説明

光ピックアップ装置

【課題】 合成樹脂製のコリメートレンズを使用した場合に温度変化に起因して発生する問題を抑えることが出来る光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 レーザー光を平行光に変換する合成樹脂製のコリメートレンズ11を備えているとともに前記コリメートレンズ11が固定されるハウジング17の上方にレーザーダイオードに駆動電流を供給するレーザーダイオード駆動回路等が組み込まれた電子部品19が固定されたフレキシブル印刷配線基板18が配置されている光ピックアップ装置において、前記ハウジング17の前記フレキシブル印刷配線基板18に対向する面17Bに該フレキシブル印刷配線基板18とハウジング17との間に隙間を設けるためのスペーサを設けたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスクに記録されている信号の読み出し動作や該光ディスクに信号を記録する記録動作を行う光ピックアップ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
光ピックアップ装置から照射されるレーザー光を光ディスクに設けられている信号記録層に照射することによって信号の読み出し動作を行うことが出来る光ディスク装置が普及している。
【0003】
信号記録層に記録されている信号の光ピックアップ装置による読み出し動作は、レーザーダイオードから放射されるレーザー光を対物レンズに導き、該対物レンズの集光動作によって信号記録層に照射させ、該信号記録層から反射されるレーザー光の変化を光検出器によって検出することによって行われている。
【0004】
また、光ピックアップ装置に組み込まれるレーザーダイオードから放射されるレーザー光は発散光であり、対物レンズによる集光動作によって信号記録層に所望の形状のレーザースポットを形成するために発散光を平行光に変換するコリメートレンズが設けられている。そして、斯かるコリメートレンズは、信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられている保護層の厚さに起因して発生する球面収差を補正する作用を有している。
【0005】
図6は従来の光ピックアップ装置の要部を示すものであり、同図において1は光ピックアップ装置を構成する光学部品が固定されるハウジングである。2は前記ハウジング1に設けられているコリメートレンズ固定部3に接着固定されているコリメートレンズ、4はレーザーダイオードへ駆動電流を供給するレーザーダイオード駆動回路や光検出器から得られる信号からフォーカスエラー信号等の制御信号を生成する回路等を形成する電子部品5が搭載されているフレキシブル印刷配線基板であり、光ピックアップ装置を構成する各部品を覆うべく設けられているカバー6と前記ハウジング1との間に配置されている。
【0006】
ノート型のパーソナルコンピュータに組み込まれる光ディスク装置は、小型化、特に薄型化が行われており、斯かる光ディスク装置に組み込まれる光ピックアップ装置も薄型化が要求されている。その結果、カバー6とハウジング1との間に設けられている隙間が狭くなり、レーザーダイオード駆動回路等が組み込まれている電子部品5から発生する熱によってフレキシブル印刷配線基板4の温度が上昇する。
【0007】
前記フレキシブル印刷配線基板4の温度が上昇すると、該フレキシブル印刷配線基板4に対向するハウジング1の面、即ち上面1Sに熱が伝達されるので、ハウジング1の温度が上昇することになる。その結果、ハウジング1の温度が上昇し、該ハウジング1に設けられているコリメートレンズ固定部3に固定されているコリメートレンズ2の温度が上昇することになる。
【0008】
コリメートレンズの材料としてガラスを使用すれば、温度上昇による影響は受けにくいものの価格が高くなるという問題があるので、最近では合成樹脂を成型したコリメートレンズが多く使用されている。
【0009】
合成樹脂製のコリメートレンズを使用した光ピックアップ装置において、周囲の温度が上昇するとコリメートレンズが変形するので、コリメートレンズの変形に伴ってコマ収差等の収差が発生するという問題があり、斯かる問題を解決する技術として特許文献1に示
すようなものがある。
【特許文献1】特開2006−302463号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
前述した特許文献1には、熱の伝導を断つ断熱シートと熱を伝達する熱伝導シートとを組み合わせて光学素子に対する熱影響を抑制する技術が記載されているが、斯かる技術は断熱シートと熱伝導シートの2つのシートを設けているので、薄型化に対して不利であるだけでなく部材の増加に伴って作業工程の増加や価格の上昇を招くという問題がある。
【0011】
本発明は、斯かる問題を解決することが出来る光ピックアップ装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、 レーザー光を放射するレーザーダイオードと、該レーザーダイオードから放射されるレーザー光を平行光に変換するとともに合成樹脂にて成型されたコリメートレンズと、該コリメートレンズにて平行光に変換されたレーザー光が入射されるとともに該レーザー光を光ディスクに設けられている信号記録層に集光させる対物レンズとを備え、且つ前記コリメートレンズが固定されるハウジングの上方にレーザーダイオードに駆動電流を供給するレーザーダイオード駆動回路が組み込まれた電子部品が固定されたフレキシブル印刷配線基板が配置されている光ピックアップ装置において、前記ハウジングの前記フレキシブル印刷配線基板に対向する面に該フレキシブル印刷配線基板とハウジングとの間に隙間を設けるためのスペーサを設けたことを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明は、スペーサの形状が球体であることを特徴とするものである。
【0014】
そして、本発明は、球体を合成樹脂またはガラス等の熱伝導率の低い絶縁材料にて製造したことを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明は、ハウジングのフレキシブル基板に対向する面に球状の凹部を設け、該凹部に球体を接着固定するようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
そして、本発明は、複数の球体にてスペーサを構成したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明の光ピックアップ装置は、コリメートレンズが固定されているハウジングのフレキシブル印刷配線基板に対向する面にフレキシブル印刷配線基板とハウジングとの間に隙間を設けるためのスペーサを設けたので、レキシブル印刷配線基板から発せられる熱のハウジングへの伝達量を抑えることが出来る。従って、本発明によれば、コリメートレンズの温度上昇を抑えることが出来るので、合成樹脂製のコリメートレンズを使用してもコマ収差等の収差の発生を抑えることが出来る。
【0018】
また、本発明の光ピックアップ装置は、フレキシブル印刷配線基板とハウジングとの間に設けられるスペーサの形状を球体にしたので、ハウジング面と接触する面積及びフレキシブル印刷配線基板に対向する面の面積を小さくすることが出来、その結果、フレキシブル印刷配線基板から発せられる熱のハウジングへの伝達量を抑えることが出来る。従って、本発明によれば、コリメートレンズの温度上昇を抑えることが出来るので、合成樹脂製のコリメートレンズを使用してもコマ収差等の収差の発生を抑えることが出来る。
【0019】
そして、本発明の光ピックアップ装置は、ハウジングを構成するフレキシブル印刷配線
基板と対向する面に複数の球体を設けたので、球体と球体との間に空隙が形成されることになる。その結果、ハウジングとフレキシブル印刷配線基板との間に形成される隙間において、温度上昇に伴う空気の流れ、即ち対流が発生することになり、電子部品等から発生する熱の対流による発散動作を効率良く行うことが出来る。従って、本発明の光ピックアップ装置は、ハウジングの温度上昇を効率良く抑えることが出来るので、該ハウジングに固定されるコリメートレンズの温度上昇を抑制する効果が非常に大である。
【0020】
また、スペーサとして使用される球体を合成樹脂またはガラス等の熱伝導率の低い絶縁材料にて製造するようにしたので、フレキシブル印刷配線基板とスペーサとを接触させても何等問題が発生することはなく、本発明は、光ピックアップ装置の薄型化に対して非常に大きな効果を奏するものである。
【実施例】
【0021】
図1は本発明に係る光ピックアップ装置の要部を示す正面図、図2は本発明に係る光ピックアップ装置の要部を示す側面図、図3は本発明に係る光ピックアップ装置の光学系を示す斜視図、図4は本発明に係るコリメートレンズの一実施例を示す斜視図、図5は本発明の光ピックアップ装置の要部を示す拡大断面図である。
【0022】
まず、本発明に係る光ピックアップ装置の光学系の構成について図3を参照して説明する。図3において、7はレーザーダイオード駆動回路から供給される駆動信号に対応した出力のレーザー光L1を放射するレーザーダイオードであり、該レーザーダイオード7から放射されるレーザー光L1は断面が楕円状であるとともに発散するレーザー光、即ち発散光と呼ばれるレーザー光である。
【0023】
8は前記レーザーダイオード7から放射されるレーザー光L1が入射される回折格子であり、メインビームである0次光とサブビームである+1次光及び−1次光より成るレーザー光L2を生成出射する作用を成すものである。
【0024】
9は前記回折格子8から出射されるレーザー光L2が入射される偏光ビームスプリッタであり、光ディスクに照射されるレーザー光L3を透過させるとともにレーザー光の出力を制御するために使用されるモニター信号を検出するべく設けられているフロントモニター用ダイオード10へ照射されるモニター用レーザー光L4を反射させる制御膜9aが設けられている。また、前記制御膜9aは後述するように光ディスクから反射される戻り光の全てを制御用レーザー光L9として反射させる作用も成すように構成されている。
【0025】
11は前記偏光ビームスプリッタ9の制御膜9aを透過したレーザー光L3が入射されるコリメートレンズであり、入射される発散光であるレーザー光L3を平行光であるレーザー光L5に変更する作用を成すものである。12は前記コリメートレンズ11によって平行光に変更されたレーザー光L5が入射される反射ミラーであり、該レーザー光L5の全てをレーザー光L6として光ディスク方向へ反射させる作用を成すものである。斯かる反射ミラー12は、一般的には立ち上げミラーと呼ばれている。
【0026】
13は前記反射ミラー12から反射されたレーザー光L6が入射される1/4波長板であり、レーザー光L6の位相を1/4波長ずらせる作用を成すものである。14は前記1/4波長板13を透過したレーザー光L7が入射される対物レンズであり、光ディスクに設けられている信号記録層に絞ったレーザー光L8として集光させる作用を成すものである。
【0027】
また、前記対物レンズ14は、光ディスクの信号面に対して垂直方向、即ちフォーカシング方向への変位動作によってフォーカシング制御動作を行うとともに光ディスクの径方
向、即ちトラッキング方向への変位動作によってトラッキング制御動作を行うように構成されている。斯かる動作を行う対物レンズ14は、例えば4本又は6本の支持ワイヤーによってフォーカシング制御方向及びトラッキング制御方向への変位を可能に設けられているレンズホルダーと呼ばれる部材に固定されているが、斯かる構成は周知であるので、その説明は省略する。
【0028】
前記対物レンズ14によって光ディスクの信号記録層に集光照射されたレーザー光L8は前記信号記録層から反射された戻り光として前記対物レンズ14に光ディスク側から入射されることになる。前記対物レンズ14に入射された戻り光は、前記1/4波長板13、反射ミラー12及びコリメートレンズ11を通して前記偏光ビームスプリッタ9に入射される。
【0029】
このようにして、前記偏光ビームスプリッタ9に入射される戻り光の位相は前記1/4波長板13を往復透過するため、即ち2回透過するため、周知のように1/2波長だけずれることになる。このようにして位相がずれた戻り光が前記偏光ビームスプリッタ9に入射されると、P偏光光からS偏光光またはS偏光光からP偏光光に偏光されているので、該偏光ビームスプリッタ9に設けられている制御膜9aによって制御用レーザー光L9として反射されることになる。
【0030】
15は前記偏光ビームスプリッタ9の制御膜9aにて反射された制御用レーザー光L9が入射されるセンサーレンズであり、該制御用レーザー光L9をPDICと呼ばれる光検出器16に設けられている受光部に集光レーザー光L10として照射させる作用を有している。また、前記センサーレンズ15にはシリンドリカルレンズ等が組み込まれており、非点収差法によるフォーカシング制御動作を行うために非点収差を発生させるように構成されているが、斯かる点は周知であるので、その説明は省略する。
【0031】
図3に示した光学系にて構成されている光ピックアップ装置において、レーザーダイオード7から放射されるレーザー光L1は、回折格子8、偏光ビームスプリッタ9、コリメートレンズ11、反射ミラー12及び1/4波長板13を通して対物レンズ14に入射され、該対物レンズ14の集光動作によって光ディスクに設けられている信号記録層にレーザー光L8のように照射されることになる。
【0032】
前記信号記録層に照射されたレーザー光L8は該信号記録層から反射されて戻り光として対物レンズ14に光ディスク側の面から入射される。前記対物レンズ14に入射された戻り光は、1/4波長板13、反射ミラー12及びコリメートレンズ11を介して偏光ビームスプリッタ9に入射される。
【0033】
前記偏光ビームスプリッタ9に入射された戻り光は、該偏光ビームスプリッタ9に設けられている制御膜9aによって制御用レーザー光L9として反射される。このようにして得られる制御用レーザー光L9はセンサーレンズ15に入射されるとともに該センサーレンズ15によって非点収差を付加されて集光レーザー光L10として光検出器16に設けられている受光部に照射される。
【0034】
前記光検出器16には、4分割センサー等の受光部が設けられており、斯かる受光部から得られるフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を利用してフォーカシング制御動作やトラッキング制御動作を行うことが出来る。また、前記光検出器16に組み込まれている受光部から得られる高周波信号からデータ信号を復調することによって光ディスクに記録されている信号の再生動作を行うことが出来る。
【0035】
そして、フロントモニター用ダイオード10から得られるモニター信号を利用すること
によってレーザーダイオード駆動回路からレーザーダイオード7に供給される駆動電流の大きさを制御することによってレーザーダイオード7から放射されるレーザー光の出力を所望のレベルになるように制御することが出来る。
【0036】
以上に説明したように本発明に係る光ピックアップ装置の光学系は構成されているが、次に本発明の要旨について説明する。
【0037】
図4は本発明に係る光ピックアップ装置に組み込まれる合成樹脂製のコリメートレンズの一実施例を示す斜視図であり、中心部に円形のコリメートレンズ11が形成されているとともにその周縁に固定部11Aが形成されている。斯かる構成のコリメートレンズ11は図1に示すようにハウジング17に形成されているコリメートレンズ固定部17Aに固定部11Aの周縁を紫外線硬化型の接着剤等によって接着することによって固定されるように構成されている。
【0038】
図1及び図2において、18はレーザーダイオード7へ駆動電流を供給するレーザーダイオード駆動回路や光検出器16から得られる信号からフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号等の制御信号を生成する回路等が組み込まれている電子部品19が固定されているフレキシブル印刷配線基板であり、光ピックアップ装置を構成するハウジング17に組み込まれている各部品を覆うべく設けられているカバー20と前記ハウジング17との間に配置されている。
【0039】
斯かる構成において、本発明の光ピックアップ装置は、ハウジング17の前記フレキシブル印刷配線基板18と対向する面17Bにハウジング17とフレキシブル印刷配線基板18との間に隙間を形成するスペーサとして複数の球体21を設けたことを特徴とするものである。
【0040】
斯かる球体21の材料としては、ポリエチレンやポリエチレンテフタレート等の合成樹脂やガラス等の熱伝導率の低い絶縁材料を使用することが出来る。また、斯かる球体21は図5に示すようにハウジング17の面17Bに形成されている球状の凹部17Cに接着剤によって固定されるように構成されている。
【0041】
斯かる構成によれば、電子部品19等から発生する熱によってフレキシブル印刷配線基板18の温度が上昇しても該フレキシブル印刷配線基板18と対向するハウジング17の面と該フレキシブル印刷配線基板18との間に隙間が形成されるので、ハウジング17に伝達される熱量を抑えることが出来る。
【0042】
また、ハウジング17を構成するフレキシブル印刷配線基板18と対向する面に複数の球体21を設けたので、球体21と球体21との間に空隙が形成されることになり、その結果、温度上昇に伴う空気の流れ、即ち対流が発生することになる。斯かる空気の対流が発生すると、電子部品19等から発生する熱の対流による発散動作が効率良く行われるので、ハウジング17の温度上昇が抑えられることになる。
【0043】
前述したように、本発明によればハウジング17のフレキシブル印刷配線基板18と対向する面17Bにスペーサとして複数の球体21を設け、この球体21によってフレキシブル印刷配線基板18とハウジング17の対向面17Bとの間に空隙を形成するようにしたので、カバー20とハウジング17との間にフレキシブル印刷配線基板18を配置させるために設けられる隙間を限界まで狭くしてもハウジング17に対し伝達される熱量を抑えることが出来る。従って、本発明は、光ピックアップ装置の薄型化に対して非常に大きな効果を奏するものである。
【0044】
このように本発明によればハウジング17の温度上昇が複数の球体21によって抑えられるので、該ハウジング17に固定されているコリメートレンズ11の温度上昇を抑えることが出来ることになる。従って、コリメートレンズ11として合成樹脂製のコリメートレンズを使用しても何等問題が発生することはなく、光ピックアップ装置の低価格化に対して本発明は大きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明に係る光ピックアップ装置の要部を示す正面図である。
【図2】本発明に係る光ピックアップ装置の要部を示す側面図である。
【図3】本発明に係る光ピックアップ装置の光学系を示す斜視図である。
【図4】本発明に係るコリメートレンズの一実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る光ピックアップ装置の要部を示す拡大断面図である。
【図6】従来の光ピックアップ装置の要部を示す正面図である。
【符号の説明】
【0046】
7 レーザーダイオード
8 回折格子
9 偏光ビームスプリッタ
11 コリメートレンズ
14 対物レンズ
17 ハウジング
18 フレキシブル印刷配線基板
19 電子部品
20 カバー
21 球体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーザー光を放射するレーザーダイオードと、該レーザーダイオードから放射されるレーザー光を平行光に変換するとともに合成樹脂にて成型されたコリメートレンズと、該コリメートレンズにて平行光に変換されたレーザー光が入射されるとともに該レーザー光を光ディスクに設けられている信号記録層に集光させる対物レンズとを備え、且つ前記コリメートレンズが固定されるハウジングの上方にレーザーダイオードに駆動電流を供給するレーザーダイオード駆動回路が組み込まれた電子部品が固定されたフレキシブル印刷配線基板が配置されている光ピックアップ装置であり、前記ハウジングの前記フレキシブル印刷配線基板に対向する面に該フレキシブル印刷配線基板とハウジングとの間に隙間を設けるためのスペーサを設けたことを特徴とする光ピックアップ装置。
【請求項2】
スペーサの形状が球体であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
【請求項3】
球体を合成樹脂またはガラス等の熱伝導率の低い絶縁材料にて製造したことを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ装置。
【請求項4】
ハウジングのフレキシブル基板に対向する面に球状の凹部を設け、該凹部に球体を接着固定するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の光ピックアップ装置。
【請求項5】
複数の球体にてスペーサを構成したことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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