説明

光照射装置

【課題】任意の複数の方向に光を容易に照射することができ、取付作業や調整作業が容易で、小型かつ軽量に構成できるようにする。
【解決手段】内部に光源を備え全面に透光体113,123を配置した表示部材11,12を連結部材21,22を介して連結した。表示部材11及び表示部材12は、側辺111,122を回転軸として互いに回転自在に支持される。連結部材21,22は、表示部材11の光源と表示部材12の光源とを電気的に接続する。表示部材11、12は、互いのなす角度を任意に設定した状態で、取付部材31,32の孔部33,34,35,36を貫通する取付ネジによって所定の取付場所に取り付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、内部に備えた光源の光を複数の方向に照射することができるようにした光照射装置に関する。
【背景技術】
【0002】
内部に備えた光源の光を外部に照射して機器等の状態を表示する光照射装置である表示灯は、光源の光を複数の方向に照射すべき場合がある。例えば、工場に設置された機器の異常を表示する表示灯は、工場内に存在している全ての作業者によって視認できるようにする必要がある。また、通路内における行き先を表示する天井吊り下げ型の誘導灯等の表示灯は、通路の通行方向の両側から視認できるようにすべきである。
【0003】
そこで、工場内の機器に用いられる従来の表示灯は、機器の天面に取り付けられるもの、機器の複数の側面のそれぞれに取り付けられるもの、機器の角部に支持金具を介して取り付けられるもの、機器の角部をくり抜いて内部に配置されるもの等があった。
【0004】
また、天井吊り下げ型の従来の表示灯は、天井から吊り下げた筐体に光源を配置して通行方向に対向する筐体の2面に透光性の表示パネルを備えたもの、天井から吊り下げた支持体の通行方向に対向する2面のそれぞれに光源及び透光性の表示パネルを配置したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2005−77800号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の表示灯において、機器の天面に取り付けられるものでは、機器が大型になると機器の近傍からの視認性が悪い。機器の複数の側面のそれぞれに取り付けられるものでは、取付作業が煩雑で複数の表示内容の関係が不明確になる。機器の角部に支持金具を介して取り付けられるものでは、機器の角部から突出するために破損を生じ易いだけでなく、作業者が負傷する危険性がある。機器の角部をくり抜いて内部に配置されるものでは、機器の内部にスペースを設ける必要があり、機器の設計時の負担が大きい。
【0006】
また、通路内における行き先を表示する天井吊り下げ型の従来の表示灯は、小型かつ軽量に構成することが困難で、天井面への設置作業が煩雑になる。
【0007】
この発明の目的は、任意の複数の方向に光を容易に照射することができ、取付作業や調整作業が容易で、小型かつ軽量に構成することができる光照射装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、それぞれが外表面の少なくとも一部を構成する透光体を備えるとともに、前記透光体の内側に光源を配置し、前記光源の光を前記透光体を介して所定の方向に照射する複数の表示部材と、
一方の前記表示部材の第1の端部と他方の前記表示部材の第2の端部とにおいて互いに移動自在にして隣接する2つの前記表示部材を連結する少なくとも1つの連結部材と、
を設けたことを特徴とする。
【0009】
この構成においては、それぞれが光源の光を透光体を介して所定の方向に照射する少なくとも2つの表示部材が、連結部材を介して互いに移動自在にして連結される。したがって、少なくとも2つの表示部材のうちの一方を他方に対して移動させることにより、2つの表示部材のそれぞれによる光の照射方向が任意の方向に向けられる。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、連結部材を介して少なくとも2つの表示部材の一方を他方に対して移動させることができ、2つの表示部材のそれぞれによる光の照射方向を任意の方向に容易に設定することができる。これによって、任意の複数の方向に光を容易に照射することができ、取付作業や調整作業が容易で、装置を小型かつ軽量に構成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に、この発明の実施形態に係る光照射装置として表示灯装置を例にあげて説明する。図1は、この発明の第1の実施形態に係る光照射装置の一例である表示灯装置1の正面図である。表示灯装置1は、表示部材11,12、連結部材21,22、取付部材31,32からなる。表示灯装置1は、2個の表示部材11,12を、上下2個の連結部材21,22によって互いに移動自在に連結している。表示部材11は、矩形の薄板状を呈しており、内部に光源を収納し、前面にパネル状の透光体113を着脱自在に備えている。
