光ファイバコネクタ
【課題】操作に便利で、且つ光ファイバを安定的に固定することができる光ファイバコネクタを提供する。
【解決手段】本発明の光ファイバコネクタは、光ファイバを固定し、固定部材及び固定部材をカバーするカバー部材を備え、前記固定部材は、固定モジュールを備え、該固定モジュールは、支持部材及び接続部材を備え、該支持部材は、第一固定端と、第二固定端と、第一固定端と第二固定端との間に形成された第一固定部と、を備え、第一固定部には、第一定位溝が設けられ、接続部材には、第二固定部が設けられ、該第二固定部の両側には、スライド溝がそれぞれ設けられ、さらに前記固定部材は、固定モジュールをカバーするロック部材と、弾性体及び接触部材と、を備え、接触部材は、固定モジュールに固定され、前記ロック部材には、スライド溝と対応するスライド部材が設けられ、弾性体の一端は、ロック部材と接触し、他端は、接触部材と接触することを特徴とする。
【解決手段】本発明の光ファイバコネクタは、光ファイバを固定し、固定部材及び固定部材をカバーするカバー部材を備え、前記固定部材は、固定モジュールを備え、該固定モジュールは、支持部材及び接続部材を備え、該支持部材は、第一固定端と、第二固定端と、第一固定端と第二固定端との間に形成された第一固定部と、を備え、第一固定部には、第一定位溝が設けられ、接続部材には、第二固定部が設けられ、該第二固定部の両側には、スライド溝がそれぞれ設けられ、さらに前記固定部材は、固定モジュールをカバーするロック部材と、弾性体及び接触部材と、を備え、接触部材は、固定モジュールに固定され、前記ロック部材には、スライド溝と対応するスライド部材が設けられ、弾性体の一端は、ロック部材と接触し、他端は、接触部材と接触することを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、光ファイバコネクタに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
ＦＴＴＨの応用に伴い、大量の光ファイバを接続する必要があり、光ファイバを確実に接続させ、且つ光ファイバコネクタの使用コストを低減するために、再利用可能な光ファイバコネクタが開発された。一般的に、前記光ファイバコネクタは、光ファイバをカバーするためのカバー部材を備え、該カバー部材の挟持力によって、前記光ファイバを固定する。しかし、該光ファイバを着脱する際、前記カバー部材を幾度となくスライドさせなければならないため、操作及び使用に不便である。さらに、前記カバー部材を何度もスライドするため、該カバー部材は摩損し、前記光ファイバを安定的に固定することができない。従って、光ファイバを確実に接続することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
以上の問題点に鑑みて、本発明は、操作に便利で、且つ光ファイバを安定的に固定することができる光ファイバコネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
前記目的を達成するために、本発明に係る光ファイバコネクタは、光ファイバを固定し、固定部材と前記固定部材をカバーするカバー部材とを備え、光ファイバコネクタにおいて、前記固定部材は固定モジュールを備え、前記固定モジュールは、支持部材と接続部材とを備え、前記支持部材は、第一固定端と、第二固定端と、前記第一固定端と前記第二固定端との間に形成された第一固定部と、を備え、前記第一固定部には、第一定位溝が設けられ、前記接続部材には、第二固定部が設けられ，前記第二固定部の両側には、スライド溝がそれぞれ設けられ、前記固定モジュールの直径は、前記第二固定端から前記第一固定端に向けて小さくなり、前記スライド溝の高さは前記第二固定端から前記第一固定端に向かって低くなり、前記固定部材は、さらに、前記固定モジュールをカバーするロック部材と、弾性体及び接触部材と、を備え、前記接触部材は、前記固定モジュールに固定され、前記ロック部材には、前記スライド溝と対応するスライド部材が設けられ、前記弾性体の一端は、前記ロック部材と接触し、他端は、前記接触部材と接触することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００５】
本発明に係る光ファイバコネクタは、前記ロック部材を前記スライド溝に沿って、前記支持部材の前記第一固定端に向けてスライドさせると、前記支持部材及び前記接続部材間に間隙が形成される。従って、前記光ケーブルの取り付けが容易である。また、同時に前記ロック部材に対する外力を除去すると、前記弾性体の弾性力によって、前記ロック部材が元の位置に戻り、光ケーブルを固定することができるため、操作に便利であり、且つ光ファイバの固定は安定している。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
【図１】本発明に係る光ファイバコネクタの斜視図である。
【図２】図１に示した光ファイバコネクタの分解斜視図である。
【図３】図２に示した光ファイバコネクタの固定部材の分解斜視図である。
【図４】図２に示した光ファイバコネクタの固定部材の別の角度から見た分解斜視図である。
【図５】図３に示した光ファイバコネクタの接続部材の斜視図である。
【図６】図１に示した光ファイバコネクタが光ファイバを固定した状態のＶＩ−ＶＩ線に沿った断面図である。
