説明

分断された動的ネットワークのための表示領域におけるレイアウト方法およびシステム

【課題】複数のグラフ・コンポーネントを含む分断された動的ネットワークのために表示領域においてレイアウトを行う方法を提供する。
【解決手段】方法は、複数のグラフ・コンポーネントをそれらの重要度に従ってソートするステップと、ソートされた複数のグラフ・コンポーネントを第1サブセットSおよび第2サブセットSに、それらの重要度の順に従って分割するために第1分割を行うステップであって、第1サブセットSは少なくとも最も重要なグラフ・コンポーネントを含む、ステップと、前記第1サブセットSを上位サブセットCおよび下位サブセットCに、それらの重要度の順に従って分割するために第2分割を行うステップを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可視化に関し、特に、本発明は、分断された動的ネットワーク(disconnected dynamicnetwork)のための表示領域におけるレイアウト方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
社会的ネットワーク、インターネット、及び金融ネットワーク等のようなネットワーク・データセットは、多くの分野において広範に利用可能である。ネットワーク内の関係を実証する有効な技術の1つとして、グラフが長い間研究されてきたし、ユーザがこれらのネットワーク・データセットにおいて興味あるパターンを見つけ出すのを助けるために、多くのレイアウト方法および有用な対話型ツールが提案されている。最近、実生活における多くのネットワークが徐々に変化しているので、益々多くの注目が動的ネットワークに移りつつある。従来の方法は、静的ネットワークに対してはうまく作用するが、動的ネットワークに対しては、時間的コヒーレンスを保つことが出来ず、フレーム間の安定した遷移を示すことができない。従って、レイアウト・アルゴリズムおよびアニメーション技術の両方を考察することによって、動的ネットワークの更新を安定的に且つ円滑的に可視化するための幾つもの方法が設計されている。
【0003】
しかし、分断された動的なネットワーク、即ち、最も人気のあるタイプのネットワークにとって、上述の可視化方法は、下記のような大きな挑戦事項である新たな挑戦事項を惹起するので、直接採用することができない。第1に、ネットワーク内の分断されたコンポーネントを、それらが動的に変化しつつある場合には言うまでもなく、それらが静的であるとき、スクリーン上に明瞭に且つ情報提供可能にレイアウトすることは極めて難しい。第2に、表示された多数のコンポーネントの変化を円滑的に且つ安定的に保つことも非常に難しい。現在の位置と前の位置との間の移動を単に最小にする場合、いくつかのコンポーネントが或る時間フレーム内でマージされるとき、それは大きな部分的重複を引き起こすことがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明の目的は、上記の問題点に対処する方法およびシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面によれば、複数のグラフ・コンポーネントを含む分断された動的ネットワークのために表示領域においてレイアウトを行う方法が提供される。その方法は、複数のグラフ・コンポーネントをそれらの重要度に従ってソートするステップと、そのソートされた複数のグラフ・コンポーネントを第1サブセットSおよび第2サブセットSに、それらの重要度の順に従って分割するために第1分割を行うステップであって、第1サブセットSは少なくとも最も重要なグラフ・コンポーネントを含む、ステップと、第1サブセットSを上位サブセットCおよび下位サブセットCに、それらの重要度の順に従って分割するために第2分割を行うステップであって、上位サブセットCは最も重要なグラフ・コンポーネントのみを含む、ステップと、第1サブセットSおよび第2サブセットSの重要度の値に従って比例的に表示領域を表示部分S'およびS'に分割するステップと、上位サブセットCおよび下位サブセットCの重要度の値に従って比例的に表示部分S’ を表示部分C' およびC'に分割するステップと、表示部分C’ のアスペクト比が1に近くなるまで、第1分割および第2分割、並びに表示領域の対応する分割を反復的に実行するステップとを含む。
【0006】
本発明の別の側面によれば、そのレイアウト方法は、第2サブセットSを左サブセットCおよび右サブセットCに分割するために第3分割を行うステップであって、左サブセットClの重要度は右サブセットCの重要度に近い、ステップと、表示部分C'およびC'以外の表示部分を左サブセットCおよび右サブセットCの重要度の値に従って比例的に表示部分C'およびCr'に分割するステップとを更に含む。
【0007】
