説明

内燃機関

【課題】単純な形状からなり、設計、製造が容易なスワール流生成手段によって、圧縮行程時のシリンダ内にスワール流が生成される内燃機関を提供すること。
【解決手段】 シリンダ20の内部に収容されたピストン10と、ピストン頂面10aとの間で燃焼室22を画定するシリンダヘッド30とを備えた内燃機関1において、ピストン頂面10aの所定位置に形成された第1の開口部12と、第1の開口部12に対してピストン頂面10aの中心Oを起点として所定周り方向に所定角度αずれた位置に形成され、且つ第1の開口部12と同一径方向上には位置しない第2の開口部14と、第1の開口部12と第2の開口部14とを連通するピストン内部に形成された連通孔部16とを有するとともに、第1の開口部12の開口面積が第2の開口部14の開口面積よりも大きく形成されているスワール流生成手段を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は内燃機関に関するものであり、詳しくは、圧縮行程時のシリンダ内にスワール流(横渦)を生成するピストン頂面の形状に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、内燃機関において、燃費性能の向上を図るために、圧縮比を高めることで燃焼効率を向上させる方策が追求されている。しかしながら、圧縮比を高めるとノッキングが発生し易くなるため、如何にノッキングを抑制するかが圧縮比を高める上での最大の課題となっている。
【0003】
特許文献1には、ピストン頂面の形状に工夫を施すことでノッキングの発生を抑制する発明が開示されている。図7は、特許文献1のピストン頂面を示した斜視図である。図7に示したように、特許文献1のピストン110のピストン頂面118には、周方向に沿って4個の鋸歯状面119が形成されている。鋸歯状面119は、周方向に緩やかに傾斜する緩傾斜面部119aと、周方向に急に傾斜する急傾斜面部119bとからなり、これら緩傾斜面部119aおよび急傾斜面部119bは、頂面部118aの中心に向かって径方向にも緩やかに傾斜している。そして、これら緩傾斜面部119aおよび急傾斜面部119bの径方向側面には、内周側側面部119cおよび外周側側面部119dが形成されている。
【0004】
このように構成されるピストン110は、ピストン頂面118の周方向に沿って緩傾斜面部119aと急傾斜面部119bからなる鋸歯状面119が形成されているため、圧縮行程時に燃焼室120の混合気が鋸歯状面119の頂部から谷部に向かって流れ、シリンダ122の内部にスワール流(横渦)が発生する。そして、圧縮行程終期の上死点近傍において、鋸歯状面119の頂部から谷部に到達したスワール流が、鋸歯状面119の急傾斜面部119bに沿ってシリンダ上方へと向かい、ピストン頂面118の上方に設けられた点火装置にスワール流が接近することで、点火装置による混合気の着火が促進され、ノッキングの発生が抑制されるようになっている。
【0005】
また、鋸歯状面119の緩傾斜面部119aは、頂面部118aに向かって径方向にも緩やかに傾斜しているため、緩傾斜面部119aに沿って頂面部118aに向かって流れる時計周り方向の捻れ流が発生し、燃焼室の混合気が立体的に攪拌され、ノッキングの発生が一段と抑止されるようになっている。
【0006】
すなわち、上述した特許文献1の発明では、ピストン頂面118に形成された複数の鋸歯状面119によって、圧縮行程時のシリンダ内にスワール流を生成させるスワール流生成手段を構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2007−278095号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述した特許文献1のスワール流生成手段では、ピストン110の形状が複雑であり、その設計、製造に手間がかかるものであった。
【0009】
本発明は上述した課題を解決するためになされた発明であって、単純な形状からなり、設計、製造が容易なスワール流生成手段によって、圧縮行程時のシリンダ内にスワール流が生成される内燃機関を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、
本発明の内燃機関は、
シリンダ内に収容されたピストンと、該ピストンの頂面との間で燃焼室を画定するシリンダヘッドとを備えた内燃機関において、
前記ピストン頂面の所定位置に形成された第1の開口部と、該第1の開口部に対してピストン頂面の中心を起点として所定周り方向に所定角度ずれた位置に形成され、且つ前記第1の開口部と同一径方向上には位置しない第2の開口部と、前記第1の開口部と前記第2の開口部とを連通するピストン内部に形成された連通孔部とを有するとともに、前記第1の開口部の開口面積が前記第2の開口部の開口面積よりも大きく形成されているスワール流生成手段を備えたことを特徴とする。
また、好ましくは、連通孔部が、平面視で直線状に形成されており、且つ縦断面視で2つの直線部分からなる屈曲状に形成されているとよい。
【0011】