【図７】図１に示した光ファイバコネクタが光ファイバを解放した状態のＶＩ−ＶＩ線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
以下、図面に基づいて、本発明に係る光ファイバコネクタについて詳細に説明する。
【０００８】
図１及び図２を参照すると、本発明に係る光ファイバコネクタ１００は、ＳＣ型の光ファイバコネクタであり、固定部材１０と、光ケーブル芯１５と、カバー部材２０と、ハウジング３０と、弾性部材５０と、保護ケース６０と、ケース７０及び保護部材９０と、を備える。前記光ケーブル芯１５は、前記固定部材１０の一端に挿入され、前記保護ケース６０は、前記カバー部材２０と接続される。また、前記光ケーブル芯１５、前記固定部材１０及び前記弾性部材５０は、前記カバー部材２０と前記ケース７０とによって形成された収容空間に収容され、前記弾性部材５０の一端は、前記固定部材１０と接触し、他端は前記保護ケース６０と接触する。前記ハウジング３０は前記カバー部材２０をカバーし、前記ケース７０は前記保護ケース６０をカバーし、前記保護部材９０は前記ケース７０をカバーする。
【０００９】
図３〜図５を併せて参照すると、前記固定部材１０は、固定モジュール１２と、前記固定モジュール１２をカバーするロック部材１４と、接触部材１６及び弾性体１８と、を備える。前記固定モジュール１２は略円柱状であり、その両端には、第一固定端１２２１及び第二固定端１２２２を備える。前記固定モジュール１２の直径は、前記第二固定端１２２２から、前記第一固定端１２２１に向かって徐々に小さくなる。また、前記固定部材１０の固定モジュール１２は、更に、支持部材１２２及び接続部材１２４を備える。前記支持部材１２２は、光ケーブルを固定するための第一固定部１２２０を有し、該第一固定部１２２０の一端には、前記第一固定端１２２１が設けられ、他端には、第二固定端１２２２が設けられている。前記第一固定端１２２１の直径は、前記第二固定端１２２２の直径より小さい。前記第一固定部１２２０には、その長さ方向に沿って、光ケーブルを設置するための第一定位溝１２２３が設けられ、該第一定位溝１２２３の両端には、光ケーブルを導くための案内溝１２２４がそれぞれ設けられている。前記第一固定部１２２０における前記第一定位溝１２２３の、前記第二固定端１２２２に近接する一端の両側には、溝１２２５がそれぞれ設けられている。また、前記第一固定端１２２１には、前記第一固定部１２２０に向けて、光ケーブルを差し込むための第一挿入孔１２２６が設けられ、前記第二固定端１２２２には、前記第一固定部１２２０に向けて光ケーブル芯１５を差し込むための第二挿入孔１２２７が設けられている。前記第一定位溝１２２３、前記第一挿入孔１２２６、前記第二挿入孔１２２７は互いに連通する。前記第一固定端１２２１の外表面上には、前記接触部材１６を固定するための固定溝１２２８が設けられており、該固定溝１２２８は円環状である。
【００１０】
前記接続部材１２４の形状は、前記第一固定部１２２０の形状とほぼ同じであり、前記接続部材１２４と前記第一固定部１２２０とを互いに組み立てることで、一つの円柱を形成する。前記接続部材１２４の前記第一固定部１２２０に近接する側面には、第二固定部１２４０が設けられ、該第二固定部１２４０は矩形の板状である。また、前記第二固定部１２４０には、前記第一定位溝１２２３と対応する第二定位溝１２４３が設けられ、前記第二定位溝１２４３は、前記接続部材１２４と前記第一固定部１２２０とを互いに組み立てると、前記第一定位溝１２２３と共に、光ケーブルを収容するための一つの収容孔１２６を形成する（図６を参照）。また、前記第二固定部１２４０の一端には、前記第二定位溝１２４３の一端を挟み込むように、前記第一固定部１２２０の前記溝１２２５と対応する突起１２４５がそれぞれ設けられている。
【００１１】
前記第二固定部１２４０の前記第二定位溝１２４３の両側の辺縁には、スライド溝１２４６がそれぞれ凹設されており、該スライド溝１２４６は、前記第二定位溝１２４３の両側において対称に設けられる。本発明の実施形態において、前記スライド溝１２４６は、第一接続面１２４７と、第二接続面１２４８及び第三接続面１２４９と、を備える。前記第一接続面１２４７及び前記第三接続面１２４９は、第二接続面１２４８と連接し、且つ前記第二固定部１２４０の表面と平行である。前記第二接続面１２４８は、前記第一接続面１２４７の一端から、前記第三接続面１２４９の一端に向かって下方へ傾斜して形成された傾斜面である。本発明の実施形態において、前記第一接続面１２４７の高さは、前記第三接続面１２４９の高さより高い。従って、前記スライド溝１２４６の高さ（深さ）は、前記第二固定端１２２２から前記第一固定端１２２１に向けて低くなっている。すなわち、スライド溝１２４６の底面は、前記第二固定端１２２２から前記第一固定端１２２１に向けて高くなっている。
【００１２】
前記ロック部材１４は、前記固定モジュール１２をカバーして、光ケーブルを前記固定モジュール１２の前記収容孔１２６に固定する。前記ロック部材１４は、円環状の主体１４０と、前記主体１４０の内壁に相対して設けられた二つのスライド部材１４２及び前記主体１４０の外壁において互いに反対側に設けられた二つの操作部１４４と、を備える。前記二つのスライド部材１４２を通る直線は、前記操作部１４４を通る直線と直交する。
