説明

再生装置

【課題】メニューの構成が階層構造であっても、メニュー画面の切り替えを容易に行うことができる再生装置を提供する。
【解決手段】DVDプレーヤ1において、表示制御プログラム163cを実行したCPU161によりモニタ4に一覧表示されたメニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データに基づくメニュー画面画像の中から、ユーザによる操作部15の操作により一のメニュー画面画像が選択されると、当該選択された一のメニュー画面画像に対応するメニュー画面データのDVD2における開始アドレスをメニュー画面履歴データテーブル14aから取得して、当該選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データを、再生部11に再生させる再生制御プログラム163aを実行したCPU161と、を備えるよう構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、DVD等に記憶されたデータを再生する再生装置においては、再生する映像コンテンツの、オーディオ選択、字幕選択、アングル選択等を、メニュー画面にて行えるようになっている。
しかしながら、メニューの構成が、例えば、図6に示すような階層構造である場合、「メニューA」から「メニューC」へメニュー画面を切り替えるためには、「ルートメニュー」及び「メニューB」のメニュー画面を経由しなければならず、煩わしいという問題がある。
【0003】
そこで、例えば、最近アクセスされたファイル/フォルダ又は予め設定されたファイル/フォルダの名前をファイル選択画面やフォルダツリーメニューに追加して表示できるコンピュータ(例えば、特許文献1参照)のように、最近アクセスされたメニュー画面又は予め設定されたメニュー画面の名前を表示できるよう再生装置を構成する方法が考えられる。
また、例えば、複数階層の階層構造からなる処理メニューが実行された際に、そのメニュー選択手順を履歴情報として記憶しておき、そして、任意の履歴情報が指定されると、その指定された履歴情報に対応するメニュー選択手順でメニュー処理を順次実行するコンピュータ(例えば、特許文献2参照)のように、再生装置を構成する方法も考えられる。
また、例えば、利用可能なコンテンツのメニュー(例えば、番組表)を表示する際、番組を番組名の一覧で表示するだけでなく、出演者名やジャンル名などの各項目名の一覧で表示するオーディオ・ビジュアル装置(例えば、特許文献3参照)のように、メニュー画面を所定の項目名の一覧で表示できるよう再生装置を構成する方法も考えられる。
【特許文献1】特開2000−56885号公報
【特許文献2】特開平3−246611号公報
【特許文献3】特開2004−104599号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように、最近アクセスされたメニュー画面又は予め設定されたメニュー画面の名前を表示するよう再生装置を構成しても、表示するのはメニュー画面の名前だけなので、ユーザ所望のメニュー画面が探し難いという問題がある。
また、特許文献2のように再生装置を構成しても、過去のメニュー選択手順以外の手順でメニュー処理を実行したい場合には有効でないという問題がある。
また、特許文献3のように、メニュー画面を所定の項目名の一覧で表示するよう再生装置を構成しても、所望のメニュー画面の項目名を把握しておかなければならず、ユーザにとって煩わしいという問題がある。
【0005】
本発明の課題は、メニューの構成が階層構造であっても、メニュー画面の切り替えを容易に行うことができる再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
所定の記憶媒体に記憶された所定のデータを再生する再生手段を備えた再生装置において、
前記所定の記憶媒体は、当該再生装置に着脱自在であり、
前記所定の記憶媒体には、所定のメニュー画面に関するメニュー画面データが複数記憶されており、
前記所定の記憶媒体に記憶されたメニュー画面データを、前記再生手段に再生させる再生制御手段と、
前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面をキャプチャして、当該メニュー画面の画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスを取得する開始アドレス取得手段と、
前記画像データ取得手段により取得された前記メニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、前記開始アドレス取得手段により取得された当該メニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスと、を対応付けて記憶する記憶手段と、
前記所定の記憶媒体が当該再生装置から離脱されると、前記記憶手段に記憶された画像データと開始アドレスとを消去する消去手段と、
当該再生装置に接続された表示装置に、前記記憶手段に記憶された画像データに基づくメニュー画面画像を一覧表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により前記表示装置に一覧表示されたメニュー画面画像の中から、所望のメニュー画面画像を選択する選択手段と、を備え、
前記画像データ取得手段は、前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データのうちの、前記記憶手段に記憶された画像データと同一でない画像データを取得し、
前記再生制御手段は、前記選択手段により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスを前記記憶手段から取得して、前記選択手段により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データを、前記再生手段に再生させることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、
所定の記憶媒体に記憶された所定のデータを再生する再生手段を備えた再生装置において、
前記所定の記憶媒体には、所定のメニュー画面に関するメニュー画面データが複数記憶されており、
前記所定の記憶媒体に記憶されたメニュー画面データを、前記再生手段に再生させる再生制御手段と、
前記所定の記憶媒体に記憶されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、当該メニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスと、を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された、前記所定の記憶媒体に記憶されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、当該メニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスと、を対応付けて記憶する記憶手段と、
当該再生装置に接続された表示装置に、前記記憶手段に記憶された画像データに基づくメニュー画面画像を一覧表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により前記表示装置に一覧表示されたメニュー画面画像の中から、所望のメニュー画面画像を選択する選択手段と、を備え、
前記再生制御手段は、前記選択手段により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスを前記記憶手段から取得して、前記選択手段により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データを、前記再生手段に再生させることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載の再生装置において、
前記取得手段は、
前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面をキャプチャして、当該メニュー画面の画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスを取得する開始アドレス取得手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、
請求項3に記載の再生装置において、
前記画像データ取得手段は、
前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データが、前記記憶手段に記憶された画像データと同一であるか否かを判断する判断手段を備え、
前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データのうちの、前記判断手段により前記記憶手段に記憶された画像データと同一でないと判断された画像データを取得することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、
請求項2〜4の何れか一項に記載の再生装置において、
前記所定の記憶媒体は、当該再生装置に着脱自在であり、
前記所定の記憶媒体が当該再生装置から離脱されると、前記記憶手段に記憶された画像データと開始アドレスとを消去する消去手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、再生制御手段によって、所定の記憶媒体に記憶されたメニュー画面データを、再生手段に再生させることができ、画像データ取得手段によって、再生制御手段により制御された再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面をキャプチャして、当該メニュー画面の画像データを取得することができ、開始アドレス取得手段によって、再生制御手段により制御された再生手段により再生されたメニュー画面データの所定の記憶媒体における開始アドレスを取得することができ、記憶手段によって、画像データ取得手段により取得されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、開始アドレス取得手段により取得された、当該メニュー画面データの所定の記憶媒体における開始アドレスと、を対応付けて記憶することができ、表示制御手段によって、再生装置に接続された表示装置に、記憶手段に記憶された画像データに基づくメニュー画面画像を一覧表示させることができ、選択手段によって、表示制御手段により表示装置に一覧表示されたメニュー画面画像の中から、所望のメニュー画面画像を選択することができる。そして、再生制御手段は、選択手段により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データの所定の記憶媒体における開始アドレスを記憶手段から取得して、選択手段により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データを、再生手段に再生させることができる。
したがって、過去に表示した所定の記憶媒体内のメニュー画面の履歴を記憶して、当該記憶されたメニュー画面へ直接アクセス可能にすることで、ユーザによるメニュー画面の切り替え操作量を軽減させることができ、さらに、過去に表示した所定の記憶媒体内のメニュー画面の画像データを記憶して、当該記憶された画像データを一覧表示可能にすることで、ユーザによるメニュー画面の選択が容易になるため、メニューの構成が階層構造であっても、メニュー画面の切り替えを容易に行うことができる。
【0012】
また、画像データ取得手段は、再生制御手段により制御された再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データのうちの、記憶手段に記憶された画像データと同一でない画像データを取得することができる。
したがって、記憶手段には、一のメニュー画面データが複数記憶されないため、効率的である。
【0013】
また、消去手段によって、所定の記憶媒体が再生装置から離脱されると、記憶手段に記憶された画像データと開始アドレスとを消去することができる。
したがって、記憶手段には、再生装置に装着されている所定の記憶媒体内のメニュー画面の画像データしか記憶されないため、効率的である。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、再生制御手段によって、所定の記憶媒体に記憶されたメニュー画面データを、再生手段に再生させることができ、取得手段によって、所定の記憶媒体に記憶されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、当該メニュー画面データの所定の記憶媒体における開始アドレスと、を取得することができ、記憶手段によって、取得手段により取得された、所定の記憶媒体に記憶されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、当該メニュー画面データの所定の記憶媒体における開始アドレスと、を対応付けて記憶することができ、表示制御手段によって、再生装置に接続された表示装置に、記憶手段に記憶された画像データに基づくメニュー画面画像を一覧表示させることができ、選択手段によって、表示制御手段により表示装置に一覧表示されたメニュー画面画像の中から、所望のメニュー画面画像を選択することができる。そして、再生制御手段は、選択手段により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データの所定の記憶媒体における開始アドレスを記憶手段から取得して、選択手段により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データを、再生手段に再生させることができる。
したがって、所定の記憶媒体内のメニュー画面を記憶して、当該記憶されたメニュー画面へ直接アクセス可能にすることで、ユーザによるメニュー画面の切り替え操作量を軽減させることができ、さらに、所定の記憶媒体内のメニュー画面の画像データを記憶して、当該記憶された画像データを一覧表示可能にすることで、ユーザによるメニュー画面の選択が容易になるため、メニューの構成が階層構造であっても、メニュー画面の切り替えを容易に行うことができる。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、取得手段は、画像データ取得手段によって、再生制御手段により制御された再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面をキャプチャして、当該メニュー画面の画像データを取得することができ、開始アドレス取得手段によって、再生制御手段により制御された再生手段により再生されたメニュー画面データの所定の記憶媒体における開始アドレスを取得することができる。
したがって、過去に表示した所定の記憶媒体内のメニュー画面の履歴を記憶して、当該記憶されたメニュー画面へ直接アクセス可能にすることで、ユーザによるメニュー画面の切り替え操作量を軽減させることができ、さらに、過去に表示した所定の記憶媒体内のメニュー画面の画像データを記憶して、当該記憶された画像データを一覧表示可能にすることで、ユーザによるメニュー画面の選択が容易になるため、メニューの構成が階層構造であっても、メニュー画面の切り替えを容易に行うことができる。
【0016】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、画像データ取得手段は、判断手段によって、再生制御手段により制御された再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データが、記憶手段に記憶された画像データと同一であるか否かを判断することができ、再生制御手段により制御された再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データのうちの、判断手段により記憶手段に記憶された画像データと同一でないと判断された画像データを取得することができる。
したがって、記憶手段には、一のメニュー画面データが複数記憶されないため、効率的である。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、消去手段によって、所定の記憶媒体が再生装置から離脱されると、記憶手段に記憶された画像データと開始アドレスとを消去することができる。
したがって、記憶手段には、再生装置に装着中の所定の記憶媒体内のメニュー画面の画像データしか記憶されないため、効率的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図を参照して、本発明にかかる再生装置の最良の形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
本実施の形態では、再生装置としてDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤを例示して、所定の記憶媒体としてDVDを例示して、説明することとする。
【0019】
<DVDプレーヤの構成>
まず、DVDプレーヤ1の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
【0020】
DVDプレーヤ1は、例えば、DVDに記憶された所定のデータを、例えば、DVDビデオ規格に準じて再生可能な装置である。
DVDプレーヤ1には、例えば、ディスクトレイ(図示省略)が設けられており、DVD2は、例えば、DVDプレーヤ1に設けられた当該ディスクトレイを利用して、DVDプレーヤ1に着脱自在となっている。
【0021】
DVD2は、例えば、MPEG2−PS方式により多重化された所定のデータを記憶している。
DVD2に記憶された所定のデータは、例えば、映画等の映像コンテンツに関するAV(Audio Visual)データと、それに関連する所定のメニュー画面に関するメニュー画面データと、等である。
【0022】
具体的には、所定のメニュー画面は、例えば、DVDプレーヤ1により再生される映像コンテンツの、オーディオ選択、字幕選択、アングル選択等に関するメニュー画面である。
なお、メニュー画面は、例えば、画面内に所定の項目を選択するためのボタンを含む画面であり、当該ボタンの有無は、例えば、ストリーム内のPCI(Presentation Control Information)によって判断できる。
【0023】
DVDプレーヤ1は、例えば、図1に示すように、再生部11と、OSD回路12と、エンコーダ13と、記憶部14と、操作部15と、制御部16と、等を備えて構成される。各部は、バス10によって接続されている。
また、DVDプレーヤ1は、例えば、デコーダ113を介して、スピーカ3と、表示装置としてのモニタ4と、等を接続している。
【0024】
再生部11は、制御部16から入力される制御信号に従って、例えば、再生手段として、DVD2に記憶された所定のデータを再生する。
具体的には、再生部11は、例えば、図1に示すように、ディスクドライブ111と、デマルチプレクサ112と、デコーダ113と、等を備えている。
【0025】
ディスクドライブ111は、例えば、DVD2を回転させるためのディスクモータ(図示省略)と、回転しているDVD2から所定のデータを読み書きするためのヘッド部(図示省略)と、等から構成されており、制御部16から入力される制御信号に従って、例えば、DVD2に記憶された所定のデータを読み取って、デマルチプレクサ112に出力する。
【0026】
デマルチプレクサ112は、制御部16から入力される制御信号に従って、例えば、ディスクドライブ111から入力された所定のデータを、音声データと、映像データと、等に分離して、デコーダ113に出力する。
【0027】
デコーダ113は、制御部16から入力される制御信号に従って、例えば、デマルチプレクサ112から入力された音声データに対してデコード等の所定の処理を施して、スピーカ3に出力するとともに、デマルチプレクサ112から入力された映像データに対してデコード等の所定の処理を施して、モニタ3に出力する。
また、デコーダ113は、制御部16から入力される制御信号に従って、例えば、記憶部14(メニュー画面履歴データテーブル14a(後述))に記憶された画像データに対してデコード等の所定の処理を施して、モニタ3に出力する。
【0028】
スピーカ3は、例えば、デコーダ113から入力された音声データに基づく音声を出力する。
【0029】
モニタ4は、例えば、デコーダ113から入力された映像データに基づく映像を表示したり、或いは、OSD回路12によりOSD表示信号が合成された、デコーダ113から入力された映像データに基づく映像を表示する。
【0030】
OSD回路12は、制御部16から入力される制御信号に従って、例えば、モニタ4に所定のオンスクリーンディスプレイ(OSD)表示をさせるためのOSD表示信号を、デコーダ113からモニタ4に入力される映像データに合成する。
【0031】
エンコーダ13は、制御部16から入力される制御信号に従って、例えば、取得プログラム163bを実行したCPU161(後述)により取得された画像データや開始アドレスに対してエンコード等の所定の処理を施して、記憶部14に出力する。
【0032】
記憶部14は、例えば、磁気的記録媒体、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。
具体的には、記憶部14は、例えば、図1に示すように、メニュー画面履歴データテーブル14a等を記憶している。
【0033】
メニュー画面履歴データテーブル14aは、例えば、記憶手段として、エンコーダ13から入力された、取得プログラム163bを実行したCPU161(後述)により取得された、DVD2に記憶されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、当該メニュー画面データのDVD2における開始アドレスと、を対応付けて記憶する。
【0034】
具体的には、メニュー画面履歴データテーブル14aは、例えば、取得プログラム163bを実行したCPU161により取得された、再生制御プログラム163aを実行したCPU161(後述)により制御された再生部11により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、取得プログラム163bを実行したCPU161により取得された、再生制御プログラム163aを実行したCPU161により制御された再生部11により再生された当該メニュー画面データのDVD2における開始アドレスと、を対応付けて記憶する。
【0035】
操作部15は、例えば、DVDプレーヤ1の外面に備えられた操作ボタン(図示省略)や、DVDプレーヤ1用のリモートコントローラ(図示省略)及び当該リモートコントローラと通信可能なリモコン受信部(図示省略)などから構成されており、例えば、ユーザにより操作されると、当該操作に伴う各種信号を制御部16に出力する。
【0036】
具体的には、操作部15は、例えば、ユーザが、モニタ4に表示されている画面をユーザ所望の画面に切り替えるよう指示する際に操作されるとともに、例えば、選択手段として、ユーザが、モニタ4に一覧表示されたメニュー画面画像(すなわち、「メニュー画面履歴一覧」画面G(後述))の中から、所望のメニュー画面画像を選択する際に操作される。
【0037】
制御部16は、例えば、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)161と、RAM(Random Access Memory)162と、ROM(Read Only Memory)163と、等を備えている。
【0038】
CPU161は、例えば、ROM163に記憶されたDVDプレーヤ1用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
【0039】
RAM162は、例えば、CPU161によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
【0040】
ROM163は、DVDプレーヤ1で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU161によって演算処理された処理結果のデータ等を記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形でROM163に記憶されている。
【0041】
具体的には、ROM163は、例えば、図1に示すように、再生制御プログラム163aと、取得プログラム163bと、表示制御プログラム163cと、消去プログラム163dと、等を記憶している。
【0042】
再生制御プログラム163aは、例えば、DVD2に記憶されたメニュー画面データを、再生部11に再生させる機能を、CPU161に実現させる。
【0043】
具体的には、CPU161は、例えば、ユーザによる操作部15の操作によりモニタ4に表示されている画面をユーザ所望の画面に切り替えるよう指示されると、DVD2に記憶された当該ユーザ所望の画面に関する画面データの開始アドレスに従って、当該ユーザ所望の画面に関する画面データを、再生部11に再生させるとともに、表示制御プログラム163cを実行したCPU161によりモニタ4に一覧表示されたメニュー画面画像(すなわち、「メニュー画面履歴一覧」画面G(後述))の中から、ユーザによる操作部15の操作により一のメニュー画面画像が選択されると、当該選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データのDVD2における開始アドレスをメニュー画面履歴データテーブル14aから取得して、当該選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データを、再生部11に再生させる。
CPU161は、かかる再生制御プログラム163aを実行することによって、再生制御手段として機能する。
【0044】
取得プログラム163bは、例えば、DVD2に記憶されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、当該メニュー画面データのDVD2における開始アドレスと、を取得する機能を、CPU161に実現させる。
【0045】
具体的には、CPU161は、例えば、再生制御プログラム163aを実行したCPU161により制御された再生部11により再生されてモニタ4に表示されたメニュー画面データに基づくメニュー画面をキャプチャして、当該メニュー画面の画像データを取得するとともに、再生制御プログラム163aを実行したCPU161により制御された再生部11により再生されてモニタ4に表示されたメニュー画面データのDVD2における開始アドレスを取得する。
【0046】
より具体的には、CPU161は、例えば、再生制御プログラム163aを実行したCPU161により制御された再生部11により再生されてモニタ4に表示されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データが、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと同一であるか否かを判断し、そして、再生制御プログラム163aを実行したCPU161により制御された再生部11により再生されてモニタ4に表示されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データのうちの、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと同一でないと判断した画像データを取得する。
【0047】
ここで、CPU161は、例えば、モニタ4に表示されている画面が切り替わる際に、画像データを取得するようになっている。具体的には、画面の切り替わりは、例えば、ストリーム内のPGC(Program Chain)の切り替わり、或いはDVDプレーヤ1(再生部11)の再生状態から停止状態への切り替わりである。
CPU161は、かかる取得プログラム163bを実行することによって、取得手段(画像データ取得手段(判断手段)、開始アドレス取得手段)として機能する。
【0048】
表示制御プログラム163cは、例えば、DVDプレーヤ1に接続されたモニタ4に、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データに基づくメニュー画面画像を一覧表示させる機能を、CPU161に実現させる。
【0049】
具体的には、CPU161は、例えば、再生部11(デコーダ113等)とOSD回路12とに制御信号を入力して、例えば、図2に示すような、「メニュー画面履歴一覧」画面Gを、モニタ4に表示させる。
【0050】
「メニュー画面履歴一覧」画面Gには、例えば、メニュー画面履歴データテーブル14aに画像データが記憶された順に、メニュー画面画像が一覧表示されている。すなわち、例えば、メニュー画面が「ルートメニュー」→「メニューB」→「メニューC」→「メニューF」の順に切り替えられた場合に、例えば、図2に示す「メニュー画面履歴一覧」画面Gが表示される。
CPU161は、かかる表示制御プログラム163cを実行することによって、表示制御手段として機能する。
【0051】
消去プログラム163dは、例えば、DVD2がDVDプレーヤ1から離脱されると、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと開始アドレスとを消去する機能を、CPU161に実現させる。
【0052】
具体的には、CPU161は、例えば、DVDプレーヤ1に設けられたディスクトレイ(図示省略)がオーブンされた際に、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと開始アドレスとを消去する。
CPU161は、かかる消去プログラム163dを実行することによって、消去手段として機能する。
【0053】
<処理>
次に、DVDプレーヤ1による処理について、図3〜図5のフローチャートを参照して説明する。
【0054】
(メニュー画面履歴記憶処理)
まず、DVDプレーヤ1によるメニュー画面履歴の記憶に関する処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0055】
まず、ユーザによる操作部15の操作によって、モニタ4に表示されている画面をユーザ所望の画面に切り替えるよう指示されると(ステップS11)、CPU161は、モニタ4に表示中の画面がメニュー画面であるか否かを、例えば、モニタ4に表示中の画面に所定の項目を選択するためのボタンが含まれているか否かによって判断する(ステップS12)。
【0056】
ステップS12で、モニタ4に表示中の画面がメニュー画面でないと判断すると(ステップS12;No)、CPU161は、ステップS16の処理に移行する。
【0057】
一方、ステップS12で、モニタ4に表示中の画面がメニュー画面であると判断すると(ステップS12;Yes)、CPU161は、取得プログラム163bを実行して、モニタ4に表示中のメニュー画面の画像データが、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと同一であるか否かを判断する(ステップS13)。
【0058】
ステップS13で、モニタ4に表示中のメニュー画面の画像データが、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと同一であると判断すると(ステップS13;Yes)、CPU161は、ステップS16の処理に移行する。
【0059】
一方、ステップS13で、モニタ4に表示中のメニュー画面の画像データが、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと同一でないと判断すると(ステップS13;No)、CPU161は、モニタ4に表示中のメニュー画面に関するメニュー画面データのDVD2における開始アドレスを取得して、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶させるとともに(ステップS14)、モニタ4に表示中のメニュー画面の画像データを取得して、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶させる(ステップS15)。
【0060】
次いで、CPU161は、再生制御プログラム163aを実行して、DVD2に記憶されたステップS11で指定されたユーザ所望の画面に関する画面データの開始アドレスに従って、当該ユーザ所望の画面に関する画面データを、再生部11に再生させることによって、モニタ4に表示中の画面を、当該ユーザ所望の画面に切り替えて(ステップS16)、本処理を終了する。
【0061】
(メニュー画面履歴呼出処理)
次に、DVDプレーヤ1によるメニュー画面履歴の呼出に関する処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
【0062】
まず、ユーザによる操作部15の操作によって、「メニュー画面履歴一覧」画面Gをモニタ4に表示するよう指示されると(ステップS31)、CPU161は、モニタ4に表示中の画面がメニュー画面であるか否かを、例えば、モニタ4に表示中の画面に所定の項目を選択するためのボタンが含まれているか否かによって判断する(ステップS32)。
【0063】
ステップS32で、モニタ4に表示中の画面がメニュー画面でないと判断すると(ステップS32;No)、CPU161は、ステップS36の処理に移行する。
【0064】
一方、ステップS32で、モニタ4に表示中の画面がメニュー画面であると判断すると(ステップS32;Yes)、CPU161は、取得プログラム163bを実行して、モニタ4に表示中のメニュー画面の画像データが、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと同一であるか否かを判断する(ステップS33)。
【0065】
ステップS33で、モニタ4に表示中のメニュー画面の画像データが、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと同一であると判断すると(ステップS33;Yes)、CPU161は、ステップS36の処理に移行する。
【0066】
一方、ステップS33で、モニタ4に表示中のメニュー画面の画像データが、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと同一でないと判断すると(ステップS33;No)、CPU161は、モニタ4に表示中のメニュー画面に関するメニュー画面データのDVD2における開始アドレスを取得して、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶させるとともに(ステップS34)、モニタ4に表示中のメニュー画面の画像データを取得して、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶させる(ステップS35)。
【0067】
次いで、CPU161は、表示制御プログラム163cを実行して、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データに基づくメニュー画面画像を一覧表示させた「メニュー画面履歴一覧」画面Gを、モニタ4に表示させる(ステップS36)。
【0068】
次いで、CPU161は、ステップS36にて表示された「メニュー画面履歴一覧」画面Gにおいて、ユーザによる操作部15の操作により一のメニュー画面画像が選択されたか否かを判断する(ステップS37)。
【0069】
ステップS37で、ユーザによる操作部15の操作により一のメニュー画面画像が選択されていないと判断すると(ステップS37;No)、CPU161は、ステップS37の処理を繰り返して行う。
【0070】
一方、ステップS37で、ユーザによる操作部15の操作により一のメニュー画面画像が選択されたと判断すると(ステップS37;Yes)、CPU161は、再生制御プログラム163aを実行して、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶されたステップS37で選択された一のメニュー画面画像に対応するメニュー画面データの開始アドレスに従って、当該選択された一のメニュー画面画像に対応するメニュー画面データを、再生部11に再生させることによって、モニタ4に表示中の画面を、当該選択された一のメニュー画面画像に対応するメニュー画面データに基づくメニュー画面に切り替えて(ステップS38)、本処理を終了する。
【0071】
(メニュー画面履歴消去処理)
次に、DVDプレーヤ1によるメニュー画面履歴の消去に関する処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0072】
まず、ユーザによる操作部15の操作によって、DVDプレーヤ1に設けられたDVD2を着脱するためのディスクトレイ(図示省略)をオープンするよう指示されると(ステップS51)、CPU161は、消去プログラム163dを実行して、メニュー画面履歴データテーブル14aに画像データと開始アドレスとが記憶されているか否かを判断する(ステップS52)。
【0073】
ステップS52で、メニュー画面履歴データテーブル14aに画像データと開始アドレスとが記憶されていないと判断すると(ステップS52;No)、CPU161は、ステップS54の処理に移行する。
【0074】
一方、ステップS52で、メニュー画面履歴データテーブル14aに画像データと開始アドレスとが記憶されていると判断すると(ステップS52;Yes)、CPU161は、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶されている画像データと開始アドレスとを消去する(ステップS53)。
【0075】
次いで、CPU161は、DVDプレーヤ1に設けられたディスクトレイ(図示省略)をオープンし(ステップS54)、本処理を終了する。
【0076】
以上説明した本発明のDVDプレーヤ1によれば、再生部11によって、DVD2に記憶された所定のデータを再生することができ、再生制御プログラム163aを実行したCPU161によって、DVD2に記憶されたメニュー画面データを、再生部11に再生させることができ、取得プログラム163bを実行したCPU161によって、DVD2に記憶されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、当該メニュー画面データのDVD2における開始アドレスと、を取得することができ、メニュー画面履歴データテーブル14aによって、取得プログラム163bを実行したCPU161により取得された、DVD2に記憶されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、当該メニュー画面データのDVD2における開始アドレスと、を対応付けて記憶することができ、表示制御プログラム163cを実行したCPU161によって、DVDプレーヤ1に接続されたモニタ4に、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データに基づくメニュー画面画像を一覧表示させることができ、ユーザによる操作部15の操作によって、表示制御プログラム163cを実行したCPU161によりモニタ4に一覧表示されたメニュー画面画像の中から、所望のメニュー画面画像を選択することができる。そして、取得プログラム163bを実行したCPU161は、再生制御プログラム163aを実行したCPU161により制御された再生部11により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面をキャプチャして、当該メニュー画面の画像データを取得することができ、再生制御プログラム163aを実行したCPU161により制御された再生部11により再生されたメニュー画面データのDVD2における開始アドレスを取得することができ、再生制御プログラム163aを実行したCPU161は、ユーザによる操作部15の操作により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データのDVD2における開始アドレスをメニュー画面履歴データテーブル14aから取得して、ユーザによる操作部15の操作により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データを、再生部11に再生させることができる。
したがって、過去に表示したDVD2内のメニュー画面の履歴を記憶して、当該記憶されたメニュー画面へ直接アクセス可能にすることで、ユーザによるメニュー画面の切り替え操作量を軽減させることができ、さらに、過去に表示したDVD2内のメニュー画面の画像データを記憶して、当該記憶された画像データを一覧表示可能にすることで、ユーザによるメニュー画面の選択が容易になるため、メニューの構成が階層構造であっても、メニュー画面の切り替えを容易に行うことができる。
【0077】
また、取得プログラム163bを実行したCPU161は、再生制御プログラム163aを実行したCPU161により制御された再生部11により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データが、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと同一であるか否かを判断することができ、そして、再生制御プログラム163aを実行したCPU161により制御された再生部11により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データのうちの、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと同一でないと判断した画像データを取得することができる。
したがって、メニュー画面履歴データテーブル14aには、一のメニュー画面データが複数記憶されないため、効率的である。
【0078】
また、消去プログラム163dを実行したCPU161によって、DVD2がDVDプレーヤ1から離脱されると、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データと開始アドレスとを消去することができる。
したがって、メニュー画面履歴データテーブル14aには、DVDプレーヤ1に装着中のDVD2内のメニュー画面の画像データしか記憶されないため、効率的である。
【0079】
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0080】
再生装置は、DVDプレーヤ1に限るものではなく、例えば、HD(Hard Disk)プレーヤーなど、所定の記憶媒体に記憶された所定のデータを再生する再生部11を備えた装置であれば任意である。
【0081】
所定の記憶媒体は、DVD2に限るものではなく、さらに、DVDプレーヤ1に着脱自在でなくてもよく、所定のメニュー画面に関するメニュー画面データが複数記憶された記憶媒体であれば任意である。
具体的には、所定の記憶媒体は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等であってもよい。この場合、ディスクトレイのオープンに伴って、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データや開始アドレスが消去されることはない。
【0082】
過去に表示したメニュー画面の画像データを記憶して、当該画像データに基づくメニュー画面画像を一覧表示するようにしたが、例えば、DVD2に記憶された全てのメニュー画面データに対応するメニュー画面画像を一覧表示するようにしてもよい。
【0083】
ディスクトレイのオープンに伴って、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データや開始アドレスを消去しなくてもよい。この場合、メニュー画面履歴データテーブル14aに記憶された画像データや開始アドレスを、DVD2を識別するための識別情報を用いて整理しておき、そして、一のDVD2が装着されて、「メニュー画面履歴一覧」画面Gを表示するよう指示されると、その一のDVD2の識別情報に対応する画像データに基づくメニュー画面画像を一覧表示するようにしてもよい。
【0084】
メニュー画面画像の一覧表示の仕方は、図2に示す「メニュー画面履歴一覧」画面Gに限るものではなく、例えば、図6に示す樹形図のように、メニュー画面画像をメニュー構成(階層構造)のとおりに配置して、メニュー画面画像を一覧表示するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明にかかるDVDプレーヤの機能的構成を示すブロック図である。
【図2】「メニュー画面履歴一覧」画面を説明するための図である。
【図3】本発明にかかるDVDプレーヤによるメニュー画面履歴の記憶に関する処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明にかかるDVDプレーヤによるメニュー画面履歴の呼出に関する処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明にかかるDVDプレーヤによるメニュー画面履歴の消去に関する処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】階層構造のメニューの構成を説明するための図である。
【符号の説明】
【0086】
1 DVDプレーヤ(再生装置)
2 DVD(所定の記憶媒体)
4 モニタ(表示装置)
11 再生部(再生手段)
14a メニュー画面履歴データテーブル(記憶手段)
15 操作部(選択手段)
161 CPU(再生制御手段、取得手段(画像データ取得手段(判断手段)、開始アドレス取得手段)、表示制御手段、消去手段)
163a 再生制御プログラム(再生制御手段)
163b 取得プログラム(取得手段(画像データ取得手段(判断手段)、開始アドレス取得手段))
163c 表示制御プログラム(表示制御手段)
163d 消去プログラム(消去手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の記憶媒体に記憶された所定のデータを再生する再生手段を備えた再生装置において、
前記所定の記憶媒体は、当該再生装置に着脱自在であり、
前記所定の記憶媒体には、所定のメニュー画面に関するメニュー画面データが複数記憶されており、
前記所定の記憶媒体に記憶されたメニュー画面データを、前記再生手段に再生させる再生制御手段と、
前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面をキャプチャして、当該メニュー画面の画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスを取得する開始アドレス取得手段と、
前記画像データ取得手段により取得された前記メニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、前記開始アドレス取得手段により取得された当該メニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスと、を対応付けて記憶する記憶手段と、
前記所定の記憶媒体が当該再生装置から離脱されると、前記記憶手段に記憶された画像データと開始アドレスとを消去する消去手段と、
当該再生装置に接続された表示装置に、前記記憶手段に記憶された画像データに基づくメニュー画面画像を一覧表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により前記表示装置に一覧表示されたメニュー画面画像の中から、所望のメニュー画面画像を選択する選択手段と、を備え、
前記画像データ取得手段は、前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データのうちの、前記記憶手段に記憶された画像データと同一でない画像データを取得し、
前記再生制御手段は、前記選択手段により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスを前記記憶手段から取得して、前記選択手段により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データを、前記再生手段に再生させることを特徴とする再生装置。
【請求項2】
所定の記憶媒体に記憶された所定のデータを再生する再生手段を備えた再生装置において、
前記所定の記憶媒体には、所定のメニュー画面に関するメニュー画面データが複数記憶されており、
前記所定の記憶媒体に記憶されたメニュー画面データを、前記再生手段に再生させる再生制御手段と、
前記所定の記憶媒体に記憶されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、当該メニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスと、を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された、前記所定の記憶媒体に記憶されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データと、当該メニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスと、を対応付けて記憶する記憶手段と、
当該再生装置に接続された表示装置に、前記記憶手段に記憶された画像データに基づくメニュー画面画像を一覧表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により前記表示装置に一覧表示されたメニュー画面画像の中から、所望のメニュー画面画像を選択する選択手段と、を備え、
前記再生制御手段は、前記選択手段により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスを前記記憶手段から取得して、前記選択手段により選択されたメニュー画面画像に対応するメニュー画面データを、前記再生手段に再生させることを特徴とする再生装置。
【請求項3】
請求項2に記載の再生装置において、
前記取得手段は、
前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面をキャプチャして、当該メニュー画面の画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データの前記所定の記憶媒体における開始アドレスを取得する開始アドレス取得手段と、を備えることを特徴とする再生装置。
【請求項4】
請求項3に記載の再生装置において、
前記画像データ取得手段は、
前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データが、前記記憶手段に記憶された画像データと同一であるか否かを判断する判断手段を備え、
前記再生制御手段により制御された前記再生手段により再生されたメニュー画面データに基づくメニュー画面の画像データのうちの、前記判断手段により前記記憶手段に記憶された画像データと同一でないと判断された画像データを取得することを特徴とする再生装置。
【請求項5】
請求項2〜4の何れか一項に記載の再生装置において、
前記所定の記憶媒体は、当該再生装置に着脱自在であり、
前記所定の記憶媒体が当該再生装置から離脱されると、前記記憶手段に記憶された画像データと開始アドレスとを消去する消去手段を備えることを特徴とする再生装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2008−52871(P2008−52871A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−230710(P2006−230710)
【出願日】平成18年8月28日(2006.8.28)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】