本発明の内燃機関によれば、第1の開口部の開口面積の方が、第2の開口部の開口面積よりも大きいため、圧縮行程時において、シリンダ内の混合気が第1の開口部から流入して第2の開口部から流出するように流動し、これによりシリンダ内に上向きのスワール流が生成される。このように、第1の開口部、第2の開口部、およびこれらを連通する連通孔部からなるスワール流生成手段をピストンに形成することで、従来のピストンよりも単純な形状で、圧縮行程時にスワール流を生成することができる。
また、連通孔部が平面視で直線状に形成されており、且つ縦断面視で2つの直線部分からなる屈曲状に形成されていれば、ピストンの鋳造、鍛造後に、ピストンを穿孔することでスワール流生成手段を付加することができるため、ピストンの設計、製造をより簡単に行うことができる。
【0012】
上記発明において、
前記燃焼室が、天井がペントルーフ形状に形成されたペントルーフ型燃焼室であって、
前記第2の開口部は、前記ペントルーフ型燃焼室における天井の峰状部の下側に位置するとともに、前記第1の開口部に対して、ピストン頂面の中心を起点として、所定周り方向に略直角分ずれた位置に形成されていることが望ましい。
【0013】
ペントルーフ型燃焼室では、その天井の峰状になっている部分(峰状部)が、最も天井が高くなっており、峰状部から離れるにつれて天井が低くなっていく。よって、圧縮行程時において、同じ燃焼室内においても、天井が高い峰状部の直下にある混合気の圧力は低くなり、峰状部から離れるにつれて混合気の圧力が高くなっていく。したがって、本発明をこのように構成すれば、混合気の圧力が最も低くなる峰状部の下側に第2の開口部が形成され、この第2の開口部に対して略直角分ずれた位置、すなわち峰状部から最も離れ、混合気の圧力が最も高くなる位置に第1の開口部が形成される。よって、第1の開口部から混合気が流入し易く、且つ第2の開口部から混合気が流出し易くなり、圧縮行程時のシリンダ内により強力なスワール流が生成されるようになる。
【0014】
またこの際、上記発明において、
前記第1の開口部が、前記ピストン頂面の外周縁部に凸設されているスキッシュ部のスキッシュ面に形成されていることが望ましい。
本発明をこのように構成すれば、ピストン頂面の外周縁部にスキッシュ部が凸設されているスキッシュタイプのピストンに対して、本発明のスワール流生成手段を好適に形成することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、単純な形状からなり、設計、製造が容易なスワール流生成手段によって、圧縮行程時のシリンダ内にスワール流が生成される内燃機関を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の内燃機関を示した概略側面図である。
【図2】本発明のピストン頂面を示した概略平面図である。
【図3】本発明の別の実施形態の内燃機関を示した概略側面図である。
【図4】本発明の別の実施形態のピストン頂面を示した概略平面図である。
【図5】本発明の別の実施形態のスキッシュ部を拡大して示した概略側面図である。
【図6】本発明の変形例にかかるピストン頂面を示した概略平面図である。
【図7】従来(特許文献1)のピストン頂面を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいてより詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限り、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0018】
本発明の内燃機関1は、例えば、吸入、圧縮、爆発、排気の4つの行程によって1サイクルを終了する4サイクル内燃機関であって、自動車のエンジンなどに用いられる。図1は、本発明の内燃機関を示した概略側面図であって、内燃機関が圧縮行程にある状態を示した図である。図2は、本発明のピストン頂面を示した概略平面図である。
【0019】
図1に示したように、本発明の内燃機関1は、円筒状のシリンダ20と、シリンダ20の内部に往復動自在に配置されたピストン10と、シリンダ20の上部に配置されたシリンダヘッド30とを備えている。
【0020】
ピストン10は、不図示のクランクシャフトと連結されたコインロッド40と回転可能に連結されており、コインロッド40の上下動に伴って、シリンダ20の内部を軸方向に往復移動する。本実施形態のピストン10は、その頂面が略平坦状に形成されたいわゆるフラットタイプのピストンである。
【0021】
シリンダヘッド30は、シリンダ20の上部に接続固定されており、上死点にあるピストン10のピストン頂面10aとの間で燃焼室22を画定する。本発明において燃焼室22の形状は特に限定されるものではないが、天井がペントルーフ形状に形成されたペントルーフ型燃焼室を好適に採用することができる。本実施形態の燃焼室22は、このペントルーフ型燃焼室となっており、ペントルーフ形状の天井の内、最も天井が高くなっている部分(図1の峰状部32)が、図2に示したように、平面視で直線状に形成されている。
【0022】