【００１３】
前記光ファイバコネクタ１００を使用する際、前記ロック部材１４は、前記固定モジュール１２をカバーし、前記二つのスライド部材１４２は、前記二つのスライド溝１２４６にそれぞれ装着され、且つ前記スライド溝１２４６に沿って前記スライド溝１２４６の一端から他端までスライドする。
【００１４】
前記接触部材１６は円環状であり、前記固定モジュール１２をカバーし、且つ前記固定溝１２２８に固定される。また、前記弾性体１８はバネであり、前記固定モジュール１２をカバーする。前記弾性体１８の一端は前記接触部材１６と接触し、他端は前記ロック部材１４と接触する。
【００１５】
前記カバー部材２０は中空の直方体であり、前記固定部材１０を収容し、且つ前記ハウジング３０に収容される。前記カバー部材２０の一端には、孔２０２が設けられ、前記カバー部材２０の、互いに反対側に位置する両側（つまり、上面及び底面）の前記保護ケース６０と近接する一端には、係止溝２０４がそれぞれ設けられている。また、図２を平面視した場合、前記カバー部材２０の、前記二つの係止溝２０４の左側には、移動溝２０６が設けられ、該移動溝２０６は、前記係止溝２０４に隣接する。
【００１６】
前記ハウジング３０は、前記カバー部材２０をカバーする。本発明の実施形態において、前記ハウジング３０は、ＳＣ型の光ケーブルのコネクタに適合する形状である。前記ハウジング３０には、前記移動溝２０６と対応する操作溝（図示せず）が設けられ、該操作溝の形状は、前記移動溝２０６の形状と類似し、且つ互いに連通する。また、本発明の実施形態において、前記弾性部材５０はバネであり、前記固定部材１０に固定される。
【００１７】
前記保護ケース６０の一端には孔６０２が設けられ、該孔６０２の内壁には逃げ面（図示せず）が設けられている。また、前記保護ケース６０の孔６０２が設けられる一端の外壁には、突起６０４が設けられ、該突起６０４と前記係止溝２０４とが互いに係止されることで、前記保護ケース６０と前記カバー部材２０とは固定され、この際、前記固定部材１０は、前記保護ケース６０と前記カバー部材２０との間に固定される。また、前記ケース７０及び前記保護部材９０は円筒状であり、前記ケース７０は前記保護ケース６０の一端をカバーし、前記保護部材９０は前記ケース７０をカバーし、且つ前記光ファイバコネクタ１００の末端に位置して、前記固定部材１０に収容された光ファイバを保護する。
【００１８】
図６を併せて参照すると、前記光ファイバコネクタ１００を組み立てる際、先ず、前記接続部材１２４を、前記支持部材１２２の前記第一固定部１２２０に設置する。この際、前記第一定位溝１２２３と前記第二定位溝１２４３とは対応し、前記接続部材１２４の前記突起１２４５と前記支持部材１２２の前記溝１２２５とは対応する。次いで、前記ロック部材１４を、前記固定モジュール１２にカバーさせる。この際、前記ロック部材１４の前記スライド部材１４２は、前記接続部材１２４の前記スライド溝１２４６に装着される。
【００１９】
次いで、前記弾性体１８、前記接触部材１６を順に前記固定モジュール１２にカバーさせ、前記接触部材１６を前記支持部材１２２の前記固定溝１２２８に係止させる。この際、前記弾性体１８の一端は、前記接触部材１６と接触し、他端は前記ロック部材１４と接触する。前記弾性体１８の弾性力によって、前記ロック部材１４は、前記スライド溝１２４６に沿って、前記第一固定端１２２１から前記第二固定端１２２２に向かってスライドする。これにより、前記接続部材１２４と前記支持部材１２２とが接触し、前記接続部材１２４の前記突起１２４５は、前記支持部材１２２の前記溝１２２５に収容され、前記第一定位溝１２２３と前記第二定位溝１２４３とは共に、光ケーブルを収容するための一つの前記収容孔１２６を形成する。
【００２０】
次いで、前記光ケーブル芯１５を、前記固定部材１０の前記支持部材１２２の前記第二挿入孔１２２７内に設置し、前記カバー部材２０を前記固定部材１０にカバーさせる。この際、前記支持部材１２２の前記第二固定端１２２２は、前記カバー部材２０の前記孔２０２の接触面と接触し、前記ロック部材１４の前記操作部１４４は、前記移動溝２０６に収容される。前記弾性部材５０は、前記固定部材１０の前記支持部材１２２の前記第一固定端１２２１をカバーし、前記保護ケース６０は前記カバー部材２０に固定され、前記保護ケース６０の前記突起６０４は、前記カバー部材２０の前記係止溝２０４に係止される。前記弾性部材５０の一端は、前記接触部材１６と接触し、他端は、前記保護ケース６０の前記孔６０２の逃げ面と接触して、前記固定部材１０は前記カバー部材２０に固定される。次いで、前記ハウジング３０を前記カバー部材２０にカバーさせる。この際、前記ハウジング３０の前記操作溝と前記カバー部材２０の前記移動溝２０６とは対応する。続いて、前記ケース７０を前記保護ケース６０にカバーさせる。最後に、前記保護部材９０を前記ケース７０にカバーさせる。
【００２１】
図７を併せて参照すると、前記光ファイバコネクタ１００を使用する際、先ず、前記ケース７０と前記保護部材９０とを取り外した後、前記二つの操作部１４４を押圧して、前記ロック部材１４を前記スライド溝１２４６に沿って、前記支持部材１２２の前記第一固定端１２２１に向けてスライドさせる。これにより、前記弾性体１８は圧縮される。このとき、スライド部材１４２がスライド溝１２４６に沿って第一接続面１２４７に向かって移動する。スライド部材１４２がスライド溝１２４６における第一接続面１２４７上に位置すると、接続部材１２４と支持部材１２２との間にスライド部材１４２が設置されることによって、支持部材１２２と接続部材１２４とが離間し、前記第一固定部１２２０と前記第二固定部１２４０との間に間隙１２８が形成される。
