説明

加熱調理器

【課題】角皿を加熱室から扉側まで引き出す際に、角皿が接着剤の盛り上がり部に当たるのを防いで、スムーズに引き出せるようにする。
【解決手段】内部が加熱室5と電気室6に画成され、加熱室5には被加熱物の出し入れを行う前面開口部7が形成された本体1と、加熱室内の底面上に収納可能な角皿13と、本体1の前面を覆うように本体1に開閉自在に設けられた縦開き扉9と、縦開き扉9のフレーム9aに接着剤30で固定されてこのフレーム9aと共に扉内面を形成する窓ガラス8とを有し、加熱室5の底面に角皿13を載置して被加熱物を加熱する加熱調理器において、縦開き扉9の内面に、窓ガラス8を固着している接着剤30の盛り上がり高さよりも突出高さが高く、かつ角皿13を引き出し方向に案内する凸形状部31a,31bを設けたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は加熱調理器、特に縦開きの扉を有する加熱調理器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、加熱調理器は、前面開口部を有し被加熱物を収容する加熱室と、マイクロ波を発振するマグネトロンとマグネトロンの発振するマイクロ波を加熱室に拡散させる回転アンテナと、被加熱物の前面開口部を覆う開閉自在な縦開き扉と、加熱室の底面上に収納可能な角皿とを備えている。そして、加熱室の底面が仕切板により構成され、仕切板は加熱室にシリコン等の接着剤で固定されている。また、扉には加熱室内の視認性を向上させるための窓ガラスが設けられている。窓ガラスは、扉のフレームにシリコン等の接着剤で固定されており、窓ガラスとフレームによって扉内面が形成されている。
【0003】
このようなものにおいて、加熱室の底面となる仕切板を固定するシリコン等の接着剤は、仕切板の固定部(接着部)に盛り上がるように形成されており、収納された角皿と接触する。また、シリコン等の接着剤は、摩擦力が大きく、角皿の出し入れ時に引っ掛かってしまう。
【0004】
そこで、加熱室側面に角皿用のガイドレールを設けて、角皿を取り出し易くしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第4265693号公報(図4、図7)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、加熱室側面に角皿用のガイドレールを設けて、角皿を取り出し易くしたものにあっても、角皿を加熱室から扉部まで引き出すと、ガラスを固定しているシリコンの盛り上がり部に当たるため、角皿と扉内面のシリコンとの摩擦によって、角皿が引っ掛かって動かなくなり、角皿取り出し性が悪化したり、更には扉内面のシリコンが剥がれる等の問題が生じる。
【0007】
本発明の技術的課題は、角皿を加熱室から扉側まで引き出す際に、角皿が接着剤の盛り上がり部に当たるのを防いで、スムーズに引き出せるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る加熱調理器は、下記の構成からなるものである。すなわち、内部が加熱室と電気室に画成され、加熱室には被加熱物の出し入れを行う前面開口部が形成された本体と、加熱室内の底面上に収納可能な角皿と、本体の前面を覆うように本体に開閉自在に設けられた縦開き扉と、縦開き扉のフレームに接着剤で固定されてこのフレームと共に扉内面を形成する窓ガラスとを有し、加熱室の底面に角皿を載置して被加熱物を加熱する加熱調理器において、縦開き扉の内面に、窓ガラスを固着している接着剤の盛り上がり高さよりも突出高さが高く、かつ角皿を引き出し方向に案内する凸形状部を設けたものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の加熱調理器によれば、縦開き扉の内面に、窓ガラスを固着している接着剤の盛り上がり高さよりも突出高さが高く、かつ角皿を引き出し方向に案内する凸形状部を設けたので、角皿を加熱室から扉側まで引き出す際に、角皿が接着剤の盛り上がり部に当たることがなくなって、スムーズに引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態1に係る加熱調理器の角皿を引き出す前の状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る加熱調理器の角皿を引き出している途中の状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る加熱調理器の角皿を取り出した後の状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態1に係る加熱調理器の閉扉状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態1に係る加熱調理器を外装板を外した状態で示す斜視図である。
【図6】本発明の実施形態1に係る加熱調理器の内部構造を示す正面視の断面図である。
【図7】本発明の実施形態1に係る加熱調理器の角皿を引き出している途中の状態を示す側面視の断面図である。
【図8】図7の要部を拡大して示す断面図である。
【図9】本発明の実施形態1に係る加熱調理器の角皿と扉側の凸形状部とストッパーとの関係を側方より示す要部拡大断面図である。
【図10】本発明の実施形態1に係る加熱調理器の角皿と扉側の凸形状部との関係を正面側より示す要部拡大断面図である。
【図11】本発明の実施形態2に係る加熱調理器の角皿側のガイドと扉側の凸形状部との関係を正面側より示す要部拡大断面図である。
【図12】本発明の実施形態2に係る加熱調理器の角皿をストッパー部位まで引き出した状態を示す側面視の断面図である。
【図13】本発明の実施形態3に係る加熱調理器の角皿を取り出した後の状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施形態3に係る加熱調理器の角皿と扉側の角皿引き出し方向に直交する凸部との関係を側方より示す要部拡大断面図である。
【図15】本発明の実施形態4に係る加熱調理器の角皿と扉側のスペーサーとの関係を正面側より示す要部拡大断面図である。
【図16】本発明の実施形態6に係る加熱調理器の要部であるフレームの窓ガラス固定部を拡大して示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施形態1.
