説明

刷毛拭い穴開き内蓋

【課題】本発明は空気に触れると硬化する溶剤が、瓶の口やふたの部分に付着しない様にするものである。接着剤や塗料を入れた瓶から中の溶剤を刷毛で取り出すとき、刷毛についたしずくが粘性のために糸を引き瓶の口に付着したり、刷毛のしずくを切ろうとして口のふちで刷毛を拭うことにより口付近に溶剤が付着した。そのままの状態でふたを閉めると固まって、ついには蓋が開閉できなくなる。
【解決手段】これを解決するために、内蓋の底面に刷毛が入る穴を空け、残った底面で刷毛の余分なしずくを拭い落とすようにすれば、溶剤が糸を引くこともなく、瓶のふちで刷毛を拭わなくてすみ、瓶の口周辺が溶剤で硬くなることはない。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、空気に触れると硬化する溶剤が瓶の口付近に付着して、蓋が開閉できなくなるのを防止する、ガラス瓶や缶の内蓋を提供するものである。
【背景技術】
【0002】
接着剤や塗料を入れた瓶から中の溶剤を刷毛で取り出すとき、刷毛についたしずくが粘性のために糸を引き瓶の口に付着したり、刷毛のしずくを切ろうとして瓶の口のふちで刷毛を拭うことにより口付近に溶剤が付着した。そのままの状態でふたを閉めると固まって、ついには蓋が開閉できなくなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は空気に触れると硬化する溶剤が、瓶の口や蓋の部分に付着しないようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
そのためには、刷毛についた余分なしずくを瓶の口付近につかないように、瓶の口の内側で拭い落せばよい。
【発明を実施するための実施の形態】
【0005】
そのために内蓋の底面に刷毛が入る穴を空け、残った底面で刷毛の余分なしずくを拭い落とすようにすれば、溶剤が糸を引くこともなく、瓶の口のふちで刷毛を拭わなくてすむ。
【0006】
請求項1について図2に従って説明すると、瓶から刷毛で中の溶剤を取り出すとき、刷毛に付いた余分なしずくを内蓋の底の穴の周囲で拭う。これにより糸状になった粘性溶剤を切り、溶剤が瓶の口に付着するのを防止する。溶剤の乾燥を防ぎたいときは、本内蓋の上にもう一つ別の内蓋をつける。
【0007】
請求項2は内蓋が無いとき又は内蓋が取り付けられないときに、後から刷毛拭いの場所を付加するものである。
【0008】
請求項2について図3に従って説明すると、瓶の内側にすっぽり入れた円筒の上部に棒を横に渡し、この棒で刷毛についたしずくを拭うことにより、瓶の口元に溶剤が付着するのを防止する。これは請求項1の内蓋が用意できない場合や既存の瓶を利用する場合に、後から刷毛拭い可能にするものである。
【0009】
本発明は蜂蜜のような粘性のある食品の瓶にも応用することができる
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】刷毛拭い穴開き内蓋の斜視図。
【図2】刷毛のしずくを内蓋の穴で拭っているところを示す斜視図。
【図3】刷毛のしずくを渡し棒で拭っている斜視図。
【符号の説明】
【0011】
1 ガラス瓶
2 内蓋
3 内蓋の穴の部分
4 内蓋の底部分
5 溶剤のしずく
6 糸を引いた溶剤
7 刷毛
8 渡し棒付き円筒
9 渡し棒

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内蓋の底面に刷毛が出入りできる穴を開け、残りの底面で刷毛を拭う機能を有する瓶の内蓋。
【請求項2】
瓶の内部にすっぽり嵌る円筒の上部に棒を横に渡し、この棒で刷毛を拭う機能を有する円筒。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−232798(P2012−232798A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−116336(P2011−116336)
【出願日】平成23年5月6日(2011.5.6)
【出願人】(591028326)
【Fターム(参考)】