説明

加圧電解槽スタックモジュール

【課題】漏れを防ぎ動作中の内部応力に起因するクリープにより拘束され、プラスチック内部スタックの構成を有する電気化学セル構造体である加圧電解槽スタックモジュールを提供する。
【解決手段】加圧プラスチック電気化学セルスタック用の構造用補強材が第1端板および第2端板とともにあり、第1端板および第2端板は、それぞれ軸方向に沿った構造用補強材に接続される。補強材が、第1端板および第2端板を通って延びて、第1端板および第2端板を、補強材の内側にある一体型あるいは二体型のプラスチック電気化学セルスタックに対して圧縮することにより、補強材内のガス発生セルを封止して電気化学セルスタックのクリープ抵抗を高める。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に電気化学セル構造体に関し、より具体的には、漏れを防ぎ動作中の内部応力に起因するクリープにより拘束される、プラスチック内部スタックの構成を有する電気化学セル構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
電気化学セルは通常、燃料電池あるいは電解槽のいずれかに分類されるエネルギー変換装置である。一例として、電解セルは、水を電気分解して水素および酸素ガスを生成することにより、水素発生器の役割を果たす。燃料電池は、交換膜あるいは電解質を横断して水素ガスを酸化剤と電気化学的に反応させて電気を発生させて水を生成する。
【0003】
アルカリ電解システムは数十年間にわたり商業化されている。約1.7V〜約2.2Vの直流電圧を、液体電解質内に設置した2つの電極に印加する。正電極では酸素を発生し、負電極では水素が形成する。イオン透過性のダイアフラムは、ガスを分離した状態にしておく。
【特許文献1】国際特許出願第2004/076721A2号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の電気化学システムは、多数の電極対、ダイアフラム、ガスケット、ボルト、およびシステムの組立を複雑にし、かつ製造コストを押し上げるその他種々の部品を含む個々の構成部品を有する。例えば、通常手動でボルト締めされた金属板と、金属板の間に用いてそれらを互いに電気的に絶縁するガスケットとにより、水素発生用の電気化学セル構造体を製造する。材料は一般に高価であり、集約的な組み立てが必要であるため、労働コストが高い。
【0005】
スタック装置を備える従来の電気化学システムの一般的な構成および製造の難しさを、図1を参照して説明する。図に示すように、典型的なスタック装置10は、複数の繰返しユニット12を備える。各繰返しユニット12は、陽極14、両極板16、陰極18、およびダイアフラム20を備える。大規模なアルカリ電解質スタックを実施する場合では、百以上の繰返しユニット12を備えうる。各繰返しユニット12は、電極装置22とも共通に呼ばれる、陽極14、両極板16、陰極18間の電気的接続が必要である。アルカリ電解質の場合には一般に水酸化カリウム溶液である、電解質(図示せず)の存在下で、陽極14と陰極16に直流電圧24を印加する。主として隣接する電極装置22間の混合物から水素および酸素ガスが生成され続けるように、各電極装置22をダイアフラム20により分離する必要がある。スタック内の全ての繰返しユニット12は、ある種の筺体内に配置されて、非導電性のガスケットにより取り囲まれる必要がなる。封止技術、配管、あるいはマニホールドにより、電解質を分配し、水素および酸素ガスを捕獲する。数百、場合によっては数千の接続およびボルトあるいはその他の締付具を用いてこの種のスタックを組立てることにより、さらに製造コストに影響を及ぼす。
【0006】
新しく開発された電気化学セル構造体は、非導電材料から構成されるスタック筺体の使用を伴い、高い化学抵抗性と低い組立コストを達成している。しかし、例えばプラスチックなどの非導電材料は、クリープ抵抗がないために、内部圧力を有するスタックに対して実用的に使用できない。内部圧力はシステム効率を向上させ、コストおよびスタック後の圧縮器の必要性を減らすので、電気分解において好都合である。
【0007】
