説明

光学デバイスの収納容器

【課題】 光学デバイスの収納容器が外力等により変形した場合でも、内部の光学デバイスと収納容器の内壁が接触する機会を抑制した、光学デバイスの品質を低下させない収納容器を提供する。
【解決手段】 ケース1は収納凹部11と収納凹部の周囲に設けられたケース凸部12と、収納凹部11の内底部11aに設けられた粘着部11bとを有している。ケース凸部12は収納凹部の周囲に形成されており、全体として収納凹部を形成した部分以外のケース上面が実質的なケース凸部を構成している。フタ2は全体として下方に開口した逆凹形状であり、天板部21aと天板部の外周に設けられた側壁部21bとからなる。天板部21aには前記収納凹部間に対応するケース凸部に対応した下凸条部21cが設けられ、天板部21aと下凸条部21cとが交互に配置された構成となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学フィルタや複屈折板、位相差板等の光学デバイスを搬送する際に用いる収納容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
光学フィルタ等の光学デバイスは、その光学的品質を維持するため、ゴミやホコリ等の異物が付着しないようにする必要があり、特に光学的情報を含む光線の入射面(主面)には異物が付着しないように配慮する必要がある。
【0003】
このような要請は光学デバイスを搬送する際に用いる収納容器にも求められ、いくつかの構成が提案されている。例えば、特開2001−2167号(特許文献1)もその一つであり、収納容器はケースとケースを被覆する凹形のフタとを有し、ケースの下部に設けられた粘着シートにて光学デバイスを粘着保持することにより、ケース内壁等との接触を抑制した構成が開示されている。
【特許文献1】特開2001−2167号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の異物の問題は大気中に浮遊するホコリ等により発生する可能性があるため、最近ではこのような異物に起因する不具合をできるだけ抑制するために、光学デバイスの入った収納容器をさらにポリ袋等の合成樹脂製の袋に入れて、このポリ袋の内部の気体を脱気し、光学デバイスが異物と接触する機会を極力減少させる脱気梱包が行われるようになってきた。
【0005】
しかしながら脱気梱包を行った際、脱気時の減圧力により収納容器が変形することがあった。このような変形は収納容器が比較的柔軟な樹脂材からなる場合に顕著になり、この変形により、収納容器の内壁と収納された光学デバイスとが接触し、その結果、ゴミが発生したり、光学面を傷つけることがあった。このような場合、例えば光学デバイスが光学フィルタである場合、そのゴミが光透過面に付着する等により、フィルタ性能を低下させることがあった。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、光学デバイスの収納容器が外力等により変形した場合でも、内部の光学デバイスと収納容器の内壁が接触する機会を抑制した、光学デバイスの品質を低下させない収納容器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、請求項1に示すように、光学デバイスを収納する収納凹部と、当該収納凹部の内底面に形成され、光学デバイスを保持する粘着部と、前記収納凹部の周囲に設けられたケース凸部と、を有するケースと、当該ケースの収納凹部とケース凸部とを被覆する天板部と、当該天板部にケースに対して突出した下凸部とを有する樹脂材からなるフタと、からなる光学デバイスの収納容器であって、前記ケースを前記フタにより被覆した際、前記ケース凸部と前記下凸条部とが接触して前記収納凹部と天板部により構成される光学デバイス収納空間を形成したことを特徴としている。
【0008】
前記ケース凸部と前記下凸部が複数ある場合、必ずしもすべてのケース凸部と下凸部が接触している必要はなく、一部のみの接触であってもよく、例えば収納容器が変形したときに両者が接触して、容器のそれ以上の変形を抑制し光学デバイスに収納容器の内壁が接触しない構成であってもよい。
