入力信号切替え装置
【課題】映像信号検出回路を不要とし、入力信号の切り替えを僅かなハードウエアの追加により低コストで実現する。
【解決手段】入力信号切替え装置１は、２系統の入力端子１３と、２系統の入力端子を介してそれぞれの入力信号源２、３から信号が入力された場合、入力端子の優先順にしたがい接続される抵抗により、一方の入力信号源の信号を優先的に選択して出力する信号切替え手段（Ｒ１２、Ｒ１３、Ｒ１４、Ｒ０１、Ｒ０２、Ｒ０３）と、により構成される。
【解決手段】入力信号切替え装置１は、２系統の入力端子１３と、２系統の入力端子を介してそれぞれの入力信号源２、３から信号が入力された場合、入力端子の優先順にしたがい接続される抵抗により、一方の入力信号源の信号を優先的に選択して出力する信号切替え手段（Ｒ１２、Ｒ１３、Ｒ１４、Ｒ０１、Ｒ０２、Ｒ０３）と、により構成される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、２系統以上コネクタが実装される、例えば、映像音声機器の入力ソースの切替えに用いて好適な、入力信号切替え装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
市販されているビデオカメラやＴＶゲーム機などのＡＶ（Audio Visual）機器のＡＶ出力は、機種によっては、ＲＣＡプラグまたはステレオミニクラブという２種類の異なる仕様のコネクタを介して出力されている。
このため、これらＡＶ機器を接続して映像コンテンツを表示させる車載ディスプレイやＲＳＥ（リアシートエンターテイメント）機器は、少なくとも上記した２種類の外部ＡＶ入力端子を備えていることが望ましい。
【０００３】
ところで、上記した２つのＡＶ入力端子の両方にＡＶ信号が入力された場合、いずれか一方のみの信号を選択して後段の再生回路に接続する機能が必要になる。
このため、従来、複数種のビデオ機器のうち一つのビデオ機器に優先順位を与え、このビデオ機器が使用状態にあるときに、優先ビデオ機器からのＡＶ信号を自動的に選択切替え可能なＡＶ信号自動切換装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
また、複数組のＡＶ入力端子を備え、うち、１組のＡＶ信号のみを選択して後段の再生回路に出力する機能を、各組入力のそれぞれの映像信号端子の後段に映像信号検出回路を設けることにより実現する外部入力自動切換装置も知られている。この外部入力自動切換装置によれば、複数の映像信号入力が検出された場合、予め各入力群に対して設定された選択優先順位に基づき最も優先順位の高いＡＶ入力信号が選択されるように制御される（例えば、特許文献２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開平５−１４５８４７号公報
【特許文献２】特開平３−４９４８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら上記した特許文献１、２のいずれにおいても、映像信号入力の有無を検出するための映像信号検出回路を必要とし、このため、コスト面で問題があった。
【０００７】
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、映像信号検出回路を不要とし、入力信号の切替えを僅かなハードウエアの追加により低コストで実現する、入力信号切替え装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記した課題を解決するために本発明の入力信号切替え装置は、２系統の入力端子と、前記２系統の入力端子を介してそれぞれの入力信号源から信号が入力された場合、前記入力端子の優先順にしたがい接続される抵抗により、一方の入力信号源の信号を優先的に選択出力する信号切替え手段とを備えたものである。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の入力信号切替え装置によれば、映像信号検出回路を不要とし、入力信号の切替えを僅かなハードウエアの追加により低コストで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置の回路構成を示す図である。
【図２】本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置の動作原理を説明するために引用した図である。
【図３】本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置の変形例の回路構成を示す図である。
【図４】本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置の回路構成を示す図である。
【図５】本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置の動作原理を説明するために引用した図である。
【発明を実施するための形態】
【００１１】
以下、本発明の実施の形態に係る入力信号切替え装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態１．
図１は、本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置の回路構成を示す図である。図１に示されるように、本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置１は、入力信号源２、３と、不図示の再生機器との間に接続され、入力信号源２、３とは、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、ＡＶ入力コネクタ群６（Ｌ、Ｒ、Ｖ）のそれぞれを介し、また、再生機器とは、出力端子Ｌｏ、Ｒｏ、Ｖｏを介して接続される。
