説明

制振建物

【課題】 鉄道などの敷地を挟むように設けられた一対の構造物が構造体により連結されてなる建物に耐震性能を持たせる。
【解決手段】 制振建物10は、線路1を挟むように夫々設けられた、免震建物からなる固有周期の長い第1の構造物30と、制振建物からなる固有周期の短い第2の構造物20と、線路を跨いで、これら構造物20、30を結ぶように設けられ、第2の構造物20と一体に構築された連結部40と、第1の構造物30と連結部40との間に介装された制振ダンパー50とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道などの敷地を挟むように構築された一対の構造物を連結してなる制振建物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、建物の耐震性能を向上する方法として、複数の構造物を連結して各構造物の制振性を向上する制振構造が用いられている。このような制振構造として、例えば、特許文献1には、建物の上部に免震装置を介して上層階を設け、この上層階をマスダンパーとして利用することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7―252967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、鉄道の駅の両側部に建物を構築し、これら建物を構造体により連結することが行われている。このような建物の耐震性能を向上するべく、例えば、特許文献1記載の制振構造を建物に適用することが考えられるが、この制振構造は単体の建物に適用することを前提としているため、建物を連結した場合には適用することができない。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、鉄道などの敷地や他の構造物を挟むように設けられた一対の構造物が構造体により連結されてなる建物に耐震性能を持たせることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の制振建物は、所定の敷地又は他の構造物を挟むように夫々設けられた固有周期の異なる一対の構造物と、前記敷地又は他の構造物を跨ぎ、これら構造物を結ぶように設けられた連結部と、前記一対の構造物に生じた振動を制振する制振手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
上記の制振建物において、記連結部と前記一対の構造物のうち一方とは一体に構築され、前記連結部と他方の構造物とは構造的に縁切りされ、前記制振手段は、前記連結部と前記他方の構造物との間に介装された制振ダンパーからなるものであってもよい。
【0008】
また、前記連結部と前記一対の構造物のうち一方とは構造的に縁切りされ、前記連結部と他方の構造物とは構造的に縁切りされ、前記制振手段は、前記連結部と前記一対の構造物との間に、夫々介装された制振ダンパーからなるものであってもよい。
また、前記連結部と前記一対の構造物とは一体に構築され、前記制振手段は、前記一対の構造物のうち一方に組み込まれた制振フレームからなるものであってもよい。
【0009】
また、前記一対の構造物は、免震構造物と、制振構造物又は耐震構造物とにより構成されてもよい。
また、前記連結部の上に設けられた免震構造物を備えてもよい。
【0010】
また、本発明の制震建物は、所定の敷地又は他の構造物を挟むように夫々設けられた固有周期の異なる第1及び第2の構造物と、前記敷地又は他の構造物を跨ぎ、前記第1構造物と前記第2構造物とを結ぶように設けられた連結部と、前記連結部の上に設けられた免震構造物であり、前記第1構造物とは構造的に縁切りされた第3構造物と、前記第1構造物と前記第3構造物及び前記連結部の少なくとも一方との間に介装された制振ダンパーとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、敷地や他の構造物を挟んで構築された一対の構造物を連結部により連結し、これら一対の構造物を制振する手段を設けることで、これら建物が連棟制振構造として機能する。これにより、これら構造物に耐震性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】第1実施形態の制振建物の構成を示す図である。
【図2】定点理論により制振建物の振動を抑えることができることを説明するための地震周期特性を示すグラフである。
【図3】第2実施形態の制振建物の構成を示す図である。
【図4】第3実施形態の制振建物の構成を示す図である。
【図5】第4実施形態の制震建物の構成を示す図である。
【図6】第5実施形態の制震建物の構成を示す図である。
【図7】第6実施形態の制震建物の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
<第1実施形態>
以下、本発明の制振建物の第1実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の制振建物10の構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態の制振建物10は、鉄道の線路1を挟んで構築された第1の構造物30及び第2の構造物20と、鉄道の線路1を跨ぐように設けられ、第1の構造物30及び第2の構造物20を連結する連結部40とにより構成される。
