入金者管理システム
【課題】
入金者が例えば店舗等の売上金を入金機に入金するとき、入金者の入金時間管理を行う入金者管理システムにおいて、特に入金者が予め登録されている入金処理時間帯に入金処理しない場合に入金機側で異常判定する入金者管理システムを提供する。
【解決手段】
入金者が入金する入金機には、予め入金処理時間帯を登録しておき、この入金処理時間帯で入金者の入金処理が行われるか否かを入金機制御手段で検出し、入金処理が適正に行われなかったとき入金者異常信号と判定する。
入金者が例えば店舗等の売上金を入金機に入金するとき、入金者の入金時間管理を行う入金者管理システムにおいて、特に入金者が予め登録されている入金処理時間帯に入金処理しない場合に入金機側で異常判定する入金者管理システムを提供する。
【解決手段】
入金者が入金する入金機には、予め入金処理時間帯を登録しておき、この入金処理時間帯で入金者の入金処理が行われるか否かを入金機制御手段で検出し、入金処理が適正に行われなかったとき入金者異常信号と判定する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、入金者が例えば店舗等の売上金を入金機に入金するとき、入金者の入金時間管理を行うことで、入金者に危険が生じたとき迅速に検出することができる入金者管理システムにおいて、特に入金者が予め入金機側に登録されている入金処理時間帯に入金処理しない場合に異常判定する入金者管理システムに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、入金者は店舗の売上金を夜間金庫に投入し、投入された売上金は金融機関や警備会社によって安全を確保されている。しかし、入金者が夜間金庫の窓口に行き投入するまでの安全確保は入金者自身に任され、入金者が入金途中に襲われても夜間での行動のためすぐに発見されない可能性がある。
【０００３】
そこで、この入金者の危険を軽減するため、入金機を繁華街やコンビニエンスストアなどの極力人目に付き、また入金者の行動が入金目的であることが判りにくい場所を選んで配置したりしている。
【０００４】
【特許文献１】特許公開番号２００３−１４１６０８号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、入金機を常に上記のような人目につく場所や入金者の行動が入金行為として特定されにくい場所に配置できるとは限らず、入金者の不安は解消されていないという問題があった。
【０００６】
本発明者達は、入金者が例えば当日の売上金を入金機に入金する時間帯はほぼ決まっていることに着目した。
【０００７】
そこで本発明は、上述した課題を解決するために、入金者が予め入金機側に登録された入金処理時間帯に入金処理が終了していない場合には入金者に危険が生じたとして迅速に異常を発見し通報することができる入金者管理システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するために、第1の発明による入金者管理システムは、 入金者が入金する入金機と通信網を介して接続される監視センタからなる入金者管理システムにおいて、前記入金機は、入金者の入金処理を確定する設定手段と、予め入金者の入金処理時間帯情報を記憶する入金機記憶手段と、入金者の照合を行うとともに前記入金処理時間帯情報に入金処理がなされたか否かを判定する入金機制御手段と、前記入金機制御手段により入金者異常と判定したとき前記監視センタに送信する送信手段とを有し、前記監視センタは、入金者異常信号を受信する受信手段と、前記入金者異常表示を行うセンタ表示手段を有する。
【０００９】
上記目的を達成するために、第2の発明による入金者管理システムは、入金者が入金する入金機と通信網を介して接続される監視センタからなる入金者管理システムにおいて、前記入金機は、入金者の入金処理を確定する設定手段と、前記監視センタから入金者の入金処理時間帯の情報を受信し入金者異常情報を送信する送受信手段と、前記入金処理時間帯情報を記憶する入金機記憶手段と、入金者の照合を行うとともに前記入金処理時間帯に入金処理がなされていないときに入金者異常と判定する入金機制御手段とを有し、前記監視センタは、入金処理時間帯情報を前記入金機側に送信し入金者異常信号を受信する送受信手段と、前記入金者異常表示を行うセンタ表示手段を有する。
【発明の効果】
【００１０】
本発明の入金者管理システムによれば、入金者の入金処理時間帯の入金処理管理を行っているので、入金者に危険が生じた場合には迅速に入金者の異常を検出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
以下、第1の発明による入金者管理システムの実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。図１は、第1の発明の入金者管理システムの全体構成を示す図である。第1の発明の入金者管理システムは、入金者が図示しない店舗の当日の売り上げ金を入金する入金機１と、通信網２を介して入金機１の入金処理信号を受信する監視センタ３等を有して構成される。
