説明

光書込装置及び画像形成装置

【課題】光量補正データの読み出し又は書き込み作業の円滑化を図りつつ、光量補正データの通信の高速化及び安定化を図ること。
【解決手段】主走査方向に配列された複数のLED素子と、複数のLED素子うち1又は複数のLED素子に対応した位置に設けられ、当該1又は複数のLED素子の光量を調整する光量補正データを記憶するICチップ及び無線通信を行うアンテナコイルを有する複数のRFIDタグ610Y〜610Yを備えたLPH33Y。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光書込装置及び画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、感光体の表面に静電潜像を形成させる光書込装置として、LEDプリンタヘッド(以下、LPHと称す。)を用いた画像形成装置が開発されている。LPHは、主走査方向に沿って予め設定された解像度に応じて配列された複数のLED(Light Emitting Diode)素子を有するLEDチップがアレイ上に配置されており、画像データに応じて発光されたLED素子からの照射光を集光させて感光体に静電潜像を形成させるGRIN(Graded-Index)レンズ等の光学手段等を備えて構成されている。
【0003】
このようなLPHは、LED素子の製造バラツキ、GRINレンズの光学特性等に伴い、光量ムラが発生することが知られている。この光量ムラを解消するために、LED素子を点灯させるドライバ回路の電流値をデジタル的に制御して複数のLED素子の光量が一定となるような光量補正データを予め電気的に消去及び書き込み可能な不揮発性のメモリ、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)に格納し、メモリに格納された光量補正データを画像形成装置を統括的に制御する制御装置内に読み出し、画像データと読み出した光量補正データとを用いて、光書き込みを行う技術が知られている。
【0004】
また、LED素子の配置の高密度化の実現に伴い、主走査方向(LEDチップの配列方向)は、600[dpi]、1200[dpi]というように高解像度化が進んでいる。例えば、画像形成装置における画像形成が可能な最大の用紙のサイズがA3ワイド(幅方向)324[mm]である場合、600[dpi]では7680素子、1200[dpi]では15360素子のLED素子が配列されることとなる。
【0005】
このように、高解像度化に伴うLED素子数の増加に伴い、画像データとして制御すべきデータ量が増大し、また、光書込制御方法も単純なLED素子のON/OFF動作だけではなく、複数ビットの設定数値により点灯露光時間を制御するなど、光書き込みを行うために用いられるデータ転送量も増大している。従って、画像形成装置の生産性(高速性)の向上の要望に伴い、大容量かつ高速データ通信機能を備えたLPHインターフェースの搭載が不可欠となっている。
【0006】
更に、種々の用紙に画像を形成させる場合、例えば、電子写真方式の画像形成装置では、トナーの定着性を向上させるために、種々の用紙の特徴(紙種や厚さ等)に応じて同一の画像形成装置であっても複数の画像形成速度を備えており、種々の用紙に応じた画像形成速度に対応したデータ通信機能をも満足させなくてはならない。
【0007】
上述したような問題に対して、大容量かつ高速データ通信機能を実現するインターフェース技術として、例えば、送信側ではLVDS(Low Voltage Differential Signaling)回路によりクロック同期のパラレルデータをパラレル−シリアル変換し、PLL(Phase Locked Loop)回路によりシリアル変換ビット数に応じたクロック変調を行い、受信側で
は周波数変調回路を備えたレシーバ回路によりシリアル−パラレル変換と変調クロックを元のクロックに戻して入力されたパラレルデータに戻すことにより、多ビットデータの高速転送を図る技術がある。
【0008】
上述したような技術を用いることにより、パラレルデータ内に制御信号、画像データ、光量補正データを配列することで、大容量かつ高速データ通信機能を実現することができると共に、束線長の自由度が高まり、画像形成装置内のレイアウトに自由度を持たせることができ、高速のデータ処理部を集中配置しユニット化することができる。
【0009】
しかし、上述した解決方法では、LPHへの露光データ等の高速通信を行うことができるが、LPHの光量補正データを読み出す手段に利用しようとすると、回路部品のコストが上昇し、この上昇に伴って製品コストが上昇することから、ユーザに対して不利益を生じさせることとなる。また、光量補正データを読み出す回路構成の制約により、束線長の制限があり、露光データのLVDS回路の性能を生かしきることができないという問題を抱えている。
【0010】
この解決手段として、光量補正データを記憶したメモリ(例えば、ROM)を画像形成装置内に搭載する方法もあるが、高速・高耐久性を求められる画像形成装置では、メンテナンス時でのLPHの交換や、プロセス条件や使用頻度に応じた光量補正データの調整の必要性があることから、その作業時の度にメモリのデータの更新又はメモリの交換をする必要がある。このため、些細な作業ミスによりメモリにLPHに適合する光量補正データを格納していない場合には、画像不良を発生させる原因となってしまう。更に、画像形成装置の生産工程においても、光量補正データの管理が伴い、画像形成装置に搭載したLPHとメモリに記憶されている光量補正データとの照合が必要となり、新たな技術課題が発生してしまうこととなる。
