置において、それぞれの抜け止めリブをストッパに同時に衝突させるため、前記抜け止めリブは、前記ラックに近い方の第1の抜け止めリブと、前記ラックから遠い方の第2の抜け止めリブとからなり、
前記ストッパは、第1の抜け止めリブに対向する第1のストッパと、第2の抜け止めリブに対向する第2のストッパとからなり、
第2の抜け止めリブが第1の抜け止めリブよりも前方に設けられる構成とすればよい。
【0014】
他にも、前記抜け止めリブは、前記ラックに近い方の第1の抜け止めリブと、前記ラックから遠い方の第2の抜け止めリブとからなり、
前記ストッパは、第1の抜け止めリブに対向する第1のストッパと、第2の抜け止めリブに対向する第2のストッパとからなり、
第2のストッパが第1のストッパよりも後方に設けられる構成としてもよい。
【0015】
上記の本発明を具体化すると、光ディスクを搬送するディスクトレイと、該ディスクトレイを支持するシャーシと、前記ディスクトレイの裏面の左右側縁に沿って設けられたガイド溝と、該ガイド溝がそれぞれ嵌合するように前記シャーシに設けられた複数の摺動リブと、一方の前記ガイド溝の側壁に沿って設けられたラックと、前記シャーシに設けられ前記ラックに噛合して前記ディスクトレイを駆動するピニオンと、前記ディスクトレイをアンローディング完了位置で止めるため、前記ディスクトレイの後端付近の左右側面に設けられた抜け止めリブと、該抜け止めリブに対向して前記シャーシの前端付近に設けられたストッパとを備えた光ディスク装置において、
前記抜け止めリブは、前記ラックに近い方の第1の抜け止めリブと、前記ラックから遠い方の第2の抜け止めリブとからなり、
前記ストッパは、第1の抜け止めリブに対向する第1のストッパと、第2の抜け止めリブに対向する第2のストッパとからなり、
第2の抜け止めリブが第1の抜け止めリブよりも前方に設けられ、アンローディングの際に、第1及び第2の抜け止めリブがそれぞれ第1及び第2のストッパに同時に衝突する構成となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ディスクトレイのアンローディング時に抜け止めリブがそれぞれのストッパに同時に衝突するので、従来生じていたディスクトレイのアンローディング完了時の横揺れを防止し、動作品位を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1は、ディスクトレイの透過平面図である。図中、透過部品を破線で示している。光ディスクを搬送するディスクトレイ11は、樹脂の一体成型品であり、表面に光ディスク載置部12を有し、ディスクトレイ11を摺動させるためのガイド溝13a、13bが裏面の左右側縁に沿って形成され、一方のガイド溝13aの側壁に沿ってラック14が形成され、ディスクトレイ11をアンローディング完了位置で止めるための抜け止めリブ15a、15bが後端付近の左右外側面に形成されている。
【0018】
ここで、抜け止めリブ15a、15bは、ラック14に近い方を第1の抜け止めリブ15aと呼び、ラック14から遠い方を第2の抜け止めリブ15bと呼ぶことにする。抜け止めリブ15a、15bは、ディスクトレイ11に一体成形された突起であり、その形状には特に限定はなく、ディスクトレイの前方側にストッパ(後述)と衝突する面が形成されていれば足りる。図1では第2の抜け止めリブ15bが第1の抜け止めリブ15aよりも長さXだけ前方に設けられている。この理由については後述する。
【0019】
図2は、ローダシャーシ20の平面図である。ディスクトレイ11を支持するローダシャーシ20は、樹脂成型品であり、ガイド溝13a、13bがそれぞれ嵌合するように摺動リブ21a〜21dが形成され、ラック14に噛合してディスクトレイ11を駆動するピニオン22が設けられ、抜け止めリブ15a、15bに対向してローダシャーシ20の前端付近にストッパ23a、23bが形成されている。
【0020】
ここで、ストッパ23a、23bは、第1の抜け止めリブ15aに対向する方を第1のストッパ23aと呼び、第2の抜け止めリブ15bに対向する方を第2のストッパ23bと呼ぶことにする。ストッパ23a、23bは、ローダシャーシ20に一体成形された突起であり、その形状は図2に示すような板バネ状であることが望ましい。板バネ状にすることで、ローダシャーシ20にディスクトレイ11を組み付ける作業が容易になる。ディスクトレイ11をローダシャーシ20に挿入する作業においては、抜け止めリブ15a、15bがストッパ23a、23bを押し曲げるので簡単に挿入できる。一方、ディスクトレイ11をローダシャーシ20から抜き出そうとすると、抜け止めリブ15a、15bがストッパ23a、23bの先端に衝突して抜けることがない。なお、図2では、第1及び第2のストッパ23a、23bがローダシャーシ20の内側面に左右線対称に設けられている。
【0021】