本発明の別の側面によれば、分断された動的ネットワークのために表示領域においてレイアウトを行うシステムが提供される。そのシステムは、複数のグラフ・コンポーネントをそれらの重要度に従ってソートするためのコンポーネント・ソート手段と、ソートされた複数のグラフ・コンポーネントを第1サブセットSおよび第2サブセットSに、それらの重要度の順に従って分割するために第1分割を行うための第1分割手段であって、第1サブセットSは少なくとも最も重要なグラフ・コンポーネントを含む、第1分割手段と、第1サブセットSを上位サブセットCおよび下位サブセットCに、それらの重要度の順に従って分割するために第2分割を行うための第2分割手段であって、上位サブセットCは最も重要なグラフ・コンポーネントのみを含む、第2分割手段と、第1サブセットSおよび第2サブセットSの重要度の値に従って比例的に表示領域を表示部分S'およびS'に分割するための第1表示領域分割手段と、上位サブセットCおよび下位サブセットCの重要度の値に従って比例的に表示部分S'を表示部分C'およびC'に分割するための第2表示領域分割手段と、表示部分C'のアスペクト比が1に近くなるまで、第1分割および第2分割、並びに表示領域の対応する分割を反復的に実行するための実行手段とを含む。
【0008】
本発明の更に別の側面によれば、分断された動的ネットワークのために表示領域においてレイアウトを行うシステムは、第2サブセットSを左サブセットCおよび右サブセットCに分割するための第3分割手段であって、左サブセットClの重要度は右サブセットCの重要度に近い、第3分割手段と、表示部分C'およびC'以外の表示部分を左サブセットCおよび右サブセットCの重要度の値に従って比例的に表示部分C'およびC'に分割するための第3表示部分分割手段とを更に含む。
【0009】
本発明による方法およびシステムを利用することによって、ネットワーク内の分断されたコンポーネントのスクリーンにおけるレイアウトが明瞭になり且つ情報提供可能になると同時に、動的ネットワークの更新が安定的且つ円滑的に示される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】グラフを使用して、分断された動的ネットワークの一例を示す概略図である。
【図2】本発明に従って、分断された動的ネットワークのための表示領域における例示的なレイアウト方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明のレイアウト方法による表示領域の分割結果を示す概略図である。
【図4】本発明のレイアウト方法による表示領域の分割結果を示す概略図である。
【図5】本発明のレイアウト方法による表示領域の分割結果を示す概略図である。
【図6】本発明の実施例による表示領域の分割結果を示す概略図である。
【図7】本発明の実施例による表示領域の分割結果を示す概略図である。
【図8】図7の表示領域の分割に対応するトリプル・ツリー構造の概略図である。
【図9】本発明による分断された動的ネットワークのための表示領域における例示的なレイアウト・システムを表わす概略図である。
【図10】本発明を適用し得るコンピュータ・システムの構造を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下では、図面を参照して本発明の実施例を説明する。下記の説明では、本発明が十分に理解されるよう、多数の特定の細部を説明する。しかし、本発明の実施態様がこれらの特定の細部を持たないことがあり得るということは当業者には明らかであろう。更に、本発明が、本明細書において開示された特定の実施例に限定されないということも当然である。その代わりに、下記の特徴および要素の任意の組合せを使用することは、それらが種々の実施例に関与しているかどうかに関係なく、本発明を具現化することを意図する。従って、下記の特徴事項、機能、実施態様、および利点は単に説明のために使用されるものであり、「特許請求の範囲」に明瞭に示されてなければ、発明の構成要素または定義と見なされるべきではない。
【0012】
便宜上、当業者には知られているが本発明には含まれないコンポーネントおよびプロセスに関する表示および記述は、図面および明細書において省略されているということに留意されたい。
【0013】
次に、図1を参照すると、分断された動的ネットワークの一例がグラフを使って示される。 図1において、破線のボックスは、分断された動的ネットワークのグラフ・コンポーネントを表わす。図1における破線のボックスは、単にグラフ・コンポーネントを示すためのものであり、ネットワークを可視化する際に表示または隠蔽されることが可能であるということに留意されたい。
【0014】
本発明の基本概念は、分断された動的ネットワークの各グラフ・コンポーネントを、それぞれ、独立したパッキング・セルの各々に組み入れることである。なお、パッキング・セルは表示領域の最適な区画です。
【0015】
本発明の基本概念に従って、先ず、相互に独立している多数のパッキング・セルを形成するように表示領域が分割される。複数のパッキング・セルは、それぞれ、分断された動的ネットワークのグラフ・コンポーネントを表示するために使用される。表示領域を分割するとき、下記の要件の少なくとも1つが考慮されなければならない。
(1)比較的高い重要度を持つグラフ・コンポーネントがより大きい表示領域を占めなければならない。
(2)個々の独立したパッキング・セルのアスペクト比ができるだけ1に近くなければならない。
