光情報媒体、光情報記録再生装置及び光情報記録再生方法
【課題】
BCAデータの書き込みは従来、ユーザデータ領域の形成後にBCAカッター等によって行われていた。しかし、このような方法では、ディスク製造工程にBCA形成用に個別の工程を設けざるを得ず、ディスクの生産工数、更には製造コストの観点で、ディスク生産者の負荷が大きい。
【解決手段】
ユーザデータ領域と同様のピット形成方法を用いることで、BCA製造工程の削減が可能となる。また、BCA部のピット深さを記録再生レーザーの波長の略1/4とすることでBCA部の変調度をより大きくすることができ、従来のBCAと同等の検出方法が適用可能となる。
BCAデータの書き込みは従来、ユーザデータ領域の形成後にBCAカッター等によって行われていた。しかし、このような方法では、ディスク製造工程にBCA形成用に個別の工程を設けざるを得ず、ディスクの生産工数、更には製造コストの観点で、ディスク生産者の負荷が大きい。
【解決手段】
ユーザデータ領域と同様のピット形成方法を用いることで、BCA製造工程の削減が可能となる。また、BCA部のピット深さを記録再生レーザーの波長の略1/4とすることでBCA部の変調度をより大きくすることができ、従来のBCAと同等の検出方法が適用可能となる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光情報媒体、光情報記録再生装置及び光情報記録再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の光ディスク、例えばBlu−ray Disc(BD)などにおいては、ユーザデータ領域に格納されているデータの管理及びその著作権の保護のために、光ディスクの内周にはBurst Cutting Area(BCA)が設けられている。BCAに関する技術としては、例えば特許文献1、特許文献2などに開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−149423号公報
【特許文献2】特開2001−043533号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
BCAデータの書き込みは従来、ユーザデータ領域の形成後にBCAカッター等によって行われていた。しかし、このような方法では、ディスク製造工程にBCA形成用に個別の工程を設けざるを得ず、ディスクの生産工数、更には製造コストの観点で、ディスク生産者の負荷が大きい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題は特許請求の範囲に記載の発明により解決される。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、容易な方法でBCA形成が実現でき、従来のBCAと同等の検出方法が適用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】従来のBCA構造、及びその信号波形を示す図
【図2】本実施形態に用いるBCA構造、及びその信号波形を示す図
【図3】2T長の連続パターンのシミュレーション結果を示す図
【図4】8T長の連続パターンのシミュレーション結果を示す図
【図5】ピット構造のBCAのパターンを示す図
【図6】ピット構造のBCAの別のパターンを示す図
【図7】ピット構造のBCAの更に別のパターンを示す図
【図8】本実施形態に用いる1層ROMディスクの構造図
【図9】本実施形態に用いる2層ROMディスクの構造図
【図10】本実施形態に用いるROMディスクの記録層の構造図
【図11】本実施形態に用いるディスクのデータフレーム構造図
【図12】本実施形態に用いるディスクのスクランブルドデータフレーム構造図
【図13】本実施形態に用いるディスクの216行304列のデータブロック構成図
【図14】本実施形態に用いるディスクのLDCブロック構造図
【図15a】LDCブロックに対する第1のインターリーブを示す構成図
【図15b】LDCブロックに対する第2のインターリーブを示す構成図
【図16】本実施形態に用いるディスクのアドレス情報の構造図
【図17】本実施形態に用いるディスクのアクセスブロックの構造図
【図18】本実施形態に用いるディスクのBISブロックの構造図
【図19】本実施形態に用いるディスクのBISクラスタの構造図
【図20】本実施形態に用いるディスクのECCクラスタの構造図
【図21】本実施形態に用いるディスクの記録フレームの構造図
【図22】本実施形態に用いるディスクで用いられる1−7変調の変換図
【図23】同期フレームの同期信号パターン表
【図24】本実施形態に用いるディスクのBCAの位置を示す構造図
【図25】本実施形態に用いるディスクのBCAの変調則を示す変換表
【図26】本実施形態に用いるディスクのBCAの記録形状を示す図
【図27】本実施形態に用いるディスクのBCAのデータ構造図
【図28】BCAの同期信号のパターン表
【図29】BCAコードのECCブロックの構成図
【図30】BCAのデータブロックの構成図
【図31】本実施形態に用いる光ディスク記録再生装置のブロック図
【発明を実施するための形態】
【0008】
[光情報媒体]
本実施形態に用いる光情報媒体について説明する。なお、説明を簡単にするため、本実施形態においては、BDのシステムを前提とする。図1は従来のBCA構造の物理特性、及びその信号波形を示す。(a)は物理構造を示しており、ベース部分であるエンボス部にはデータ領域に準じた変調方法でランダムデータが形成されている。そこに後工程でBCAカッター等を用いて、カッティング部を形成する。このように反射レベルを下げることで、データパターンの“1”を構成し、その他のエンボス部の“0”と反射率の差異で判定が可能となる。(b)は実際に再生した波形を示す。エンボス部はデータパターンで変調されており、高周波成分が検出される。また、カッティング部はデータパターンを焼き切り、反射光量が大きく低下し、ほぼゼロレベル近くまで再生信号強度を下げることができる。(c)は再生用のLPFを通過した後の信号波形を示している。データパターンはユーザデータ領域に準じた高周波成分の信号であり、信号中心レベルとして検出される。その結果、エンボス部はI8H(元波形のトップレベル)よりも下がり、カッティング部はゼロレベル近くで検出されることになる。
【0009】
続いて、図2は本実施形態に用いる光情報媒体のBCA構造の物理特性、及びその信号波形を示す。(a)の物理構造は従来BCAと異なり、データパターン“0”を構成する部分がミラー部、つまりピット等の光回折構造がなく、最も反射光量の高い構造となる。データパターン“1”を構成するエンボス部は、従来BCAのエンボス部と同様の物理構造となる。
(b)の再生波形でその差異が明確となるが、データパターン“1”を構成するエンボス部は従来BCAのデータパターン“0”のエンボス部と同様の反射率となり、従来BCAの信号レベルとは異なる波形となる。データパターン“0”であるミラー部も同様にデータパターンの高周波信号の中心レベルからI8Hへ信号レベルが大きくシフトすることになる。
【0010】
そのため、本実施形態では、BCAに使用するピット深さを新たに規定し、従来のBCAと同様に検出できるようにした。具体的には、ピット深さをレーザ波長の略1/4となるように設計することで、最も反射光量の変化を検出しやすい。なお、このような設計では、プッシュプル信号の検出が困難となるが、BCAの再生においては、トラッキングサーボをかけなくてもよいので、実現が可能である。
【0011】
次に、ピット形状について評価した結果を示す。特に反射光量の変化つまり信号変調度が最も確保できる条件について検討した。条件はピット長と、ピット幅で比較検討した。
【0012】
まず、ピット長はデータ変調の観点から、2T長の連続パターン、8T長の連続パターンで比較する。なお、1Tはチャネルクロックである。
【0013】