【0012】
表示部材11は、図2(A)に示すように、前面が開放した矩形の薄型筐体の内部に、前面側に複数のLEDを実装した基板118、及び、基板118の前面側に配置された拡散板119を収納し、薄型筐体の前面に透光体113を着脱自在に備えている。基板118及び拡散板119はこの発明の光源を構成しており、基板118のLEDの光は拡散板119において拡散され、透光体113の全面に略均一の照度で照射される。
【0013】
なお、図2(B)に示すように、基板118及び拡散板119に代えて、光源として基板128及び導光板129を備えることもできる。基板128には、導光板129の端面に対向する複数のLEDが実装されている。導光板129は、端面から入射した光を前面側に全面にわたって略均一の照度で配光する。
【0014】
表示部材11は、透光体113において面発光する。透光体113の前面には、任意の文字、図形、記号等を表記することができ、基板118,128に実装されたLEDを選択的に駆動することにより、透光体113に着色された色の光や表記された文字等を選択的に表示することができる。
【0015】
また、基板118、128に青色の波長光を第1の波長光として照射するLEDを実装し、背面から入射した第1の波長光によって第1の波長光より波長の長い第2の波長光を発光して前面側に出射する蛍光板、及び、第2の波長光のみを透過させるフィルタによって透光体113を構成することもできる。蛍光板及びフィルタの詳細については、特許第3165378号公報に記載されている。
【0016】
これにより、第2の波長光として互いに異なる波長光を発光する複数種類の透光体113を準備しておけば、表示部材11の前面に装着する透光体113を別の種類の透光体113に取り換えるだけで、光源を変更することなく表示部材11の表示光の色を容易に変更することができる。
【0017】
表示部材11の第1の側辺111及び第2の側辺112のそれぞれの上下両端には、凹部114,115,116,117が形成されている。表示部材12は、表示部材11と同一の構成を有し、前面にパネル状の透光体123を着脱自在に備えるとともに、第1の側辺121及び第2の側辺122のそれぞれの上下両端に、凹部124,125,126,127が形成されている。表示部材12は、第2の側辺122が表示部材11の第1の側辺111に近接するように表示部材11に並設される。したがって、表示部材11の凹部114,115のそれぞれと表示部材12の凹部126,127のそれぞれとが隣接する。
【0018】
表示部材11の凹部114と表示部材12の凹部126とに連結部材21が配置され、表示部材12の凹部115と表示部材12の凹部127とに連結部材22が配置されている。図3に示すように、表示部材11の凹部114には、側辺111に平行な円筒形状を呈する導電体のコネクタ1141が設けられている。コネクタ1141は、表示部材11の内部において基板118から延出した導電線1142が接続されている。表示部材11の凹部115,116,117も、凹部114と同様に構成されている。また、表示部材12にも表示部材11と同様にして凹部124〜127にコネクタ1261が設けられている。
【0019】
連結部材21は、絶縁体で構成された本体の内部に導電体のプラグ211を備えている。プラグ211の両端部は連結部材21の底面から下方に向かって互いに平行に露出している。プラグ211の断面は、コネクタ1141,1261の内径に略等しい外径の円形を呈している。プラグ211において連結部材21の底面から露出した部分は、コネクタ1141,1261に嵌入する。
【0020】
プラグ211において連結部材21の底面から露出した部分の中間部には溝部212,213が環状に形成されており、コネクタ1141,1261の内周面には軸方向の中間部に段部1143が環状に形成されている。溝部212に段部1143が嵌入することにより、凹部114においてコネクタ1141からのプラグ211の抜脱が規制されている。凹部126においても、凹部114と同様にしてコネクタ1141からのプラグ211の抜脱が規制されている。