【0011】
したがって、LPH内に光量補正データを記憶した不揮発性のメモリを備え、このメモリから光量補正データを読み出す技術が一般的となっている。
【0012】
例えば、ストローブ信号を介してEEPROM(光量補正データが記憶されているメモリ)から光量補正データを読み出し、印刷データとしてLEDドライバICに供給し、印刷データに応じたLEDアレイの駆動指示をストローブ信号によりLEDアレイ群の選択信号を供給することでLED素子を点灯制御する装置が開示されている(特許文献1参照)。
【0013】
特許文献1記載のような技術は、駆動手段(印刷制御部)が光量補正データを取得するクロック信号を発生し、メモリに記憶されている光量補正データを発生したクロックに同期させて光量補正データを駆動手段に入力させ、かつ、供給されたクロックにより光量補正データを転送することが記載されており、印刷データの転送クロックと、光量補正データの転送クロックでのタイミング変更に伴う設計マージンを小さくする効果を狙っており、即ち、光量補正データの読み出し制御、光量補正データの設定制御、印刷データの送信方法を個別に考慮し、それぞれが適正な方法で処理できるようにバランスを取ったインターフェース回路を設けている。
【0014】
また、LPHに限らず、着脱可能な部品ユニットに対しても同様な技術があり、例えば、画像形成装置に設けられた読込手段によって、画像形成装置に交換可能に装着される部品ユニットのメモリデバイスに記憶されている情報が、画像形成装置への装着前に読み込まれる画像形成装置が開示されている(特許文献2参照)。
【0015】
更に、単一のアンテナにて、印字する色毎の画像形成ユニットに配置され各画像形成ユニットの交換指示を予告する交換予告情報を記憶するRFIDタグから、非接触で交換予告情報を読み出す印刷装置が開示されている(特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2001−239697号公報
【特許文献2】特開2004−053761号公報
【特許文献3】特開2005−141044号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
しかしながら、上述したような従来の技術では、大容量の光量補正データの処理能力やデータの通信能力(高速性、伝送信号の信頼性)を向上させるには、画像形成装置全体のインターフェースのバランスを取る必要があるため、印刷能力が犠牲となってしまう。このため、通信能力がメモリからの光量補正データの読み出しや設定機能により制限を受けることとなる。また、特許文献1のような技術の場合には、束線長を長くしたい場合にも、インターフェース回路の制約を受けてしまう。
【0017】
更に、上述したような従来の技術では、部品ごと、即ち、LPH毎にメモリが設けられていることから、任意のLED素子に対する光量補正データを読み出し又は書き込みすることは困難であり、LPHが備える全てのLED素子に対する光量補正データを読み出し又は書き込みすることとなる。従って、有効光書込幅よりも小さい幅の用紙に対して画像形成を行う場合には、当該用紙の幅に対するLED素子の光量補正データのみ読み出せば足りるのにもかかわらず、全てのLED素子の光量補正データが読み出されてしまうため、無駄な通信負荷が生じるという問題がある。
【0018】
本発明の課題は、上述した問題に鑑みて、光量補正データの読み出し又は書き込み作業の円滑化を図りつつ、光量補正データの通信の高速化及び安定化を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0019】
請求項1に記載の発明によれば、主走査方向に配列された複数のLED素子と、前記複数のLED素子うち1又は複数のLED素子に対応して設けられ、当該1又は複数のLED素子の光量を調整する光量補正データを記憶する光量補正データ記憶手段及び無線通信を行う通信手段を有する複数のRFIDタグと、を備えた光書込装置が提供される。
【0020】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の光書込装置において、前記複数のLED素子は、1又は複数のLED素子毎に主走査方向に沿って複数のグループに区分されており、前記RFIDタグは、1又は隣接する複数のグループに対応するように割り当てられて設けられ、当該RFIDタグの光量補正データ記憶手段は、当該1又は隣接する複数のグループのLED素子の光量補正データを記憶している。
【0021】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の光書込装置において、前記グループは、前記複数のLED素子が主走査方向に沿って予め設定された数のLED素子毎に区分されることにより構成されている。