図3は2T長の連続パターンのシミュレーション結果である。(a)はピット幅をトラックピッチの半分である0.16μmとした場合の反射光量を示す。G/Lはそれぞれグルーブつまりオントラック状態と、ランドつまりオフトラック状態の結果を示す。(b)はピット幅を反射光量が極小となるスポットサイズの略半分である0.21μmの結果を示す。信号レベルの1はミラーレベルを基準とし、相対光量比として示す。これらの結果から、2T長の連続パターンの場合、ピット幅が0.21μmとした場合に、より平均反射光量を下げられることがわかる。
【0014】
図4は8T長の連続パターンのシミュレーション結果である。(a)、(b)はそれぞれ図3と同様である。8T長の連続パターンの場合、ピット中心部分(図中のLength=0)でオントラック、オフトラックによらず、ミラー部基準で、0.3以下となることがわかる。また、ランド部(非ピット部)はミラー部相当の0.9程度となる。この結果から、BCA形成にピットパターンを使用する場合は、ピット部とランド部で信号強度が大きく変わり、BCA再生用のLPFを通過後には、全ての平均化が行われ、限りなく0.5付近に収束することとなる。
【0015】
図5から図7はピット構造のBCAの例を示す。図5は2T連続パターン、図6は8T連続パターン、図7は8T連続パターンを拡張した溝構造パターンである。図3,4の条件から、よりBCAの変調度が確保できるピットパターンとしては、長いピットパターンの中央部が連続的に存在する場合であると言える。つまり、従来のBCAと同様の信号レベルを確保し、且つ後工程を追加しないピット形成型のBCAには、図5,図6のようにランド部があるようなパターンではなく、図7のように長いピットパターン(溝構造)とすることによって、BCA信号変調度が確保できることがわかる。
【0016】
なお、本実施形態の説明においては、簡単のために2T,8Tの連続パターンで比較したが、これに制限されるものではない。例えば、溝構造の実現が困難である場合は、ピット部の長さを確保し、ランド部の長さをできるだけ短くすればよく、例えば、8Tピットと2Tランドの組み合わせのようなパターンにおいてもBCA変調度を比較的容易に確保することが可能である。
【0017】
[ディスクの形状]
本実施形態に用いる再生専用ディスクの形状について説明する。図8に1層ROM(再生専用)ディスクを示す。また、図9は2層ROM(再生専用)ディスクを示す。図8に示される1層ROMディスクにはレーベルが書かれる側のレーベル面と、再生するための光ビームが入射する側の記録面が存在する。記録面側から記録面を保護するカバー層、信号が記録されている記録層、そしてその下の基盤層からなる。図9に示される2層ROMディスクにもレーベルが書かれる側のレーベル面と、再生するための光ビームが入射する側の記録面が存在する。記録面側から記録面を保護するカバー層、信号が記録されている記録層(L1)、もう一つの記録層との間を隔てるスペース層、もう一つの信号が記録されている記録層(L0)そしてその下の基盤層からなる。
【0018】
次に1層ROMディスク及び2層ROMディスクの記録層の構造を図10に示す。図10はディスク断面を左側を内周、右側を外周とし模式的にあらわしたものである。図10(a)L0ディスク構造は、1層ROMディスク及び2層ROMディスクの記録層L0のディスク構造を示す。図10(b)L1ディスク構造は、2層ROMディスクの記録層L1のディスク構造を示す。
【0019】
図10(a)L0ディスク構造において、1001はBCAであり、ディスク固有の情報等が記録されている。1002はInner Zone0であり、ディスクに関する属性の情報や制御情報等が記録されている。Lead-inとも称する。1003はData Zone0であり、AVデータなどのユーザデータが記録されている。1004はOuter Zone0であり制御情報などが記録されている。Inner Zone0(1002)は、Protection Zone1(1005)、PIC(1006)、Protection Zone2(1007)、INFO02(1008)、reseved(1009)、INFO01(1010)からなる。Protection Zone1(1005)はBCA(1001)とPIC(1006)を隔てるための領域である。PIC(1006)はディスクのタイプに関する情報や、ディスクのサイズに関する情報や、ディスクのバージョンに関する情報や、ディスクの構造に関する情報や、チャネルビット長に関する情報や、BCAの有無に関する情報や、適用の最大伝送速度に関する情報などが記録されている。Protection Zone2(1007)は、PIC(1006)とINFO02(1008)を隔てるための領域である。INFO02(1008)には制御情報が記録されている。reseved(1009)は予備の領域である。INFO01(1010)には制御情報が記録されている。Outer Zone0(1004)は、INFO3/4(1011)とProtection Zone3(1012)からなる。INFO3/4(1011)には制御情報が記録されている。Protection Zone3(1012)はINFO3/4(1011)を更に外周部分と隔てる。図10(a)L0ディスク構造の内周から外周に向かっての矢印は、1層ROMディスク及び2層ROMディスクの記録層L0は内周から外周に向かってReadするように記録されていることを示す。
【0020】
図10(b)L1ディスク構造において、1014はInner Zone1であり、ディスクに関する属性の情報や制御情報等が記録されている。Lead-outとも称する。1015はData Zone0であり、AVデータなどのユーザデータが記録されている。1016はOuter Zone1であり制御情報などが記録されている。Inner Zone1(1014)は、Protection Zone1(1017)、PIC(1018)、Protection Zone2(1019)、INFO02(1020)、reseved(1021)、INFO01(1022)からなる。Protection Zone1(1017)はより内周側とPIC(1018)を隔てるための領域である。PIC(1018)はディスクのタイプに関する情報や、ディスクのサイズに関する情報や、ディスクのバージョンに関する情報や、ディスクの構造に関する情報や、チャネルビット長に関する情報や、BCAの有無に関する情報や、適用の最大伝送速度に関する情報などが記録されている。Protection Zone2(1019)は、PIC(1018)とINFO02(1020)を隔てるための領域である。INFO02(1020)には制御情報が記録されている。reseved(1021)は予備の領域である。INFO01(1022)には制御情報が記録されている。Outer Zone1(1016)は、INFO3/4(1023)とProtection Zone3(1024)からなる。INFO3/4(1023)には制御情報が記録されている。Protection Zone3(1024)はINFO3/4(1023)を更に外周部分と隔てる。図10(b)L1ディスク構造の外周から内周に向かっての矢印は、2層ROMディスクの記録層L1は外周から内周に向かってReadするように記録されていることを示す。
【0021】
[データのエンコード処理]
