説明

制御機器

【課題】レールと略コの字状のブラケットとの両方に固定可能な制御機器を提供する。
【解決手段】筐体11の後面には、レール100の一方の係止片103を係止する係止爪116と、係止爪116の下方に位置して上下方向にスライド自在に設けられるスライド部材12とが配設され、スライド部材12は、レール100の他方の係止片103を係止する係止部12dを有し、スライド部材12の下端が、筐体11の下面から下方に突出する第一の位置と、第一の位置よりも下方の第二の位置と、第一の位置より上方でスライド部材12の全体が筐体11の上下側面間に位置する第三の位置との間をスライドし、スライド部材12を第一の位置とすることで筐体11がレール100に固定され、第二の位置へスライドすることによって、レール100に対する係止が解除され、第三の位置へスライドすることで、ブラケット200を用いて筐体11を固定することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えばDINレールのような、幅方向の両側縁からそれぞれ外向きに延設された係止片を有するレールに、略直方体状の筐体が取り付けられる制御機器が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
上記レールは、長尺矩形板状の基板と、基板の各長辺から当該基板に対して略垂直に延設されて互いに対向する一対の延設片と、各延設片の先端が当該延設片に対して略直角に折曲されて互いに離れる方向へ形成される一対の係止片とを備えている。
【0004】
また、上記筐体は、一面がレールの基板と対向して当該一面には、レールの一方の係止片を係止する係止爪が形成されている。更に、筐体の一面には、係止爪に並設され、レールの他方の係止片を係止する係止部が一端に形成されたスライド部材が設けられている。
【0005】
スライド部材は、上記並設方向にスライド自在に配設され、係止部がレールの他方の係止片を係止する係止位置と、当該係止位置よりも上記並設方向の一方側の位置で係止部がレールの他方の係止片の係止を解除する解除位置との間を移動する。ここで、スライド部材は、係止位置と解除位置とのいずれに位置する場合にも、その他端が、上記並設方向における、筐体の一方側の側面よりも外側へ突出している。
【0006】
また、上記レールの他に制御機器を保持するための保持具として、筐体の一面に対向する略矩形板状のベース板と、ベース板の長手方向の両端側からベース板に対して略垂直に延設された一対の保持片とを有した略コの字状のブラケットがある。そして、上記ブラケットを用いて制御機器を保持する場合、上記長手方向において一対の保持片で筐体を保持する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2004−259900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記略コの字状のブラケットを用いて上記制御機器を保持しようとした場合、スライド部材が、一方の保持片に干渉して、筐体をブラケットに固定することができないといった問題があった。
【0009】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、レールと略コの字状のブラケットとのいずれに対しても固定可能な制御機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために本発明の制御機器は、函体状の筐体を有する制御機器であって、前記筐体は、幅方向の両側縁からそれぞれ外向きに係止片が延設されて前記筐体の一面に対向するレールと、前記筐体の一面に対向する基部及び当該基部から延設されて前記筐体の互いに対向する一対の側面に各々対向して当該筐体を保持する一対の保持片から略コの字状に形成されるブラケットとのいずれか一方に固定され、前記筐体の一面には、前記レールの一方の係止片を係止する係止爪と、前記一対の側面の対向方向である一方向において前記係止爪よりも一方側に位置して当該係止爪に並設され、前記一方向にスライド自在に設けられるスライド部材とが配設され、前記スライド部材は、前記レールの他方の係止片を係止する係止部を有し、少なくとも前記スライド部材の一部が、前記一対の側面の内で前記一方向の一方側に位置する第一の側面よりも外側に突出する第一の位置と、当該第一の位置よりも前記一方向の一方側に位置して少なくともその一部が前記第一の側面よりも外側に突出する第二の位置と、前記第一の位置よりも前記一方向の他方側に位置して前記スライド部材の全体が前記一対の側面間に位置する第三の位置との間をスライドし、前記筐体が前記レールに固定される場合、前記スライド部材が前記第一の位置に位置し、前記係止爪が前記レールの一方の係止片を係止して前記スライド部材の係止部が前記レールの他方の係止片を係止し、前記スライド部材を前記第一の位置から前記第二の位置へスライドすることによって、前記スライド部材の係止部による前記レールの他方の係止片に対する係止が解除され、前記筐体が前記ブラケットに固定される場合、前記スライド部材が前記第三の位置に位置し、前記ブラケットの一対の保持片が前記筐体の一対の側面に各々対向して当該筐体を保持することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明では、レールと略コの字状のブラケットとの両方に固定可能な制御機器を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態1における制御機器の概略図を示す。