また、シリンダヘッド30には、図1に示したように、吸気バルブ34および排気バルブ36が設置されている。これら吸気バルブ34および排気バルブ36は、図2に示したように、各2個設置されている。
【0023】
また、図1および図2に示したように、ピストン頂面10aの所定位置には第1の開口部12が形成されている。また、第1の開口部12に対して、ピストン頂面10aの中心Oを起点として、例えば時計周り方向に、所定角度αずれた位置に、第2の開口部14が形成されている。そして、第1の開口部12と第2の開口部14とは、ピストン10の内部に形成された連通孔部16によって連通されている。そして本発明のスワール流生成手段は、これら第1の開口部12、第2の開口部14、および連通孔部16とから構成されている。
【0024】
図2に示したように、第1の開口部12の開口面積は、第2の開口部14の開口面積よりも大きく形成されている。また、連通孔部16の孔断面も、第1の開口部12から第2の開口部14に向かって次第に小さくなるように形成されている。また、第1の開口部12および第2の開口部14は、ピストン頂面10aの外周側、すなわち、中心Oから外周方向に少なくとも半径の1/2以上離れた位置に形成されている。このように第1の開口部12および第2の開口部14がピストン頂面10aの外周側に形成されていれば、シリンダ内に内周面20aに沿うような大きなスワール流sが生成され、混合気の撹拌がより促進される。
【0025】
また、本発明における前記所定角度αは180度以外であればよく、特に限定されない。前記所定角度αが180度だと、第1の開口部12と第2の開口部14とが、同一径方向上に位置することとなり、スワール流sを生成する上で不利となる。また、ペントルーフ型燃焼室においてより強力なスワール流sを生成するためには、図2に示したように、第2の開口部14が峰状部32の下側に位置するとともに、前記所定角度αは略直角であることが好ましい。ペントルーフ型燃焼室では、その天井の峰状になっている部分(峰状部32)が最も天井が高くなっており、峰状部32から離れるにつれて天井が低くなっていく。よって、圧縮行程時において、同じ燃焼室22の内部においても、天井が高い峰状部32の直下にある混合気の圧力は低くなり、峰状部32から離れるにつれて、混合気の圧力が高くなっていく。したがって、図2に示した位置に第1の開口部12および第2の開口部14を形成すれば、混合気の圧力が高い第1の開口部12からは混合気が流入し易く、且つ混合気の圧力が低い第2の開口部14から混合気が流出し易くなり、圧縮行程時のシリンダ20の内部により強力なスワール流sが生成されるようになる。
【0026】
なお、ここで言う略直角とは概ね直角に近い角度との意味であり、第1の開口部12がシリンダ内の高圧側に、第2の開口部14がシリンダ内の低圧側に、それぞれ配置されるように適宜設定すれば良いものであるが、少なくとも75度〜105度の範囲は、本発明で言うところの略直角に含まれるものとする。本実施形態では、前記所定角度αは約82度となっている。
【0027】
また、図1に示したように、連通孔部16の縦断面形状は、2つの直線部分16a、16bからなり、屈曲部16cにて屈曲する屈曲状に形成されている。また、図2に示したように、連通孔部16の平面形状は直線状に形成されている。連通孔部16がこのような形状に形成されていれば、ピストン頂面10aからピストン10の内部を穿孔することで、第1の開口部12、第2の開口部14、および連通孔部16を形成することができる。したがって、ピストン10の鋳造、鍛造後に、ピストン10にスワール流生成手段を付加することができるため、ピストンの設計、製造をより簡単に行うことができる。また、既存のピストンにスワール流生成手段を付加することも可能である。
【0028】
図3は、本発明の別の実施形態の内燃機関を示した概略側面図であって、内燃機関が圧縮行程にある状態を示した図、図4は、本発明の別の実施形態のピストン頂面を示した概略平面図である。また図5は、図3に示したa部を拡大した概略側面図である。なお、この別の実施形態の内燃機関1は、上述した実施形態と基本的には同様の構成であり、同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0029】
この別の実施形態の内燃機関1は、図3および図4に示したように、ピストン頂面10aの外周縁部にスキッシュ部18、18が凸設されている点が、上述した実施形態とは異なっている。図3および図5に示したように、スキッシュ部18は、その外周側に緩やかに傾斜したスキッシュ面18aが形成されており、ピストン10が上死点に位置した場合に、このスキッシュ面18aが燃焼室22の天井の裾部33との間でスキッシュエリアを形成するように構成されている。またこのスキッシュ部18は、特に限定されるものではないが、図4に示したように、ペントルーフの峰状部32に対して平行な位置に左右1箇所ずつ形成されているものとする。
【0030】