従って、プラスチックのスタック筺体を利用して圧力に関連するクリープに抵抗する、低コストの電気化学セル構造体に対する需要がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この開示は、1つ以上の非導電枠を備える電気化学セルスタックモジュール用の構造用補強材について記載している。1つの実施形態において、電気化学セルスタックモジュールは、陽極、陰極、上面ダイアフラム、および繰返し板の底面ダイアフラムの少なくとも1つを支持する1つ以上の非導電枠を有する電気化学セルスタックと、電気化学セルスタックを収容するように構成された構造用補強材であって、第1剛性部材、第2剛性部材、および軸または長手方向に沿って前記第1および第2剛性部材の少なくとも1つに固定され、かつ前記剛性部材を電解槽の各端に押し付けるように適合された少なくとも1つのコネクターを備える構造用補強材と、備える。
【0009】
別の実施形態において、電気化学セルスタックモジュールは、陽極、陰極、上面ダイアフラム、および繰返し板の底面ダイアフラムの少なくとも1つを支持する1つ以上の非導電枠を有する電気化学セルスタックと、電気化学セルスタックを収容するように構成された構造用補強材であって、円筒形状の電気化学セルスタックと同じかわずかに大きな内径の円筒スリーブを有する構造用補強材と、を備える。
【0010】
さらに別の実施形態において、電気化学セルスタックモジュールは、陽極、陰極、上面ダイアフラム、および繰返し板の底面ダイアフラムの少なくとも1つを支持する1つ以上の非導電枠を有する円筒形状の電気化学セルスタックと、電気化学セルスタックを収容するように構成された構造用補強材であって、円筒形状の電気化学セルスタックと同じかわずかに大きな内径の円筒スリーブ、円筒スリーブの一端に対して配置される第1剛性部材、および円筒スリーブの一端に対して配置される第2剛性部材を有する構造用補強材と、を備える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本開示は、圧力に関連するクリープを最小化および/または防ぐ非導電スタックを有して構成される電気化学セルスタック用の種々の構造用補強材について記載している。有利なことに、ここに記載される構造用補強材は、圧力に関連するクリープが最小限の状態および/または圧力に関連するクリープなしに、スタック内に内部圧力を蓄積することが可能であり、その結果としてシステム効率が向上する。構造用補強材は、一体型または二体型設計の電解槽とともに用いることができる。ここで、電気化学セルという用語は、総称であり、電解セル、ガルバニ電池、さらに限定ではないが酸化物燃料電池、高分子電解質膜型の燃料電池、アルカリ燃料電池などの燃料電池をも包含するように意図されている。
【0012】
図2〜6は、電解槽の種々の部品を支持するための非導電枠を備える典型的な電解槽100を示す種々の図である。ここに説明されるように、構造用補強材は、例えば電解槽100である電解槽中の非導電枠を用いる結果として、長手方向および/または半径方向の変形を制限するように構成することができる。電解槽100は、陽極102と、陽極102と間隔をあけて設置される陰極104とを備える。両極板106は、陽極102と陰極104との間に設置されて、それらの間の電気的な接続を可能にする。図3に最もよく示すように、陽極102、両極板106、および陰極104を、互いに接続して電極インサート108を生成する。電気化学セル構造体100(図2)は、電極枠110をさらに備える。円形の電極枠110は、電解質入口112、上面116上の第1電解質流路114、底面118(点線で示す)上の第2電解質流路117、受け座120、上面116上の酸素流路122、および底面118(点線で示す)上の水素流路124を備える。電極インサート108は、受け座120上に設置される。電気化学セル構造体100は、上面ダイアフラム126、上面ダイアフラム枠128、底面ダイアフラム130、および底面ダイアフラム枠132をさらに備える。説明のために、この実施形態では、上面ダイアフラム枠128、上面ダイアフラム126、電極インサート108、電極枠108、底面ダイアフラム130、および底面ダイアフラム枠132が、繰返し板 134を形成する。アルカリ電解質スタックの実施においては、例えば約10〜約100からなる多くの繰返し板134を備える。図4に示すように、通常各スタックは、エンドキャップ140、陽極102、および集電器142により一端にふたをかぶせて、エンドキャップ140、陰極104、および集電器142により他端にふたをかぶせる。
【0013】