【0022】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の光書込装置において、前記グループは、前記複数のLED素子が光書き込みにより画像が形成される複数の用紙の主走査幅に基づいて区分されることにより構成されている。
【0023】
請求項5に記載の発明によれば、前記1から4のいずれか一項に記載の光書込装置を備え、前記RFIDタグと無線通信を行うRFID送受信手段と、前記RFID送受信部に対して前記RFIDタグと無線通信を行わせ、前記RFIDタグ内の前記光量補正データ記憶手段から前記光量補正データを読み出し又は書き込みを行なう制御手段と、前記制御手段により前記RFIDタグ内の前記光量補正データ記憶手段から読み出された前記光量補正データを記憶する記憶手段と、を備える画像形成装置が提供される。
【0024】
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、画像が形成される用紙の主走査幅に基づいて、前記複数のRFIDタグのうち、画像が形成される用紙の主走査幅に対応する位置の前記LED素子の光量補正データを有するRFIDタグから、前記光量補正データの読み出しを行なう。
【発明の効果】
【0025】
請求項1に記載の発明によれば、複数のRFIDタグにより光量補正データが記憶されているため、光量補正データの読み出し又は書き込み作業を行なう際、必要な光量補正データが記憶されているRFIDタグと通信を行えば足り、通信負荷の低減を図ることができるため、光量補正データの読み出し又は書き込み作業の円滑化を図りつつ、光量補正データの通信の高速化を図ることができる。
【0026】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるのは勿論のこと、RFIDタグに1又は隣接する複数のグループに属する複数のLED素子の光量補正データを記憶させることができる。
【0027】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2と同様の効果を得られるのは勿論のこと、予め設定された数のLED素子毎に区分されたグループ毎、例えば、LEDチップ毎に光量補正データを管理することができる。
【0028】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2と同様の効果を得られるのは勿論のこと、用紙の主走査幅に基づいて区分されたグループ毎に光量補正データを管理することができる。
【0029】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項に記載の光書込装置に備えられた複数のRFIDタグから、当該光書込装置の光量補正データの読み出し又は書き込みを行なうことができるため、インターフェース回路の制約を受けずに、円滑な光量補正データの読み出し又は書き込みを実現でき、光量補正データの通信の高速化を図ることができる。
【0030】
請求項6に記載の発明によれば、請求項5と同様の効果を得られるのは勿論のこと、画像が形成される用紙の主走査幅に対応する位置のLED素子の光量補正データのみ読み出しを行なうことができるため、通信負荷の低減が図られ、光量補正データの読み出しの高速化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における画像形成装置1の概略断面構成図を示す。
【0032】
画像形成装置1は、原稿から画像を読み取り、読み取った画像を紙等の用紙Pに画像形成するコピー機能や、PC(Personal Computer)等の外部装置から画像データを受信し、画像データが表す画像を用紙P上に形成して出力するプリンタ機能等を備えたデジタル複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、プリント部20から構成される。
【0033】
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿送り部11と読取部12とを備える。
自動原稿送り部11は、原稿トレイに積載される原稿を最上部から順に搬送させ、原稿の読取個所であるコンタクトガラスに原稿を密着させながら通過させ、そして、コンタクトガラスを通過して読み取りが完了した原稿を排紙トレイに排出させる。
【0034】
読取部12は、光源、レンズ、コンタクトガラス、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等からなるスキャナを備えて構成され、原稿に照射した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿の原稿画像(アナログ画像信号)を読み取り、読み取った原稿画像にA/D変換や各種画像処理を施した後、プリントデータとしてプリント部20に出力する。ここで、画像とは、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む意である。
【0035】
プリント部20は、入力されたプリントデータに基づいて、電子写真方式の画像形成を行うものであり、画像形成部30と、クリーニング部40と、転写ベルト50と、給紙部60と、搬送部70と、定着部80とを備えて構成される。
【0036】