【００２２】
次いで、外皮を取り外した光ファイバ（図示せず）の一端を、前記保護ケース６０の端部から前記光ファイバコネクタ１００に挿し込み、前記光ファイバを前記第一定位溝１２２３に収容した後、前記光ファイバの端部と前記光ケーブル芯１５とを接続させる。
【００２３】
前記操作部１４４に対する外力を除去すると、前記弾性体１８の弾性力によって前記弾性体１８は前記ロック部材１４を動かし、前記ロック部材１４は、前記支持部材１２２の前記第二固定端１２２２に向かってスライドし、スライド部材１４２がスライド溝１２４６における第一接続面１２４７上から第三接続面１２４９に向かって移動することによって前記接続部材１２４は前記支持部材１２２と接触し、前記接続部材１２４の前記突起１２４５は、前記支持部材１２２の前記溝１２２５に収容され、光ケーブルは前記収容孔１２６に収容される。これにより、前記光ファイバは、前記光ケーブル芯１５に接続される。
【００２４】
前記光ファイバコネクタ１００は、前記ロック部材１４を前記スライド溝１２４６に沿って、前記支持部材１２２の前記第一固定端１２２１に向けてスライドさせると、前記支持部材１２２及び前記接続部材１２４間に間隙１２８が形成される。従って、前記光ケーブルの取り付けは容易である。また、同時に前記ロック部材１４に対する外力を除去すると、前記弾性体１８の弾性力によって、前記ロック部材１４が元の位置に戻り、光ケーブルを固定することができるため、操作に便利であり、且つ光ファイバの固定は安定している。
【００２５】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形又は修正が可能であり、該変形又は修正も又、本発明の特許請求の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
【符号の説明】
【００２６】
１００ 光ファイバコネクタ
１０ 固定部材
１２ 固定モジュール
１２２ 支持部材
１２２０ 第一固定部
１２２１ 第一固定端
１２２２ 第二固定端
１２２３ 第一定位溝
１２２４ 案内溝
１２２５ 溝
１２２６ 第一挿入孔
１２２７ 第二挿入孔
１２２８ 固定溝
１２４ 接続部材
１２４０ 第二固定部
１２４３ 第二定位溝
１２４５ 突起
１２４６ スライド溝
１２４７ 第一接続面
１２４８ 第二接続面
１２４９ 第三接続面
１２６ 収容孔
１２８ 間隙
１４ ロック部材
１４０ 主体
１４２ スライド部材
１４４ 操作部
１５ 光ケーブル芯
１６ 接触部材
１８ 弾性体
２０ カバー部材
２０２ 孔
２０４ 係止溝
２０６ 移動溝
３０ ハウジング
５０ 弾性部材
６０ 保護ケース
６０２ 孔
６０４ 突起
７０ ケース
９０ 保護部材
【技術分野】
【０００１】
本発明は、光ファイバコネクタに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
ＦＴＴＨの応用に伴い、大量の光ファイバを接続する必要があり、光ファイバを確実に接続させ、且つ光ファイバコネクタの使用コストを低減するために、再利用可能な光ファイバコネクタが開発された。一般的に、前記光ファイバコネクタは、光ファイバをカバーするためのカバー部材を備え、該カバー部材の挟持力によって、前記光ファイバを固定する。しかし、該光ファイバを着脱する際、前記カバー部材を幾度となくスライドさせなければならないため、操作及び使用に不便である。さらに、前記カバー部材を何度もスライドするため、該カバー部材は摩損し、前記光ファイバを安定的に固定することができない。従って、光ファイバを確実に接続することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
以上の問題点に鑑みて、本発明は、操作に便利で、且つ光ファイバを安定的に固定することができる光ファイバコネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
前記目的を達成するために、本発明に係る光ファイバコネクタは、光ファイバを固定し、固定部材と前記固定部材をカバーするカバー部材とを備え、光ファイバコネクタにおいて、前記固定部材は固定モジュールを備え、前記固定モジュールは、支持部材と接続部材とを備え、前記支持部材は、第一固定端と、第二固定端と、前記第一固定端と前記第二固定端との間に形成された第一固定部と、を備え、前記第一固定部には、第一定位溝が設けられ、前記接続部材には、第二固定部が設けられ，前記第二固定部の両側には、スライド溝がそれぞれ設けられ、前記固定モジュールの直径は、前記第二固定端から前記第一固定端に向けて小さくなり、前記スライド溝の高さは前記第二固定端から前記第一固定端に向かって低くなり、前記固定部材は、さらに、前記固定モジュールをカバーするロック部材と、弾性体及び接触部材と、を備え、前記接触部材は、前記固定モジュールに固定され、前記ロック部材には、前記スライド溝と対応するスライド部材が設けられ、前記弾性体の一端は、前記ロック部材と接触し、他端は、前記接触部材と接触することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００５】
