説明

光走査顕微鏡

【課題】レーザ光の偏光方向を変化させて使用した場合でも光束の軸ズレ検出部への入射光量の変動が小さい光走査顕微鏡を提供する。
【解決手段】レーザを光源とした走査手段を含む照明光学系と、前記レーザ光源と前記走査手段との間に配置され、光源の波長変更に伴って発生する、前記光の基準光路に対するズレを検出するズレ検出手段と、前記光の一部を前記ズレ検出手段に向けて導き、残りを前記走査手段に向けて導く第1の光分割手段とを備え、前記ズレ検出手段は、前記第1の光分割手段による分岐光のうちの一部を第1位置検出手段に向けて導く第2の光分割手段と、分岐光のうちの残りの少なくとも一部を第2位置検出手段に向けて導く光学素子とを含み、前記第1の分割手段、前記第2の分割手段は、各分割手段の入射面の垂線と前記照明光学系の光軸とのなす角をθ(°)とすると、以下の条件(1)を満たす。0°<θ<27.3°(1)

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光走査顕微鏡に関する。
【背景技術】
【0002】
光走査顕微鏡では、レーザ光源の特性変化、波長切換時の内部光学素子の位置変化などにより、レーザ光の出射位置および出射角度が変動する。
【0003】
そのため、光路中に光束のズレを検知する装置を設け、検知したズレ量に基づいて補正機構により光束を補正している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、光走査顕微鏡において、赤外光を出射する短パルスレーザを使用した例として第2高調波(Second Harmonic Generation)顕微鏡が挙げられる。
【0005】
第2高調波による観察では、試料へ入射させるレーザ光の偏光方向を試料に応じて変化させる必要がある。試料へ入射させるレーザ光の偏光方向を変化させるとそれに伴って第2高調波の強度が変化するので、最適な偏光方向を探しだす必要があるからである(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−324678号公報
【非特許文献1】Sergey V. Plotnikov et.al Biophysical Journal Vol.90, 第693-703頁 2006
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
光を分割する方法として、一般的にハーフミラーに対し45°の入射角で光を入射させて、反射光と透過光に分割することが行われている。
【0008】
短パルスレーザから出射されるレーザ光は、偏光方向が一定であり、波長は調整によりある範囲内(例えば、690nm〜1040nm)で変えることが可能である。
【0009】
前述したように、第2高調波(SHG)顕微鏡は、試料へ入射させるレーザ光の偏光方向を試料に応じて変化させる必要がある。これに伴って、光路分割手段へ入射するレーザ光の偏光方向が変化するので、光路分割手段による反射率が変化し、光束の軸ズレ検出部へ入射する光量が変動する。
【0010】
レーザ光のズレを検出する検出素子として撮像素子やPSD(Position Sensing Detector)や4分割フォトダイオードなどの位置検出用光電素子が使われるが、S/Nを一定に保ち、分解能を確保するために、測定時の入射光量はなるべく一定であることが望ましい。
【0011】
そこで、本発明はレーザ光の偏光方向を変化させて使用した場合であっても
光束の軸ズレ検出部への入射光量の変動が小さく精度よく軸ズレの検出ができる光走査顕微鏡を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記課題を解決するために、本発明にかかる光走査顕微鏡は、レーザ光源からの光を試料で走査する走査手段を含む照明光学系と、前記レーザ光源と前記走査手段との間に配置され、前記レーザ光源からの光の波長変更に伴って発生する、前記光の基準光路に対するズレを検出するズレ検出手段と、前記光の一部を前記ズレ検出手段に向けて導き、残りを前記走査手段に向けて導く第1の光分割手段とを備え、
前記ズレ検出手段は、前記第1の光分割手段により導かれた前記一部の光のうちの一部を第1位置検出手段に向けて導く第2の光分割手段と、前記第一部の光のうちの残りの少なくとも一部を第2位置検出手段に向けて導く光学素子とを含み、 前記第1の分割手段、前記第2の分割手段は、各分割手段の入射面の垂線と前記照明光学系の光軸とのなす角をθ(°)とすると、以下の条件(1)を満たすように配置されてなる。
【0013】
0°<θ<27.3° (1)
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、レーザ光の偏光方向を変化させて使用した場合であっても
光束の軸ズレ検出部への入射光量の変動が小さく精度よく軸ズレの検出ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明を適用した実施の形態について説明する。