【００１２】
各ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、Ｊ２（６）の中には、ともにオーディオ信号用の２本の端子（Ｌ、Ｒ）と、１本のビデオ信号端子（Ｖ）とが含まれており、ここでは、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）としてステレオミニプラグが、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ２（６）としてＲＣＡケーブルが用いられるものとする。
なお上記した各ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、Ｊ２（６）には、ビデオ信号端子（Ｖ）が含まれない場合もある。
【００１３】
図１において、記号Ｌ1は、入力信号源２のオーディオＬ信号、記号Ｒ1は、入力信号源２のオーディオＲ信号、記号Ｖ1は、入力信号源２のビデオ信号である。また、記号Ｌ2は、入力信号源３のオーディオＬ信号、記号Ｒ2は、入力信号源３のオーディオＲ信号、記号Ｖ2は、入力信号源３のビデオ信号である。記号Ｌｏは、オーディオＬ信号出力端子、記号ＲｏはオーディオＲ信号出力端子、記号Ｖｏはビデオ信号出力端子である。
なお、Ｊ１はステレオミニプラグ、Ｊ２-Ｌは、オーディオＬ信号用ＲＣＡプラグ、Ｊ２-Ｒは、オーディオＲ信号用ＲＣＡプラグ、Ｊ２-Ｖは、ビデオ信号用ＲＣＡプラグである。
【００１４】
それぞれのＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、Ｊ２（６）のオーディオ信号端子Ｌ、Ｒ、ビデオ信号端子Ｖは、例えば、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）において、信号切替え後の後段の回路の入力インピーダンスＲ０１、Ｒ０２、Ｒ０３に対して十分小さく、且つ、入力信号源２のインピーダンスに対して十分大きい値の抵抗Ｒ１４、Ｒ１３、Ｒ１２がそれぞれ直列に挿入されており、これら抵抗Ｒ１４、Ｒ１３、Ｒ１２は、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ２（６）の各信号線に接続された後、出力端子Ｌｏ、Ｒｏ、Ｖｏに繁がるように配線されている。
【００１５】
例えば、抵抗Ｒ１０、Ｒ１１、Ｒ２０、Ｒ２１は、ともに７５Ω、抵抗Ｒ１２、Ｒ１３、Ｒ１４は、ともに１ｋΩ、抵抗Ｒ０１、Ｒ０２、Ｒ０３は、ともに１００ｋΩの回路定数を有するものとする。
【００１６】
図２は、本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置１の動作原理を説明するために引用した図であり、説明を簡略化するためにここでは１個の出力端子（Ｌｏ）のみ抽出して示してある。
図２（ａ）は、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、Ｊ２（６）を介してそれぞれの入力信号源２、３から信号が入力された場合の動作原理を、図２（ｂ）は、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、またはＪ２（６）を介していずれか一方の入力信号源２、３から信号が入力された場合の動作原理を示す。
【００１７】
図２（ａ）に示されるように、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、Ｊ２（６）を介してそれぞれの入力信号源２、３から信号が入力された場合、入力信号Ｌ1は、抵抗Ｒ１４が直列に挿入されているため減衰して後段の出力端子Ｌｏには伝わらない。
一方、抵抗Ｒ１４が挿入されていない信号入力Ｌ2は殆んど減衰することなく、後段の出力端子Ｌｏに伝達される。すなわち、入力信号源２、３からの信号Ｌ1およびＬ2が、入力信号切替え装置１に入力された場合、信号入力Ｌ2が優先的に選択され、出力端子Ｌｏへ出力されるように動作する（Ｌｏ≒Ｌ2×（（Ｒ１４＋ｒg1）／（Ｒ１４＋ｒg1＋ｒg2））≒Ｌ2）。
【００１８】
一方、図２（ｂ）に示されるように、入力信号切替え装置１に入力される信号が、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）の入力信号源２の信号Ｌ1のみの場合には、信号Ｌ1は殆んど減衰することなく後段の出力端子Ｌｏに伝達される（Ｌｏ＝Ｌ1×（Ｒ０１／（Ｒ０１＋Ｒ１４＋ｒg1））≒Ｌ1）。
同じ原理で、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ２（６）の入力信号源３の信号Ｌ2のみ入力される場合も同様、入力信号Ｌ2が減衰することなく出力端子Ｌｏに伝達されることが明らかである。このように、目的とする２つの信号入力に対し、何れか一方に優先順位をつけて出力する入力信号切替え動作が実現される。
【００１９】
なお、上記した図２（ａ）（ｂ）では、入力信号源２、３から入力されるオーディオ信号Ｌ1、Ｌ2のみ抽出して説明したが、同じくオーディオ信号Ｒ1、Ｒ2、ビデオ信号Ｖ1、Ｖ2の組についても、それぞれ抵抗Ｒ１３、Ｒ１２を挿入することにより、同様の入力信号切替え動作が実現される。
【００２０】
