説明

光源装置

【課題】光路上の光量を低下させることなく正確に光量を測定可能な光源装置を得る。
【解決手段】回転調光部115は、回転軸Xがランプ114の照明光軸Yに対して平行となるように、かつ照明光軸Yが開口部122に入射するように光源装置100に取り付けられる。回転調光部115は、CCD232の撮像タイミングと同期して回転する。CCD232が撮像を行っている期間に、光透過領域125が照明光軸Yと一致して、照明光を透過する。他方、回転調光部115が照明光を透過しない期間に、反射鏡124が照明光軸Yと一致して、照明光を光センサ117方向に反射する。光センサ117は、反射鏡124からの反射光を受光して、反射光の光量を測定する。反射鏡124は照明光を全反射するため、反射光の光量と照明光の光量とが一致する。そのため、反射光の光量を測定すれば、照明光の光量を正確に測定できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生成する光の光量を調節可能な光源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
光源装置は、例えば内視鏡装置の光源として用いられる。内視鏡装置は、人体の体内に挿入されて体内を撮像する内視鏡スコープと、撮像して得られた画像を処理する内視鏡プロセッサとから成る。内視鏡スコープは、体内を照明する照明光を運ぶライトガイドファイバを有する。光源装置は、ライトガイドファイバに照明光を供給する。
【0003】
照明光は、ライトガイドファイバを通過するとき、あるいは観察対象物に照射されたときに熱を生じる。ライトガイドファイバを通過するときに生じる熱は、ライトガイドファイバ及びその周辺に劣化等の悪影響を与える原因となりうる。また、観察対象物に照射されたときに生じる熱は、火傷の原因となりうる。これらを防止しながら十分な光量を提供するため、照明光の光量を測定して調節する必要がある。光量を測定する手段として、2つの手段が知られている。1つめの手段は、キセノンランプが発光する照明光の光路外に設けられる光電変換素子である。光電変換素子は、キセノンランプから絞りに向けて形成される照明光の光路上ではなく、光路の周囲に設けられ、光路から漏れ出た光の光量を測定する。そして、漏れ出た光の光量に基づいて、キセノンランプが絞りに向けて発光する照明光の光量を推定する(特許文献1)。2つめの手段は、ランプが発光する照明光の光路上に固定されるハーフミラーである。ランプは絞りに向けて照明光を発光し、ハーフミラーは照明光の一部を絞りに向けて透過し、一部を光センサに向けて反射する。そして光センサが照明光の一部を測定する。そして、照明光の一部に基づいて、キセノンランプが絞りに向けて発光する照明光の光量を推定する(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−100109号公報
【特許文献2】特開2004−337278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、光路外に設け光電変換素子が光路から漏れ出た光の光量を測定し、あるいはハーフミラーによる反射光を測定して、光路上の光の光量を推定する構成では、ライトガイドファイバに入射する光量を正確に推定できない恐れがある。また、ハーフミラーを光路上に設けると、ライトガイドファイバに入射する照明光の光量が減少する。これにより、所望の光量を得られなくなるおそれや、より大きな光量の光を発光可能なランプを採用してコスト上昇を招くおそれが生じる。
【0006】
本発明はこれらの問題を鑑みてなされたものであり、光路上の光量を低下させることなく正確に光量を測定可能な光源装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明による光源装置は、照明光を照射する光源と、照明光の光路上に設けられ、光路に対して平行な回転軸回りに回転して照明光の光量を調節する回転調光部と、照明光の光量を測定する光量測定部とを備え、回転調光部は、回転軸と交わる方向に照明光を反射する鏡を有し、光量測定部は、鏡による反射光の光路上に設けられて、反射光の光量を測定することを特徴とする。
【0008】
光源装置は、光量測定部が測定した光量に基づいて、照明光の光量を制御する光量制御部をさらに備えることが好ましい。
【0009】
光源装置は、回転調光部の回転タイミングを制御する調光制御部と、照明光を用いて撮像する撮像素子の同期信号を受信する受信部とをさらに備え、同期信号は、撮像素子が撮像を開始するタイミングを示す信号であって、調光制御部は、受信部から同期信号を受信して、撮像素子が撮像を行わない期間に、光源の光路上を鏡が通過して回転軸と交わる方向に照明光を反射するように回転調光部の回転タイミングを制御することが好ましい。
【0010】
撮像素子はCCDであって、同期信号は、撮像素子の垂直走査期間を開始するタイミングを示す垂直同期信号であって、調光制御部は、垂直走査期間に光源の光路上を通過して照明光を反射するように回転調光部を制御することが好ましい。
【0011】
調光制御部は、受信部から同期信号を受信して、撮像素子が撮像を行う期間に照明光の光量を調節するように回転調光部の回転タイミングを制御することが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、光路上の光量を低下させることなく正確に光量を測定可能な光源装置を得る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】画像処理装置を概略的に示したブロック図である。
【図2】回転フィルタを光路上から見た図である。
【図3】回転フィルタ及びフォトセンサを光路に対して直角方向から見た図である。
【図4】網ターレットを光路上から見た図である。
【図5】光量を測定するタイミングを示したタイミングチャートである。
【図6】羽根絞りを光路上から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態による光源装置100について添付図面を参照して説明する。まず、図1を用いて光源装置100を備える内視鏡システム200について説明する。
【0015】
内視鏡システム200は、光源装置100と、内視鏡プロセッサ210と、内視鏡スコープ230と、モニタ220とを備える。
【0016】
内視鏡スコープ230は、被験者の体内に挿入される可撓部231と、内視鏡プロセッサ210及び光源装置100と内視鏡スコープ230とを接続するコネクタ236とを主に備える。可撓部231の先端には、撮像素子を成すCCD232が設けられ、コネクタ236にはスコープコントローラ237が設けられる。そして、コネクタ236から可撓部231の先端までライトガイドファイバ233が設けられる。ライドガイドファイバ233は、光源装置100から照明光を受光して、可撓部231の先端から観察対象物に対して照明光を出射する。CCD232は、照明光を用いて所定の撮像タイミングで観察対象物を撮像して、撮像信号をスコープコントローラ237に送信する。スコープコントローラ237は、撮像信号に対して所定の処理を行って画像信号を作成した後、内視鏡プロセッサ210に送信する。
【0017】
内視鏡プロセッサ210は、システムコントローラ211と、タイミングコントローラ212と、信号処理部213とを備える。システムコントローラ211は、内視鏡プロセッサ210の動作を制御し、タイミングコントローラ212は、内視鏡システム200の動作に必要なクロック信号を生成して、各部材に送信する。信号処理部213は、スコープコントローラ237から画像信号を受信して、画像信号に所定の処理を施す。
【0018】
光源装置100は、内視鏡プロセッサ210とは別個に設けられ、ペリフェラルコントローラ111、ランプ電源112、ランプ114、回転調光部115、絞り116、及び光センサ117を主に備える。ペリフェラルコントローラ111は、光量制御部、調光制御部、及び受信部を成し、内視鏡プロセッサ210から受信した信号に応じてランプ電源112、回転調光部115、及び絞り116の動作を制御する。ランプ電源112は、ランプ制御部113を備え、ランプ114に電力を供給する。ランプ制御部113は、ペリフェラルコントローラ111からの信号に応じてランプ114に流す電流値を決定する。ランプ114は、例えばキセノンランプが用いられ、ランプ電源112から供給される電流の大きさに応じて発光光量を増減させながら、ライトガイドファイバ233に照明光を供給する。ランプ114とライトガイドファイバ233との間の光軸上に、回転調光部115及び絞り116が設けられる。回転調光部115は、ロータリーシャッタであって、ペリフェラルコントローラ111からの信号に応じて照明光を透過、あるいは遮光する。絞り116は、ペリフェラルコントローラ111からの信号に応じて開度を変更し、これにより照明光の光量を調節する。光センサ117は、フォトセンサであって光量測定部を成し、回転調光部115を介して照明光を受光して、照明光の光量を測定する。そして、測定により得られた光量値をペリフェラルコントローラ111に送信する。
