説明

動物用離乳食自動給餌システム

この発明は動物用離乳食自動給餌システムに関し、離乳食(F)が保存されるホッパー(11)と、ホッパー(11)に設置されて離乳食(F)を移送させるための移送ユニット(12、13)を含む離乳食の供給部(10);水が収容されているタンク(21)と、タンク(21)に収容された水を移送するための給水ポンプ(22)を含む給水部(20);離乳食の供給部(10)で移送される離乳食(F〕と給水部(20)で移送される水が供給されて、その離乳食と水を攪拌させる攪拌機(31)が設置される攪拌部(30);攪拌部(30)とつながれて給餌トレイまで液状離乳食を選択的に供給及び供給遮断する給餌部(40);上記の構成を電気的な信号で自動制御する制御部;を含むことを特徴にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は動物用離乳食自動給餌システムに関し、詳細には、家畜に離乳食を自動で供給することができる動物用離乳食自動給餌システムに関する。
【背景技術】
【0002】
今日、農家で家畜を飼育するにあたって生産性を大きく低下させる要因として常在性疾病があり、このような常在性疾病に家畜が感染されないようにすることが生産性を向上するためのもっとも重要な問題として取り上げられている。
提案された方法の中では、隔離型早期離乳(Segregated Early Weaning)法は常在性疾病に感染されることを阻む一番効率的な方法として知られている。この方法は、家畜を離乳日齢に合わせて、隔離して育てることで、子豚や肥肉豚と同じような家畜の大量死率は著しく減少させ、肥肉豚の場合は、体重増加が改善されるので市場出荷日齢が短縮されるようになる。
これを具現するため、豚が生まれた後、母豚の離乳状態と等しい離乳条件を提供しなければならず、例えば、1時間おきに1日24回の一定量の離乳をし、液状の離乳食と温水の混合物を与えることが豚にとって効果的飼育である。
ところが、上隔離型早期離乳は、過度な労動力を導入する必要があり、労動力不足のほとんどの農家では1回の供給量と供給回数を任意的に決めているので、子豚の効率的な成長に障害になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、液状の離乳食を自動的に家畜に与えることにより、労働力を減らし、養豚の生産性を改良する動物用離乳食自動給餌システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、離乳食の自動的に供給するシステムであって、離乳食が保存されるホッパーからなる離乳食供給部と、ホッパーに設置されて上記離乳食を移送させる移送ユニットと、水が収容されるタンクからなる給水部と、タンクに収容された水を移送する給水ポンプと、離乳食供給部からの離乳食と給水部からの水を受け、水の中に離乳食を攪拌し、液状の離乳食を作る攪拌機からなる攪拌部と、攪拌機に接続され、給餌トレイへの離乳食の供給及び供給停止を選択的に行う給餌部と、離乳食供給部、給水部、攪拌部、給餌部を制御を行う制御部と、からなる。
離乳食供給部は、さらに、ホッパー上に設置される第1モーターと、第1モーターと連動されホッパー内の離乳食を攪拌させるインペラーを備えてもよい。
移送ユニットは、攪拌部への湿気の逆流による離乳食の変質を防止する屈曲経路に沿って設置され、ホッパー下端に設置される第1移送ユニットと攪拌部に接続される第2移送ユニットからなり、第1及び第2の移送ユニットは、それぞれ、第2モーター及び第3モーターによってそれぞれ回転される第1移送スクリュー及び第2スクリューからなる。そして、第2移送ユニットの終端は攪拌部を開閉するドアを備えてもよい。
給水部は、さらに、タンク内の水を加温するヒーターと、加温された水の温度を計測する温度センサーを備えてもよい。
攪拌部は、給水部に接続され、自動又は手動で攪拌部内部を洗浄する攪拌洗浄ノズルを備えてもよい。
給餌部は、攪拌部の底部に設置される給餌本体と攪拌部に開口する給餌経路と、給餌本体に設置されるソレノイドと連動し、給餌経路をそれぞれ開閉するバルブヘッドと、給餌本体に接続され、離乳食を給餌トレイに移送する給餌管路とを備えてもよい。給餌管路は、海水管路に接続され、洗浄水と離乳食を選択的に給餌トレイと排水管路に切り替える3方向バルブを備えてもよい。
給餌部は、複数の豚舎に接続され、各移送ラインの開閉を行う離乳食を移送する移送ポンプと移送ラインと結合するソレノイドバルブ、及び移送ポンプとソレノイドバルブの間に設置され、移送ポンプに離乳食が逆流するのを防止するチャックバルブとを備えてもよい。
【発明の効果】
【0005】
このように本発明に係る動物用離乳食自動給餌システムによれば、液状離乳食を給餌トレイまで自動的に供給できるので、労力及び要するコストを削減できるだけではなく、周期的に液状離乳食を供給することにより、家畜がもっとも成長する生肉条件を生み出し、生産性を向上させることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下に、本発明に係る動物用離乳食自動給餌システムを添付の図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る動物用離乳食自動給餌システムの正面図、図2は、ホッパーにインペラーが設置された図1に係る本発明の動物用離乳食自動給餌システムの正面図であり、図3は、図1に示した給餌部の拡大図、図4は、複数の給餌部を豚舎それぞれ設置した本発明に係る動物用離乳食自動給餌システムの修正図である。
【0007】
上記図1に示すように、本発明に係る動物用離乳食自動給餌システムは、離乳食供給部(10)、給水部(20)、攪拌部(30)、給餌部(40)及び制御部(不図示)からなる。離乳食供給部(10)は、家畜(すなわち、本実施例においては子豚)用離乳食を保存し、給水部(20)は、水を保存する。攪拌部(30)は、離乳食供給部(10)から移送される離乳食と給水部(20)から移送される水を攪拌し、液状の離乳食とする。給餌部(40)は、攪拌部(30)の下端に接続され、液状の離乳食を給餌トレイに選択的に供給し又は供給を停止する。制御部(不図示)は、電気的信号を用いて離乳食供給部(10)、給水部(20)、攪拌部(30)、給餌部(40)を自動的に制御する。
【0008】
離乳食供給部(10)は、離乳食(F)が保存されるホッパー(11)と離乳食(F)を移送させるための移送ユニットからなる。移送ユニットは、ホッパー(11)内への湿気の流入によって生じる離乳食(F)の損傷を防ぐために屈曲路が設置される。移送ユニットは、ホッパー(11)の下端に設置される第1移送ユニット(12)と攪拌部(30)に接続される第2移送ユニット(13)からなる。第1及び第2の移送ユニット(12、13)は、屈曲し、互いに接続されている。第1移送ユニット(12)は、モーター(12b)によって回転される第1移送スクリュー(12a)を有し、また、一方、第2移送ユニット(13)もまたモーター(13b)によって回転される第2移送スクリュー(13a)を有する。第1移送ユニット(12)又は第2移送ユニット(13)が、第1移送スクリュー(12a)又は第2移送スクリュー(13a)が回転しながら離乳食を攪拌部(30)へと押し出すように制御部によって制御される。第1、2移送ユニット(12)(13)は屈曲路を有するので、攪拌部(30)内の湿気は離乳食供給部(10)へ逆流することができない。
【0009】
一方、ホッパー(11)内の離乳食の詰まりを防ぎ、移送ユニットへの移送を促進するために、図2に示すように、ホッパー(11)にモーター(16)を設置し、モーター(16)によって連動するインペラー(17)をホッパー(11)内部に設置してもよい。この場合、インペラー(17)は離乳食を攪拌することによって離乳食が詰まる現象を根本的に防止することができる。または、ホッパー(11)内部にソレノイド(不図示)によって、上下動することによって離乳食の詰まりを減殺することもできる。
第2移送ユニット(13)の端部は、ドア(14)を含む攪拌部(30)内部に接続され、制御部によって選択的に開閉される。また、ノズル(不図示)がコンプレッサーに接続され、圧縮空気を噴霧する。第2移送ユニット(13)が充分な量の離乳食を攪拌部(30)に移送した後、ドア(14)は第2移送ユニット(13)の端部を閉める。