図1は本発明の実施形態1に係る加熱調理器の角皿を引き出す前の状態を示す斜視図である。図2は本発明の実施形態1に係る加熱調理器の角皿を引き出している途中の状態を示す斜視図である。図3は本発明の実施形態1に係る加熱調理器の角皿を取り出した後の状態を示す斜視図である。図4は本発明の実施形態1に係る加熱調理器の閉扉状態を示す斜視図である。図5は本発明の実施形態1に係る加熱調理器を外装板を外した状態で示す斜視図である。図6は本発明の実施形態1に係る加熱調理器の内部構造を示す正面視の断面図である。図7は本発明の実施形態1に係る加熱調理器の角皿を引き出している途中の状態を示す側面視の断面図である。図8は図7の要部を拡大して示す断面図である。図9は本発明の実施形態1に係る加熱調理器の角皿と扉側の凸形状部とストッパーとの関係を側方より示す要部拡大断面図である。図10は本発明の実施形態1に係る加熱調理器の角皿と扉側の凸形状部との関係を正面側より示す要部拡大断面図である。
【0012】
本発明の実施形態1の加熱調理器は、本発明をオーブンレンジに適用したものであり、図1乃至図6のように前壁となる前板2を有しかつ外装板3に覆われた本体1の内部は加熱室5と電気室6に画成されている。加熱室5には、その前面となる前板2に被加熱物の出し入れを行う開口部(以下「前面開口部」という)7が形成され、この前面開口部7を含む本体の前面の全域が、一部に窓ガラス8を有した縦開き扉9によって開閉されるようになっている。縦開き扉9は、下辺部が本体1に軸支され、上辺中央部にハンドル10が設けられている。窓ガラス8は、縦開き扉9の板金でなるフレーム9aにシリコン等の接着剤30によって固定されており、窓ガラス8とフレーム9aとは共に扉内面を形成している。電気室6には、マグネトロン11と、このマグネトロン11に駆動電力を供給する高圧電力発生手段12とが配置されている。加熱室5には、両側壁に角皿13を支持する棚保持部14a,14bが設けられているとともに、一方の側壁に、加熱室5内の被加熱物の温度を検出する赤外線センサー15が設置されている。角皿13は、通常、加熱室5の底面に載置されて使用される。加熱室5を加熱する手段として、マイクロ波を用いたマイクロ波加熱手段と、ヒーターを用いた輻射加熱手段が備えられている。
【0013】
マイクロ波加熱とは、図6のように電気室6に設置したマグネトロン11よりマイクロ波が励起され、導波管16を伝搬し、加熱室5下部に配置されたアンテナモーター17により駆動される回転アンテナ18を介して加熱室5内部へ放射し、マイクロ波により被加熱物を加熱する方式を指す。
【0014】
輻射加熱とは、加熱室5の上部や下部に設置されたヒーターにて、加熱室5内部を高温にし、被加熱物を加熱する方式を指す。ここでは、図5、図6のように上ヒーター(フラットヒーター)21と下ヒーター(シーズヒーター)22が配置され、上ヒーター21の上方に断熱材23が設置されている。
【0015】
正面から見て縦開き扉9における加熱室5の前面開口部7と対向しない右側位置、つまり縦開き扉9における電気室6に対応する部位には、図4のように操作部24と、この操作部24による操作の入力状態や調理状態を表示する表示部25とが当該縦開き扉9と一体に設けられている。操作部24は、例えば高周波加熱またはヒーター加熱を選択する選択ボタンや加熱時間等の加熱条件を入力する入力ボタンやスタートキーや取消キー等を有している。
【0016】