【0016】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明を適用した第2高調波顕微鏡付き共焦点顕微鏡の一実施の形態の構成例を示す図である。
【0017】
この第2高調波顕微鏡付き共焦点顕微鏡(以下、単に共焦点顕微鏡という)は、光を走査させるスキャンヘッド11を顕微鏡12に取り付けて通常の1光子励起による共焦点観察と、第2高調波による観察を実現する観察するシステムである。
【0018】
共焦点顕微鏡では、観察対象の試料13に照射する照明光の光源14として、例えば、第2高調波による観察を行う場合は、赤外光を出射する短パルスレーザ光源が用いられる。
【0019】
光源14から出射した照明光(赤外光)は、ビームエキスパンダ15によりビーム径が拡大するように整形されて平行光線とされ、回転可能に設けられた不図示のλ/2板により所望の偏光方向に変更され、さらにミラーホルダ16に把持された全反射ミラー17で反射される。全反射ミラー17で反射された照明光は、入射位置シフタ18を介してスキャンヘッド11に入射する。
【0020】
このようにして、空間伝播によりスキャンヘッド11に導かれた照明光は、スキャンヘッド11に設けられた光束の軸ズレ検出部41、ダイクロイックミラー20、走査ユニット21、およびリレーレンズ22を介して顕微鏡12に入射する。そして、顕微鏡12に入射した照明光は、顕微鏡12内の対物レンズ24を介してステージ25上に載置された試料13に照射される。
【0021】
このとき、走査ユニット21は、ダイクロイックミラー20から入射した照明光を、図中、左右方向および奥行き方向に偏向させることにより、試料13上で照明光を走査させる。試料13に照明光が照射されると、試料13からは観察光となる第2高調波(赤外光の半分の波長)が発生し、この第2高調波は試料13の裏面側に配置された集光レンズ26により集光され、光電検出素子27で受光され、さらに光電検出素子27により光電変換される。そして光電変換により得られた電気信号は、光電検出素子27から制御部28を介してコンピュータ29に供給される。コンピュータ29は、制御部28からの電気信号に基づいて、試料13の画像である観察画像の画像信号を生成して表示部30に供給し、表示部30に観察画像を表示させる。
【0022】
赤外光を非対称の分子構造を有する物質(例えば、コラーゲン、筋繊維など)に照射すると第2高調波が発生するので、第2高調波の検出によって標本の状態を検知することができる。第2高調波は、照明光の集光点の近傍からしか発生せず、それ自体で高い空間分解能を有するため、ピンホールは不要である。
【0023】
その結果、検出器を試料の近い位置に置くことができるため、第2高調波をより高い効率で検出することができる。
【0024】
また、蛍光による共焦点観察では、光源14から出射された照明光は、前述
と同様の光路を経て、対物レンズ24を介して試料13に照射される。
【0025】
そして、試料13からの蛍光は、照明光の光路を逆方向に通ってダイクロイックミラー20に入射する。すなわち、試料13から対物レンズ24に入射した蛍光は、リレーレンズ22および走査ユニット21を介してダイクロイックミラー20に入射する。
【0026】
ダイクロイックミラー20は、走査ユニット21からの蛍光を反射して集光レンズ31に入射させる。このダイクロイックミラー20は、照明光の波長の光を透過させて、蛍光の波長の光を反射する。
【0027】
ダイクロイックミラー20から集光レンズ31に入射した蛍光は、集光レンズ31により集光され、共焦点絞り32に設けられたピンホールを通って、光電検出素子33に受光される。そして、光電検出素子33が受光した蛍光を光電変換することにより得られた電気信号は、光電検出素子33から制御部28を介してコンピュータ29に供給される。コンピュータ29は、制御部28からの電気信号に基づいて観察画像の画像信号を生成し、表示部30に供給する。これにより、表示部30に観察画像が表示される。
【0028】
さらに、入射位置シフタ18と、ダイクロイックミラー20との間には、光束の軸ズレ検出部41が配置されている。光束の軸ズレ検出部41は、図2に示すように、入射位置シフタ18からの照明光の一部を第1のビームサンプラー19で反射して第2のビームサンプラー34に入射させるとともに、残りの照明光を透過させてダイクロイックミラー20に入射させる。
【0029】
図2は、第1の実施形態における光束の軸ズレ検出部41の構成を示す図である。
【0030】
第1のビームサンプラー19は、照明光が第1のビームサンプラー19の入射面の垂線に対して22.5°で入射するように配置される。また、第2のビームサンプラー34は、第1のビームサンプラー19の入射面からの反射光が、第2のビームサンプラー34の入射面の垂線に対して22.5°で入射するように配置される。 第3のビームサンプラー40は、第2のビームサンプラー34を透過した光が、第3のビームサンプラー40の入射面の垂線に対して22.5°で入射するように配置される。
【0031】
第2のビームサンプラー34の入射面で一部反射した反射光は、位置検出用光電素子35で受光される。また、第3のビームサンプラー40の入射面で一部反射した反射光は、位置検出用光電素子36で受光される。