【００１２】
入金機１は、入金機１にて入金処理したり後述する入金処理時間帯を入力するための操作部１０と、紙幣と硬貨を各々投入するための挿入口１１と、入金された金額などを表示する入金機表示手段１２と、入金者の照合を行ったり入金処理が正当に行われたことを検出するとともに入金者が適正に入金処理を行ったか否かを判定する入金機制御手段１３と、入金者の各ＩＤなどを記憶するとともに入金処理時間帯テーブル４０を記憶する入金機記憶手段１４と、監視センタ３に入金者異常信号を送信する入金機送信手段１５と、入金者が投入した金額を金種毎に計数する計数手段１６と、計数手段１６にて計数した紙幣及び硬貨を保管する保管庫１７とを有して構成される。
【００１３】
操作部１０は、入金処理の開始時に操作する入金ボタン１０１と、入金者または入金者の所属する店舗に対し予め付与されている顧客ＩＤ番号を入力するテンキーボタン１０２と、入金者が投入した紙幣や硬貨の全数を計数できなかった場合に返金要請するときに操作される返金ボタン１０３と、入金処理が適正に行われたときに入力する確定ボタン１０４と、入金者が入金処理時間帯の項目欄を登録したり、登録されている内容を修正したりする入力ボタン１０５等から構成されている。なお、入金者のＩＤ照合はテンキーボタン１０２に代わりＩＤカードの操作としても良い。
【００１４】
第1の発明の入金処理時間帯テーブル４０について図２を参照して説明する。入金処理時間帯テーブル４０は、入金機記憶手段１４に記憶されている。
入金処理時間帯テーブル４０は、少なくとも顧客番号（ＩＤ）欄４１と入金処理時間帯欄４２と特定指定欄４３を有して構成される。
【００１５】
入金処理時間帯欄４２は、曜日ごとに入金処理時間帯が登録される。ここでは上段が入金処理開始時間帯で下段が入金処理終了時間帯であり、木曜日の「×」は閉店のため入金処理時間帯が無いことを表示している。また、特定指定欄４３に登録された内容は、入金処理時間帯欄４２に登録された内容より優先される。ここでは、月日を数字で表示し、つまり「０１０１」は１月１日を表し、「×」は閉店のため入金処理時間帯がない。また、「１２３１」は同様に１２月３１日を表し、２００４年の１２月３１日は金曜日にあたり、本来の入金処理時間帯は１９時３０分から２２時００分であるが、１２月３１日の入金処理時間帯は１６時から１８時であることを表示している。
【００１６】
入金処理時間帯テーブル４０は、入金機１に顧客が直接入力することで登録される。また、登録された内容を修正する場合も同様である。なお、上記に拘らず、顧客に図示しない専用の入力装置を設置し、顧客自ら通信網２を介して登録内容または修正内容を入金処理時間帯テーブル４０に登録するようにしても良い。
【００１７】
監視センタ３は、入金機１からの入金者異常信号を通信網２を介して受信する受信手段３０と、顧客の緊急連絡先（例えば、緊急連絡先の氏名、緊急電話番号、携帯電話番号、ｅメールアドレスなどが登録）などを記憶するセンタ記憶手段３２と、入金者異常信号を受信した場合にセンタ記憶手段３２から緊急連絡先等の顧客情報を抽出し、センタ表示手段３３に顧客情報を表示させるセンタ制御手段３１等とを有して構成される。監視センタ３の管制員は、異常がセンタ表示手段３３にて表示されると所定の対処員に適切な対処を指示する。
【００１８】
第1の発明の入金処理時間帯テーブル４０の入力について図３を参照して説明する。
入金者は、自己のＩＤ番号をテンキーボタン１０２から入力する（ステップ１）。入力された顧客ＩＤは入金機制御手段１３にて入金機記憶手段１４に記憶されている顧客ＩＤと照合する（ステップ２）。照合がＮＯなら入金機表示手段３２にその旨表示される（ステップ３）。照合がＯＫなら、入金処理時間帯テーブル４０への登録又は修正を行うための入力ボタン１０５を押下する（ステップ４）。入金機制御手段１３は、当該時点で登録されている入金処理時間帯テーブル４０を入金機表示手段１２に表示させる（ステップ５）。なお、初めての入力の場合には入金処理時間帯テーブル５０の各欄がブランクとなっている。既に入力されている場合にはその内容が表示される。入金者は当該表示画面を見ながら、テンキーボタン３０２等を利用して入金処理時間帯テーブル４０を入力又は修正する（ステップ６）。
【００１９】
第1の発明の入金者管理システムの動作について、図４から図５を参照して説明する。
まず、図４を参照して入金機１における入金処理フローを説明する。