本発明に係る光ファイバコネクタは、前記ロック部材を前記スライド溝に沿って、前記支持部材の前記第一固定端に向けてスライドさせると、前記支持部材及び前記接続部材間に間隙が形成される。従って、前記光ケーブルの取り付けが容易である。また、同時に前記ロック部材に対する外力を除去すると、前記弾性体の弾性力によって、前記ロック部材が元の位置に戻り、光ケーブルを固定することができるため、操作に便利であり、且つ光ファイバの固定は安定している。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
【図１】本発明に係る光ファイバコネクタの斜視図である。
【図２】図１に示した光ファイバコネクタの分解斜視図である。
【図３】図２に示した光ファイバコネクタの固定部材の分解斜視図である。
【図４】図２に示した光ファイバコネクタの固定部材の別の角度から見た分解斜視図である。
【図５】図３に示した光ファイバコネクタの接続部材の斜視図である。
【図６】図１に示した光ファイバコネクタが光ファイバを固定した状態のＶＩ−ＶＩ線に沿った断面図である。
【図７】図１に示した光ファイバコネクタが光ファイバを解放した状態のＶＩ−ＶＩ線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
以下、図面に基づいて、本発明に係る光ファイバコネクタについて詳細に説明する。
【０００８】
図１及び図２を参照すると、本発明に係る光ファイバコネクタ１００は、ＳＣ型の光ファイバコネクタであり、固定部材１０と、光ケーブル芯１５と、カバー部材２０と、ハウジング３０と、弾性部材５０と、保護ケース６０と、ケース７０及び保護部材９０と、を備える。前記光ケーブル芯１５は、前記固定部材１０の一端に挿入され、前記保護ケース６０は、前記カバー部材２０と接続される。また、前記光ケーブル芯１５、前記固定部材１０及び前記弾性部材５０は、前記カバー部材２０と前記ケース７０とによって形成された収容空間に収容され、前記弾性部材５０の一端は、前記固定部材１０と接触し、他端は前記保護ケース６０と接触する。前記ハウジング３０は前記カバー部材２０をカバーし、前記ケース７０は前記保護ケース６０をカバーし、前記保護部材９０は前記ケース７０をカバーする。
【０００９】
図３〜図５を併せて参照すると、前記固定部材１０は、固定モジュール１２と、前記固定モジュール１２をカバーするロック部材１４と、接触部材１６及び弾性体１８と、を備える。前記固定モジュール１２は略円柱状であり、その両端には、第一固定端１２２１及び第二固定端１２２２を備える。前記固定モジュール１２の直径は、前記第二固定端１２２２から、前記第一固定端１２２１に向かって徐々に小さくなる。また、前記固定部材１０の固定モジュール１２は、更に、支持部材１２２及び接続部材１２４を備える。前記支持部材１２２は、光ケーブルを固定するための第一固定部１２２０を有し、該第一固定部１２２０の一端には、前記第一固定端１２２１が設けられ、他端には、第二固定端１２２２が設けられている。前記第一固定端１２２１の直径は、前記第二固定端１２２２の直径より小さい。前記第一固定部１２２０には、その長さ方向に沿って、光ケーブルを設置するための第一定位溝１２２３が設けられ、該第一定位溝１２２３の両端には、光ケーブルを導くための案内溝１２２４がそれぞれ設けられている。前記第一固定部１２２０における前記第一定位溝１２２３の、前記第二固定端１２２２に近接する一端の両側には、溝１２２５がそれぞれ設けられている。また、前記第一固定端１２２１には、前記第一固定部１２２０に向けて、光ケーブルを差し込むための第一挿入孔１２２６が設けられ、前記第二固定端１２２２には、前記第一固定部１２２０に向けて光ケーブル芯１５を差し込むための第二挿入孔１２２７が設けられている。前記第一定位溝１２２３、前記第一挿入孔１２２６、前記第二挿入孔１２２７は互いに連通する。前記第一固定端１２２１の外表面上には、前記接触部材１６を固定するための固定溝１２２８が設けられており、該固定溝１２２８は円環状である。
【００１０】
前記接続部材１２４の形状は、前記第一固定部１２２０の形状とほぼ同じであり、前記接続部材１２４と前記第一固定部１２２０とを互いに組み立てることで、一つの円柱を形成する。前記接続部材１２４の前記第一固定部１２２０に近接する側面には、第二固定部１２４０が設けられ、該第二固定部１２４０は矩形の板状である。また、前記第二固定部１２４０には、前記第一定位溝１２２３と対応する第二定位溝１２４３が設けられ、前記第二定位溝１２４３は、前記接続部材１２４と前記第一固定部１２２０とを互いに組み立てると、前記第一定位溝１２２３と共に、光ケーブルを収容するための一つの収容孔１２６を形成する（図６を参照）。また、前記第二固定部１２４０の一端には、前記第二定位溝１２４３の一端を挟み込むように、前記第一固定部１２２０の前記溝１２２５と対応する突起１２４５がそれぞれ設けられている。
【００１１】