上記した本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置１によれば、それぞれの入力信号源２、３からの信号Ｌ1、Ｌ2を、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ２（６）の２系統の入力端子の優先順に応じて並列に接続される抵抗Ｒ１４を介し１個の出力端子Ｌｏに出力することにより、信号Ｌ1、Ｌ2が入力された場合、１個の出力端子Ｌｏを介して優先度が高いほうの入力端子（ここでは、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ２（６））からの信号Ｌ2のみを後段の再生回路へ出力することができる。また、このとき入力された２系統の信号Ｌ1、Ｌ2のうち、抵抗Ｒ１４を挿入しない側の信号Ｌ2は、出力ラインＬ0に殆んど減衰することなく出力され、抵抗Ｒ１４を挿入した側の信号Ｌ1は十分に減衰され出力されず、一方で、抵抗Ｒ１４を接続しない側に信号が入力されていない場合には、抵抗Ｒ１４を挿入した側の信号Ｌ1が減衰することなく出力される。
【００２１】
但し、このとき挿入される抵抗Ｒ１４は、それぞれの信号入力源２、３が有するインピーダンス（ここでは、ｒg1、ｒg2）と比較して十分に大きな値とし、後段の回路が有するインピーダンスＲ０１に比較して十分に小さな値とする必要がある。ここでは、例えば、抵抗Ｒ１４は１ｋΩ程度、ｒg1、ｒg2は１Ω程度、Ｒ０１は１００ｋΩ程度の回路定数を有するものとする。
【００２２】
このように、本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置１によれば、例えば、図１において、２系統の入力端子（ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、Ｊ２（６））を介してそれぞれの入力信号源（１、２）から信号が入力された場合、前記入力端子の優先順にしたがい接続される抵抗（Ｒ１２、Ｒ１３、Ｒ１４）により、一方の入力信号源１（２）の信号を優先的に選択出力する信号切替え手段（それぞれのビデオ入力信号源が有する信号入力インピーダンスＲ１０、Ｒ２０に整合するための終端抵抗Ｒ１１、Ｒ２１と、オーディオビデオ信号線に接続される抵抗Ｒ１２、Ｒ１３、Ｒ１４と、後段の回路の入力インピーダンスＲ０１、Ｒ０２、Ｒ０３との組み合わせ）と、を備えることにより、抵抗Ｒ１１、Ｒ１２、Ｒ１３、Ｒ１４の極僅かの回路部品により入力切替えが実現されるため、先行技術文献に開示された映像信号検出回路を不要とし、このため、低コストで入力信号切替え装置１を提供できる。
【００２３】
なお、上記した本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置によれば、仕様が異なる２系統のコネクタ（ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ２（６））が接続される場合についてのみ説明したが、同じ仕様であっても、また、３系統の仕様が異なるコネクタが接続されても、その３系統目の入力端子を上記した信号切替え装置１の出力と接続することにより同様に優先順位に基づく信号切替えが可能である。更に、同様の接続を重ねることで、３系統以上のｎ個（ｎは任意の正の整数）入力端子（入力信号源）に対してそれぞれ設定される優先順位に基づく入力切替えが可能になる。図３に、その回路構成が上述した実施の形態１の変形例として示されている。
【００２４】
図３には、ｎ系統の入力信号源（２、３、４、ｎ）がある場合の信号切替え装置１０の構成例が示されている。ここでは、上述した信号切替え装置１（信号切替え手段）と同様の回路構成および回路定数を有する信号切替え装置がｎ−１個（１、１-2、１n-1）縦続接続（カスケード接続）され、信号切替え装置１０を構成している。
すなわち、図１に示した実施の形態１に係る信号切替え装置１の出力であるＬｏ、Ｒｏ、Ｖｏを、３系統目の入力端子の入力信号源４であるＬ３、Ｒ３、Ｖ３とともに、信号切替え装置１2に入力し、その出力であるＬｏ’、Ｒｏ’、Ｖｏ’をｎ系統目の入力端子の入力信号源ｎであるＬｎ、Ｒｎ、Ｖｎとともに、信号切替え装置１n-1に入力する。最終的には、信号切替え装置１n-1から、ｎ系統の入力端子に対してそれぞれ設定された優先順位に対応した一個の入力信号Ｌｏｕｔ、Ｒｏｕｔ、Ｖｏｕｔが選択出力される。
【００２５】
なお、図３中、記号Ｌ3は、入力信号源４のオーディオＬ信号、記号Ｒ3は、入力信号源３のオーディオＲ信号、記号Ｖ3は、入力信号源４のビデオ信号であり、記号Ｌnは、入力信号源ｎのオーディオＬ信号、記号Ｒnは、入力信号源ｎのオーディオＲ信号、記号Ｖnは、入力信号源ｎのビデオ信号である。また、記号Ｌｏｕｔは、信号切替え装置１n-1により選択されたオーディオＬ信号出力、記号Ｒｏｕｔは選択されたオーディオＲ信号、記号Ｖｏｕｔは選択されたビデオ信号出力である。
【００２６】
実施の形態２．
図４は、本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置１１の回路構成を示す図である。
図４に示されるように、本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置１１は、ＡＶ入力力コネクタ群１３（Ｖ信号端子を含まないＲＣＡケーブル）を介し、Ｌｃｈ、Ｒｃｈのオーディオステレオ入力信号源１２に接続されている。図１に示した実施の形態１との差異は、信号切替えされた後段の回路に２個の信号出力端子Ｌｏ、Ｒｏを備えていることにある。
【００２７】
但し、ここでは、抵抗Ｒ０１、Ｒ０２は、抵抗Ｒ２２に対して十分に大きな抵抗値を有し、例えば、Ｒ２２は１ｋΩ程度の回路定数を有するのに対し、抵抗Ｒ０１、Ｒ０２は、ともに１００ｋΩ程度の回路定数を有するものとする。
【００２８】