正面から見て縦開き扉9のフレーム9aの窓ガラス8を挟む左右両側には、図1、図3、図10のように窓ガラス8を固着している接着剤30の盛り上がり高さよりも突出高さが高く、かつ角皿13を引き出し方向に案内する凸形状部すなわち凸条31a,31bが設けられている。なお、凸形状部とは、ここでは凸条31a,31bを例に挙げて説明しているが、その他に、例えば引き出し方向に配置した一連の凸部やスペーサーなども含まれるものである。
【0017】
これにより、角皿13を引き出した時には、図1、図2、図7、図8、図10のように角皿13を凸条31a,31bに載せて、引き出し方向に案内することができる。このため、接着剤30の盛り上がり部と角皿13との接触がなくなり、角皿13をスムーズに引き出すことができる。
【0018】
また、凸条31a,31bの長さ寸法は、図1、図3のように接着剤30の角皿引き出し方向寸法よりも長くしている。これにより、接着剤30の盛り上がり部と角皿13との接触を確実に防止することができる。
【0019】
また、凸条31a,31bの角皿引き出し方向先端部に、図1、図3、図9のように角皿13と係合可能なストッパー32a,32bを設けている。これにより、角皿引き出し時に、使用者に角皿引き出し終端であることを気付かせることができ、角皿13の縦開き扉9からの脱落が防止され、安全性が向上する。
【0020】
また、ここでは凸条31a,31bを、縦開き扉9の板金でなるフレーム9aに設けているので、製作が容易である。なお、凸条31a,31bの材料は金属に限るものでなく、その他の材料、例えば樹脂等で形成してもよいものである。
【0021】
実施形態2.
図11は本発明の実施形態2に係る加熱調理器の角皿側のガイドと扉側の凸形状部との関係を正面側より示す要部拡大断面図である。図12は本発明の実施形態2に係る加熱調理器の角皿をストッパー部位まで引き出した状態を示す側面視の断面図である。なお、各図中、前述の実施形態1に相当する部分には同一符号を付してある。
【0022】
本発明の実施形態2の加熱調理器は、角皿13に、縦開き扉9側の凸条31a,31bの外側に沿って延びるガイド13aを設けたものである。それ以外の構成は前述の実施形態1のものと同一である。
【0023】
本発明の実施形態2の加熱調理器においては、角皿13の引き出し時に、引き出し方向と交差する方向の動きを、ガイド13aが縦開き扉9側の凸条31a,31bと当接することで規制する。このため、引き出し時の角皿13の横ぶれが防止され、安定した引き出しが可能となる。
【0024】
実施形態3.
図13は本発明の実施形態3に係る加熱調理器の角皿を取り出した後の状態を示す斜視図である。図14は本発明の実施形態3に係る加熱調理器の角皿と扉側の角皿引き出し方向に直交する凸部との関係を側方より示す要部拡大断面図である。なお、各図中、前述の実施形態1に相当する部分には同一符号を付してある。
【0025】
本発明の実施形態3の加熱調理器は、縦開き扉9側の凸形状部すなわち角皿引き出し方向に延びる凸条31c,31dを、縦開き扉9の窓ガラス8に設けるとともに、縦開き扉9における窓ガラス8と加熱室5の前面開口部7との間、つまり窓ガラス8の手前に、角皿引き出し方向に直交する凸条33を設けたものである。それ以外の構成は前述の実施形態1のものと同一である。
【0026】
本発明の実施形態3の加熱調理器においては、縦開き扉9側の凸形状部すなわち角皿引き出し方向に延びる凸条31c,31dを、縦開き扉9の窓ガラス8に設けているので、縦開き扉9の板金でなるフレーム9aの塗装面を痛めることがない。
【0027】
また、窓ガラス8の手前、換言すれば窓ガラス8への移載部に、角皿引き出し方向に直交する凸条33を設けているので、角皿13の引き出し時に、角皿13を窓ガラス8の面と干渉させることなく凸条31c,31dへ案内することができる。
【0028】
実施形態4.