【0019】
次に、回転調光部115について図2及び図3を用いて説明する。回転調光部115は、遮光板121と、遮光羽根123と、反射鏡124とを主に備える。
【0020】
遮光板121は、板状の円盤であって、円弧状の開口部122を有する。円盤の中心は回転軸Xと一致し、遮光板121は回転軸X回りに回転する。開口部122は、遮光板121の半周に渡って厚さ方向に開口する。遮光羽根123は半円板であって、遮光板121の厚さ方向に重なるように設けられる。遮光羽根123は回転軸回りに回転自在であって、遮光板121に対して回転することによって開口部122を塞いだり開けたりする。開口部122のうち、開けられている部分を光透過領域125という。開口部122において遮光羽根123が塞いでいる部分と、遮光板121において開口部122以外の部分とを合わせた領域を遮光領域126という。
【0021】
反射鏡124は三角柱形状を有し遮光板121に取り付けられる。三角柱は、直角二等辺三角形の断面を有し、断面の直角を形成しない側面が鏡面を成す。そして、直角を成す側面の1つが遮光板121と接するように取り付けられる。これにより、鏡面が回転軸Xと45度を成し、回転軸Xに沿って鏡面に入射する照明光は、回転軸Xに対して直角方向に反射される。
【0022】
回転調光部115は、回転軸Xがランプ114の照明光軸Yに対して平行となるように、かつ照明光軸Yが開口部122に入射するように光源装置100に取り付けられる。回転調光部115は、CCD232の撮像タイミングと同期して回転する。CCD232が撮像を行っている期間に、光透過領域125が照明光軸Yと一致して、照明光を透過する。そして、照明光はライトガイドファイバ233を介して観察対象物を照らす。CCD232は、照明光を用いて観察対象物を撮像する。照明光が透過する期間を調節することにより、観察対象物が照らされる期間を調節することができる。他方、回転調光部115が照明光を透過しない期間に、反射鏡124が照明光軸Yと一致して、照明光を光センサ117方向に反射する。光センサ117は、反射鏡124からの反射光を受光して、反射光の光量を測定する。反射鏡124は照明光を全反射するため、反射光の光量と照明光の光量とが一致する。そのため、反射光の光量を測定すれば、照明光の光量を正確に測定できる。
【0023】
絞り116について図4を用いて説明する。絞り116は網ターレットであって、第1から第5の網部51−55を備え、透過する照明光の光量を網の密度に応じて制限する。第1の網部51から第5の網部55に向けて網の密度が下がり、光の透過率が上昇する。絞り116は、回転軸X回りに回転自在であって、回転によって第1から第5の網部51−55のいずれか1つが照明光軸Y上に置かれる。ペリフェラルコントローラ111は、得ようとする照明光量に対応する網部を選択し、選択した網部が照明光軸Y上に来るように絞り116を制御する。
【0024】
次に、光量を測定するタイミングと撮像タイミングとの関係について図5を用いて説明する。図5は、CCD232が1秒間に30フレーム、つまり30fps(frames per second)で撮像を行い、回転調光部115が1秒間に60回転、つまり60rps(revolutions per second)で回転する場合のタイミングチャートを示す。
【0025】
CCD232は、奇数フィールドODDと偶数フィールドEVENを交互に出力する。1つの奇数フィールドODDと1つの偶数フィールドEVENにより、1つのフレームが形成される。奇数フィールドODDの撮像を開始する瞬間から偶数フィールドEVENの撮像を開始する瞬間までの期間は、1/60秒である。
【0026】