図５は、本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置１１の動作原理を説明するために引用した図であり、図５（ａ）は、Ｌｃｈ、Ｒｃｈの信号が入力された場合の動作原理、図５（ｂ）は、ＬｃｈまたはＲｃｈの一方の信号のみが入力された場合の動作原理を示す。ここでは、抵抗Ｒ０１、Ｒ０２はともに１００ｋΩ、抵抗Ｒ２２は１ｋΩ程度の回路定数を有するものとする。
【００２９】
図５（ａ）において、入力信号切替え装置１１に、入力信号源１２からＬｃｈの入力信号ＬとＲｃｈの入力信号Ｒが入力されると、出力端子Ｌｏには入力信号Ｌが出力されるが、抵抗Ｒ２２により入力信号Ｒは減衰して出力されず、一方、出力端子Ｒｏには、入力信号Ｒは出力されるが、抵抗Ｒ２２により入力信号Ｌは減衰して出力されない（Ｌｏ＝Ｌ×（（Ｒ２２＋ｒgR）／（ｒgL＋Ｒ２２＋ｒgR））＋Ｒ×（ｒgL／（ｒgL＋Ｒ２２＋ｒgR））≒Ｌ、Ｒｏ＝Ｒ×（（Ｒ２２＋ｒgL）／（ｒgL＋Ｒ２２＋ｒgR））＋Ｌ×（ｒgR／（ｒgL＋Ｒ２２＋ｒgR））≒Ｒ）。
【００３０】
また、図５（ｂ）において、入力信号源１２からＬｃｈの入力信号Ｌ、またはＲｃｈの入力信号Ｒのいずれか一方のみ入力されると、出力端子Ｌｏ、Ｒｏのいずれにも入力信号ＬまたはＲのほとんどが減衰されずに出力される（Ｌｏ≒Ｌ×（Ｒ０１//（Ｒ０２＋Ｒ２２））／（ｒgL＋（Ｒ０１//（Ｒ０２＋Ｒ２２））≒Ｌ、Ｒｏ＝Ｌ×（（Ｒ２２＋Ｒ０２）//Ｒ０１））／（（Ｒ２２＋Ｒ０２）//Ｒ０１）＋ｒgL≒Ｌ）。
【００３１】
上記したように、本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置によれば、入力信号源１２からＬｃｈの入力信号Ｌと、Ｒｃｈの入力信号Ｒが入力された場合、それぞれに対応する出力端子Ｌｏ、Ｒｏを介してステレオ信号が出力される他、Ｌｃｈの入力信号Ｌ、またはＲｃｈの入力信号Ｒのいずれか一方の信号のみが入力された場合、その入力された信号を両方の出力端子Ｌｏ、Ｒｏを介して出力される。
【００３２】
上記した本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置によれば、ステレオ信号のように互いに相関を有する１対の入力端子間に接続される抵抗Ｒ２２の両端から引き出された信号をそれぞれ出力する出力端子Ｌｏ、Ｒｏを備えることにより、１対の入力端子１３を介して入力信号源１２から信号が入力された場合、それぞれの出力端子Ｌｏ、Ｒｏを介して各信号を出力し、一方の信号のみが入力された場合、それぞれの出力端子Ｌｏ、Ｒｏに入力された一方の信号をともに出力することができる。
ここで、１対の入力端子を、オーディオのＬｃｈ、Ｒｃｈに割り当てるように構成すると、通常のＬｃｈ、Ｒｃｈ入力をそのまま再生回路に出力する回路構成と異なり、ＬｃｈまたはＲｃｈの何れか一方の信号入力のみしか接続されなかった場合でも、入力された一方の信号を両チャンネルにモノラル信号として出力することができるため、例えば、接続不良等により出力端子Ｌｏ、Ｒｏの一方が入力信号源１２に接続されていなかった場合でも他方の出力端子を介した視聴が可能になる。
【符号の説明】
【００３３】
１，１-2，１n-1，１０，１１ 入力信号切替え装置、２，３，４，ｎ，１２ 入力信号源、５，６，１３ ＡＶ入力コネクタ群、Ｒ０１，Ｒ０２，Ｒ０３ 後段回路の入力インピーダンス、ｒg1，ｒg2 入力信号源のインピーダンス、Ｒ１０，Ｒ１１，Ｒ１２，Ｒ１３，Ｒ１４，Ｒ２０，Ｒ２１，Ｒ２２ 抵抗、Ｌｏ，Ｒｏ，Ｖｏ，Ｌｏｕｔ，Ｒｏｕｔ，Ｖｏｕｔ 出力端子。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、２系統以上コネクタが実装される、例えば、映像音声機器の入力ソースの切替えに用いて好適な、入力信号切替え装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
市販されているビデオカメラやＴＶゲーム機などのＡＶ（Audio Visual）機器のＡＶ出力は、機種によっては、ＲＣＡプラグまたはステレオミニクラブという２種類の異なる仕様のコネクタを介して出力されている。
このため、これらＡＶ機器を接続して映像コンテンツを表示させる車載ディスプレイやＲＳＥ（リアシートエンターテイメント）機器は、少なくとも上記した２種類の外部ＡＶ入力端子を備えていることが望ましい。
【０００３】
ところで、上記した２つのＡＶ入力端子の両方にＡＶ信号が入力された場合、いずれか一方のみの信号を選択して後段の再生回路に接続する機能が必要になる。
このため、従来、複数種のビデオ機器のうち一つのビデオ機器に優先順位を与え、このビデオ機器が使用状態にあるときに、優先ビデオ機器からのＡＶ信号を自動的に選択切替え可能なＡＶ信号自動切換装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
また、複数組のＡＶ入力端子を備え、うち、１組のＡＶ信号のみを選択して後段の再生回路に出力する機能を、各組入力のそれぞれの映像信号端子の後段に映像信号検出回路を設けることにより実現する外部入力自動切換装置も知られている。この外部入力自動切換装置によれば、複数の映像信号入力が検出された場合、予め各入力群に対して設定された選択優先順位に基づき最も優先順位の高いＡＶ入力信号が選択されるように制御される（例えば、特許文献２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開平５−１４５８４７号公報
【特許文献２】特開平３−４９４８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら上記した特許文献１、２のいずれにおいても、映像信号入力の有無を検出するための映像信号検出回路を必要とし、このため、コスト面で問題があった。