【0032】
ここで第3のビームサンプラー40は、光路を分割する必要は無く、第2のビームサンプラー34を透過した光を位置検出用光電素子36に適度な光量で入射させることができればよいので、ミラーと減光フィルタで構成されても良い。
【0033】
各ビームサンプラー19、34、40の入射面には、反射防止膜は形成されていない。
【0034】
そのため、照明光が、各ビームサンプラー19、34、40へ入射角θで入射した場合のP偏光の反射率及びS偏光の反射率は、以下のとおりである。
Rp=〔tan[θ-arcsin(n1/n2×sinθ)]/tan[θ+arcsin(n1/n2×sinθ)]〕2
Rs=〔sin[θ-arcsin(n1/n2×sinθ)]/sin[θ+arcsin(n1/n2×sinθ)]〕2
θ:入射角、n1:空気の屈折率、n2:硝子の屈折率
Rp/Rs=1となるのが理想であるが、Rp/Rs>0.5の範囲であれば許容できる。なお、Rp/Rs≦1である。
具体的には、入射角θが22.5°、照明光の波長が852nm、各ビームサンプラー19、34、40の材料が石英ガラスであるとすると、
1=1、n2=1.453であるので、
Rp=0.027=2.7%、
Rs=0.042=4.2% となる。
このとき、Rp/Rs>0.5となる入射角θは、0°<θ<27.3°の範囲である。なお、入射角θが81°以上でもRp/Rs>0.5となるが、反射率が高すぎるので適さない。
【0035】
各位置検出用光電素子35、36に入射する光量Pow1とPow2は、第1のビームサンプラー19に入射する光量をP0とすると、以下の式で表される。
【0036】
Pow1=P0×(RP又ハS2
Pow2=P0×(RP又ハS2×(1−RP又ハS
具体的には、第1のビームサンプラー19の入射光量を100mWとすると、位置検出用光電素子35に入射する光量は、
P偏光の場合 Pow1=100mW×0.0272=73μW
S偏光の場合 Pow1=100mW×0.0422=176μW
であり、P偏光の場合とS偏光の場合との光量比を73/176=0.41に抑えることが出来る。同様に位置検出用光電素子36に入射する光量は、
P偏光の場合 Pow2=100mW×0.0272×(1−0.027)=71μW
S偏光の場合 Pow2=100mW×0.0422×(1−0.042)=169μW
であり、P偏光の場合とS偏光の場合との光量比を71/169=0.42に抑えることが出来る。
【0037】
このように、入射角θを27.3°より小さくすることで、Rp/Rs>0.5となり、P偏光の場合とS偏光の場合との位置検出用光電素子35、36に入射する光量比を約0.25から1の範囲に抑えることが出来るので、検出器の検出感度の幅を無理に広げる必要が無く、低コストで精度のよい軸ズレの検出が可能となる。
【0038】
また、各ビームサンプラー19、34、40の出射面には反射防止膜が形成されているが、そこでの僅かな反射光が位置検出用光電素子35、36に入射すると、それがノイズとなって照明光の入射位置を正しく検出することができなくなる。
【0039】
そこで、各ビームサンプラー19、34、40の出射面での反射光が位置検出用光電素子35、36に入射するのを防ぐために、反射光が通過する入射面上の位置に遮光板28を設け、出射面での反射光を遮光する。
【0040】
そのためには入射面で反射した光路と出射面で反射した光路の距離を離してそれらを十分に分離する必要がある。その方法として、各ビームサンプラー19、34、40のガラス厚を大きくして、入射と出射面の間隔を広げる、又は、各ビームサンプラー19、34、40のガラス材料として屈折率の小さいもの使用することが効果的である。
【0041】
位置検出用光電素子35、36は、その検出面が略同一方向を向くように、略同一面上に配置されている。
【0042】
初期調整の段階で、入射する照明光が位置検出用光電素子35、36のほぼ中央にくるように、位置検出用光電素子35、36の位置を調整する必要があるが、その検出面が略同一方向を向き、略同一面上に配置することにより、目視で照明光の入射位置を確認調整する場合には見やすく、位置検出用光電素子35、36の位置を微調整する際に操作性が良い、という有利がある。
【0043】
ここで、位置検出用光電素子35は、第2ビームサンプラー34の入射面から位置検出用光電素子35の受光面までの照明光の光路長がL1となる位置に配置され、位置検出用光電素子36は、第2ビームサンプラー34の入射面から第3のビームサンプラー40の入射面を介して位置検出用光電素子36の受光面までの照明光の光路長が、L1より長いL2となる位置に配置される。また、位置検出用光電素子35および位置検出用光電素子36は、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)等の撮像素子、PSD(Position Sensing Detector)、4分割フォトダイオードなどの受光位置を検出可能な素子とされる。
【0044】