【図2】同上における制御機器の分解斜視図を示す。
【図3】同上における制御機器の要部分解斜視図を示す。
【図4】同上における制御機器の要部分解斜視図を示す。
【図5】同上における制御機器の後面図を示す。
【図6】同上における制御機器の後面図を示す。
【図7】同上における制御機器の後面図を示す。
【図8】同上における制御機器の要部分解斜視図を示す。
【図9】同上における制御機器の要部概略図を示す。
【図10】同上における制御機器の概略斜視図を示す。
【図11】同上における制御機器の斜視図を示す
【図12】同上における制御機器の後面図を示す。
【図13】同上における制御機器を保持するブラケットの斜視図を示す。
【図14】同上における制御機器をブラケットで保持した際の要部断面図を示す。
【図15】同上における制御機器の概略結線図を示す。
【図16】同上における制御機器の概略ブロック図を示す。
【図17】本発明の実施形態2における制御ユニットの斜視図を示す。
【図18】同上における制御ユニットの概略斜視図を示す。
【図19】同上における制御ユニットの概略結線図を示す。
【図20】同上における制御ユニットの概略ブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
(実施形態1)
本実施形態の制御機器Aについて図1〜16を用いて説明を行う。なお、以下、図2における上下左右を基準とし、上下左右方向と直交する方向を前後方向として説明を行う。
【0015】
本実施形態の制御機器Aは、図2に示すように、筐体ユニット1と、操作表示ユニット2と、端子ユニット3と、外部接続ユニット4と、電源ユニット5とを備え、端子ユニット3に接続される図示しない負荷の使用電力を表示する電力計として用いられる。
【0016】
操作表示ユニット2は、図2に示すように、液晶パネル21と、一対のゴムコネクタ22と、リフレクタ23と、複数(本実施形態では3つ)の操作スイッチ24と、ソケットコネクタ25と、基板26と、バックアップ電池34とからなる。
【0017】
液晶パネル21は、略矩形板状に形成されて後面の上端及び下端に段部21aが形成されている。
【0018】
ゴムコネクタ22は、内部に導体が埋設された略直方体状のゴムから形成されている。そして、一対のゴムコネクタ22は、図8に示すように、上下に並設されてその一端部が液晶パネル21の段部21aに各々当接し、他端部が基板26の前面に当接して当該基板26と液晶パネル21とに狭持される。その際、ゴムコネクタ22の一端部及び他端部が基板26及び液晶パネル21に各々圧接し、ゴムコネクタ23に埋設された導体が当該ゴムコネクタ22の一端部及び他端部から外部に露出する。そして、当該導体が、液晶パネル21の図示しない接続端子、及び基板26の前面に形成される回路パターンに接触して、液晶パネル21と基板26とが電気的に接続される。
【0019】
また、液晶パネル21と基板26との間には、リフレクタ23が介装されている。ここで、リフレクタ23の前面には、略矩形状の拡散シート27が配設されており、当該拡散シート27は、リフレクタ23の後面側に配設される図示しない光源から照射される光を拡散して液晶パネル21に照射する。また、リフレクタ23の左右側面からは、後方へ向けて突出する係止片23aが各々形成されており、当該係止片23aに形成された係止孔23bに、基板26の左右側縁に各々形成された係止突部26aが係合することで、リフレクタ23が基板26に固定される。
【0020】
操作スイッチ24は、所謂押釦スイッチが用いられ、基板26の前面において、下側のゴムコネクタ22の下方に左右に3つ並設される。ここで、操作スイッチ24には、前後方向に押圧操作可能な円柱状の操作部24aが設けられている。
【0021】
ソケットコネクタ25は、基板26において、操作スイッチ24の下方に左右に2つ並設されている。ここで、ソケットコネクタ25は、下面が開口した略矩形箱型に形成されており、その内部には、基板26の回路パターンに接続する図示しないコネクタ端子が突出している。
【0022】
また、図3に示すように、基板26の後面には、図示しない接続ケーブルの一端が挿着する接続コネクタ261が実装されている。更に、基板26には、バックアップ電池34と回路とを接続する電極314が固定されている。
【0023】
端子ユニット3は、図2、3に示すように、操作表示ユニット2の後方に配設され、基板26の後面に対向する基板31と、基板31の前面上端に実装される端子台32と、基板31の前面下端に実装される端子台33とから構成される。
【0024】