【0010】
一方、ホッパー(11)には残量指示計(15)を設置することができ、ホッパー(11)内の離乳食(F)の保存量を表示させる。さらにホッパー(11)の上部に透明なアクリルを設置することにより、離乳食(F)の残量を目視することができる。
【0011】
給水部(20)は水が収容されるタンク(21)と給水ポンプ(22)からなり、タンク(21)に収容された水を移送する。タンク(21)では上水ライン(L1)通じて供給される水が供給され、外部の容量指示計(21a)によって貯水量を目視することができる。上水ライン(L1)には制御部によって給水部(20)への水の供給を制御する第1ソレノイドバルブ(S1)が設置される。
給水部(20)の下端にはヒーター(23)及び温度センサー(24)が設置され、ヒーター(23)は、給水部(20)内に保存された水を加温し、温度センサー(24)は加温された水の温度を測定する。温度センサー(24)は制御部に水温に関する情報を与えることで、ヒーター(23)は設定された温度値を維持する。
【0012】
給水部(20)内の下部と上部には保存された水の流量を検知するためのローセンサー(25)とハイセンサー(26)が設置されている。ローセンサー(25)とハイセンサー(26)は流量に関する情報を制御部へ送る。例えば、給水部(20)で水がほとんど全部流れ出ればローセンサー(25)がこれを検知して制御部に知らせ、制御部は第1ソレノイドバルブ(S1)を開くようにして、上水ライン(L1)を通じて給水させるようにする。
【0013】
一方、給水部(20)に水が十分に入れば、ハイセンサー(26)がこれを検知してその情報を制御部に知らせ、制御部は第1ソレノイドバルブ(S1)を閉じ、給水部(20)に水がこれ以上給水されないようにする。
上水ライン(Ll)には、別途延長されたシャワーノーズル(27)を設置することができる。このようなシャワーノーズル(27)は噴射される水を利用して離乳食供給部(10)や給水部(20)の内部を洗浄することができる。
攪拌部(30)は、供給部(10)からの離乳食(F)と給水部(20)からの水を受けて、攪拌機(31)によって離乳食(F)を均一に攪拌する。本発明においては、攪拌機(31)は攪拌部(30)の上に設置されたモーター(31b)とそのモーター(31b)によって回転されるインペラー(31a)から成る。攪拌部(30)に流入された離乳食(F)と水は、インペラー(31a)によって均一に攪拌されて液状離乳食になる。
【0014】
攪拌部(30)は、給水部(20)とつながる攪拌洗浄ノズルからなり、攪拌部(30)の内部を洗浄する。攪拌洗浄ノズル(32)は強力な水噴射が攪拌部(30)の内部はもちろんインペラー(31a)も洗浄する。
また、攪拌部(30)にはレベルセンサー(33)が設置され、給餌部(40)から離乳食がすべて流れ出れば、レベルセンサー(33)がこれを検知して洗浄水が攪拌部(30)に直ちに注入される。
給餌部(40)は給餌部本体(43)、ソレノイド(42)、バルブヘッド(41)及び給餌管路(44)からなり、給餌部本体(43)は、攪拌部(30)の底部に設置され、攪拌部(30)の内部に開口する給餌経路(41a)を有する。
【0015】
ソレノイド(42)は、給餌部本体(43)に設置され、バルブヘッド(41)がソレノイド(42)によって連動して給餌経路(41a)を選択的に開閉する。給餌管路(44)は、給餌部本体(43)とつながって液状離乳食を給餌トレイまで移送する。給餌部(40)は制御部によって制御され、液状離乳食を一定の決まった時間間隔で、供給できるようにする。この時、バルブヘッド(41)にオーリング(不図示)を設置することで、バルブヘッド(41)と給餌経路(41a)の間に、不必要な隙間が発生しないようにして、液状離乳食がバルブヘッド(41)内に漏れないようにする。
【0016】
この時、給餌管路(44)は配水管路(45)ともつながり、また、3方向バルブ(S3)からなり、その給餌管路(44)にはそれを経由した洗浄水や液状離乳食を給餌トレイ、または上記配水管路(45)に選択的に経路変更させる3方向バルブ(S3)が設置される。給餌管路(44)は子豚が離乳している給餌トレイ(不図示)までつながっていて、給餌管路(44)が液状離乳食を給餌トレイまで供給するのに別途の労動力を必要としない。