【0014】
第1の構造物30は、下部に例えば免震ゴムなどからなる免震層31を備えた固有周期が比較的長い鉄骨造の建物であり、居住施設や商業施設などとして利用される。また、第2の構造物20は、耐震壁などを設けることにより耐震性が向上された鉄筋コンクリート造の固有周期が比較的短い建物であり、居住施設や商業施設などとして利用される。
【0015】
連結部40は例えば、駅舎などとして利用される構造物であり、鉄骨造又は鉄筋コンクリート造の建物である。連結部40は柱41を介して所定の高さに支持されており、連結部40の下部には鉄道の線路が図1における紙面に対して垂直方向に延びている。連結部40は、第2の構造物20と一体に構築され、剛結されている。
【0016】
第1の構造物30と連結部40とは構造的に縁切りされており、エキスパンションジョイントにより接続されている。また、第1の構造物30と連結部40とを結ぶように、制振ダンパー50が取り付けられている。このような制振ダンパー50としては。後述する定点理論により決定された特性を有するものが用いられている。なお、制振ダンパー50としては、オイルダンパー、摩擦ダンパー、粘性ダンパー、粘弾性ダンパー、履歴型ダンパー、又はこれらを組み合わせたものを用いることができる。
【0017】
制振建物10に地震動が作用すると、第2の構造物20と連結部40とは構造的に一体に構築されているため、第2の構造物20及び連結部40とは一体となって振動し、第1の構造物30と連結部40とは構造的に縁切りされているため、第1の構造物30は第2の構造物20及び連結部40に対して独立して振動する。
【0018】
この際、上記のように、第1の構造物30と第2の構造物20とは固有周期が大きく異なる。このため、第1の構造物30と、第2の構造物20及び連結部40とは、異なる振動モードで振動することとなり、制振ダンパー50により効率良く振動エネルギーを吸収することができる。これにより、第1の構造物30と、第2の構造物20及び連結部40に生じる振動を抑えることができる。
【0019】
図2は、定点理論により制振建物10の振動を抑えることができることを説明するための地震周期特性を示すグラフである。同図に示すように、定点理論によれば、制振ダンパー50の減衰係数にかかわらず、第1の構造物と、連結部と一体となった第2の構造物の伝達関数は所定の点(同図における点P及び点Q)を必ず通過する。このため、2つの構造物を連結する制振ダンパーの減衰力を0とした(すなわち、互いに独立に振動可能とした)場合及び無限大とした(すなわち、2つの構造物を一体とした)場合における各構造物の伝達関数を求め、この関数の交点を求めることにより上記の所定の点P及び点Qにおける周期を求めることができる。そして、構造物20、30の伝達関数のピークにおける周期が、この求めた周期となるように制振ダンパー50の減衰係数の大きさを調整することにより、これら構造物20の振動を最小限に抑えることができる。ただし、実際には、構造物20、30の上記周期を求められた点P及び点Qの周期に完全に一致するように調整することは難しいので、求めた周期の近傍の値となるように調整すればよい。
【0020】
以上説明したように、本実施形態によれば、鉄道の線路1を挟むように構築された固有周期の異なる一対の構造物20、30により構成されており、これら構造物20、30は地震動が入力された際に異なる固有周期で振動するため、制振ダンパー50により効率良く地震動のエネルギーを吸収することができる。このため、各構造物20、30に生じる振動を抑えることができる。
【0021】
また、このように各構造物20、30の振動を押さえることができることにより、第1の構造物30と連結部40との間に地震力が入力された際にこれら構造物が衝突しないように設けるべき隙間を狭くすることができる。
【0022】
なお、本実施形態では、第1の構造物30と連結部40との間に制振ダンパー50を介装するものとしたが、これに限らず、第1の構造物30と連結部40とを一体に構築するとともに、第2の構造物20と連結部40とを構造的に縁切りしておき、これら第2の構造物20と連結部40の間に制振ダンパーを介装してもよい。
【0023】
<第2実施形態>
図3は、本発明の第2実施形態の制振建物110を示す図である。
同図に示すように、本実施形態の制振建物110も、鉄道の線路1を挟んで構築された第1の構造物30及び第2の構造物20と、鉄道の線路1を跨ぐように設けられ、第1の構造物30及び第2の構造物20を連結する連結部40とにより構成される。
【0024】
第1の構造物30及び第2の構造物20の構成は第1実施形態と同様である。また、第1実施形態と同様に、第1の構造物30と連結部40とは構造的に縁切りされており、エキスパンションジョイントにより接続され、第1の構造物30と連結部40とを結ぶように、制振ダンパー50が取り付けられている。
【0025】
また、本実施形態では、第2の構造物20と連結部40とも構造的に縁切りされており、エキスパンションジョイントにより接続され、第2の構造物20と連結部40とを結ぶように、制振ダンパー51が取り付けられている。
【0026】