【0021】
凹部114及び凹部126において、コネクタ1141及び1261にプラグ211の両端部のそれぞれを嵌入させることにより、表示部材11の内部に収納された基板118と表示部材12の内部に収納された基板118とが、コネクタ1141,1261及びプラグ211を介して電気的に接続される。
【0022】
連結部材22は連結部材21と同様に構成されており、凹部115及び凹部127において連結部材21と同様に、表示部材11及び表示部材12を連結する。表示部材11は側辺111を回転軸として連結部材21,22に回転自在に支持され、表示部材12は側辺122を回転軸として連結部材21,22に回転自在に支持される。したがって、表示部材11と表示部材12とのなす角度を任意に設定することができる。
【0023】
取付部材31,32は、図1に示すように、それぞれ表示部材11の第2の側辺112及び表示部材12の第1の側辺121に装着される。取付部材31の上下端は、表示部材11側に延出している。取付部材31の上下端において表示部材11側に延出した部分から、図示しない導電体のプラグが露出しており、凹部116,117のそれぞれに設けられた図示しないコネクタに嵌入する。このため、取付部材31は、上下方向に伸縮自在、又は、少なくとも2分割に構成される。
【0024】
取付部材32は、取付部材31と略同様に構成されている。取付部材32の上下端において表示部材12側に延出した部分から露出した図示しないプラグのそれぞれが、表示部材12の凹部124,125に設けられた図示しないコネクタに嵌入する。取付部材31,32の上下端には、取付孔33,34,35,36が形成されている。
【0025】
なお、取付部材31の上下端から露出したプラグのそれぞれは、取付部材31の内部において互いに電気的に接続されておらず、それぞれ取付部材31の背面に端部が露出している。これに対して、取付部材32の上下端から露出したプラグのそれぞれは、取付部材32の内部において電気的に接続されている。これによって、表示部材11,12、連結部材21,22及び取付部材31,32には、図1中破線で示すように、基板118に実装されたLEDに対する給電用の回路が構成される。
【0026】
以上の構成により、例えば、図4(A)に示すように、表示部材11と表示部材12とのなす角度を90度として、表示部材11,12のそれぞれを機器の角部を構成する2側面のそれぞれに平行に配置することができる。このとき、取付部材31,32の取付孔33,34,35,36に取付ネジを貫通させて機器の側面のネジ孔に螺合させることにより、表示部材11,12を機器に固定することができる。また、表示部材11,12のLEDに給電するためには、機器の側面において取付部材32の背面に露出したプラグの端部に対向する部分に、単一の接続用の孔部又はコネクタを設けるだけでよい。
【0027】
図4(A)に示した例のほか、任意の角度をなす2面によって構成された機器の角部に、表示部材11,12を有する表示灯装置1を取り付けることができる。
【0028】
また、図4(B)に示すように、表示部材11と表示部材12とのなす角度を0度とし、天井面に取り付けて通路内における行き先を表示する天井吊り下げ型の誘導灯を構成することができる。この場合にも、取付部材31,32の取付孔33,34,35,36に取付ネジを貫通させて天井面の側面のネジ孔に螺合させることにより、表示部材11,12を天井に固定することができる。また、表示部材11,12のLEDに対する給電用の孔部又はコネクタは、天井面において取付部材32の背面に露出したプラグの端部に対向する1箇所にのみ設けるだけでよい。
【0029】
なお、連結部材21,22及び取付部材31,32において、底面から露出したプラグ211等の中間部にリング状を呈する絶縁性の弾性体からなるパッキン213(図5参照。)を外嵌しておくことにより、コネクタ1141,1261等における水密性を維持して表示部材11,12の防水性を確保することができる。
【0030】
前述のように、基板118、128に青色の第1の波長光を照射するLEDを実装し、背面から入射した第1の波長光によって第1の波長光より波長の長い第2の波長光を発光して前面側に出射する蛍光板、及び、第2の波長光のみを透過させるフィルタによって透光体113を構成した場合、表示部材11,12を所定の位置に配置した後にも、透光体113,123を交換することのみによって、表示部材11,12の着脱作業や内部の回路の変更作業を伴うことなく、また、表示部材11,12の防水機能を損なうことなく、表示部材11,12の表示色を容易に変更すことができる。