一方、給水部(20)と配水管路(45)の間には洗浄ライン(L2)が設置されて、その洗浄ライン(L2)には制御部によって制御される第2ソレノイドバルブ(S2)が設置される。
【0017】
3方向バルブ(S3)と第2ソレノイドバルブ(S2)を適切に作動させることにより、給水部(20)を洗浄した水や、あるいは、攪拌部(30)を洗浄した水を配水管路(45)に送ることができる。
一方、図4に示されるように、給餌部は、移送ポンプ(50)、ソレノイドバルブ(54)、アクチュエータバルブ(55)及びチェックバルブ(51)から構成される。移送ポンプ(50)は、液状離乳食を移送し、ソレノイドバルブ(54)とアクチュエータバルブ(55)は移送ラインを結合し、複数の豚舎(A,B,C,D. ..)に接続されて、各移送ラインの移送経路の開閉をする。
チェックバルブ(51)は、移送ポンプ(50)とソレノイドバルブ(54)の間に設置され、液状離乳食が移送ポンプ(50)に逆流するのを防止する。さらに、給餌部(40)は、コンプレッサー(53)を構成することができ、移送経路内の液状離乳食の残りを豚舎(A、B、C、D、....)に移送することを助ける。
【0018】
以下、前述の離乳食自動給餌システムの操作を詳細に述べる。
初めに、離乳食供給部(10)のホッパー(11)に保存された離乳食(F)は、重力によって第1移送スクリュー(12a)に落下し、第1移送スクリュー(12a)によって移送される。次に、離乳食(F)は、第2移送スクリュー(13a)によって移送され、攪拌部(30)内に押し込まれる。充分な量の離乳食が攪拌部(30)内に押し込まれると、湿気が攪拌部(30)から離乳食供給部(10)に逆流しないように、ドア(14)が第2移送ユニット(13)の端部を閉じる。同時に、給水部(20)に蓄えられた水を給水ポンプ(22)によって攪拌部(30)に移送する。次に、攪拌部(30)内で、該水をヒーター(23)によって充分な温度に加温する。
攪拌部(30)に供給された離乳食(F)と水はインペラー(31a)によって攪拌され、そして液状離乳食となる。
【0019】
次に、給餌部(40)内のソレノイド(42)が制御部によって操作されて、バルブヘッド(41)が、給餌経路(41a)の開閉させる。それ故、完全に液状態の離乳食は、バルブヘッド(41)によって選択的に給餌管路(44)に供給又は供給停止される。液状離乳食は、給餌管路(44)を介して給餌トレイに供給される。ここで、制御部はソレノイド(42)をユーザーが決める一定の決まった時間間隔や特定の時間量で操作可能とする。
【0020】
攪拌部(30)の内部が洗浄されるときには、攪拌部(30)の底部に設置されたレベルセンサー(33)の検知操作や制御部の事前設定洗浄プログラムに従って攪拌洗浄ノズル(32)を介して水が強力に噴射され、攪拌部(30)やインペラー(31a)の内部を洗浄するのに使用される。攪拌部(30)の洗浄に使用された後は、その水は、3方向バルブ(S3)の操作によって給餌管路(44)を介して給餌トレイに流しても良く、また、配水管路(45)を介して排水させても良い。これによって、何らの労力を要することなく水を子豚に与えることができる。
【0021】
一方、液状離乳食が少し長い距離を移送させるとか、複数の豚舎(A、B、C、D、...)に供給するような場合は、豚舎(A、B、C、D、...)への液状離乳食の移送は、図4に示すような構成を使用して制御することができる。すなわち、移送ポンプ(50)によって液状離乳食は移送され、そして、ソレノイドバルブ(54)及びアクチュレーターバルブ(55)を使用することによって各豚舎(A、B、C、D、...)に選択的に移送される。チェックバルブ(51)は液状離乳食が移送ポンプ(50)に逆流するのを防止し、コンプレッサー(53)は管路内の残留液状離乳食を豚舎(A、B、C、D、...)に移送させる。このようにすることで、複数の豚舎A、B、C、D、...)は一つのシステムで効率的な運用が可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明の離乳食自動給餌システムによれば、液状離乳食を自動的に給餌トレイに供給することができ、したがって、労力及びコストを削減でき、また、液状離乳食を家畜に定期的に供給することができ、その結果、最適な飼育状態を提供でき、家畜の生産性の改良することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】図1は、本発明に係る動物用離乳食自動給餌システムの正面図。