基板31は、略矩形板状に形成されて端子台32、33の各端子部と接続する回路が形成される。また、基板31の右端略中央には、基板26の下面に実装される電子部品との干渉を避けるために、略半円状の切り欠き部31aが形成されている。更に、基板31の後面右端側には、接続コネクタ311、312が実装され、後面左端には、基板31に形成された回路パターンに接続した複数の接続ピン313が側縁に沿って並設されている。
【0025】
端子台32は、所謂ねじ端子部32aが左右に4つ並設され、当該端子部32a間には当該端子部32a間を隔離するための隔壁32bが各々立設されている。
【0026】
端子部33は、左右に並設された4つのねじ端子部33aと、当該ねじ端子部33aの下方に左右に並設された3つのねじ端子部33bとから構成される。そして、各ねじ端子部33a間及び各ねじ端子部33b間には、当該各ねじ端子部33a間及び各ねじ端子部33b間を各々隔離するための隔壁33cが立設されている。
【0027】
外部接続ユニット4は、図2、3に示すように、操作表示ユニット2及び端子ユニット3の右側に配設され、当該操作表示ユニット2及び端子ユニット3に左面が対向する基板41と、当該基板41に実装されるカードスロット42とから構成される。
【0028】
基板41は、略矩形板状に形成され、右面にカードスロット42と、ミニUSBコネクタ43と、後述する子機との接続に用いられる連結用コネクタ44とが実装されている。また、基板41の左面には、基板31に実装された接続コネクタ311、312に着脱自在に接続される接続コネクタ411、412が実装されている。加えて、基板41の左面には、基板26に実装された接続コネクタ261と図示しないケーブルを介して接続される接続コネクタ413が実装されている。
【0029】
また、基板41の上下両側縁の略中央には、略矩形状の切り欠き41aが各々形成されており、切り欠き41aに、基板31の右側縁から突設される一対の係止突片31bが嵌まり込むことで、外部接続ユニット4と端子ユニット3との間の位置決めがなされる。
【0030】
電源ユニット5は、電源回路が形成された基板51から構成され、当該基板51の左端には、左側縁に沿って接続孔52aが複数並設された接続コネクタ52が実装されている。ここで、各接続孔52a内には、基板51の電源回路と導通する図示しない接続端子が突出しており、各接続孔タ52aに端子ユニット3の接続ピン313が各々挿着されることで端子ユニット3と電源ユニット5とが導通接続される。
【0031】
また、基板51は、左端に略半円状の一対の切り欠き51aが形成され、更に、右端からは略矩形状の突片511が突設されて、当該突片511の先端には略半円状の切り欠き51bが形成される。更に、基板51の右上及び左下の角部近傍には挿通孔51cが各々形成されている。
【0032】
筐体ユニット1は、図2に示すように、略矩形箱型の筐体11と、スライド部材12と、端子カバー13、14,15と、前面カバー16とを備える。
【0033】
筐体11は、前面が開口した中空略矩形箱型のケース本体110と、ケース本体110の前面に覆設される後面が開口した中空略矩形箱型のケースカバー120とから構成される。そして、筐体11は、所謂分電盤協約寸法(分電盤の内器の規格としてJIS規格に定められた寸法)の2連型と同様の外形寸法に設定されている。
【0034】
ケース本体110は、図4に示すように、その底面111の左上及び右下の角部近傍に、内径部にねじ溝が形成された略円筒状の突部11aがそれぞれ形成され、更に、底面右上及び左下には角部近傍には、略十字状の突部11cがそれぞれ形成されている。ここで、突部11aは、その外周面の基端側に前後方向に沿うリブ11bが形成されており、当該リブ11bは、突部11aの外周方向に略等間隔に4つ形成されている。また、突部11cの先端には、基端側に比べて外径の小さい略十字状の突片11dが形成されている。
【0035】
更に、一対の突部11bの近傍には、当該突部11bよりも短く内径部にねじ溝が形成された円筒状の突部11eがそれぞれ形成されている。加えて、底面111の右端側には、2つの略十字状の突部11hが上下に並設されている。
【0036】
また、ケース本体110の各側面からは、前方へ向けて突出する一対の係止片11fが形成されており、当該係止片11fには外方向へ向けて突出する係止突部11gが形成されている。更に、ケース本体110の右側面には、ケースカバー120に形成される切り欠き部10cと共にコネクタ接続孔10aを形成する略矩形状の切り欠き11iが形成されている。
【0037】
また、図1に示すように、ケース本体110の後面には、後述するDINレール100を取り付けるためのレール溝112が左右方向に沿って形成されている。また、レール溝112の左右方向における略中央からは、当該レール溝112に直交するスライド溝113が下方へ向けて形成され、レール溝112の底面とスライド溝113とは連続している。ここで、レール溝112の上側側壁には、下方へ向けて突出する略矩形板状の一対の係止爪116が、左右に並設されている。また、係止爪116の近傍には、スライド溝113の底面より後方へ向けて膨出する略三角形状の膨出部117が形成されている。
【0038】
また、スライド溝113は、ケース本体110の下側面からレール溝112に渡って形成されている。そして、スライド溝113の底面には、左右方向において角部P1が互いに対向する略三角柱状の一対の突部114が並設され、当該一対の突部114の下方には、六角形状の突部115が溶接等により固定されている。ここで、突部115は、互いに対向する1組の頂点P2,P3が、左右方向において対向する向きでケース本体110に固定されている。
【0039】
また、スライド溝113の左右各側壁からは、互いに近づく方向へ延設されてスライド溝113の底面との間にガイド溝119を形成する一対のガイド壁118が各々突設されている。
【0040】
そして、スライド溝113には、スライド部材12が上下方向へスライド自在に設けられる。スライド部材12は、略矩形枠型に形成されて、その内周面の上面からは、下方へ向かうに従って前方へ傾斜する押圧片12aが延設されている。また、スライド部材12の内周面の下面からは、上方へ向けて延設されて先端部に前方へ向けて突出する円柱状の係止部12cが形成された一対の係止片12bが並設されている。加えて、スライド部材12は、その左右両端の外縁に内縁側に比べて厚みが薄い摺動部12hが形成されている。更に、スライド部材12の上端からは、後述するDINレール100を係止するためのレール係止片12dが突設されており、スライド部材12の下端には、挿通孔12fが形成された略矩形板状の引き出し部12eが突設されている。また、スライド部材12は、左右両端の下端に摺動部12hよりも厚みの厚い規制部12gがそれぞれ形成されている。
【0041】
そして、スライド部材12は、摺動部12hが、スライド溝113のガイド溝119に挿し入れられ、上下方向へ摺動自在に移動する。ここで、スライド部材12は、図5に示すように、係止部12cが、一対の突部114と突部115との間に位置して後述のDINレール100に係止片12dが係止する係止位置(第一の位置)から、上下方向へスライド可能となっている。
【0042】
そして、係止位置に有るスライド部材12の引き出し部12eを掴んでスライド部材12を下方へ引き下げると、係止部12dによる後述のDINレール100に対する係止が解除される。そして、係止部12cが突部115の外周面上を摺動して一対の係止片12bが互いに離れる方向へ弾性変形し、続いて、係止部12cが突部115の頂点P2,P3を乗り越えて当該頂点P2,P3よりも下方へ移動する。そして、図6に示すように、一対の係止片12bが復元力によって元の形に戻り、スライド部材12は、下限位置(第二の位置)まで移動する。ここで、スライド部材12は、押圧片12aの先端が突部115に当接することで下方への移動が規制される。
【0043】
一方、係止位置に有るスライド部材12を押し上げると、係止部12cが、突部114の下面上を摺動して一対の係止片12bが互いに近づく方向へ弾性変形する。次に、係止部12cが、突部114の角部P1を乗り越えて当該角部P1よりも上方へ移動し、図7に示すように、一対の係止部12bが復元力によって元の形に戻る。また、スライド部材12の引き出し部12eが、筐体11の下面よりも上方の上限位置(第三の位置)まで移動し、筐体11の下面から引き出し部12eが突出しなくなる。そして、スライド部材12は、規制部12gが、ガイド壁118の下端に当接することで上方への移動が規制される。
【0044】
そして、ケース本体110に電源ユニット5を組み付ける際には、基板51の一対の切り欠き51a及び切り欠き51bを、ケース本体110の一対の突部11a及び突部11cが各々挿通する。これにより、ケース本体110に対する基板51の位置決めがなされる。続いて、基板51は、その後面が突部11aのリブ11b、及びケース本体110の突部11eに当接し、基板51の挿通孔51cを挿通して突部11eのねじ溝に締め込まれるねじによって、基板51がケース本体110に固定される。上記により、電源ユニット5が、ケース本体110に固定される。
【0045】
また、ケース本体110の上面及び下面には、略矩形状の一対の係止凹部10hが左右にそれぞれ並設されている。
【0046】
また、端子ユニット3は、図3に示すように、その接続ピン313が電源ユニット5の接続コネクタ52に挿着されることで電源ユニット5に接続する。ここで、端子ユニット3の基板31は、ケース本体110の突部11cと対向する箇所に挿通孔31cが形成され、突部11aと対向する箇所に挿通孔31dが形成されている。そして、突部11cの突片11dが、基板31の挿通孔31cに挿通することでケース本体110に対する基板31の位置決めがなされる、続いて、基板31の挿通孔31dを挿通したねじが、ケース本体110における突部11aのねじ溝にねじ込まれることで、ケース本体110に対して基板31が固定され、端子ユニット3がケース本体110に固定される。
【0047】
また、端子ユニット3の接続コネクタ311,312に、基板41の接続コネクタ411、412が接続することで端子ユニット3と接続する外部接続ユニット4は、ケース本体110の右側面と一対の突部11hとの間に配設される。
【0048】
ケースカバー120は、図8に示すように、後面が開口した略矩形箱型に形成され、前面の略中央が前方へ突出して略直方体状の収納空間12Aが後面側に形成されている。また、ケースカバー120の前面略中央には、矩形状の開口121が形成されている、また、開口121の右隣には、略矩形状のカード挿入孔10eが形成され、カード挿入孔10eの下方には、略台形状のコネクタ接続孔10fが形成されている。
【0049】
そして、ケースカバー120の後面側において、開口121の上縁及び下縁近傍には、当該縁部に沿ってケースカバー120の左右側壁間を接続する矩形板状のリブ124が各々立設されている、加えて、各リブ124の左右両端近傍には、ケースカバー120の左右側壁から立設されてリブ124に対向する狭持片125が設けられている。
【0050】
加えて、下側のリブ124近傍には、3つの挿通孔126が左右に並設されており、更に、3つの挿通孔126の下方には、内径部にねじ溝が形成された一対の円筒状の突部127が左右方向に並設されている。更に、収納空間12Aの下側側面には、略矩形状の一対のコネクタ挿入孔10dが左右に並設されている。
【0051】
また、ケースカバー120の前面上端には、開口122が形成され、前面の下端には、開口123が形成されている。更に、開口122の下方には、バックアップ電池34を収納するための略円柱状の収納部128が形成されており、当該収納部128の左右両隣には、内径部にねじ溝が形成されたねじ孔129が各々形成されている。
【0052】
更に、ケースカバー120の各側面には、当該ケースカバー120がケース本体110に覆設された際、ケース本体110の係止片11fと対向する箇所に係止孔10bが各々形成されている。更に、ケースカバー120の右側面後端には、ケース本体110の切り欠き11iと共にコネクタ接続孔10aを形成する略矩形状の切り欠き10cが形成されている。
【0053】
次に、ケースカバー120に対する操作表示ユニット2の取り付け手順について説明を行う。まず、開口121に対して液晶パネル21を覆設し、次に、ゴムコネクタ22の左右両端を、図9に示すように、リブ124と狭持片125との間に嵌挿してゴムコネクタ22の前端を液晶パネル21の後面に当接させる。続いて、一対のゴムコネクタ23間に、リフレクタ23を挿入して当該リフレクタ23の前面に配設された拡散シート27を液晶パネル21に当接させる。ここで、リフレクタ23が取り付けられた基板26の4つの角部近傍には、挿通孔26bが各々形成されており、当該挿通孔26bは、ケースカバー120の突部127及びねじ孔129にそれぞれ対向する。
【0054】
そして、挿通孔26bを挿通したねじ71(図2参照)が、ねじ孔129または突部127のねじ溝に締めこまれることで、基板26がケースカバー120に固定されて収納空間12Aに操作表示ユニット2が収納固定される。その際、基板26がゴムコネクタ22の後端に圧接し、当該ゴムコネクタ22が基板26と液晶パネル21とによって狭持されて、ゴムコネクタ23に埋設された導体によって液晶パネル21と基板26とが導通接続される。ここで、ゴムコネクタ22は、上記の通り、前端の左右両端が、リブ124と狭持片125との間に嵌め込まれて狭持されることから、基板26と液晶パネル21とで狭持した際、倒れてしまうことが防止されて組み立て性が向上している。
【0055】
また、基板26に実装された3つの操作スイッチ24は、ケースカバー120の挿通孔126を挿通し、ケース本体120の前面側より押下可能となっている。そして、ケース本体120の前面略中央には、シート17が貼り付けられる。ここで、シート17は、略矩形状に形成されて、開口121と対向する箇所には、当該開口と等しい大きさの開口17aが形成されている。また、シート17には、3つの挿通孔126と対向する箇所に、例えばエンボス加工等によって前方へ突出した膨出部17bが各々形成され、各膨出部17bには挿通孔126を各々挿通する操作スイッチ24の機能に応じた表示がなされている。そして、膨出部17bは、その後面が操作スイッチ24に当接し、膨出部17bを押圧することで操作スイッチ24を押下操作可能となっている。
【0056】
続いて、基板26に実装された接続コネクタ261と、基板41に実装された接続コネクタ413とが、図示しない接続ケーブルによって接続されることで、操作表示ユニット2と外部接続ユニット4とが接続される。
【0057】
そして、図10に示すように、ケースカバー120が、ケース本体110の前面に覆設されて、当該ケース本体110における各係止片11fの係止突部11gが、ケースカバー120の各係止孔10bに係合する。これにより、ケース本体110にケースカバー120が固定される。ここで、ケースカバー120の前面に形成されたカード挿入孔10eからは、カードスロット42が外部に露出し、コネクタ接続孔10fからは、ミニUSBコネクタ43が外部に露出する。また、ケースカバー120のコネクタ挿入孔10dからは、後述のカレントトランスと接続したプラグコネクタが挿入接続されるソケットコネクタ25が外部に露出する。