本実施の形態の画像形成部30は、最大4色(イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K))の画像を形成する際に、夫々異なる色のトナーを充填可能な色毎の画像形成部30Y、30M、30C、30Kを備えて構成されている。
【0037】
例えば、画像形成部30Yは、感光体ドラム31Yと、帯電装置32Yと、光書込装置としてのLEDプリンタヘッド(以下、LPHと称す。)33Yと、現像装置34Yと、転写装置35Yと、クリーニング装置36Yとを備え、イエロー(Y)の画像を形成する。
【0038】
LPH33Yは、主走査方向に配列された複数の発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)を光書き込み用の光源として備えると共に、複数のGRIN(Graded-Index)レンズを主走査方向に配列させた光学部材、LED駆動/光量補正回路等を備えると共に、後述するRFIDタグが複数設けられており、画像データに基づいてLED素子が選択的に駆動され、駆動されたLED素子から照射される光を感光体ドラム31Y上に集光させて結像させる。
【0039】
LED素子は、製造時の機械的特性及び電気的特性のバラツキ、駆動回路の電流抵抗のバラツキ、実装部材(LED搭載基板等)の電気的なバラツキ等により、同一条件下で駆動しても、各LED素子の光量に差が発生することが知られている。
そのため、LPH33Y全体の光量のバラツキを一定の範囲内に収まるように、LED駆動/光量補正回路には、LED素子毎に電流量及び立ち上がり駆動特性及び各LED素子の光量を補正する補正部が設けられており、LPH33Yに設けられている後述する複数のRFIDタグから取得された光量補正データと入力される画像データとに基づいて、各LED素子の光量補正及び駆動動作が行なわれる。
【0040】
具体的には、帯電装置32Yにより帯電された感光体ドラム31Yに、LPH33Yからイエロー(Y)の画像データに応じた光を照射して潜像画像を形成する。そして、現像装置34Yは、潜像画像が形成された感光体ドラム31Yの表面に帯電したイエロー(Y)のトナーを付着させて潜像画像を現像する。現像装置34Yによりトナーが付着された感光体ドラム31Yは、転写装置35Yが配置された転写位置へ一定速度で回転されながら後述する転写ベルト50に転写される。転写ベルト50にトナー画像が転写された後、クリーニング装置36Yが、感光体ドラム31Yの表面の残留電荷や残留トナー等を除去する。
【0041】
画像形成部30M、30C、30Kは、画像形成部30Yと同様の構成から成り、感光体ドラム31M、31C、31Kの周囲に配置された帯電装置32M、32C、32K、LPH33M、33C、33K、現像装置34M、34C、34K、転写装置35M、35C、35K、クリーニング装置36M、36C、36Kを備え、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー画像をそれぞれ形成する。
【0042】
転写ベルト50は、複数のローラに懸架され回転可能に支持された半導電性エンドレスベルトであり、ローラの回転に伴って回転駆動される。
この転写ベルト50は、転写装置35Y、35M、35C、35Kによりそれぞれ感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kに圧着される。これにより感光体ドラム31Y、31M、31C、31Kの表面に現像された各トナーは、転写装置35Y、35M、35C、35Kによる転写位置で転写ベルト50上に搬送された用紙Pにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーが順次重ねて転写される。
【0043】
給紙部60は、複数の給紙トレイ61と手差しトレイ62とを備える。
給紙トレイ61は、給紙トレイ61毎にサイズや種類毎に予め識別された用紙Pが収容されており、給紙ローラ61aによって収容された用紙Pを最上部から一枚ずつ搬送部70に向けて搬送する。
手差しトレイ62は、ユーザのニーズに合わせて様々な種類の用紙Pをその都度積載可能となっており、給紙ローラ62aによって積載された用紙Pを最上部から一枚ずつ搬送部70に向けて搬送する。
【0044】
搬送部70は、給紙トレイ61又は手差しトレイ62から搬送された用紙Pを、複数の中間ローラ71a、71b、レジストローラ72を経て転写装置35Y等へと搬送する。
【0045】
定着部80は、搬送部70によって搬送された用紙Pに転写されたトナー像を熱定着する。定着処理された用紙Pは、排紙ローラ73に挟持されて排紙トレイ74上に排出される。
【0046】
転写装置35Y、35M、35C、35Kにより用紙Pにトナー画像が転写された後、用紙Pが曲率及び静電的に分離された転写ベルト50は、クリーニング部40により残留トナー等が除去される。
【0047】
図2に、LPH33Yの側面図の例を示す。
図2に示すように、LPH33Yは、LPH固定部材330Yにより画像形成装置1に着脱可能に備えられており、複数のLED素子及びLED駆動/光量補正回路等からなるLPH本体部331Y、GRINレンズ部332Y、LPH本体部331Y側面に貼付された複数のRFIDタグ610Y〜610Yから構成されている。