ユーザデータの記録処理について説明する。図11に示すとおり、ユーザデータを2048バイト単位に分割し、それぞれに4バイトの誤り検出コードを付加して2052バイトのデータフレームを構成する。次に、各データフレームに対し図12に示すとおりスクランブル処理を行い、スクランブルドデータフレームを構成する。次に図12に示すとおり、スクランブルドデータフレームを32個集める。次に列順に再配置を行い、図13に示すとおり216行304列のデータブロックを構成する。そして、図14に示すとおり、データブロックの各列に対して(248,216,32)のリードソロモン符号で符号化を行い、32バイトのパリティを付加し新たに248行304列のLDC(Long Distant Code)ブロックを構成する。LDCブロックに対しては次の第1のインターリーブと、第2のインターリーブが処理される。第1のインターリーブは図15aに示されるように、偶数番目の列のデータとそれに続く奇数番目の列のデータを互い違いに挟み込むように再配置を行い496行152列のブロックを構成する。第2のインターリーブは図15b示すとおり、再配置された496行152列のブロックに対し、上から2行単位で、最初の2行はシフトせず、次の2行は左に3バイトシフト、次の2行は6バイトシフト、次の2行は左に9バイトシフトと3バイトずつシフト量を増加させる再配置を行う。第1のインターリーブ、第2のインターリーブを施したデータはLDCクラスタを構成する。
【0022】
一方、このデータブロックに付加されるアドレスは以下のように生成される。
図16に示されるようにデータブロックは16のアドレスユニットに分割され、それぞれに9バイトのアドレス情報が割り当てられる。9バイトの内訳は、4バイトのアドレスと、1バイトのフラグ情報と、5バイトのアドレスとフラグ情報に付加されたパリティとからなる。このアドレスはインターリーブ処理を行ったうえで、6行24列のマトリックスを形成する。同時にユーザー制御データ18バイト、32ユニット分が24行24列のマトリックスに配置される。
上記の6行24列のマトリックスと24行24列のマトリックスは結合され、図17に示す30行24列のアクセスブロックを形成する。アクセスブロックの各列に対して(62,33,32)のリードソロモン符号で符号化を行い、32バイトのパリティを付加して図18に示す、62行24列のBIS(Burst Indicating Subcode)ブロックを形成する。BISブロックのデータに対し再配置を行い図19に示す496行3列のBISクラスタを構成する。
【0023】
前記のLDCクラスタを38列ずつに分割し、間にBISクラスタのデータを一列ずつ挿入し図20に示すECCクラスタを構成する。
【0024】
ECCクラスタの各行155バイトのデータに対しては、先頭に20ビットのフレーム同期信号が付加し、155バイトのデータは先頭25ビット、以降は45ビットずつに分割し、間にDCコントロールビットを挿入し、図21に示す記録フレームを構成する。DCコントロールビットは変調後のDSVが0に近くなるように制御される。
【0025】
記録フレームのデータに対する変調は図22に示されるテーブルに従って17変調を行う。フレーム同期信号は図23に示されるように30bitsの同期コードを用いて付加される。図23において、#は同期コードの前の変調後のデータが0000もしくは00で終端された場合は1となり、他の場合は0となる。
【0026】
[BCA]
図10で示されたBCAの配置を、光ディスク2401の上から見た配置図で、図24に示す。光ディスク2401の半径21.3mmから22.0mmまでの範囲には、同心円状にバーストカッティングエリア(BCA)2402が形成される。また、2403はセンターホールである。このBCAには、ディスクID等のディスク固有の情報もしくは、ディスクの準拠するフォーマット情報等が格納されている。こうした情報は1周が略4750チャネルビットであるのに対し、4648チャネルビットを占める。
【0027】
バーストカッティングエリア2402に記録されるデータの変調方法を図25に示す。本変調方式では、2ビットのデータが7ビットデータとして変調される。変調後の7ビットデータは、前半3ビットが同期部、後半4ビットがデータ部として構成される。同期部は“010”のみで構成される。データ部は4ビットのうちのいずれかのビットに“1”が設定され、それ以外のビットは“0”と設定される。図25において、元データが“00”であれば、データ部が“1000”と変調される。同様に元データ“01”、“10”、“11”はそれぞれデータ部“0100”、“0010”、“0001”と変調される。
【0028】
同期部とデータ部がバーストカッティングエリア2402に記録されている状態を模式的に図26に示す。この場合、“0101000”のデータを示している。ビット“1”の場合は、低反射率部が形成される。ビット“0”の場合はこの低反射率部が形成されずに、ディスク反射率の変化がほぼゼロとなる。
【0029】
バーストカッティングエリア2402に記録されるデータ構造を図27に示す。図27において、各行が5バイトで構成される。各行の先頭1バイトは同期バイトであり、後方4バイトがデータとされる。
【0030】
第1行目はプリアンブルとされ、全て00hとされる。
【0031】
第1の同期バイトは第1行目のみに用いるため、これを検出することにより、BCAコードの開始位置を検出することが可能である。もしくは、第1の同期バイト以降の00hデータと併せて検出することも可能である。第2行目から第33行目までは、4行単位で領域が区分される。第2行目から第5行目までには、ユーザデータI0,0からI0,15の16バイトのデータが配置される。続いて、第6行目から第9行目までには、第2行目から第5行目までのユーザデータI0,0からI0,15に対応する16バイトのパリティC0,0からC0,15が配置される。この第2行目から第5行目までのユーザデータと第6行目から第9行目までのパリティによって、1つのECCブロックが構成される。
【0032】
同様に、第10行目から第13行目までにユーザデータI1,0からI1,15が配置され、第14行目から第17行目に対応するパリティC1,0からC1,15が配置される。第18行目から第21行目までにユーザデータI2,0からI2,15が配置され、第22行目から第25行目に対応するパリティC2,0からC2,15が配置される。第26行目から第29行目までにユーザデータI3,0からI3,15が配置され、第30行目から第33行目に対応するパリティC3,0からC3,15が配置される。
【0033】
第2行目から第5行目の同期バイトはSB00とされる。第6行目から第9行目までの同期バイトはSB01とされる。第10行目から第13行目までの同期バイトはSB02とされる。第14行目から第17行目までの同期バイトはSB03とされる。第18行目から第21行目までの同期バイトはSB10とされる。第22行目から第25行目までの同期バイトはSB11とされる。第26行目から第29行目までの同期バイトはSB12とされる。第30行目から第33行目までの同期バイトはSB13とされる。第34行目にはデータは配置されず、同期バイトのSB32のみが配置される。図27のデータは図25の変調方式に従い、変調される前のデータを示している。そのデータ量は166バイトとなる。(=5バイト×4行×8セット+5バイト+1バイト)この情報が変調された結果、4648チャネルビットとなる。(=166×8×7/2)
図27の同期信号の具体的なデータ列を図28に示す。なお、図28の例は変調後のチャネルビット列として表される。28チャネルビットの同期バイトは14チャネルビットのシンクボディと、14チャネルビットのシンクIDとで構成される。14チャネルビットのシンクボディは7チャネルビットのシンクボディ1と、7チャネルビットのシンクボディ2とで構成される。14チャネルビットのシンクIDは、7チャネルビットのシンクID1と、7チャネルビットのシンクID2とで構成される。
【0034】
なお、シンクボディは先に記した本来の変調則に従わないパターンとなっている。すなわち、図25に記されるように本変調則に従えば、その同期部は“010”とされるはずである。しかし、シンクボディ2の同期部は“010”とは異なる“001”とされている。従って、同期バイトをデータから識別することが可能である。
【0035】
各同期バイトのシンクボディ1はいずれも“010 0001”とされ、シンクボディ2は“001 0100”とされる。これに対し、シンクIDは、同期バイト毎に異なる値とされ、これにより同期バイトを識別することが可能となっている。このように、各同期バイトが異なるため、識別が可能となる。
【0036】