【０００７】
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、映像信号検出回路を不要とし、入力信号の切替えを僅かなハードウエアの追加により低コストで実現する、入力信号切替え装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記した課題を解決するために本発明の入力信号切替え装置は、２系統の入力端子と、前記２系統の入力端子を介してそれぞれの入力信号源から信号が入力された場合、前記入力端子の優先順にしたがい接続される抵抗により、一方の入力信号源の信号を優先的に選択出力する信号切替え手段とを備えたものである。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の入力信号切替え装置によれば、映像信号検出回路を不要とし、入力信号の切替えを僅かなハードウエアの追加により低コストで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置の回路構成を示す図である。
【図２】本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置の動作原理を説明するために引用した図である。
【図３】本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置の変形例の回路構成を示す図である。
【図４】本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置の回路構成を示す図である。
【図５】本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置の動作原理を説明するために引用した図である。
【発明を実施するための形態】
【００１１】
以下、本発明の実施の形態に係る入力信号切替え装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態１．
図１は、本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置の回路構成を示す図である。図１に示されるように、本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置１は、入力信号源２、３と、不図示の再生機器との間に接続され、入力信号源２、３とは、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、ＡＶ入力コネクタ群６（Ｌ、Ｒ、Ｖ）のそれぞれを介し、また、再生機器とは、出力端子Ｌｏ、Ｒｏ、Ｖｏを介して接続される。
【００１２】
各ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、Ｊ２（６）の中には、ともにオーディオ信号用の２本の端子（Ｌ、Ｒ）と、１本のビデオ信号端子（Ｖ）とが含まれており、ここでは、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）としてステレオミニプラグが、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ２（６）としてＲＣＡケーブルが用いられるものとする。
なお上記した各ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、Ｊ２（６）には、ビデオ信号端子（Ｖ）が含まれない場合もある。
【００１３】
図１において、記号Ｌ1は、入力信号源２のオーディオＬ信号、記号Ｒ1は、入力信号源２のオーディオＲ信号、記号Ｖ1は、入力信号源２のビデオ信号である。また、記号Ｌ2は、入力信号源３のオーディオＬ信号、記号Ｒ2は、入力信号源３のオーディオＲ信号、記号Ｖ2は、入力信号源３のビデオ信号である。記号Ｌｏは、オーディオＬ信号出力端子、記号ＲｏはオーディオＲ信号出力端子、記号Ｖｏはビデオ信号出力端子である。
なお、Ｊ１はステレオミニプラグ、Ｊ２-Ｌは、オーディオＬ信号用ＲＣＡプラグ、Ｊ２-Ｒは、オーディオＲ信号用ＲＣＡプラグ、Ｊ２-Ｖは、ビデオ信号用ＲＣＡプラグである。
【００１４】
それぞれのＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、Ｊ２（６）のオーディオ信号端子Ｌ、Ｒ、ビデオ信号端子Ｖは、例えば、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）において、信号切替え後の後段の回路の入力インピーダンスＲ０１、Ｒ０２、Ｒ０３に対して十分小さく、且つ、入力信号源２のインピーダンスに対して十分大きい値の抵抗Ｒ１４、Ｒ１３、Ｒ１２がそれぞれ直列に挿入されており、これら抵抗Ｒ１４、Ｒ１３、Ｒ１２は、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ２（６）の各信号線に接続された後、出力端子Ｌｏ、Ｒｏ、Ｖｏに繁がるように配線されている。
【００１５】
例えば、抵抗Ｒ１０、Ｒ１１、Ｒ２０、Ｒ２１は、ともに７５Ω、抵抗Ｒ１２、Ｒ１３、Ｒ１４は、ともに１ｋΩ、抵抗Ｒ０１、Ｒ０２、Ｒ０３は、ともに１００ｋΩの回路定数を有するものとする。
【００１６】
図２は、本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置１の動作原理を説明するために引用した図であり、説明を簡略化するためにここでは１個の出力端子（Ｌｏ）のみ抽出して示してある。
図２（ａ）は、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、Ｊ２（６）を介してそれぞれの入力信号源２、３から信号が入力された場合の動作原理を、図２（ｂ）は、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、またはＪ２（６）を介していずれか一方の入力信号源２、３から信号が入力された場合の動作原理を示す。
【００１７】
図２（ａ）に示されるように、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、Ｊ２（６）を介してそれぞれの入力信号源２、３から信号が入力された場合、入力信号Ｌ1は、抵抗Ｒ１４が直列に挿入されているため減衰して後段の出力端子Ｌｏには伝わらない。
一方、抵抗Ｒ１４が挿入されていない信号入力Ｌ2は殆んど減衰することなく、後段の出力端子Ｌｏに伝達される。すなわち、入力信号源２、３からの信号Ｌ1およびＬ2が、入力信号切替え装置１に入力された場合、信号入力Ｌ2が優先的に選択され、出力端子Ｌｏへ出力されるように動作する（Ｌｏ≒Ｌ2×（（Ｒ１４＋ｒg1）／（Ｒ１４＋ｒg1＋ｒg2））≒Ｌ2）。
【００１８】
一方、図２（ｂ）に示されるように、入力信号切替え装置１に入力される信号が、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）の入力信号源２の信号Ｌ1のみの場合には、信号Ｌ1は殆んど減衰することなく後段の出力端子Ｌｏに伝達される（Ｌｏ＝Ｌ1×（Ｒ０１／（Ｒ０１＋Ｒ１４＋ｒg1））≒Ｌ1）。
同じ原理で、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ２（６）の入力信号源３の信号Ｌ2のみ入力される場合も同様、入力信号Ｌ2が減衰することなく出力端子Ｌｏに伝達されることが明らかである。このように、目的とする２つの信号入力に対し、何れか一方に優先順位をつけて出力する入力信号切替え動作が実現される。
【００１９】
なお、上記した図２（ａ）（ｂ）では、入力信号源２、３から入力されるオーディオ信号Ｌ1、Ｌ2のみ抽出して説明したが、同じくオーディオ信号Ｒ1、Ｒ2、ビデオ信号Ｖ1、Ｖ2の組についても、それぞれ抵抗Ｒ１３、Ｒ１２を挿入することにより、同様の入力信号切替え動作が実現される。
【００２０】
上記した本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置１によれば、それぞれの入力信号源２、３からの信号Ｌ1、Ｌ2を、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ２（６）の２系統の入力端子の優先順に応じて並列に接続される抵抗Ｒ１４を介し１個の出力端子Ｌｏに出力することにより、信号Ｌ1、Ｌ2が入力された場合、１個の出力端子Ｌｏを介して優先度が高いほうの入力端子（ここでは、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ２（６））からの信号Ｌ2のみを後段の再生回路へ出力することができる。また、このとき入力された２系統の信号Ｌ1、Ｌ2のうち、抵抗Ｒ１４を挿入しない側の信号Ｌ2は、出力ラインＬ0に殆んど減衰することなく出力され、抵抗Ｒ１４を挿入した側の信号Ｌ1は十分に減衰され出力されず、一方で、抵抗Ｒ１４を接続しない側に信号が入力されていない場合には、抵抗Ｒ１４を挿入した側の信号Ｌ1が減衰することなく出力される。
【００２１】
但し、このとき挿入される抵抗Ｒ１４は、それぞれの信号入力源２、３が有するインピーダンス（ここでは、ｒg1、ｒg2）と比較して十分に大きな値とし、後段の回路が有するインピーダンスＲ０１に比較して十分に小さな値とする必要がある。ここでは、例えば、抵抗Ｒ１４は１ｋΩ程度、ｒg1、ｒg2は１Ω程度、Ｒ０１は１００ｋΩ程度の回路定数を有するものとする。
【００２２】
このように、本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置１によれば、例えば、図１において、２系統の入力端子（ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、Ｊ２（６））を介してそれぞれの入力信号源（１、２）から信号が入力された場合、前記入力端子の優先順にしたがい接続される抵抗（Ｒ１２、Ｒ１３、Ｒ１４）により、一方の入力信号源１（２）の信号を優先的に選択出力する信号切替え手段（それぞれのビデオ入力信号源が有する信号入力インピーダンスＲ１０、Ｒ２０に整合するための終端抵抗Ｒ１１、Ｒ２１と、オーディオビデオ信号線に接続される抵抗Ｒ１２、Ｒ１３、Ｒ１４と、後段の回路の入力インピーダンスＲ０１、Ｒ０２、Ｒ０３との組み合わせ）と、を備えることにより、抵抗Ｒ１１、Ｒ１２、Ｒ１３、Ｒ１４の極僅かの回路部品により入力切替えが実現されるため、先行技術文献に開示された映像信号検出回路を不要とし、このため、低コストで入力信号切替え装置１を提供できる。
【００２３】
なお、上記した本発明の実施の形態１に係る入力信号切替え装置によれば、仕様が異なる２系統のコネクタ（ＡＶ入力コネクタ群Ｊ１（５）、ＡＶ入力コネクタ群Ｊ２（６））が接続される場合についてのみ説明したが、同じ仕様であっても、また、３系統の仕様が異なるコネクタが接続されても、その３系統目の入力端子を上記した信号切替え装置１の出力と接続することにより同様に優先順位に基づく信号切替えが可能である。更に、同様の接続を重ねることで、３系統以上のｎ個（ｎは任意の正の整数）入力端子（入力信号源）に対してそれぞれ設定される優先順位に基づく入力切替えが可能になる。図３に、その回路構成が上述した実施の形態１の変形例として示されている。
【００２４】
図３には、ｎ系統の入力信号源（２、３、４、ｎ）がある場合の信号切替え装置１０の構成例が示されている。ここでは、上述した信号切替え装置１（信号切替え手段）と同様の回路構成および回路定数を有する信号切替え装置がｎ−１個（１、１-2、１n-1）縦続接続（カスケード接続）され、信号切替え装置１０を構成している。
すなわち、図１に示した実施の形態１に係る信号切替え装置１の出力であるＬｏ、Ｒｏ、Ｖｏを、３系統目の入力端子の入力信号源４であるＬ３、Ｒ３、Ｖ３とともに、信号切替え装置１2に入力し、その出力であるＬｏ’、Ｒｏ’、Ｖｏ’をｎ系統目の入力端子の入力信号源ｎであるＬｎ、Ｒｎ、Ｖｎとともに、信号切替え装置１n-1に入力する。最終的には、信号切替え装置１n-1から、ｎ系統の入力端子に対してそれぞれ設定された優先順位に対応した一個の入力信号Ｌｏｕｔ、Ｒｏｕｔ、Ｖｏｕｔが選択出力される。
【００２５】
なお、図３中、記号Ｌ3は、入力信号源４のオーディオＬ信号、記号Ｒ3は、入力信号源３のオーディオＲ信号、記号Ｖ3は、入力信号源４のビデオ信号であり、記号Ｌnは、入力信号源ｎのオーディオＬ信号、記号Ｒnは、入力信号源ｎのオーディオＲ信号、記号Ｖnは、入力信号源ｎのビデオ信号である。また、記号Ｌｏｕｔは、信号切替え装置１n-1により選択されたオーディオＬ信号出力、記号Ｒｏｕｔは選択されたオーディオＲ信号、記号Ｖｏｕｔは選択されたビデオ信号出力である。
【００２６】
実施の形態２．
図４は、本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置１１の回路構成を示す図である。
図４に示されるように、本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置１１は、ＡＶ入力力コネクタ群１３（Ｖ信号端子を含まないＲＣＡケーブル）を介し、Ｌｃｈ、Ｒｃｈのオーディオステレオ入力信号源１２に接続されている。図１に示した実施の形態１との差異は、信号切替えされた後段の回路に２個の信号出力端子Ｌｏ、Ｒｏを備えていることにある。
【００２７】
但し、ここでは、抵抗Ｒ０１、Ｒ０２は、抵抗Ｒ２２に対して十分に大きな抵抗値を有し、例えば、Ｒ２２は１ｋΩ程度の回路定数を有するのに対し、抵抗Ｒ０１、Ｒ０２は、ともに１００ｋΩ程度の回路定数を有するものとする。
【００２８】
図５は、本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置１１の動作原理を説明するために引用した図であり、図５（ａ）は、Ｌｃｈ、Ｒｃｈの信号が入力された場合の動作原理、図５（ｂ）は、ＬｃｈまたはＲｃｈの一方の信号のみが入力された場合の動作原理を示す。ここでは、抵抗Ｒ０１、Ｒ０２はともに１００ｋΩ、抵抗Ｒ２２は１ｋΩ程度の回路定数を有するものとする。
【００２９】
図５（ａ）において、入力信号切替え装置１１に、入力信号源１２からＬｃｈの入力信号ＬとＲｃｈの入力信号Ｒが入力されると、出力端子Ｌｏには入力信号Ｌが出力されるが、抵抗Ｒ２２により入力信号Ｒは減衰して出力されず、一方、出力端子Ｒｏには、入力信号Ｒは出力されるが、抵抗Ｒ２２により入力信号Ｌは減衰して出力されない（Ｌｏ＝Ｌ×（（Ｒ２２＋ｒgR）／（ｒgL＋Ｒ２２＋ｒgR））＋Ｒ×（ｒgL／（ｒgL＋Ｒ２２＋ｒgR））≒Ｌ、Ｒｏ＝Ｒ×（（Ｒ２２＋ｒgL）／（ｒgL＋Ｒ２２＋ｒgR））＋Ｌ×（ｒgR／（ｒgL＋Ｒ２２＋ｒgR））≒Ｒ）。
【００３０】
また、図５（ｂ）において、入力信号源１２からＬｃｈの入力信号Ｌ、またはＲｃｈの入力信号Ｒのいずれか一方のみ入力されると、出力端子Ｌｏ、Ｒｏのいずれにも入力信号ＬまたはＲのほとんどが減衰されずに出力される（Ｌｏ≒Ｌ×（Ｒ０１//（Ｒ０２＋Ｒ２２））／（ｒgL＋（Ｒ０１//（Ｒ０２＋Ｒ２２））≒Ｌ、Ｒｏ＝Ｌ×（（Ｒ２２＋Ｒ０２）//Ｒ０１））／（（Ｒ２２＋Ｒ０２）//Ｒ０１）＋ｒgL≒Ｌ）。
【００３１】
上記したように、本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置によれば、入力信号源１２からＬｃｈの入力信号Ｌと、Ｒｃｈの入力信号Ｒが入力された場合、それぞれに対応する出力端子Ｌｏ、Ｒｏを介してステレオ信号が出力される他、Ｌｃｈの入力信号Ｌ、またはＲｃｈの入力信号Ｒのいずれか一方の信号のみが入力された場合、その入力された信号を両方の出力端子Ｌｏ、Ｒｏを介して出力される。
【００３２】
上記した本発明の実施の形態２に係る入力信号切替え装置によれば、ステレオ信号のように互いに相関を有する１対の入力端子間に接続される抵抗Ｒ２２の両端から引き出された信号をそれぞれ出力する出力端子Ｌｏ、Ｒｏを備えることにより、１対の入力端子１３を介して入力信号源１２から信号が入力された場合、それぞれの出力端子Ｌｏ、Ｒｏを介して各信号を出力し、一方の信号のみが入力された場合、それぞれの出力端子Ｌｏ、Ｒｏに入力された一方の信号をともに出力することができる。
ここで、１対の入力端子を、オーディオのＬｃｈ、Ｒｃｈに割り当てるように構成すると、通常のＬｃｈ、Ｒｃｈ入力をそのまま再生回路に出力する回路構成と異なり、ＬｃｈまたはＲｃｈの何れか一方の信号入力のみしか接続されなかった場合でも、入力された一方の信号を両チャンネルにモノラル信号として出力することができるため、例えば、接続不良等により出力端子Ｌｏ、Ｒｏの一方が入力信号源１２に接続されていなかった場合でも他方の出力端子を介した視聴が可能になる。
【符号の説明】
【００３３】
１，１-2，１n-1，１０，１１ 入力信号切替え装置、２，３，４，ｎ，１２ 入力信号源、５，６，１３ ＡＶ入力コネクタ群、Ｒ０１，Ｒ０２，Ｒ０３ 後段回路の入力インピーダンス、ｒg1，ｒg2 入力信号源のインピーダンス、Ｒ１０，Ｒ１１，Ｒ１２，Ｒ１３，Ｒ１４，Ｒ２０，Ｒ２１，Ｒ２２ 抵抗、Ｌｏ，Ｒｏ，Ｖｏ，Ｌｏｕｔ，Ｒｏｕｔ，Ｖｏｕｔ 出力端子。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
２系統の入力端子と、
前記２系統の入力端子を介してそれぞれの入力信号源から信号が入力された場合、前記入力端子の優先順にしたがい接続される抵抗により、一方の入力信号源の信号を優先的に選択出力する信号切替え手段と、
を備えたことを特徴とする入力信号切替え装置。
【請求項２】
前記信号切替え手段は、
前記それぞれの入力信号源からの信号を前記入力端子の優先順に応じて直列に接続される抵抗を介して１個の出力端子に出力し、前記２系統の入力端子を介して前記それぞれの入力信号源から信号が入力された場合、前記１個の出力端子を介して優先度が高い入力端子からの信号のみを、後段に接続される回路へ出力することを特徴とする請求項１記載の入力信号切替え装置。
【請求項３】
前記抵抗が有する回路定数は、
前記それぞれの信号入力源が有するインピーダンスに比較して十分に大きな値とし、前記後段の回路が有するインピーダンスに比較して十分に小さな値とすることを特徴とする請求項２記載の入力信号切替え装置。
【請求項４】
前記信号切替え手段をｎ−１個（ｎは任意の正の整数）縦続接続し、ｎ個の入力端子に対してそれぞれ設定された優先順位に対応して一つの入力信号を選択出力することを特徴とする請求項１から請求項３のうちのいずれか１項記載の入力信号切替え装置。
【請求項５】
１対の入力端子間に接続される前記抵抗の両端から引き出された信号をそれぞれ出力する出力端子を備え、
前記信号切替え手段は、
前記１対の入力端子を介して入力信号源から信号が入力された場合、前記それぞれの出力端子を介して各信号を出力し、一方の信号のみが入力された場合、前記それぞれの出力端子に前記入力された一方の信号をともに出力することを特徴とする請求項１記載の入力信号切替え装置。
【請求項６】
前記信号切替え手段は、
オーディオの左チャンネルと右チャンネルに割当てられる前記１対の入力端子を介して信号が入力された場合、前記それぞれの出力端子を介してステレオ信号を出力し、前記１対の入力端子を介して左チャンネルもしくは右チャンネルの一方の信号のみが入力された場合、前記それぞれの出力端子にモノラル信号を出力することを特徴とする請求項１記載の入力信号切替え装置。
【請求項１】
２系統の入力端子と、
前記２系統の入力端子を介してそれぞれの入力信号源から信号が入力された場合、前記入力端子の優先順にしたがい接続される抵抗により、一方の入力信号源の信号を優先的に選択出力する信号切替え手段と、
を備えたことを特徴とする入力信号切替え装置。
【請求項２】
前記信号切替え手段は、
前記それぞれの入力信号源からの信号を前記入力端子の優先順に応じて直列に接続される抵抗を介して１個の出力端子に出力し、前記２系統の入力端子を介して前記それぞれの入力信号源から信号が入力された場合、前記１個の出力端子を介して優先度が高い入力端子からの信号のみを、後段に接続される回路へ出力することを特徴とする請求項１記載の入力信号切替え装置。
【請求項３】
前記抵抗が有する回路定数は、
前記それぞれの信号入力源が有するインピーダンスに比較して十分に大きな値とし、前記後段の回路が有するインピーダンスに比較して十分に小さな値とすることを特徴とする請求項２記載の入力信号切替え装置。
【請求項４】
前記信号切替え手段をｎ−１個（ｎは任意の正の整数）縦続接続し、ｎ個の入力端子に対してそれぞれ設定された優先順位に対応して一つの入力信号を選択出力することを特徴とする請求項１から請求項３のうちのいずれか１項記載の入力信号切替え装置。
【請求項５】
１対の入力端子間に接続される前記抵抗の両端から引き出された信号をそれぞれ出力する出力端子を備え、
前記信号切替え手段は、
前記１対の入力端子を介して入力信号源から信号が入力された場合、前記それぞれの出力端子を介して各信号を出力し、一方の信号のみが入力された場合、前記それぞれの出力端子に前記入力された一方の信号をともに出力することを特徴とする請求項１記載の入力信号切替え装置。
【請求項６】
前記信号切替え手段は、
オーディオの左チャンネルと右チャンネルに割当てられる前記１対の入力端子を介して信号が入力された場合、前記それぞれの出力端子を介してステレオ信号を出力し、前記１対の入力端子を介して左チャンネルもしくは右チャンネルの一方の信号のみが入力された場合、前記それぞれの出力端子にモノラル信号を出力することを特徴とする請求項１記載の入力信号切替え装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２０１１−４２２８（Ｐ２０１１−４２２８Ａ）
【公開日】平成２３年１月６日（２０１１．１．６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−１４６３３５（Ｐ２００９−１４６３３５）
【出願日】平成２１年６月１９日（２００９．６．１９）
【出願人】（０００００６０１３）三菱電機株式会社 (33,312)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年１月６日（２０１１．１．６）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年６月１９日（２００９．６．１９）
【出願人】（０００００６０１３）三菱電機株式会社 (33,312)
【Ｆターム（参考）】
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