説明

冷菓製造装置

【課題】冷却シリンダ内を洗浄する際の作業性を著しく改善させた冷菓製造装置を提供する。
【解決手段】本発明の冷菓製造装置SMは、冷菓を製造する冷却シリンダ8と、冷却シリンダ8の前面に設けられたフリーザドア14と、フリーザドア14に形成された取出通路15と、取出通路15を開閉する昇降可能なプランジャ16と、プランジャ16を下降位置に保持して取出通路15を閉じる付勢手段としてのコイルバネ48と、ワイヤー46を介してプランジャ16に連結されたフットペダル47とを備えたものであって、フットペダル47は、踏み下げられてコイルバネ48に抗してプランジャ16を上昇位置とし、取出通路16を開放すると共に、該フットペダル47が踏み下げられた状態を保持する保持貫通孔53Bを有する取付板52を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばソフトクリーム(ソフトアイスクリーム)等の冷菓を製造する冷菓製造装置、特に、装置下部に設けられるフットペダルを操作することにより冷菓を抽出する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来よりこの種冷菓製造装置は、コンプレッサ、凝縮器、キャピラリチューブ及び冷却シリンダとホッパー(ミックスタンク)に装備した冷却器からなる冷却装置を備え、この冷却装置によって冷菓製造時には冷却器に液化冷媒を減圧してから流して冷却シリンダ、ホッパーを冷却する。そして、冷却シリンダ内にはビータが取り付けられ、冷却シリンダ内のミックスを冷却器により冷却しながら、ビータによって撹拌し、ソフトクリームやシャーベットなどの冷菓を製造する。
【0003】
また、閉店時等にはコンプレッサから冷却器に高温冷媒を流し、冷却シリンダ内に残存する冷菓を加熱し、所定の高温度で所定時間維持することによってミックスの加熱殺菌を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平10−271957号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような冷菓製造装置の冷却シリンダ内を洗浄する際には、予め冷却シリンダ内の冷菓を解凍して排出した後、従来では冷却シリンダ内に洗浄水を注入し、ビータを回転させて冷却シリンダ内の洗浄水を撹拌すると共に、その後、冷菓を取り出すためのプランジャを上下動させるレバーやフットペダルを操作して洗浄水を排出していた。特に、フットペダルにてプランジャの上下動を操作する装置では、このような洗浄水の注水やビータの回転、洗浄水の排出を行うために、使用者が継続してフットペダルを踏み下げる操作を行わなければならず、極めて面倒なものであった。
【0005】
特に、複数のプランジャを備えて、複数種類の冷菓の取出を可能とするものについては、同時にこれらの洗浄をする際に、複数のフットペダルを踏み下げる必要がある。しかし、一人の作業者では、一度に踏み下げられるフットペダルの数に限りがあるため、他者に協力してもらうか、別途踏み下げる操作を行う必要があった。そのため、洗浄作業に要する時間が多大なものとなり、また、装置から離れることができないことから、煩雑な操作を強いられるという問題があった。
【0006】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、冷却シリンダ内を洗浄する際の作業性を著しく改善させた冷菓製造装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の冷菓製造装置は、冷菓を製造する冷却シリンダと、冷却シリンダの前面に設けられたフリーザドアと、フリーザドアに形成された取出通路と、取出通路を開閉する昇降可能なプランジャと、プランジャを下降位置に保持して取出通路を閉じる付勢手段と、ワイヤーを介してプランジャに連結されたフットペダルとを備えたものであって、フットペダルは、踏み下げられて付勢手段に抗してプランジャを上昇位置とし、取出通路を開放すると共に、該フットペダルが踏み下げられた状態を保持する保持機構を設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明の冷菓製造装置は、上記発明において、プランジャは軸に直交する方向に突出する突出部を有し、プランジャが上昇位置にあるときに、突出部とフリーザドア間に着脱自在に介挿されて当該プランジャが上昇した状態を保持する保持具を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明の冷菓製造装置は、上記各発明において、取出通路及びプランジャは複数設けられ、フットペダルは各プランジャそれぞれに対応して複数設けられると共に、各フットペダルを連動させるための連動機構を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明の冷菓製造装