前記第二固定部１２４０の前記第二定位溝１２４３の両側の辺縁には、スライド溝１２４６がそれぞれ凹設されており、該スライド溝１２４６は、前記第二定位溝１２４３の両側において対称に設けられる。本発明の実施形態において、前記スライド溝１２４６は、第一接続面１２４７と、第二接続面１２４８及び第三接続面１２４９と、を備える。前記第一接続面１２４７及び前記第三接続面１２４９は、第二接続面１２４８と連接し、且つ前記第二固定部１２４０の表面と平行である。前記第二接続面１２４８は、前記第一接続面１２４７の一端から、前記第三接続面１２４９の一端に向かって下方へ傾斜して形成された傾斜面である。本発明の実施形態において、前記第一接続面１２４７の高さは、前記第三接続面１２４９の高さより高い。従って、前記スライド溝１２４６の高さ（深さ）は、前記第二固定端１２２２から前記第一固定端１２２１に向けて低くなっている。すなわち、スライド溝１２４６の底面は、前記第二固定端１２２２から前記第一固定端１２２１に向けて高くなっている。
【００１２】
前記ロック部材１４は、前記固定モジュール１２をカバーして、光ケーブルを前記固定モジュール１２の前記収容孔１２６に固定する。前記ロック部材１４は、円環状の主体１４０と、前記主体１４０の内壁に相対して設けられた二つのスライド部材１４２及び前記主体１４０の外壁において互いに反対側に設けられた二つの操作部１４４と、を備える。前記二つのスライド部材１４２を通る直線は、前記操作部１４４を通る直線と直交する。
【００１３】
前記光ファイバコネクタ１００を使用する際、前記ロック部材１４は、前記固定モジュール１２をカバーし、前記二つのスライド部材１４２は、前記二つのスライド溝１２４６にそれぞれ装着され、且つ前記スライド溝１２４６に沿って前記スライド溝１２４６の一端から他端までスライドする。
【００１４】
前記接触部材１６は円環状であり、前記固定モジュール１２をカバーし、且つ前記固定溝１２２８に固定される。また、前記弾性体１８はバネであり、前記固定モジュール１２をカバーする。前記弾性体１８の一端は前記接触部材１６と接触し、他端は前記ロック部材１４と接触する。
【００１５】
前記カバー部材２０は中空の直方体であり、前記固定部材１０を収容し、且つ前記ハウジング３０に収容される。前記カバー部材２０の一端には、孔２０２が設けられ、前記カバー部材２０の、互いに反対側に位置する両側（つまり、上面及び底面）の前記保護ケース６０と近接する一端には、係止溝２０４がそれぞれ設けられている。また、図２を平面視した場合、前記カバー部材２０の、前記二つの係止溝２０４の左側には、移動溝２０６が設けられ、該移動溝２０６は、前記係止溝２０４に隣接する。
【００１６】
前記ハウジング３０は、前記カバー部材２０をカバーする。本発明の実施形態において、前記ハウジング３０は、ＳＣ型の光ケーブルのコネクタに適合する形状である。前記ハウジング３０には、前記移動溝２０６と対応する操作溝（図示せず）が設けられ、該操作溝の形状は、前記移動溝２０６の形状と類似し、且つ互いに連通する。また、本発明の実施形態において、前記弾性部材５０はバネであり、前記固定部材１０に固定される。
【００１７】
前記保護ケース６０の一端には孔６０２が設けられ、該孔６０２の内壁には逃げ面（図示せず）が設けられている。また、前記保護ケース６０の孔６０２が設けられる一端の外壁には、突起６０４が設けられ、該突起６０４と前記係止溝２０４とが互いに係止されることで、前記保護ケース６０と前記カバー部材２０とは固定され、この際、前記固定部材１０は、前記保護ケース６０と前記カバー部材２０との間に固定される。また、前記ケース７０及び前記保護部材９０は円筒状であり、前記ケース７０は前記保護ケース６０の一端をカバーし、前記保護部材９０は前記ケース７０をカバーし、且つ前記光ファイバコネクタ１００の末端に位置して、前記固定部材１０に収容された光ファイバを保護する。
【００１８】
図６を併せて参照すると、前記光ファイバコネクタ１００を組み立てる際、先ず、前記接続部材１２４を、前記支持部材１２２の前記第一固定部１２２０に設置する。この際、前記第一定位溝１２２３と前記第二定位溝１２４３とは対応し、前記接続部材１２４の前記突起１２４５と前記支持部材１２２の前記溝１２２５とは対応する。次いで、前記ロック部材１４を、前記固定モジュール１２にカバーさせる。この際、前記ロック部材１４の前記スライド部材１４２は、前記接続部材１２４の前記スライド溝１２４６に装着される。
【００１９】
次いで、前記弾性体１８、前記接触部材１６を順に前記固定モジュール１２にカバーさせ、前記接触部材１６を前記支持部材１２２の前記固定溝１２２８に係止させる。この際、前記弾性体１８の一端は、前記接触部材１６と接触し、他端は前記ロック部材１４と接触する。前記弾性体１８の弾性力によって、前記ロック部材１４は、前記スライド溝１２４６に沿って、前記第一固定端１２２１から前記第二固定端１２２２に向かってスライドする。これにより、前記接続部材１２４と前記支持部材１２２とが接触し、前記接続部材１２４の前記突起１２４５は、前記支持部材１２２の前記溝１２２５に収容され、前記第一定位溝１２２３と前記第二定位溝１２４３とは共に、光ケーブルを収容するための一つの前記収容孔１２６を形成する。
【００２０】