かかる構成の制振建物110によっても、第1の構造物30と第2の構造物20とは固有周期が大きく異なる。このため、第1の構造物30と、第2の構造物20及び連結部40とは、異なる振動モードで振動することとなり、制振ダンパー50、51により効率良く振動エネルギーを吸収することができる。これにより、第1の構造物30と、第2の構造物20、連結部40に生じる振動を抑えることができる。
【0027】
<第3実施形態>
図4は、本発明の第3実施形態の制振建物210を示す図である。
同図に示すように、本実施形態の制振建物210も、鉄道の線路1を挟んで構築された第1の構造物30及び第2の構造物220と、鉄道の線路1を跨ぐように設けられ、第1の構造物30及び第2の構造物220を連結する連結部40とにより構成される。
【0028】
本実施形態における第2の構造物220は、耐震壁などを設けることにより耐震性が向上された鉄筋コンクリート造の固有周期が比較的に短い建物であり、内部にブレーキダンパー等の減衰機構を含む制振フレーム221が組み込まれている。
第1実施形態と同様に、連結部40は第2の構造物120と一体に剛結されている。また、本実施形態では、連結部40は第1の構造物30と一体に構築され、剛結されている。
【0029】
かかる構成の制振建物210によれば、第1の構造物30と第2の構造物220とは固有周期が大きく異なるため、第1の構造物30と、第2の構造物220及び連結部40とは、異なる振動モードで振動する。この際、第1の構造物30と連結部40とは一体に剛結されており、また、第2の構造物220と連結部40とは一体に剛結されているため、第1の構造物30に生じた振動が連結部40を介して第2の構造物220へと伝達される。このため、第1実施形態と同様に、異なる振動モードの振動が制振フレームの減衰機構に作用することとなり、減衰機構により効率良く振動エネルギーを吸収することができる。これにより、第1の構造物30と、第2の構造物220及び連結部40に生じる振動を抑えることができる。
【0030】
<第4実施形態>
図5は、本発明の第4実施形態の制振建物310を示す図である。
同図に示すように、本実施形態の制振建物310は、鉄道の線路1を挟んで構築された第1の構造物330及び第2の構造物20と、鉄道の線路1を跨ぐように設けられ、第1の構造物330及び第2の構造物20を連結する連結部40と、連結部40の上に設けられた第3の構造物60とにより構成される。連結部40は、第2の構造物20と一体に構築され、剛結されている。
【0031】
第1の構造物330は、固有周期が比較的長い鉄骨造の建物であり、居住施設や商業施設などとして利用される。第3の構造物60は、下部に例えば免震ゴムなどからなる免震層61を備えた固有周期が比較的長い鉄骨造の建物であり、居住施設や商業施設などとして利用される。第1の構造物330は、連結部40の上側まで延びており、その上部は、第3の構造物60とは構造的に縁切りされ、エキスパンションジョイントにより接続されている。また、第1の構造物330の上部と第3の構造物60とを結ぶように、制振ダンパー52が取り付けられている。
【0032】
かかる構成の制振建物310によっても、第1の構造物330と第3の構造物60とは固有周期が大きく異なる。このため、第1の構造物330と第3の構造物60と連結部40とは、異なる振動モードで振動することとなり、制振ダンパー50、52により効率良く振動エネルギーを吸収することができる。これにより、第1の構造物330と第3の構造物60と連結部40とに生じる振動を抑えることができる。また、第1の構造物330と第2の構造物20とが連結部40の両側に設けられていない場合と比して、連結部40の変形を抑制できる。さらに、連結部40の上側の空間を有効利用できる。
【0033】
<第5実施形態>
図6は、本発明の第5実施形態の制振建物410を示す図である。
同図に示すように、本実施形態の制振建物410は、鉄道の線路1を挟んで構築された第1の構造物430及び第2の構造物20と、鉄道の線路1を跨ぐように設けられ、第1の構造物430及び第2の構造物20を連結する連結部40と、連結部40及び第1の構造物430の上に設けられた第3の構造物460とにより構成される。連結部40は、第2の構造物20と一体に構築され、剛結されている。
【0034】
第1の構造物430は、固有周期が比較的長い鉄骨造の建物であり、居住施設や商業施設などとして利用される。また、第1の構造物430は、連結部40と同じ高さの構造物であり、これらの上に第3の構造物460が設けられている。第3の構造物460は、下部に例えば免震ゴムなどからなる免震層461を備えた固有周期が比較的長い鉄骨造の建物であり、居住施設や商業施設などとして利用される。なお、第3の構造物460を、第2の構造物20の上まで延長し、第1の構造物430と連結部40と第2の構造物20との上に設けられるように構成してもよい。
【0035】
かかる構成の制振建物410によっても、第1の構造物430と第2の構造物20とは固有周期が大きく異なる。このため、第1の構造物430と第2の構造物20と連結部40とは、異なる振動モードで振動することとなり、制振ダンパー50により効率良く振動エネルギーを吸収することができる。これにより、第1の構造物430と第2の構造物20と連結部40とに生じる振動を抑えることができる。また、第1の構造物430と第2の構造物20とが連結部40の両側に設けられていない場合と比して、連結部40の変形を抑制できる。さらに、連結部40の上側の空間を有効利用できる。
【0036】