図15は本発明の実施形態4に係る加熱調理器の角皿と扉側のスペーサーとの関係を正面側より示す要部拡大断面図であり、図中、前述の実施形態1に相当する部分には同一符号を付してある。
【0029】
本発明の実施形態4の加熱調理器は、凸形状部を、窓ガラス8を固着している接着剤30中に部分的に埋め込まれて、反埋込部が接着剤30の盛り上がり部よりも突出するスペーサー40により構成したものである。それ以外の構成は前述の実施形態1のものと同一である。
【0030】
本発明の実施形態4の加熱調理器においては、凸形状部を、別部材で構成されるスペーサー40により構成しているので、より摺動性のよい部品を選択して使用することができる。
【0031】
ここまでは、凸形状部を縦開き扉9の側に設けたものについて説明したが、凸形状部は角皿13側に設けてもよいものである。次に、凸形状部を角皿13側に設けた場合について説明する。
【0032】
実施形態5.
本発明の実施形態5の加熱調理器は、凸形状部を、前記角皿の下面に、窓ガラス8を固着している接着剤30の盛り上がり高さよりも突出高さが高く、かつ当該角皿を引き出し方向に案内する凸形状部を設けたものである。これにより、前述の実施形態1と同様に、角皿13をスムーズに引き出すことができるという効果が得られる。
【0033】
また、角皿13の下面に設けた凸形状部の長さ寸法を、前記接着剤の角皿引き出し方向寸法よりも長くしたものである。これにより、前述の実施形態1と同様に、接着剤30の盛り上がり部と角皿13との接触を確実に防止することができるという効果が得られる。
【0034】
また、縦開き扉9の内面における角皿引き出し方向先端部に、角皿13と係合可能なストッパーを設けたものである。これにより、前述の実施形態1と同様に、角皿引き出し時に、使用者に角皿引き出し終端であることを気付かせることができ、角皿13の縦開き扉9からの脱落が防止され、安全性が向上するという効果が得られる。
【0035】
また、縦開き扉9の内面に、角皿13の下面の凸形状部に沿って延びるガイドを設けてもよいものである。これにより、前述の実施形態2と同様に、角皿13の引き出し時に、引き出し方向と交差する方向の動きを、扉側のガイドが角皿13側の凸形状部と当接することで規制する。このため、引き出し時の角皿13の横ぶれが防止され、安定した引き出しが可能となるという効果が得られる。
【0036】
また、凸形状部を、角皿の下面に取り付けた別部材でなるスペーサーにより構成してもよいものである。これにより、前述の実施形態4と同様に、より摺動性のよい部品を選択して使用することができるという効果が得られる。
【0037】
実施形態6.
図16は本発明の実施形態6に係る加熱調理器の要部であるフレームの窓ガラス固定部を拡大して示す断面図であり、図中、前述の実施形態1に相当する部分には同一符号を付してある。
【0038】
本発明の実施形態6の加熱調理器は、縦開き扉9の内面のフレーム9aの窓ガラス8の固定面9bを、接着剤30のはみ出し部と角皿13との間にクリアランスを確保できる量、当該縦開き扉9の内面より凹陥させ、その凹陥部の角皿引き出し方向縁部を、角皿13を加熱室5内より引き出す際のガイドとしたものである。
【0039】
本発明の実施形態6の加熱調理器においては、縦開き扉9の内面のフレーム9aの窓ガラス8の固定面9bを、接着剤30のはみ出し部と角皿13との間にクリアランスを確保できる量、当該縦開き扉9の内面より凹陥させ、その凹陥部の角皿引き出し方向縁部を、角皿13を加熱室5内より引き出す際のガイドとして利用しているので、余分な加工を必要とせず、その分、製造コストを低く抑えることができる。
【符号の説明】
【0040】
1 本体、2 前板、3 外装板、5 加熱室、6 電気室、7 前面開口部、8 窓ガラス、9 縦開き扉、9a フレーム、9b 窓ガラスの固定面、10 ハンドル、11 マグネトロン、12 高圧電力発生手段、13 角皿、13a 角皿に設けたガイド、14a,14b 棚保持部、15 赤外線センサー、16 導波管、17 アンテナモーター、18 回転アンテナ、21 上ヒーター(フラットヒーター)、22 下ヒーター(シーズヒーター)、23 断熱材、24 操作部、25 表示部、30 接着剤、31a,31b、31c,31d 凸条(凸形状部)、32a,32b ストッパー、40 スペーサー(凸形状部)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部が加熱室と電気室に画成され、前記加熱室には被加熱物の出し入れを行う前面開口部が形成された本体と、