置は、冷菓を製造する冷却シリンダと、冷却シリンダの前面に設けられたフリーザドアと、フリーザドアに形成された取出通路と、取出通路を開閉する昇降可能なプランジャと、プランジャを下降位置に保持して取出通路を閉じる付勢手段と、ワイヤーを介してプランジャに連結されたフットペダルとを備えたものであって、フットペダルは、踏み下げられて付勢手段に抗してプランジャを上昇位置とし、取出通路を開放すると共に、プランジャは軸に直交する方向に突出する突出部を有し、プランジャが上昇位置にあるときに、突出部とフリーザドア間に着脱自在に介挿されて当該プランジャが上昇した状態を保持する保持具を備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明の冷菓製造装置は、上記請求項2又は請求項4の発明において、取出通路及びプランジャは複数設けられ、保持具はフリーザドアと複数のプランジャ間に渡って介挿されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、冷菓を製造する冷却シリンダと、冷却シリンダの前面に設けられたフリーザドアと、フリーザドアに形成された取出通路と、取出通路を開閉する昇降可能なプランジャと、プランジャを下降位置に保持して取出通路を閉じる付勢手段と、ワイヤーを介してプランジャに連結されたフットペダルとを備えたものであって、フットペダルは、踏み下げられて付勢手段に抗してプランジャを上昇位置とし、取出通路を開放すると共に、該フットペダルが踏み下げられた状態を保持する保持機構を設けたので、当該保持機構によりフットペダルが踏み下げられた状態を保持することで、連続してフットペダルを踏み続けることなくプランジャを上昇位置に維持することができ、取出通路を開放することが可能となる。
【0013】
これにより、冷却シリンダや取出通路などの冷菓通路の清掃作業を行う場合など連続してプランジャを上昇位置とし、取出通路を開放する際に、当該保持機構によりフットペダルが踏み下げられた状態を保持することで、作業者は、フットペダルを踏み続ける必要がなくなり作業性の向上を図ることが可能となる。
【0014】
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、プランジャは軸に直交する方向に突出する突出部を有し、プランジャが上昇位置にあるときに、突出部とフリーザドア間に着脱自在に介挿されて当該プランジャが上昇した状態を保持する保持具を備えたので、上記保持機構に加えて当該保持具によってもプランジャが上昇した状態を維持することができ、確実にプランジャが上昇した状態を保持することが可能となる。
【0015】
従って、保持機構又は保持具が外的衝撃等によって脱落してしまった場合であっても、他方がプランジャが上昇した状態を維持することで、急にプランジャが下降位置となってしまうことによる機器の破損等の不都合を回避することが可能となる。これにより、安全性を確保することができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて、取出通路及びプランジャは複数設けられ、フットペダルは各プランジャそれぞれに対応して複数設けられると共に、各フットペダルを連動させるための連動機構を備えたので、当該連動機構により各フットペダルを連動可能とした状態で、いずれかのフットペダルを踏み下げることで、他のフットペダルを連動して踏み下げられた状態とすることが可能となる。
【0017】
そのため、何れかのフットペダルを踏み下げ、係る状態を保持機構によって保持することにより、各フットペダルを踏み続けることなく対応するすべてのプランジャが設けられる取出通路を連続して開放することが可能となる。これにより、冷却シリンダや取出通路などの冷菓通路の清掃作業を行う場合など連続してプランジャを上昇位置とし、取出通路を開放する際に、複数のフットペダルを踏み続ける必要がなくなり、作業性の向上を図ることが可能となる。また、一人の作業者では、同時に踏むことができない複数のフットペダルを同時に踏み下げることが可能となるため、清掃作業に要する時間を短縮することが可能となり、より一層の作業効率の向上を図ることができる。
【0018】
請求項4の発明のによれば、冷菓製造装置は、冷菓を製造する冷却シリンダと、冷却シリンダの前面に設けられたフリーザドアと、フリーザドアに形成された取出通路と、取出通路を開閉する昇降可能なプランジャと、プランジャを下降位置に保持して取出通路を閉じる付勢手段と、ワイヤーを介してプランジャに連結されたフットペダルとを備えたものであって、フットペダルは、踏み下げられて付勢手段に抗してプランジャを上昇位置とし、取出通路を開放すると共に、プランジャは軸に直交する方向に突出する突出部を有し、プランジャが上昇位置にあるときに、突出部とフリーザドア間に着脱自在に介挿されて当該プランジャが上昇した状態を保持する保持具を備えたので、当該保持具によりプランジャが上昇した状態を保持することで、連続してフットペダルを踏み続けることなく取出通路を開放した状態を維持することが可能となる。
【0019】
これにより、冷却シリンダや取出通路などの冷菓通路の清掃作業を行う場合など連続してプランジャを上昇位置とし、取出通路を開放する際に、当該保持具によりフットペダルが踏み下げられた状態を保持することで、作業者は、フットペダルを踏み続ける必要がなくなり作業性の向上を図ることが可能となる。
【0020】
請求項5の発明によれば、上記請求項2又は請求項4の発明に加えて、取出通路及びプランジャは複数設けられ、保持具はフリーザドアと複数のプランジャ間に渡って介挿されることにより、当該保持具により同時に複数のプランジャを上昇位置として維持することが可能となる。
【0021】
そのため、フットペダルを踏み続けることなく各プランジャが設けられる取出通路を連続して開放することが可能となる。これにより、冷却シリンダや取出通路などの冷菓通路の清掃作業を行う場合など連続してプランジャを上昇位置とし、取出通路を開放する際に、複数のフットペダルを踏み続ける必要がなくなり、作業性の向上を図ることが可能となる。また、一人の作業者では、同時に踏むことができない複数のフットペダルを同時に踏み下げた状態とすることができるため、清掃作業に要する時間を短縮することが可能となり、より一層の作業効率の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0023】
図1は本発明を適用した実施例の冷菓製造装置SMの斜視図、図2は冷菓製造装置SMのプランジャ16の上下動に関する構成を示す縦断側面図、図3は図2の上部拡大図、図4は図2の下部拡大図、図5は図4の斜視図、図6は洗浄状態を示す冷菓製造装置SMの斜視図をそれぞれ示している。
【0024】
実施例の冷菓製造装置SMは、ソフトクリームやシャーベット(シェーク)等の冷菓(実施例ではソフトクリームを製造するものとする)を製造販売するための装置であり、本体1下面四隅には、キャスター5が取り付けられている。そして、本体1の上部には、ソフトクリームの原料となるミックス(ソフトクリームやシャーベットなどの冷菓原料となるミックス)を貯蔵するホッパー2(図2のみ図示する)が設けられている。このホッパー2は上面に開口しており、この上面開口はそこに着脱自在に載置される断熱性の蓋部材3にて開閉自在に閉塞され、ミックスの補充時等にはこの蓋部材3は取り外される。
【0025】
一方、ホッパー2の周囲には図示しないホッパー冷却器が巻回されており、このホッパー冷却器によりホッパー2内のミックスは保冷される。本実施例において、製造される冷菓は、複数、ここでは、2種類のミックス原料、例えばバニラミックスとチョコレートミックスとからバニラのみ、チョコレートのみ、これらの混合の3種類ある。そのため、それぞれのミックスを別々に保冷すべくホッパー2は、複数(ここでは2つ)設けられている。そして、各ホッパー2に洗浄用の水(水道水)を供給可能とする給水栓7が設けられている。
【0026】
他方、図2において8は、ホッパー2内にて開口するパイプ状の図示しないミックス供給器よりホッパー2から適宜供給されるミックスをビータ10により回転撹拌して冷菓(ソフトクリーム)を製造する冷却シリンダであり、その周囲には図示しないシリンダ冷却器が取り付けられている。ビータ10はビータモータ、駆動伝達ベルト、減速機及び回転軸12を介して回転される。
【0027】
ここで、冷却シリンダ8は図3に示すように前後方向に延在するシリンダであり、その外面には、上述したようにシリンダ冷却器が巻回されている。そして、ビータ10はこの冷却シリンダ8内に前後に渡って配設される。このビータ10の回転軸12は後部には前記減速機に連結され、且つ、当該回転軸12は冷却シリンダ8の中心軸に同一軸芯とされている。
【0028】
一方、冷菓取出部13を構成するフリーザドア14は、冷却シリンダ8の前面開口を塞ぐかたちで本体1に着脱自在に取り付けられており、当該フリーザドア14内には上下に渡る取出通路15が貫通形成され、この取出通路15内にプランジャ16が昇降自在に略キッチリと挿入されている。そして、この取出通路15の下端には冷菓(ソフトクリーム)を成形するための星形のノズル17が取り付けられている。なお、図中18は、ノズル17の下方に対応して本体1前面に設けられるドレン受けであり、ノズル17から滴下する冷菓やミックスを受容し、ドレン受け18下部に接続される排水部材19を介して外部に排出するものである。
【0029】
また、この取出通路15の下部からは冷却シリンダ8側に向けて抽出路11がフリーザドア14内に形成されている。この抽出路11の前端の出口は、取出通路15の内壁面下部に開口しており、後端の入口はフリーザドア14が本体1に取り付けられた状態で冷却シリンダ8内の前端下部にて開口する。
【0030】
なお、本実施例では、上述したように、2種類の原料ミックスから3種類の冷菓を製造するため、それぞれの原料ミックスに対応した冷却シリンダ、及び、それぞれの冷菓の抽出に対応した取出通路、抽出路、プランジャが設けられているものとする。
【0031】
他方、プランジャ16の上端には、外面にねじ切りが形成された螺合部16Aが形成されており、当該螺合部16Aにはプランジャキャップ45が螺着にて結合されている。このプランジャキャップ45には、ワイヤー46の一端が支持されていると共に、当該ワイヤー46は、本体1内を通って他端が本体1下部に配設されたフットペダル47に連結されている。ワイヤー46は、外周を可撓性材料にて構成されるチューブ46Aにて囲繞されており、本体1内にて固定されるチューブ46A内を移動自在とされている。
【0032】
また、プランジャキャップ45と本体1の天部1A(内部に設けられる取付板50)との間には、コイルバネ(付勢手段)48が介在されており、プランジャ16を常時下方向に付勢する。
【0033】
フットペダル47は、図4に示すように、前部上面に形成される踏み下げ面47Aよりも所定寸法だけ後方に位置して上方に向けて略直角に折曲して形成されたワイヤー取付片47Bが形成されており、当該ワイヤー取付片47Bには、ワイヤー46を巻き付けて固定するための固定孔47Cが形成されている。そして、このワイヤー取付片47Bよりも後方に位置してバネ部材51が取り付けられている。このバネ部材51は、一端が、取付板52を介して本体1底面に固定されていると共に、他端がフットペダル47に取り付けられるものであって、常時フットペダル47の踏み下げ面47Aを上方向に付勢する。
【0034】
これにより、プランジャ16は、通常コイルバネ48の作用によって取出通路15と抽出路11の連通部分を閉塞する下降位置に保持され、冷菓の抽出を停止する。一方、フットペダル47の踏み下げ面47Aを踏み下げるとワイヤー46によりコイルバネ48の付勢力に抗してプランジャキャップ45及びプランジャ16が上昇位置とされ、取出通路15と抽出路11の連通部分の閉塞を解除し、取出通路15が開放されることで、冷菓が外部に抽出される。
【0035】
また、フットペダル47の踏み下げ面47Aから脚を離すと、バネ部材51及びコイルバネ48の作用によって踏み下げ面47A及びワイヤー46が上昇し、上述の如く取出通路15が閉塞される。
【0036】
ここで、上記フットペダル47のバネ部材51の取付に用いられる取付板52は、下側に開口する断面略コ字状を呈しており、前記バネ部材51が取り付けられる後壁よりも前壁52Aが下方に長く延在して形成されている。そして、この前壁52Aには、略L字状の貫通孔53が形成されており、前記フットペダル47が挿通されている。
【0037】
即ち、この貫通孔53が形成される取付板52は、フットペダル47の保持機構を構成するものであり、当該貫通孔53は、上下に延在する上下貫通孔53Aと、当該上下貫通孔53A下縁(下部)から連続して水平方向、本実施例では、装置SM正面から向かって左側に所定寸法だけ延在して形成される保持貫通孔53Bとから構成されている。
【0038】
そのため、フットペダル47が操作されていない状態では、バネ部材51及びコイルバネ48の付勢力によって、上下貫通孔53A内の上縁にてフットペダル47を保持する。フットペダル47の踏み下げ面47Aを踏み下げた状態では、当該フットペダル47を上下貫通孔53Aの下縁に沿って水平方向(この場合向かって左側。保持貫通孔53B)に移動させることにより、当該フットペダル47は、バネ部材51及びコイルバネ48の付勢力に抗して保持貫通孔53B上縁に係止され、フットペダル47が踏み下げられた状態が保持される。
【0039】
これによって、上述したように、フットペダル47が保持貫通孔53B上縁に係止されることで、フットペダル47を操作する脚を離しても、コイルバネ48及びバネ部材51の付勢力に抗してプランジャキャップ45及びプランジャ16が上昇位置に保持され、取出通路15の開放状態が維持される。
【0040】
なお、当該保持貫通孔53Bによるフットペダル47の踏み下げ状態を解除する場合には、再度フットペダル47の踏み下げ面47Aに脚を乗せ、フットペダル47を上下貫通孔53Aの位置に水平移動させ、この状態で、踏み下げ面47Aから脚を離すことにより、コイルバネ48及びバネ部材51の付勢力によって、フットペダル47がもとの位置(上下貫通孔53Aの上縁)に戻り、プランジャ16が下降位置に保持される。
【0041】
(1)通常販売
以上の構成により、図示しない冷却装置によって冷却シリンダ8内及びホッパー2内は、所定の冷却温度に冷却され、ビータ10を回転させることで、冷却シリンダ8内では、半硬化状態の冷菓(ソフトクリーム)が製造される。以後、販売待機状態となる。
【0042】
この状態で、使用者が例えばコーンをノズル17の下方に宛がい、当該ノズル17に対応するフットペダル47の踏み下げ面47Aを踏み下げることにより、当該フットペダル47に固定されたワイヤー46がコイルバネ48の付勢力に抗してプランジャ16を引き上げて上昇位置とする。これにより、取出通路15と抽出路11の連通部分の閉塞が解除されて、取出通路15が開放され、冷菓がノズル17より外部に抽出される。
【0043】
冷菓の抽出を停止する際には、フットペダル47を離すことにより、コイルバネ48及びバネ部材51の付勢力によってワイヤー46がもとの状態(販売待機状態)に戻り、プランジャ16が引き下げられ下降位置とされる。これにより、取出通路15と抽出路11の連通部分はプランジャ16によって閉塞され、取出通路15が閉じられることで、冷菓の抽出が停止される。
【0044】
なお、係る通常販売動作では、取付板52の貫通孔53を貫通するフットペダル47は、上下貫通孔53A内を上下に移動するのみであるため、作業者によって踏み下げ・離す動作のみによってフットペダル47によるプランジャ16の上下移動を行う。
【0045】
(2)洗浄(清掃)
次に、ホッパー2や冷却シリンダ8、抽出路11、取出通路15の洗浄する際の動作について説明する。閉店した後、ホッパー2や冷却シリンダ8等の洗浄(掃除)を行う場合には、先ず、図6に示すように、各ノズル17(具体的には、当該ノズル17が取り付けられるフリーザドア14の下面)とドレン受け18との間に洗浄用カバー20を取り付ける。当該洗浄用カバー20は、各ノズル17から排出されるミックスや冷菓等を集水する集水部20Aと、当該集水部20Aにて集水されたミックス等を円滑にドレン受け18に排出する筒状の排水部20Bとから構成されており、これらは、上下に連通して構成される。
【0046】
そして、ホッパー2内や冷却シリンダ8内のミックスや冷菓を取り出す。この際、ホッパー2内には、ある程度のミックスが残留しているため、ある程度の時間、取出通路15を開放しておく必要がある。
【0047】
そのため、対応するフットペダル47の踏み下げ面47Aを踏み下げることで、フットペダル47を取付板52の上下貫通孔53Aに沿って下降させた後、保持貫通孔53Bに沿って水平方向(本実施例では、正面から向かって左側)に移動させる。これにより、フットペダル47は、バネ部材51及びコイルバネ48の付勢力に抗して保持貫通孔53B上縁に係止され、フットペダル47が踏み下げられた状態が保持される(図5中向かって左側のフットペダル47)。
【0048】
従って、この状態ではフットペダル47を操作する脚を離しても、コイルバネ48及びバネ部材51の付勢力に抗してプランジャキャップ45及びプランジャ16が上昇位置に保持され、取出通路15の開放状態が維持される。これにより、連続したミックスや冷菓の取出作業を実現することが可能となり、作業者は、フットペダル47を踏み続ける必要がなくなり、作業性の向上を図ることができる。
【0049】
また、本実施例では、冷菓を取り出すプランジャ16は、3つ(複数)設けられ、それぞれに対応してフットペダル47が設けられている。このとき、各フットペダル47は、それぞれの保持貫通孔53Bにて踏み続けプランジャ16の上昇位置を保持することが可能となるため、それぞれのフットペダル47を保持貫通孔53Bに保持させることで、一度に複数のプランジャ16を上昇位置として冷菓やミックス等の取出を行うことが可能となる。なお、図6では、すべてのフットペダル47がそれぞれ保持貫通孔53Bに保持されている状態を示している。
【0050】
その後、各フットペダル47を保持貫通孔53Bの位置から上下貫通孔53Aの位置に戻し、フットペダル47から脚を離すことによって、連続した冷却シリンダ8と取出通路15の連通を停止させることができる(図5中向かって右側のフットペダル47)。
【0051】
そして、この状態でホッパー2の上面開口を開放して給水栓7によりホッパー2の上面開口からホッパー2内に給水する。冷却装置を停止した状態で、ビータ10を回転させると、ホッパー2内に流入した洗浄用の水は、ホッパー2内の洗浄をした後、前記ミックス供給器から冷却シリンダ8内に入り、冷却シリンダ8内も洗浄することになる。そして、フットペダル47を踏み下げることによってホッパー2や冷却シリンダ8内の残留ミックスや冷菓、汚れなどが洗浄水と共に、洗浄用カバー20、ドレン受け18、排水部材19を介して外部に排出されることになる。
【実施例2】
【0052】
次に、実施例2としての冷菓製造装置SMについて図7及び図8を参照して説明する。図7は冷菓製造装置SMの上部拡大斜視図、図8は保持具25の斜視図をそれぞれ示している。当該実施例における冷菓製造装置SMは、上記実施例における冷菓製造装置SMにおいて、プランジャ16の上昇位置を保持するための保持具25を備えるものである。
【0053】
係る実施例では、図7に示すようにフリーザドア14は、本体1前面に当接する面に対し、プランジャ16が上下動する取出通路15が形成される部分は上面が一段低くなった階段状とされている。また、プランジャ16の上端に取り付けられるプランジャキャップ45の下部は、プランジャ16の外周寸法よりも大きく、図3に示すように該プランジャ16の軸Aに直行する方向に突出した突出部45Aが形成されている。
【0054】
一方、保持具25は、図8に示すように本体1側に開口する断面略コ字状を呈し所定の強度を有する材料にて構成される。保持具25の上壁25Aは、上面が上昇位置とされたプランジャキャップ45の突出部45A下縁に当接すると共に、当該前端が本体1前面に当接する。また、下壁25Bは、下面が取出通路15が形成されている部分のフリーザドア14上面に当接すると共に、前端が本体1に当接する部分のフリーザドア14前面に当接する。上壁25A、下壁25Bには、それぞれプランジャ16を迂回するための切欠26A、26Bがそれぞれ形成されている。
【0055】
係る構成により、上記実施例の如く洗浄時等の連続した冷却シリンダ8内と取出通路15の連通を行う際には、先ず、対応するフットペダル47を踏み下げ、当該フットペダル47に固定されたワイヤー46がコイルバネ48の付勢力に抗してプランジャ16を引き上げて上昇位置とする。これにより、取出通路15と抽出路11の連通部分の閉塞が解除されて、取出通路15が開放される。
【0056】
この状態で、上昇位置とされたプランジャ16は、上端に取り付けられるプランジャキャップ45も同様に上昇位置とされることから、該プランジャキャップ45下部の突出部45Aとフリーザドア14上面との間に上記保持具25を介挿する。
【0057】
これにより、突出部45Aは、保持具25によりコイルバネ48の付勢力に抗してプランジャキャップ45及びプランジャ16を引き上げた上昇位置を保持する。従って、この状態ではフットペダル47を操作する脚を離しても、コイルバネ48及びバネ部材51の付勢力に抗してプランジャキャップ45及びプランジャ16が上昇位置に保持され、連続してフットペダル47を踏み続けることなく取出通路15の開放状態が維持される。これにより、連続したミックスや冷菓、更には、洗浄水等の取出作業を実現することが可能となり、作業者は、フットペダル47を踏み続ける必要がなくなり、作業性の向上を図ることができる。なお、図7は、向かって左側のプランジャ16のみが上昇位置を保持されている状態を示している。
【0058】
また、本実施例では、冷菓を取り出すプランジャ16は、3つ(複数)設けられ、それぞれに対応してフットペダル47が設けられている。このとき、各プランジャは、それぞれに着脱自在に取り付けられる保持具25によって、上昇位置が保持されるため、一度に複数のプランジャ16を上昇位置として冷菓やミックス等の取出を行うことが可能となる。
【0059】
その後、対応するフットペダル47の踏み下げ面47Aに脚を掛けた状態で、保持具25を外すことにより、プランジャ16の上昇位置の保持状態が解除され、フットペダル47から脚を離すことによって、連続した冷却シリンダ8と取出通路15の連通を停止させることができる。
【0060】
なお、係る実施例では、上記実施例の如き貫通孔53が形成された取付板52を設けることなく、容易にプランジャ16の上昇位置を保持して連続した冷却シリンダ8と取出通路15の連通を可能とすることができる。
【0061】
また、係る実施例では、上記実施例における保持貫通孔53Bを用いたフットペダル47の保持を同時に行っても良い。これにより、保持貫通孔53Bによるフットペダル47の保持に加えて、当該保持具25によってもプランジャ16が上昇した状態を維持することができ、確実にプランジャ16が上昇した状態を保持することが可能となる。
【0062】
従って、保持貫通孔53Bに保持されるフットペダル47又は保持具25が外的衝撃等によって脱落してしまった場合であっても、他方がプランジャ16が上昇した状態を維持することで、急にプランジャ16が下降位置となってしまうことによる機器の破損等の不都合を回避することが可能となる。これにより、安全性を確保することができる。
【実施例3】
【0063】
次に、実施例3としての冷菓製造装置SMについて図9及び図10を参照して説明する。図9は冷菓製造装置SMの下部拡大斜視図(連結部材27取付前の状態)、図10は同じく冷菓製造装置SMの下部拡大斜視図(連結部材27取付状態)をそれぞれ示している。当該実施例における冷菓製造装置SMは、上記実施例1における冷菓製造装置SMにおいて、各フットペダル47を連動させるための連動機構を備えるものである。
【0064】
係る実施例では、複数設けられる取出通路15に対応してそれぞれプランジャ16及びフットペダル47が設けられるものであり、各フットペダル47の前部には、連動機構を構成する連結部材27を取り付けるための連結部材取付孔28が形成されている。そして、各連結部材取付孔28には、複数設けられるフットペダル47を連結するための連結部材27が挿脱自在に取り付けられる。
【0065】
そのため、一度にすべての(複数の)プランジャ16を上昇位置としてそれぞれの取出通路15を冷却シリンダ8と連通させる場合には、当該連結部材27を各連結部材取付孔28に挿入し取り付ける。これにより、各フットペダル47は、連動させることができ、いずれかのフットペダル47を踏み下げることで、他のフットペダル47を連動して踏み下げられた状態とすることが可能となる。
【0066】
そのため、何れかのフットペダル47を踏み下げ、係る状態を保持貫通孔53Bによって保持することにより、各フットペダル47を踏み続けることなく対応するすべてプランジャ16が設けられる取出通路15を連続して開放することが可能となる。これにより、上述したような冷却シリンダ8や取出通路15などの冷菓通路の清掃作業を行う場合など連続して各プランジャ16を上昇位置とし、取出通路15を開放する際に、複数のフットペダル47を踏み続ける必要がなくなり、作業性の向上を図ることが可能となる。
【0067】
また、一人の作業者では、同時に踏むことができない複数のフットペダル47を同時に踏み下げることが可能となるため、清掃作業に要する時間を短縮することが可能となり、より一層の作業効率の向上を図ることができる。
【0068】
なお、係る実施例では、連動機構を構成する連結部材27は、格別に形成された連結部材取付孔28に挿脱自在に取り付けられるが、図11に示すように上記実施例1にて示した如きフットペダル47に予め形成されるワイヤー取付片47Bの固定孔47Cに挿脱自在に取り付け、これによって、各フットペダル47を連動させる構成としても良い。これにより、格別に連結するための孔を形成することなく、ワイヤー46の取り付けに用いられる固定孔47Cを用いて各フットペダル47を連動させることが可能となり、コストの削減を実現することができる。
【実施例4】
【0069】
次に、実施例4としての冷菓製造装置SMについて図12及び図13を参照して説明する。図12は冷菓製造装置SMの上部拡大斜視図、図13は保持具30の斜視図をそれぞれ示している。当該実施例における冷菓製造装置SMは、上記実施例2と同様に上記冷菓製造装置SMにおいて、プランジャ16の上昇位置を保持するための保持具30を備えるものである。
【0070】
係る実施例では、上記実施例2と同様に図7に示すようにフリーザドア14は、本体1前面に当接する面に対し、プランジャ16が上下動する取出通路15が形成される部分は上面が一段低くなった階段状とされている。また、プランジャ16の上端に取り付けられるプランジャキャップ45の下部は、プランジャ16の外周寸法よりも大きく、図3に示すように該プランジャ16の軸Aに直行する方向に突出した突出部45Aが形成されている。
【0071】
一方、保持具30は、図13に示すように本体1側に開口する断面略コ字状を呈し所定の強度を有する材料にて構成され、複数設けられる各プランジャ16間に渡って形成される。保持具30の上壁30Aは、上面が上昇位置とされた各プランジャキャップ45の突出部45A下縁に当接すると共に、当該前端が本体1前面に当接する。また、下壁30Bは、下面が取出通路15が形成されている部分のフリーザドア14上面に当接すると共に、前端が本体1に当接する部分のフリーザドア14前面に当接する。上壁30A、下壁30Bには、各プランジャ16を迂回するための複数の切欠31A、31Bがそれぞれ形成されている。
【0072】
係る構成により、上記実施例の如く洗浄時等の連続した各冷却シリンダ8内と各取出通路15の連通を行う際には、先ず、端から順に各フットペダル47を踏み下げ、それぞれのフットペダル47に固定されたワイヤー46がコイルバネ48の付勢力に抗して各プランジャ16を引き上げて上昇位置とする。これにより、取出通路15と抽出路11の連通部分の閉塞が解除されて、取出通路15が開放される。
【0073】
この状態で、上昇位置とされた各プランジャ16は、上端に取り付けられる各プランジャキャップ45も同様に上昇位置とされることから、各プランジャキャップ45下部の突出部45Aとフリーザドア14上面との間に上記保持具30を介挿する。順にフットペダル47を踏み下げることにより、それぞれのプランジャ16についても同様に保持具30を介挿する。
【0074】
これにより、各プランジャキャップ45の突出部45Aは、保持具30によりコイルバネ48の付勢力に抗してプランジャキャップ45及びプランジャ16を引き上げた上昇位置を保持する。従って、この状態ではいずれのフットペダル47を操作する脚を離しても、コイルバネ48及びバネ部材51の付勢力に抗してプランジャキャップ45及びプランジャ16が上昇位置に保持され、連続してフットペダル47を踏み続けることなく取出通路15の開放状態が維持される。これにより、連続したミックスや冷菓、更には、洗浄水等の取出作業を実現することが可能となり、作業者は、複数のフットペダル47を踏み続ける必要がなくなり、作業性の向上を図ることができる。
【0075】
特に、一人の作業者では、同時に踏むことができない複数のフットペダル47を同時に踏み下げた状態とすることができるため、清掃作業に要する時間を短縮することが可能となり、より一層の作業効率の向上を図ることができる。
【0076】
なお、フットペダル47の踏み下げ面47Aに脚を掛けた状態で、保持具30を外すことにより、プランジャ16の上昇位置の保持状態が解除され、フットペダル47から脚を離すことによって、連続した冷却シリンダ8と取出通路15の連通を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明を適用した実施例の冷菓製造装置の斜視図である。
【図2】図1の冷菓製造装置のプランジャの上下動に関する構成を示す縦断側面図である。
【図3】図2の上部拡大図である。
【図4】図2の下部拡大図である。
【図5】図4の斜視図である。
【図6】洗浄状態を示す冷菓製造装置の斜視図である。
【図7】他の実施例の冷菓製造装置の上部拡大斜視図である(実施例2)。
【図8】保持具の斜視図である(実施例2)。
【図9】冷菓製造装置の下部拡大斜視図(連動機構取付前)である(実施例3)。
【図10】冷菓製造装置の下部拡大斜視図(連動機構取付状態)である(実施例3)。
【図11】冷菓製造装置の下部拡大斜視図(連動機構取付状態)である(実施例3の他の例)。
【図12】冷菓製造装置の上部拡大斜視図である(実施例4)。
【図13】保持具の斜視図である(実施例4)。
【符号の説明】
【0078】
SM 冷菓製造装置
A プランジャの軸
1 本体
1A 天部
2 ホッパー
3 蓋部材
5 キャスター
7 給水栓
8 冷却シリンダ
10 ビータ
11 抽出路
12 回転軸
13 冷菓取出部
14 フリーザドア
15 取出通路
16 プランジャ
16A 螺合部
17 ノズル
18 ドレン受け
19 排水部材
20 洗浄用カバー
20A 集水部
20B 排水部
25、30 保持具
25A、30A 上壁
25B、30B 下壁
26A、26B、31A、31B 切欠
27 連結部材
28 連結部材取付孔
45 プランジャキャップ
45A 突出部
46 ワイヤー
46A チューブ
47 フットペダル
47A 踏み下げ面
47B ワイヤー取付片
47C 固定孔
48 コイルバネ(付勢手段)
50 取付板
51 バネ部材
52 取付板
52A 前壁
53 貫通孔
53A 上下貫通孔
53B 保持貫通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷菓を製造する冷却シリンダと、該冷却シリンダの前面に設けられたフリーザドアと、該フリーザドアに形成された取出通路と、該取出通路を開閉する昇降可能なプランジャと、該プランジャを下降位置に保持して前記取出通路を閉じる付勢手段と、ワイヤーを介して前記プランジャに連結されたフットペダルとを備えた冷菓製造装置において、
前記フットペダルは、踏み下げられて前記付勢手段に抗して前記プランジャを上昇位置とし、前記取出通路を開放すると共に、該フットペダルが踏み下げられた状態を保持する保持機構を設けたことを特徴とする冷菓製造装置。
【請求項2】
前記プランジャは軸に直交する方向に突出する突出部を有し、前記プランジャが上昇位置にあるときに、前記突出部と前記フリーザドア間に着脱自在に介挿されて当該プランジャが上昇した状態を保持する保持具を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷菓製造装置。
【請求項3】
前記取出通路及びプランジャは複数設けられ、前記フットペダルは各プランジャそれぞれに対応して複数設けられると共に、各フットペダルを連動させるための連動機構を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷菓製造装置。
【請求項4】
冷菓を製造する冷却シリンダと、該冷却シリンダの前面に設けられたフリーザドアと、該フリーザドアに形成された取出通路と、該取出通路を開閉する昇降可能なプランジャと、該プランジャを下降位置に保持して前記取出通路を閉じる付勢手段と、ワイヤーを介して前記プランジャに連結されたフットペダルとを備えた冷菓製造装置において、
前記フットペダルは、踏み下げられて前記付勢手段に抗して前記プランジャを上昇位置とし、前記取出通路を開放すると共に、前記プランジャは軸に直交する方向に突出する突出部を有し、前記プランジャが上昇位置にあるときに、前記突出部と前記フリーザドア間に着脱自在に介挿されて当該プランジャが上昇した状態を保持する保持具を備えたことを特徴とする冷菓製造装置。
【請求項5】
前記取出通路及びプランジャは複数設けられ、前記保持具は前記フリーザドアと複数の前記プランジャ間に渡って介挿されることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の冷菓製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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