【0009】
請求項1によれば、ケースのケース凸部とフタの下凸部が接触し、光学デバイスの収納空間を確保した構成であるので、収納容器が変形した場合でもその内壁が光学デバイスに接触する機会が抑制される。
【0010】
なお、収納凹部には1つの光学デバイスを収納してもよいし、複数の光学デバイスを収納してもよい。例えば、請求項2に示すように、複数の光学デバイスを収納する帯状の収納凹部と、当該収納凹部の内底面に形成され、光学デバイスを保持する粘着部と、前記収納凹部の周囲に設けられたケース凸部と、を有するケースと、当該ケースの収納凹部とケース凸部とを被覆する天板部と、当該天板部に帯状に形成され、前記帯状の収納凹部と平行に配置された下凸条部とを有する樹脂材からなるフタと、からなる光学デバイスの収納容器であって、前記ケースを前記フタにより被覆した際、前記ケース凸部と前記下凸条部とが接触して前記収納凹部と天板部により構成される光学デバイス収納空間を形成したことを特徴とする光学デバイスの収納容器、であってもよい。
【0011】
前記帯状の収納凹部は平面で見て、細長い長方形の構成であってもよいし、光学デバイスの収納される実質的な区画を有する構成であってもよい。
【0012】
請求項2によれば、ケースのケース凸部とフタの下凸条部が接触し、光学デバイスの収納空間を確保した構成であるので、収納容器が変形した場合であっても、その内壁が光学デバイスに接触する機会が抑制される。特に帯状に形成した下凸条部によりケース凸部と多くの領域で接触することになり、安定して光学デバイスの収納空間を確保することができる。
【0013】
また請求項3に示すように、複数の光学デバイスを収納する帯状の収納凹部と、当該収納凹部の内底面に形成され、光学デバイスを保持する粘着部と、前記収納凹部の周囲に設けられたケース凸部と、を有するケースと、当該ケースの収納凹部とケース凸部とを被覆する天板部と、当該天板部に帯状に形成され、前記帯状の収納凹部と直交するよう配置された下凸条部とを有する樹脂材からなるフタと、からなる光学デバイスの収納容器であって、前記ケースを前記フタにより被覆した際、前記ケース凸部と前記下凸条部とが接触して前記収納凹部と天板部により構成される光学デバイス収納空間を形成したことを特徴とする光学デバイスの収納容器。であってもよい。
【0014】
請求項3によれば、帯状の収納凹部と帯状の下凸条部が直交するように配置されているので、ケースをフタにより被覆した際、収納凹部の凹条部分と下凸条部が交差する状態で一体化されるので、全体として収納容器の強度が向上する。このため容器の変形が生じにくく、安定して光学デバイスの収納空間を確保することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、収納容器に外部から応力がかかった場合でも、収納容器の変形が抑制され、収納された光学デバイスの光学的品質を維持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明による第1の実施形態について光学フィルタを例にとり、図面を参照して説明する。図1は本発明による光学デバイスを搭載した状態を示すケースの平面図、図2はフタの平面図、図3はケースをフタで被覆した際の図1におけるA−A断面図である。
【0017】
光学デバイスの収納容器は、ケース1とフタ2とからなる。ケース1とフタ2ともに、その材料がポリエチレンテレフタレートやポリエチレン系の合成樹脂材からなり、樹脂成形加工により立体構成としている。ケース1は収納凹部11と収納凹部の周囲に設けられたケース凸部12と、収納凹部11の内底部11aに設けられた粘着部11bとを有している。収納凹部11は収納される光学デバイスの外形より大きな収納室11cを複数有しており、これら収納室11cは連結部11dを介して相互に連通した構成を有している。なお、連通部11dは光学デバイス3の主面より小さな寸法を有しており、光学デバイスが倒れることを抑制する構成となっている。以上により、収納凹部が全体として細長い溝状に形成され、本実施形態ではこれが3つ平行に形成されている。
【0018】