<第6実施形態>
図7は、本発明の第6実施形態の制振建物510を示す図である。
同図に示すように、本実施形態の制振建物510は、鉄道の線路1を挟んで構築された第1の構造物330及び第2の構造物20と、鉄道の線路1を跨ぐように設けられ、第1の構造物330及び第2の構造物20を連結する連結部40と、連結部40の上に設けられた第3の構造物60とにより構成される。連結部40は、第1の構造物330及び第2の構造物20と一体に構築され、剛結されている。
【0037】
第1の構造物330の上部は、第3の構造物60とは構造的に縁切りされており、エキスパンションジョイントにより接続されている。また、第1の構造物330の上部と第3の構造物60とを結ぶように、制振ダンパー52が取り付けられている。なお、第1の構造物330の下部と連結部40とは一体に構築され、剛結されている。
【0038】
かかる構成の制振建物510によっても、第1の構造物330と第3の構造物60とは固有周期が大きく異なる。このため、第1の構造物330と第3の構造物60と連結部40とは、異なる振動モードで振動することとなり、制振ダンパー52により効率良く振動エネルギーを吸収することができる。これにより、第1の構造物330と第3の構造物60と連結部40とに生じる振動を抑えることができる。また、第1の構造物330と第2の構造物20とが連結部40の両側に設けられていない場合と比して、連結部40の変形を抑制できる。さらに、連結部40の上側の空間を有効利用できる。
【0039】
なお、上記の各実施形態では、第1の構造物を免震建物又は非免震建物により構成したが、これに限らず、制振建物により構成してもよいし、また、第2の構造物を制振建物により構成したが、これに限らず、耐震建物により構成してもよい。さらに、第2の構造物は必ずしも建物とする必要はなく、耐震壁などの構造物により構成してもよい。
この際、第1の構造物と第2の構造物の固有周期が異なるようにする必要がある。
【0040】
また、上記の各実施形態では、連結部40は柱41により支持されるものとしたが、これに限らず、連結部40の上部にアーチ構造を構築し、これと一体に構築することで、柱41を省略してもよい。
【0041】
また、上記の各実施形態では、線路を挟んで第1の構造物と第2の構造体を構築する場合について説明したが、これに限らず、道路や河川、他の構造物などを挟んで第1の構造物と第2の構造体を構築する場合にも本発明を適用できる。
【符号の説明】
【0042】
1 線路
10、110、210、310、410、510 制振建物
20、120、220 第2の構造物
30、330、430 第1の構造物
31 免震層
40 連結部
41 柱
50、51、52 制振ダンパー
221 制振フレーム
60、460 第3の構造物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の敷地又は他の構造物を挟むように夫々設けられた固有周期の異なる一対の構造物と、前記敷地又は他の構造物を跨ぎ、これら構造物を結ぶように設けられた連結部と、前記一対の構造物に生じた振動を制振する制振手段とを備えることを特徴とする制振建物。
【請求項2】
請求項1記載の制振建物であって、
前記連結部と前記一対の構造物のうち一方とは一体に構築され、
前記連結部と他方の構造物とは構造的に縁切りされ、
前記制振手段は、前記連結部と前記他方の構造物との間に介装された制振ダンパーからなることを特徴とする制振建物。
【請求項3】
請求項1記載の制振建物であって、
前記連結部と前記一対の構造物のうち一方とは構造的に縁切りされ、
前記連結部と他方の構造物とは構造的に縁切りされ、
前記制振手段は、前記連結部と前記一対の構造物との間に、夫々介装された制振ダンパーからなることを特徴とする制振建物。
【請求項4】
請求項1記載の制振建物であって、
前記連結部と前記一対の構造物とは一体に構築され、
前記制振手段は、前記一対の構造物のうち一方に組み込まれた制振フレームからなることを特徴とする制振建物。
【請求項5】
請求項1から4のうち何れか1項に記載の制振建物であって、
前記一対の構造物は、免震構造物と、制振構造物又は耐震構造物とにより構成されることを特徴とする制振建物。
【請求項6】
請求項1から5のうち何れか1項に記載の制震建物であって、
前記連結部の上に設けられた免震構造物を備えることを特徴とする制震建物。
【請求項7】
所定の敷地又は他の構造物を挟むように夫々設けられた固有周期の異なる第1及び第2の構造物と、
前記敷地又は他の構造物を跨ぎ、前記第1の構造物と前記第2の構造物とを結ぶように設けられた連結部と、
前記連結部の上に設けられた免震構造物であり、前記第1構造物とは構造的に縁切りされた第3構造物と、
前記第1構造物と前記第3構造物及び前記連結部の少なくとも一方との間に介装された制振ダンパーとを備えることを特徴とする制振建物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−102530(P2011−102530A)
【公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−137459(P2010−137459)
【出願日】平成22年6月16日(2010.6.16)
【出願人】(000000549)株式会社大林組 (1,758)
【Fターム(参考)】