【0031】
また、上記の実施形態に係る表示灯装置1は2個の表示部材11,12を横方向に並設した例であるが、この発明の光照射装置はこれに限るものではなく、3個以上の表示部材を並設して配置することもできる。この場合にも、各表示部材の間のそれぞれに連結部材21,22を配置することで、各表示部材同士がなす角度を光照射装置の取付場所の形状に合せた角度にして、種々の形状の取付場所に光照射装置を取り付けることができる。
【0032】
さらに、図6に示すように、それぞれが3個以上の表示部材を並設した光照射装置3を上下方向に複数積層して配置することもできる。この場合に、各表示部材の光源に第1の波長光である青色の光を照射するLEDを用いるとともに透光体を透明とし、背面から入射した第1の波長光によって第1の波長光より波長の長い第2の波長光を発光して前面側に出射する蛍光板、及び、第2の波長光のみを透過させるフィルタからなる円筒状のカバー6によって各光照射装置3の外周を被覆する。この構成により、カバー6の組み合わせを変えるのみで、上下方向の表示色の配列を容易に変更することができる。
【0033】
また、上記の実施形態に係る表示灯装置1は表示部材11,12を矩形に形成した例であるが、この発明の光照射装置はこれに限るものではなく、表示部材を三角形や円形等の任意の形状とすることができる。特に、図7(A)に示すように、正三角形の薄板状とした3枚の表示部材41,42,43を備え、連結部材51,52を介して表示部材41に対して表示部材42,43を互いに1辺を回動軸として回動自在にすることにより、図7(B)に示すように三角錐形状の表示体4を構成することができる。この場合、表示部材41,42,43の少なくとも何れかに、乾電池等の電源が備えられる。
【0034】
図8は、この発明の第2の実施形態に係る光照射装置の一例である表示灯装置2の外観図である。表示灯装置2は、円筒状を呈する2個の表示部材71,72を連結部材81によって互いに移動自在に連結したものである。表示部材71は、内部に光源を備え、外周面の全面に円筒状の透光体711を着脱自在に備えている。透光体711は、表示灯装置1の透光体113と同様に構成することができる。表示部材72は、表示部材71と同様に構成されている。
【0035】
連結部材81は、図9(A)に示すように、それぞれが円柱状のプラグ91,92を延出させた半球形状の第1部材811及び第2部材812からなる。第1部材811及び第2部材812においてプラグ91及びプラグ92は平面部分に平行に延出している。第1部材811及び第2部材812は、それぞれの平面部分を対向させた状態で、平面部分に直交する回転軸回りに互いに回動自在に組み立てられる。第1部材811と第2部材812とを組み立てると、プラグ92の端部が第1部材811の内部においてプラグ91の端部に嵌合する。
【0036】
表示部材71,72の両端部には、連結部材81の外径に略等しい内径の半球状の凹部713,714が形成されている。凹部713,714の中央部には表示部材71,72の内部に向かう円柱状の穴部715,716が形成されている。穴部715,716の内径は、プラグ91,92の外径に略等しくされている。
【0037】
図9(B)に示すように、プラグ91,92をそれぞれ穴部715,716に嵌入させることにより、表示部材71,72が連結部材81を介して連結される。連結部材81によって連結した状態で、表示部材71,72は、互いの軸方向がなす角度を任意に変更することができる。また、表示部材71,72のそれぞれがプラグ91,92の軸回りに回転自在であることから、表示部材71,72は、互いの軸向りに回転することができる。
【0038】
なお、表示部材71,72のそれぞれの内部に、乾電池等の光源の電源を収納することができる。また、表示部材71,72の一方にのみ電源を備え、導電体によって構成したプラグ91,92を介して他方に電源を供給することもできる。
【0039】
また、図8に示した表示灯装置2では、2個の表示部材71,72を1個の連結部材81によって連結しているが、これに限るものではなく、3個以上の表示部材を2個以上の連結部材によって順次連結することもできる。
【0040】
さらに、図9(A)に示した連結部材81を用いて、2個の薄板状の表示部材をそれぞれの1点において連結することもできる。
【0041】