収納凹部の内底部11aには粘着部11bが設けられている。当該粘着部11bは粘着面が表裏両主面に形成された細長い帯状の粘着テープである。なお、この粘着テープは内底部と接着される裏面側の粘着が光学デバイスを保持する主面の粘着力より強い構成となっている。
【0019】
ケース凸部12は収納凹部の周囲に形成されており、全体として収納凹部を形成した部分以外のケース上面が実質的なケース凸部を構成している。なお、上述の収納凹部、ケース凸部の加工は樹脂材のエンボス加工により形成することができる。
【0020】
フタ2は全体として下方に開口した逆凹形状であり、天板部21aと天板部の外周に設けられた側壁部21bとからなる。天板部21aには前記収納凹部間に対応するケース凸部に対応した下凸条部21cが設けられ、天板部21aと下凸条部21cとが交互に配置された構成となっている。本実施の形態においては、ケースに設けられた3つの収納凹部の両サイドに対応配置される4つの下凸条部21aが形成されている。当該下凸条部は前述のエンボス加工にて得ることができる。なお、本実施の形態は下凸条の構成を例示しているが、下凸部が複数形成された構成であってもよい。
【0021】
このような収納容器に収納される光学デバイス3は全体として直方体形状を有し、表裏主面に光線透過面を有する水晶板等を用いた光学ローパスフィルタである。本実施の形態では、水晶板と赤外線カットガラスからなる複数枚構成であるが、水晶板1枚等の単板構成であってもよい。当該光学デバイス3は表裏主面に赤外線遮断や反射防止等の光学的性質を有するコーティング膜が形成されている。また直方体形状の稜部分は面取り加工がなされている場合もあるが、稜を丸める加工を施さない場合もある。このような稜に対する加工を行わない場合、ケースとの接触により切削等による異物が発生することが多いが、本発明ではこのような異物発生を極力抑制することができる。
【0022】
図3はケース1に光学デバイス3を収納し、フタ2により被覆した状態を示す図1のA−A断面図である。図3から明らかなとおり、フタ2の天板部21aには複数の下凸条部21cが設けられており、これら下凸条部21cは各々ケース凸部12に対応して、両者が接触した構成となっている。これにより光学デバイスを収納する空間に余裕を持たせることができるとともに、下凸条部形成による天板部の強度向上をはかることができる。具体的には図3に示すように、光学デバイスの高さt2に対してケースとフタで形成される収納空間の高さt1に余裕ができる。また前述のとおり脱気梱包により収納容器に減圧力がかかった場合でも、フタやケースの変形を抑制することができる。これにより、フタやケースの内壁が光学デバイスに接触することを抑制し、接触による切削ゴミ等の異物の発生をなくすことができる。また光学デバイスの光透過面にフタやケースの内壁が直接接触することも抑制する。よって、多様な梱包形態を採用したとしても光学デバイスの光学的品質を低下させることがない、光学デバイスの収納容器を提供することができる。
【0023】
次に第1の実施形態において、収納容器に光学デバイスを収納し脱気梱包するまでの製造手順について説明する。図1に示すように、ケース1を用意してケース1の各収納凹部に内底部に粘着テープからなる粘着部11bを接着する。これにより粘着部を有する収納凹部が形成される。
【0024】
そして収納凹部の各収納室11cに1つの光学デバイス3を収納するよう光学デバイスの側面を前記粘着部に搭載する。これにより光学デバイスは各収納室に立設された状態で保持される。なお、粘着部の粘着強度は光学デバイスの質量、外形寸法に応じて適宜設定すればよい。
【0025】
その後、フタ2でケース1を被覆し、図3に示すようにケースの外周部とフタの側壁部の内側を重ね合わせる。この状態において、ケース1とフタ2の外形寸法設計により、ケースの外壁とフタの内壁が密接するように設定される。その後、図示していないが、ポリエチレンやナイロン等の材料からなる樹脂製の袋に収納容器を収納し、脱気梱包を行う。脱気梱包は樹脂袋内の空気を排気し、同時にゴミ等の異物も除去し、この状態で密閉する。以上により、光学デバイスが脱気梱包される。
【0026】