【図2】図2は、ホッパーにインペラーが設置された図1に係る本発明の動物用離乳食自動給餌システムの正面図である。
【図3】図3は、図1に示した給餌部の拡大図。
【図4】図4は、複数の給餌部を豚舎それぞれ設置した本発明に係る動物用離乳食自動給餌システムの修正図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
離乳食が保存されるホッパーからなる離乳食供給部と、
ホッパーに設置されて離乳食を移送する移送ユニットと、
水が収容されるタンクからなる給水部と、
タンクに収容された水を移送する給水ポンプと、
離乳食供給部からの離乳食と給水部からの水を受けて、水の中に離乳食を攪拌し、液状の離乳食を作る攪拌機からなる攪拌部と、
攪拌機に接続され、給餌トレイへの離乳食の供給及び供給停止を選択的に行う給餌部と、
離乳食供給部、給水部、攪拌部、給餌部を制御を行う制御部と、
を備えることを特徴とする動物用離乳食自動給餌システム。
【請求項2】
請求項1に係るシステムにおいて、
離乳食供給部は、さらに、ホッパー上に設置される第1モーターと、
第1モーターと連動してホッパー内の離乳食を攪拌するインペラーと、
を備える。
【請求項3】
請求項1に係るシステムにおいて、
移送ユニットは、攪拌部への湿気の逆流による離乳食の変質を防止する屈曲経路に沿って設置され、ホッパー下端に設置される第1移送ユニットと攪拌部に接続される第2移送ユニットからなり、
第1及び第2の移送ユニットは、それぞれ、第2モーター及び第3モーターによってそれぞれ回転される第1移送スクリュー及び第2スクリューとを備える。
【請求項4】
請求項3に係るシステムにおいて、
第2移送ユニットの終端は攪拌部を開閉するドアを備える。
【請求項5】
請求項1に係るシステムにおいて、
給水部は、さらに、タンク内の水を加温するヒーターと、加温された水の温度を計測する温度センサーを備える。
【請求項6】
請求項1に係るシステムにおいて、
攪拌部は、給水部に接続され、自動又は手動で攪拌部内部を洗浄する攪拌洗浄ノズルを備える。
【請求項7】
請求項1に係るシステムにおいて、
給餌部は、攪拌部の底部に設置される給餌本体と攪拌部に開口する給餌経路と、
給餌本体に設置されるソレノイドと連動し、給餌経路をそれぞれ開閉するバルブヘッドと、
給餌本体に接続され、離乳食を給餌トレイに移送する給餌管路と、
を備える。
【請求項8】
請求項7に係るシステムにおいて、
給餌管路は、海水管路に接続され、洗浄水と離乳食を選択的に給餌トレイと排水管路に切り替える3方向バルブを備える。
【請求項9】
請求項1に係るシステムにおいて、
給餌部は、複数の豚舎に接続され、各移送ラインの開閉を行う離乳食を移送する移送ポンプと移送ラインと結合するソレノイドバルブと、
移送ポンプとソレノイドバルブの間に設置され、移送ポンプに離乳食が逆流するのを防止するチャックバルブと、
を備える。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−508819(P2007−508819A)
【公表日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−535254(P2006−535254)
【出願日】平成16年3月20日(2004.3.20)
【国際出願番号】PCT/KR2004/000612
【国際公開番号】WO2005/036955
【国際公開日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(506132441)TKT株式会社 (1)
【Fターム(参考)】