(3)最も高い重要度を持つグラフ・コンポーネントが表示領域の中心を占めなければならない。
(4)レイアウトは、分断された動的ネットワークが徐々に発展するとき、グラフ・コンポーネントの変化が安定的に且つ円滑的に示されるという要求を考慮しなければならない。
【0016】
上記の要件を考慮すると、図1におけるレイアウトは良好な例ではない。
【0017】
次に、図2を参照すると、本発明による分断された動的ネットワークのための表示領域における例示的なレイアウト方法が示される。図2の方法200はステップ202から開始する。次のステップ204において、複数のグラフ・コンポーネントをそれらの重要度に従ってソートする。しかる後、ステップ206において、そのソートされた複数のグラフ・コンポーネントを第1サブセットSおよび第2サブセットSに、それらの重要度の順に従って分割するために、第1分割が行なわれる。この場合、第1サブセットSは少なくとも最も重要なグラフ・コンポーネントを含む。しかる後、ステップ208において、第1サブセットSを上位サブセットCおよび下位サブセットCに、それらの重要度の順に従って分割するために第2分割が行なわれる。この場合、上位サブセットCは最も重要なグラフ・コンポーネントだけを含む。次のステップ210において、第1サブセットSおよび第2サブセットSの重要度の値に従って比例的に表示領域を表示部分S'およびS'に分割する。しかる後、ステップ212において、上位サブセットCおよび下位サブセットCの重要度の値に従って比例的に表示部分S'を表示部分C'およびC'に分割する。しかる後、ステップ214において、表示部分C'のアスペクト比が1に近くなるまで、第1分割、第2分割、および表示領域の対応する分割を反復的に実行する。サブセットへのグラフ・コンポーネントの分割が行なわれた後に表示領域の分割を行うことも可能となる、ということは当業者には明らかであろう。
【0018】
説明の便宜上、データセットを使用することによって上記の方法を説明する。分断された動的ネットワークが本明細書では複数のグラフ・コンポーネントc, c,・・・、cを含むものと仮定すると、それはデータセットC={c,c,・・・、c}として記述されるであろう。この場合、nは整数である。分断された動的ネットワークのグラフ・コンポーネントは、それらの重要度に従って降順にソートされ、従って、ソートされたグラフ・コンポーネント・セットが得られ、ここではC={c|i∈[0,n]}として参照される。この場合、nは整数であり、複数のグラフ・コンポーネントの重要度の順は、c>c>・・・>cである。しかる後、そのソートされた複数のグラフ・コンポーネントC={c|∈i[0,n]}を重要度に従って第1サブセットS={c|i∈[0,k]}および第2サブセットS={c|i∈[k+1,n]}に分割するために第1分割が行なわれる。なお、n>k>=0であり、kは整数である。しかる後、第1サブセットS={c|i∈[0,k]}をそれらの重要度の順に従って上位サブセットC={c}および下位サブセットC={S・C}に分割するために第2分割が行なわれる。しかる後、表示領域が、第1サブセットSおよび第2サブセットSの重要度の値に従って比例的に表示部分S'およびS'に分割され、表示部分S'が上位サブセットCおよび下位サブセットCの重要度の値に従って比例的に表示部分C'およびC'に分割される。表示部分C'のアスペクト比が1に近づくまで、第1分割、第2分割、および表示領域の対応する分割が反復的に行なわれる。望ましくは、その分割の反復的実行に対してn/2>k>=0 が使用され、従って、その計算の半分が節約される。本明細書で説明される分割は、分断された動的ネットワークの対応するグラフ・コンポーネントの重要度に従って表示領域を分割することである。先ず、最も重要なグラフ・コンポーネントが分割され、その分割が行なわれるときにはいつも、最も重要なグラフ・コンポーネントのための表示部分のアスペクト比が計算される。しかる後、最も重要なグラフ・コンポーネントに対する表示部分のアスペクト比が1に近くなる場合の分割がその表示領域の最終分割として選ばれる。重要度をパラメータとして使用する反復的実行によって、(1)高い重要度を有するグラフ・コンポーネントは大きい表示領域を占めなければならない、および(2)各独立したパッキング・セルのアスペクト比はできるだけ1に近くなければならない、という要件が満たされる。分断された動的ネットワークのグラフ・コンポーネントの重要度を考慮すると、分断された動的ネットワークのレイアウトおよび構造の焦点を、従来技術に比べてより明瞭に示すことが可能となる。
【0019】