次に、ディスクトレイ11の動作について説明する。図3は、ローダシャーシ20からディスクトレイ11をアンローディングした状態を示す透過平面図である。図中、透過部品を破線で示している。ディスクトレイ11はローダシャーシ20に摺動可能に支持される。ピニオンがモータ(不図示)からの動力によって回転してラックを駆動させると、ガイド溝13a、13bが摺動リブ21a〜21dに沿って移動することによりディスクトレイ11が安定して搬送される。
【0022】
次に、ディスクトレイ11の動作のうちのアンローディング動作について詳細に説明する。ディスクトレイ11がローダシャーシ20に収納された状態で、ユーザによりディスクトレイ開閉ボタン(不図示)が押下されると、モータが駆動し、ディスクトレイ11のアンローディングを開始する。このとき、ピニオン22の駆動力がラック14側に掛かった状態でディスクトレイ11が押し出されるので、アンローディング中のディスクトレイ11は左右対称にアンローディングされるのではなく、ラック14側が先にアンローディングされる。その結果、摺動リブ21a〜21dとガイド溝13a、13bとの間の隙間分だけディスクトレイ11が傾いてアンローディングされる。
【0023】
そして、アンローディングの最中に抜け止めリブ15a、15bがストッパ23a、23bに衝突することにより、ディスクトレイ11が停止し、それによりモータに負荷が掛かってモータが停止し、アンローディングが完了する。ここで、上述のように、第2の抜け止めリブ15bが第1の抜け止めリブ15aよりも長さXだけ前方に設けられているため、傾いてアンローディングされているディスクトレイ11の抜け止めリブ15a、15bは、それぞれのストッパ23a、23bに同時に衝突する。逆に言えば、抜け止めリブ15a、15bがそれぞれのストッパ23a、23bに同時に衝突するように、長さXを設定する。
【0024】
ここで長さXの算出方法について説明する。図4は、アンローディング時のガイド溝13aと摺動リブ21a、21bとの位置関係を示す模式平面図である。ディスクトレイ11の傾き角、即ちガイド溝13aの側壁と摺動リブ21a、21bを結ぶ直線とがなす角をθとし、ガイド溝13aの幅をx、摺動リブ21a、21bの長さと摺動リブ21a、21b間距離とを合わせた長さをy、摺動リブ21a、21bの幅をz、ディスクトレイ11の幅、即ち抜け止めリブ15a、15b間距離をYとする。
【0025】
このとき、摺動リブ21bの前面に沿った、摺動リブ21bの左前端からガイド溝13aの左側壁までの長さwは、x−zで近似できる。そして、tanθ=w/y≒(x−z)/yとなり、θを求めることができる。また、X=Y・sinθであるので、求めたθの値とYの設計値とを代入してXを求めることができる。
【0026】
求めた長さXを設計値とすれば、ディスクトレイ11のアンローディング時に抜け止めリブ15a、15bがそれぞれのストッパ23a、23bに同時に衝突するので、従来生じていたディスクトレイのアンローディング完了時の横揺れを防止し、動作品位を向上させることができる。
【0027】
なお、上記の実施形態では、第2の抜け止めリブ15bを第1の抜け止めリブ15aよりも長さXだけ前方に設け、第1及び第2のストッパ23a、23bをローダシャーシ20の内側面に左右線対称に設けることにより、抜け止めリブ15a、15bをストッパ23a、23bに同時に衝突させる設計としたが、アンローディングの際にそれぞれの抜け止めリブ15a、15bがストッパ23a、23bに同時に衝突すれば、それらの位置には特に限定はない。例えば、第2のストッパ23bを第1のストッパ23aよりも長さXだけ後方に設け、第1及び第2の抜け止めリブ15a、15bをディスクトレイ11の外側面に左右線対称に設けてもよい。また例えば、第2の抜け止めリブ15bを第1の抜け止めリブ15aよりも長さmだけ前方に設け、第2のストッパ23bを第1のストッパ23aよりも長さnだけ後方に設けてもよい(但し、m+n=X)。
【0028】
上記のディスクトレイ11及びローダシャーシ20は、CDやDVD等の光ディスクを再生、記録する光ディスク装置に搭載される。光ディスク装置の一例としてDVDプレーヤを例にその構成を説明する。DVDプレーヤは、DVDにデジタル記録された画像データをデータ・ビット・ストリームとして読み出すディスクドライブ装置と、読み出されたデータ・ビット・ストリームから圧縮変換前の画像データと音声データとを復元して画像と音声を再生するデコーダと、DVDプレーヤ全体の動作を制御する制御部と、視聴制限の基準となる所定の周波数を格納するEEPROMと、リモコンからの赤外線の明滅信号による操作指示を入力する受光回路と、ユーザがDVDプレーヤに対する操作指示をDVDプレーヤ側にて実施可能な操作パネルとから構成されている。付属品として上記の操作指示を入力するリモコンがある。
【0029】
ディスクドライブ装置は、フォーカス用の磁気駆動部等に対して制御信号を送出することにより光ピックアップを所定位置に駆動させるサーボ信号処理部と、光ピックアップからの読み取り信号を増幅して所定の制御信号を生成するRFアンプと、増幅された信号の中から記録されているデジタルデータを復元してデータ・ビット・ストリームに変換して出力するCD信号処理部とから構成されている。
【0030】
そして、制御部による制御のもとでこれらが相互に作動し、DVDに記録されたデータ・ビット・ストリームをデコーダに出力可能となっている。デコーダはデータ・ビット・ストリームをビデオ成分とオーディオ成分とに分離するとともにMPEG復調し、ビデオ信号と音声信号とに復元しつつそれらを同期させて出力する。
【0031】
制御部の内部には演算処理の主体となるCPUとともに、所定の制御プログラムが記録されたROMやワークエリアなどとして利用されるRAMが備えられているとともに、外部機器を制御するための制御回路が備えられている。この制御部による制御のもとで上述したようにディスクドライブ装置やデコーダが画像及び音声を再生する。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明は、CDやDVD等の光ディスクを再生、記録する光ディスク装置であって、ディスクトレイで光ディスクを搬送するものに利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明のディスクトレイの透過平面図である。
【図2】本発明のローダシャーシの平面図である。
【図3】本発明のローダシャーシからディスクトレイをアンローディングした状態を示す透過平面図である。
【図4】本発明のアンローディング時のガイド溝と摺動リブとの位置関係を示す模式平面図である。
【図5】従来のディスクトレイとローダシャーシの平面図である。
【符号の説明】
【0034】
11 ディスクトレイ
13a、13b ガイド溝
14 ラック
15a、15b 抜け止めリブ
20 ローダシャーシ
21a〜21d 摺動リブ
22 ピニオン
23a、23b ストッパ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ディスクを搬送するディスクトレイと、該ディスクトレイを支持するシャーシと、前記ディスクトレイの裏面の左右側縁に沿って設けられたガイド溝と、該ガイド溝がそれぞれ嵌合するように前記シャーシに設けられた複数の摺動リブと、一方の前記ガイド溝の側壁に沿って設けられたラックと、前記シャーシに設けられ前記ラックに噛合して前記ディスクトレイを駆動するピニオンと、前記ディスクトレイをアンローディング完了位置で止めるため、前記ディスクトレイの後端付近の左右側面に設けられた抜け止めリブと、該抜け止めリブに対向して前記シャーシの前端付近に設けられたストッパとを備えた光ディスク装置において、
前記抜け止めリブは、前記ラックに近い方の第1の抜け止めリブと、前記ラックから遠い方の第2の抜け止めリブとからなり、
前記ストッパは、第1の抜け止めリブに対向する第1のストッパと、第2の抜け止めリブに対向する第2のストッパとからなり、
第2の抜け止めリブが第1の抜け止めリブよりも前方に設けられ、アンローディングの際に、第1及び第2の抜け止めリブがそれぞれ第1及び第2のストッパに同時に衝突することを特徴とする光ディスク装置。
【請求項2】
光ディスクを搬送するディスクトレイと、該ディスクトレイを支持するシャーシと、前記ディスクトレイに搬送方向に沿って設けられたラックと、前記シャーシに設けられ前記ラックに噛合して前記ディスクトレイを駆動するピニオンと、前記ディスクトレイをアンローディング完了位置で止めるため、前記ディスクトレイの後端付近の左右側面に設けられた抜け止めリブと、該抜け止めリブに対向して前記シャーシの前端付近に設けられたストッパとを備えた光ディスク装置において、
アンローディングの際に、それぞれの抜け止めリブとストッパとを同時に衝突する位置に設けることを特徴とする光ディスク装置。
【請求項3】
前記抜け止めリブは、前記ラックに近い方の第1の抜け止めリブと、前記ラックから遠い方の第2の抜け止めリブとからなり、
前記ストッパは、第1の抜け止めリブに対向する第1のストッパと、第2の抜け止めリブに対向する第2のストッパとからなり、
第2の抜け止めリブが第1の抜け止めリブよりも前方に設けられることを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
【請求項4】
前記抜け止めリブは、前記ラックに近い方の第1の抜け止めリブと、前記ラックから遠い方の第2の抜け止めリブとからなり、
前記ストッパは、第1の抜け止めリブに対向する第1のストッパと、第2の抜け止めリブに対向する第2のストッパとからなり、
第2のストッパが第1のストッパよりも後方に設けられることを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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