次いで、前記光ケーブル芯１５を、前記固定部材１０の前記支持部材１２２の前記第二挿入孔１２２７内に設置し、前記カバー部材２０を前記固定部材１０にカバーさせる。この際、前記支持部材１２２の前記第二固定端１２２２は、前記カバー部材２０の前記孔２０２の接触面と接触し、前記ロック部材１４の前記操作部１４４は、前記移動溝２０６に収容される。前記弾性部材５０は、前記固定部材１０の前記支持部材１２２の前記第一固定端１２２１をカバーし、前記保護ケース６０は前記カバー部材２０に固定され、前記保護ケース６０の前記突起６０４は、前記カバー部材２０の前記係止溝２０４に係止される。前記弾性部材５０の一端は、前記接触部材１６と接触し、他端は、前記保護ケース６０の前記孔６０２の逃げ面と接触して、前記固定部材１０は前記カバー部材２０に固定される。次いで、前記ハウジング３０を前記カバー部材２０にカバーさせる。この際、前記ハウジング３０の前記操作溝と前記カバー部材２０の前記移動溝２０６とは対応する。続いて、前記ケース７０を前記保護ケース６０にカバーさせる。最後に、前記保護部材９０を前記ケース７０にカバーさせる。
【００２１】
図７を併せて参照すると、前記光ファイバコネクタ１００を使用する際、先ず、前記ケース７０と前記保護部材９０とを取り外した後、前記二つの操作部１４４を押圧して、前記ロック部材１４を前記スライド溝１２４６に沿って、前記支持部材１２２の前記第一固定端１２２１に向けてスライドさせる。これにより、前記弾性体１８は圧縮される。このとき、スライド部材１４２がスライド溝１２４６に沿って第一接続面１２４７に向かって移動する。スライド部材１４２がスライド溝１２４６における第一接続面１２４７上に位置すると、接続部材１２４と支持部材１２２との間にスライド部材１４２が設置されることによって、支持部材１２２と接続部材１２４とが離間し、前記第一固定部１２２０と前記第二固定部１２４０との間に間隙１２８が形成される。
【００２２】
次いで、外皮を取り外した光ファイバ（図示せず）の一端を、前記保護ケース６０の端部から前記光ファイバコネクタ１００に挿し込み、前記光ファイバを前記第一定位溝１２２３に収容した後、前記光ファイバの端部と前記光ケーブル芯１５とを接続させる。
【００２３】
前記操作部１４４に対する外力を除去すると、前記弾性体１８の弾性力によって前記弾性体１８は前記ロック部材１４を動かし、前記ロック部材１４は、前記支持部材１２２の前記第二固定端１２２２に向かってスライドし、スライド部材１４２がスライド溝１２４６における第一接続面１２４７上から第三接続面１２４９に向かって移動することによって前記接続部材１２４は前記支持部材１２２と接触し、前記接続部材１２４の前記突起１２４５は、前記支持部材１２２の前記溝１２２５に収容され、光ケーブルは前記収容孔１２６に収容される。これにより、前記光ファイバは、前記光ケーブル芯１５に接続される。
【００２４】
前記光ファイバコネクタ１００は、前記ロック部材１４を前記スライド溝１２４６に沿って、前記支持部材１２２の前記第一固定端１２２１に向けてスライドさせると、前記支持部材１２２及び前記接続部材１２４間に間隙１２８が形成される。従って、前記光ケーブルの取り付けは容易である。また、同時に前記ロック部材１４に対する外力を除去すると、前記弾性体１８の弾性力によって、前記ロック部材１４が元の位置に戻り、光ケーブルを固定することができるため、操作に便利であり、且つ光ファイバの固定は安定している。
【００２５】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形又は修正が可能であり、該変形又は修正も又、本発明の特許請求の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
【符号の説明】
【００２６】
１００ 光ファイバコネクタ
１０ 固定部材
１２ 固定モジュール
１２２ 支持部材
１２２０ 第一固定部
１２２１ 第一固定端
１２２２ 第二固定端
１２２３ 第一定位溝
１２２４ 案内溝
１２２５ 溝
１２２６ 第一挿入孔
１２２７ 第二挿入孔
１２２８ 固定溝
１２４ 接続部材
１２４０ 第二固定部
１２４３ 第二定位溝
１２４５ 突起
１２４６ スライド溝
１２４７ 第一接続面
１２４８ 第二接続面
１２４９ 第三接続面
１２６ 収容孔
１２８ 間隙
１４ ロック部材
１４０ 主体
１４２ スライド部材
１４４ 操作部
１５ 光ケーブル芯
１６ 接触部材
１８ 弾性体
２０ カバー部材
２０２ 孔
２０４ 係止溝
２０６ 移動溝
３０ ハウジング
５０ 弾性部材
６０ 保護ケース
６０２ 孔
６０４ 突起
７０ ケース
９０ 保護部材
【特許請求の範囲】
【請求項１】
光ファイバを固定し、固定部材と前記固定部材をカバーするカバー部材とを備える光ファイバコネクタにおいて、
前記固定部材は固定モジュールを備え、前記固定モジュールは、支持部材と接続部材とを備え、
前記支持部材は、第一固定端と、第二固定端と、前記第一固定端と前記第二固定端との間に形成された第一固定部と、を備え、前記第一固定部には、第一定位溝が設けられ、前記接続部材には、第二固定部が設けられ、前記第二固定部の両側には、スライド溝がそれぞれ設けられ、
前記固定モジュールの直径は、前記第二固定端から前記第一固定端に向けて小さくなり、前記スライド溝の高さは前記第二固定端から前記第一固定端に向けて低くなり、
前記固定部材は、さらに、前記固定モジュールをカバーしたロック部材と、弾性体及び接触部材と、を備え、前記接触部材は、前記固定モジュールに固定され、前記ロック部材には、前記スライド溝と対応するスライド部材が設けられ、前記弾性体の一端は、前記ロック部材と接触し、他端は前記接触部材と接触することを特徴とする光ファイバコネクタ。