【0058】
また、ケースカバー120の前面略中央には、後面が開口した透明の略矩形箱型の前面カバー16が覆設されている。
【0059】
また、ケースカバー120の開口122、123からは、端子ユニット3の端子台32、33が露出し、当該端子台32のねじ端子部32a、及び端子台33のねじ端子部33a、33bの前面を覆う透明略矩形板状の端子カバー13,14,15が配設される。
【0060】
また、筐体11の右側面には、ケース本体110の切り欠き11iと、ケースカバー120の切り欠き10cとからなるコネクタ接続孔10aが形成され、当該コネクタ接続孔10aからは、外部ユニット4の連結用コネクタ44が外部に露出する。
【0061】
次に、本実施形態の制御機器AをDINレール100に取り付ける際の取り付け方法について説明を行う。DINレール100は、図11に示すように、長尺矩形板状の基部101と、基部101の各長辺から基部101に対して略垂直に延設される一対の延設片102と、延設片102の先端を外方向へ略直角に折曲してなる係止片103とから構成される。
【0062】
まず、スライド部材12を下限位置(図6)まで引き下げ、DINレール100の上方の係止片103を、ケース本体110の係止爪116とレール溝112の底面との間に挿入する。その際、係止片103は、レール溝112に形成された膨出部117によって前方へ押圧されることで、係止爪116とレール溝112の底面との間から抜け難いものとなっている。次に、図12に示すように、スライド部材12を下限位置から上方へ移動させて係止位置(図5)までスライドさせることで、スライド部材12の係止片12dが、レール溝112の底面との間でDINレール100の下方の係止片103を狭持する。以上のようにして、本実施形態の制御機器Aは、DINレール100に固定される。
【0063】
そして、スライド部材12の引き出し部12eは、係止位置において筐体11の下面よりも下方へ突出している。そのため、スライド部材12の係止状態を解除する場合には、引き出し部12eを掴んでスライド部材12を下方へ引き下げ、レール係止片12dのDINレール100に対する係止を解除する。これにより、スライド部材12の制御機器Aに対する係止が解除される。なお、引き出し部12eに形成される挿通孔12fに、例えばマイナスドライバ等を挿し込んでスライド部材12を引き下げることもできる。
【0064】
また、本実施形態の制御機器Aは、DINレール100以外の取り付けブラケットを用いて制御盤内等に固定することもできる。上記ブラケットの一例として、図13に示すような、上下方向に長い略矩形板状のベース板201と、ベース板201の後面上端側に左右に並設される一対の弾性狭持片202と、後面下端側に左右に並設される係止爪203とからなるブラケット200がある。
【0065】
ベース板201は、その上端に略半円状の切り欠き204が一対形成され、更に、ベース板201の下端には、一対の挿通穴205が左右に並設されている。
【0066】
弾性狭持片202は、ベース板201から前方へ向けて延設される先端が上方へ向けて折曲された略L字状に形成されており、その折曲部には下方へ膨出する膨出部206が形成されている。
【0067】
係止爪203は、ベース板201から前方へ向けて切り起こされ、その先端部には上方へ向けて折曲された爪部207が形成されている。ここで、係止爪203は、弾性狭持片202との間の寸法が、本実施形態における制御機器Aの上下方向における寸法と略等しく設定されている。
【0068】
そして、本実施形態の制御機器Aをブラケット200を用いて固定する際には、まず、スライド部材12を上限位置(図7)に移動させる。すると、図7に示すように、スライド部材12の引き出し部12eの下端が、筐体11の下面よりも上方に位置して、スライド部材12が筐体11の下面よりも下方へ突出しない。そのため、ブラケット200の係止爪203がスライド部材12と干渉することを防止でき、ブラケット200で筐体11を係止することができる。
【0069】
続いて、図14に示すように、一対の係止爪203を筐体11の下面の一対の係止凹部10hにそれぞれ挿入し、続いて一対の弾性狭持片202の膨出部206を筐体11の上面の一対の係止凹部10hにそれぞれ嵌め込む。これにより、本実施形態の制御機器Aは、弾性狭持片202と係止爪203とに係止されてブラケット200に保持され、ブラケット200の切り欠き204及び挿通孔205を挿通する図示しないねじによって分電盤内等にねじ留め固定される。
【0070】
以上のように本実施形態の制御機器Aを固定するためにDINレール100を用いる場合には、スライド部材12が係止位置と下限位置との間を移動し、係止位置と下限位置とでスライド部材12の引き出し部12eが筐体11の下面よりも常に下方に突出する。そして、引き出し部12eを掴んでスライド部材12を上げ下げすることで、DINレール100に対して制御機器Aを着脱できる。