動作の際に、電解質を、入口112(図2)を通して導入し、第1流路114により陽極102に分配し、第2流路117により陰極104に分配する。さらに、電解質は、上面膜126および底面膜130を通って流れ、隣接する繰返し板134間にイオンブリッジを生成する。DC電流を電極インサート108に印加して、各スタック内で陽極102と陰極104とにおいて電解質の一部がそれぞれ酸素と水素に分離する。酸素と電解質の一部は酸素流路122を通って酸素出口123に流れ、水素と電解質の一部は水素流路124を通って水素出口125に流れる。追加の流路(図示せず)を隣接する繰返し板134間に設けることにより、電解質が入口112、酸素出口123、および水素出口125の1つに流れることが可能になる。
【0014】
図2に最もよく示すように、各繰返し板134の上面ダイアフラム支持体128、電極枠110、および底面ダイアフラム支持体132の構成部品は、必ずしも必要ではないが典型的には同じ一般形状形態を有する非導電材料から構成される。明確にするために、これらの組合せ部品は、非導電枠150という。1つの実施形態において、非導電枠150は、約60℃〜約120℃の範囲の最高動作温度を有する材料から構成される。この温度範囲は、ほとんどのアルカリ電解質の応用に対応する。別の実施形態において、非導電枠150は、約60℃〜約300℃の範囲の最高動作温度を有する材料から構成される。この温度範囲は、ほとんどのアルカリ電解質および燃料電池の応用ばかりでなく、ほとんどのプロトン交換膜(PEM)および酸電解質の応用に対応する。
【0015】
ある実施形態において、非導電枠150は、ポリマー、典型的にはKOHあるいはNaOHのような塩基に長期間露出する際の劣化を防ぐようにアルカリに対して化学的に耐久性のあるポリマーにより構成される。別の実施形態において、非導電枠150は、電気化学的に安定なポリマーにより構成することもできる。好適なポリマーには、限定ではないが、ポリエチレン、フッ素化ポリマー、ポリプロピレン、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリスチレン、およびそれらのブレンドがある。好適な実施形態において、非導電枠150は、NORYL(登録商標)樹脂族からの1つ以上のポリマーにより製造される。
【0016】
図5と6を参照すると、繰返し板134は単一のユニットとして示されている。各繰返し板134は、電解質の入口11を設けるように構成される。図6に最もよく示すように、電解質は両極板106の片側で2つの流れに別れて、他方の側でHとOに分離する。HとOを確保するために電極インサートの各側に接合されたダイアフラム126と130は、隣接する繰返し板134間において混合しない。典型的な繰返し板134の構造は、比較的単純であり、シールまたはガスケットを使用することを避けている。図に示すように、電極インサート108およびダイアフラム126と130は、繰返し板134の単一の非導電枠内に、支持されかつ完全に包まれる。電解質用の流路は、繰返し板134の単一の非導電枠によっても画定されることにより、実質的に前記システム内でガスケットが不要になる。
【0017】
図7は、長手方向の変形を最小限に抑える、例えば上記(例えば、電解槽100)のような電解槽用の構造用補強材200を示す。構造用補強材は、電解槽100の回りにサンドイッチ状のものを形成する剛性部材202と204を備える。剛性部材202、204は、それらの間に電解槽100を収容し、かつ非導電枠150に関連するクリープを最小限に抑えるおよび/または防ぐように、少なくとも1つのコネクター、例えば締付具206により互いに締め付けられる。電解槽100に用いられる積層された非導電枠150でのクリープを防ぐのに十分な剛性のある任意の材料により、剛性部材を構成することが可能である。同様に、剛性部材は、動作中に電解槽100でのクリープを維持して防ぐように構成されたのに好適な任意の形状が可能である。
【0018】
1つの実施形態において、図7に示すように、電解槽スタックを通って延びる少なくとも1つのコネクター206により、剛性部材202、204を互いに締め付ける。随意的に、集電器(図4参照、集電器142)は、剛性部材202および/または204の役割を果たすことができる。その他の実施形態において、各剛性部材202、204を電解槽スタックに直接固定する。
【0019】
別の実施形態において、剛性部材202、204は、電解槽100よりも大きな横方向の寸法であるように構成する。この実施形態において、剛性部材202、204は、電解槽100の境界を覆う部分を有する。このように、剛性部材は、好適な締付具、例えばボルト、クランプ、タイロッド、ストラップなどにより、周囲を外部から締め付けることができる。