【0048】
LPH固定部材330Yは、LPH33Yに貼付された複数のRFIDタグ610Y〜610Yと無線通信を行うRFID送受信手段としてのRFID送受信部620Yが設けられている。
【0049】
LPH本体部331Y内に主走査方向に配列された複数のLED素子は、1又は複数のLED素子毎に主走査方向Xに沿って複数のグループに区分されている。図2では、各グループの領域をA〜Aとして示している。
【0050】
RFIDタグRFIDタグ610Y〜610Yは、1又は隣接する複数のグループに対応するように割り当てられて設けられている。例えば、図2では、RFIDタグ610Yに対してA、Aの2つのグループが割り当てられており、RFIDタグ610Yに対してAの1つのグループが割り当てられている。
【0051】
各グループは、複数のLED素子が主走査方向Xに沿って予め設定された数のLED素子毎、即ち、複数のLED(Light Emitting Diode)素子を有するLEDチップ毎に区分されることにより構成されてもよい。
【0052】
このことにより、予め設定された数のLED素子毎に区分されたグループ毎、例えば、LEDチップ毎にRFIDタグを設けた場合、LEDチップ毎に光量補正データを管理することができる。なお、高解像度化に伴うLEDチップの数が増加すると、RFIDタグの数も増加することから、RFID送受信部620YがRFIDタグへアクセスする回数が多くなることを考慮すべきであるため、1つのRFIDタグに対して複数のLEDチップを割り当てることが現実的である。
【0053】
また、各グループは、画像形成装置1において複数のLED素子が光書き込みにより画像が形成され得る複数の用紙の主走査幅に基づいて区分されることにより構成されてもよい。この場合、用紙の主走査幅に基づいて区分されたグループ毎に光量補正データを管理することができる。
【0054】
なお、LPH33M、33C、33Kの側面図は、図2に示すLPH33Yと同様であるため、図示及び説明は省略する。
【0055】
図3に、本実施の形態における画像形成装置1の制御ブロック図を示す。
図3に示すように、画像形成装置1は、本体制御部100、機構制御部200、操作表示部300、外部I/F400、LPH33Y、33M、33C、33Kにそれぞれ設けられた複数のRFID(Radio Frequency ID)タグ610Y〜610Y、610M〜610M、610C〜610C、610K〜610K、RFID送受信部620Y、620M、620C、620K、画像読取部10及びプリント部20などにより構成され、各部はバス500により接続されている。
【0056】
本体制御部100は、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read OnlyMemory)120、不揮発メモリ130、RAM(Random Access Memory)140、画像処理部151、画像処理部151と接続されたLPH制御部152、I/O(Input/Output)160等を備えている。
【0057】
CPU110は、ROM120又は不揮発メモリ130に記憶されているシステムプログラム、各処理プログラム、データを読み出して、不揮発メモリ130又はRAM140内に展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置1各部の動作を集中制御する。システム全体のタイミング制御、不揮発メモリ130又はRAM140を使用した画像データの記憶及び蓄積制御、プリント部20に対する画像データの入出力制御、他のアプリケーション(FAX、プリンタ、スキャナ等)とのインターフェース(I/F)や動作制御を行うものである。
【0058】
また、CPU110は、外部I/F400を介して受信したPC(Personal Computer
)等の外部装置から送信される画像データや、画像読取部10から送られてきた画像データを、一時的に不揮発メモリ130又はRAM140に格納し、画像データに基づいたプリントデータを画像処理部151に展開する。CPU110は、機構制御部200へ起動指示信号を出力し、画像形成装置1の各部の動作を行わせる。
【0059】
ROM120は、画像形成装置1に対応するプログラムやデータなどがあらかじめ記憶されており、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、各種処理プログラムで処理するのに必要なデータを記憶している。
【0060】
また、ROM120は、本実施の形態において、RFID送受信部620Y、620M、620C、620Kそれぞれに対して各RFID送受信部620Y、620M、620C、620Kと対応するLPH33Y、33M、33C、33Kに設けられた複数のRFIDタグ610Y〜610Y、610M〜610M、610C〜610C、610K〜610Kと無線通信を行わせ、各RFIDタグ610Y〜610Y、610M〜610M、610C〜610C、610K〜610K内に記憶されている光量補正データの読み出し又は書き込みを行わせる光量補正データ読出処理又は光量補正データ書込処理を実行させるプログラム、当該プログラムを実行させるために必要な各種データを予め記憶している。
【0061】
不揮発メモリ130は、フラッシュメモリ等で構成され、各種プログラム及びデータを書き換え可能に記憶する。
【0062】
RAM140は、CPU110により実行される各種処理において、ROM120から読み出されたプログラム、入力、若しくは出力データ及びパラメータなどの一時的な格納領域となる。
【0063】
画像処理部151は、画像読取部10や外部I/F400等から送られてきた画像データの画像処理(変倍、フィルタ、γ変換など)を行い、プリント出力対象となるプリントデータを生成する。
【0064】
LPH制御部152は、画像処理部151により生成されたプリントデータを格納すると共に、生成されたプリントデータに基づいた各種信号をLPH33Y、33M、33C、33Kにそれぞれ出力する。
【0065】
I/O160は、各LPH33Y、33M、33C、33Kそれぞれ対応する位置に設けられたRFID送受信部620Y、620M、620C、620Kと接続されており、各RFID送受信部620Y、620M、620C、620Kから読み出されたデータをCPU110に出力すると共に、不揮発メモリ130に記憶させる。
【0066】
機構制御部200は、本体制御部100からの信号に基づいて画像形成装置1内の各種駆動機構及び各種センサ等を統括的に制御するものであり、例えば、感光体ドラム31Yを一定速度で回転させるモータを駆動制御している。
【0067】
操作表示部300は、LCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electronic Luminescent)素子を用いた等の表示画面や電源スイッチを含む操作キー群、操作表示制御部等から構成される。表示画面上には、表示画面を覆うようにタッチパネルが設けられており、操作表示制御部は、本体制御部100から入力される表示信号に従って、各種設定条件を入力するための各種設定画面や画像形成装置1の動作状態や処理結果等を表示画面上に表示させる。また、操作表示制御部は、操作キー群又はタッチパネルから入力される操作信号を本体制御部100に送信する。
【0068】
外部I/F400は、ネットワークインターフェースカード(NIC;Network Interface Card)、モデム(MODEM:MOdulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の各種インターフェースを備えて構成され、通信可能に接続された外部機器と相互に情報の送受信を行う。
【0069】
RFIDタグ610Y〜610Yは、それぞれLPH33Yに貼付等されることにより設けられており、LPH33Yが備える各LED素子のうち、割り当てられたグループのLED素子の光量を調整する補正データ(以下、光量補正データ)とRFIDタグを識別する識別コードを記憶する光量補正データ記憶手段としてのICチップ及び光量補正データを無線通信によりRFID送受信部620Yと送受信を行う通信手段としてのアンテナコイルを有し、RFID送受信部620Yから発せられる無線周波数により生じる誘導電磁界により供給される電力供給によって、ICチップ内に記憶されている光量補正データ及び識別コードをRFID送受信部620Yに送受信する無電池型のRFIDタグである。
【0070】
RFIDタグ610M〜610M、610C〜610C、610K〜610Kは、RFIDタグ610Y〜610Yと同様に、LPH33M、33C、33Kそれぞれに貼付等されることにより設けられており、LPH33M、33C、33Kが備える各LED素子のうち、割り当てられたグループのLED素子の光量補正データを記憶するICチップ及び光量補正データを無線通信によりそれぞれRFID送受信部620M、620C、620Kと送受信を行うアンテナコイルを有し、RFID送受信部620M、620C、620Kから発せられる無線周波数により生じる誘導電磁界により供給される電力供給によって、ICチップ内に記憶されている光量補正データをRFID送受信部620M、620C、620Kに送受信する無電池型のRFIDタグである。
【0071】
RFID送受信部620Yは、I/O160を介してCPU110と接続されており、CPU110からの指示に従って、RFIDタグ610Y〜610Yと無線通信を行うための無線周波数を発することが可能なアンテナコイルを有し、当該アンテナコイルによりRFIDタグ610Y〜610Yそれぞれに対して誘導電磁界を生じさせると共にRFIDタグ610Y〜610Y内に記憶されている光量補正データの送受信を行うRFID送受信手段としての機能を実現する。
【0072】
RFID送受信部620M、620C、620Kは、RFID送受信部620Yと同様に、I/O160を介してCPU110と接続されており、CPU110からの指示に従って、RFIDタグ610M〜610M、610C〜610C、610K〜610Kと無線通信を行うアンテナコイルを有し、当該アンテナコイルによりRFIDタグ610M〜610M、610C〜610C、610K〜610Kに対して誘導電磁界を生じさせると共にRFIDタグ610M〜610M、610C〜610C、610K〜610K内に記憶されている光量補正データの送受信を行う。
【0073】
