説明

再生コラーゲン繊維と人毛からなる頭髪用繊維束及び頭飾製品

【課題】 人毛を超えた毛髪原料として、再生コラーゲン繊維と人毛をブレンドした繊維束を用いてフリッツフリー性能、パーマネントウェーブ性能、触感の総合的な品質が人毛製品より良好な頭髪用繊維束及び頭飾製品を提供する。
【解決手段】 再生コラーゲン繊維10〜90重量%と人毛90〜10重量%とをブレンドした頭髪用繊維束及びそれからなる頭飾製品。繊度が30〜100dtex、単官能エポキシ化合物およびアルミニウム塩で処理され、アルミニウム含量が1〜10重量%であることを特徴とする前記再生コラーゲン繊維。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フリッツフリー性能、パーマネントウェーブ性能及び触感が全て改良され総合的な品質が人毛製品より良好な再生コラーゲン繊維と人毛がブレンドされた頭髪用繊維束及び頭飾製品に関する。
【背景技術】
【0002】
頭飾製品の分野は、その製品の性質上、毛髪原料として人毛が最適で広く用いられている。しかしながら、実際の人の髪の毛と異なり生え変わる事がないので摩擦などによる変形、所謂フリッツが蓄積し耐久性に問題があり満足できる品質ではなかった。一方、人毛代替原料として(特許文献1)に記載されている再生コラーゲン繊維が提案されているが、人毛の様にシスチン結合を有していないのでパーマネントウェーブ性能が無い。また、(特許文献2)、(特許文献3)でシスチン結合を付与した再生コラーゲン繊維が知られている。しかしながら、シスチン結合を付与した再生コラーゲン繊維にパーマネントウェーブ処理を施した場合、形状は付与できるものの形状を保持する力(セット性)が極めて弱くその後の乾燥、水洗(シャンプー水洗を含む)を繰り返すことによりたちまち付与した形状がとれてしまいカツラ、ウィービング、ヘアピースあるいはドールヘアなどのヘアー素材へ使用する事が困難であった。また、触感に関しても、前記再生コラーゲン繊維表面には、人毛特有のキューティクルがないので人毛特有の触感を満足に実現できていない。以上の様に、フリッツフリー性能、パーマネントウェーブ性能、触感を全て満足する頭飾製品は未だ存在しないのが実情である。
【特許文献1】特開2001−800920号
【特許文献2】特願09−186794号
【特許文献3】特願10−312044号 一方、従来よりモダアクリル繊維や、サラン系繊維、塩化ビニル系繊維などの合成繊維と人毛とを組み合わせた頭飾製品についても、検討されてきたが繊維の耐熱性が人毛に比べて劣るため、ドライヤーやアイロンなどの温度を人毛に合わせた場合、熱劣化する可能性があり実用的ではなかった。さらに、前記合成繊維を使用した場合には一度熱セットされた合成繊維は容易に元の形状に戻りにくい為、スタイルチェンジが容易ではなく、また、理由は定かではないがフリッツが蓄積し易く水を付与しても修正できないという課題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、人毛を超えた毛髪原料として、再生コラーゲン繊維と人毛をブレンドした繊維束を用いてフリッツフリー性能、パーマネントウェーブ性能、触感の総合的な品質が人毛製品より良好な頭髪用繊維束及び頭飾製品を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
すなわち本発明は、再生コラーゲン繊維10〜90重量%と人毛90〜10重量%とをブレンドさせた頭髪用繊維束及びそれからなる頭飾製品に関する。
【0005】
前記再生コラーゲン繊維の繊度が30〜100dtexである事が好ましい。
【0006】
前記再生コラーゲン繊維が単官能エポキシ化合物およびアルミニウム塩で処理されている事が好ましい。
【0007】
前記再生コラーゲン繊維のアルミニウム含量が1〜10重量%である事が好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の再生コラーゲン繊維と人毛をブレンドした繊維束及び頭飾製品を用いる事により、人毛製品の欠点であるフリッツの蓄積が改善されると共に、再生コラーゲン繊維の欠点であるパーマネントウェーブ性能を併せ持った高品質の頭飾製品を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、再生コラーゲン繊維と人毛をブレンドし双方の品質の欠点を補い、フリッツが蓄積しない所謂フリッツフリー性能、パーマネントウェーブ性能そして人毛ライクな良好な触感を併せ持ち総合的に人毛製品より良好な品質の頭髪用繊維束及び頭飾製品を得る事ができるものである。ブレンド比率は、再生コラーゲン繊維を10〜90重量%と人毛を90〜10重量%が好ましい。より好ましくは再生コラーゲン繊維を20〜80重量%と人毛を80〜20重量%、更に好ましくは再生コラーゲン繊維を30〜70重量%と人毛を70〜30重量%、最も好ましくは再生コラーゲン繊維を40〜60重量%と人毛60〜40重量%である。再生コラーゲン繊維が10重量%を下回るとフリッツフリー性能が不充分となり一方、90重量%を上回るとパーマネントウェーブ性能と触感が不充分となる。また、前記再生コラーゲン繊維の繊度は30〜100dtexが好ましい。好ましくは40〜90dtex、更に好ましくは50〜80dtex、最も好ましくは50〜70dtexである。30dtexを下回ると毛髪用としては柔らかすぎる傾向にある。また100dtexを超えると硬くなる傾向にある。頭飾製品の代表的なものには、ウィービング製品、ウィッグ製品、バルク製品、ヘアピース製品等があるが本発明は以上の製品に限定されるものではない。
【0010】
ウィービング製品を作る一般的な方法は、たとえば、所定の長さの繊維束をかつら用のミシンで縫製して、ウエフト又は蓑毛とよばれる腰蓑状に加工した繊維束を作り、これをパイプに巻いて、ストレートやスパイラルなどの所望の形状を付与するため熱処理しウィービング製品にする。熱処理は水蒸気雰囲気下で行うのが好ましく、公知のあらゆる方法を制限無しに用いる事ができる。具体的には、一般的なスチームセットや温水セットを使用することができる。
【0011】
ウィービング製品は頭皮に沿って網状に編んで自毛に縫い付ける、あるいは頭皮や自毛に、接着剤などで主に帯状に取り付けて使用される。
【0012】
ウィッグ製品を作る一般的な方法は、たとえば、所定の長さの繊維束をかつら用のミシンで縫製して、ウエフト又は蓑毛とよばれる腰蓑状に加工した繊維束を作り、これをパイプに巻いて、熱処理しストレートやカール、スパイラルなどの所望の形状を付与する。頭の形に縫製したネットやフィルムに蓑毛を縫い付けウィッグ製品に仕上げる。
【0013】
バルク製品を作る一般的な方法は、蓑毛にしないで繊維束状態で処理する以外はウィービング製品を作る一般的な方法と同様である。バルク製品は、自毛に接着剤や三つ編みで取り付けて使用される。
【0014】
ヘアピース製品を作る一般的な方法は、たとえば、所定の長さの繊維束をかつら用のミシンで縫製して、ウエフト又は蓑毛とよばれる腰蓑状に加工した繊維束を作り、これをパイプに巻いて、熱処理しストレートやカール、スパイラルなどの所望の形状を付与する。巾着袋状に縫製されたネットに蓑毛を縫い付けヘアピース製品に仕上げる。ヘアピース製品は、団子状に纏めた自毛を巾着袋で包み込んで取り付けて使用される。
以上は、一般的な製品作成方法であって、これらの方法に限定されるものではない。
【0015】
本発明に用いた人毛は、世間一般に流通している人毛であり特に限定されるものではない。
【0016】
本発明の再生コラーゲン繊維は、特に限定はないが、牛などの床皮を原料として、アルカリ可溶化法や酵素可溶化法にて可溶化処理が施されたコラーゲンを乳酸、塩酸、酢酸などの酸で溶解した水溶液を用いて、紡糸ノズルから該水溶液を硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硫酸アンモニウムなどの無機塩水溶液中に紡出して繊維を形成させ、さらに単官能エポキシ化合物などの有機架橋剤やアルミニウム塩などの金属塩と反応させて耐水化させた再生コラーゲン繊維が代表的であり、好適に使用できる。
前記アルカリ可溶化法としては、従来から知られているアルカリ可溶化法の改善された方法である、(特許文献4)に記載された方法などが用いられ、又、前記酵素可溶化法としては、たとえば(特許文献5)や(特許文献6)などに記載された方法を用いることができる。さらに、前記アルカリ可溶化法および酵素可溶化法を併用しても良い。
【特許文献4】特公昭46−15033号公報
【特許文献5】特公昭43−25829号公報
【特許文献6】特公昭43−27513号公報前記有機架橋剤のなかでは、単官能エポキシ化合物が、着色が少なく、かつ得られる繊維の吸水率を低くする効果があり好ましい。ここで用いられる単官能エポキシ化合物の具体例としては、たとえば、酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレン、酸化イソブチレン、酸化オクテン、酸化スチレン、酸化メチルスチレン、エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリン、グリシドールなどのオレフィン酸化物類、グリシジルメチルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、オクチルグリシジルエーテル、ノニルグリシジルエーテル、ウンデシルグリシジルエーテル、トリデシルグリシジルエーテル、ペンタデシルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、クレジルグリシジルエーテル、t−ブチルフェニルグリシジルエーテル、ジブロモフェニルグリシジルエーテル、ベンジルグリシジルエーテル、ポリエチレンオキシドグリシジルエーテルなどのグリシジルエーテル類、蟻酸グリシジル、酢酸グリシジル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、安息香酸グリシジルなどのグリシジルエステル類、グリシジルアミド類などが挙げられるが、本発明はかかる例示のみに限定されるものではない。さらに、前記金属塩のなかでは、アルミニウム塩が、着色が少なく、かつ得られた再生コラーゲン繊維に湿潤時のコシが加わり、湿触感が改良され好ましい。なお、従来から知られているアルミニウム塩処理の改善された方法として、(特許文献7)に記載されている方法などを用いてもよい。
【特許文献7】特開平6−173161号公報 ここで用いるアルミニウム塩には特に制限はないが、たとえば、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、塩基性塩化アルミニウムまたは塩基性硫酸アルミニウムなどがあげられる。ここで、塩基性塩化アルミニウム、塩基性硫酸アルミニウムは、次の(式1)、(式2)で表わされる。
【0017】
Al(OH)Cl3−n (式1)
Al(OH)N(SO4)3−n (式2)
(式中、Nは0.5〜2.5である)
本発明では、可溶化コラーゲン水溶液を用いて、無機塩水溶液中に紡出して繊維を形成した後、さらに単官能エポキシ化合物およびアルミニウム塩で処理することがより好ましい。かかる処理により、着色が少なく、又、吸水率が低下し、湿触感が良好になるばかりでなく、耐熱性が向上して、より高い温度での湿熱処理が可能となり、しいてはヘアアイロン処理温度をより高くすることができる。
本発明においては、処理終了後の繊維に含有されるアルミニウム含量が1〜10重量%となるように処理することが好ましく、さらに好ましい範囲は3〜9重量%である。1重量%未満では、湿触感が不良となり、また10重量%をこえる場合には処理後の繊維が硬くなって風合いを損ねてしまう。
【実施例】
【0018】
次に本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
なお、実施例に示した繊度、フリッツフリー性能、パーマネントウェーブ性能、触感の評価は、以下に示した測定方法にて行った。
【0019】
(繊度)
オートバイブロ式繊度測定器Denier Computer(登録商標)DC−77A(サーチ(株)製)を用いて温度20±2℃、相対湿度65±2%の雰囲気中で繊度を測定した。繊維を20cmにカットしたものを20本用い、繊維一本ずつを測定した後、これらの平均値を繊度とした。
【0020】
(フリッツフリー性能)
重量30gの繊維束を作成し、手の中に包み込み毛玉状になるまで揉む。その後、手で解きブラシを通しながら簡単にブラシが通るまで継続し整える。その後、水に5分以上浸漬し繊維の変形を伸ばすように丁寧に櫛を通す。水から取りだし繊維表面の水分を取り除き櫛で丁寧に伸ばし整え、自然乾燥させる。表1の判定基準に従って乾燥後の繊維の状態を目視で評価を行った。
【0021】
【表1】

(パーマネントウェーブ性能)
パーマネントウェーブ性能の評価の試験を以下のように行った。
【0022】
300〜350本の繊維を束にし、20cmに切り揃えた後、外径12mmのアルミパイプに巻き、パーマネントウェーブ用第一液(チオグリコール酸モノエタノールアミンの6.5%水溶液を調整しモノエタノールアミンでpH 9.2〜9.6に調整したもの)を均一に含浸させ、ビニール袋で密封し40℃で15分間処理した。次いでビニール袋から出し、パーマネントウェーブ用第二液(臭素酸ナトリウムの5%水溶液)を均一に含浸させ開放系で15分間、室温で処理した。繊維をアルミパイプから外しフリーの状態で水洗し繊維表面に付着した水分を取り除いた後、50℃で乾燥させた。次いで40℃のぬるま湯に5分間以上浸漬し、櫛を丁寧に10回通し、繊維表面に付着した水分を取り除いた後、50℃で乾燥させた後、ウェーブを観測し官能的に評価した。判定の基準は表2に示す通りである。
【0023】
【表2】

(触感)
重量30gの繊維束を作成し、官能的に評価した。判定の基準は表3に示す通りである。
【0024】
【表3】

(総合評価)
フリッツフリー性能、パーマネントウェーブ性能、触感の評価結果から表4の基準に従って、総合評価を行った。
【0025】
【表4】

(実施例1)
牛の床皮を原料とし、アルカリで可溶化した皮片に30重量%に希釈した過酸化水素水溶液を投入後、乳酸水溶液で溶解し、pH3.5、固形分7.5重量%に調整した原液を作製した。原液を減圧下で撹拌脱泡機((株)ダルトン製、8DMV型)により撹拌脱泡処理し、ピストン式紡糸原液タンクに移送し、さらに減圧下で静置して、脱泡を行った。かかる原液をピストンで押し出した後、ギアポンプ定量送液し、孔径10μmの焼結フィルターで濾過後、孔径0.275mm、孔長0.5mm、孔数300の紡糸ノズルを通し、硫酸ナトリウム20重量%を含有してなる25℃の凝固浴(ホウ酸および水酸化ナトリウムでpH11に調整)へ紡出速度5m/分で吐出した。
次に、得られた再生コラーゲン繊維を、エピクロロヒドリン1.7重量%、水酸化ナトリウム0.0246重量%、および硫酸ナトリウム(東ソー(株)製 中性無水芒硝を使用)17重量%を含有した水溶液に25℃で4時間浸漬した後、さらに反応液温度を43℃に昇温して2時間浸漬した。反応終了後に反応液を除去後、25℃の水を用いて3回バッチ水洗を行った。この後、硫酸アルミニウム(日本軽金属(株)製 硫酸バンドを使用)5.0重量%、クエン酸三ナトリウム塩(扶桑化学工業(株)製精製クエン酸ナトリウムMを使用)0.9重量%、水酸化ナトリウム1.2重量%を含有した水溶液に30℃で浸漬し、反応開始から2時間後、3時間後および4時間にそれぞれ5重量%水酸化ナトリウム水溶液を反応液に添加した。その後、25℃の水を用いて3回バッチ水洗を行った。
ついで、作製した繊維の一部をアミノ変性シリコーンのエマルジョンおよびプルロニック型ポリエーテル系静電防止剤からなる油剤を満たした浴槽に浸漬して油剤を付着させた。50℃に調整した熱風対流式乾燥機を用いて緊張下で乾燥させた。
【0026】
得られた繊度78dtexの再生コラーゲン繊維を90重量%、中国産人毛10重量%のブレンド比率で均一にブレンドし繊維束を作成した。中国産人毛はPERLCOIN社製の中国人毛で平均繊度65dtexのものを使用した。
【0027】
(実施例2)
再生コラーゲン繊維の繊度を50dtexに調整した事以外は実施例1と同様の方法で実施した。
【0028】
(実施例3)
再生コラーゲン繊維を50重量%、中国産人毛50重量%のブレンド比率で均一にブレンドした事以外は実施例1と同様な方法で実施した。
【0029】
(実施例4)
再生コラーゲン繊維を50重量%、人毛50重量%のブレンド比率で均一にブレンドした事以外は実施例2と同様な方法で実施した。
【0030】
(実施例5)
再生コラーゲン繊維を10重量%、人毛90重量%のブレンド比率で均一にブレンドした事以外は実施例1と同様な方法で実施した。
【0031】
(実施例6)
再生コラーゲン繊維を10重量%、人毛90重量%のブレンド比率で均一にブレンドした事以外は実施例2と同様に実施した。
【0032】
(比較例1)
再生コラーゲン繊維だけを用いて繊維束を作成した事以外は実施例1と同様な方法で実施した。
【0033】
(比較例2)
再生コラーゲン繊維を95重量%、中国産人毛5重量%のブレンド比率で均一にブレンドした事以外は実施例1と同様な方法で実施した。
【0034】
(比較例3)
再生コラーゲン繊維を5重量%、中国産人毛95重量%のブレンド比率で均一にブレンドした事以外は実施例1と同様な方法で実施した。
【0035】
(比較例4)
人毛だけを用いて繊維束を作成した。
【0036】
(比較例5)(株)カネカ社製難燃ポリエステル繊維(製品名:futura)を80重量%、中国産人毛20重量%のブレンド比率で均一にブレンドし繊維束を作成した。
【0037】
実施例及び比較例の結果を表5に示す。
【0038】
【表5】

表5の結果より、繊度30〜100dtexの再生コラーゲン繊維を10〜90重量%と人毛を90〜10重量%をブレンドさせる事によって、フリッツフリー性能、パーマネントウェーブ性能及び触感の総合的な品質が人毛製品より良好な頭髪用繊維束及び頭飾製品を提供できる事がわかる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
再生コラーゲン繊維10〜90重量%と人毛90〜10重量%とをブレンドした頭髪用繊維束。
【請求項2】
前記再生コラーゲン繊維の繊度が30〜100dtexである請求項1記載の頭髪用繊維束。
【請求項3】
前記再生コラ−ゲン繊維が単官能エポキシ化合物およびアルミニウム塩で処理されたものである請求項1または2記載の頭髪用繊維束。
【請求項4】
前記再生コラーゲン繊維のアルミニウム含量が1〜10重量%である請求項3記載の頭髪用繊維束。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載の頭飾用繊維束からなる頭飾製品。

【公開番号】特開2007−177370(P2007−177370A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−378082(P2005−378082)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(000000941)株式会社カネカ (3,932)
【Fターム(参考)】