入金者は、入金機１にて最初に入金ボタン１０１を押下し（ステップ１０）、予め付与されている顧客ＩＤ番号をテンキーボタン１０２で入力する（ステップ１１）。この入力されたＩＤ番号を入金機記憶手段１４に予め記憶されたＩＤと照合し正当か否かを入金機制御手段１３で判断する（ステップ１２）。照合がＯＫ（正当）と判断されたなら紙幣と硬貨の各挿入口３１が開けられる（ステップ１４）。照合が不適であると判断されたならその旨入金機表示手段１２で表示される（ステップ１３）。入金者は、ステップ１４で開けられた各挿入口１１から紙幣と硬貨を投入する（ステップ１５）。投入された紙幣及び硬貨は計数手段１６にて金種毎に計数され、合計金額が入金額として入金機表示手段１２に表示される（ステップ１６）。なお、入金者は表示された入金額が正しい場合には確定ボタン１０４を押下する（ステップ１７）。入金機制御手段１３は、確定ボタン１０４が押下されると入金処理が適正に行われたと判断し、入金機送信手段１５から入金機ＩＤ番号と顧客コードを含む入金データを図示しない資金管理センタに送信する（ステップ１８）。また、入金機制御手段１３はＩＤ（顧客）ごとに入金データを入金機記憶手段１４に記憶する（ステップ１９）。
【００２０】
次に、図５をもとに入金機制御手段１３の入金者異常判定フローを説明する。
入金機制御手段１３は、定期的に入金機記憶手段１４から顧客毎に入金処理時間が開始したか否かを判断する（ステップ２０）。入金処理時間帯４０の開始時間となった場合には、入金処理の適正な操作が行われたことを示す確定ボタン１０４の押下の検出を待つ（ステップ２１、２２）。確定ボタン１０４の押下が検出された場合（ステップ２１のＹＥＳ）、入金機表示手段１２に入金された金額が表示される（ステップ２３）。入金処理時間帯の終了時間までに確定ボタン１０４の押下検出が無い場合（ステップ２１のＮＯ、ステップ２２のYES）、入金者に異常が発生したとして入金機送信手段１５を介して監視センタ３に入金者異常信号を送信する（ステップ２４）。
【００２１】
監視センタ３は、入金者異常信号を受信手段３０で受信するとセンタ制御手段３１を通じてセンタ表示手段３３に表示する。管制員はセンタ表示手段３３にて異常内容を確認すると所定の操作を行い、緊急連絡先など当該顧客の情報をセンタ表示手段３３に表示させる。これは、センタ制御手段３１が管制員の所定の操作に基づき、受信した顧客ＩＤからセンタ記憶手段３２に記憶されている顧客情報を抽出することで顧客情報をセンタ表示手段３３に表示される。管制員は緊急連絡先へ電話またはメール送信するなど適切な対応をとる。
【００２２】
次に、第２の発明による入金者管理システムの実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。図６は、第２の発明の入金者管理システムの全体構成を示す図である。第1の発明の入金者管理システムとの相違は、入金処理時間帯を監視センタ6側で入力し、当該入金処理時間帯を通信網2を介して入金機側５にダウンロードして入金処理時間帯を入金機記憶手段５４に登録することである。入金者が図示しない店舗の当日の売り上げを入金する入金機５と、通信網２を介して入金機５の入金処理信号を受信する監視センタ６等を有して構成される。
【００２３】
入金者が入金する入金機５について説明する。
入金機５は、入金機５にて入金処理したり後述する入金処理時間帯を入力するための操作部５０と、紙幣と硬貨を各々投入するための挿入口１１と、入金された金額などを表示する入金機表示手段１２と、入金者の照合を行ったり入金機送受信手段５５で受信した入金処理時間帯情報を入金機記憶手段５４に登録するとともに入金者が適正に入金処理を行ったか否かを判定する入金機制御手段５３と、入金者の各ＩＤ及び入金機ＩＤなどを記憶するとともに入金処理時間帯テーブル７０を記憶する入金機記憶手段５４と、監視センタ６から入金処理時間帯を受信し入金者異常信号を送信する入金機送受信手段５５と、入金者が投入した金額を金種毎に計数する計数手段１６と、計数手段１６にて計数した紙幣及び硬貨を保管する保管庫１７とを有して構成される。図１の入金機１と同機能等の構成手段は、同じ番号を使用する。
【００２４】
操作部５０は、入金処理の開始時に操作する入金ボタン５０１と、入金者または入金者の所属する店舗に対し予め付与されている顧客ＩＤ番号を入力するテンキーボタン５０２と、入金者が投入した紙幣や硬貨の全数を計数できなかった場合に返金要請するときに操作される返金ボタン５０３と、入金処理が適正に行われたときに入力する確定ボタン５０４等から構成されている。なお、入金者のＩＤ照合はテンキーボタン５０２に代わりＩＤカードの操作としても良い。
【００２５】
監視センタ６は、顧客の入金処理時間帯を入力するセンタ入力手段６４と、入金機５からの入金者異常信号を通信網２を介して受信し、入金処理時間帯を送信する送受信手段６０と、顧客の入金処理時間帯及び緊急連絡先（例えば、緊急連絡先の氏名、緊急電話番号、携帯電話番号、ｅメールアドレスなどが登録）などを記憶するセンタ記憶手段６２と、入金者異常信号を受信した場合にセンタ記憶手段６２から緊急連絡先等の顧客情報を抽出し、センタ表示手段６３に顧客情報を表示させるセンタ制御手段６１等とを有して構成される。監視センタ６の管制員は、異常がセンタ表示手段６３にて表示されると所定の対処員に適切な対処を指示する。
【００２６】