なお、本実施の形態におけるRFIDタグ610Y〜610Y、610M〜610M、610C〜610C、610K〜610K及びRFID送受信部620Y、620M、620C、620Kは、電磁誘導方式を用いた例を挙げて説明するが、電波方式であってもよい。
【0074】
電磁誘導方式又は電波方式を用いたRFIDタグ610Y〜610Y、610M〜610M、610C〜610C、610K〜610K及びRFID送受信部620Y、620M、620C、620Kが使用可能な無線周波数は、当該画像形成装置1が使用される場所(地域、国等)によって法規的な制約が伴っている点に留意するものとし、また周波数帯域によって最大通信距離、指向性、通信速度、ノイズ、電波障害等の特性が異なる点に留意し、周囲環境に合わせて設定されるものである。
【0075】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図4に示す処理は、本体制御部100内のCPU110、ROM120、不揮発メモリ130又はRAM140の協働により実現される動作であり、LPH33Yに対する光量補正データ読出処理のフローチャートを示す。
【0076】
画像形成装置1の操作表示部300に設けられた電源スイッチが操作されることにより当該画像形成装置1に電源の供給が開始されたり、画像形成を行う指示と共に光量補正データの読み出し指示が入力されると(ステップS1)、RFID送受信部620Yが駆動され、LPH33Yに設けられたRFIDタグ610Y〜610Yのうち、選択されたRFIDタグの識別コードに基づいて、選択されたRFIDタグに対して無線周波数が発せられ、光量補正データの読み出しが開始される(ステップS2)。
【0077】
この選択されたRFIDタグとは、例えば、画像形成装置1に電源の供給が開始された場合にはLPH33Yに設けられた全てのRFIDタグ610Y〜610Yであり、光量補正データの読み出し指示が入力された場合には、画像形成される用紙の主走査幅に対応する位置のグループが割り当てられたRFIDタグ、即ち、画像形成される用紙の主走査幅に対応する位置のLED素子の光量補正データを有するRFIDタグとする。
【0078】
選択されたRFIDタグは、RFID送受信部620Yから発せられる無線周波数により生じる誘導電磁界により供給される電力供給によって、ICチップ内に記憶されている光量補正データ及び識別コードをRFID送受信部620Yに送信する(ステップS3)。
【0079】
各RFID送受信部620Yにより、選択されたRFIDタグ610から送信された光量補正データ及び識別コードが受信されると、光量補正データの取得処理が実行される(ステップS4)。
【0080】
ステップS4における光量補正データの取得処理は、まず、受信された識別コードに基づいて識別コードに対応するRFIDタグが特定される。次に、特定されたRFIDタグに割り当てられたグループが特定され、識別コードと共に受信した光量補正データに対応するLED素子が特定される。そして、当該光量補正データは、LPH33Yの当該特定されたLED素子に対応する光量補正データとして不揮発メモリ130に記憶される処理である。
【0081】
ステップS4後、画像形成装置1内の画像データに関する処理の起動処理が開始され(ステップS5)、本処理は終了される。
【0082】
LPH33M、33C、333Kに対する光量補正データ読出処理のフローチャートも、図4に示すLPH33Yと同様にセレクティブアクセス方式を用いた処理であるため、図示及び説明は省略する。なお、LPH33Y、33M、33C、333Kに対する光量補正データ読出処理は、並列して実行されても又は順次実行されるものであってもよい。
【0083】
次に、光量補正データの書き込み処理について説明する。
光量補正データの書き込み処理は、画像形成装置1の操作表示部300に設けられた電源スイッチが操作されることにより当該画像形成装置1に電源の供給停止の指示や光量補正データの書き込み指示が入力されると、RFID送受信部620Yが駆動され、LPH33Yに設けられたRFIDタグ610Y〜610Yのうち、選択されたRFIDタグの識別コードに基づいて、選択されたRFIDタグに対して無線周波数が発せられ、光量補正データの書き込みが開始される。
【0084】
この選択されたRFIDタグとは、例えば、画像形成装置1に電源の供給停止の指示が入力された場合にはLPH33Yに設けられた全てのRFIDタグ610Y〜610Yであり、光量補正データの書き込み指示が入力された場合には、操作表示部300又は外部I/F400から指示されたRFIDタグである。
【0085】
選択されたRFIDタグは、RFID送受信部620Yから発せられる無線周波数により生じる誘導電磁界により供給される電力供給によって、ICチップ内に記憶されている光量補正データを受信した光量補正データに書き替えて更新し、書き込み完了を示す信号(書込完了信号)をRFID送受信部620Yに送信する。
【0086】
RFID送受信部620が選択されたRFIDタグから書込完了信号を受信すると本処理は終了される。
【0087】
LPH33M、33C、333Kに対する光量補正データ書き込み処理も、LPH33Yと同様にセレクティブアクセス方式を用いた処理であるため、説明は省略する。なお、LPH33Y、33M、33C、333Kに対する光量補正データ読み出し処理は、並列して実行されても又は順次実行されるものであってもよい。