次に、本発明による第2の実施形態について、図4、図5,図6とともに説明する。図4は本発明による光学デバイスを搭載した状態を示すケースの平面図、図5はフタの平面図、図6はケースをフタで被覆した際の図4におけるB−B断面図である。
【0027】
光学デバイスの収納容器は、ケース4とフタ5とからなる。ケース4とフタ5はともに、その材料がポリエチレンテレフタレートやポリエチレン系の合成樹脂材からなり、樹脂成形加工により立体構成としている。ケース4は収納凹部41と収納凹部の周囲に設けられたケース凸部42と、収納凹部41の内底部41aに設けられた粘着部41bとを有している。収納凹部41は収納される光学デバイスの外形より大きな幅を有した凹条構成であり、全体として細長い長方形状の溝のような構成を有している。この実施の形態ではこの収納凹部が3つ平行に形成されているが、この構成に限定されるものではない。
【0028】
収納凹部の内底部41aには粘着部41bが設けられている。当該粘着部41bは粘着面が表裏両主面に形成された細長い帯状の粘着テープであり、この粘着テープが2本平行して配置されている。このような2本構成の粘着テープにより、光学デバイスをより安定して固定できる。なお、この粘着テープは内底部と接着される裏面側の粘着が光学デバイスを保持する主面の粘着力より強い構成となっている。
【0029】
ケース凸部42は収納凹部の周囲に形成されており、全体として収納凹部を形成した部分以外のケース上面が実質的なケース凸部を構成している。なお、上述の収納凹部、ケース凸部の加工は樹脂材のエンボス加工により形成することができる。
【0030】
このような収納容器に収納される光学デバイス3は全体として直方体形状を有し、表裏主面に光線透過面を有する水晶板等を用いた光学ローパスフィルタである。当該光学デバイス3は表裏主面に赤外線遮断や反射防止等の光学的性質を有するコーティング膜が形成されている。また直方体形状の稜部分は面取り加工がなされている場合もあるが、稜を丸める加工を施さない場合もあり、特にこのような稜に対する加工を行わない場合、ケースとの接触により切削等による異物が発生することが多い。本実施の形態においては、光学デバイスが各収納凹部の粘着部41bに等間隔に配置され、また隣接する収納凹部に配置された光学デバイスと並列するように配置される。これにより光学デバイスはケースにマトリクス状に配置された状態となっている。
【0031】
フタ5は全体として下方に開口した逆凹形状であり、天板部51aと天板部の外周に設けられた側壁部51bとからなる。天板部51aには前記収納凹部間に対応するケース凸部に対応した下凸条部51cが設けられ、天板部51aと下凸条部51cとが交互に配置された構成となっている。本実施に形態においては、ケースの収納凹部41の伸長する方向に対してフタの下凸条部51cの伸長する方向が直交するよう形成されている。すなわち図5においてフタでケースを被覆した際にケースの収納凹部が対応する位置を点線で示している。図5に示すように点線の長方形で示す収納凹部41と下凸条部51cが直交している。
【0032】
図6はケース4に光学デバイス3を収納し、フタ5により被覆した状態における図4のB−B断面図である。図6から明らかなとおり、収納凹部41はここに収納される光学デバイスを区画する構成を有していないが、フタに形成された下凸条部51cにより、実質的な区画が形成されている。フタ5の天板部51aには複数の下凸条部51cが設けられており、これら下凸条部51cは各々ケース凸部42に対応して交差する状態で、両者が接触した構成となっている。これにより光学デバイスを収納する空間に余裕を持たせることができるとともに、下凸条部形成による天板部の強度向上をはかることができる。これにより、フタやケースの内壁が光学デバイスに接触することを抑制し、接触による切削ゴミ等の異物の発生をなくすことができる。また光学デバイスの光透過面にフタやケースの内壁が直接接触することも抑制する。よって、多様な梱包形態をとったとしても光学デバイスの光学的品質を低下させることがない、光学デバイスの収納容器を提供することができる。
【0033】
第2の実施形態によれば、収納容器に外部から応力がかかった場合でも、収納容器の変形が抑制され、収納された光学デバイスの光学的品質を維持することができる。特に帯状の収納凹部と帯状の下凸条部が直交するように配置されているので、ケースをフタにより被覆した際、収納凹部の凹条部分と下凸条部が交差する状態で一体化されるので、全体として収納容器の強度が向上する。このため容器の変形が生じにくく、安定して光学デバイスの収納空間を確保することができる。また、収納凹部および下凸条部がそれぞれ帯状に形成された簡便な構成であるので、ケースおよびフタの成形加工が容易でコスト低減を実現できる。
【0034】
なお、本発明は、その精神や主旨または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施例はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、光学フィルタや複屈折板、位相差板等の光学デバイスを搬送する際に用いる収納容器の生産に有効である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】第1の実施形態を示すケースの平面図である。
【図2】第1の実施形態を示すフタの平面図である。
【図3】第1の実施形態を示し、ケースをフタで被覆した際の図1におけるA−A断面図である。
【図4】第2の実施形態を示すケースの平面図である。
【図5】第2の実施形態を示すフタの平面図である。
【図6】第2の実施形態を示し、ケースをフタで被覆した際の図4におけるB−B断面図である。
【符号の説明】
【0037】
1、4 ケース
11,41 収納凹部
フタ
21c,51c 下凸条部
3 光学デバイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学デバイスを収納する収納凹部と、当該収納凹部の内底面に形成され、光学デバイスを保持する粘着部と、前記収納凹部の周囲に設けられたケース凸部と、を有するケースと、
当該ケースの収納凹部とケース凸部とを被覆する天板部と、当該天板部にケースに対して突出した下凸部とを有する樹脂材からなるフタと、
からなる光学デバイスの収納容器であって、
前記ケースを前記フタにより被覆した際、前記ケース凸部と前記下凸条部とが接触して前記収納凹部と天板部により構成される光学デバイス収納空間を形成したことを特徴とする光学デバイスの収納容器。
【請求項2】
複数の光学デバイスを収納する帯状の収納凹部と、当該収納凹部の内底面に形成され、光学デバイスを保持する粘着部と、前記収納凹部の周囲に設けられたケース凸部と、を有するケースと、
当該ケースの収納凹部とケース凸部とを被覆する天板部と、当該天板部に帯状に形成され、前記帯状の収納凹部と平行に配置された下凸条部とを有する樹脂材からなるフタと、
からなる光学デバイスの収納容器であって、
前記ケースを前記フタにより被覆した際、前記ケース凸部と前記下凸条部とが接触して前記収納凹部と天板部により構成される光学デバイス収納空間を形成したことを特徴とする光学デバイスの収納容器。
【請求項3】
複数の光学デバイスを収納する帯状の収納凹部と、当該収納凹部の内底面に形成され、光学デバイスを保持する粘着部と、前記収納凹部の周囲に設けられたケース凸部と、を有するケースと、
当該ケースの収納凹部とケース凸部とを被覆する天板部と、当該天板部に帯状に形成され、前記帯状の収納凹部と直交するよう配置された下凸条部とを有する樹脂材からなるフタと、
からなる光学デバイスの収納容器であって、
前記ケースを前記フタにより被覆した際、前記ケース凸部と前記下凸条部とが接触して前記収納凹部と天板部により構成される光学デバイス収納空間を形成したことを特徴とする光学デバイスの収納容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−298446(P2009−298446A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−155850(P2008−155850)
【出願日】平成20年6月13日(2008.6.13)
【出願人】(000149734)株式会社大真空 (312)
【Fターム(参考)】