以上、本発明は図1〜9に示すものに限らない。例えば、本発明は実施形態では表示灯装置に適用した場合を示したが、その他、照明装置に適用してもよい。また、不要ならば実施形態の拡散板は省略してもよい。また、防水部材は実施形態では図5のパッキン213として連結部材側に設けた場合を説明したが、表示部材側に設けたり、着脱自在に付加できるようにしてもよい。さらに、実施形態では第2波長のみを透過させるフィルタを設けたが、このフィルタを削除し、特許第3168152号公報に記載のように、第2の波長の光に加え、第2の波長に変換されなかった残りの第1の波長の光をも全面側に出射する構成にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る光照射装置の一例である表示灯装置1の正面図である。
【図2】同表示灯装置1の表示部材11の構成を示す断面図である。
【図3】同表示灯装置1の連結部材21の構成を表示部材11の要部とともに示す図である。
【図4】同表示灯装置1の使用状態を説明する図である。
【図5】同表示灯装置1の連結部材21の他の構成を表示部材11の要部とともに示す図である。
【図6】同表示灯装置1の別の使用状態を説明する図である。
【図7】同表示灯装置1のさらに別の使用状態を説明する図である。
【図8】この発明の第2の実施形態に係る表示灯装置2の外観図である。
【図9】同表示灯装置2及びその連結部材81の組立図である。
【符号の説明】
【0043】
1 表示灯
11,12 表示部材
21,22 連結部材
31,32 取付部材
111,121 第1の側辺
112,122 第2の側辺
113,123 透光体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれが外表面の少なくとも一部を構成する透光体を備えるとともに、前記透光体の内側に光源を配置し、前記光源の光を前記透光体を介して所定の方向に照射する複数の表示部材と、
一方の前記表示部材の第1の端部と他方の前記表示部材の第2の端部とにおいて互いに移動自在にして隣接する2つの前記表示部材を連結する少なくとも1つの連結部材と、
を設けたことを特徴とする光照射装置。
【請求項2】
前記表示部材は矩形の平板状を呈し、前記第1の端部及び前記第2の端部は前記表示部材において互いに平行な第1及び第2の側辺部であり、前記連結部材は一方の第1の側辺部及び他方の第2の側辺部を回転軸として2つの前記表示部材を互いに回動自在に連結することを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
【請求項3】
前記表示部材は柱状を呈し、前記第1の端部及び前記第2の端部は前記表示部材における軸方向の第1及び第2の端部であり、前記連結部材は一方の第1の端部と他方の第2の端部との間における一方の軸方向及び他方の軸方向のそれぞれに直交する方向の回転軸回りに2つの前記表示部材を互いに回動自在に連結することを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
【請求項4】
前記光源は青色光を照射する光源であり、前記透光体は前記表示部材に対して着脱自在に設けられて背面から入射した光源の光の第1の波長よりも長い第2の波長の光を発光して第2の波長の光を前面側に出射することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の光照射装置。
【請求項5】
前記表示部材は前記第1及び第2の端部のそれぞれに近接して前記光源に対する配線部を配置し、前記連結部材は両端部のそれぞれが前記表示部材における前記第1及び第2の端部に嵌入して前記配線部に電気的に接続される導電体を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の光照射装置。
【請求項6】
前記導電体の両端部が前記表示部材の前記第1及び第2の端部のそれぞれに嵌入した際に、前記導電体の両端部及び前記配線部の水密状態を維持する防水部材をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の光照射装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−337794(P2006−337794A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−163677(P2005−163677)
【出願日】平成17年6月3日(2005.6.3)
【出願人】(000000309)IDEC株式会社 (188)
【Fターム(参考)】