次に、図3乃至図5を用いて表示領域の分割の結果を説明する。ここでは、分断された動的ネットワークには6個のグラフ・コンポーネントが存在するものと仮定すると、降順でソートした後のネットワークのグラフ・コンポーネントを表わすためにグラフ・コンポーネント・セットC={c|i∈[0,n]}が使用される。この場合、i=6であり、各グラフ・コンポーネントに対する重要度の順は、c>c>、・・・、>cである。各グラフ・コンポーネントの重要度を表わすためにウェイト・セットW={w|i∈[0,n]}が使用される。この場合、i=6である。上述した実施例に従って、グラフ・コンポーネント・セットC={c|i∈[0,n]}に対して第1分割が行なわれる。グラフ・コンポーネント・セットC={c|i∈[0,n]}が、サブセットS={c|i∈[0,k]}およびS={c|i∈[k+1,n]}に分割される。この場合、n>k>=0 およびkは整数である。k=0であるとき、S={c}およびS={c、c、c、c、c、c}である。表示領域がサブセットSおよびSの重要度の値に従って比例的に分割され、従って、表示部分S'およびS'が形成される。サブセットSおよびSのウェイトが、W={w}およびW={w,w, w, w, w, w}であるので、表示部分S'およびS'は、図3に示されるようにサブセットSおよびSの重要度の値に従って、即ち、S'=W/(W+W)およびS'=W/(W+W)に分割される。図3では、表示領域は、垂直に表示部分S'およびS'に分割される。これは単に例示的な分割であるということに留意されたい。表示領域が水平に表示部分S'およびS'に分割され得るということは当業者には明らかであろう。しかる後、サブセットSの第2分割が行われ、サブセットC={c}およびC={S・C}を形成する。k=0であるとき、C={c}およびC={0}である。C={0}であるので、表示部分S'はそのまま変わらない。即ち、その結果は、図3に示されたものと同じままである。しかる後、n/2>k>=0を用いて上記の方法が反復的に実行される。k=1であるとき、S={c, c}であり、S={c,c, c4, c5、c}である。サブセットSおよびSの重要度の値に従って比例的に表示領域が分割され、従って、表示部分S'およびS'が形成される。サブセットSおよびSのウェイトはW={w,w}およびW={w, w, w, w,w}であるので、表示部分S'およびS'は、図4に示されるように、サブセットSおよびSの重要度の値に従って、即ち、S'=W/(W+W)およびS'=W/(W+W)に分割される。しかる後、サブセットSの第2分割が行われ、サブセットC={c}およびC={S・C}を形成する。k=1であるとき、C={c}およびC={c}である。表示部分S'は、サブセットCおよびCの重要度の値に従って比例的に分割される。従って、表示部分C'およびC'が形成される。サブセットCおよびCのウェイトが、W={w}およびW={w}であるので、表示部分C'およびC'は、図4に示されるように、サブセットCおよびCの重要度の値に従って、即ち、C'=W/(W+W)およびC'=W/(W+W)に分割される。図4に示されるように、表示部分C'のアクペクト比はR=W/Wである。従って、kの別の値に対するRを計算することが可能である。n/2>k>=0を用いて(本明細書における例に関しては、k=0,1,2,3を用いて)その方法を反復的に実行した後、C'のアスペクト比Rが1近くなる分割が、分断された動的ネットワークに対する最良のレイアウトとして選ばれる。ここでは、C'のアスペクト比Rが1近くなる分割を行うkの値は、分断された動的ネットワークのレイアウトに対するパラメータとして選ばれ、q1と呼ばれる。例えば、k=2である場合、C'のアスペクト比Rが1に近いR=W/W=0.99となり、図5に示されるように、k=2が、分断された動的ネットワークのレイアウトに対するパラメータ、即ち、q1=2として、選ばれる。
【0020】
本発明の別の実施例によれば、S={c|i∈[k+1,n]}が重要度の順に従って分割されてサブセットClおよびCrを形成する第3分割が行われ、更に、サブセットCおよびCの重要度の値に従って比例的に表示領域が分割され、従って表示部分C'およびC'が形成される。以下で、その第3分割を説明する。先ず、S={c|i∈[k+1,n]}が、サブセットCl={c|i∈[q1+1,j]}およびC={c|i∈[j+1,n]}に、j=q1+1からj=n−1まで反復的に分割される第3分割が行われ、CおよびCを作るjの値が、最も類似したアスペクト比を有すること、即ち、C'およびC'が占める表示領域が近接していることを見つけ、そのjの値がq2として記録される。次に、C、C、CおよびCに対応する表示部分C'、C'、C'、およびC'のレイアウトが図6に示される。ここでは、最も高い重要度を有するグラフ・コンポーネントが表示領域の中央を占めるべきであるという要求が満たされ、C'およびC'が各側において垂直方向にある。ここでは、分断された動的ネットワークに6個のグラフ・コンポーネントがあるものと仮定する。サブセットC、C、C、およびCは、トリプル・ツリー構造Tを構成し、その構造では、ツリーのルート・ノードCがそれで3本のサブ・ツリー、即ち、中心サブ・ツリーC、左サブ・ツリーC、および右サブ・ツリーCを有し、その各々がそれぞれの表示部分に対応する。次に、左サブ・ツリーCおよび右サブ・ツリーCを分割するために第4分割が行なわれる。その分割は、CおよびCの分割がそれらに最も類似したアスペクト比を持たせるjの値をq2'が表わす場合、下記のルールに従って行なわれる。
【0021】
幅が表示部分C'、C'、またはC'の高さよりも大きい場合、下側サブセットC、左サブセットC、または右サブセットCrに対して、各サブセットに1つのグラフ・コンポーネントしか残らなくなるまで、第1分割、第2分割、および第3分割が反復的に行われる。幅が表示部分C'、C'、またはC'の高さよりも小さい場合、表示部分C'、Cl'、またはC'が90度回転され、しかる後、下側サブセットC、左サブセットC、または右サブセットCに対して、各サブセットに1つのグラフ・コンポーネントしか残らなくなるまで、第1分割、第2分割、および第3分割が反復的に行われる。次に、図6に関連して、幅が表示部分C'の高さより大きい場合、左サブセットCに対して第1分割、第2分割、および第3分割が反復的に行われ、幅が表示部分C'の高さよりも小さい場合、表示部分C'が90度回転させられ、しかる後、左サブセットCに対して第1分割、第2分割、および第3分割が反復的に行われる。幅が表示部分C'の高さよりも大きい場合、右サブセットCに対して第1分割、第2分割、および第3分割が反復的に行われ、幅が表示部分C'の高さよりも小さい場合、表示部分C'が90度回転させられ、しかる後、右サブセットCに対して第1分割、第2分割、および第3分割が反復的に行われる。
【0022】
更に詳しく言えば、左サブ・ツリーCに対して、
(1)幅が、左サブ・ツリーCに対応する表示部分C'の高さよりも大きい場合、ClがCl’={c|i∈[q1+1,n]}およびCr’={0}に、即ち、q2'=nに分割され、しかる後、それが左サブ・ツリーであるので第2分割が行なわれる。
(2)幅が、左サブ・ツリーCに対応する表示部分C'の高さよりも小さい場合、CがCl’={0}およびCr’={c|i∈[q1+1,n]}に、即ち、q2'=q1に分割され、しかる後、それが右サブ・ツリーであるので第2分割が行なわれる。
【0023】
右サブ・ツリーCに対して、
(1)幅が、右サブ・ツリーCに対応する表示部分C'の高さよりも大きい場合、CがCl’={0}およびCr’={c|i∈[q1+1,n]}に、即ち、q2'=q1に分割され、しかる後、それが右サブ・ツリーであるので第3分割が行なわれる。
(2)幅が、右サブ・ツリーCに対応する表示部分C'の高さよりも小さい場合、CがCl’={c|i∈[q1+1,n]}およびCr’={0}に、即ち、q2'=nに分割され、しかる後、それが左サブ・ツリーであるので第3分割が行なわれる。
【0024】
トリプル・ツリーTに対応するルート・ノードtが作成される。そこにはq1およびq2が記録される。TがデータセットCと相関させられる。対応する空のサブ・ツリー・ノードtl、t、およびtrが作成され、それらがC、C、およびCと相関させられる。それらが空でない場合、中央のサブ・ツリーC、左サブ・ツリーC、および右サブ・ツリーCrに対する分割が上記の基準に基づいて反復的に行なわれ、すべてのグラフ・コンポーネントが正しい位置に置かれるまで、即ち、レイアウトが完了するまで、表示領域の対応する分割が行なわれる。更に、一例として、6個のグラフ・コンポーネントを有する分断されたネットワークを使用すると、図8に示されたトリプル・ツリー構造と共に本発明の方法を使った結果として、レイアウトは図7に示されたものと同じように見えるであろう。
【0025】
サブセットCおよびCのウェイトに従って表示部分Cl’およびCr’を形成するための表示部分の分割は、サブセットSおよびSのウェイトに従って表示部分S'およびS'を形成するための表示領域の分割、およびサブセットCおよびCのウェイトに従って表示部分Cp’およびCm’を形成するための表示部分の分割、即ち、グラフ・コンポーネントのウェイトを使用した分割と同じであり、従って、本明細書では更なる詳細な説明は行なわれない。
【0026】
本発明の上記方法を実施した後、表示部分C'は表示領域の中央にあり、C'はC'の下にあり、C'およびC'はC'の左側およびC'の右側にある。
【0027】
次に、図9を参照すると、本発明による分断された動的ネットワークのための表示領域における例示的なレイアウト・システム600が示される。システム600は、複数のグラフ・コンポーネントをそれらの重要度に従ってソートするためのコンポーネント・ソート手段602と、そのソートされた複数のグラフ・コンポーネントを、それらの重要度の順に従って、少なくとも最も重要なグラフ・コンポーネントを含む第1サブセットSおよび第2サブセットSに分割する第1分割を行うための第1分割手段604と、第1サブセットSをそれらの重要度の順に従って、最も重要なグラフ・コンポーネントだけを含む上位サブセットCおよび下位サブセットCに分割する第2分割を行うための第2分割手段606と、第1サブセットSおよび第2サブセットSの重要度の値に従って比例的に表示領域を表示部分S'およびS'に分割するための第1表示領域分割手段608と、上位サブセットCおよび下位サブセットCの重要度の値に従って比例的に表示部分S'を表示部分C'およびC'に分割するための第2表示領域分割手段610と、表示部分C'のアスペクト比が1に近くなるまで、第1分割、第2分割、および表示領域の対応する分割を反復的に実行するための実行手段612を含む。
【0028】