BCAコードのECCブロックの構成を図29に示す。ECCはRS(248,216,33)のリードソロモン符号が用いられる。これは、図14のECCブロックと同様のリードソロモン符号である。ただし、BCAコードのECCブロックは図29のように、先頭の200バイトは固定データとされ、例えばFFhが使用される。この固定データに続く16バイトのデータが実質的なBCAのユーザデータとされる。200バイトの固定データと、16バイトのBCAデータとを用いて、36バイトのパリティが計算する。
【0037】
なお、本実施形態における216バイトのデータのうち、先頭200バイトは固定データであり、光ディスクには記録されない。同様に、32バイトのパリティのうち、先頭16バイトのパリティC0からC15のみが光ディスク1に記録され、残りの16バイトのパリティは記録されない。復号時には、200バイトの固定データは、同一の値がそのまま用いられる。また、記録されない16バイトのパリティは消失フラグとして復号される。つまり、32バイトのパリティのうち、後半の16バイトは位置するパリティが、消失したものとして処理される。パリティの1/2が消失したとしても、その位置が既知であるため、元のパリティを復号することが可能である。
【0038】
このように、ユーザデータエリアに記録されるユーザデータのECCと同じRS(248,216,33)を用いることで、BCAにおいても非常に強力なエラー訂正能力を実現可能となる。また、同一のハードウェアでの構成が可能となるので、回路規模を低減でき、コスト低減することができる。更に、32バイトのみを記録すればよく、248バイト全てを記録する場合に比べ、データ容量を大きくすることができる。
【0039】
次に、BCAのデータブロックの構成を図30に示す。本実施形態において、4個のECCブロックがバーストカッティングエリア2402に記録される。各ECCブロックの16バイトのデータは、先頭の1バイトのコンテンツコードと、続く15バイトのコンテンツデータで構成される。BCAのコンテンツコードは、先頭のビット7からビット2までの6ビットがアプリケーションIDとされ、最後のビット1、ビット0の2ビットがシーケンス番号とされる。
【0040】
光ディスク記録再生装置は、取り決められたアプリケーションIDを有する光ディスクに対してのみ、データの記録する、もしくは再生することが可能とされる。例えば、特定のアプリケーションIDを有するディスクに対して、コンテンツデータを保護するために必要な、コンテンツの暗号化/復号化の鍵情報等を記録することができる。
【0041】
シーケンス番号は2ビットで構成され、“00”、“01”、“10”、“11”のいずれかとされる。各ECCブロックのコンテンツデータが14バイト以下である場合にはそれぞれのシーケンス番号は“00”とされる。
【0042】
次にコンテンツデータの格納方法を示す。例えば、4つのECCブロックのうち、先頭の2個のECCブロックの各コンテンツデータとして、同一のコンテンツデータを格納した場合(この場合は、同一アプリケーションIDの同一コンテンツデータの2重書きである)、それぞれのECCブロックのシーケンス番号は“00”とされる。すなわち、同一のコンテンツデータを記録する場合には、2つのECCブロックのシーケンス番号は同一番号とされる。
【0043】
続いて、残りの2個のECCブロックに、最初のECCブロックのアプリケーションIDとは異なるコンテンツデータを24バイト格納する場合、1番目のシーケンス番号は“00”とされ、2番目のECCブロックのシーケンス番号は“01”とされる。すなわち、複数のECCブロックにまたがる場合には、通し番号が格納される。
【0044】
このように、各ECCブロックに、アプリケーションIDとシーケンス番号が記録されるので、それらから判断して、いずれのECCブロックに所望のデータが格納されているのか、また多重書きであるかという識別が可能である。
【0045】
なお、図30のデータブロックのBCAコンテンツコード、及びコンテンツデータが、図27の先頭ECCブロックのI0,0からI0,15に対応する。
【0046】
[ディスクの記録再生装置]
本実施形態に好適として形状、データのエンコード処理、BCAについて説明した光ディスクの再生を行う記録再生装置の説明を図31を用いて行う。図31は記録再生装置のブロック図である。図31において、3100は図8,9,10に示される再生専用ディスクもしくは、概ね共通の形状をとる記録可能ディスクである。3101はディスク3100を回転させるディスクモータ、3102はディスク3100にレーザー光を照射し、反射光を検出し再生信号を得る光ピックアップである。また3102は記録時には的確に整形された波形のレーザー光をディスク3100に照射して記録を行う。3103はアナログフロントエンドであり、光ピックアップ3102で検出された信号の波形整形やサーボ信号の生成などを行う。3104は復調処理回路であり、波形整形された信号の2値化や、データのエンコード処理で説明した1−7変調に基づいた復調処理などを行う。3105はDRAM(Dynamic Randum Access Memory)であり、復調処理されたデータ、訂正処理中、入出力データ、変調処理前のデータなどの一時記憶に用いられる。3106はECC(Error Correction Circuit)であり、再生処理時にはDRAM3105に一時記憶された復調処理済のデータに対し、誤り訂正処理をおこない、記録処理時には、DRAM3105に一時記憶された入力データに対し、誤り訂正符号の付加を行う。3107はインターフェース回路であり、DRAM105に一時記憶されたデータを出力端子3114からの出力したり、入力端子3113からの入力データをDRAM3105に記憶させたり、DRAM3105に記憶されたBCA関連情報の出力端子3115からの出力などインターフェース処理を行う。3113と3115共通化することもできる。また、双方向化することで3113,3114,3115を共通化することも可能である。3108は変調回路であり、記録時には、DRAM3105から読み出したデータに対して、データのエンコード処理で説明した1−7変調に基づいた変調処理を行い、変調データをLDD(Laser Diode Driver)3109に供給する。LDD3109は記録時には、変調データに対して、記録に適切な記録波形を光ピックアップ3102に供給し、ピックアップ3102は記録波形に従って発光して記録を行う。3110はBCAデコーダーであり、BCAの再生時には、[BCA]で説明されたように低反射率の有無によって記録された、BCAのデータブロックのデコード処理を行う。
【0047】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0048】
また、上記の各構成は、それらの一部又は全部が、ハードウェアで構成されても、プロセッサでプログラムが実行されることにより実現されるように構成されてもよい。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【符号の説明】
【0049】
3100…ディスク、3101…ディスクモータ、3102…光ピックアップ
【技術分野】
【0001】
本発明は、光情報媒体、光情報記録再生装置及び光情報記録再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の光ディスク、例えばBlu−ray Disc(BD)などにおいては、ユーザデータ領域に格納されているデータの管理及びその著作権の保護のために、光ディスクの内周にはBurst Cutting Area(BCA)が設けられている。BCAに関する技術としては、例えば特許文献1、特許文献2などに開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−149423号公報
【特許文献2】特開2001−043533号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