【請求項２】
前記第二固定部には、前記第一定位溝と対応する第二定位溝が設けられ、前記第一定位溝と前記第二定位溝とによって、光ケーブルを収容するための一つの収容孔が形成され、前記スライド溝は前記第二定位溝の両側に位置することを特徴とする請求項１に記載の光ファイバコネクタ。
【請求項３】
前記第一固定部の前記第一定位溝の前記第二固定端と近接する一端の両側には、溝が設けられ、前記第二固定部の一端には、前記第一固定部の前記溝と対応する突起が前記第二定位溝を挟み込むように設けられ、前記突起は前記溝に収容されることを特徴とする請求項２に記載の光ファイバコネクタ。
【請求項４】
前記光ファイバコネクタは、光ケーブル芯を備え、前記第一固定端には、前記第一固定部に向かって光ケーブルを差し込むための第一挿入孔が設けられ、前記第二固定端には、前記第一固定部に向かって光ケーブルを差し込むための第二挿入孔が設けられ、前記光ケーブル芯は、前記第二挿入孔に固定され、前記第二挿入孔と前記第一定位溝とが連通されることを特徴とする請求項１から３のいずれか一項に記載の光ファイバコネクタ。
【請求項５】
前記ロック部材は、主体及び前記主体の外壁に設けられた二つの操作部を備え、前記スライド部材は、前記主体の内壁に設置され、前記カバー部材には、前記操作部と対応する移動溝が設けられ、前記操作部は前記移動溝に収容されることを特徴とする請求項１から４のいずれか一項に記載の光ファイバコネクタ。
【請求項１】
光ファイバを固定し、固定部材と前記固定部材をカバーするカバー部材とを備える光ファイバコネクタにおいて、
前記固定部材は固定モジュールを備え、前記固定モジュールは、支持部材と接続部材とを備え、
前記支持部材は、第一固定端と、第二固定端と、前記第一固定端と前記第二固定端との間に形成された第一固定部と、を備え、前記第一固定部には、第一定位溝が設けられ、前記接続部材には、第二固定部が設けられ、前記第二固定部の両側には、スライド溝がそれぞれ設けられ、
前記固定モジュールの直径は、前記第二固定端から前記第一固定端に向けて小さくなり、前記スライド溝の高さは前記第二固定端から前記第一固定端に向けて低くなり、
前記固定部材は、さらに、前記固定モジュールをカバーしたロック部材と、弾性体及び接触部材と、を備え、前記接触部材は、前記固定モジュールに固定され、前記ロック部材には、前記スライド溝と対応するスライド部材が設けられ、前記弾性体の一端は、前記ロック部材と接触し、他端は前記接触部材と接触することを特徴とする光ファイバコネクタ。
【請求項２】
前記第二固定部には、前記第一定位溝と対応する第二定位溝が設けられ、前記第一定位溝と前記第二定位溝とによって、光ケーブルを収容するための一つの収容孔が形成され、前記スライド溝は前記第二定位溝の両側に位置することを特徴とする請求項１に記載の光ファイバコネクタ。
【請求項３】
前記第一固定部の前記第一定位溝の前記第二固定端と近接する一端の両側には、溝が設けられ、前記第二固定部の一端には、前記第一固定部の前記溝と対応する突起が前記第二定位溝を挟み込むように設けられ、前記突起は前記溝に収容されることを特徴とする請求項２に記載の光ファイバコネクタ。
【請求項４】
前記光ファイバコネクタは、光ケーブル芯を備え、前記第一固定端には、前記第一固定部に向かって光ケーブルを差し込むための第一挿入孔が設けられ、前記第二固定端には、前記第一固定部に向かって光ケーブルを差し込むための第二挿入孔が設けられ、前記光ケーブル芯は、前記第二挿入孔に固定され、前記第二挿入孔と前記第一定位溝とが連通されることを特徴とする請求項１から３のいずれか一項に記載の光ファイバコネクタ。
【請求項５】
前記ロック部材は、主体及び前記主体の外壁に設けられた二つの操作部を備え、前記スライド部材は、前記主体の内壁に設置され、前記カバー部材には、前記操作部と対応する移動溝が設けられ、前記操作部は前記移動溝に収容されることを特徴とする請求項１から４のいずれか一項に記載の光ファイバコネクタ。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【公開番号】特開２０１３−４７８０３（Ｐ２０１３−４７８０３Ａ）
【公開日】平成２５年３月７日（２０１３．３．７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１２−１８７３１４（Ｐ２０１２−１８７３１４）
【出願日】平成２４年８月２８日（２０１２．８．２８）
【出願人】（５０３０２３０６９）鴻富錦精密工業（深▲セン▼）有限公司 (399)
【出願人】（５０００８０５４６）鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２５年３月７日（２０１３．３．７）
【国際特許分類】
【出願日】平成２４年８月２８日（２０１２．８．２８）
【出願人】（５０３０２３０６９）鴻富錦精密工業（深▲セン▼）有限公司 (399)
【出願人】（５０００８０５４６）鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Ｆターム（参考）】
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