以下では、本発明による分断された動的ネットワークの更新方法を説明する。前述したように、サブセットC、C、CおよびCがトリプル・ツリー構造Tを形成した。この構造Tでは、ルート・ノードCが、3本のサブ・ツリー、即ち、中央のサブ・ツリーC、左のサブ・ツリーCおよび右のサブ・ツリーCrを有する。そのようなトリプル・ツリーは、最新の反復的レイアウト情報を保管している。グラフ・コンポーネントcが削除される場合、トリプル・ツリー構造Tにおける対応するノードtが見つけられ、そのノードtが削除される。しかる後、cの親ノードが見つけられ、その見つけられたツリー・ノードのq1およびq2が1を減じられる。グラフ・コンポーネントcが加えられる場合、cが加えられるべきロケーションに従ってcの親ノードが見つけられ、しかる後、その見つけられたツリー・ノードのq1およびq2が1を加えられる。グラフ・コンポーネントcが動く場合、(1)オリジナル・ロケーションにおいてcが削除され、(2)新しいロケーションにおいてcが加えられる。
【0029】
更新されたq1およびq2、並びに更新されたトリプル・ツリー構造Tを使用することにより、このレイアウト方法が再び利用されて新しいデータセットC'を新しいサブセットC、C、C、およびCに分割し、新しいサブセットC、C、C、およびCに従って表示領域を分割することができる。
【0030】
再び、分断された動的ネットワークが、例えば、6個のグラフ・コンポーネントを含むものとし、最後の反復のレイアウトが図7に示され、対応するトリプル・ツリー構造Tが図8に示されるものと仮定する。
【0031】
ルート・ノードc0、を有するトリプル・ツリー構造に対してq1=2およびq2=4であり、ルート・ノードCを有するトリプル・ツリー構造に対してq2=3およびq1は存在せず(CのCおよびClが空であるため)、ルート・ノードCを有するトリプル・ツリー構造に対してq2=1、q1は存在せず(CのCおよびCが空であるため)、ルート・ノードCを有するトリプル・ツリー構造に対してq2=5、q1は存在しない(CのCおよびCrが空であるため)。
【0032】
グラフ・コンポーネントcが上記の更新方法に従って削除される場合、先ず、トリプル・ツリー構造における対応するノードtが見つけられ、それ(cに対応する)が削除され、次に、tの親ノード(ここではノードc)が見つけられる。しかる後、見つかったツリー・ノードのq1およびq2が1を減じられる、即ち、ルート・ノードcを有するトリプル・ツリー構造に対してq1=1およびq2=3にされる。しかる後、更新されたq1およびq2を使用して、新しいデータセットが分割される。その例に関しては、データセットC'={c,c, c, c, c, c}に対してq1=1および、q2=3が使用されて(ここではq2=3がcに対応する)、そのデータセットおよび対応する表示領域を分割する。従って、その分割の後、C={c}、C={c}、C={c,c}およびC={c, c}となる。
【0033】
本発明の基本原理を上記の実施例に関連して説明している。しかし、基本的なプログラミング技術を有する当業者が本発明の明細書を読むことによって、本発明の装置および方法のそれぞれの又はいずれのステップ又はコンポーネントも、任意のコンピューティング装置(プロセッサ、記憶媒体等を含む)またはコンピューティング装置のネットワークにおいて、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを用いて具現化し得るということは当業者には明らかであろう。
【0034】
従って、任意のコンピューティング装置においてプログラム或いは一連のプログラムを実行することによって、本発明の目的を具現化することが可能である。コンピューティング装置は既知の汎用装置であってもよい。従って、本発明の方法または装置を具現化するプログラム・コードを提供するプログラム製品を通して本発明の目的を具現化することも可能である。即ち、そのようなプログラム製品も本発明を構成し、そのようなプログラム製品を記憶した記憶媒体も本発明を構成する。明らかに、その記憶媒体は、任意の既知の記憶媒体または今後開発される任意の記憶媒体であってもよい。
【0035】
ソフトウェアおよび/またはファームウェアによって本発明の実施例を具現化する場合、そのソフトウェアを構成するプログラムは、記憶媒体またはネットワークから、専用のハードウェアを有するコンピュータ、例えば、図10に示されるような汎用パーソナル・コンピュータ700にインストールされてもよく、そのコンピュータは、そこに種々のプログラムがインストールされた場合、種々の機能を遂行することが可能である。
【0036】
図10において、中央処理装置(CPU)701は、リード・オンリ・メモリ(ROM)702に格納されたプログラムまたは記憶セクション708からランダム・アクセス・メモリ(RAM)703にロードされたプログラムに基づいて種々の処理を行う。RAM703では、CPU701が種々の処理等を行うときに必要なデータも必要に応じて保存される。CPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704を介して相互に接続される。入出力インタフェース705もバス704に接続される。
【0037】