BCAデータの書き込みは従来、ユーザデータ領域の形成後にBCAカッター等によって行われていた。しかし、このような方法では、ディスク製造工程にBCA形成用に個別の工程を設けざるを得ず、ディスクの生産工数、更には製造コストの観点で、ディスク生産者の負荷が大きい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題は特許請求の範囲に記載の発明により解決される。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、容易な方法でBCA形成が実現でき、従来のBCAと同等の検出方法が適用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】従来のBCA構造、及びその信号波形を示す図
【図2】本実施形態に用いるBCA構造、及びその信号波形を示す図
【図3】2T長の連続パターンのシミュレーション結果を示す図
【図4】8T長の連続パターンのシミュレーション結果を示す図
【図5】ピット構造のBCAのパターンを示す図
【図6】ピット構造のBCAの別のパターンを示す図
【図7】ピット構造のBCAの更に別のパターンを示す図
【図8】本実施形態に用いる1層ROMディスクの構造図
【図9】本実施形態に用いる2層ROMディスクの構造図
【図10】本実施形態に用いるROMディスクの記録層の構造図
【図11】本実施形態に用いるディスクのデータフレーム構造図
【図12】本実施形態に用いるディスクのスクランブルドデータフレーム構造図
【図13】本実施形態に用いるディスクの216行304列のデータブロック構成図
【図14】本実施形態に用いるディスクのLDCブロック構造図
【図15a】LDCブロックに対する第1のインターリーブを示す構成図
【図15b】LDCブロックに対する第2のインターリーブを示す構成図
【図16】本実施形態に用いるディスクのアドレス情報の構造図
【図17】本実施形態に用いるディスクのアクセスブロックの構造図
【図18】本実施形態に用いるディスクのBISブロックの構造図
【図19】本実施形態に用いるディスクのBISクラスタの構造図
【図20】本実施形態に用いるディスクのECCクラスタの構造図
【図21】本実施形態に用いるディスクの記録フレームの構造図
【図22】本実施形態に用いるディスクで用いられる1−7変調の変換図
【図23】同期フレームの同期信号パターン表
【図24】本実施形態に用いるディスクのBCAの位置を示す構造図
【図25】本実施形態に用いるディスクのBCAの変調則を示す変換表
【図26】本実施形態に用いるディスクのBCAの記録形状を示す図
【図27】本実施形態に用いるディスクのBCAのデータ構造図
【図28】BCAの同期信号のパターン表
【図29】BCAコードのECCブロックの構成図
【図30】BCAのデータブロックの構成図
【図31】本実施形態に用いる光ディスク記録再生装置のブロック図
【発明を実施するための形態】
【0008】
[光情報媒体]
本実施形態に用いる光情報媒体について説明する。なお、説明を簡単にするため、本実施形態においては、BDのシステムを前提とする。図1は従来のBCA構造の物理特性、及びその信号波形を示す。(a)は物理構造を示しており、ベース部分であるエンボス部にはデータ領域に準じた変調方法でランダムデータが形成されている。そこに後工程でBCAカッター等を用いて、カッティング部を形成する。このように反射レベルを下げることで、データパターンの“1”を構成し、その他のエンボス部の“0”と反射率の差異で判定が可能となる。(b)は実際に再生した波形を示す。エンボス部はデータパターンで変調されており、高周波成分が検出される。また、カッティング部はデータパターンを焼き切り、反射光量が大きく低下し、ほぼゼロレベル近くまで再生信号強度を下げることができる。(c)は再生用のLPFを通過した後の信号波形を示している。データパターンはユーザデータ領域に準じた高周波成分の信号であり、信号中心レベルとして検出される。その結果、エンボス部はI8H(元波形のトップレベル)よりも下がり、カッティング部はゼロレベル近くで検出されることになる。
【0009】
続いて、図2は本実施形態に用いる光情報媒体のBCA構造の物理特性、及びその信号波形を示す。(a)の物理構造は従来BCAと異なり、データパターン“0”を構成する部分がミラー部、つまりピット等の光回折構造がなく、最も反射光量の高い構造となる。データパターン“1”を構成するエンボス部は、従来BCAのエンボス部と同様の物理構造となる。
(b)の再生波形でその差異が明確となるが、データパターン“1”を構成するエンボス部は従来BCAのデータパターン“0”のエンボス部と同様の反射率となり、従来BCAの信号レベルとは異なる波形となる。データパターン“0”であるミラー部も同様にデータパターンの高周波信号の中心レベルからI8Hへ信号レベルが大きくシフトすることになる。
【0010】
そのため、本実施形態では、BCAに使用するピット深さを新たに規定し、従来のBCAと同様に検出できるようにした。具体的には、ピット深さをレーザ波長の略1/4となるように設計することで、最も反射光量の変化を検出しやすい。なお、このような設計では、プッシュプル信号の検出が困難となるが、BCAの再生においては、トラッキングサーボをかけなくてもよいので、実現が可能である。
【0011】
次に、ピット形状について評価した結果を示す。特に反射光量の変化つまり信号変調度が最も確保できる条件について検討した。条件はピット長と、ピット幅で比較検討した。
【0012】
まず、ピット長はデータ変調の観点から、2T長の連続パターン、8T長の連続パターンで比較する。なお、1Tはチャネルクロックである。
【0013】
図3は2T長の連続パターンのシミュレーション結果である。(a)はピット幅をトラックピッチの半分である0.16μmとした場合の反射光量を示す。G/Lはそれぞれグルーブつまりオントラック状態と、ランドつまりオフトラック状態の結果を示す。(b)はピット幅を反射光量が極小となるスポットサイズの略半分である0.21μmの結果を示す。信号レベルの1はミラーレベルを基準とし、相対光量比として示す。これらの結果から、2T長の連続パターンの場合、ピット幅が0.21μmとした場合に、より平均反射光量を下げられることがわかる。
【0014】
図4は8T長の連続パターンのシミュレーション結果である。(a)、(b)はそれぞれ図3と同様である。8T長の連続パターンの場合、ピット中心部分(図中のLength=0)でオントラック、オフトラックによらず、ミラー部基準で、0.3以下となることがわかる。また、ランド部(非ピット部)はミラー部相当の0.9程度となる。この結果から、BCA形成にピットパターンを使用する場合は、ピット部とランド部で信号強度が大きく変わり、BCA再生用のLPFを通過後には、全ての平均化が行われ、限りなく0.5付近に収束することとなる。
【0015】
図5から図7はピット構造のBCAの例を示す。図5は2T連続パターン、図6は8T連続パターン、図7は8T連続パターンを拡張した溝構造パターンである。図3,4の条件から、よりBCAの変調度が確保できるピットパターンとしては、長いピットパターンの中央部が連続的に存在する場合であると言える。つまり、従来のBCAと同様の信号レベルを確保し、且つ後工程を追加しないピット形成型のBCAには、図5,図6のようにランド部があるようなパターンではなく、図7のように長いピットパターン(溝構造)とすることによって、BCA信号変調度が確保できることがわかる。
【0016】
なお、本実施形態の説明においては、簡単のために2T,8Tの連続パターンで比較したが、これに制限されるものではない。例えば、溝構造の実現が困難である場合は、ピット部の長さを確保し、ランド部の長さをできるだけ短くすればよく、例えば、8Tピットと2Tランドの組み合わせのようなパターンにおいてもBCA変調度を比較的容易に確保することが可能である。
【0017】
[ディスクの形状]
本実施形態に用いる再生専用ディスクの形状について説明する。図8に1層ROM(再生専用)ディスクを示す。また、図9は2層ROM(再生専用)ディスクを示す。図8に示される1層ROMディスクにはレーベルが書かれる側のレーベル面と、再生するための光ビームが入射する側の記録面が存在する。記録面側から記録面を保護するカバー層、信号が記録されている記録層、そしてその下の基盤層からなる。図9に示される2層ROMディスクにもレーベルが書かれる側のレーベル面と、再生するための光ビームが入射する側の記録面が存在する。記録面側から記録面を保護するカバー層、信号が記録されている記録層(L1)、もう一つの記録層との間を隔てるスペース層、もう一つの信号が記録されている記録層(L0)そしてその下の基盤層からなる。
【0018】
次に1層ROMディスク及び2層ROMディスクの記録層の構造を図10に示す。図10はディスク断面を左側を内周、右側を外周とし模式的にあらわしたものである。図10(a)L0ディスク構造は、1層ROMディスク及び2層ROMディスクの記録層L0のディスク構造を示す。図10(b)L1ディスク構造は、2層ROMディスクの記録層L1のディスク構造を示す。
【0019】
図10(a)L0ディスク構造において、1001はBCAであり、ディスク固有の情報等が記録されている。1002はInner Zone0であり、ディスクに関する属性の情報や制御情報等が記録されている。Lead-inとも称する。1003はData Zone0であり、AVデータなどのユーザデータが記録されている。1004はOuter Zone0であり制御情報などが記録されている。Inner Zone0(1002)は、Protection Zone1(1005)、PIC(1006)、Protection Zone2(1007)、INFO02(1008)、reseved(1009)、INFO01(1010)からなる。Protection Zone1(1005)はBCA(1001)とPIC(1006)を隔てるための領域である。PIC(1006)はディスクのタイプに関する情報や、ディスクのサイズに関する情報や、ディスクのバージョンに関する情報や、ディスクの構造に関する情報や、チャネルビット長に関する情報や、BCAの有無に関する情報や、適用の最大伝送速度に関する情報などが記録されている。Protection Zone2(1007)は、PIC(1006)とINFO02(1008)を隔てるための領域である。INFO02(1008)には制御情報が記録されている。reseved(1009)は予備の領域である。INFO01(1010)には制御情報が記録されている。Outer Zone0(1004)は、INFO3/4(1011)とProtection Zone3(1012)からなる。INFO3/4(1011)には制御情報が記録されている。Protection Zone3(1012)はINFO3/4(1011)を更に外周部分と隔てる。図10(a)L0ディスク構造の内周から外周に向かっての矢印は、1層ROMディスク及び2層ROMディスクの記録層L0は内周から外周に向かってReadするように記録されていることを示す。
【0020】
図10(b)L1ディスク構造において、1014はInner Zone1であり、ディスクに関する属性の情報や制御情報等が記録されている。Lead-outとも称する。1015はData Zone0であり、AVデータなどのユーザデータが記録されている。1016はOuter Zone1であり制御情報などが記録されている。Inner Zone1(1014)は、Protection Zone1(1017)、PIC(1018)、Protection Zone2(1019)、INFO02(1020)、reseved(1021)、INFO01(1022)からなる。Protection Zone1(1017)はより内周側とPIC(1018)を隔てるための領域である。PIC(1018)はディスクのタイプに関する情報や、ディスクのサイズに関する情報や、ディスクのバージョンに関する情報や、ディスクの構造に関する情報や、チャネルビット長に関する情報や、BCAの有無に関する情報や、適用の最大伝送速度に関する情報などが記録されている。Protection Zone2(1019)は、PIC(1018)とINFO02(1020)を隔てるための領域である。INFO02(1020)には制御情報が記録されている。reseved(1021)は予備の領域である。INFO01(1022)には制御情報が記録されている。Outer Zone1(1016)は、INFO3/4(1023)とProtection Zone3(1024)からなる。INFO3/4(1023)には制御情報が記録されている。Protection Zone3(1024)はINFO3/4(1023)を更に外周部分と隔てる。図10(b)L1ディスク構造の外周から内周に向かっての矢印は、2層ROMディスクの記録層L1は外周から内周に向かってReadするように記録されていることを示す。
【0021】
[データのエンコード処理]
ユーザデータの記録処理について説明する。図11に示すとおり、ユーザデータを2048バイト単位に分割し、それぞれに4バイトの誤り検出コードを付加して2052バイトのデータフレームを構成する。次に、各データフレームに対し図12に示すとおりスクランブル処理を行い、スクランブルドデータフレームを構成する。次に図12に示すとおり、スクランブルドデータフレームを32個集める。次に列順に再配置を行い、図13に示すとおり216行304列のデータブロックを構成する。そして、図14に示すとおり、データブロックの各列に対して(248,216,32)のリードソロモン符号で符号化を行い、32バイトのパリティを付加し新たに248行304列のLDC(Long Distant Code)ブロックを構成する。LDCブロックに対しては次の第1のインターリーブと、第2のインターリーブが処理される。第1のインターリーブは図15aに示されるように、偶数番目の列のデータとそれに続く奇数番目の列のデータを互い違いに挟み込むように再配置を行い496行152列のブロックを構成する。第2のインターリーブは図15b示すとおり、再配置された496行152列のブロックに対し、上から2行単位で、最初の2行はシフトせず、次の2行は左に3バイトシフト、次の2行は6バイトシフト、次の2行は左に9バイトシフトと3バイトずつシフト量を増加させる再配置を行う。第1のインターリーブ、第2のインターリーブを施したデータはLDCクラスタを構成する。
【0022】
一方、このデータブロックに付加されるアドレスは以下のように生成される。
図16に示されるようにデータブロックは16のアドレスユニットに分割され、それぞれに9バイトのアドレス情報が割り当てられる。9バイトの内訳は、4バイトのアドレスと、1バイトのフラグ情報と、5バイトのアドレスとフラグ情報に付加されたパリティとからなる。このアドレスはインターリーブ処理を行ったうえで、6行24列のマトリックスを形成する。同時にユーザー制御データ18バイト、32ユニット分が24行24列のマトリックスに配置される。
上記の6行24列のマトリックスと24行24列のマトリックスは結合され、図17に示す30行24列のアクセスブロックを形成する。アクセスブロックの各列に対して(62,33,32)のリードソロモン符号で符号化を行い、32バイトのパリティを付加して図18に示す、62行24列のBIS(Burst Indicating Subcode)ブロックを形成する。BISブロックのデータに対し再配置を行い図19に示す496行3列のBISクラスタを構成する。
【0023】
前記のLDCクラスタを38列ずつに分割し、間にBISクラスタのデータを一列ずつ挿入し図20に示すECCクラスタを構成する。
【0024】
ECCクラスタの各行155バイトのデータに対しては、先頭に20ビットのフレーム同期信号が付加し、155バイトのデータは先頭25ビット、以降は45ビットずつに分割し、間にDCコントロールビットを挿入し、図21に示す記録フレームを構成する。DCコントロールビットは変調後のDSVが0に近くなるように制御される。
【0025】
記録フレームのデータに対する変調は図22に示されるテーブルに従って17変調を行う。フレーム同期信号は図23に示されるように30bitsの同期コードを用いて付加される。図23において、#は同期コードの前の変調後のデータが0000もしくは00で終端された場合は1となり、他の場合は0となる。
【0026】
[BCA]
図10で示されたBCAの配置を、光ディスク2401の上から見た配置図で、図24に示す。光ディスク2401の半径21.3mmから22.0mmまでの範囲には、同心円状にバーストカッティングエリア(BCA)2402が形成される。また、2403はセンターホールである。このBCAには、ディスクID等のディスク固有の情報もしくは、ディスクの準拠するフォーマット情報等が格納されている。こうした情報は1周が略4750チャネルビットであるのに対し、4648チャネルビットを占める。
【0027】
バーストカッティングエリア2402に記録されるデータの変調方法を図25に示す。本変調方式では、2ビットのデータが7ビットデータとして変調される。変調後の7ビットデータは、前半3ビットが同期部、後半4ビットがデータ部として構成される。同期部は“010”のみで構成される。データ部は4ビットのうちのいずれかのビットに“1”が設定され、それ以外のビットは“0”と設定される。図25において、元データが“00”であれば、データ部が“1000”と変調される。同様に元データ“01”、“10”、“11”はそれぞれデータ部“0100”、“0010”、“0001”と変調される。
【0028】
同期部とデータ部がバーストカッティングエリア2402に記録されている状態を模式的に図26に示す。この場合、“0101000”のデータを示している。ビット“1”の場合は、低反射率部が形成される。ビット“0”の場合はこの低反射率部が形成されずに、ディスク反射率の変化がほぼゼロとなる。
【0029】
バーストカッティングエリア2402に記録されるデータ構造を図27に示す。図27において、各行が5バイトで構成される。各行の先頭1バイトは同期バイトであり、後方4バイトがデータとされる。
【0030】
第1行目はプリアンブルとされ、全て00hとされる。
【0031】
第1の同期バイトは第1行目のみに用いるため、これを検出することにより、BCAコードの開始位置を検出することが可能である。もしくは、第1の同期バイト以降の00hデータと併せて検出することも可能である。第2行目から第33行目までは、4行単位で領域が区分される。第2行目から第5行目までには、ユーザデータI0,0からI0,15の16バイトのデータが配置される。続いて、第6行目から第9行目までには、第2行目から第5行目までのユーザデータI0,0からI0,15に対応する16バイトのパリティC0,0からC0,15が配置される。この第2行目から第5行目までのユーザデータと第6行目から第9行目までのパリティによって、1つのECCブロックが構成される。
【0032】
同様に、第10行目から第13行目までにユーザデータI1,0からI1,15が配置され、第14行目から第17行目に対応するパリティC1,0からC1,15が配置される。第18行目から第21行目までにユーザデータI2,0からI2,15が配置され、第22行目から第25行目に対応するパリティC2,0からC2,15が配置される。第26行目から第29行目までにユーザデータI3,0からI3,15が配置され、第30行目から第33行目に対応するパリティC3,0からC3,15が配置される。
【0033】
第2行目から第5行目の同期バイトはSB00とされる。第6行目から第9行目までの同期バイトはSB01とされる。第10行目から第13行目までの同期バイトはSB02とされる。第14行目から第17行目までの同期バイトはSB03とされる。第18行目から第21行目までの同期バイトはSB10とされる。第22行目から第25行目までの同期バイトはSB11とされる。第26行目から第29行目までの同期バイトはSB12とされる。第30行目から第33行目までの同期バイトはSB13とされる。第34行目にはデータは配置されず、同期バイトのSB32のみが配置される。図27のデータは図25の変調方式に従い、変調される前のデータを示している。そのデータ量は166バイトとなる。(=5バイト×4行×8セット+5バイト+1バイト)この情報が変調された結果、4648チャネルビットとなる。(=166×8×7/2)
図27の同期信号の具体的なデータ列を図28に示す。なお、図28の例は変調後のチャネルビット列として表される。28チャネルビットの同期バイトは14チャネルビットのシンクボディと、14チャネルビットのシンクIDとで構成される。14チャネルビットのシンクボディは7チャネルビットのシンクボディ1と、7チャネルビットのシンクボディ2とで構成される。14チャネルビットのシンクIDは、7チャネルビットのシンクID1と、7チャネルビットのシンクID2とで構成される。
【0034】
なお、シンクボディは先に記した本来の変調則に従わないパターンとなっている。すなわち、図25に記されるように本変調則に従えば、その同期部は“010”とされるはずである。しかし、シンクボディ2の同期部は“010”とは異なる“001”とされている。従って、同期バイトをデータから識別することが可能である。
【0035】
各同期バイトのシンクボディ1はいずれも“010 0001”とされ、シンクボディ2は“001 0100”とされる。これに対し、シンクIDは、同期バイト毎に異なる値とされ、これにより同期バイトを識別することが可能となっている。このように、各同期バイトが異なるため、識別が可能となる。
【0036】
BCAコードのECCブロックの構成を図29に示す。ECCはRS(248,216,33)のリードソロモン符号が用いられる。これは、図14のECCブロックと同様のリードソロモン符号である。ただし、BCAコードのECCブロックは図29のように、先頭の200バイトは固定データとされ、例えばFFhが使用される。この固定データに続く16バイトのデータが実質的なBCAのユーザデータとされる。200バイトの固定データと、16バイトのBCAデータとを用いて、36バイトのパリティが計算する。
【0037】
なお、本実施形態における216バイトのデータのうち、先頭200バイトは固定データであり、光ディスクには記録されない。同様に、32バイトのパリティのうち、先頭16バイトのパリティC0からC15のみが光ディスク1に記録され、残りの16バイトのパリティは記録されない。復号時には、200バイトの固定データは、同一の値がそのまま用いられる。また、記録されない16バイトのパリティは消失フラグとして復号される。つまり、32バイトのパリティのうち、後半の16バイトは位置するパリティが、消失したものとして処理される。パリティの1/2が消失したとしても、その位置が既知であるため、元のパリティを復号することが可能である。
【0038】
このように、ユーザデータエリアに記録されるユーザデータのECCと同じRS(248,216,33)を用いることで、BCAにおいても非常に強力なエラー訂正能力を実現可能となる。また、同一のハードウェアでの構成が可能となるので、回路規模を低減でき、コスト低減することができる。更に、32バイトのみを記録すればよく、248バイト全てを記録する場合に比べ、データ容量を大きくすることができる。
【0039】
次に、BCAのデータブロックの構成を図30に示す。本実施形態において、4個のECCブロックがバーストカッティングエリア2402に記録される。各ECCブロックの16バイトのデータは、先頭の1バイトのコンテンツコードと、続く15バイトのコンテンツデータで構成される。BCAのコンテンツコードは、先頭のビット7からビット2までの6ビットがアプリケーションIDとされ、最後のビット1、ビット0の2ビットがシーケンス番号とされる。
【0040】
光ディスク記録再生装置は、取り決められたアプリケーションIDを有する光ディスクに対してのみ、データの記録する、もしくは再生することが可能とされる。例えば、特定のアプリケーションIDを有するディスクに対して、コンテンツデータを保護するために必要な、コンテンツの暗号化/復号化の鍵情報等を記録することができる。
【0041】
シーケンス番号は2ビットで構成され、“00”、“01”、“10”、“11”のいずれかとされる。各ECCブロックのコンテンツデータが14バイト以下である場合にはそれぞれのシーケンス番号は“00”とされる。
【0042】
次にコンテンツデータの格納方法を示す。例えば、4つのECCブロックのうち、先頭の2個のECCブロックの各コンテンツデータとして、同一のコンテンツデータを格納した場合(この場合は、同一アプリケーションIDの同一コンテンツデータの2重書きである)、それぞれのECCブロックのシーケンス番号は“00”とされる。すなわち、同一のコンテンツデータを記録する場合には、2つのECCブロックのシーケンス番号は同一番号とされる。
【0043】
続いて、残りの2個のECCブロックに、最初のECCブロックのアプリケーションIDとは異なるコンテンツデータを24バイト格納する場合、1番目のシーケンス番号は“00”とされ、2番目のECCブロックのシーケンス番号は“01”とされる。すなわち、複数のECCブロックにまたがる場合には、通し番号が格納される。
【0044】
このように、各ECCブロックに、アプリケーションIDとシーケンス番号が記録されるので、それらから判断して、いずれのECCブロックに所望のデータが格納されているのか、また多重書きであるかという識別が可能である。
【0045】
なお、図30のデータブロックのBCAコンテンツコード、及びコンテンツデータが、図27の先頭ECCブロックのI0,0からI0,15に対応する。
【0046】
[ディスクの記録再生装置]
本実施形態に好適として形状、データのエンコード処理、BCAについて説明した光ディスクの再生を行う記録再生装置の説明を図31を用いて行う。図31は記録再生装置のブロック図である。図31において、3100は図8,9,10に示される再生専用ディスクもしくは、概ね共通の形状をとる記録可能ディスクである。3101はディスク3100を回転させるディスクモータ、3102はディスク3100にレーザー光を照射し、反射光を検出し再生信号を得る光ピックアップである。また3102は記録時には的確に整形された波形のレーザー光をディスク3100に照射して記録を行う。3103はアナログフロントエンドであり、光ピックアップ3102で検出された信号の波形整形やサーボ信号の生成などを行う。3104は復調処理回路であり、波形整形された信号の2値化や、データのエンコード処理で説明した1−7変調に基づいた復調処理などを行う。3105はDRAM(Dynamic Randum Access Memory)であり、復調処理されたデータ、訂正処理中、入出力データ、変調処理前のデータなどの一時記憶に用いられる。3106はECC(Error Correction Circuit)であり、再生処理時にはDRAM3105に一時記憶された復調処理済のデータに対し、誤り訂正処理をおこない、記録処理時には、DRAM3105に一時記憶された入力データに対し、誤り訂正符号の付加を行う。3107はインターフェース回路であり、DRAM105に一時記憶されたデータを出力端子3114からの出力したり、入力端子3113からの入力データをDRAM3105に記憶させたり、DRAM3105に記憶されたBCA関連情報の出力端子3115からの出力などインターフェース処理を行う。3113と3115共通化することもできる。また、双方向化することで3113,3114,3115を共通化することも可能である。3108は変調回路であり、記録時には、DRAM3105から読み出したデータに対して、データのエンコード処理で説明した1−7変調に基づいた変調処理を行い、変調データをLDD(Laser Diode Driver)3109に供給する。LDD3109は記録時には、変調データに対して、記録に適切な記録波形を光ピックアップ3102に供給し、ピックアップ3102は記録波形に従って発光して記録を行う。3110はBCAデコーダーであり、BCAの再生時には、[BCA]で説明されたように低反射率の有無によって記録された、BCAのデータブロックのデコード処理を行う。
【0047】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0048】
また、上記の各構成は、それらの一部又は全部が、ハードウェアで構成されても、プロセッサでプログラムが実行されることにより実現されるように構成されてもよい。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【符号の説明】
【0049】
3100…ディスク、3101…ディスクモータ、3102…光ピックアップ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ディスクのBCAであり、検出される信号の上側のレベルとなる領域はデータ変調のないミラーレベルであり、下側のレベルとなる領域に、記録再生を行う光波長の略1/4の深さのピット構造で構成することを特徴とする光情報媒体。
【請求項2】
請求項1に記載のBCAのピット構造とは、データ長に制限されない溝構造であることを特徴とする光情報媒体。
【請求項3】
請求項1に記載のBCAのピット構造とは、当該情報記録媒体の最長ピット長と、最短ランド長を組み合わせていることを特徴とする光情報媒体。
【請求項4】
請求項1に記載のBCAのピット構造であり、ピット幅が記録再生を行うスポットサイズの略半分であることを特徴とする光情報記録再生装置。
【請求項1】
光ディスクのBCAであり、検出される信号の上側のレベルとなる領域はデータ変調のないミラーレベルであり、下側のレベルとなる領域に、記録再生を行う光波長の略1/4の深さのピット構造で構成することを特徴とする光情報媒体。
【請求項2】
請求項1に記載のBCAのピット構造とは、データ長に制限されない溝構造であることを特徴とする光情報媒体。
【請求項3】
請求項1に記載のBCAのピット構造とは、当該情報記録媒体の最長ピット長と、最短ランド長を組み合わせていることを特徴とする光情報媒体。
【請求項4】
請求項1に記載のBCAのピット構造であり、ピット幅が記録再生を行うスポットサイズの略半分であることを特徴とする光情報記録再生装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15a】
【図15b】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15a】
【図15b】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【公開番号】特開2012−69226(P2012−69226A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−214671(P2010−214671)
【出願日】平成22年9月27日(2010.9.27)
【出願人】(509189444)日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 (998)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月27日(2010.9.27)
【出願人】(509189444)日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 (998)
【Fターム(参考)】
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