第２の発明の入金処理時間帯テーブル７０について図７を参照して説明する。管制員が顧客の申告に基づいてセンタ入力手段６４から入力した各顧客の入金処理時間帯情報は入金処理時間帯テーブル７０として入金機５毎にセンタ記憶手段６２に記憶される。そして、例えば、毎日1回などのように定期的にまたは修正/登録された時点の非定期的に該当する入金機５に入金処理時間帯テーブル７０をダウンロードする。このダウンロードされた入金処理時間帯テーブル７０は入金機記憶手段５４に記憶されている。
入金処理時間帯テーブル７０は、少なくとも入金機番号（ＩＤ）欄７１と顧客番号（ＩＤ）欄７２と入金処理時間帯欄７３と特定指定欄７４を有して構成される。
【００２７】
第２の発明の入金処理時間帯テーブル７０の登録について図８を参照して説明する。
入金者は、顧客番号、利用する入金機、入金処理時間帯及び特定指定欄を記載した様式を管制員に手渡す。なお、契約当初であれば、緊急連絡先などの情報も同時にこの様式に記載する。管制員は、自己のＩＤ番号をセンタ入力手段６４から入力し（ステップ３０）、センタ制御手段６１はセンタ記憶手段６２に記憶された各管制員のＩＤ番号と照合する（ステップ３１）。入力している管制員が正当な入力者か否かをこの照合で確認する。照合の結果、ＮＯであればその旨センタ表示手段６３にて表示される（ステップ３２）。照合がＯＫなら管制員は引き続き、入金時間帯登録（又は修正）ボタンを押下する（ステップ３３）。管制員はセンタ表示手段６３にて表示された入金処理時間テーブルに沿ってセンタ入力手段６４から顧客の入金処理時間帯情報を入力する（ステップ３４）。管制員は、全てを入力したならセンタ表示手段６３に表示された内容を確認し当該内容がＯＫなら登録終了をセンタ入力手段６４から入力する（ステップ３５）。センタ制御手段６１は、登録終了の入力を検出したなら入力された入金処理時間帯をセンタ記憶手段６２に記憶（ステップ３６）するとともに前述に記載した定期的または非定期的なときにこの入金処理時間帯７０を送受信手段６０から通信網２を介して該当する入金機５に送信する（ステップ３７）。
【００２８】
第2の発明の入金者管理システムの入金者異常判定フローは、第1の発明の入金者異常判定フローと同じである。
【００２９】
前述のように第1及び第2の発明では、入金機記憶手段に記憶されている入金処理時間帯は、入金処理開始時間および入金処理終了時間を登録しているが別に登録されている各顧客の閉店時間を開始時間としてこの閉店時間から所定時間経過した時間を入金処理終了時間としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１】第1の発明の入金者管理システムの全体構成を示す図
【図２】第1の発明の入金処理時間帯テーブル図
【図３】第1の発明の入金処理時間帯テーブルの登録フロー図
【図４】入金処理フロー図
【図５】入金機制御手段の動作フロー図
【図６】第２の発明の入金者管理システムの全体構成を示す図
【図７】第２の発明の入金処理時間帯テーブル図
【図８】第２の発明の入金処理時間帯テーブルの登録フロー図
【符号の説明】
【００３１】
１、５・・・入金機
２・・・通信網
３、６・・・監視センタ
１４・・・入金機記憶手段
４０、７０・・・入金処理時間帯テーブル
【技術分野】
【０００１】
本発明は、入金者が例えば店舗等の売上金を入金機に入金するとき、入金者の入金時間管理を行うことで、入金者に危険が生じたとき迅速に検出することができる入金者管理システムにおいて、特に入金者が予め入金機側に登録されている入金処理時間帯に入金処理しない場合に異常判定する入金者管理システムに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、入金者は店舗の売上金を夜間金庫に投入し、投入された売上金は金融機関や警備会社によって安全を確保されている。しかし、入金者が夜間金庫の窓口に行き投入するまでの安全確保は入金者自身に任され、入金者が入金途中に襲われても夜間での行動のためすぐに発見されない可能性がある。
【０００３】
そこで、この入金者の危険を軽減するため、入金機を繁華街やコンビニエンスストアなどの極力人目に付き、また入金者の行動が入金目的であることが判りにくい場所を選んで配置したりしている。
【０００４】
【特許文献１】特許公開番号２００３−１４１６０８号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、入金機を常に上記のような人目につく場所や入金者の行動が入金行為として特定されにくい場所に配置できるとは限らず、入金者の不安は解消されていないという問題があった。
【０００６】
本発明者達は、入金者が例えば当日の売上金を入金機に入金する時間帯はほぼ決まっていることに着目した。
【０００７】