入出力インタフェース705には下記のコンポーネント、即ち、キーボード、マウス等を含む入力セクション706、 陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)等のようなディスプレイおよびスピーカ等を含む出力セクション707、ハード・ディスク等を含む記憶装置セクション708、並びにLANカード、モデム等のようなネットワーク・インターフェース・カードを含む通信セクション709が接続される。通信セクション709は、インターネットのようなネットワークを介して通信処理を行う。
【0038】
ドライブ710も、必要に応じて、入出力インタフェース705に接続される。磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等のような取外し可能媒体711が、必要に応じて、ドライブ710にインストールされ、その結果、そこから読まれたコンピュータ・プログラムが、必要に応じて、記憶装置セクション708にインストールされ得る。
【0039】
上記の一連の処理がソフトウェアで具現化される場合、そのソフトウェアを構成するプログラムが、インターネットのようなネットワークまたは取外し可能媒体711のような記憶媒体からインストールされてもよい。
【0040】
記憶媒体は、図10に示されるようにプログラムを格納され、そのプログラムを提供する装置からユーザに個別に配布される取外し可能媒体711に限定されない、ということは当業者には明らかであろう。取外し可能媒体711の例は、磁気ディスク(フロッピ・ディスク(商標)を含む)、光ディスク(コンパクト・ディスク・リード・オンリ・メモリ(CD−ROM)およびDVDを含む)、光磁気ディスク(ミニ・ディスク(MD)(商標)を含む)、および半導体メモリを含む。それとは別に、記憶媒体は、ROM702、記憶装置セクション708に内蔵されたハード・ディスク等であってもよく、それはプログラムをそこに格納され、それらを含む装置と共にユーザに配布されるものである。
【0041】
本発明の装置および方法では、明らかに、コンポーネントまたはステップが分解され、および/または、再結合され得るということにも留意されたい。その分解および/または再結合は、本発明の等価な解決策であると考えるべきである。更に、上記の一連の処理を行うステップは自然な説明順に順次行なわれ得るが、必ずしもそのように行なわれなくてもよい。幾つかのステップが並行して行なわれてもよく、相互に無関係に行なわれてもよい。
【0042】
本発明およびその利点を詳細に説明したが、種々の修正、結合、副次的結合、および代替が、それらが「特許請求の範囲」またはその均等物の範囲内にある限り、設計および他の要因次第で生じ得る、ということも当業者には明らかであろう。更に、「含む」という用語は、一連の要素を含むプロセス、方法、物、または装置がこれらの要素を含むのみならず、明示的に挙げられてない他の要素またはそれらに固有の他の要素も含み得るように、非排他的な包含もカバーすることを意図している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のグラフ・コンポーネントを含む分断された動的ネットワークのために表示領域においてレイアウトを行う方法であって、
前記複数のグラフ・コンポーネントをそれらの重要度に従ってソートするステップと、 ソートされた複数のグラフ・コンポーネントを第1サブセットSおよび第2サブセットSに、それらの重要度の順に従って分割するために第1分割を行うステップであって、前記第1サブセットSは少なくとも最も重要なグラフ・コンポーネントを含む、ステップと、
前記第1サブセットSを上位サブセットCおよび下位サブセットCに、それらの重要度の順に従って分割するために第2分割を行うステップであって、前記上位サブセットCは前記最も重要なグラフ・コンポーネントのみを含む、ステップと、
前記第1サブセットSおよび前記第2サブセットSの重要度の値に従って比例的に前記表示領域を表示部分S'およびS'に分割するステップと、
前記上位サブセットCおよび前記下位サブセットCの重要度の値に従って比例的に前記表示部分S'を表示部分C'およびC'に分割するステップと、
前記表示部分C'のアスペクト比が1に近くなるまで、前記第1分割および前記第2分割、並びに前記表示領域の対応する分割を反復的に実行するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第2サブセットSを左サブセットCおよび右サブセットCに分割するために第3分割を行うステップであって、前記左サブセットCの重要度は前記右サブセットCの重要度に近い、ステップと、
前記表示部分C'およびC'以外の表示部分を前記左サブセットCおよび前記右サブセットCの重要度の値に従って比例的に表示部分C'およびC'に分割するステップと