回転調光部115の回転タイミングについて説明する。CCD232が奇数フィールドODDの撮像を開始する瞬間に、光透過領域125が照明光軸Yと一致して照明光を透過する。その後、所定期間が経過すると遮光領域126が照明光軸Yと一致し、これにより照明光を遮蔽して透過しない。回転調光部115は、偶数フィールドEVENについても同様に動作する。これらの動作を回転調光部115が反復する。
【0027】
光量を測定するタイミングについて説明する。回転調光部115の遮光領域126が照明光軸Yと一致する期間に、反射鏡124が照明光を光センサ117方向に反射する。光センサ117は、反射鏡124からの反射光を受光して、反射光の光量を測定する。
【0028】
次に、光量を測定する処理について図1及び図5を用いて説明する。
【0029】
タイミングコントローラ212が生成するクロック信号に応じて、システムコントローラ211はCCD232及びペリフェラルコントローラ111に垂直同期信号を送信する。垂直同期信号は、CCD232が垂直方向の電荷を出力する期間を開始するタイミングを示す信号である。CCD232が垂直方向の電荷を出力する期間を垂直走査期間という。垂直同期信号を受信したCCD232は、垂直同期信号に応じて垂直走査期間に電荷を出力する。垂直同期信号を受信したペリフェラルコントローラ111は、垂直走査期間に遮光領域126が照明光軸Yと一致するように、回転調光部115を制御する。これにより回転調光部115は照明光を遮蔽して透過しない。この間、反射鏡124が照明光軸Yと一致して、反射鏡124が照明光を光センサ117方向に反射する。光センサ117は、反射鏡124からの反射光を受光して、反射光の光量を測定する。
【0030】
次に、測定した光量に基づいて照明光の光量を調節する処理について説明する。ペリフェラルコントローラ111は、光センサ117から光量値を受信する。そして、受信した光量値が、所望の光量値となるように、ランプ114に流す電流値を決定する。決定された電流値はランプ制御部113に送られる。ランプ制御部113は電流値を受信して、ランプ114に流す電流の値を、受信した電流値に変更する。これにより、照明光が所望の値に調整される。
【0031】
以上のように、本実施形態によれば、照明光を減光することなく、照明光の光量を正確に測定することができる。また、正確に照明光の光量を測定できるため、照明光の光量を正確に調節することができる。
【0032】
次に、第2の実施形態について図6を用いて説明する。第2の実施形態において第1の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。第2の実施形態は、第1の実施形態に対して絞り116の構成が異なる。第2の実施形態では、網ターレット50の代わりに第1から第3の羽根絞り61−63のいずれか1つを用いる。
【0033】
第1の羽根絞り61は、第1の支持部62と第1の遮光部63とを備える。第1の遮光部63は、くさび状に切り欠かれた切り欠き部64を備える。第1の支持部62は回転軸に軸支され、これにより第1の遮光部63が照明光軸Y上で旋回するように、第1の羽根絞りが照明光軸Y上に設けられる。切り欠き部64における照明光軸Yの位置に応じて、切り欠き部64を通過する照明光の光量が調節される。つまり、切り欠き部64は、その幅が最も広い部位で最も多量の照明光を透過し、その幅が最も狭い部位では、最も少量の照明光を透過する。切り欠き部64が設けられない部位に照明光軸Yが置かれたとき、照明光は遮蔽されて透過されない。
【0034】
第2の羽根絞り71は、第2の支持部72と第2の遮光部73とを備える。第2の遮光部73は、大きさが異なる複数の穴部74を備える。第2の支持部72は回転軸に軸支され、これにより第2の遮光部73が照明光軸Y上で旋回するように、第2の羽根絞りが照明光軸Y上に設けられる。穴部74は、直径が等しい5つの穴から成る集団を3つ有し、直径が大きいものから小さいものへと並べられる。穴部74における照明光軸Yの位置に応じて、穴部74を通過する照明光の光量が調節される。つまり、穴部74は、その径が最も大きい穴が位置する部位で最も多量の照明光を透過し、その径が最も小さい穴が位置する部位では、最も少量の照明光を透過する。穴部74が設けられない部位に照明光軸Yが置かれたとき、照明光は遮蔽されて透過されない。
【0035】