位置検出用光電素子35は、第2ビームサンプラー34からの照明光を受光して光電変換し、光電変換により得られた検出信号D1をA/D(Analog/Digital)変換器37に供給する。この検出信号D1は、受光面上の各位置に入射した光の強度を示す信号であり、A/D変換器37によりアナログ信号からデジタル信号に変換された後、制御部28を介してコンピュータ29に供給される。
【0045】
位置検出用光電素子36は、第3ビームサンプラー40からの照明光を受光して光電変換し、光電変換により得られた検出信号D2をA/D変換器37に供給する。この検出信号D2は、受光面上の各位置に入射した光の強度を示す信号であり、A/D変換器37によりアナログ信号からデジタル信号に変換された後、制御部28を介してコンピュータ29に供給される。
【0046】
コンピュータ29は、制御部28からの検出信号D1および検出信号D2のデジタル信号に基づいて、位置検出用光電素子35の受光面上における照明光の受光位置P1と、位置検出用光電素子36の受光面上における照明光の受光位置P2とを検出する。
【0047】
また、コンピュータ29は、検出された受光位置P1および受光位置P2に基づいて、照明光のチルト量、つまりチルトの角度(および方向)を演算処理により求め、駆動部38に供給する。さらに、コンピュータ29は、検出された受光位置P1および受光位置P2に基づいて、照明光のシフト量、すなわちシフトの大きさおよび方向を演算処理により求め、駆動部39に供給する。
【0048】
なお、コンピュータ29が、検出された受光位置P1および受光位置P2を示す画像を表示部30に表示させたり、演算処理により求められたチルト量およびシフト量を表示部30に表示させたりするようにしてもよい。
【0049】
駆動部38は、コンピュータ29から供給されたチルト量に基づいて、照明光のチルトが打ち消されるように、全反射ミラー17を駆動する。すなわち、ミラーホルダ16には、全反射ミラー17を支持する互いに直交する2つの回転軸が設けられており、ミラーホルダ16は、駆動部38の制御に基づいて、それらの回転軸を中心として全反射ミラー17を回動させる。これにより、照明光が傾けられ(あおられ)被検光路が傾斜し、照明光の角度のずれがなくなるように被検光路が補正される。
【0050】
駆動部39は、コンピュータ29から供給されたシフト量に基づいて、照明光のシフトが打ち消されるように、入射位置シフタ18を駆動する。すなわち、入射位置シフタ18には、例えば、互いに直交する方向に回転する2枚の電動平行平面ガラス板が設けられており、入射位置シフタ18は、駆動部39の制御に基づいて、それらの電動平行平面ガラス板を回動させる。これにより、照明光が平行移動されて、被検光路と垂直な方向への光路のずれがなくなるように、被検光路が補正される。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明にかかる共焦点顕微鏡の実施形態の構成を示す図である。
【図2】本発明にかかる共焦点顕微鏡の光束の軸ズレ検出部の構成を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
11 スキャンヘッド, 12 顕微鏡, 16 ミラーホルダ, 17 全反射ミラー, 18 入射位置シフタ, 19 ビームサンプラー, 29 コンピュータ, 30 表示部, 34 ビームサンプラー , 35 位置検出用光電素子, 36 位置検出用光電素子, 38 駆動部, 39 駆動部,40 ビームサンプラー, 41 光束の軸ズレ検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーザ光源からの光を試料で走査する走査手段を含む照明光学系と、
前記レーザ光源と前記走査手段との間に配置され、前記レーザ光源からの光の波長変更に伴って発生する、前記光の基準光路に対するズレを検出するズレ検出手段と、
前記光の一部を前記ズレ検出手段に向けて導き、残りを前記走査手段に向けて導く第1の光分割手段とを備え、
前記ズレ検出手段は、前記第1の光分割手段により導かれた前記一部の光のうちの一部を第1位置検出手段に向けて導く第2の光分割手段と、
前記第一部の光のうちの残りの少なくとも一部を第2位置検出手段に向けて導く光学素子とを含み、
前記第1の分割手段、前記第2の分割手段は、各分割手段の入射面の垂線と前記照明光学系の光軸とのなす角をθ(°)とすると、以下の条件(1)を満たすように配置されてなることを特徴する光走査顕微鏡。

0°<θ<27.3° (1)
【請求項2】
前記第1位置検出手段及び前記第2位置検出手段は、これらの検出面が同一方向を向くように配置されてなる
請求項1記載の光走査顕微鏡。
【請求項3】
前記第第1の分割手段、前記第2の分割手段、及び前記光学素子の入射面の垂線と前記照明光学系の光軸とのなす角が全て同じであることを特徴とする請求項1又は2記載の光走査顕微鏡。

【図1】
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【図2】
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