【0088】
複数のRFIDタグにより各LPHの光量補正データが記憶されているため、光量補正データの読み出し又は書き込み作業を行なう際、必要な光量補正データが記憶されているRFIDタグと通信を行えば足り、通信負荷の低減を図ることができるため、インターフェース回路の制約を受けずに、円滑な光量補正データの読み出し又は書き込み作業を実現でき、光量補正データの通信の高速化を図ることができる。
【0089】
更に、読み出し又は書き込みが必要とされるLED素子の光量補正データを記憶しているRFIDタグとのみ通信を行うため、特に、画像が形成される用紙の主走査幅に対応する位置のLED素子の光量補正データのみ読み出しを行なうことができるため、通信負荷の低減が図られ、光量補正データの読み出し又は書き込みの高速化を図ることができる。
【0090】
また、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】実施の形態における画像形成装置の概略断面構成図である。
【図2】LPHの側面図の例を示す図である。
【図3】実施の形態における画像形成装置の制御ブロック図である。
【図4】LPH33Yに対する光量補正データ読出処理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
【0092】
1 画像形成装置
10 画像読取部
11 自動原稿送り部
12 読取部
20 プリント部
30、30Y、30M、30C、30K 画像形成部
31Y、31M、31C、31K 感光体ドラム
32Y、32M、32C、32K 帯電装置
33Y、33M、33C、33K LPH
330Y LPH固定部材
331Y LPH本体部
332Y GRINレンズ部
34Y、34M、34C、34K 現像装置
35Y、35M、35C、35K 転写装置
36Y、36M、36C、36K クリーニング装置
40 クリーニング部
50 転写ベルト
60 給紙部
61 給紙トレイ
61a、62a 給紙ローラ
62 手差しトレイ
70 搬送部
71a、71b 中間ローラ
72 レジストローラ
73 排紙ローラ
74 排紙トレイ
80 定着部
100 本体制御部
110 CPU
120 ROM
130 不揮発メモリ
140 RAM
151 画像処理部
152 LPH制御部
160 I/O
200 機構制御部
300 操作表示部
400 外部I/F
500 バス
610Y1〜610Ym、610M1〜610Mm、610C1〜610Cm、610K1〜610Km RFIDタグ
620Y、620M、620C、620K RFID送受信部
P 用紙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主走査方向に配列された複数のLED素子と、
前記複数のLED素子うち1又は複数のLED素子に対応して設けられ、当該1又は複数のLED素子の光量を調整する光量補正データを記憶する光量補正データ記憶手段及び無線通信を行う通信手段を有する複数のRFIDタグと、
を備えた光書込装置。
【請求項2】
前記複数のLED素子は、1又は複数のLED素子毎に主走査方向に沿って複数のグループに区分されており、
前記RFIDタグは、1又は隣接する複数のグループに対応するように割り当てられて設けられ、
当該RFIDタグの光量補正データ記憶手段は、当該1又は隣接する複数のグループのLED素子の光量補正データを記憶している、
請求項1に記載の光書込装置。
【請求項3】
前記グループは、
前記複数のLED素子が主走査方向に沿って予め設定された数のLED素子毎に区分されることにより構成されている、
請求項2に記載の光書込装置。
【請求項4】
前記グループは、
前記複数のLED素子が光書き込みにより画像が形成される複数の用紙の主走査幅に基づいて区分されることにより構成されている、
請求項2に記載の光書込装置。
【請求項5】
前記1から4のいずれか一項に記載の光書込装置を備え、
前記RFIDタグと無線通信を行うRFID送受信手段と、
前記RFID送受信部に対して前記RFIDタグと無線通信を行わせ、前記RFIDタグ内の前記光量補正データ記憶手段から前記光量補正データを読み出し又は書き込みを行なう制御手段と、
前記制御手段により前記RFIDタグ内の前記光量補正データ記憶手段から読み出された前記光量補正データを記憶する記憶手段と、
を備える画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、
画像が形成される用紙の主走査幅に基づいて、前記複数のRFIDタグのうち、画像が形成される用紙の主走査幅に対応する位置の前記LED素子の光量補正データを有するRFIDタグから、前記光量補正データの読み出しを行なう、
請求項5に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−12324(P2009−12324A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−177348(P2007−177348)
【出願日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】