第3の羽根絞り81は、第3の支持部82と第3の遮光部83とを備える。第3の遮光部83は、大きさが異なる複数の穴部84を備える。第3の支持部82は回転軸に軸支され、これにより第3の遮光部83が照明光軸Y上で旋回するように、第3の羽根絞りが照明光軸Y上に設けられる。穴部84は、直径が大きい穴から小さい穴へと並べられる。穴部84における照明光軸Yの位置に応じて、穴部84を通過する照明光の光量が調節される。つまり、穴部84は、その径が最も大きい穴が位置する部位で最も多量の照明光を透過し、その径が最も小さい穴が位置する部位では、最も少量の照明光を透過する。穴部84が設けられない部位に照明光軸Yが置かれたとき、照明光は遮蔽されて透過されない。
【0036】
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。
【0037】
なお、光軸に対して直角方向に反射鏡124が照明光を反射する構成を説明したが、反射する方向は、光軸と交わる方向であれば直角方向でなくてもよい。このとき、照明光が反射される方向に光センサ117が設けられる。
【0038】
なお、光源装置100は内視鏡プロセッサ210とは別個の装置であるとして説明したが、内視鏡プロセッサ210の内部に一体として設けられても良い。
【0039】
また、撮像素子はCCD232に限定されない。
【0040】
CCD232が1秒間に撮像するフレーム数は30fpsに限定されない。
【符号の説明】
【0041】
100 光源装置
111 ペリフェラルコントローラ
112 ランプ電源
113 ランプ制御部
114 ランプ
115 回転調光部
117 光センサ
121 遮光板
122 開口部
123 遮光羽根
124 反射鏡
125 光透過領域
126 遮光領域
200 内視鏡システム
210 内視鏡プロセッサ
211 システムコントローラ
212 タイミングコントローラ
213 信号処理部
220 モニタ
230 内視鏡スコープ
231 可撓部
232 CCD
233 ライトガイドファイバ
236 コネクタ
237 スコープコントローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明光を照射する光源と、
前記照明光の光路上に設けられ、前記光路に対して平行な回転軸回りに回転して前記照明光の光量を調節する回転調光部と、
前記照明光の光量を測定する光量測定部とを備え、
前記回転調光部は、前記回転軸と交わる方向に照明光を反射する鏡を有し、前記光量測定部は、前記鏡による反射光の光路上に設けられて、前記反射光の光量を測定する光源装置。
【請求項2】
前記光量測定部が測定した光量に基づいて、前記照明光の光量を制御する光量制御部をさらに備える請求項1に記載の光源装置。
【請求項3】
前記回転調光部の回転タイミングを制御する調光制御部と、
前記照明光を用いて撮像する撮像素子の同期信号を受信する受信部とをさらに備え、
前記同期信号は、前記撮像素子が撮像を開始するタイミングを示す信号であって、
前記調光制御部は、前記受信部から同期信号を受信して、前記撮像素子が撮像を行わない期間に、前記光源の光路上を前記鏡が通過して前記回転軸と交わる方向に照明光を反射するように前記回転調光部の回転タイミングを制御する請求項1又は2に記載の光源装置。
【請求項4】
前記撮像素子はCCDであって、
前記同期信号は、撮像素子の垂直走査期間を開始するタイミングを示す垂直同期信号であって、
前記調光制御部は、前記垂直走査期間に前記光源の光路上を通過して照明光を反射するように前記回転調光部を制御する請求項3に記載の光源装置。
【請求項5】
前記調光制御部は、前記受信部から同期信号を受信して、前記撮像素子が撮像を行う期間に前記照明光の光量を調節するように前記回転調光部の回転タイミングを制御する請求項3又は4に記載の光源装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−13566(P2013−13566A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−148469(P2011−148469)
【出願日】平成23年7月4日(2011.7.4)
【出願人】(000113263)HOYA株式会社 (3,820)
【Fターム(参考)】