【0071】
一方、制御機器Aを固定するために上記ブラケット200を用いる場合には、スライド部材12が上限位置に設けられて、引き出し部12eが筐体11の下面から下方へ突出しない。そのため、スライド部材12の引き出し部12eが、ブラケット200に干渉することがなく、ブラケット200に対して制御機器Aを固定することができる。
【0072】
このように、本実施形態の制御機器Aは、DINレール100とブラケット200とのいずれにも取り付け可能となっており、制御機器Aを盤内へ取り付ける際の自由度を向上させることができる。
【0073】
また、本実施形態の制御機器Aは、図15に示すように、端子台32の端子部33bに接続される商用電源E1から駆動電力が供給される。また、端子台33の端子部33aには、負荷D1と電源E2とを接続する電源線L1,L2及び、電源E2と負荷D1とを接続する中性線Nが、それぞれ接続されて電圧検出信号が制御機器Aに入力される。
【0074】
また、制御機器Aのソケットコネクタ25には、電源線L1、L2を介して負荷D1へ流れる電流を検出するカレントトランスCT1、CT2と接続するための図示しないコネクタが挿入接続される。そして、カレントトランスCT1,CT2から、制御機器Aへ電流検出信号が入力される。
【0075】
また、端子ユニット3の基板31には、図16に示すように、バリスタZNR1〜ZNR3と、スイッチング回路J1と、トランスTと、コンデンサC1、C2と、PF検出回路J3と、アナログ回路J2と、記憶部Mとが実装されている。ここで、バリスタZNR1〜ZNR3と、スイッチング回路J1と、コンデンサC1,C2と、トランスTとから電源回路K1が形成される。そして、電源回路K1は、端子台33を介して入力される交流電力を直流電力に変換して、アナログ回路J2及びPF検出回路J3及び記憶部Mからなる内部回路K2に駆動電力を供給する。
【0076】
そして、PF検出回路J3が、電流検出信号及び電圧検出信号に基づいて力率を算出し、アナログ回路J2が、電流検出信号及び電圧検出信号及び力率に基づき、電力、電力量、有効電力、無効電力等を算出する。なお、以下、上記電力、電力量、有効電力、無効電力等を、電力情報と称する。そして、電力情報を液晶パネル21に表示させるための電力情報信号が、端子ユニット3から操作表示ユニット2へ出力される。これにより、液晶パネル21に負荷D1に関する電力情報が表示される。また、上記電力情報は、FROMやEEP−ROM等からなる記憶部Mに格納される。
【0077】
また、本実施形態の制御機器Aでは、図10に示すように、カード挿入孔10eを介してカードスロット42に、携行可能なメモリカード等の外部メモリSを装着することができる。そして、作業者は、記憶部Mに格納されている電力情報をメモリカードSにコピーして、パソコン等の外部機器で電力情報を収集することができる。
【0078】
(実施形態2)
本実施形態の制御ユニットについて図17〜20を用いて説明を行う。
【0079】
本実施形態の制御ユニットは、図17、18に示すように、実施形態1の制御機器(親機)Aと、当該制御機器Aに接続される増設ユニット(子機)Bとからなる。なお、増設ユニットB以外の構成については、実施形態1と共通であるため共通の符号を付して説明を省略する。
【0080】
増設ユニットBは、左右方向における寸法が制御機器Aの略半分の略矩形箱型に形成された筐体81と、筐体81内に収納される図示しない基板とから構成される。また、例えば、増設ユニットBは、所謂分電盤協約寸法(分電盤の内器の規格としてJIS規格に定められた寸法)の1連型と同様の外形寸法に設定されている。ここで、増設ユニットBは、制御機器Aと同様に、DINレール100、または、ブラケット200で保持可能であるが、保持するための必要な構成及び保持方法については、制御機器Aと同様であるため、説明を省略する。
【0081】
また、増設ユニットBの基板には、筐体81の左側面を貫通して外部に突出し、制御機器Aの連結用コネクタ44に接続される連結用コネクタ82が実装されている。そして、増設ユニットBの連結用コネクタ82が、制御機器Aの連結用コネクタ44に接続することで、制御機器Aを介して増設ユニットBへ駆動電力が供給される。
【0082】
また、図19に示すように、増設ユニットBの基板には、筐体81の外面に形成されるコネクタ挿入孔81aから外部に露出するソケットコネクタ83が実装されている。当該ソケットコネクタ83には、電源線L1、L2を介して負荷D2へ流れる電流を検出するカレントトランスCT3、CT4を接続するための図示しないコネクタが挿入接続されて、増設ユニットBへカレントトランスCT3,CT4から電流検出信号が入力される。
【0083】
そして、増設ユニットBは、内部回路K3が上記電流検出信号を電流情報に変換して当該電流情報を制御機器Aへ出力する。続いて、制御機器Aは、アナログ回路J2及びPF検出回路J3が、増設ユニットBから入力された電流情報に基づいて、増設ユニットBに関する電力情報を作成し、当該電力情報を上記メモリカードSに記憶する。
【0084】
上記のように本実施形態の制御ユニットでは、制御機器Aと増設ユニットBとをコネクタ接続することで、増設ユニットBに駆動電力が供給することができ、増設ユニットBに駆動電力を供給するために別途電源線を設ける必要がない。従って、配線が複雑になることがなく、施工性を向上させることができる。なお、本実施形態では、増設ユニットBを1つとしているが、当該増設ユニットBの右側面に設けられる図示しない連結用コネクタに別の増設ユニットBを接続することで、複数の増設ユニットBを連結して更に多くの負荷に対する電力量の測定を行うこともできる。
【0085】
また、制御機器Aの液晶パネル21に、増設ユニットBの電力情報を表示することもできるため、制御機器Aの液晶パネル21を見ることで、制御機器A及び増設ユニットBの両方のデータを確認でき、確認作業を容易に行うことができる。
【0086】
また、従来は、負荷ごとに制御機器(電力量計)Aが必要であったが、本実施形態では、負荷の増加に応じて、制御機器Aの略半分の幅寸法の増設ユニットBを増設すればよく、省スペース化を図ることができる。ここで、増設ユニットBは、制御機器Aが備える操作表示ユニット2や電源ユニット5等を備える必要がないため、そのサイズを抑えることができる。
【0087】
また、本実施形態の制御ユニットAは、図20に示すように、制御機器Aに設けられたミニUSBコネクタ43を用いることでパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)300と接続を行うことができる。ここで、商用電源E1から、端子台33を介して制御機器Aに供給される電力は、当該制御機器Aが備える電源回路K4が備えるトランスTによって所望の駆動電圧に変換されて、内部回路K2に供給される。そして、ミニUSBコネクタ43と内部回路K2との間には、制御機器AとPC300との間の絶縁を図る、USB絶縁用回路K4が配設されて安全性が高められている。
【0088】
そして、作業者が、PC300を操作することによって、制御機器Aの記憶部に記憶された制御機器Aに関する電力情報と、メモリカードSに記憶された増設ユニットBの電力情報とをPC300へ出力させることができる。従って、データの収集作業を容易に行うことができる。
【0089】
また、PC300の操作によって、制御ユニットA及び増設ユニットBの設定操作を行うこともできることから、制御ユニットA及び増設ユニットBごとに、設定操作を個別に繰り返す必要がなく、設定操作を容易に一括して行うことができる。
【符号の説明】
【0090】
A 制御機器
11 筐体
12 スライド部材
12d 係止部
103 係止片
100 レール
116 係止爪
200 ブラケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
函体状の筐体を有する制御機器であって、
前記筐体は、幅方向の両側縁からそれぞれ外向きに係止片が延設されて前記筐体の一面に対向するレールと、前記筐体の一面に対向する基部及び当該基部から延設されて前記筐体の互いに対向する一対の側面に各々対向して当該筐体を保持する一対の保持片から略コの字状に形成されるブラケットとのいずれか一方に固定され、
前記筐体の一面には、前記レールの一方の係止片を係止する係止爪と、前記一対の側面の対向方向である一方向において前記係止爪よりも一方側に位置して当該係止爪に並設され、前記一方向にスライド自在に設けられるスライド部材とが配設され、
前記スライド部材は、前記レールの他方の係止片を係止する係止部を有し、少なくとも前記スライド部材の一部が、前記一対の側面の内で前記一方向の一方側に位置する第一の側面よりも外側に突出する第一の位置と、当該第一の位置よりも前記一方向の一方側に位置して少なくともその一部が前記第一の側面よりも外側に突出する第二の位置と、前記第一の位置よりも前記一方向の他方側に位置して前記スライド部材の全体が前記一対の側面間に位置する第三の位置との間をスライドし、
前記筐体が前記レールに固定される場合、前記スライド部材が前記第一の位置に位置し、前記係止爪が前記レールの一方の係止片を係止して前記スライド部材の係止部が前記レールの他方の係止片を係止し、
前記スライド部材を前記第一の位置から前記第二の位置へスライドすることによって、前記スライド部材の係止部による前記レールの他方の係止片に対する係止が解除され、
前記筐体が前記ブラケットに固定される場合、前記スライド部材が前記第三の位置に位置し、前記ブラケットの一対の保持片が前記筐体の一対の側面に各々対向して当該筐体を保持することを特徴とする制御機器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2012−114206(P2012−114206A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−261189(P2010−261189)
【出願日】平成22年11月24日(2010.11.24)
【出願人】(592070649)パナソニック電工SUNX竜野株式会社 (61)
【Fターム(参考)】