【0020】
別の実施形態において、締付具は、電解槽(図2参照、例えば、流路114、117、122、および/または124)の流路の内部に位置する。締付具を化学的に耐久性のあるスリーブ内に配置させることができる、あるいは締付具を、配置される環境に好適な化学的に耐久性のある材料により構成することができる。当然、当該分野の技術者は、締付具も耐クリープ性の材料により構成すべきであることを十分に認識するであろう。
【0021】
図8は、別の実施形態による、長手方向の変形を制限する構造用補強材300の斜視図を示す。構造用補強材は、電解槽100のそれぞれの端に配置したストラップ302、304としての少なくとも2つの剛性部材を備える。締付具 306は、動作中に非導電枠150のクリープを防ぐように、電解槽の端にストラップを固定する。図示される実施形態において、ストラップは、電解槽に対して外部から締め付けられる。随意的に、前述のように、電解槽の流路内に締付具を配置することができる。
【0022】
図9は、半径方向の変形を制限する構造用補強材400を示す。当該分野の技術者は、電解槽は全面的な円筒形状を有することができることを十分に認識するであろう。構造用補強材400は、電解槽100の外径よりわずかに大きな内径を有する円筒スリーブ402を備える。随意的に電解槽スタックの外部表面と円筒スリーブの内部表面との間のスペースに材料404を配置する。材料は電解槽スタックからの機械的な負荷を円筒形状のシェルに伝達し、電解槽スタックのクリープ変形に抵抗する。種々の実施形態において、材料は、液体、ゲル、粒子状物質、耐クリープ性固体、それらの組合せなどにより構成することができる。このように、半径方向の変形を防ぐ。半径方向において明白になるクリープを最小限に抑えるおよび/または防ぐように、十分な剛性のある複合材料、プラスチックあるいは金属のより、円筒スリーブ402を構成することができる。付加的な補強あるいは長手方向の変形を制限することを、構造用補強材400の円筒スリーブ402と組み合わせることができることにも留意すべきである。例えば、円筒スリーブ402に加えて、図7と8の示すような剛性部材を利用することができる。 好適的なコネクターを用いて、例えば、接着剤、ボルト、溶接などで、円筒スリーブの対応する端に剛性部材を締付け固定することができる。
【0023】
図10は、2つの三日月形部分406、408により構成される円筒形状である、半径方向の変形を制限する構造用補強材400を示す。2部品の構成が示されているが、当該分野の技術者は、3つ以上の部品を用いて円筒形状の構造用補強材を形成できることを十分に認識するであろう。また、種々の部品が、特定の形状を制限するように意図されてはいない。
【0024】
この記載された説明は、実施例を用いて最良の形態を含む発明を開示しており、当該分野の技術者が本発明を実行し用いることが可能となる。本発明の特許性のある範囲は、特許請求の範囲により定義され、当該分野の技術者が想定可能なその他の実施例を含むことができる。そのような他の実施例が特許請求の範囲の文字の言語と異ならない構成要素を有する場合、あるいは特許請求の範囲の文字の言語とごくわずかに異なる構成要素と等価な構造を備える場合、他の実施例は特許請求の範囲内にあることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0025】
発明の開示およびその実施形態は、次の説明および添付図面から明らかになるであろう。類似の要素には同じ符号を付す。
【図1】図1は、従来技術のアルカリ電解システムを示す概略図である。
【図2】図2は、電解槽の種々の部品を支持するための非導電枠を備える電気化学セルスタックを示す部分分解斜視図である。
【図3】図3は、図2の電気化学セルスタック用の電極インサートを示す斜視図である。
【図4】図4は、図2の電気化学セルスタック用のエンドキャップを示す斜視図である。
【図5】図5は、図2の電気化学セルスタックの上面図である。
【図6】図6は、図5に示す電気化学セルスタックの側面図である。
【図7】図7は、別の実施形態による非導電枠を備える電気化学セルスタックモジュールが動作する際に長手方向の変形を制限する構造用補強材の分解斜視図である。
【図8】図8は、別の実施形態による非導電枠を備える電解槽が動作する際に長手方向の変形を制限する構造用補強材の斜視図である。
【図9】図9は、別の実施形態による非導電枠を備える電気化学セルスタックモジュールが動作する際に半径方向または円周方向の変形を制限する構造用補強材の斜視図である。
【図10】図10は、2個の電気化学セルスタックモジュール用の円筒形構造用補強材の斜視図である。
【符号の説明】
【0026】
10 スタック装置
12 繰返しユニット
14 陽極
16 両極板
18 陰極
20 ダイアフラム
22 電極装置
24 直流電圧
100 電解槽
102 陽極
104 陰極
106 両極板
108 電極インサート
110 電極枠
112 電解質入口
114 電解質(第1)流路
116 上面
117 第2流路
118 底面
120 受け座
122 酸素流路
123 酸素出口
124 水素流路
125 水素出口
126 上面ダイアフラム枠
128 上面ダイアフラム
130 底面ダイアフラム
132 底面ダイアフラム枠
134 繰返し板
140 エンドキャップ
142 集電器
150 非導電枠
200 構造用補強材
202 剛性部材
204 剛性部材
206 コネクター
300 構造用補強材
302 ストラップ
304 ストラップ
306 コネクター(締付具)
400 構造用補強材
402 円筒スリーブ
404 材料
406 三日月形部分
408 三日月形部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
陽極(102)、陰極(104)、上面ダイアフラム(128)、および繰返し板(134)の底面ダイアフラム(130)の少なくとも1つを支持する1つ以上の非導電枠(150)を有する電気化学セルスタック(100)と、
電気化学セルスタック(100)を収容するように構成された構造用補強材(200、300、400)であって、第1剛性部材(202)、第2剛性部材(204)、および軸および/または長手方向に沿って前記第1および第2剛性部材(202、204)の少なくとも1つに固定され、かつ前記剛性部材(202、204)の少なくとも1つを電気化学セルスタック(100)に押し付けるように適合された少なくとも1つのコネクター (206)を備える構造用補強材と、
を備える電気化学セルスタックモジュール。
【請求項2】
第1剛性部材(202)、第2剛性部材(204)、および少なくとも1つのコネクター(206)は、耐クリープ材料により構成される請求項1に記載の電気化学セルスタックモジュール。
【請求項3】
少なくとも1つの第1および第2剛性部材(202、204)は、電気化学セルスタック(100)の集電器(142)を画定する請求項1または2に記載の電気化学セルスタックモジュール。
【請求項4】
少なくとも1つのコネクター(206)を、1つ以上の非導電枠(150)の内側に配置する請求項1〜3のいずれかに記載の電気化学セルスタックモジュール。
【請求項5】
少なくとも1つのコネクター(206)を、第1剛性部材(202)および第2剛性部材(204)の両方に固定する請求項1〜4のいずれかに記載の電気化学セルスタックモジュール。
【請求項6】
少なくとも1つのコネクター(206)を、第1剛性部材(202)および電気化学セルスタック(100)に固定する請求項1〜5のいずれかに記載の電気化学セルスタックモジュール。
【請求項7】
少なくとも1つのコネクター(206)を、電気化学セルスタック(100)の流路(114、117、122、124)の内側に配置する請求項1〜6のいずれかに記載の電気化学セルスタックモジュール。
【請求項8】
少なくとも1つのコネクターは中空であり、電気化学セルスタックの流路を形成する請求項1〜7のいずれかに記載の電気化学セルスタックモジュール。
【請求項9】
第1および第2剛性部材(202、204)は、スタック(100)の周りに円筒スリーブ(402)を形成する請求項1に記載の電気化学セルスタックモジュール。
【請求項10】
非導電枠(150)は、50℃〜300℃の範囲の最高動作温度を有する材料を備える請求項1〜9のいずれかに記載の電気化学セルスタックモジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−88555(P2008−88555A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−253382(P2007−253382)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【氏名又は名称原語表記】GENERAL ELECTRIC COMPANY
【Fターム(参考)】