そこで本発明は、上述した課題を解決するために、入金者が予め入金機側に登録された入金処理時間帯に入金処理が終了していない場合には入金者に危険が生じたとして迅速に異常を発見し通報することができる入金者管理システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するために、第1の発明による入金者管理システムは、 入金者が入金する入金機と通信網を介して接続される監視センタからなる入金者管理システムにおいて、前記入金機は、入金者の入金処理を確定する設定手段と、予め入金者の入金処理時間帯情報を記憶する入金機記憶手段と、入金者の照合を行うとともに前記入金処理時間帯情報に入金処理がなされたか否かを判定する入金機制御手段と、前記入金機制御手段により入金者異常と判定したとき前記監視センタに送信する送信手段とを有し、前記監視センタは、入金者異常信号を受信する受信手段と、前記入金者異常表示を行うセンタ表示手段を有する。
【０００９】
上記目的を達成するために、第2の発明による入金者管理システムは、入金者が入金する入金機と通信網を介して接続される監視センタからなる入金者管理システムにおいて、前記入金機は、入金者の入金処理を確定する設定手段と、前記監視センタから入金者の入金処理時間帯の情報を受信し入金者異常情報を送信する送受信手段と、前記入金処理時間帯情報を記憶する入金機記憶手段と、入金者の照合を行うとともに前記入金処理時間帯に入金処理がなされていないときに入金者異常と判定する入金機制御手段とを有し、前記監視センタは、入金処理時間帯情報を前記入金機側に送信し入金者異常信号を受信する送受信手段と、前記入金者異常表示を行うセンタ表示手段を有する。
【発明の効果】
【００１０】
本発明の入金者管理システムによれば、入金者の入金処理時間帯の入金処理管理を行っているので、入金者に危険が生じた場合には迅速に入金者の異常を検出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
以下、第1の発明による入金者管理システムの実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。図１は、第1の発明の入金者管理システムの全体構成を示す図である。第1の発明の入金者管理システムは、入金者が図示しない店舗の当日の売り上げ金を入金する入金機１と、通信網２を介して入金機１の入金処理信号を受信する監視センタ３等を有して構成される。
【００１２】
入金機１は、入金機１にて入金処理したり後述する入金処理時間帯を入力するための操作部１０と、紙幣と硬貨を各々投入するための挿入口１１と、入金された金額などを表示する入金機表示手段１２と、入金者の照合を行ったり入金処理が正当に行われたことを検出するとともに入金者が適正に入金処理を行ったか否かを判定する入金機制御手段１３と、入金者の各ＩＤなどを記憶するとともに入金処理時間帯テーブル４０を記憶する入金機記憶手段１４と、監視センタ３に入金者異常信号を送信する入金機送信手段１５と、入金者が投入した金額を金種毎に計数する計数手段１６と、計数手段１６にて計数した紙幣及び硬貨を保管する保管庫１７とを有して構成される。
【００１３】
操作部１０は、入金処理の開始時に操作する入金ボタン１０１と、入金者または入金者の所属する店舗に対し予め付与されている顧客ＩＤ番号を入力するテンキーボタン１０２と、入金者が投入した紙幣や硬貨の全数を計数できなかった場合に返金要請するときに操作される返金ボタン１０３と、入金処理が適正に行われたときに入力する確定ボタン１０４と、入金者が入金処理時間帯の項目欄を登録したり、登録されている内容を修正したりする入力ボタン１０５等から構成されている。なお、入金者のＩＤ照合はテンキーボタン１０２に代わりＩＤカードの操作としても良い。
【００１４】
第1の発明の入金処理時間帯テーブル４０について図２を参照して説明する。入金処理時間帯テーブル４０は、入金機記憶手段１４に記憶されている。
入金処理時間帯テーブル４０は、少なくとも顧客番号（ＩＤ）欄４１と入金処理時間帯欄４２と特定指定欄４３を有して構成される。
【００１５】
入金処理時間帯欄４２は、曜日ごとに入金処理時間帯が登録される。ここでは上段が入金処理開始時間帯で下段が入金処理終了時間帯であり、木曜日の「×」は閉店のため入金処理時間帯が無いことを表示している。また、特定指定欄４３に登録された内容は、入金処理時間帯欄４２に登録された内容より優先される。ここでは、月日を数字で表示し、つまり「０１０１」は１月１日を表し、「×」は閉店のため入金処理時間帯がない。また、「１２３１」は同様に１２月３１日を表し、２００４年の１２月３１日は金曜日にあたり、本来の入金処理時間帯は１９時３０分から２２時００分であるが、１２月３１日の入金処理時間帯は１６時から１８時であることを表示している。
【００１６】
入金処理時間帯テーブル４０は、入金機１に顧客が直接入力することで登録される。また、登録された内容を修正する場合も同様である。なお、上記に拘らず、顧客に図示しない専用の入力装置を設置し、顧客自ら通信網２を介して登録内容または修正内容を入金処理時間帯テーブル４０に登録するようにしても良い。
【００１７】
監視センタ３は、入金機１からの入金者異常信号を通信網２を介して受信する受信手段３０と、顧客の緊急連絡先（例えば、緊急連絡先の氏名、緊急電話番号、携帯電話番号、ｅメールアドレスなどが登録）などを記憶するセンタ記憶手段３２と、入金者異常信号を受信した場合にセンタ記憶手段３２から緊急連絡先等の顧客情報を抽出し、センタ表示手段３３に顧客情報を表示させるセンタ制御手段３１等とを有して構成される。監視センタ３の管制員は、異常がセンタ表示手段３３にて表示されると所定の対処員に適切な対処を指示する。
【００１８】
第1の発明の入金処理時間帯テーブル４０の入力について図３を参照して説明する。
入金者は、自己のＩＤ番号をテンキーボタン１０２から入力する（ステップ１）。入力された顧客ＩＤは入金機制御手段１３にて入金機記憶手段１４に記憶されている顧客ＩＤと照合する（ステップ２）。照合がＮＯなら入金機表示手段３２にその旨表示される（ステップ３）。照合がＯＫなら、入金処理時間帯テーブル４０への登録又は修正を行うための入力ボタン１０５を押下する（ステップ４）。入金機制御手段１３は、当該時点で登録されている入金処理時間帯テーブル４０を入金機表示手段１２に表示させる（ステップ５）。なお、初めての入力の場合には入金処理時間帯テーブル５０の各欄がブランクとなっている。既に入力されている場合にはその内容が表示される。入金者は当該表示画面を見ながら、テンキーボタン３０２等を利用して入金処理時間帯テーブル４０を入力又は修正する（ステップ６）。
【００１９】
第1の発明の入金者管理システムの動作について、図４から図５を参照して説明する。
まず、図４を参照して入金機１における入金処理フローを説明する。
入金者は、入金機１にて最初に入金ボタン１０１を押下し（ステップ１０）、予め付与されている顧客ＩＤ番号をテンキーボタン１０２で入力する（ステップ１１）。この入力されたＩＤ番号を入金機記憶手段１４に予め記憶されたＩＤと照合し正当か否かを入金機制御手段１３で判断する（ステップ１２）。照合がＯＫ（正当）と判断されたなら紙幣と硬貨の各挿入口３１が開けられる（ステップ１４）。照合が不適であると判断されたならその旨入金機表示手段１２で表示される（ステップ１３）。入金者は、ステップ１４で開けられた各挿入口１１から紙幣と硬貨を投入する（ステップ１５）。投入された紙幣及び硬貨は計数手段１６にて金種毎に計数され、合計金額が入金額として入金機表示手段１２に表示される（ステップ１６）。なお、入金者は表示された入金額が正しい場合には確定ボタン１０４を押下する（ステップ１７）。入金機制御手段１３は、確定ボタン１０４が押下されると入金処理が適正に行われたと判断し、入金機送信手段１５から入金機ＩＤ番号と顧客コードを含む入金データを図示しない資金管理センタに送信する（ステップ１８）。また、入金機制御手段１３はＩＤ（顧客）ごとに入金データを入金機記憶手段１４に記憶する（ステップ１９）。
【００２０】
次に、図５をもとに入金機制御手段１３の入金者異常判定フローを説明する。
入金機制御手段１３は、定期的に入金機記憶手段１４から顧客毎に入金処理時間が開始したか否かを判断する（ステップ２０）。入金処理時間帯４０の開始時間となった場合には、入金処理の適正な操作が行われたことを示す確定ボタン１０４の押下の検出を待つ（ステップ２１、２２）。確定ボタン１０４の押下が検出された場合（ステップ２１のＹＥＳ）、入金機表示手段１２に入金された金額が表示される（ステップ２３）。入金処理時間帯の終了時間までに確定ボタン１０４の押下検出が無い場合（ステップ２１のＮＯ、ステップ２２のYES）、入金者に異常が発生したとして入金機送信手段１５を介して監視センタ３に入金者異常信号を送信する（ステップ２４）。
【００２１】
監視センタ３は、入金者異常信号を受信手段３０で受信するとセンタ制御手段３１を通じてセンタ表示手段３３に表示する。管制員はセンタ表示手段３３にて異常内容を確認すると所定の操作を行い、緊急連絡先など当該顧客の情報をセンタ表示手段３３に表示させる。これは、センタ制御手段３１が管制員の所定の操作に基づき、受信した顧客ＩＤからセンタ記憶手段３２に記憶されている顧客情報を抽出することで顧客情報をセンタ表示手段３３に表示される。管制員は緊急連絡先へ電話またはメール送信するなど適切な対応をとる。
【００２２】
次に、第２の発明による入金者管理システムの実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。図６は、第２の発明の入金者管理システムの全体構成を示す図である。第1の発明の入金者管理システムとの相違は、入金処理時間帯を監視センタ6側で入力し、当該入金処理時間帯を通信網2を介して入金機側５にダウンロードして入金処理時間帯を入金機記憶手段５４に登録することである。入金者が図示しない店舗の当日の売り上げを入金する入金機５と、通信網２を介して入金機５の入金処理信号を受信する監視センタ６等を有して構成される。
【００２３】
入金者が入金する入金機５について説明する。