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記表示部分C'は前記表示領域の中央にある、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記表示部分C'は前記表示部分C'の下にある、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記表示部分C'およびC'はそれぞれ前記表示部分C'の両側にある、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記表示部分C'、C'、およびC'の幅が高さよりも大きい場合、前記下位サブセットC、前記左サブセットC、および前記右サブセットCの各々に1つのグラフ・コンポーネントしか残らなくなるまで、前記下位サブセットC、前記左サブセットC、または前記右サブセットCに対して前記第1分割、前記第2分割、および前記第3分割を反復的に行ない、
前記表示部分C'、C'、およびC'の幅が高さよりも小さい場合、前記表示部分C'、C'、およびC'を90度回転させ、前記下位サブセットC、前記左サブセットC、および前記右サブセットCの各々に1つのグラフ・コンポーネントしか残らなくなるまで、前記下位サブセットC、前記左サブセットC、または前記右サブセットCに対して前記第1分割、前記第2分割、および前記第3分割を反復的に行う
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記表示領域の分割の情報を保管するためにトリプル・ツリー構造が使用される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
分断された動的ネットワークのために表示領域においてレイアウトを行うシステムであって、
複数のグラフ・コンポーネントをそれらの重要度に従ってソートするためのコンポーネント・ソート手段と、
ソートされた複数のグラフ・コンポーネントを第1サブセットSおよび第2サブセットSに、それらの重要度の順に従って分割するために第1分割を行うための第1分割手段であって、前記第1サブセットSは少なくとも最も重要なグラフ・コンポーネントを含む、第1分割手段と、
前記第1サブセットSを上位サブセットCおよび下位サブセットCに、それらの重要度の順に従って分割するために第2分割を行うための第2分割手段であって、前記上位サブセットCは前記最も重要なグラフ・コンポーネントのみを含む、第2分割手段と、
前記第1サブセットSおよび前記第2サブセットSの重要度の値に従って比例的に前記表示領域を表示部分S'およびS'に分割するための第1表示領域分割手段と、
前記上位サブセットCおよび前記下位サブセットCの重要度の値に従って比例的に前記表示部分S’を表示部分C'およびC'に分割するための第2表示領域分割手段と、
前記表示部分C'のアスペクト比が1に近くなるまで、前記第1分割および前記第2分割、並びに前記表示領域の対応する分割を反復的に実行するための実行手段と
を含む、システム。
【請求項9】
前記第2サブセットSを左サブセットCおよび右サブセットCに分割するための第3分割手段であって、前記左サブセットCの重要度は前記右サブセットCの重要度に近い、第3分割手段と、
前記表示部分C'およびC'以外の表示部分を前記左サブセットCおよび前記右サブセットCの重要度の値に従って比例的に表示部分C'およびC'に分割するための第3表示部分分割手段と
を更に含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記表示部分C'は前記表示領域の中央にある、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記表示部分C'は前記表示部分C'の下にある、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
前記表示部分C'およびC'はそれぞれ前記表示部分C'の両側にある、請求項9に記載のシステム。
【請求項13】
前記表示部分C'、C'、およびC'の幅が高さよりも大きい場合、前記下位サブセットC、前記左サブセットC、および前記右サブセットCの各々に1つのグラフ・コンポーネントしか残らなくなるまで、前記下位サブセットC、前記左サブセットC、または前記右サブセットCに対して前記第1分割、前記第2分割、および前記第3分割を反復的に行ない、
前記表示部分C'、C'、およびC'の幅が高さよりも小さい場合、前記表示部分C'、C'、およびC'を90度回転させ、前記下位サブセットC、前記左サブセットC、および前記右サブセットCの各々に1つのグラフ・コンポーネントしか残らなくなるまで、前記下位サブセットC、前記左サブセットC、または前記右サブセットCに対して前記第1分割、前記第2分割、および前記第3分割を反復的に行う
請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記表示領域の分割の情報を保管するためにトリプル・ツリー構造が使用される、請求項13に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−262634(P2010−262634A)
【公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−81618(P2010−81618)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【Fターム(参考)】