前記加熱室内の底面上に収納可能な角皿と、
前記本体の前面を覆うように前記本体に開閉自在に設けられた縦開き扉と、
前記縦開き扉のフレームに接着剤で固定されて該フレームと共に扉内面を形成する窓ガラスとを有し、
前記加熱室の底面に前記角皿を載置して被加熱物を加熱する加熱調理器において、
前記縦開き扉の内面に、前記窓ガラスを固着している前記接着剤の盛り上がり高さよりも突出高さが高く、かつ前記角皿を引き出し方向に案内する凸形状部を設けたことを特徴とする加熱調理器。
【請求項2】
前記縦開き扉の内面に設けた凸形状部の長さ寸法を、前記接着剤の角皿引き出し方向寸法よりも長くしたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記縦開き扉の内面に設けた凸形状部の角皿引き出し方向先端部に、前記角皿と係合可能なストッパーを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記角皿に、前記縦開き扉の凸形状部に沿って延びるガイドを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記凸形状部を、前記縦開き扉の前記フレームに設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記凸形状部を、前記縦開き扉の前記窓ガラスに設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の加熱調理器。
【請求項7】
前記凸形状部を、前記窓ガラスを固着している前記接着剤中に部分的に埋め込まれて、反埋込部が前記接着剤の盛り上がり部よりも突出するスペーサーにより構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の加熱調理器。
【請求項8】
内部が加熱室と電気室に画成され、前記加熱室には被加熱物の出し入れを行う前面開口部が形成された本体と、
前記加熱室内の底面上に収納可能な角皿と、
前記本体の前面を覆うように前記本体に開閉自在に設けられた縦開き扉と、
前記縦開き扉のフレームに接着剤で固定されて該フレームと共に扉内面を形成する窓ガラスとを有し、
前記加熱室の底面に前記角皿を載置して被加熱物を加熱する加熱調理器において、
前記前記角皿の下面に、前記窓ガラスを固着している前記接着剤の盛り上がり高さよりも突出高さが高く、かつ当該角皿の引き出し方向に延出する凸形状部を設けたことを特徴とする加熱調理器。
【請求項9】
前記角皿の下面に設けた凸形状部の長さ寸法を、前記接着剤の角皿引き出し方向寸法よりも長くしたことを特徴とする請求項8記載の加熱調理器。
【請求項10】
前記縦開き扉の内面における前記角皿引き出し方向先端部に、前記角皿と係合可能なストッパーを設けたことを特徴とする請求項8又は請求項9記載の加熱調理器。
【請求項11】
前記縦開き扉の内面に、前記角皿の下面の凸形状部に沿って延びるガイドを設けたことを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の加熱調理器。
【請求項12】
前記凸形状部を、前記角皿の下面に取り付けたスペーサーにより構成したことを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれかに記載の加熱調理器。
【請求項13】
内部が加熱室と電気室に画成され、前記加熱室には被加熱物の出し入れを行う前面開口部が形成された本体と、
前記加熱室内の底面上に収納可能な角皿と、
前記本体の前面を覆うように前記本体に開閉自在に設けられた縦開き扉と、
前記縦開き扉のフレームに接着剤で固定されて該フレームと共に扉内面を形成する窓ガラスとを有し、
前記加熱室の底面に角皿を載置して被加熱物を加熱する加熱調理器において、
前記縦開き扉の内面の前記フレームの前記窓ガラスの固定面を、前記接着剤のはみ出し部と前記角皿との間にクリアランスを確保できる量、当該縦開き扉の内面より凹陥させ、その凹陥部の角皿引き出し方向縁部を、前記角皿を前記加熱室内より引き出す際のガイドとしたことを特徴とする加熱調理器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate