説明

切換弁を有する分注機構

【課題】本発明は、複数のディスポーザブルチップを有する分注ノズル体と分注ピストン機構を互いに独立させてチューブと切換弁で接続することにより、各ディスポーザブルチップにおける吸引及び吐出量を変えることを目的とする。
【解決手段】本発明による切換弁を有する分注機構は、複数の切換弁(205)を有する切換弁体(204)のAポート(204A)及びBポート(204B)に第1、第2分注ノズル体(202,203)を接続し、前記切換弁体(204)に入側チューブ(205A)を介して接続された駆動装置(210)の分注用ピストン(52C)の作動により、各ディスポーザブルチップ(51a,51b)の吸引及び吐出量を変更できる構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、切換弁を有する分注機構に関し、特に、複数のディスポーザブルチップを有する分注ノズル体と分注ピストン機構を互いに独立させてチューブと切換弁で接続することにより、各ディスポーザブルチップにおける吸引及び吐出量を変えることができるようにするための新規な改良に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、用いられていたこの種の切換弁を有する分注機構としては、例えば、後述の特許文献1に開示された機構を挙げることができる。
すなわち、図3及び図4において符号1で示されるものは全体形状がほぼ箱形をなすケーシングであり、このケーシング1には、図4に示されるように、回転形の第1、第2クラッチ2、3及び駆動モータ4が設けられている。
【0003】
前記第1クラッチ2の上部には第1プーリ5が設けられ、その下部にはタイミングプーリ6が設けられている。
前記第2クラッチ3の上部には第2プーリ7が設けられ、その下部には第3プーリ8が設けられている。
【0004】
前記タイミングプーリ6と第3プーリ8とは第1タイミングベルト9によって連結されており、前記第1プーリ5は前記ケーシング1に回転自在に設けられたピッチ可変用駆動ネジ10の上部の第4プーリ11に第2タイミングベルト12を介して連結され、前記第2プーリ7は前記ケーシング1に回転自在に設けられた分注ピストン用駆動ネジ13の上部の第5プーリ14に第3タイミングベルト15を介して連結されている。
【0005】
前記ピッチ可変用駆動ネジ10には、このピッチ可変用駆動ネジ10と螺合するナットに連結シャフト保持ブロック16が固定されており、この連結シャフト保持ブロック16は前記ケーシング1にその上下方向に沿って設けられた第1直線軌道20によって上下動、すなわち、昇降自在に設けられている。
【0006】
前記分注ピストン用駆動ネジ13の上部には、この分注ピストン用駆動ネジ13と螺合するナットにピストン保持ブロック21が固定されており、このピストン保持ブロック21は前記ケーシング1にその上下方向に沿って設けられた第2直線軌道22によって上下動、すなわち、昇降自在に設けられている。
【0007】
前記ピッチ可変用駆動ネジ10の下部は、前記ケーシング1の下部から水平方向に延設された保持板23に設けられた第1軸受24に回転自在に保持され、前記連結シャフト保持ブロック16から下方に向けて設けられた連続シャフト25の下端には連結部材26を介して複数の傾斜溝カム30aを有する溝カム体30が接続されている。
【0008】
前記溝カム体30は図3に示されるように互いに対向配置の一対よりなり、図5に示すように、各溝カム体30は一対の連結板31によって全体形状が枠型となるように構成され、前記連結板31の中央内側に設けられた溝カム用ガイド32は、前記ケーシング1に固定されて前方へ突出して形成され全体形状がほぼ箱形をなす保持体33の前板34の中央位置に上下方向に沿って形成された溝カム案内用直線軌道35に係合して前記連結板31と共に上下動すなわち昇降可能に構成されている。
【0009】
前記分注ピストン用駆動ネジ13の下部は、前記保持体33の上板36に設けられた第2軸受37に回転自在に軸支されており、前記ピストン保持ブロック21に設けられた分注ピストン体40は、前記上板36の筒状ガイド41を貫通して前記上板36の下方へ延設されて横長形状の枠状ガイド42に接続されている。
【0010】
前記保持体33は、図5に示されるように、前記前板34と同様に後板34aが設けられ、図3で示した溝カム案内用直線軌道35が同様に設けられている。
従って、前記連結板31も図5で示されるように設けられており、一対の前記各溝カム体30は、前記各連結板31によって接続されていることにより、平面的にみると四角形の枠型に構成されて前記保持体33の外側で昇降自在に配設されている。
【0011】
前記枠状ガイド42に接続された分注ピストン体40の両側には、一対のガイド棒40a,40bが植立して設けられ、この各ガイド棒40a、40bは、前記上板36に設けられた一対のガイドブッシュ41a、41bを介して上方に摺動自在に突出し、前記枠状ガイド42の位置決めを行うように構成されている。
【0012】
前記保持体33の下部には、前記前板34及び後板34a間に支持されピッチ可変用直線軌道を形成するための複数の横棒50が固定して設けられ、この各横棒50には、ディスポーザブルチップ51aを有するノズル51を各々下部に有する複数のシリンダブロック52が横方向に沿って移動可能に並設されている。
【0013】
前記各シリンダブロック52の上部には、前記各傾斜溝カム30aと係合するカムフォコワ52aが設けられると共に、各々分注ピストン53が挿入自在に設けられ、各分注ピストン53の昇降によって各ノズル51に取付けられたディスポーザブルチップ51d内に液体を吸引するか、又は各ディスポーザブルチップ51d内の液体を吐出することができるように構成されている。
【0014】
前記枠状ガイド42は、図3及び図4並びに図7で示されるように、第1ガイド片42a及び第2ガイド片42bで構成されると共に、各ガイド片42a、42b間に間隔Dを有する隙間60が形成され、この隙間60内には前記各分注ピストン53の上部に回転自在に設けられたベアリングからなるローラ61が矢印Gで示す水平方向に移動することができるように係合して組合わせられている。
尚、前記間隔Dは、ローラ61の外径に対して分注量に極力影響しない隙間60となるように構成されている。
【0015】
次に、全体の動作について述べるが、その前に、前記分注ロボット106、107の動作について述べる。まず、図3の状態は、各シリンダブロック52に対して溝カム体30を最上部に移動させて各シリンダブロック52を互いに接合させた最も各ノズル51の各ピッチが小さい状態を示している。
次に、前述の状態において、前記各ノズル51の各ピッチを大きくする場合、まず、前記第2クラッチ3をオフとした状態で、予め図示しない制御部側で設定された設定ピッチの指令に基づいて駆動モータ4が駆動されると、第1クラッチ2を介して第1プーリ5が回転し、この回転は、第2タイミングベルト12及び第4プーリ11を介してピッチ可変用駆動ネジ10が回転する。
【0016】
前記ピッチ可変用駆動ネジ10の回転により、連結シャフト保持ブロック16が降下し、連結シャフト25及び連結部材26を介して溝カム体30が同時に降下かる。
前記溝カム体30の降下により、各傾斜溝カム30aに係合する各シリンダブロック52の各カムフォロワ52aは、各傾斜溝カム30aの溝カム形状に沿って外側方向に移動させられ、各シリンダブロック52及びノズル51が、前記設定ピッチとなった状態で駆動モータ4の駆動が停止される。
【0017】
次に、前述の状態で、第1クラッチ2がオフとなり、第2クラッチ3がオンとなると、駆動モータ4の駆動は第1タイミングベルト9を介して、第3プーリ8、第2クラッチ3、第2プーリ7、第3タイミングベルト15及び第5プーリ14を介して分注ピストン用駆動ネジ13に伝達され、この分注ピストン用駆動ネジ13の回転によってピストン保持ブロック21が昇降する。
【0018】
前記ピストン保持ブロック21と連動して分注ピストン体40の昇降により、各分注ピストン53が各シリンダブロック52に対して昇降を行うことができる。
前記各シリンダブロック52の各ノズル51のディスポーザブルチップ51aを液槽(図示しない)内に浸漬した状態で、前述の各分注ピストン53の上昇動作を行うと、液の吸引が行われ、液の吸引後に前記各分注ピストン53の降下動作を行うと、各ノズル51のディスポーザブルチップ51aからの液の吐出、すなわち、他の場所への液の分注を行うことができる。
従って、各分注ロボット106、107の構成においては、一対のクラッチ2、3を用いて1個のみの駆動モータ4の回転を、ピッチ可変用駆動ネジ10と分注ピストン用駆動ネジ13に選択的に供給しているため、駆動源としては1個の駆動モータ4のみで分注とピッチ可変の2系統の動作を選択的に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0019】
【特許文献1】特開2007−139635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
従来の分注機構は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、多チャンネルのノズルを一枚の傾斜溝カムを用いて同時に昇降させる構成であるため、各チャンネル毎の吸引及び吐出量を変えることができなかった。
また、一つの装置によって、異なる容量のチップを使用する場合、装着することが難しいため、必要とする容量毎別に複数の分注ピストン機構を用いなければならなかった。
【課題を解決するための手段】
【0021】
本発明による分注機構は、複数の第1ディスポーザブルチップを有する第1分注ノズル体と、前記各第1ディスポーザブルチップに第1出側チューブを介して各々接続された複数の切換弁を有する切換弁体と、前記各切換弁に入側チューブを介して各々接続された複数のシリンダを有するシリンダブロックと、前記各シリンダに接続された複数の分注用ピストンと、前記各分注用ピストンを保持するためのピストン保持ブロックと、前記ピストン保持ブロックを介して前記各分注用ピストンを作動させるための駆動装置と、を備え、前記各切換弁の開閉により、前記各ディスポーザブルチップにおける吸引及び吐出の量を変えることができる構成であり、また、前記切換弁体の前記各切換弁に第2出側チューブを介して接続された複数の第2ディスポーザブルチップを有する第2分注ノズル体と、を備え、前記各切換弁の開閉により、前記各分注ノズル体の各ディスポーザブルチップにおける吸引及び吐出の量を変えることができる構成であり、また、前記駆動装置は、前記ピストン保持ブロックを直動案内するための直線軌道を有するサポートユニットと、前記サポートユニットに設けられ前記ピストン保持ブロックを直動させるためのボールネジと、前記ボールネジにカップリングを介して接続された駆動モータと、からなる構成である。
【発明の効果】
【0022】
本発明による分注機構は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、複数の第1ディスポーザブルチップを有する第1分注ノズル体と、前記各第1ディスポーザブルチップに第1出側チューブを介して各々接続された複数の切換弁を有する切換弁体と、前記各切換弁に入側チューブを介して各々接続された複数のシリンダを有するシリンダブロックと、前記各シリンダに接続された複数の分注用ピストンと、前記各分注用ピストンを保持するためのピストン保持ブロックと、前記ピストン保持ブロックを介して前記各分注用ピストンを作動させるための駆動装置と、を備え、前記各切換弁の開閉により、前記各第1ディスポーザブルチップにおける吸引及び吐出の量を変えることができることにより、各チャンネル、すなわち、各ディスポーザブルチップ毎の吸引及び吐出の量を変えることができ、1台の分注機構で多くの要求に応えることができる。
また、前記切換弁体の前記各切換弁に第2出側チューブを介して接続された複数の第2ディスポーザブルチップを有する第2分注ノズル体と、を備え、前記各切換弁の開閉により、前記各分注ノズル体の各ディスポーザブルチップにおける吸引及び吐出の量を変えることができることにより、従来よりも多くのチャンネルの吸引と吐出ができる。
また、前記駆動装置は、前記ピストン保持ブロックを直動案内するための直線軌道を有するサポートユニットと、前記サポートユニットに設けられ前記ピストン保持ブロックを直動させるためのボールネジと、前記ボールネジにカップリングを介して接続された駆動モータと、からなることにより、多チャンネルのディスポーザブルチップの同時あるいは個別の吐出及び吸入を離れた場所からでも行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明による切換弁を有する分注機構を示す構成図である。
【図2】図1の矢視A図である。
【図3】従来の分注機構を示す斜視図である。
【図4】図3の矢視A図である。
【図5】図3の要部の断面図である。
【図6】図3の矢視B図である。
【図7】図5のC部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明は、複数のディスポーザブルチップを有する分注ノズル体と分注ピストン機構を互いに独立させてチューブと切換弁で接続することにより、各ディスポーザブルチップにおける吸引及び吐出量を変えることができるようにした切換弁を有する分注機構を提供することを目的とする。
【実施例】
【0025】
以下、図面と共に本発明による切換弁を有する分注機構の好適な実施の形態について詳細に説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
図1において符号200で示されるものは、分注ノズル機構であり、この分注ノズル機構200は、主として、第1分注ノズル体202、第2分注ノズル体203及び切換弁体204とから構成されている。
【0026】
前記切換弁体204は、Aポート204A及びBポート204Bを有する複数の切換弁205から構成され、この各切換弁205は、Aポート204AとBポート204Bが形成されているため、2ポート式で構成されている。
【0027】
前記切換弁体204の各切換弁205の各Aポート204Aに接続された各第1出側チューブ206は、前記第1分注ノズル体202の各第1ノズル51に接続され、各第1ノズル51には第1ディスポーザブルチップ51aが接続されている。
尚、各第1ディスポーザブルチップ51aは多チャンネルA〜Hを構成し、この多チャンネルA〜Hは各切換弁205の多チャンネルA〜H表示と一致して連通している。
【0028】
前記切換弁体204の各切換弁205の各Bポート204Bに接続された各第2出側チューブ206Aは、前記第2分注ノズル体203の各第2ノズル52が接続され、各第2ノズル52には第2ディスポーザブルチップ51bが接続されている。
尚、各第2ディスポーザブルチップ51bは多チャンネルI〜Pを構成し、この多チャンネルI〜Pは各切換弁205の多チャンネルI〜Pと一致して連通している。
【0029】
前記切換弁体204の各切換弁205は、入側チューブ205Aを介して前記分注ピストン機構201の駆動装置210のシリンダブロック52Aの各シリンダ52Bに各々独立して接続され、各シリンダ52Bには分注用ピストン52Cが出入自在に設けられている。
【0030】
前記駆動装置210は、全体形状がブロック状の本体211によって構成され、この本体211の上部には前記シリンダブロック52Aが設けられ、前記各分注用ピストン52Cは、前記本体211に設けられた直線軌道212によって往復直動自在なピストン保持ブロック213に接続されている。