そして本実施形態の内燃機関1では、上述した第1の開口部12が、このスキッシュ面18aに位置するように形成されている。このように構成すれば、ピストン頂面10aの外周縁部にスキッシュ部18が凸設されているいわゆるスキッシュタイプのピストン10に対して、第1の開口部12、第2の開口部14、および連通孔部16からなる本発明のスワール流生成手段を好適に形成することができる。
【0031】
このような本発明の内燃機関1によれば、第1の開口部12の開口面積の方が、第2の開口部14の開口面積よりも大きいため、圧縮行程時において、シリンダ20の内部の混合気が第1の開口部12から流入して第2の開口部14から流出するように流動し、これによりシリンダ20の内部に上向きのスワール流sが生成される。このように、第1の開口部12、第2の開口部14、およびこれらを連通する連通孔部16からなるスワール流生成手段をピストン10に形成することで、従来のピストンよりも単純な形状で、圧縮行程時にスワール流sを生成することができる。
また、連通孔部16が平面視で直線状に形成されており、且つ縦断面視で2つの直線部分からなる屈曲状に形成されているため、ピストン10の鋳造、鍛造後に、ピストン10を穿孔することでスワール流生成手段を付加することができるため、ピストン10の設計、製造をより簡単に行うことができる。
【0032】
また上述したように、ペントルーフ型燃焼室の場合において、第2の開口部14をペントルーフ型燃焼室における天井の峰状部32の下側に位置するとともに、第1の開口部12に対して、ピストン頂面の中心Oを起点として、所定周り方向に略直角分ずれた位置に形成すれば、圧縮行程時のシリンダ20の内部により強力なスワール流sが生成される。
【0033】
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
【0034】
例えば上述した実施形態では、第1の開口部12は一つの開口から構成されていた。また同様に、連通孔部16は一つの連通孔から形成されていた。しかしながら本発明の内燃機関1はこれに限定されず、図6に示したように、複数の開口12a、12b、12cからなる第1の開口部12と、複数の連通孔16d、16e、16fとからなる連通孔部16とから構成されていてもよいものである。なお、この場合であっても、第1の開口部12を構成する複数の開口12a、12b、12cの開口面積の合計は、第2の開口部14の開口面積よりも大きくなっているため、圧縮行程時において、シリンダ20の内部の混合気が第1の開口部12から流入して第2の開口部14から流出するように流動し、これによりシリンダ20の内部に上向きのスワール流sが生成される。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明によれば、圧縮行程時のシリンダ内にスワール流を生成することで混合気の撹拌を促進し、燃費性能の向上を図ることが可能であり、例えば自動車用の内燃機関などにおいて好適に用いることができる。
【符号の説明】
【0036】
1 内燃機関
10 ピストン
10a ピストン頂面
12 第1の開口部
14 第2の開口部
16 連通孔部
18 スキッシュ部
18a スキッシュ面
20 シリンダ
20a 内周面
22 燃焼室
30 シリンダヘッド
32 峰状部
33 裾部
34 吸気バルブ
36 排気バルブ
40 コインロッド
s スワール流

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンダ内に収容されたピストンと、該ピストンの頂面との間で燃焼室を画定するシリンダヘッドとを備えた内燃機関において、
前記ピストン頂面の所定位置に形成された第1の開口部と、該第1の開口部に対してピストン頂面の中心を起点として所定周り方向に所定角度ずれた位置に形成され、且つ前記第1の開口部と同一径方向上には位置しない第2の開口部と、前記第1の開口部と前記第2の開口部とを連通するピストン内部に形成された連通孔部とを有するとともに、前記第1の開口部の開口面積が前記第2の開口部の開口面積よりも大きく形成されているスワール流生成手段を備えたことを特徴とする内燃機関。
【請求項2】
前記燃焼室が、天井がペントルーフ形状に形成されたペントルーフ型燃焼室であって、
前記第2の開口部は、前記ペントルーフ型燃焼室における天井の峰状部の下側に位置するとともに、前記第1の開口部に対して、ピストン頂面の中心を起点として、所定周り方向に略直角分ずれた位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
【請求項3】
前記第1の開口部が、前記ピストン頂面の外周縁部に凸設されているスキッシュ部のスキッシュ面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
【請求項4】
前記連通孔部が、平面視で直線状に形成されており、且つ縦断面視で2つの直線部分からなる屈曲状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の内燃機関。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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