入金機５は、入金機５にて入金処理したり後述する入金処理時間帯を入力するための操作部５０と、紙幣と硬貨を各々投入するための挿入口１１と、入金された金額などを表示する入金機表示手段１２と、入金者の照合を行ったり入金機送受信手段５５で受信した入金処理時間帯情報を入金機記憶手段５４に登録するとともに入金者が適正に入金処理を行ったか否かを判定する入金機制御手段５３と、入金者の各ＩＤ及び入金機ＩＤなどを記憶するとともに入金処理時間帯テーブル７０を記憶する入金機記憶手段５４と、監視センタ６から入金処理時間帯を受信し入金者異常信号を送信する入金機送受信手段５５と、入金者が投入した金額を金種毎に計数する計数手段１６と、計数手段１６にて計数した紙幣及び硬貨を保管する保管庫１７とを有して構成される。図１の入金機１と同機能等の構成手段は、同じ番号を使用する。
【００２４】
操作部５０は、入金処理の開始時に操作する入金ボタン５０１と、入金者または入金者の所属する店舗に対し予め付与されている顧客ＩＤ番号を入力するテンキーボタン５０２と、入金者が投入した紙幣や硬貨の全数を計数できなかった場合に返金要請するときに操作される返金ボタン５０３と、入金処理が適正に行われたときに入力する確定ボタン５０４等から構成されている。なお、入金者のＩＤ照合はテンキーボタン５０２に代わりＩＤカードの操作としても良い。
【００２５】
監視センタ６は、顧客の入金処理時間帯を入力するセンタ入力手段６４と、入金機５からの入金者異常信号を通信網２を介して受信し、入金処理時間帯を送信する送受信手段６０と、顧客の入金処理時間帯及び緊急連絡先（例えば、緊急連絡先の氏名、緊急電話番号、携帯電話番号、ｅメールアドレスなどが登録）などを記憶するセンタ記憶手段６２と、入金者異常信号を受信した場合にセンタ記憶手段６２から緊急連絡先等の顧客情報を抽出し、センタ表示手段６３に顧客情報を表示させるセンタ制御手段６１等とを有して構成される。監視センタ６の管制員は、異常がセンタ表示手段６３にて表示されると所定の対処員に適切な対処を指示する。
【００２６】
第２の発明の入金処理時間帯テーブル７０について図７を参照して説明する。管制員が顧客の申告に基づいてセンタ入力手段６４から入力した各顧客の入金処理時間帯情報は入金処理時間帯テーブル７０として入金機５毎にセンタ記憶手段６２に記憶される。そして、例えば、毎日1回などのように定期的にまたは修正/登録された時点の非定期的に該当する入金機５に入金処理時間帯テーブル７０をダウンロードする。このダウンロードされた入金処理時間帯テーブル７０は入金機記憶手段５４に記憶されている。
入金処理時間帯テーブル７０は、少なくとも入金機番号（ＩＤ）欄７１と顧客番号（ＩＤ）欄７２と入金処理時間帯欄７３と特定指定欄７４を有して構成される。
【００２７】
第２の発明の入金処理時間帯テーブル７０の登録について図８を参照して説明する。
入金者は、顧客番号、利用する入金機、入金処理時間帯及び特定指定欄を記載した様式を管制員に手渡す。なお、契約当初であれば、緊急連絡先などの情報も同時にこの様式に記載する。管制員は、自己のＩＤ番号をセンタ入力手段６４から入力し（ステップ３０）、センタ制御手段６１はセンタ記憶手段６２に記憶された各管制員のＩＤ番号と照合する（ステップ３１）。入力している管制員が正当な入力者か否かをこの照合で確認する。照合の結果、ＮＯであればその旨センタ表示手段６３にて表示される（ステップ３２）。照合がＯＫなら管制員は引き続き、入金時間帯登録（又は修正）ボタンを押下する（ステップ３３）。管制員はセンタ表示手段６３にて表示された入金処理時間テーブルに沿ってセンタ入力手段６４から顧客の入金処理時間帯情報を入力する（ステップ３４）。管制員は、全てを入力したならセンタ表示手段６３に表示された内容を確認し当該内容がＯＫなら登録終了をセンタ入力手段６４から入力する（ステップ３５）。センタ制御手段６１は、登録終了の入力を検出したなら入力された入金処理時間帯をセンタ記憶手段６２に記憶（ステップ３６）するとともに前述に記載した定期的または非定期的なときにこの入金処理時間帯７０を送受信手段６０から通信網２を介して該当する入金機５に送信する（ステップ３７）。
【００２８】
第2の発明の入金者管理システムの入金者異常判定フローは、第1の発明の入金者異常判定フローと同じである。
【００２９】
前述のように第1及び第2の発明では、入金機記憶手段に記憶されている入金処理時間帯は、入金処理開始時間および入金処理終了時間を登録しているが別に登録されている各顧客の閉店時間を開始時間としてこの閉店時間から所定時間経過した時間を入金処理終了時間としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１】第1の発明の入金者管理システムの全体構成を示す図
【図２】第1の発明の入金処理時間帯テーブル図
【図３】第1の発明の入金処理時間帯テーブルの登録フロー図
【図４】入金処理フロー図
【図５】入金機制御手段の動作フロー図
【図６】第２の発明の入金者管理システムの全体構成を示す図
【図７】第２の発明の入金処理時間帯テーブル図
【図８】第２の発明の入金処理時間帯テーブルの登録フロー図
【符号の説明】
【００３１】
１、５・・・入金機
２・・・通信網
３、６・・・監視センタ