【0031】
前記ピストン保持ブロック213の下方位置には、サポートユニット214及びカップリング215を介して駆動モータ4が設けられ、前記サポートユニット214に支持され前記駆動モータ4によって回転するボールネジ216は、前記ピストン保持ブロック213の下部に設けられたボールネジナット217と螺合した後に前記ピストン保持ブロック213の上方に延出している。
【0032】
図2は、図1の矢視Aを示すもので、前記シリンダブロック52Aに設けられた各シリンダ52Bに挿入された各分注用ピストン52Cは、前記シリンダブロック52Aに設けられたシール52Dにより水密状に構成されている。
【0033】
前述の構成において、前記各分注ノズル体202、203の各ディスポーザブルチップ51a、51bに対して等量の検体(液体)等の吸引を行う場合は、前記切換弁体204の各切換弁205の各チャンネルA〜Pの全ポート204A、204Bを全開とし、前記駆動モータ4を駆動することにより、駆動装置210の各分注用ピストン52Cが作動し、各ディスポーザブルチップ51a、51bの全チャンネルA〜Pにおける等量の吸引を行うことができる。
尚、前述の場合、吸引を行う場合について述べたが、吐出の場合も各分注用ピストン52Cの動作方向が逆方向になるのみで動作状態は同一であるため、ここでは省略するものとする。
【0034】
また、前記各ディスポーザブルチップ51a、51bにおける各チャンネルA〜Pで特定のチャンネル毎に吸引及び吐出量を変える場合には、前記各切換弁205の予め設定したチャンネルのみの開閉及び分注用ピストン52Cのストローク動作の可変によって吸引、吐出量を変えることができる。
また、特定のチャンネルのみの吸引量を変えるように前記分注用ピストン52Cのストロークを制御することによって簡単に吸引及び吐出量を変えることができる。
尚、前述の前記切換弁体204の各切換弁205の各チャンネルA〜Pにおける開閉制御は、図示しない制御装置によって制御されるように構成されている。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明による切換弁を有する分注機構は、DNA用の試液に限らず、一般薬品及び食品等の試液の分注に適用可能である。
【符号の説明】
【0036】
4 駆動モータ
51 第1ノズル
51a 第1ディスポーザブルチップ
51b 第2ディスポーザブルチップ
52 第2ノズル
52A シリンダブロック
52B シリンダ
52C 分注用ピストン
200 分注ノズル機構
201 分注ピストン機構
202 第1分注ノズル体
203 第2分注ノズル体
204 切換弁体
204A Aポート
204B Bポート
205 切換弁
205A 入側チューブ
206 第1出側チューブ
206A 第2出側チューブ
210 駆動装置
211 本体
212 直線軌道
213 ピストン保持ブロック
214 サポートユニット
215 カップリング
216 ボールネジ
217 ボールネジナット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の第1ディスポーザブルチップ(51a)を有する第1分注ノズル体(202)と、前記各第1ディスポーザブルチップ(51a)に第1出側チューブ(206)を介して各々接続された複数の切換弁(205)を有する切換弁体(204)と、前記各切換弁(205)に入側チューブ(205A)を介して各々接続された複数のシリンダ(52B)を有するシリンダブロック(52A)と、前記各シリンダ(52B)に接続された複数の分注用ピストン(52C)と、前記各分注用ピストン(52C)を保持するためのピストン保持ブロック(213)と、前記ピストン保持ブロック(213)を介して前記各分注用ピストン(52C)を作動させるための駆動装置(210)と、を備え、
前記各切換弁(205)の開閉により、前記各ディスポーザブルチップ(51a,51b)における吸引及び吐出の量を変えることができることを特徴とする切換弁を有する分注機構。
【請求項2】
前記切換弁体(204)の前記各切換弁(205)に第2出側チューブ(206A)を介して接続された複数の第2ディスポーザブルチップ(51b)を有する第2分注ノズル体(203)と、を備え、前記各切換弁(205)の開閉により、前記各分注ノズル体(202,203)の各ディスポーザブルチップ(51a,51b)における吸引及び吐出の量を変えることができることを特徴とする請求項1記載の切換弁を有する分注機構。
【請求項3】
前記駆動装置(210)は、前記ピストン保持ブロック(213)を直動案内するための直線軌道(212)を有するサポートユニット(214)と、前記サポートユニット(214)に設けられ前記ピストン保持ブロック(213)を直動させるためのボールネジ(216)と、前記ボールネジ(216)にカップリング(215)を介して接続された駆動モータ(4)と、からなることを特徴とする請求項1又は2記載の切換弁を有する分注機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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