１４・・・入金機記憶手段
４０、７０・・・入金処理時間帯テーブル
【特許請求の範囲】
【請求項１】
入金者が入金する入金機と通信網を介して接続される監視センタからなる入金者管理システムにおいて、
前記入金機は、入金者の入金処理を確定する設定手段と、予め入金者の入金処理時間帯情報を記憶する入金機記憶手段と、入金者の照合を行うとともに前記入金処理時間帯情報に入金処理がなされたか否かを判定する入金機制御手段と、前記入金機制御手段により入金者異常と判定したとき前記監視センタに送信する送信手段とを有し、
前記監視センタは、入金者異常信号を受信する受信手段と、前記入金者異常表示を行うセンタ表示手段を有したことを特徴とする入金者管理システム。
【請求項２】
前記入金機は、さらに前記入金処理時間帯情報を登録する入力手段を有することを特徴とする請求項１記載の入金者管理システム。
【請求項３】
前記入金機は、さらに前記監視センタからダウンロードされる入金処理時間帯情報を受信する受信手段を有することを特徴とする請求項１記載の入金者管理システム。
【請求項４】
前記入金機記憶手段に記憶されている入金処理時間帯情報は、顧客ごとに入金時間処理時間帯情報が記憶されていることを特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の入金者管理システム。
【請求項５】
入金者が入金する入金機と通信網を介して接続される監視センタからなる入金者管理システムにおいて、
前記入金機は、入金者の入金処理を確定する設定手段と、前記監視センタから入金者の入金処理時間帯の情報を受信し入金者異常情報を送信する送受信手段と、前記入金処理時間帯情報を記憶する入金機記憶手段と、入金者の照合を行うとともに前記入金処理時間帯に入金処理がなされていないときに入金者異常と判定する入金機制御手段とを有し、
前記監視センタは、入金処理時間帯情報を前記入金機側に送信し入金者異常信号を受信する送受信手段と、前記入金者異常表示を行うセンタ表示手段を有したことを特徴とする入金者管理システム。
【請求項１】
入金者が入金する入金機と通信網を介して接続される監視センタからなる入金者管理システムにおいて、
前記入金機は、入金者の入金処理を確定する設定手段と、予め入金者の入金処理時間帯情報を記憶する入金機記憶手段と、入金者の照合を行うとともに前記入金処理時間帯情報に入金処理がなされたか否かを判定する入金機制御手段と、前記入金機制御手段により入金者異常と判定したとき前記監視センタに送信する送信手段とを有し、
前記監視センタは、入金者異常信号を受信する受信手段と、前記入金者異常表示を行うセンタ表示手段を有したことを特徴とする入金者管理システム。
【請求項２】
前記入金機は、さらに前記入金処理時間帯情報を登録する入力手段を有することを特徴とする請求項１記載の入金者管理システム。
【請求項３】
前記入金機は、さらに前記監視センタからダウンロードされる入金処理時間帯情報を受信する受信手段を有することを特徴とする請求項１記載の入金者管理システム。
【請求項４】
前記入金機記憶手段に記憶されている入金処理時間帯情報は、顧客ごとに入金時間処理時間帯情報が記憶されていることを特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の入金者管理システム。
【請求項５】
入金者が入金する入金機と通信網を介して接続される監視センタからなる入金者管理システムにおいて、
前記入金機は、入金者の入金処理を確定する設定手段と、前記監視センタから入金者の入金処理時間帯の情報を受信し入金者異常情報を送信する送受信手段と、前記入金処理時間帯情報を記憶する入金機記憶手段と、入金者の照合を行うとともに前記入金処理時間帯に入金処理がなされていないときに入金者異常と判定する入金機制御手段とを有し、
前記監視センタは、入金処理時間帯情報を前記入金機側に送信し入金者異常信号を受信する送受信手段と、前記入金者異常表示を行うセンタ表示手段を有したことを特徴とする入金者管理システム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【公開番号】特開２００６−１１８７１（Ｐ２００６−１１８７１Ａ）
【公開日】平成１８年１月１２日（２００６．１．１２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−１８８６８４（Ｐ２００４−１８８６８４）
【出願日】平成１６年６月２５日（２００４．６．２５）
【出願人】（０００１０８０８５）セコム株式会社 (596)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年１月１２日（２００６．１．１２）
【国際特許分類】
【出願日】平成１６年６月２５日（２００４．６．２５）
【出願人】（０００１０８０８５）セコム株式会社 (596)
【Ｆターム（参考）】
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